高畑淳子
2023年03月31日
「舞いあがれ!」 最終週 私たちの翼
月曜日 第122話
『空飛ぶクルマを開発中の「ABIKILU」では、より進化した試作2号機アビキュラ2号の完成が急がれていました』
目標は今年(2020年)中に有人飛行。
安全性と信頼性をしっかり検証するために最低でも500回の飛行試験が必要だった。
そのためデータ整理をしてくれるバイトさんを探していたんだが・・・
舞が朝陽君を連れて来た!
朝陽君は現在、浪速大学で航空宇宙工学を専攻しており、惑星探査ドローンの勉強をしているんだって〜
いや〜あの朝陽君と舞が一緒に仕事をするようになるなんてね〜
感慨深いわ〜「ABIKILU」でアビキュラ2号を見た途端にオタクっぽい発言をして刈谷先輩たちを喜ばせていたぞ。
一方、ばんば(高畑淳子)は「デラシネ」の店番に馴染んでおります。
写真集を見せながら五島の様子や文化を伝えたりして楽しそう。
子供たちにも慕われて、「秘密基地」は受け継がれている模様。
小学生の頃、毎日のように通っていた駄菓子屋のおばあちゃんを思い出したよ。
そこのおばあちゃんと何気ない会話を交わす時間が好きだった。
ばんばもきっとそんな存在。
ほどよいフィット感で寄り添ってくれるみんなのおばあちゃん。
ばんば、五島に帰りたいんだろうなぁ・・・
五島の写真集を切なそうに見つめていた。
めぐみ(永作博美)の社長業引き継ぎは順調みたいだから、もうすぐ帰れるかしら。
貴司(赤楚衛二)は、おっちゃん(又吉直樹)にやっと会えた。
パリイのアパルトマンの一室。
飾り気はないけれどおっちゃんらしさの感じられる居心地良さそうな空間。
貴司のために淹れてくれた珈琲、カップが欠けとるが清潔で愛用しているんだろうな。
自分の第二歌集「連星」(結構読み込んだ痕あり)を見つけた貴司は
「感想は言わんといて。けなされても褒められても辛い」貴司
「褒められても辛いんかいな」八木
「うん・・・
自分でええと思ってへんもん褒められんのしんどいねん。
こんなんでええんかなって迷いながら本出して・・・
それが今までよりずっと褒められて・・・
歌一個も作られへんようになって・・・
僕・・・また逃げてしもたんかもしれへん。
海の底に潜っても潜っても花一個も見つけられへんのは
結婚して幸せになったからって思ってしもて」
貴司、そんな前からしんどかったんか・・・
でも、芸術に携わる人はもしかしたらずっとそんな感じなのかな。
自分の作品に満足できず否定し、迷い、もっともっとと自分自身の中を探り続ける。
「おっちゃんは、昔自分が息するためだけに詩ぃ書いてた。
せやけど学生の時な、その詩ぃをあげたいて思う人ができた」
「おっちゃんが詩集贈った人?」
「・・・強い人でな。
本気で世界を変えたい言うていつも闘うてた。
世界中を飛び回ってな。
けど随分前に自分で生きんのやめよった」
「その人はおっちゃんの恋人?」
「・・・・」
「しんどなったらな、会いに行くねん。
忘れんために探しに行くんや。
その人がおったことある場所にな」
「会えんの?」
「知り合いのおらん街独りぼっちで歩いてたら
声が聞こえる時がある。
昔と変わらん優しい声がな。
そっと会いに来てくれるんや」
「おっちゃんは今も・・・その人のために詩ぃ書いてんねんな」
「ほな、ちょっと行ってくるわ。
ここにおってええで」
おっちゃんの孤独。
でも、それは辛くも重くもない。
さっと羽織って外に出られるコートのように気軽で優しくておっちゃんと一体になっている。
おっちゃんは本物の「デラシネ(根無し草)」。
でもデラシネであることがおっちゃんの救いであるのかもしれない。
おっちゃんは貴司の質問には答えなかった。
それはおっちゃんにとって大切なことではないから。
孤独で自由でロマンチストなおっちゃん。
おっちゃんは死ぬまで詩を書きながらさすらい続けると思う。
自分自身のために紡ぐ言葉、誰かのために見出す言葉、
そこに迷いはなかった。
でも、貴司は目に見えない多くの人達のために言葉を求めてしまったのかもしれない。そして自分を見失ってしまった。
原点に戻って、今、自分自身のために・・・
いや、ここで言葉をすべて手放してみたらどうだろう。
何も考えず、ただこの場で感じてみたらどうだろう。
目が覚めて気づいたおっちゃんからのメッセージ。
『呼ばれたから行くわ。
パリでしばらく暮らしたらええ。
誰の声が聞こえる?
話したいこと見つかったら言葉にしてみ』
貴司にとっておっちゃんは灯台のように温かく導いてくれる人。
そして言葉とともに自由に生きる人。
貴司はデラシネではないし、なろうともしていない。
でもこの二人は魂で分かり合えているような。
最終週、なんだか一話一話が愛おしく感じられる。
この朝ドラのヒロインは舞だけど、わたしゃ貴司という人間が一番気になる。
このパリで何を見出すのか、すごく楽しみ。
続きを読む
『空飛ぶクルマを開発中の「ABIKILU」では、より進化した試作2号機アビキュラ2号の完成が急がれていました』
目標は今年(2020年)中に有人飛行。
安全性と信頼性をしっかり検証するために最低でも500回の飛行試験が必要だった。
そのためデータ整理をしてくれるバイトさんを探していたんだが・・・
舞が朝陽君を連れて来た!
朝陽君は現在、浪速大学で航空宇宙工学を専攻しており、惑星探査ドローンの勉強をしているんだって〜
いや〜あの朝陽君と舞が一緒に仕事をするようになるなんてね〜
感慨深いわ〜「ABIKILU」でアビキュラ2号を見た途端にオタクっぽい発言をして刈谷先輩たちを喜ばせていたぞ。
一方、ばんば(高畑淳子)は「デラシネ」の店番に馴染んでおります。
写真集を見せながら五島の様子や文化を伝えたりして楽しそう。
子供たちにも慕われて、「秘密基地」は受け継がれている模様。
小学生の頃、毎日のように通っていた駄菓子屋のおばあちゃんを思い出したよ。
そこのおばあちゃんと何気ない会話を交わす時間が好きだった。
ばんばもきっとそんな存在。
ほどよいフィット感で寄り添ってくれるみんなのおばあちゃん。
ばんば、五島に帰りたいんだろうなぁ・・・
五島の写真集を切なそうに見つめていた。
めぐみ(永作博美)の社長業引き継ぎは順調みたいだから、もうすぐ帰れるかしら。
貴司(赤楚衛二)は、おっちゃん(又吉直樹)にやっと会えた。
パリイのアパルトマンの一室。
飾り気はないけれどおっちゃんらしさの感じられる居心地良さそうな空間。
貴司のために淹れてくれた珈琲、カップが欠けとるが清潔で愛用しているんだろうな。
自分の第二歌集「連星」(結構読み込んだ痕あり)を見つけた貴司は
「感想は言わんといて。けなされても褒められても辛い」貴司
「褒められても辛いんかいな」八木
「うん・・・
自分でええと思ってへんもん褒められんのしんどいねん。
こんなんでええんかなって迷いながら本出して・・・
それが今までよりずっと褒められて・・・
歌一個も作られへんようになって・・・
僕・・・また逃げてしもたんかもしれへん。
海の底に潜っても潜っても花一個も見つけられへんのは
結婚して幸せになったからって思ってしもて」
貴司、そんな前からしんどかったんか・・・
でも、芸術に携わる人はもしかしたらずっとそんな感じなのかな。
自分の作品に満足できず否定し、迷い、もっともっとと自分自身の中を探り続ける。
「おっちゃんは、昔自分が息するためだけに詩ぃ書いてた。
せやけど学生の時な、その詩ぃをあげたいて思う人ができた」
「おっちゃんが詩集贈った人?」
「・・・強い人でな。
本気で世界を変えたい言うていつも闘うてた。
世界中を飛び回ってな。
けど随分前に自分で生きんのやめよった」
「その人はおっちゃんの恋人?」
「・・・・」
「しんどなったらな、会いに行くねん。
忘れんために探しに行くんや。
その人がおったことある場所にな」
「会えんの?」
「知り合いのおらん街独りぼっちで歩いてたら
声が聞こえる時がある。
昔と変わらん優しい声がな。
そっと会いに来てくれるんや」
「おっちゃんは今も・・・その人のために詩ぃ書いてんねんな」
「ほな、ちょっと行ってくるわ。
ここにおってええで」
おっちゃんの孤独。
でも、それは辛くも重くもない。
さっと羽織って外に出られるコートのように気軽で優しくておっちゃんと一体になっている。
おっちゃんは本物の「デラシネ(根無し草)」。
でもデラシネであることがおっちゃんの救いであるのかもしれない。
おっちゃんは貴司の質問には答えなかった。
それはおっちゃんにとって大切なことではないから。
孤独で自由でロマンチストなおっちゃん。
おっちゃんは死ぬまで詩を書きながらさすらい続けると思う。
自分自身のために紡ぐ言葉、誰かのために見出す言葉、
そこに迷いはなかった。
でも、貴司は目に見えない多くの人達のために言葉を求めてしまったのかもしれない。そして自分を見失ってしまった。
原点に戻って、今、自分自身のために・・・
いや、ここで言葉をすべて手放してみたらどうだろう。
何も考えず、ただこの場で感じてみたらどうだろう。
目が覚めて気づいたおっちゃんからのメッセージ。
『呼ばれたから行くわ。
パリでしばらく暮らしたらええ。
誰の声が聞こえる?
