韓国映画

2023年10月27日

きこりのテレビ日記 #133

 10月23日(月曜日)くもり 朝が暗いよーーー

 先週、3ヶ月ぶりに体重を測ったら多少増えており、やはり定期的に体重測らなきゃダメね。ということで朝の空腹時が一番良かろうということで、起床後1時間後、多少動いてストレッチした後に測ったら、体重は500gしか増えていなかったが体脂肪が2.5%も増えていた!はっきり言いましょう、35.6%もあった!さらに体内年齢も4歳も上がっていた!うぅ・・・まぁ、そうだよね・・ストレッチぐらいしかしていないんだも。そして毎日のように晩酌してるし(以前は週末のみ)・・・ヤバい・・ヤバすぎる。体脂肪30%を切りたい!今週は頑張っちゃう?

 『セクシー田中さん』第1話(録画)(日本テレビ)

 ちょっと面白いかも。なんか2回目も見てみたくなった。
友達も恋人もいない職場では孤立しつつも完璧に仕事をこなすアラフォーOL・田中京子(木南晴夏)。
同じ会社で働く派遣OLの倉橋朱里(生見愛瑠)、23歳。かわいいことは自覚しており自分の人生のピークは17歳と気づいた時から「普通の幸せ」を手に入れるために合コンに参加してみたりしている。

 失礼ながら全く期待していなかったのだが、めるるがとっても良かった。
表現力がまろやかというか、やりすぎずほどよい。ベリーダンサーのSali(サリ)(木南晴夏)と出会い、彼女のファンになり、熱狂的な推しになるうちに、好きになれない自分自身の殻を脱ぎ捨てちょっとづつ変わっていく姿が自然に伝わってきた。

 堂々としたセクシーっぷりを潔く魅せている田中さんは輝いている。余計なもんがいっさいない(踊っている時は)。その強さと美しさに惹かれたのかな。なぜ自分はこんなに田中さんに惹かれるんだろう?と探りながら、今まで避けて来た自分自身と向き合い始めたんだね。田中さんは朱里の心に革命を起こさせたけど、まっすぐに萌える目で見つめる朱里(笑)も田中さんに影響を与えて行くんだろうなぁ。

 てか、男どもの勝手な言いぐさよ。
そんなに真剣に結婚相手捜したいなら結婚相談所行きなさいよ( ̄▽ ̄;)

 そしてロン毛のヤスケン。いい感じに気持ち悪い(笑)(褒めてます)
もっと気持ち悪いとこ見てみたいから来週も見ます。


 10月24日(火曜日)0度!さむーーー!

 『なまず』監督イ・オクソプ 韓国 2018年(録画)(wowow)

 見ながら、なんでこの映画のタイトル『なまず』なんだろ???と思ったら、語り部がなまずだった( ̄▽ ̄;)
この監督のセンス、好みかも。
深追いしない良さ(潔さ?)・・というか。
ユーモアの表現も温度もちょうどいい。
どこか寓話的ではあるけれど今を生きる人間のリアルがある。(ような気がする。おばさんの考える若者のリアルってどうなんだ?って気もするけど、多分、今回は合っている)
群像劇っぽいけど、メインは看護師のユニョン(イ・ジュヨン)とソンウォン(ク・ギョファン)のカップル。彼らの日常を描きながら周辺の人々の顔も垣間見えてくる。

 相手を信じられなくなった人もいれば、信じられるようになった人もいる。
この違いってなんなんだろう。
すべては人生のタイミングなのかしら。
大切な人なのに信じたいのに信じられない。不信感ってどうしたら消えるのか。

 そしてずっと誰にも信用されなかったから誰も信じなかったのに、ひょんなことから信じると決めたら自分も人から信じられるようになったイ副院長(ムン・ソリ)。イ副院長の不思議なキャラをいい意味で軽くかわいく演じられたのはムン・ソリさんだから?職場では一応上司と部下なんだけど、イ副院長とユニョンの関係は姉妹のようでもあり(ユニョンの方が姉)、友のようでもあり、気楽でユニークな関わり方だと思う。

