石田ひかり
2025年06月24日
「続・続・最後から二番目の恋」第11話(最終話) いくつになっても、未来に恋していたい
「われわれは、
ず〜〜っとこのまんまいくんですかねぇ〜」和平
「どうなんでしょうねぇ〜〜」千明
そうしてなされた、あのベロベロに酔っぱらった夜の
プロポーズの記憶の確認。
もちろんお互いに覚えておりました。
「でもなんか〜〜
ちょっと怖いんですよね〜
うん・・・怖いの・・かな?
あなたと一緒に暮らしたりしたら、
楽しいだろうし、
素敵だな・・と思うんです。
結構ちゃんと、大好きです」千明
でも、別れることが怖い。
それは和平もおんなじ。
「大切な人と・・・別れるのは・・
・・・もう嫌ですね。
もうそういう経験はしたくない。
ホントに嫌です」和平
「うん」
「なんかこう大切な誰かと一緒にいて、
そっからはもう、ひとりにはなりたくない。
怖いのかな。やっぱり」
「じゃあ一緒ですね」
年をとればとるほど別れが怖い。
若いころよりも辛いし忘れられない。
別れに耐えられない、別れで変わってしまう自分がいるんじゃ?と怯える。
「じゃあ・・このままでも・・いいですかね?
このままでも・・隣にいてくれます・・か?」千明
「もちろん。喜んで」和平
和平さんらしい答え。
そしてふたりらしい答え。
「でも、ひとつ約束しません?
シラフの約束。
いつか心が解けて、怖さが薄くなったら、
一緒に暮らしましょう。
起きた時、
すっぴんのあなたがいる暮らしがしてみたい」
「え〜〜フフ・・いやぁ・・・・
・・・うん・・・べつに・・いいよ」
「じゃあ約束」
「・・・えへへ・・」
約束があるって素敵だ。
今話し合ったふたりの関係。
でもちょっと違うふたりになるかもしれない約束。
その約束を守るのか、忘れたフリをするのかは、お互い次第。まだわからない。
変わらないようでいて変わっていくふたり。
ワクワク、ドキドキする未来に向かって楽しみながらゆっくりと歩いている。
ちゃんと失恋した律子と成瀬先生のお話デスヨ〜。
恋をしている自覚も、その恋が実らないことも、どんどん好きになったら辛い未来しか待っていないことも見えるし、わかっている年齢。そして自分でストップをかけることもできるし、どんな関係を作っていくかを選び取ることができるのもわかっている。律子(石田ひかり)が選んだのは和平(中井貴一)とずっと友達でいること。
お互いに鎌倉で生れ、鎌倉で育ったのに、多分何回もすれ違ってきたであろうに、出会わなかった律子と和平。人生ひと山もふた山も越えて、やっと出会ったことの意味もあるはず。
「鎌倉に帰ってきて良かったです」律子
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ず〜〜っとこのまんまいくんですかねぇ〜」和平
「どうなんでしょうねぇ〜〜」千明
そうしてなされた、あのベロベロに酔っぱらった夜の
プロポーズの記憶の確認。
もちろんお互いに覚えておりました。
「でもなんか〜〜
ちょっと怖いんですよね〜
うん・・・怖いの・・かな?
あなたと一緒に暮らしたりしたら、
楽しいだろうし、
素敵だな・・と思うんです。
結構ちゃんと、大好きです」千明
でも、別れることが怖い。
それは和平もおんなじ。
「大切な人と・・・別れるのは・・
・・・もう嫌ですね。
もうそういう経験はしたくない。
ホントに嫌です」和平
「うん」
「なんかこう大切な誰かと一緒にいて、
そっからはもう、ひとりにはなりたくない。
怖いのかな。やっぱり」
「じゃあ一緒ですね」
年をとればとるほど別れが怖い。
若いころよりも辛いし忘れられない。
別れに耐えられない、別れで変わってしまう自分がいるんじゃ?と怯える。
「じゃあ・・このままでも・・いいですかね?
このままでも・・隣にいてくれます・・か?」千明
「もちろん。喜んで」和平
和平さんらしい答え。
そしてふたりらしい答え。
「でも、ひとつ約束しません?
シラフの約束。
いつか心が解けて、怖さが薄くなったら、
一緒に暮らしましょう。
起きた時、
すっぴんのあなたがいる暮らしがしてみたい」
「え〜〜フフ・・いやぁ・・・・
・・・うん・・・べつに・・いいよ」
「じゃあ約束」
「・・・えへへ・・」
約束があるって素敵だ。
今話し合ったふたりの関係。
でもちょっと違うふたりになるかもしれない約束。
その約束を守るのか、忘れたフリをするのかは、お互い次第。まだわからない。
変わらないようでいて変わっていくふたり。
ワクワク、ドキドキする未来に向かって楽しみながらゆっくりと歩いている。
ちゃんと失恋した律子と成瀬先生のお話デスヨ〜。
恋をしている自覚も、その恋が実らないことも、どんどん好きになったら辛い未来しか待っていないことも見えるし、わかっている年齢。そして自分でストップをかけることもできるし、どんな関係を作っていくかを選び取ることができるのもわかっている。律子(石田ひかり)が選んだのは和平(中井貴一)とずっと友達でいること。
お互いに鎌倉で生れ、鎌倉で育ったのに、多分何回もすれ違ってきたであろうに、出会わなかった律子と和平。人生ひと山もふた山も越えて、やっと出会ったことの意味もあるはず。
「鎌倉に帰ってきて良かったです」律子
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2025年06月17日
「続・続・最後から二番目の恋」第10話 大人って、立派じゃなきゃダメですか?