話したいこと見つかったら言葉にしてみ』
貴司にとっておっちゃんは灯台のように温かく導いてくれる人。
そして言葉とともに自由に生きる人。
貴司はデラシネではないし、なろうともしていない。
でもこの二人は魂で分かり合えているような。
最終週、なんだか一話一話が愛おしく感じられる。
この朝ドラのヒロインは舞だけど、わたしゃ貴司という人間が一番気になる。
このパリで何を見出すのか、すごく楽しみ。
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matakita821 at 20:17|Permalink│Comments(0)
2023年03月24日
「舞いあがれ!」 第25週 未来を信じて
月曜日 第117話
舞(福原遥)は引越しの終わった刈谷先輩(高杉真宙)と玉本先輩(細川岳)の会社「ABIKILU」を訪ねましたぞ。製造中の「空飛ぶクルマ」を目の当たりにして目を輝かせとった。
「空飛ぶクルマ」って巨大ドローンなんだね。
そこに人も乗れるという。
荷物だって運べるだろうし、救急医療にも使えるかも。
あ、別にヘリコプターでいっか ( ̄▽ ̄;)
「岩倉、見とけ。
来年には、きっと有人飛行にたどりついてみせる」刈谷
「来年ですか?」舞
「ああ。誰もが気軽に自由に空を行き来できる未来を俺たちが作る」
コレが単なるビッグマウスに聞こえないのよ。かなり難しい試みなのは素人の私でもわかるけど、刈谷先輩なら一縷の希望から広げてくれそうなんだも。
てか、しっかり年齢を経た渋い刈谷先輩を魅せてくれる高杉さん、すごいぞ。
なんか舞がすごく輝いている。
家庭も育児も仕事も充実していい感じで回っているのが伝わってくる。
一方、貴司(赤楚衛二)は・・・実はスランプに陥っていた。
連載のエッセー原稿も遅れた模様。
リュー(川島潤哉)から第三歌集の話が出たが表情が暗い。
「歌、詠めてます?」リュー
「・・・・少しずつ・・」貴司
「うん。・・・なら、よかった」
貴司LOVEのリューだもの。
この答え方の微妙な雰囲気感じたはず。
これは作家なら誰もが通る道なのかな。
いつも短歌を書き留めていたノートが真っ白。
なんか貴司の中で言葉が流れておらず、滞っているような。
ばんば(高畑淳子)は東大阪の生活にずいぶん馴染んできたみたい。
読書も日常になったらしく「デラシネ」で五島の写真集に見入っていた。
舞は定期的に「ABIKILU」に足を運んでいるのかな。
ある時、刈谷先輩と玉本先輩が口論している現場に遭遇。
玉本先輩を「うめづ」に誘って理由を聞いたところによると、
開発が遅れているらしい。
ホントだったら今月中に空飛ぶクルマの機体を浮かせて投資を呼び込む予定だったんだが、うまいこと飛ばない。
「開発が遅れると金がどんどんなくなっていく。
金がなくなるとスペアパーツも満足にそろえられへん。悪循環や」玉本
情熱で何でも乗り切れると感じていたあの頃・・・
みんなで心をひとつにすれば夢は叶うと信じていた。
今、新たな夢に向かって走っている刈谷たち。
夢は大きければ大きいほど乗り越える壁も高くなるし現実的な問題が足を引っ張る。
この朝ドラはやっぱり一筋縄じゃいかないね。
今週を入れて、あと2週。
どこに、どう落ち着くんだろうか。
火曜日 第118話
笠やん先生(古舘寛治)の技術教室楽しそう♬
緊張しながらも子供たち、チャレンジを楽しんでいた。
いい経験だよね。
金属加工を体験することで、ものづくりの可能性が広がるだろうし、工場は楽しくて創造的というイメージもってもらえそう。
舞は笠やんに「空飛ぶクルマ」開発の件を話し、御園さん(山口紗弥加)に「こんねくと」として何か協力できないか相談をもちかけた。
御園さんは例によって、え〜〜そんな夢みたいな話に乗るワケぇ?!てな感じだったけど、「ABIKILU」視察には行くそうな( ̄▽ ̄;)
なんか・・・御園さんのことはどちらの脚本家さんも、もうどうすることもできないんだろうね( ̄▽ ̄;) 脚本家さんが交代し続ける時期に来ちゃったからさ。相変わらず、このシトって何やってんだろ??と思ってしまう。
「技術教室と一緒で未来への投資やな」笠やん
技術教室に来た子供たちのことを「東大阪の宝やな」って言ってたもんね。
技術を残すためには次世代を育てていかんと。
子供たちにとっても工場にとっても可能性広がる機会だよね。
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舞(福原遥)は引越しの終わった刈谷先輩(高杉真宙)と玉本先輩(細川岳)の会社「ABIKILU」を訪ねましたぞ。製造中の「空飛ぶクルマ」を目の当たりにして目を輝かせとった。
「空飛ぶクルマ」って巨大ドローンなんだね。
そこに人も乗れるという。
荷物だって運べるだろうし、救急医療にも使えるかも。
あ、別にヘリコプターでいっか ( ̄▽ ̄;)
「岩倉、見とけ。
来年には、きっと有人飛行にたどりついてみせる」刈谷
「来年ですか?」舞
「ああ。誰もが気軽に自由に空を行き来できる未来を俺たちが作る」
コレが単なるビッグマウスに聞こえないのよ。かなり難しい試みなのは素人の私でもわかるけど、刈谷先輩なら一縷の希望から広げてくれそうなんだも。
てか、しっかり年齢を経た渋い刈谷先輩を魅せてくれる高杉さん、すごいぞ。
なんか舞がすごく輝いている。
家庭も育児も仕事も充実していい感じで回っているのが伝わってくる。
一方、貴司(赤楚衛二)は・・・実はスランプに陥っていた。
連載のエッセー原稿も遅れた模様。
リュー(川島潤哉)から第三歌集の話が出たが表情が暗い。
「歌、詠めてます?」リュー
「・・・・少しずつ・・」貴司
「うん。・・・なら、よかった」
貴司LOVEのリューだもの。
この答え方の微妙な雰囲気感じたはず。
これは作家なら誰もが通る道なのかな。
いつも短歌を書き留めていたノートが真っ白。
なんか貴司の中で言葉が流れておらず、滞っているような。
ばんば(高畑淳子)は東大阪の生活にずいぶん馴染んできたみたい。
読書も日常になったらしく「デラシネ」で五島の写真集に見入っていた。
舞は定期的に「ABIKILU」に足を運んでいるのかな。
ある時、刈谷先輩と玉本先輩が口論している現場に遭遇。
玉本先輩を「うめづ」に誘って理由を聞いたところによると、
開発が遅れているらしい。
ホントだったら今月中に空飛ぶクルマの機体を浮かせて投資を呼び込む予定だったんだが、うまいこと飛ばない。
「開発が遅れると金がどんどんなくなっていく。
金がなくなるとスペアパーツも満足にそろえられへん。悪循環や」玉本
情熱で何でも乗り切れると感じていたあの頃・・・
みんなで心をひとつにすれば夢は叶うと信じていた。
今、新たな夢に向かって走っている刈谷たち。
夢は大きければ大きいほど乗り越える壁も高くなるし現実的な問題が足を引っ張る。
この朝ドラはやっぱり一筋縄じゃいかないね。
今週を入れて、あと2週。
どこに、どう落ち着くんだろうか。
火曜日 第118話
笠やん先生(古舘寛治)の技術教室楽しそう♬
緊張しながらも子供たち、チャレンジを楽しんでいた。
いい経験だよね。
金属加工を体験することで、ものづくりの可能性が広がるだろうし、工場は楽しくて創造的というイメージもってもらえそう。
舞は笠やんに「空飛ぶクルマ」開発の件を話し、御園さん(山口紗弥加)に「こんねくと」として何か協力できないか相談をもちかけた。
御園さんは例によって、え〜〜そんな夢みたいな話に乗るワケぇ?!てな感じだったけど、「ABIKILU」視察には行くそうな( ̄▽ ̄;)
なんか・・・御園さんのことはどちらの脚本家さんも、もうどうすることもできないんだろうね( ̄▽ ̄;) 脚本家さんが交代し続ける時期に来ちゃったからさ。相変わらず、このシトって何やってんだろ??と思ってしまう。
「技術教室と一緒で未来への投資やな」笠やん
技術教室に来た子供たちのことを「東大阪の宝やな」って言ってたもんね。
技術を残すためには次世代を育てていかんと。
子供たちにとっても工場にとっても可能性広がる機会だよね。
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matakita821 at 18:31|Permalink│Comments(2)
2023年03月17日
「舞いあがれ!」 第24週 ばんばの歩み
月曜日 第112話
一気に時間は飛んで、2016年8月、貴司(赤楚衛二)とめぐみ(永作博美)が見守る中、舞(福原遥)出産。無事女の子が生まれましたヨ〜
会いに来てくれた勝おじいちゃん(山口智充)も雪乃あばあちゃん(くわばたりえ)も大感激。
うれし涙を流しながら舞に感謝する姿に、こっちももらい泣き(笑
赤子の名前の候補、貴司が考えてきたで〜
「真帆」「凪」「空乃」「星花」「美羽」「風夏」「歩」。
そうして決まった名前は「歩(あゆみ)」。
舞の「何があっても負けんと前に進んでほしい」という願いと
貴司の「一歩一歩進んでくねん」という思いが込められている。
って、久留美(山下美月)が様子を見に来たからびっくりしたよ。
アンタ、まだ長崎に行ってなかったの?( ̄▽ ̄;)
アレから8ヶ月は経っていると思うが〜
面接(一年に一回ぐらいしかしないの?)に受かって、この秋から長崎でフライトナースやるって言ってたけど〜
そして佳晴(松尾諭)はどうなったのかしら?
