貴族からの招待状

2021年03月31日

きこりのテレビ日記 #32

 3月29日(月)

 6時25分Eテレ 『テレビ体操
今週からタイトルバックの猫ちゃんも春仕様。
後ろのスクリーンも薄いグリーンとブルーで爽やか〜〜
そして「みんなの体操」から始まらない月曜日
まさかなくなったんじゃ・・・
わりかし優しめの新しい体操が始まる。
なのに両手指を順番に折っていく体操でつまづく。
そして月曜日はラジオ体操第一のはずなのに第二!
このちょっとした「聞いてないよ」感が脳への刺激になるの鴨。

 7時15分BSP『あぐり』「花嫁は15歳」第1話
まだ私の中の「澪つくし」は終わっていないのだが始まってしまった。
初見。主人公誕生の時から始まるのって最近じゃあんまりないかも。
明治40年父親が弁護士の川村家の三女として誕生。
結構大きな家でお手伝いさんも二人いたかな?
男の子を望んでいた父は、これで最後の女の子という意味で「あぐり」と名付けた。
ちなみに5人目でやっと男子誕生したらしい。

 その後、一気に11年経過。成長したあぐり(秋定里穂)は朝ドラ史上かなり高レベルのおてんば?と言うよりも男勝りに成長。元気はつらつ。
ケンカでは男の子には負けていない、むしろやっつける。女子が苦手系の虫・動物ウェルカム(ウシガエルを収集し母上の寿命を縮ませた)。
本日はカラスの卵がかえるのを見守ろうと一晩中木の上にいたため警察まで動員する騒ぎとなったのにケロッと帰宅し『カラスが孵った〜!』と報告するあぐりが描かれた。

 母親の美佐(松原智恵子)が心配のあまりに『あんな子、産むんじゃなかった』と嘆く場面がありギョッとしたが、あぐりが生まれてから事件の連続で気が休まることがなかったそうな。まぁね、友人の男の子も小さい時やんちゃだったから、彼女は『謝り続けの人生だよ』とボヤいとった( ̄▽ ̄;)
そんなあぐりがサブタイトルによると15歳で嫁入りか・・・当時はみんなこれぐらいの年齢だったのかしら。


 7時30分 BSP 『おちょやん』第17週「うちの守りたかった家庭劇」第81話

 昭和16年に始まった太平洋戦争は最初は大勝利をおさめていたが18年には戦況は悪化。それに伴い敵性語を使うことは禁止され看板もレコードも英語のものは排除された。

 バッカみたいだよね。そんなことしても意味ないのに。アメリカじゃ反対に日本や日本語のことを勉強していたっていうのにさ。

 そして昭和19年1月、道頓堀は人出もなくうら寂しい雰囲気。劇場も入りが悪いワ。そりゃそうだよね。男の人たちは出征していないし、残った人たちも芝居に行く気持ちも経済的にも余裕がない。内容も愛国もんばかりじゃ飽きられるしさ。

 さすがに一平(成田凌)の中にも揺らぐものが。
『今から俺が何聞いても「ええで」言うてくれな。
こないな時やのに、芝居やっててええねやろか・・』
『何でそないなこと…』千代(杉咲花)
ええで。ええんですて』寛治(前田旺志郎)
『せやな。ええねやんな』一平
『・・・うん』千代
『・・・うん』一平

 「うん」と同意しつつもなんかスッキリせん。
戦時だけでなく非常時にも自然と沸き上がる疑問だよね。ワシはこういう時こそエンタメは人々の力や癒しになるから平常運行して欲しいと思う。いつも通りに笑えたり楽しんだりすることで、人は本来の自分自身を確認できる。そうして生きている自分を実感できるんじゃなかろうか。そりゃ食べ物があって寝る場所があってこそだろうし、楽しむことへの罪の意識もふわぁ〜っと起きたりするんやけど。

 そして福助(井上拓哉)に赤紙がきた。
みつえ(東野絢香)が言うには前に楽団で慰問に行った時、軍歌なんか演奏したくないて反抗したから目ぇつけられたんやないかて・・・
福助は千代と一平に頭を下げて頼んどった。

『みつえと一福のことよろしゅう頼んます。
僕のいてへん間どうか2人のこと…』

 あぁ・・・戦争は嫌だ。ホントに嫌だよ。
なんで国の命令で人を殺しに行かなきゃならないんだよ。

 そしてご寮人さんはついに岡安を閉めることにしたそうだす。
シズ(篠原涼子)から報告を受けた菊さん(いしのようこ)の『ほうか』が重かった。そして『うちがやっていけてんのは戦争のおかげだす。せやさかい、文句言われしまへん』という言葉も。

  本日の注目ポイント

 カイロ代わりに猫を抱っこしていた小山田さん(曽我廼家寛太郎)に千さん(星田英利)から『何やソレ。晩飯かい』のツッコミが。食糧難の時代だからリアルにブラックジョークが響いた( ̄▽ ̄;)アハハ…



 『おじさまと猫』第12話(最終話)(録画)(テレビ東京)

 ついにおじさま(草刈正雄)と再会し、お家に帰ることができたふくまる(神木隆之介)。
良かったねぇ・・・(´;ω;`) 懐かしい我が家の匂いを確認する姿がいじらしい。辛かった日々が蘇り泣けてしまうふくまるを『大丈夫だから』と抱きしめるおじさま。いっぱい甘えて一緒に眠って・・・もう安心にゃ・・・

 翌日は森山(小関裕太)のライブの日。ふくまると一緒にいたいおじさまは迷うけれど、結局会場へと向かった。んが、ライブは始まっておらず、ステージで森山は立ち尽くしていた。にゃんとメンバーが当日キャンセル!ひどいことするにゃ〜そんな奴等には音楽の神様からの天罰が下るにゃ!
 困っている森山君を救え!おじさまがステージに上がると日比野(平山浩行)とその仲間たちも続いた。

