米倉涼子

2024年07月15日

プレミアムドラマ「エンジェルフライト」第6話(最終話) 母の最期の旅

『母さま・・・
あなたの言うとおり、あなたに反抗したくて、
私はここに辿り着きました。
あなたのおかげです。
ありがとう』


 子供を愛せなかった母親。
子供といることが苦痛でしかたがなかった。
愛せない自分を責め、母親らしい感情が湧かない自分を呪い、それでも変われない自分に苦しんだ。母親にとっても娘にとっても辛い親子関係だった。

 苦しみながら出した結論は、『ひとりで生きていく逞しさを身につけた子に育てる』。
自分にはそれぐらいしか教えられない。嫌われても憎まれても。

 踏切に自転車が挟まり、電車が近づいているのにただ見ているだけだった母。
凛子(松本穂香)の記憶の中の母・塔子(草刈民代)は助けようともせず踏切の向こうから冷たい目で見ていた。『死ねばいいのに』とでもいうように。でも、今蘇るのは頑張って一人で自転車を運んで危機を脱出した娘を抱きしめてくれた母の手。戸惑いながら背中に添えられた温かさ。

 『6. 娘に迷惑をかける』
写真の裏に書かれていたバケットリストの最後のナンバー。
あんなに人に頼ることも頼られることも嫌いだった母が、最期に娘に甘えることを自分に許した。こんな形でしか残すことができなかった親子の絆だけど、凛子も母様らしい・・と思ったんじゃないかな。最期に、娘が選んだ仕事も娘のことも信じて自分の最期の旅を託した。



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matakita821 at 17:31|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年07月08日

プレミアムドラマ「エンジェルフライト」第5話 那美 VS 究極の悪女


 『愛ってなに?』

 それは彼女が自分自身にずっと問いかけてきた言葉。
問いかけ続けながら、彼女はその答えをくれる人を渇望していた。
そして本当は誰よりも「愛する人」になりたかったのかもしれない。

 三番目の夫(実際には結婚していなかったので愛人だったけど)・サリム(ESSAM SAAD)は最初から第一夫人のナディアの身代わりとしてゆり(松本若菜)に近づいてきた。認知症の影響もあったかもしれない。今までのように男をお金を引き出す道具としか思っていなかったゆりは気にしなかった。でも亡くなったのちもナディアを求め続けるサリムと接しているうちに、こんなふうに愛されたい、愛されるナディアが羨ましいと思うようになったのか。ナディアを演じることで「愛」を手に入れた(本当は違うってわかっているけど)気持ちになりたかったのかもしれない。

 妊娠を確認した時の幸せそうな笑顔。
ゆりは初めて自分を誇らしく思えたんじゃないのかな。
そして間違いだと知った時の絶望。
鏡に映っていたのは、一生「愛」なんて手に入れることができない女の顔。

 死ぬ直前のケンカは認知症の発作のようなものだった。
それでも「お前はナディアじゃない!出ていけ!」という言葉は。ゆりにとって死刑宣告と同じだった。その言葉に反応し首を絞めてしまった。拒絶ののち、自分を見る怯えたような目、それがゆりの見た彼の最期の顔だった。

 彼は死んだかもしれない。
ほっておくと死ぬかもしれない、そう思いながらも、その場から逃げ出した。
手に入れたと思いこもうとしても、すぐにその隙間から落ちていく「愛」。

 松本若菜さんが素晴らしかった。
ゆりという女性は愛する顔と憎む顔が同じだったんだと思う。


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matakita821 at 22:03|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年07月01日

プレミアムドラマ「エンジェルフライト」第4話 アニメに憧れたベトナム人技能実習生

 『エンジェルフライト』第4話 アニメに憧れたベトナム人技能実習生(録画)(NHKBS)

 「死」が、残された人の心を変える、これから生きていく人の人生を変える。
パワハラ、給料未払い、過酷な労働環境・・本当なら彼女が生きているうちに変わって欲しかった。日本という国に希望を抱いて来た彼女の心に、真摯な努力と懸命な労働にふさわしい形で応えて欲しかった。でも彼女の死が、彼女が残した愛が、あの社長を変えると信じたい。

 スアン(リエン)の御遺体を奪って元職場に立てこもった上田(濱津隆之)。「ストーカー」という声を聞いて一瞬ぞっとしたが(家族でも恋人でもない相手に死んだからと言って御遺体袋を開けて見られるのは抵抗あるぞ)、スアンは上田のこと尊敬していたみたいだから許してやっか。それに彼の行動で工場のみんなも勇気を出すことができたし。