道子さん(たくませいこ)と一緒に暮らしてんの?
まさかまだ久留美といるのかしら?
舞の退院後、悠人(横山裕)が出産祝いをもって来てくれた。
「置物や。
この子が大人になる頃には、ちょっとした財産になってるはずや」
また謎のプレゼントを ( ̄▽ ̄;)
でも、そのセンス嫌いじゃないわ〜
そして視聴者に貴司情報を伝えてくれるお兄ちゃん。
貴司の二冊目の歌集「連星」は売れており重版出来ですってよ!
そのおかげで講演とか雑誌の仕事も増えたんだって〜
お返しに久留美の長崎行きが決まったことを教える舞。
悠人と久留美、今までは偶然会った時に飲んで、お互いいろんな話をしていたらしいんだが、さすがに長崎と東大阪じゃ偶然は期待できなくなるよね。
退院後、すぐに自宅でできる仕事を始める舞。
やっぱりねぇ・・・( ̄▽ ̄;)
でも、貴司がいる。
「舞ちゃん、もっと頼って。2人で親になったんやから」
何も言わなくても主体的に動く貴司。コレだよ!
全国の妻であり母親である者が期待する理想の夫!(笑
一ヶ月健診でも歩ちゃんを抱っこしているのは貴司。
「手伝うよ」「協力するよ」「〇〇やっておいたよ」「言ってくれたらやるよ」なんて貴司の口からは決してでまへん!
その後、久留美の送別会が舞たちの家で行われました。
なんか寂しいねぇ・・こんな時こそ「うめづ」でしょうよ( ̄▽ ̄;)
そこに突然現れた男・悠人。
「俺とつきあわへんか」
「そんなん・・・何で今言うん。
これから離れ離れになんのに・・・」久留美
「もうたまたま会われへんねやろ?
じゃあ計画的に会うしかないやん」
「会いたいん?」
「そうじゃなかったら送別会の邪魔せえへん」
「何でいちいちひねくれんの。
・・・そこも・・好きやけど」
「・・・・」
「うん。つきあおっか」
「うん」
交渉成立!おめでとうございます!
一本締め、よぉ〜〜パン!!
悠人らしい単刀直入しかない告白(笑
どんな時もクールなお兄ちゃんが久留美だけは離したらイカン!って思えたんだね。
お似合いだわ〜!
しかし、この人達は身内の前で告白するの好っきやな ( ̄▽ ̄;)
それから2年。
歩ちゃんも成長し保育園に通っております。
『こんねくと』の経営も順調の模様。
そこにばんばが入院したとの報が!!
火曜日 第113話
ばんば(高畑淳子)は脳梗塞だった。
船着き場でお客さん降ろした後の、急にめまいがする、手がしびれるという言葉を聞いたミタコングが、いや、浦さん(鈴木浩介)が大きい病院に連れて行ってくれたそうな。
脳梗塞はスピードが命だもんね。
浦さんの判断のおかげで大事に至らずにすんだよ。
めぐみと舞が五島へ飛び、医師の話を聞くと、症状が軽かったので2週間ほどで退院はできるが手足の痺れは残ると言われた。
もう船に乗ることはできないし、
一人暮らしもさせない方がいいと告げられた。
その事はばんばも知っているらしい。
続きを読む
一気に時間は飛んで、2016年8月、貴司(赤楚衛二)とめぐみ(永作博美)が見守る中、舞(福原遥)出産。無事女の子が生まれましたヨ〜
会いに来てくれた勝おじいちゃん(山口智充)も雪乃あばあちゃん(くわばたりえ)も大感激。
うれし涙を流しながら舞に感謝する姿に、こっちももらい泣き(笑
赤子の名前の候補、貴司が考えてきたで〜
「真帆」「凪」「空乃」「星花」「美羽」「風夏」「歩」。
そうして決まった名前は「歩(あゆみ)」。
舞の「何があっても負けんと前に進んでほしい」という願いと
貴司の「一歩一歩進んでくねん」という思いが込められている。
って、久留美(山下美月)が様子を見に来たからびっくりしたよ。
アンタ、まだ長崎に行ってなかったの?( ̄▽ ̄;)
アレから8ヶ月は経っていると思うが〜
面接(一年に一回ぐらいしかしないの?)に受かって、この秋から長崎でフライトナースやるって言ってたけど〜
そして佳晴(松尾諭)はどうなったのかしら?
道子さん(たくませいこ)と一緒に暮らしてんの?
まさかまだ久留美といるのかしら?
舞の退院後、悠人(横山裕)が出産祝いをもって来てくれた。
「置物や。
この子が大人になる頃には、ちょっとした財産になってるはずや」
また謎のプレゼントを ( ̄▽ ̄;)
でも、そのセンス嫌いじゃないわ〜

そして視聴者に貴司情報を伝えてくれるお兄ちゃん。
貴司の二冊目の歌集「連星」は売れており重版出来ですってよ!
そのおかげで講演とか雑誌の仕事も増えたんだって〜
お返しに久留美の長崎行きが決まったことを教える舞。
悠人と久留美、今までは偶然会った時に飲んで、お互いいろんな話をしていたらしいんだが、さすがに長崎と東大阪じゃ偶然は期待できなくなるよね。
退院後、すぐに自宅でできる仕事を始める舞。
やっぱりねぇ・・・( ̄▽ ̄;)
でも、貴司がいる。
「舞ちゃん、もっと頼って。2人で親になったんやから」
何も言わなくても主体的に動く貴司。コレだよ!
全国の妻であり母親である者が期待する理想の夫!(笑
一ヶ月健診でも歩ちゃんを抱っこしているのは貴司。
「手伝うよ」「協力するよ」「〇〇やっておいたよ」「言ってくれたらやるよ」なんて貴司の口からは決してでまへん!
その後、久留美の送別会が舞たちの家で行われました。
なんか寂しいねぇ・・こんな時こそ「うめづ」でしょうよ( ̄▽ ̄;)
そこに突然現れた男・悠人。
「俺とつきあわへんか」
「そんなん・・・何で今言うん。
これから離れ離れになんのに・・・」久留美
「もうたまたま会われへんねやろ?
じゃあ計画的に会うしかないやん」
「会いたいん?」
「そうじゃなかったら送別会の邪魔せえへん」
「何でいちいちひねくれんの。
・・・そこも・・好きやけど」
「・・・・」
「うん。つきあおっか」
「うん」
交渉成立!おめでとうございます!
一本締め、よぉ〜〜パン!!
悠人らしい単刀直入しかない告白(笑
どんな時もクールなお兄ちゃんが久留美だけは離したらイカン!って思えたんだね。
お似合いだわ〜!
しかし、この人達は身内の前で告白するの好っきやな ( ̄▽ ̄;)
それから2年。
歩ちゃんも成長し保育園に通っております。
『こんねくと』の経営も順調の模様。
そこにばんばが入院したとの報が!!
火曜日 第113話
ばんば(高畑淳子)は脳梗塞だった。
船着き場でお客さん降ろした後の、急にめまいがする、手がしびれるという言葉を聞いたミタコングが、いや、浦さん(鈴木浩介)が大きい病院に連れて行ってくれたそうな。
脳梗塞はスピードが命だもんね。
浦さんの判断のおかげで大事に至らずにすんだよ。
めぐみと舞が五島へ飛び、医師の話を聞くと、症状が軽かったので2週間ほどで退院はできるが手足の痺れは残ると言われた。
もう船に乗ることはできないし、
一人暮らしもさせない方がいいと告げられた。
その事はばんばも知っているらしい。
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matakita821 at 17:07|Permalink│Comments(4)
2023年01月27日
「舞いあがれ!」 第17週 大きな夢に向かって
月曜日 第77話
2013年8月。あれから4年が過ぎ、舞(福原遥)は営業部のエースとなっていた。
いや〜自信あふれた説得力のある営業トーク!
お客さんの要望に応えられる技術があることをわかりやすくはっきり伝える。
そして相手を安心させる笑顔は変わっていない。
舞の4年間の過ごし方が見えるようなオープニングだった。
IWAKURAの経営も順調。仕事もどんどん増えてきとる。
守りに徹してきためぐみ社長(永作博美)も少しづづ手を広げようと計画している。
で、かつて辞めてもらった砂川さん達に戻ってもらおうとコンタクトは取ったんだが、今の仕事が順調で来てはもらえんらしい。もちろん梱包も人手不足。あのおばちゃん達に戻って欲しいとお願いしてみたが(一人は戻ってくれた)断わられたんだって〜
そりゃそうだよね。
みんな一生懸命働く人達だもの。新しい職場でも重宝がられているはず。
でも、そこであきらめないのが舞さ( ̄▽ ̄;)
むしろ障害があると燃えるタイプ。
おばちゃん達二人、入江さんと西口さん、舞の説得を受け入れ戻ってきてくれた!
