黍之丞

2022年03月03日

「カムカムエヴリバディ」 第18週 1984-1992 第86話

 二代目モモケン(尾上菊之助)主演「妖術七変化 隠れ里の決闘」が完成。
ひなた(川栄李奈)と五十嵐(本郷奏多)は揃って見に行きました。

 ひなた、五十嵐のこと「文ちゃん」呼び
いい時期だぁ・・・
 伊織役として出演した五十嵐、
すぐに斬り殺されちゃったけど、
しっかり映ってるぅ〜大部屋としては結構いい役!


 そして・・・・にゃ、にゃんと!!!!!
左近役は草々兄さん!!
ビックリしたわぁ・・・(ノ)´∀`(ヾ)
前作左近よりワイルドで妖怪感マシマシ。
ダイナミックな殺陣のインパクトが強烈!

 もちろん棗黍之丞も!
先代の黍之丞はどこか幽玄な雰囲気もある
渋い魅力だったが、
二代目は若々しくて生命力溢れる人間・黍之丞って感じ。
このドラマは劇中劇もしっかり見せてくれるのがいいのよね。劇中劇の演者達のドラマも伝わってくる。


 大月家でご飯をよばれる五十嵐もすっかり家族。
素直でいい表情を見せとる。

 そしてお祭りで風鈴をひなたに買ってくれた。
懐かしいなぁ・・・
ジョーとるいの時を思い出すわぁ・・
渡す時ぶっきらぼうなところが五十嵐らしい。


 そして・・・

「拙者、家禄も僅か。
主君の覚えもめでたからず。
されど・・・
そなたを幸せにしたい。
ついてきてくれるか」
』五十嵐
『文ちゃん・・・』ひなた
今度は斬るなよ
『アハハッ・・・もう!文ちゃん』

 2人が再会したオーディションの時の
侍のセリフでプロポーズ!
粋じゃのう (b*´3`*d)
HPはこちら






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matakita821 at 17:10|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年03月01日

「カムカムエヴリバディ」 第18週 1984-1992 第84話

 さて、ひなた(川栄李奈)を前にしてモモケン(尾上菊之助)は語り始めた。
二代目剣之介を襲名した後、テレビ向けに分かりやすくした「黍之丞」シリーズを始め人気シリーズとなったが、ずっと迷いがあった。

『父が育て上げた黍之丞を
汚しているだけなのかもしれないと』モ

 そんな時、サイン会でひなた(新津ちせ)と出会った。
幼い黍之丞ファンは目を輝かせて真っすぐに
『侍になりたいです!』と言った。
自分は迷うことなく『志を失わなければ、きっとなれますよ』と応えた。


 何だか気になってひなたから渡された回転焼きを食べてみたら・・・
『甘〜いあんこの味が口の中に広がって・・・
いつかサンタさんの言っていた言葉が耳によみがえりました』モ

それは算太とモモケンが出会った時のこと。
『「小豆の声を聴けぇ。時計に頼るな。目を離すな。
何ゅうしてほしいか小豆が教えてくれる。
食べる人の幸せそうな顔を思い浮かべぇ。
「おいしゅうなれ。おいしゅうなれ。おいしゅうなれ。
その気持ちが小豆に乗り移る。
うんとおいしゅうなってくれる。
甘えあんこが出来上がる」。
はぁ〜えれえもんじゃ。覚えとった』サンタ

『何ですか?それ』モ
おいしいあんこのおまじないじゃ


 算太(濱田岳)、憶えていたんだね。
生れた時からずっと聞いてきたおまじないだもんね。
「たちばな」から遠く離れても、お守りのように算太の心に輝いていた。
父から託された思い。

「おいしゅうなれ」は
食べてくれる人が幸せになりますようにという願い、
そして親から子への祈りと愛が込められている。
その言葉がいつまでも子を守ってくれますように。
幸せに生きられますように。
笑顔でいられますように。

 「たちばな」に代々伝えられたおまじないは
菓子職人として一番大切にしているものであり、
矜持でもあり、
役者である先代モモケンの生き方とも重なった。
それは二代目にとっても。



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matakita821 at 17:16|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加