 亡くなられた後の肉体とはなんだろう。
那美(米倉涼子)に病死した母親の遺体の処置をしてもらって魂が戻ったように感じて、生きている頃の母と向き合うようにお別れをすることができた柊(城田優)。亡くなった後に夫の不倫が発覚し、御遺体となった相手の女性の指を切ってでも指輪を外させたかった妻(高橋由美子)。結局、ギリギリのところで留まってくれたが相手が御遺体となっても復讐せずにはいられなかったのか。離れてくらしていた娘の生きているような姿を前にして、彼女の人生を改めて称え感謝し愛おしむ父。やっぱりお骨で対面するのと御遺体を前にするのでは違うよね。そして8年前に海難事故で夫を亡くしたが遺体が未だに見つからない那美。御遺体を前にお別れをすることができなかったために、彼女は後悔を抱え続け、わかってはいるが生きて戻って来る可能性が捨てられない。

 私は父が亡くなった後の遺体を見て、もう「父」はいないんだな、ここにあるのは「父の魂」が入っていた、ただの入れ物なんだなと思ったけれど、その入れ物に、その人の息吹のようなもの、命が感じられたら、死んでしまった者だからこそ与えられるものがあるんじゃないだろうか。目の前の「死」を通してしか伝えられない瞬間の。それは愛かもしれないし、気づきかもしれないし、希望なのかもしれない。


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2024年06月24日

プレミアムドラマ「エンジェルフライト」第3話 社葬 VS おかめ食堂

  二つの御遺体、ふたつのご葬儀。
どちらも優劣なんてつけられやしない。
今まで葬儀なんて、ただの形と思っていたけど、ご葬儀を執り行う家族や身内の中で生き生きと蘇るその人の人生、ともに生きてきた時間、改めて愛情や感謝を伝えられる特別な場なんだね。

 前半、御遺体になっても地位や利益が優先されるんかい、順番を優先させろよ!(「王様のレストラン」で大臣よりも先に予約したSPさんの順番を守った千石さんを見習えよ!とムカムカ)、そもそも別の会社に頼んだくせにいばりくさりやがって!と腹立ちを感じながら見ていたが、さすが那美(米倉涼子)、最後まであきらめなかった。

「今まで・・一度も言ってなかったな。
社長・・・こんな俺を・・・拾ってくれて・・
本当にありがとうございました」井村(菅原大吉)


 「すまない」じゃなくて「ありがとう」。
その気持ちが伝えられて良かった。
亡くなられた二人に共通しているのは出会いを大切に生きてきたこと。

 大波さん(社長)(井上肇)には井村を救ってやったという気は微塵もないと思う。大好きな親分がそばにいてくれたら自分はもっと頑張れる。一緒に働きたい。だからこそ井村さんもかつての自分を捨てて生まれ変わることができた。最期だってホントは女性を必要としていなかったと思うけど、井村の気持ちを立ててくれたんじゃないかな。井村という心から信頼できる相手を得て、子供の頃二人でウキウキと過ごした時のように新鮮な気持ちで仕事に臨めたのかもしれない。

 そして「おかめ食堂」の吉崎さん(余貴美子)。
いつだって自分は後回し。働いている時はお客さん優先、家では子供達優先。
でも耐えているふうでもなく、それが吉崎さんらしさだったのかな。
今回のコンサートも、そりゃ推しに会えるんだから嬉しかっただろうけど、子供達の自分への思いが嬉しくて優先させたんだと思う。それなのにチケットを失くしてしまったおばあさんに譲ってあげた。性分なんだね、そのことを後悔はしていないだろうし、ホテルでコンサート楽しんでいるかなとほほ笑んでいたように思う。

 亡くなられた方、ご家族、お身内、今回もそれぞれの人生と歴史が伝わってくるすばらしい仕事ぶりだった。脚本もちょっとスリリングで構成も良かった。次も必ず見たくなるドラマだよ。日曜日が楽しみになっている。


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2024年06月19日

きこりのテレビ日記 #168

 6月17日(月曜日) くもり

 『アンチヒーロー』last episode(最終話)正義(録画)(TBS)

 人は過ちを犯す。それはしかたのないことだ。
しかしその過ちに気づいた時、どんな選択をするかで未来は大きく変わる。
真実に向き合わず己の欲望を優先させた時、正義はゆがむ。
隠そうとしても己は知っている。
自分の中で闇が膨らみモンスターのように育ち、コントロールできなくなっていく。

 でも、選択の瞬間は常にある。
遅すぎるということはない。

 志水さん(緒形直人)から奪われた時間と人間としての誇り、それを思うともっと早く真実が明らかにされていたら・・と思うが、一度見失った真実を取り戻すにはそれだけの時間が必要だった。