ホンマに有難いなぁ。
そしてIWAKURAがいい波に乗っているのを感じる。
活気が溢れ、みんな生き生きと働いている。
浩太さん(高橋克典)が元気だった頃のように。
山田(大浦千佳)と舞が、すっかり仲のいい同僚として、お互いを気遣いながら働いているのがなんか嬉しかったよ。4年の間に培ってきたものがあるんだろうね。
そして山田、きれいになった気がするのだが〜あれから合コンの勝率はどうだったのか。
八木のおっちゃん(又吉直樹)から「デラシネ」の鍵を預かった貴司(赤楚衛二)は古本屋をやりながら短歌の創作に励んでおり、短歌界の芥川賞と言われている「長山短歌賞」に応募しようとしていた。で、応募作品を選ぶのを舞に手伝ってもらっております。
二人の四年間も伝わってきた。
こんなふうに舞が仕事終わりに「デラシネ」に寄って、貴司とおしゃべりしたり、短歌見せてもらったり、時には晩御飯一緒に食べたり。
貴司にとっても充実した4年間だったみたいだね。
表情に大人のゆとりがあるというか、大吉先生も驚いていたけど色気がにじみ出ております(笑
そして舞を見つめる目が優しい!
舞は社長に「航空機産業参入支援セミナー」へ行こうと提案。
航空機の部品作りたいという会社が集まるそうな。
社長は「まだ無理や」と応えたが、ここでも舞は磨き上げた営業トークで説得。
品質保証のために必要な「JIS Q 9100」とかについても勉強を初めていた。
「お父ちゃんの夢やからな。気持ちも分かる。
そやけどな、やっぱりリスクが大きいんちゃうか?」社長
「山の頂上。お父ちゃんが言うてた。
一歩ずつ登っていったら、いつかは山の頂上にたどりつけるって。
お母ちゃん、IWAKURAにとっての山の頂上は、
航空機の部品、作ることやないの?
技術磨いて、工場大きくして・・・
私、どないしてもお父ちゃんの夢かなえたい。
航空機の部品、絶対作りたい。
お母ちゃん、一緒に行こう。一緒に山の頂上目指そ」舞
「・・・分かった」
力強く夢を語る舞の姿とお父ちゃんが重なって、心動かされたふうの社長やったが・・
取り合えず一緒に行くだけだと思うぞ。
だって、今の舞には何を言っても聞きゃーしないと思われ・・・( ̄▽ ̄;)
まだ4年しか経ってないんだも、そんな新しいこと始めるの私は反対!
山の頂上て・・いきなりエベレスト目指すのは無謀やで。
自分の思いだけで突っ走るのはお父ちゃんと似ている。
やっと経営が安定してきたのに、ここで冒険することを、しかも設備投資やらなんやら大がかりになるチャレンジを社員たちが望むだろうか。
IWAKURAが傾いたのは浩太さんが夢に拘って工場広げたからでは?
取り合えず落ち着け!
続きを読む
2013年8月。あれから4年が過ぎ、舞(福原遥)は営業部のエースとなっていた。
いや〜自信あふれた説得力のある営業トーク!
お客さんの要望に応えられる技術があることをわかりやすくはっきり伝える。
そして相手を安心させる笑顔は変わっていない。
舞の4年間の過ごし方が見えるようなオープニングだった。
IWAKURAの経営も順調。仕事もどんどん増えてきとる。
守りに徹してきためぐみ社長(永作博美)も少しづづ手を広げようと計画している。
で、かつて辞めてもらった砂川さん達に戻ってもらおうとコンタクトは取ったんだが、今の仕事が順調で来てはもらえんらしい。もちろん梱包も人手不足。あのおばちゃん達に戻って欲しいとお願いしてみたが(一人は戻ってくれた)断わられたんだって〜
そりゃそうだよね。
みんな一生懸命働く人達だもの。新しい職場でも重宝がられているはず。
でも、そこであきらめないのが舞さ( ̄▽ ̄;)
むしろ障害があると燃えるタイプ。
おばちゃん達二人、入江さんと西口さん、舞の説得を受け入れ戻ってきてくれた!
ホンマに有難いなぁ。
そしてIWAKURAがいい波に乗っているのを感じる。
活気が溢れ、みんな生き生きと働いている。
浩太さん(高橋克典)が元気だった頃のように。
山田(大浦千佳)と舞が、すっかり仲のいい同僚として、お互いを気遣いながら働いているのがなんか嬉しかったよ。4年の間に培ってきたものがあるんだろうね。
そして山田、きれいになった気がするのだが〜あれから合コンの勝率はどうだったのか。
八木のおっちゃん(又吉直樹)から「デラシネ」の鍵を預かった貴司(赤楚衛二)は古本屋をやりながら短歌の創作に励んでおり、短歌界の芥川賞と言われている「長山短歌賞」に応募しようとしていた。で、応募作品を選ぶのを舞に手伝ってもらっております。
二人の四年間も伝わってきた。
こんなふうに舞が仕事終わりに「デラシネ」に寄って、貴司とおしゃべりしたり、短歌見せてもらったり、時には晩御飯一緒に食べたり。
貴司にとっても充実した4年間だったみたいだね。
表情に大人のゆとりがあるというか、大吉先生も驚いていたけど色気がにじみ出ております(笑
そして舞を見つめる目が優しい!
舞は社長に「航空機産業参入支援セミナー」へ行こうと提案。
航空機の部品作りたいという会社が集まるそうな。
社長は「まだ無理や」と応えたが、ここでも舞は磨き上げた営業トークで説得。
品質保証のために必要な「JIS Q 9100」とかについても勉強を初めていた。
「お父ちゃんの夢やからな。気持ちも分かる。
そやけどな、やっぱりリスクが大きいんちゃうか?」社長
「山の頂上。お父ちゃんが言うてた。
一歩ずつ登っていったら、いつかは山の頂上にたどりつけるって。
お母ちゃん、IWAKURAにとっての山の頂上は、
航空機の部品、作ることやないの?
技術磨いて、工場大きくして・・・
私、どないしてもお父ちゃんの夢かなえたい。
航空機の部品、絶対作りたい。
お母ちゃん、一緒に行こう。一緒に山の頂上目指そ」舞
「・・・分かった」
力強く夢を語る舞の姿とお父ちゃんが重なって、心動かされたふうの社長やったが・・
取り合えず一緒に行くだけだと思うぞ。
だって、今の舞には何を言っても聞きゃーしないと思われ・・・( ̄▽ ̄;)
まだ4年しか経ってないんだも、そんな新しいこと始めるの私は反対!
山の頂上て・・いきなりエベレスト目指すのは無謀やで。
自分の思いだけで突っ走るのはお父ちゃんと似ている。
やっと経営が安定してきたのに、ここで冒険することを、しかも設備投資やらなんやら大がかりになるチャレンジを社員たちが望むだろうか。
IWAKURAが傾いたのは浩太さんが夢に拘って工場広げたからでは?
取り合えず落ち着け!
