WOWOWオリジナル

2023年10月02日

連続ドラマW 『落日』 第4話(最終話)

「良かった。知ることができて。
真尋さん・・・」香(北川景子)
「はい」真尋(吉岡里帆)
映画を創ろう
はい


 ふたりの目の前に広がる落日。
力輝斗と千穂も一緒に見つめた景色。
そして香の父も見たであろう夕陽。
終わりを意味する落日だけど、3人とも、きっと明日という日を信じていた。

 姉の千穂(駒井蓮)と力輝斗(竹内涼真)が付き合っていたらしいと知った真尋は、事故が神社付近だったことから、二人が一緒にどこかへ行こうとしていたのでは?と推理。しかし千穂が車に轢かれたのを見て、怖くなった力輝斗は逃げた?その後悔が事件へと繋がったのかもしれないと考えた。

 二人の関係を示す確証が欲しいところだが、千穂の日記には名前が書いておらず、彼は口下手なので手紙で気持ちを交換していたらしい。その手紙は部屋を探しても見つからなかった。
でも、真尋はもう前に進むことだけを考えている。

「私、お姉ちゃんと力輝斗のこと、最後まで調べてみる。
何もないかもしれないけど。
もしかしたら辛い事実が待っているかもしれない」真尋
「・・・・それでも千穂はお前に知ってもらいたいと思うよ」良平(宮川一朗太)


 たとえどんな証拠が見つかったとしても、それは「事実」の側面でしかない。
それでも人はその人を焦がれる分だけ知りたいと思う。
知ることでしか、その人に近づけないから。

 父から姉は大切なものを缶に入れる癖があったと聞いた真尋は部屋中捜したが、見つけたのは缶に入っていた子供の頃の宝物だった。

 二人が灯台の近くで会っていたらしいという話を伝えながら、真尋は同じ場所で自殺した香の父親について、(その死を)乗り越えられたのか尋ねた。

「それは・・・まだかな」

 香は父の死は自分のせいだと考えていた。
父は自分を守ることができなかったことで苦しみ自殺したと。
父が最期に見た映画はリバイバル上映されていた「スター・ウォーズ」だった。

「もし、父があの時、
(「スター・ウォーズ」には続編があると)知ってたらな・・って。
そしたらあの日、父は家に帰ってたかもしれない。
30年後に続編を見ることを楽しみにして。
この世界で頑張ってみようって考えたかもしれない。
映画には・・それくらいの力があるって信じたい


 ほんのちょっとしたことが生きる支えになる。
誰かとの小さな約束、いつか行ったあの景色をもう一度見ること、
そして大好きな映画のその後を見ること。
生きる為に人はそんなことを心の灯にしているんだと思う。

 香は地域の住人から「猫将軍」についての聞き込みを続けていた。
千穂が事故に遭う大分前に猫将軍は振られたという噂があったらしい。
千穂さんは突然、神社に来なくなったそうな。

 振られた力輝斗が姉のことを恨みに思っていた可能性があるという真尋の言葉を受け、香は弁護士に再度面会を頼んだが諫められてしまった。

「本人は何年も覚悟して安らかに死を迎えられるように暮らしてきたんです。
確実な根拠もないのに無責任にひっかき回す権利があなたにありますか?」


 確かにそうなんだけどさ〜
いや〜何かこの弁護士さん、新たな事実が見つかって再審請求通ったら面倒くさいと思ってるんじゃ。どんな人間だって「安らかに死を迎えられる」覚悟なんてそうそうできるもんじゃないよ。

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matakita821 at 22:49|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年09月12日

連続ドラマW 『落日』 第1話

 wowowの契約外したり入れたり何度もやっているから、すんごい久しぶりにオリジナルドラマ見たよ( ̄▽ ̄;) わたしゃ、ほとんどキャスティングで視聴決定する方なんだが、コレ前情報なしで見てみたら苦手な吉岡里帆さんと、演技的に惹かれたことが無かった竹内涼真殿が、ほぼメインだった。でも、なにか違う。今回はキテるんじゃ?!このドラマは二人の役者さんにとって運命なのかも!と一般人のおばちゃんの私がエラそうだが予感したぞ。もちろん視聴決定。

 一作目の映画でベルサイユ国際映画祭グランプリを受賞した長谷部香(北川景子)は二作目の映画の題材に15年前に笹塚町で起きた殺人事件を扱おうと考えていた。

 それは21歳の引きこもりの長男・立石力輝斗(竹内涼真)が高校三年生の妹・沙良(久保史緒里)を包丁で15ヶ所刺して惨殺し家に火を点け両親をも殺したという事件で、力輝斗には死刑判決が出ていた。香は事件があった町出身であるほとんど無名の脚本家・甲斐真尋(吉岡里帆)に執筆をオファーする。最初は断った真尋だったが、被害者の立石沙良の情報を知り、事件と沙良という人間、その家族関係に興味をひかれ受けることに。

 裁判で力輝斗は「引きこもりの自分に比べて毎日楽しく生きている妹が憎くてやった」と動機を話していたが、それは本当なのか、なぜ沙良は殺されねばならなかったのか。

 沙良と関わった同級生から見た彼女は「サイコパス」そのもだった。
同情をひかせる嘘を平気でつく。
学校で目立つ存在の男子二人を振り回し仲たがいさせ闇に落とす。
才能ある陸上選手に一生の傷を負わせ未来も夢も破壊する。
一切罪の意識はない。
病院のベッドで動けずにいる同級生を前にした沙良は、まるで悪を食べて輝く少女だった。



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matakita821 at 18:38|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加