「あの裁判から、ずっと考えていました。
法律とはいったい何なのか。
罪を償い、やり直すためにあるのが法律だと前まで思っていました。

 でも今は知っています。
罪をつぐなったからと言って許してくれるほど世の中甘くない。
公平でもない。
そんな不条理と戦うためにアンチヒーローが必要なのかもしれません。

 だから今度は僕が、
あなたを無罪にして差し上げます」赤峰(北村匠海)


 ハイ!二代目襲名決定!!おめでとうございます!ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ

 「罪」と「正義」、それは光の当たり方によって様相が変わってくるのだろうか。
その罪は本当に悪なのか。
その正義は誰のための正義なのか?

 悪の形をとる正義もある。
その正義に向き合うことは許されることなのか。
明墨も赤峰も自らに問いかけ続けながら法の世界に生き続けるのだろう(って、今回の件で弁護士資格はく奪されなきゃね( ̄▽ ̄;) )。
「アンチヒーロー」なんていない方がいい。でも彼らの力が必要な時もある。

 やっぱり緑川(木村佳乃)がこっち側じゃないと成功しない作戦だったよね。
長い闘いだった。
でも気づいてもらえない志水さんもいるかもしれない。
人が人を裁く限り。

 いや〜面白かったわ〜
最終回、また不気味なトーンで法廷を回す明墨(長谷川博己)が見られて満足満足。
かっこいいドラマだった。それぞれが役割をビシッと決めてくれてさ。
始まった時、何か理由があるんだろうけど罪のある人間を無罪にするってどうなの?と思ったが、人が人を裁くことの難しさ、人間の思いこみによる怖さや弱さ、時に危険だけど信念を持ち続ける尊さ、そんな人間のしぶとさ、いろいろと考えさせてくれたドラマだった。

 ベストメンバーだったけど、地味ながら常に明墨の斜め後ろぐらいの位置にいて確実に仕事をこなす青山さん(林泰文)が特に好きだったなぁ。彼らが今後どんなアンチヒーローぶりを魅せてくれるのか、「シーズン2」期待していますわ〜!



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2024年06月17日

プレミアムドラマ「エンジェルフライト」第2話 テロに打ち砕かれた開発支援

 無差別テロにより失われた命。
本当に誰を恨めばいいのか。
自分で選んだ道とは言え、志なかばで命を奪われた時、残された家族は心の中でどう折り合いをつければいいんだろう。

 改めて「エンジェルハース」の仕事の意味をつきつけられた回。
御遺体修復と死化粧は大切だ。対面した最後が凄惨なままだったら、家族はその姿を一生忘れられず苦しむだろう。自分を責め、家族を責め、悲しみの地獄がより深くなる。死化粧は、死者のためでもあるけれど、これからも生き続ける家族のためだ。命が奪われたのは許せない、テロリストは憎い、でも死に顔が安らかで眠っているようだったら、せめて救われる。「おかえり」と言って迎えてあげることで、やっと死と向き合うことができる。

 『死と向き合うってことは生と向き合うこと』

 途切れてしまった命を見届け、その人の思い、歩いて来た道、人生そのものを受け止める。そして受け止めながら、自分も生きて行く。
生きることで、いなくなってしまった家族と共に生きていく。

 前回もだったけど、見ていると涙が止まらない。
大切な人の死と向き合おうとする家族の、その愛に。エンジェルハースのメンバーの、故人とご家族に寄り添い仕事を全うしようとする真摯な姿に。

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2024年06月12日

きこりのテレビ日記 #167

 6月9日(日曜日)くもり

 ミー太に起こされて、7時起床。
猫達を外に出した後、珈琲飲んで、ワシも久しぶりにウォーキング。
その後、実家に寄り母の生存確認。まぁまぁ元気そうだが、私の誕生日に現金プレゼントを用意していたのを断ったら『家計簿を書き直さなきゃならない』『計算するのが大変』等ぐちぐち言われる等 ( ̄▽ ̄;)

 帰宅して土や肥料を買いに行った後、庭仕事2時間コース。
何度も書いているが、また書くが疲労感がハンパない。やっぱり「にんにく卵黄(疲労をやわらげ元気力を持続してくれるらしい)」注文するか?それとも以前飲んでいた「もろみ酢(必須アミノ酸9種が摂れるらしい)」?すぐに金で解決しようとするのが私の悪いところだが、実際どうなんだろ?という実験欲もあるのだ。

 『ラストルック〜世界を変えた一着〜』Holes / デザイナー川久保玲(録画)(NHK総合)