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matakita821 at 19:17|Permalink│Comments(0)
2023年01月13日
「舞いあがれ!」 第15週 決断の時
月曜日 第67話
お父ちゃん(高橋克典)の葬儀は終わったけれど、めぐみ(永作博美)も舞(福原遥)も未だ呆然自失状態。家族同様の梅津家の皆さんも無念さと辛さを抱えとる。
ばんば(高畑淳子)と一緒に五島からかけつけてくれた貴司(赤楚衛二)の「しばらくこっちにおるから」という言葉が貴司らしくて有難かったよ。
「こがんなことになって・・・こがん辛いことってあるとやろうか・・・
母ちゃん、よう耐えられたねぇ・・」めぐみ
「父ちゃん死んだ時・・・めぐみがおったけん。
まだ中学生で・・・。
めぐみばちゃ〜んと育てんばっちそれだけば考えて夢中で働いとった」ばんば
改めて知る母の思い。
辛い中での救い。ほんの小さな救いかもしれんけど、心に深く刻まれる。
めぐみさん、一気に老けてしまった。
ここ数日の心労が表われている・・・
今にも倒れそうなのに倒れることもできない。
そして誰もが気になっている会社のゆくえだよ。
悠人(横山裕)は売るのが一番いい。それも早いうちにと伝えるが、めぐみも舞も、まだそんなことは考えたくもないのだった。
「お父ちゃんは工場売るつもりなかった。立て直すことだけ考えてた。
そのお父ちゃんの気持ち大事にしたいねん」めぐみ
「何か続けられる方法ない?」舞
「親父がおらんようなった今、状況は前より悪なってんねん」悠人
「もう・・ちょっとだけ・・・考えさして」
苦しみの中で絞り出すように答えためぐみ。
めぐみの気持ちは痛いほどわかる。
でも、悠人の言うとおりだと思う。手を打つなら早い方がいい。誰にとっても。
噂はすぐに広まるから大量の在庫を抱え、IWAKURAは危ないって言われていただろうし、社長が亡くなって責任の所在がはっきりしない会社と取引を継続するだろうか。タイミングを逃すと売ろうとしても買ってもらえなくなる。
悠人はいつも辛い役を買って出ているように思う。
めぐみを見る時の悲しみ押し隠し決意するような目。
これを言えばどんな思いをさせるのかもわかっている。
でも、この場ではっきり言える知識と判断力があるのは悠人だけなんだもの。
言うしかないさね (´;ω;`)
「悠人や、工場売った方がよかっち思っちょっとね」ばんば
「はい」悠人
「継ぐつもりや、なかとか?」
「ないです。俺の仕事は投資やし、この世界で一流になるために努力してきたんです。投資家として冷静に計算して、今、工場を売んのがベストやと判断した。
そんだけです」
「賢かね。
じゃばってん、人間やバカ力ん出ることもあっとぞ。
向かい風ん強かけんが強くなることもあっとさ」
「・・・それ、舞も言うてました」
「まぁ、よく話し合えばよか。邪魔したね」
去り際がきれい、さすがばんば。
悠人への「賢かね」には貴司への「変人たいね」と同じ温かさを感じた。
批判も誘導もせず、そのままの相手を受け入れる。
受け入れてもらったことで相手は安心してもう一歩進むことができる。
そして家族を信じていること、家族で話し合ったらいいと、大事なことだけは伝える。
めぐみが会社に復帰するとさっそく信金さんがやって来た。
支店長は悠人が会社を継がないことを確認すると、会社を畳む提案をしたが、今のめぐみには決断できない。それでも責任の所在をはっきりさせる為にめぐみが社長代行としてすべての責任を負うという書類へのサインを求めてきた。
判子を押す手が震えてズレてしまった・・・
これで莫大な借金をめぐみが背負うことに。恐ろしいことだよ。
社内でもIWAKURAはどうなるのか不安や憶測の話でもちきり。
そりゃそうなるよね。
そんな中、黙々といつも通りの仕事を続ける笠やん(古舘寛治)はさすがだよ。
帰宅した舞は下駄箱にあった浩太さんの靴を見つけ、堪らず泣き崩れてしまった。
「靴・・あんのに・・・
お父ちゃん、もうおらん・・・」
舞を抱きしめながら涙を流すめぐみさん・・・
その二人の泣き声を二階で悠人も聞いていたやろか。
いつも自分で靴を磨いていたお父ちゃん。
丁寧に大切に心をこめて磨いていた。
浩太さんの生き方そのもののように。
遺された靴がピカピカなのが余計に悲しかったよ(´;ω;`)ウッ…
火曜日 第68話
舞はめぐみを支えたいのに空回りする自分を感じていた。
「よ〜く探せば、でくっことやあるはずよ。
ばんばにでくっことや、これたい」ばんば
「お弁当?」舞
「およ。舞とめぐみの分」
「ありがとう」
ばんばの確かな生きる力が伝わってくる。
それが気力を失ってしまっためぐみや舞に少しづつ浸透してくる。
ばんばがいてくれて本当に良かった。
頼りにしていた経理総務課課長の古川さん(中村靖日)が辞め、
追い詰められためぐみは笠やんに相談にのってもらった。
めぐみは浩太さんの願いは会社を続けることだったから、そうしたいが自分に社長は無理だと伝えた。
「社長が先代から工場継いだ時な、俺は無理やと思てんで。
ネジのことな〜んも知らん若いやつがちっちゃい工場どこまで守れんねて・・・
もってせえぜえ1年、2年やろなて。
せやのに社長は2年どころか30年も守り続けて・・・
こないおっきい工場にした。大したもんや。
けどなぁ、そないに頑張れへんかったら社長はまだ元気やったかも分かれへん。
せやよってめぐみさん、無理することあらへんねん。
自分と舞ちゃんのこともよう考えて、な」
笠やん・・・(´;ω;`)ウッ…ありがとう。
浩太さんが亡くなって、いろいろ言う人もおったやろと思う。
無理して工場広げて会社潰したとか、経営者としてどうかとか・・
でも、苦労も努力もわかっている一緒に頑張ってきた笠やんから認められて、めぐみは心から嬉しかったと思う。報われたんじゃなかろうか。
そしてばんばのように、いつだって相手が負担なく道を選びやすいように、まるで清めてくれているような笠やん。
すばらしい相方と浩太さんは歩んできたんだねぇ・・
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お父ちゃん(高橋克典)の葬儀は終わったけれど、めぐみ(永作博美)も舞(福原遥)も未だ呆然自失状態。家族同様の梅津家の皆さんも無念さと辛さを抱えとる。
ばんば(高畑淳子)と一緒に五島からかけつけてくれた貴司(赤楚衛二)の「しばらくこっちにおるから」という言葉が貴司らしくて有難かったよ。
「こがんなことになって・・・こがん辛いことってあるとやろうか・・・
母ちゃん、よう耐えられたねぇ・・」めぐみ
「父ちゃん死んだ時・・・めぐみがおったけん。
まだ中学生で・・・。
めぐみばちゃ〜んと育てんばっちそれだけば考えて夢中で働いとった」ばんば
改めて知る母の思い。
辛い中での救い。ほんの小さな救いかもしれんけど、心に深く刻まれる。
めぐみさん、一気に老けてしまった。
ここ数日の心労が表われている・・・
今にも倒れそうなのに倒れることもできない。
そして誰もが気になっている会社のゆくえだよ。
悠人(横山裕)は売るのが一番いい。それも早いうちにと伝えるが、めぐみも舞も、まだそんなことは考えたくもないのだった。
「お父ちゃんは工場売るつもりなかった。立て直すことだけ考えてた。
そのお父ちゃんの気持ち大事にしたいねん」めぐみ
「何か続けられる方法ない?」舞
「親父がおらんようなった今、状況は前より悪なってんねん」悠人
「もう・・ちょっとだけ・・・考えさして」
苦しみの中で絞り出すように答えためぐみ。
めぐみの気持ちは痛いほどわかる。
でも、悠人の言うとおりだと思う。手を打つなら早い方がいい。誰にとっても。
噂はすぐに広まるから大量の在庫を抱え、IWAKURAは危ないって言われていただろうし、社長が亡くなって責任の所在がはっきりしない会社と取引を継続するだろうか。タイミングを逃すと売ろうとしても買ってもらえなくなる。
悠人はいつも辛い役を買って出ているように思う。
めぐみを見る時の悲しみ押し隠し決意するような目。
これを言えばどんな思いをさせるのかもわかっている。
でも、この場ではっきり言える知識と判断力があるのは悠人だけなんだもの。
言うしかないさね (´;ω;`)
「悠人や、工場売った方がよかっち思っちょっとね」ばんば
「はい」悠人
「継ぐつもりや、なかとか?」
「ないです。俺の仕事は投資やし、この世界で一流になるために努力してきたんです。投資家として冷静に計算して、今、工場を売んのがベストやと判断した。
そんだけです」
「賢かね。
じゃばってん、人間やバカ力ん出ることもあっとぞ。
向かい風ん強かけんが強くなることもあっとさ」
「・・・それ、舞も言うてました」
「まぁ、よく話し合えばよか。邪魔したね」
去り際がきれい、さすがばんば。
悠人への「賢かね」には貴司への「変人たいね」と同じ温かさを感じた。
批判も誘導もせず、そのままの相手を受け入れる。
受け入れてもらったことで相手は安心してもう一歩進むことができる。
そして家族を信じていること、家族で話し合ったらいいと、大事なことだけは伝える。
めぐみが会社に復帰するとさっそく信金さんがやって来た。
支店長は悠人が会社を継がないことを確認すると、会社を畳む提案をしたが、今のめぐみには決断できない。それでも責任の所在をはっきりさせる為にめぐみが社長代行としてすべての責任を負うという書類へのサインを求めてきた。
判子を押す手が震えてズレてしまった・・・
これで莫大な借金をめぐみが背負うことに。恐ろしいことだよ。
社内でもIWAKURAはどうなるのか不安や憶測の話でもちきり。
そりゃそうなるよね。
そんな中、黙々といつも通りの仕事を続ける笠やん(古舘寛治)はさすがだよ。
帰宅した舞は下駄箱にあった浩太さんの靴を見つけ、堪らず泣き崩れてしまった。
「靴・・あんのに・・・
お父ちゃん、もうおらん・・・」
舞を抱きしめながら涙を流すめぐみさん・・・
その二人の泣き声を二階で悠人も聞いていたやろか。
いつも自分で靴を磨いていたお父ちゃん。
丁寧に大切に心をこめて磨いていた。
浩太さんの生き方そのもののように。
遺された靴がピカピカなのが余計に悲しかったよ(´;ω;`)ウッ…
火曜日 第68話
舞はめぐみを支えたいのに空回りする自分を感じていた。
「よ〜く探せば、でくっことやあるはずよ。
ばんばにでくっことや、これたい」ばんば
「お弁当?」舞
「およ。舞とめぐみの分」
「ありがとう」
ばんばの確かな生きる力が伝わってくる。
それが気力を失ってしまっためぐみや舞に少しづつ浸透してくる。
ばんばがいてくれて本当に良かった。
頼りにしていた経理総務課課長の古川さん(中村靖日)が辞め、
追い詰められためぐみは笠やんに相談にのってもらった。
めぐみは浩太さんの願いは会社を続けることだったから、そうしたいが自分に社長は無理だと伝えた。
「社長が先代から工場継いだ時な、俺は無理やと思てんで。
ネジのことな〜んも知らん若いやつがちっちゃい工場どこまで守れんねて・・・
もってせえぜえ1年、2年やろなて。
せやのに社長は2年どころか30年も守り続けて・・・
こないおっきい工場にした。大したもんや。
けどなぁ、そないに頑張れへんかったら社長はまだ元気やったかも分かれへん。
せやよってめぐみさん、無理することあらへんねん。
自分と舞ちゃんのこともよう考えて、な」
笠やん・・・(´;ω;`)ウッ…ありがとう。
浩太さんが亡くなって、いろいろ言う人もおったやろと思う。
無理して工場広げて会社潰したとか、経営者としてどうかとか・・
でも、苦労も努力もわかっている一緒に頑張ってきた笠やんから認められて、めぐみは心から嬉しかったと思う。報われたんじゃなかろうか。
そしてばんばのように、いつだって相手が負担なく道を選びやすいように、まるで清めてくれているような笠やん。
すばらしい相方と浩太さんは歩んできたんだねぇ・・
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matakita821 at 18:52|Permalink│Comments(0)
2022年12月28日
「舞いあがれ!」 第13週 向かい風の中で
月曜日 第61話
お父ちゃん(高橋克典)が救急車で運ばれたとの報を受け、あわてて島を出発した舞(福原遥)・・・
こんな時なのにちゃんと朝陽君(又野暁仁)に挨拶していくのが舞らしい。
朝陽君も名残惜しそうだった。
貴司(赤楚衛二)が居てくれて良かったよ。突然、二人ともいなくなったら、せっかく馴染んできた朝陽君も不安になるもんなぁ。
病院に駆けつけると、意外とお父ちゃんは元気そうだった。
胃潰瘍とのことで1週間の入院らしい。
浩太が普段している仕事はめぐみ(永作博美)がやってるのかな?