 疑惑と決別の向こうには何があるのか。
そして信頼の向こうにあるものは?
答えは自分で出してねってタイプのラストだけど、ニヤリと笑いながら裏返したり横から見直したりしたいような面白い映画でした。



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matakita821 at 19:24|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年10月19日

きこりのテレビ日記 #131

 10月17日(火曜日)晴れ 5度

 5時10分起床。5時22分、ミー太と外へ。
寒い!峠では積雪アリ。タイヤ交換を呼び掛ける声が・・・( ̄▽ ̄;)
ドカジャンも出さねば。
なんか冬の期間が長すぎるような気がするんだけど!

 夜ドラ『ミワさんなりすます』(1)(NHK+)

 録画し忘れちゃったので久々に「NHK+」で試聴。
客への映画布教が激しすぎて勤めていたレンタルビデオ店をクビになった久保田ミワ(松本穂香)は最大の推し・俳優の八海崇様(堤真一)が家政婦を募集しているのを知り衝撃を受ける。自分にも応募の可能性があるか確認するも、求められているスキルが高すぎる(大卒以上、TOEIC800点以上、整理収納アドバイザー、ハウスクリーニングアドバイザー、栄養士・管理栄養士、調理師、*明るくて社交的な方)。

 一瞬で諦めたが、どんな人が採用されたのかを見たくて八海様のお屋敷前をうろうろしていたら、その家政婦さんが交通事故に遭い運ばれて行った。

 彼女の身分証を持っていたミワは八海のマネージャー・藤浦(山口紗弥加)に家政婦と間違われ(否定すべき瞬間は何度もあったが八海様のプライベートを覗きたい欲が勝った)お屋敷の中へ。そこで拝顔した八海様はボトルシップを作っていた。

 いや〜ミワって家事的なスキルなさそうだけどなりすませるのか?
絶対大丈夫じゃないよね?( ̄▽ ̄;)
でも、推しとはいえ、あそこまで突き詰めて研究する情熱はすばらしい。映画も年間1000本視聴しているっていうし。この好きが仕事に繋がればいいのになぁ。

 そして推しの私生活を拝見できて会話も可能という徳を積んだ者だけに許される僥倖!捕まったっていい。同じ空気が吸えるんならね。

 なんか面白そうだから今日も見てみます。

 その流れで、ついでに『みんなの体操』
やっぱり「みんなの体操」はいいわね〜
5分間だけど、やり終わると確かな充実感があるわ〜


 『君だけが知らない』監督 ソ・ユミン 2021年 韓国 

 オッパーーー!!!。゚(゚´Д`゚)゚。

 事故で大怪我を負い記憶を失ったキム・スジン(ソ・イェジ)は夫ジフン(キム・ガンウ)の手厚い介護を受け退院。家に戻っても記憶は戻らない。さらに偶然友人らしき女性に会い、夫が教えてくれた自分とは違う自分の姿を知ることになり、夫への不信感が芽生えていく・・・さらに記憶喪失のせいなのか未来が見えるようになり、彼女の日常はさらに混乱していく。

 最初、わたしゃ「トーク・トゥ・ハー(2002年 ペドロ・アルモドバル監督) 」みたいな感じなの?って思ったが、もっと複雑(いや、こっちもかなり込み入っていたが)だった。誰の言葉が正しいのか、どこが幻覚で、なにが真実なのか。何層にも渡って展開する物語の根っこにあるのは純愛、だと思う。映画の原題は「Recalled」。タイトル通り彼女が思い出した瞬間から見えていた世界の色が大きく変わる。私が全く信じていない(ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ)絶対的な愛が顕れる。それがリアルに伝わってきて確実に心に残る、役者さんたちの演技と脚本の構成でした。切なくて叫びだしたくなるようなラストだった。