 チャンネル録画(決めたチャンネルの録画を24時間してくれる)をしていると、見る必要のない番組まで見ささるから、一時やめていたんだが、先月から再開。こんなふうに全く知らなかった番組に出会うこともあるので、やっぱり止められない。この番組は4月の再放送らしい。

 ファッションに特に興味がある訳ではないけれど見てみた。
「Holes」とは「コムデギャルソン」のデザイナー・川久保玲さんが発表した、あの穴空きルックのこと。1982年のことらしい。西洋では喪服のイメージがある黒であること、今までの女性の身体の線に沿った服が美しさであるとされていた常識を超えたものであること、何よりアンシンメトリーに空いた穴。全く知らんかったがファッション界に大きな衝撃をもたらし賛否両論(最初は否の方が大多数)だったそうな。

 私は弱い人間なので、こんなふうに世間を驚かせるだけじゃなく、もしかしたらデザイナーとして終わるかもしれないとわかっていても、自分自身を表現できる人に強く惹かれる。

 この作品に限らず、新しいものを生み出してやろうというのが、最初にあるのではなく、前進しつづけていたら新しいものを生み出していた的なことをおっしゃっていた。そして自由であるために仕事を持って生きるというのが大前提であり、その先にファッションがあり、デザイナーとしての自分があり、支えてくれる周りの人(スタッフや工場の人達)の存在があって作品を発表することができていると。すごく真っ当でカッコいい。

 彼女のデザインによって提示された今までの美に対する挑戦と新しい美、それは人形のような美しさではなく、その服と同じように自由で多様な感覚や感情とともに生きている女性の存在に気づかせてくれた。正直、コレはどうなんでしょうか?ってデザインもあったけど、それは私の感覚。確かなのは彼女の作品は常に前進しつづける彼女自身そのものであり、見た者に革命を起こさせるものであるということ。柔らかな心をもった戦士という印象。30分、充実した内容だったわ〜
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2024年06月11日

プレミアムドラマ「エンジェルフライト」第1話 スラムに散った夢

『陽平、よく頑張った!』

 彼がどんなにその言葉を求めていたか。
失望されるのが怖い。それでも彼は遠い地で夢を見つけた。
思いつきだったのかもしれないけれど、彼はそこで本当の仲間に出会えた。
家族と思って心から泣いてくれる人達と一緒に過ごしていた。

『死を扱うってことは、生を扱うってことだろ。
遺された人達は前を向いて生きてかなきゃならない。
そのために、せめて最期のお別れをさせてあげて、
とことん悲しんでもらう。それが私達の仕事』


 縁を切るような形で日本を飛び出した陽平君(葉山奨之)。
ご両親とは一切連絡を取らなかっただろう。遺された御遺体は彼がどんなふうに生きていたかを知るたったひとつの手がかり。
凛子(松本穂香)たちの仕事は御遺体と一緒に彼の心をも届けること。

 最初はご両親がもういいって言ってんだからいいじゃん!と思ったが( ̄▽ ̄;) 残された御家族はこれからも生きて行かなければならない、絶対後悔する(多分それは彼女自身の経験からだろう)との思いから無鉄砲とも思える行動にでた那美(米倉涼子)。

 人は変わる。会えなかった時間に陽平君も成長していたはず。
でもご両親の中にあるのは小さかった頃の彼であり、ろくでもないことをやらかすガキの姿であり・・・その空白の時間を繋ぐのが那美達の仕事なのかなぁ。

 『死』からスタートする物語。辛いけど視聴決定だす。


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2006年07月07日

「不信のとき」第一回

 さて、ドラマは妻(米倉涼子)と愛人(高岡早紀)との対面から始まる。
愛人に呼び出されて喫茶店で待つ妻。
悠々と自信たっぷりに現れる愛人。
「うちの主人とは別れてもらえませんか?
どうしたら・・どうしたら別れてもらえるんですか?お金?」
「別れてあげる。
でも、浮気の原因はあなたにあるのよ。
浅井さん、よくベッド中で言ってた。
あなたは悪い妻じゃないけど、結婚して5年、女としてはもう見れないって・・」

 愛人役の高岡早紀さん、憎らしいほどきれいでしたね〜
簡単に別れるところが、あなたには大きな傷でも私にとっては違うのよ・・と
言う見栄。そして、別れる代わりに相手にできるだけ深い傷を負わせようという
女のいやらしさ・・・う〜む・・おそろしか〜
 米倉さん、メイクによっては少女のように見えますね〜
世間知らずの普通のお嬢さんというのがよく出ていました。続きを読む

matakita821 at 15:39|PermalinkComments(6)TrackBack(6) このエントリーをはてなブックマークに追加