笠やん(古舘寛治)は現場を仕切るのに忙しいだろうし。
経理の古川さん(中村靖日)はそんなタイプじゃないしな〜
舞からの報告を受けたばんば(高畑淳子)もホッ・・・
朝陽君は貴司と仲良く星を見ているそうな。
電話を受けているばんばの後ろで美知留さん(辻本みず希)が台所仕事しながら、心配そうに見ていた。この家の、島の家族になってきているのが伺える描写。こういうのがあるとないとじゃ大違いだよ〜
ここに至ってめぐみも舞に会社の窮状で浩太が奮闘し心身ともに疲労してしまったことを伝えたさ。やっぱり新工場の借金がキテいる模様。従業員の給料も、もう何ヶ月も家の貯金から出しているらしい。
いや〜〜〜(ll゚д゚) それはもうかなりヤバい状態では・・・
会社のお金だけで回らなくなったら、もう坂道を転げ落ちる的な・・・
浩太の留守の間もなんとか変わりなく稼働しているIWAKURA。
しかし、章兄ちゃん(葵揚)の様子がおかしい・・・
もしや転職とか他の会社へ移ろうと考えている?
小さな工場の頃から支えてくれていた、今は「圧造部門」の主任。
そんな〜〜章兄ちゃん〜〜
でも、3人目の子供産まれるって言うてたしなぁ・・・
責めることはできないが、これは痛い。痛いぞ。
まさか笠やんまでいなくなったりしないよね〜〜
体調も大分戻り、舞と一緒に夢を語り合う浩太さん・・・
「飛行機の部品も作れる大きい工場建てたいてずっと思てて、やっとその入り口に立てたとこなんや。今は、きついけどな、ここを乗り越えたらグッと夢に近づけるわ。
舞かて大変な訓練乗り越えてパイロットの夢に近づいたんやろ。
それとおんなじや」
夢を持つことはすばらしい。
その夢に向かって突き進むのも勇気のある立派なことだ。
でも、リーマンショックのせいで何もかもが変わってしまった。
どんなに乗務員の能力が高くても嵐の中では飛行できん。
ここはひとつ、手堅い部分だけ残して、後は思い切って撤退も・・あるのでは・・
会社が無くなってしまったら元も子もないからなぁ・・
浩太さんの体調もアレだしさ〜
大勢の従業員の生活背負っているから、方向転換も難しいのかもしれんが・・
さて、悠人(横山裕)が病室に現れた。
(仕事(リサーチ)メインでお見舞いは、ついで ( ̄▽ ̄;))
「確実に成長する会社探しに来てんねん。
お客さんのお金預かって有望な会社に投資してお金増やすんが俺の仕事やからな。
うちは徹底した調査と分析が売りでな。
もうけるタイミングを見逃せへん。
リーマンショックも俺にとったら、絶好の稼ぎ時やったわ」
「悠人・・・みんなしんどい思いしてんのに、
お前・・その言い方はあれへんやろが・・」浩太
「そら、ここらの町工場は痛い目見てるやろな。
まぁでも、ちゃんとしてるところは生き残るし、そうやないところは潰れる。
そんだけの話やろ」
容赦ないもの言いに磨きがかかったような (~_~;)
なんでここまで浩太に手厳しい?
そして天狗なのか?
「♬ 上りきったら〜あとは下り坂〜♬」(by 水原 範朝 「下り坂」@「王様のレストラン」)だぞ!
舞も浩太も唖然呆然・・・
てか、悠人の仕事の内容、初めてわかったワ ( ̄▽ ̄;)
それでも頼れるのは兄だけ。
舞は会社の状況を話して助けてくれるよう頼んだ。
でも、あんまり聞いちゃいないみたい。
そんなショボいネジ工場再生なんか俺の仕事じゃないってか?
浩太さん退院決まったが不安しかない。
火曜日 第62話
職場に復帰した浩太に経理総務課課長の古川さん(中村靖日)が本気の再建計画を銀行に示すためにリストラの申し入れ。それだけは避けたい浩太だったが、もはや迷う余地はない。
まず選ばれたのは商品こん包のパートのおばちゃん達3人。抜けた穴は舞がやりたいと申し出た。
そんなやり取りがありまして・・・父と工場を見て回る舞。
社長としての父の姿が誇らしげな舞。
いや〜こんな大変な状況なのに娘を楽しそうに案内しているとこ見ると、従業員イラッとくるんでない?( ̄▽ ̄;)
舞が引き継ぐことになる仕事を、そのパートのおばちゃん達に教わるのだが〜〜
不良品を弾いて、200個梱包するという作業をまずやらせてみるおばちゃん達。
もうリストラすることは伝えられているようで、険しい表情で舞の動作を監視する三婆。案の定、舞は傷の付いたネジに気づかすに梱包してしまった。
「ちっちゃ〜い傷やけど機械の選別では見つけられへんかった傷や。
これを見逃せへんことがIWAKURAの品質を守ってんねん」
「はい。すいません」舞
「こないなお嬢ちゃんにうちらの後釜が務まんねやろか?」
「素人でもできる仕事や思われてるから真っ先に切られんねやろ」
「うちらがどないな思いで働いてきたかも知らんと」
最初っからできる訳ないけど、舞のゆるふわニット、結わえてもいないロングヘアにヒヤヒヤしたよ。梱包なら簡単だから自分にもできると思っているのがおばちゃん達にも伝わってしまった。働くことの厳しさを舞も実感したんじゃないのかな。
浩太は信金の人に三名リストラしたことを伝えたが、IWAKURAの現状を認識しているとは判断されなかった。リストラの人数を増やすとか工場の機械を売るとか、もっと抜本的な改善策を示さなければ返済の猶予は認めないと宣告されてしまった。
浩太としては苦渋の決断でパートさんに辞めてもらったから、これ以上どうせいゆうねん!という気持ちかもしれんが、私が銀行側でも、なにぬるいこと言うてんじゃ!ってなると思うぞ(わたしゃ晴れの日にも雨の日にも傘を貸さない業突く張りだよ)。生きるか死ぬか、もうそこまで来てるんじゃないの?
工場では、まだ笠やんが働いていた。
「うめづ」で信金から言われたことを伝え、ボヤく浩太さん。
「機械売るっちゅうことはやで、夢を売るっちゅうことやろ。
いろんな新しいもん作る夢・・・」浩太
「売ったらええがな。
あんたが工場継いだ時、あんな立派な機械なかったやんか。
亡くなったおやじさんと違て、アンタ、経営も下手くそでなぁ。
愛想尽かした従業員が1人減り2人減り・・・
結局、ちっちゃい工場で俺と二人っきりで働いたやんか。
俺はな、あの頃も悪なかったと思うで。
機械は売ったかてかまへん。
あのちっちゃい工場にかて、でっかい夢があったんやから」
笠やん・・・(´;ω;`)ウッ…
そうだね、場所じゃないよね。心意気だよ。そして確かな技術だよ。
経営者と職人とでは求めるもんが違うかもしれんが、納得できるいいもんを作りたいという思いは同じ。腕と情熱があれば、お客さんの細かいニーズに対応できる。IWAKURAは、そうやって成長してきたんじゃんか。職人として何度も窮状を乗り越えてきた笠やんの力強い言葉が沁みたよ。
おばちゃん達が辞める日、心から頭を下げる浩太、感謝の思いを伝えるめぐみ。
「お嬢ちゃん、これだけは覚えとき。
商品こん包の仕事は最後のとりでや。
私らが不良品一個ほこり一個でも見逃したら
そのまま、お客さんとこへ届いてしまう。
ここのネジは、ええネジなんや。
職人さんらが心込めて作っててな。
そのネジを、たった一個の不良品のせいで台なしにはでけへん。
そう思てこれまで気張って働いてきたんや。
社長、頼むで。この工場潰さんといてな」
「はい。必ず立て直します。
その時は、またお願いします」浩太
おばちゃん・・そんな思いで働いてくれていたんだね (´;ω;`)
三婆なんて言ってスマンかった。心から謝罪するよ。
職人さん達への厚い信頼、会社の商品への強い愛情、それを自分たちが守るという誇りとともに働いている、こんなすばらしい従業員に辞めてもらわねばならんとは・・・辛い。辛すぎるよ。
浩太よ、このおばちゃん達の無念さと最後の希望に応えるためにも、もうなりふりかまっている場合じゃないよ。
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お父ちゃん(高橋克典)が救急車で運ばれたとの報を受け、あわてて島を出発した舞(福原遥)・・・
こんな時なのにちゃんと朝陽君(又野暁仁)に挨拶していくのが舞らしい。
朝陽君も名残惜しそうだった。
貴司(赤楚衛二)が居てくれて良かったよ。突然、二人ともいなくなったら、せっかく馴染んできた朝陽君も不安になるもんなぁ。
病院に駆けつけると、意外とお父ちゃんは元気そうだった。
胃潰瘍とのことで1週間の入院らしい。
浩太が普段している仕事はめぐみ(永作博美)がやってるのかな?