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matakita821 at 18:46|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年07月12日

2011年 DVD鑑賞日記 その15

7月2日(土)  「失踪」  (2009年 韓 監督・キム・ソンホン)

これは韓国で実際に起った連続殺人事件をモチーフにして作られたスリラーらしい。
他の方の記事で『「間接的な表現」だからこそよけい怖い』というのを読んで、それなら大丈夫か・・・と思って見たんだけど、私にとっちゃ、十分直接的だったぞ。
うぅ〜〜〜<(.;゚;:Д:;゚;.)> 怖いというか、何というか・・・足元がぐらつくような恐怖だったよぉ〜

失踪した妹のヒョナ(チョン・セホン)を探しに人里はなれた田舎にやって来たヒョンジョン(チュ・ジャヒョン)は、地元の警察に捜索を頼むが相手にされない。自力で聞き込みをし、妹が立ち寄ったと思われる水炊きの店にたどり着いたヒョンジョンは店主のパンゴン(ムン・ソングン)に疑いを抱く。

で、何とか警察に頼み込んで、パンゴンの自宅の地下室を確認してもらうんだけど、猪みたいな動物(何か捕まえたら違法らしい)の死体が出てきただけだった。
実は、パンゴンは警察が来るのを予想して、ヒョナを別の場所に隠していたのだった。

この殺人鬼役のムン・ソングンさんが、演技とは思えないほどの存在感だった。
普段は寝たきりの母親を自宅で介護し、養鶏業者としてもお得意さんに信頼されている普通のおっさん・・
個性がない男の個性をじんわりとリアルに見せていた。
いや、密かに持っている殺人者であるということが彼の個性なんだよね。
無情を超えて冷酷であることが日常になっている。
捕獲・虐待・殺人のループを心から楽しんでいるパンゴンがすごくリアルに感じられた。

こういう事件って世界中のあちこちで常に発生しているんだろうなぁ・・
しかし、歯を抜くっていう場面、「オールド・ボーイ」でも見たけど、韓国ではオーソドックスな拷問なのか・・
「マラソンマン」の歯に穴あけられるのなんか問題にならないほど怖かったよぉ・・・
失踪 [DVD]続きを読む

matakita821 at 18:53|PermalinkComments(4)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2007年02月24日

「親切なクムジャさん」パク・チャヌク監督

 「オールド・ボーイ」を見てから、ずっとコレが見たかったのだが、
ずっと貸し出し中だった・・
この前ビデオ屋に行った親切な夫が借りてきてくれたんでやっと見られました。

 若くて美しいクムジャさんは誘拐殺人の罪で13年服役する。
しかし、本当は彼女は無実で、真犯人に罪をかぶって自首しないと娘を殺すと脅されていたのだ。
服役中のクムジャは誰にでも優しく、困っている者を即助け、
「親切なクムジャさん」と言われていた。
しかし、入所した時から彼女の心にはある計画が・・

 う〜ん、結論から言うと、それほどでもなかったかな〜
最後の本格的な復讐が始まってからはぐいぐい見せたけど、
それまでがしょっちゅう現在と過去を行ったり来たりしてわかりづらいっていうか・・
 クムジャさんの復讐にかける情熱っていうのもなかなか伝わってこなかったし・・
オールド・ボーイ」の復讐鬼を見た後では、物足りなりなかったかな〜
 でも、映像は「復讐三部作」の中では一番洗練されていたし美しかった。

 クムジャさん役のイ・ヨンエの存在感には圧倒されたよ。
(私、ずっとイ・ヨシエだと思っていたよ〜!
娘に「それじゃおばあちゃんじゃん!」って言われました。私の母・・ヨシエ・・)

 美しくあることが復讐であるかのように着飾り、
真っ赤なアイシャドウを塗り、
ハイヒールを履いて洗練された装いをし、
芸術的とも思える銃を作らせます。

 ここからはネタバレありです・・・


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matakita821 at 16:35|PermalinkComments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加