 楽譜置いていってくれたのかしら?「いくらでも合わせる」って言ってたけど歌に合わせるって???何曲演奏したのかしら?曲の順番わかってんの?まさか一曲のみ?等の疑問が湧きあがりましたがすべてふくまる効果でクリア ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 無事ライブは終了したのです。そしておじさまは久々に舞台で演奏することができたのでございます。

 『神田先生のおかげです!』と頭を下げる森山におじさまは『私がステージに立てたのはみなさんのおかげです。一人では不可能です。勇気をくださってありがとうございます。皆さんのおかげです』と伝えるのでした。この謙虚で上品でかわいげのあるおじさまを体現できるのは草刈様だけ。もうず〜〜っと見ていたいわよ。

 そして星空を眺めていたおじさまとふくまるは流れ星に『ず〜〜っと一緒にいられますように』とお願いしたのです。1年後、おじさまはコンサートを開いておりました。そのポスターにはふくまるも映っていました。

 にゃんて素敵なポスターヽ(´∀`)ノ いや〜楽しくてしみじみと癒されるドラマでした。原作を愛読していたのでドラマ化が決まってふくまるがぬいぐるみと知り、う〜〜む・・・どうじゃろうねぇ・・・原作読んでる人は脳内でイメージをうまいことアレできると思うけど未読の視聴者はついてこられるかしら?と心配しとった。でも終わってみると不可能が可能になった!(笑

 ぬいぐるみのふくまるに命を吹き込んだのは、すばらしい表現力の神木君と、ふくまるへの深い愛情が伝わってくる草刈さんの温かなまなざし、そしてもちろん人形操演の人形劇団プークのみなさんの匠の技術、そしてスタッフ・キャストの皆様のお互いへの信頼と愛でしょうなぁ。よくぞドラマ化してくださった!ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。原作はまだまだ続いております。いつかシーズン2でふくまるファミリーに再会できることを願っております。




 『貴族からの招待状』『イタリア シチリア』(録画)(BSP)

 貴族様の生活が見てみたくて録画しました( ̄▽ ̄;) 侯爵夫人様が我々平民の為にお住まいをご案内してくださいます。最初はエリザベス女王もお越しになられた事があり、あのヴィスコンティの映画のロケにも使われたという「ヴァルグアルネーラ・ガンジ宮殿」。いや〜キンキラキンは私の趣味ではないけれど、てぇしたもんだ。こんな所に住んでいたらどんな性格になるんだろうねぇ・・(平民の感想)てか、維持費が大変でしょうよ〜と思っていたら、とにかく修復に銭がかかる!26年前から修復を初めて(それでも85%しか終わっていない)65億円は超える金額かかったってよ!ひゃーーー!!助けてーーー!!┗(;´Д`)┛その費用は先祖が残してくれた資産や宮殿意外の施設を貸し出したりして賄ってるんだって〜

 お次は1476年に建てられた「アッリアータ・ディ・ピエトラタッリャータ宮殿」。こちらも2年前からずっと修復中。侯爵様と侯爵夫人が迎えて下さったわ〜家具や調度品も歴史あるものばかり。でもちゃんとそういうものを修復する職人さんの技術も受け継がれているんだろうね。お孫さんはこの広い宮殿の中でかくれんぼするんだってさ。でも広すぎて鬼一人では探せないから隠れるブロック決めておくと言ってた。このお坊ちゃま、こんなお家に生まれてくるなんて前世どれだけ徳を積んだのかしら?・・・てな感じで何軒も(いや、宮殿ってどう数えるの?)続くんだけど三分の二ぐらいで飽きてきちゃった ( ̄▽ ̄;)アハハ…いろんなタイプの貴族様達がいたけれど宮殿を受け継ぐということはご先祖様から伝わる家族の哲学をも受け継ぐことなんだろうね。そして本当の持てる者はその義務というか為すべきことをも当然のこととして受け継いでいる。貴族というのは立場ではなくて生き方なのかも。だからなのか侯爵様たちが宮殿にいると思われるご先祖様の幽霊の存在を肯定し友好的に迎えようとしているのが印象的だったわ〜

  3月30日(火)

 5時20分、ミー太となつと一緒に外へ。倉庫が近づいて来たら煙草の匂いが・・・コレは隣家のおっさんが玄関で吸っているね・・と思ったらやはりいた。冬だと暗くて姿が見えないから急に声かけられて寿命縮まったが、もう大丈夫。しかしおっさん、顔色が赤黒いというか失礼ながら非常に不健康な濁った血の色を感じさせる。煙草ぐらい家の中で吸わせてやれよと内心思っていたが、健康を心配する奥さんからの戒めなのかも。

 庭の花がすこしづつ芽吹いて来た。
左上がキャットニップ、その隣が多分ムスカリ。
左下はビオラ。その隣がチューリップ。
春

 6時25分Eテレ 『テレビ体操
今日は「みんなの体操」あったわ。

 7時15分BSP『あぐり』「花嫁は15歳」第2話

 今回は嫁に行った長女・紀美子(白鳥夕香)と見舞いに行った次女の富美子(山崎宏美)がスペイン風邪で亡くなってしまった。熱に浮かされた紀美子が欲しがったアイスクリームをあぐりに頼まれ、もう店閉めたのに作ってくれたレストランのシェフ、優しいよぉ・・・作るのに時間もかかるのに。一瞬スペイン風邪患者の家族だからって差別するんじゃ・・とか思っちゃってごめんよ〜続きを読む

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matakita821 at 21:34|PermalinkComments(0)