笠やん(古舘寛治)は現場を仕切るのに忙しいだろうし。
経理の古川さん(中村靖日)はそんなタイプじゃないしな〜
舞からの報告を受けたばんば(高畑淳子)もホッ・・・
朝陽君は貴司と仲良く星を見ているそうな。
電話を受けているばんばの後ろで美知留さん(辻本みず希)が台所仕事しながら、心配そうに見ていた。この家の、島の家族になってきているのが伺える描写。こういうのがあるとないとじゃ大違いだよ〜
ここに至ってめぐみも舞に会社の窮状で浩太が奮闘し心身ともに疲労してしまったことを伝えたさ。やっぱり新工場の借金がキテいる模様。従業員の給料も、もう何ヶ月も家の貯金から出しているらしい。
いや〜〜〜(ll゚д゚) それはもうかなりヤバい状態では・・・
会社のお金だけで回らなくなったら、もう坂道を転げ落ちる的な・・・
浩太の留守の間もなんとか変わりなく稼働しているIWAKURA。
しかし、章兄ちゃん(葵揚)の様子がおかしい・・・
もしや転職とか他の会社へ移ろうと考えている?
小さな工場の頃から支えてくれていた、今は「圧造部門」の主任。
そんな〜〜章兄ちゃん〜〜
でも、3人目の子供産まれるって言うてたしなぁ・・・
責めることはできないが、これは痛い。痛いぞ。
まさか笠やんまでいなくなったりしないよね〜〜
体調も大分戻り、舞と一緒に夢を語り合う浩太さん・・・
「飛行機の部品も作れる大きい工場建てたいてずっと思てて、やっとその入り口に立てたとこなんや。今は、きついけどな、ここを乗り越えたらグッと夢に近づけるわ。
舞かて大変な訓練乗り越えてパイロットの夢に近づいたんやろ。
それとおんなじや」
夢を持つことはすばらしい。
その夢に向かって突き進むのも勇気のある立派なことだ。
でも、リーマンショックのせいで何もかもが変わってしまった。
どんなに乗務員の能力が高くても嵐の中では飛行できん。
ここはひとつ、手堅い部分だけ残して、後は思い切って撤退も・・あるのでは・・
会社が無くなってしまったら元も子もないからなぁ・・
浩太さんの体調もアレだしさ〜
大勢の従業員の生活背負っているから、方向転換も難しいのかもしれんが・・
さて、悠人(横山裕)が病室に現れた。
(仕事(リサーチ)メインでお見舞いは、ついで ( ̄▽ ̄;))
「確実に成長する会社探しに来てんねん。
お客さんのお金預かって有望な会社に投資してお金増やすんが俺の仕事やからな。
うちは徹底した調査と分析が売りでな。
もうけるタイミングを見逃せへん。
リーマンショックも俺にとったら、絶好の稼ぎ時やったわ」
「悠人・・・みんなしんどい思いしてんのに、
お前・・その言い方はあれへんやろが・・」浩太
「そら、ここらの町工場は痛い目見てるやろな。
まぁでも、ちゃんとしてるところは生き残るし、そうやないところは潰れる。
そんだけの話やろ」
容赦ないもの言いに磨きがかかったような (~_~;)
なんでここまで浩太に手厳しい?
そして天狗なのか?
「♬ 上りきったら〜あとは下り坂〜♬」(by 水原 範朝 「下り坂」@「王様のレストラン」)だぞ!
舞も浩太も唖然呆然・・・
てか、悠人の仕事の内容、初めてわかったワ ( ̄▽ ̄;)
それでも頼れるのは兄だけ。
舞は会社の状況を話して助けてくれるよう頼んだ。
でも、あんまり聞いちゃいないみたい。
そんなショボいネジ工場再生なんか俺の仕事じゃないってか?
浩太さん退院決まったが不安しかない。
火曜日 第62話
職場に復帰した浩太に経理総務課課長の古川さん(中村靖日)が本気の再建計画を銀行に示すためにリストラの申し入れ。それだけは避けたい浩太だったが、もはや迷う余地はない。
まず選ばれたのは商品こん包のパートのおばちゃん達3人。抜けた穴は舞がやりたいと申し出た。
そんなやり取りがありまして・・・父と工場を見て回る舞。
社長としての父の姿が誇らしげな舞。
いや〜こんな大変な状況なのに娘を楽しそうに案内しているとこ見ると、従業員イラッとくるんでない?( ̄▽ ̄;)
舞が引き継ぐことになる仕事を、そのパートのおばちゃん達に教わるのだが〜〜
不良品を弾いて、200個梱包するという作業をまずやらせてみるおばちゃん達。
もうリストラすることは伝えられているようで、険しい表情で舞の動作を監視する三婆。案の定、舞は傷の付いたネジに気づかすに梱包してしまった。
「ちっちゃ〜い傷やけど機械の選別では見つけられへんかった傷や。
これを見逃せへんことがIWAKURAの品質を守ってんねん」
「はい。すいません」舞
「こないなお嬢ちゃんにうちらの後釜が務まんねやろか?」
「素人でもできる仕事や思われてるから真っ先に切られんねやろ」
「うちらがどないな思いで働いてきたかも知らんと」
最初っからできる訳ないけど、舞のゆるふわニット、結わえてもいないロングヘアにヒヤヒヤしたよ。梱包なら簡単だから自分にもできると思っているのがおばちゃん達にも伝わってしまった。働くことの厳しさを舞も実感したんじゃないのかな。
浩太は信金の人に三名リストラしたことを伝えたが、IWAKURAの現状を認識しているとは判断されなかった。リストラの人数を増やすとか工場の機械を売るとか、もっと抜本的な改善策を示さなければ返済の猶予は認めないと宣告されてしまった。
浩太としては苦渋の決断でパートさんに辞めてもらったから、これ以上どうせいゆうねん!という気持ちかもしれんが、私が銀行側でも、なにぬるいこと言うてんじゃ!ってなると思うぞ(わたしゃ晴れの日にも雨の日にも傘を貸さない業突く張りだよ)。生きるか死ぬか、もうそこまで来てるんじゃないの?
工場では、まだ笠やんが働いていた。
「うめづ」で信金から言われたことを伝え、ボヤく浩太さん。
「機械売るっちゅうことはやで、夢を売るっちゅうことやろ。
いろんな新しいもん作る夢・・・」浩太
「売ったらええがな。
あんたが工場継いだ時、あんな立派な機械なかったやんか。
亡くなったおやじさんと違て、アンタ、経営も下手くそでなぁ。
愛想尽かした従業員が1人減り2人減り・・・
結局、ちっちゃい工場で俺と二人っきりで働いたやんか。
俺はな、あの頃も悪なかったと思うで。
機械は売ったかてかまへん。
あのちっちゃい工場にかて、でっかい夢があったんやから」
笠やん・・・(´;ω;`)ウッ…
そうだね、場所じゃないよね。心意気だよ。そして確かな技術だよ。
経営者と職人とでは求めるもんが違うかもしれんが、納得できるいいもんを作りたいという思いは同じ。腕と情熱があれば、お客さんの細かいニーズに対応できる。IWAKURAは、そうやって成長してきたんじゃんか。職人として何度も窮状を乗り越えてきた笠やんの力強い言葉が沁みたよ。
おばちゃん達が辞める日、心から頭を下げる浩太、感謝の思いを伝えるめぐみ。
「お嬢ちゃん、これだけは覚えとき。
商品こん包の仕事は最後のとりでや。
私らが不良品一個ほこり一個でも見逃したら
そのまま、お客さんとこへ届いてしまう。
ここのネジは、ええネジなんや。
職人さんらが心込めて作っててな。
そのネジを、たった一個の不良品のせいで台なしにはでけへん。
そう思てこれまで気張って働いてきたんや。
社長、頼むで。この工場潰さんといてな」
「はい。必ず立て直します。
その時は、またお願いします」浩太
おばちゃん・・そんな思いで働いてくれていたんだね (´;ω;`)
三婆なんて言ってスマンかった。心から謝罪するよ。
職人さん達への厚い信頼、会社の商品への強い愛情、それを自分たちが守るという誇りとともに働いている、こんなすばらしい従業員に辞めてもらわねばならんとは・・・辛い。辛すぎるよ。
浩太よ、このおばちゃん達の無念さと最後の希望に応えるためにも、もうなりふりかまっている場合じゃないよ。
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matakita821 at 18:58|Permalink│Comments(0)
2022年11月04日
「舞いあがれ!」 第5週 空を飛びたい!
