Tかわ第8話

2026年08月29日

「Tシャツが乾くまで」第8話 逃避と詮索

「面白くなってきましたねぇ〜〜
私達の知らない瀬尾咲子さんが、
どこかにいるのかもしれませんねぇ」


 いや〜このおっさん、ホント性格悪いワ( ̄▽ ̄;)
リリーさん、いい役(笑

 お互いのパートナーには話せない一部を共有し合っていた充(松山ケンイチ)とあずさ(夏帆)。でも咲子(蒼井優)は表と裏、あるいはもっとたくさんの「咲子像」を演じ続けてきたんだろうか。自分だけが咲子を知っている、その咲子は変わらないと思わせるような完璧なそれぞれの「咲子像」を。

 あの漁師ふうのおっさんは誰?
咲子の関係者が誰も知らない見つけられない存在。
このおっさんに見せる姿が本当の咲子なのか、
それともこの咲子も、また別の咲子なのか。

 人間同士の関わりって難しいね。
相手によって顔の見せ方も見せたい部分も変わる。
見せたい自分を作り上げ演出する。
演じているんだとしたら、
演じることによって、その人は救われているのか。
わかってもらうことが救いなのか、
わかられない方が救いなのか。

 失踪前のあずさと充の様子が見られたぞ。
ハイテンションな共犯者あずさ。
「失踪楽しい!」「心の不倫」「(プチ失踪)初回だし、いっか」・・・
充をコントロールできていることを楽しんでいる。
「プチ失踪」がすぐ終わるのが不満そうだったが?( ̄▽ ̄;)

 あずさは咲子がどうなるか知りたかったのかもしれんな。
安定した関係に苦痛を感じる失踪癖のある男、ただ逃げてきた男が繋ぎとめてきた女の苦しみを気遣っている。そんな男が失踪したら、女はどう反応するんだろう。怒って見捨てるだろうか、それとも信じて待ち続けるんだろうか。無邪気な好奇心でありながら、あずさが一番見てみたいことなのかもしれない。

 でも唐突に失踪スタートしたんで、あずさは戸惑っとる。
別れる前に何かを得ようと必死になっていた。

「逃げたら、
さっちゃん瀬尾さんのこと嫌いになるかも。
不幸になるかも。
いんですか?
でも自分がさっちゃんの立場だったら、
しんどすぎます。
好きな旦那さんが突然消えるって」

「頭で理解したことに乗っとって
正しく生きれる人間が何度も
失踪繰り返すと思いますか?
他にいい人が現れて、
恋愛とか結婚とか全然あり得ると思うんで。
それで幸せになってくれれば」


 充が20年ぶりに両親の元へ行こうと思ったのは父親の死期が迫っていたから。「ただの興味です」と言っていたけれど、20年という時間を経た父親と自分、母親と自分というものを確認してみたかったんじゃないかな。この関係の結末を見届けたいというか・・それにしちゃ長かったけどさ。


続きを読む

matakita821 at 16:46|PermalinkComments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加