月曜日 第21話
舞(福原遥)は鶴田先輩(足立英)に自分の決意を伝えましたぞ。
すると鶴田は由良先輩(吉谷彩子)が使っていたマシーンに座らせ、彼女と同じ負荷ワット数でこがせた。
必死で漕ぐがペースは落ちるし3分が限度だった。
「由良は琵琶湖の上を210ワットで1時間半こぐつもりやった。
由良を見てて大変そうやなって思ったんやったら、
岩倉にとってはもっともっと大変なんや」鶴田
「はい」舞
「分かったんやったら、ええ」
「けど・・・大変やからこそ挑戦したいんです。
みんなで作ったスワン号私が飛ばしたいんです」
「・・・ちょっと時間くれるか」
そりゃそうだよね。
いくら舞の本気がわかっても、あいよ!と受け入れられるはずもない。
ケガをさせるかもしれないし、なにより身体をつくる時間が短すぎる。
でも、舞が並々ならぬ決心で来ていることは、その目を見てわかったはずや。
舞はもう走りだしている。
訓練の為、高額なロードバイク購入(128,000円!久留美(山下美月)が値切ってくれたナリ)。
飛べる身体作りのための食事制限も開始。
めぐみ(永作博美)にも自分の思いを伝えた。
「お母ちゃん、私、人力飛行機のパイロットやりたいねん。
これがスワン号、きれいやろ?
私な、パイロットの由良先輩のことかっこええな思て勝手に憧れてた。
そやけど憧れるだけやなくて自分でやってみたい」
「・・・・そうなん」
「うん」
「・・・分かった」
「ええの?」
黙って舞の話を聞き、笑顔でうなづいてくれためぐみ。
めぐみの中ではすごい葛藤があったと思う。
先輩が骨折して入院したって聞いたばかりだし心配しかない、なんでうちの子がそんな役を引き受けなきゃなんないの?って思うよね。でも、チャレンジする娘を応援したいという気持ちが勝った。自分で決めてチャレンジする度に悩みながらも成長してきた娘を見てきたから。親って最終的には子供を信じるしかないよね ( ̄▽ ̄;)
さて、鶴田は舞がパイロットに立候補してきたことを由良に報告。
しかし、彼は記録更新のためには自転車部に当たろうと思っていた。
「いや、記録を狙えるとしたら、それは岩倉です。
スワン号作った仲間の思いを知らん人には記録は出されへんと思います」
よくぞ言っておくれだね、由良先輩!
精神論で引っ張るのは危険だけど、技術だけじゃない、全力で頑張っても力尽きそうになった時踏ん張れるのは、みんなの思いを力にして飛びたいという強い気持ち。
という訳で、鶴田が(残っている)部員の前で舞がパイロットを務めることを発表、なんとか受け入れてもらえたぞ。
最初、戸惑いと疑問の空気が流れる中、すぐに賛成の声をあげてくれたのが空さん(新名基浩)だった。職人肌の空さん、舞の仕事ぶりや人柄を見て、この子になら賭けられると思ってくれたんだよね。嬉しいよぅ・・・
あとは刈谷先輩(高杉真宙)が戻って来てくれれば・・・
しかし、パイロットになるという舞の報告を全否定するのでした。
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舞(福原遥)は鶴田先輩(足立英)に自分の決意を伝えましたぞ。
すると鶴田は由良先輩(吉谷彩子)が使っていたマシーンに座らせ、彼女と同じ負荷ワット数でこがせた。
必死で漕ぐがペースは落ちるし3分が限度だった。
「由良は琵琶湖の上を210ワットで1時間半こぐつもりやった。
由良を見てて大変そうやなって思ったんやったら、
岩倉にとってはもっともっと大変なんや」鶴田
「はい」舞
「分かったんやったら、ええ」
「けど・・・大変やからこそ挑戦したいんです。
みんなで作ったスワン号私が飛ばしたいんです」
「・・・ちょっと時間くれるか」
そりゃそうだよね。
いくら舞の本気がわかっても、あいよ!と受け入れられるはずもない。
ケガをさせるかもしれないし、なにより身体をつくる時間が短すぎる。
でも、舞が並々ならぬ決心で来ていることは、その目を見てわかったはずや。
舞はもう走りだしている。
訓練の為、高額なロードバイク購入(128,000円!久留美(山下美月)が値切ってくれたナリ)。
飛べる身体作りのための食事制限も開始。
めぐみ(永作博美)にも自分の思いを伝えた。
「お母ちゃん、私、人力飛行機のパイロットやりたいねん。
これがスワン号、きれいやろ?
私な、パイロットの由良先輩のことかっこええな思て勝手に憧れてた。
そやけど憧れるだけやなくて自分でやってみたい」
「・・・・そうなん」
「うん」
「・・・分かった」
「ええの?」
黙って舞の話を聞き、笑顔でうなづいてくれためぐみ。
めぐみの中ではすごい葛藤があったと思う。
先輩が骨折して入院したって聞いたばかりだし心配しかない、なんでうちの子がそんな役を引き受けなきゃなんないの?って思うよね。でも、チャレンジする娘を応援したいという気持ちが勝った。自分で決めてチャレンジする度に悩みながらも成長してきた娘を見てきたから。親って最終的には子供を信じるしかないよね ( ̄▽ ̄;)
さて、鶴田は舞がパイロットに立候補してきたことを由良に報告。
しかし、彼は記録更新のためには自転車部に当たろうと思っていた。
「いや、記録を狙えるとしたら、それは岩倉です。
スワン号作った仲間の思いを知らん人には記録は出されへんと思います」
よくぞ言っておくれだね、由良先輩!
精神論で引っ張るのは危険だけど、技術だけじゃない、全力で頑張っても力尽きそうになった時踏ん張れるのは、みんなの思いを力にして飛びたいという強い気持ち。
という訳で、鶴田が(残っている)部員の前で舞がパイロットを務めることを発表、なんとか受け入れてもらえたぞ。
最初、戸惑いと疑問の空気が流れる中、すぐに賛成の声をあげてくれたのが空さん(新名基浩)だった。職人肌の空さん、舞の仕事ぶりや人柄を見て、この子になら賭けられると思ってくれたんだよね。嬉しいよぅ・・・
あとは刈谷先輩(高杉真宙)が戻って来てくれれば・・・
しかし、パイロットになるという舞の報告を全否定するのでした。
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matakita821 at 19:48|Permalink│Comments(0)
2022年10月15日
「舞いあがれ!」 第2週 ばらもん凧(だこ)、あがれ!
五島での祥子さん(高畑惇子)と舞(浅田芭路)の生活が始まり、「自分のことは自分でやる」というルールの元、様々なことにチャレンジする舞。
祥子さんがね〜本当〜に温かく舞のことを見守ってくれていてさ〜
舞が興味を持ったことは優しく背中をおして、何でもやらせてくれる。
舞が自分で感じ、考える力を育てようと、寄り添っていてくれる。
舞も最初の頃は、まだビクビクして、失敗で自分を責めたりしたけれど、
「できんことは、次できるようになればよか。
そっでな、できんなら、できることば探せばよかとぞ」
祥子さんの言葉が舞の素直な心に沁み込み、勇気を与えてくれる。
五島の美しい自然と太陽の光の中、むくむくと本来の舞自身が芽を出し、育ってきている。
徐々に舞が自分の思いを表現できるようになったように、祥子さんとめぐみ(永作博美)も、しまい込んでいた思いを口にできるようになった。
「めぐみ丸」と名付けた船に乗っているおばあちゃんとお母ちゃんが、なぜずっと会わずにすごしていたのか尋ねる舞。
「おばあちゃんとお母ちゃんケンカしたん?」
「むか〜しな・・・」
「何で?」
「何でかな・・・うまく言えんね」
「おばあちゃんは、ず〜っと待ってたん?お母ちゃんが帰ってくんの。
それか、お母ちゃんのこと嫌い?」
「・・・嫌いなわけが、なか。
待っとったとよ。めぐみに会いたかった。
舞と悠人の顔ば見たかった。
じゃけん、今、舞と一緒におってうれしか」
過去の恨み言を一切言わず、めぐみ達への思いと今の幸せを伝える祥子さんがしゅてき。
そして舞の前で取り繕うこともなく、まっすぐに向き合っている。
こころのきれいな人だなア。
そしてめぐみも、舞のことを心配しながらもホッとしている自分がいると浩太(高橋克典)に話していた。
「この頃、14年前のこと、よう思い出すねん」めぐみ
結婚のことなのかな?大喧嘩になり、なんか売り言葉に買い言葉って感じで啖呵を切って島をでてきためぐみ。
「私、あの時、お母ちゃんを見返すことばっかり考えてた。
ちゃんとした妻、ちゃんとした母親になってやるて。
けど五島でお母ちゃん見た時・・・14年前とは違てた。
ちょっとおばあちゃんなってた。当たり前のことやけど。
そしたら、何や肩の力がフッと抜けて・・・」
「・・・分かる気ぃする。
舞預かってくれはったんは、頑張り過ぎてるめぐみを楽にするためかもな」浩太
めぐみ、弱音を吐けるようになって良かった (´;ω;`)
きっとそんな事すら自分に許さなかったんだろうね。
会わない時間があると、その相手のイメージが過去のままで止まっているけど、実際はお互い別々の場所で時間が重なっているんだよね。その事にビックリするけど、だからこそ、その現実を前に「今」を見つめることができるのかも。
毎年まめに年賀状で報告して繋いでいてくれた浩太さん、グッジョブ!
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matakita821 at 10:01|Permalink│Comments(2)