いや〜もぅ、広行(浅野和之)がお子ちゃますぎて、イヤッ!(笑
「少年のような」とか「少年の心をもつ」と「お子ちゃま」では違いすぎる。典子(飯島直子)じゃなくても「今はいいや」、あるいは「もう(永遠に)いいや」だよな〜( ̄▽ ̄;) 典子の場合はタイミングもあるけどね。夫や息子以外に大切なものが自分の中に芽生えてきたところだからなぁ。
どうかまた一人で荒野へと向かってくださいませ。
和平さん(中井貴一)巻き込むんじゃねーぞ!
あの「痛い!痛い!」って声に笑っちゃたけど。
しかしやっぱり、和平さんと千明(小泉今日子)にとってお互いが唯一無二の存在なんだよね。
なんかあった時、なかった時、最後に顔を見たいのはお互い。
聞いて欲しいのも相槌が欲しいのもこの人なんだよね。
「悲しいけど、それがわかっちゃうのが
大人でね・・・」成瀬(三浦友和)
若い頃なら見えないフリをして突っ走れたけど、今は、相手の思いの深さが見えてしまうし、その相手の気持ちを尊重してあげたい、背中を押してあげたい、好きだからこそ。ホント、成瀬先生、さらりとスマートでカッチョよかった。
そしてそんな和平さんには千明の大丈夫じゃ無さ加減も手に取るようにわかる。
「いい歳したって抱きしめてもいいじゃないですか。
泣いていいですよ。
ぐしゅぐしゅになっても大丈夫。
ジャージですから」
和平さんもカッコ良かったぞ!
でも焼き鳥屋のおじさん、気まずいぞ!(笑
最高傑作と思われる月9企画書を提出した後に怖くなった千明。
最後におっきな花火をぶち上げてみんなで楽しもうと思ったんだが〜
コレがダメだったら、何もなくなる。
責任の重さとみんなへの思い。
そして間違って送信されたラインにショックを受け震えていた祥子(渡辺真起子)を思う涙。やるせなくて、切なくて、悔しくて。
ホント、自分のことならなんとでもなるんだけど、まさか祥子の職場に怒鳴りこみに行く訳にもいかず。みんな一生懸命やっているのに、それでも若い世代にしてみたら目障りな存在・・・
祥子さん、気づかなかったフリして明日からまた頑張るんだろうな。
こういうの私もどっちの立場になったこともあるけど、言い訳をしても傷は広がるばかり。もう黙々と自分の信じる仕事をするしかないよね。
続きを読む
「少年のような」とか「少年の心をもつ」と「お子ちゃま」では違いすぎる。典子(飯島直子)じゃなくても「今はいいや」、あるいは「もう(永遠に)いいや」だよな〜( ̄▽ ̄;) 典子の場合はタイミングもあるけどね。夫や息子以外に大切なものが自分の中に芽生えてきたところだからなぁ。
どうかまた一人で荒野へと向かってくださいませ。
和平さん(中井貴一)巻き込むんじゃねーぞ!
あの「痛い!痛い!」って声に笑っちゃたけど。
しかしやっぱり、和平さんと千明(小泉今日子)にとってお互いが唯一無二の存在なんだよね。
なんかあった時、なかった時、最後に顔を見たいのはお互い。
聞いて欲しいのも相槌が欲しいのもこの人なんだよね。
「悲しいけど、それがわかっちゃうのが
大人でね・・・」成瀬(三浦友和)
若い頃なら見えないフリをして突っ走れたけど、今は、相手の思いの深さが見えてしまうし、その相手の気持ちを尊重してあげたい、背中を押してあげたい、好きだからこそ。ホント、成瀬先生、さらりとスマートでカッチョよかった。
そしてそんな和平さんには千明の大丈夫じゃ無さ加減も手に取るようにわかる。
「いい歳したって抱きしめてもいいじゃないですか。
泣いていいですよ。
ぐしゅぐしゅになっても大丈夫。
ジャージですから」
和平さんもカッコ良かったぞ!
でも焼き鳥屋のおじさん、気まずいぞ!(笑
最高傑作と思われる月9企画書を提出した後に怖くなった千明。
最後におっきな花火をぶち上げてみんなで楽しもうと思ったんだが〜
コレがダメだったら、何もなくなる。
責任の重さとみんなへの思い。
そして間違って送信されたラインにショックを受け震えていた祥子(渡辺真起子)を思う涙。やるせなくて、切なくて、悔しくて。
ホント、自分のことならなんとでもなるんだけど、まさか祥子の職場に怒鳴りこみに行く訳にもいかず。みんな一生懸命やっているのに、それでも若い世代にしてみたら目障りな存在・・・
祥子さん、気づかなかったフリして明日からまた頑張るんだろうな。
こういうの私もどっちの立場になったこともあるけど、言い訳をしても傷は広がるばかり。もう黙々と自分の信じる仕事をするしかないよね。
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2025年06月10日
「続・続・最後から二番目の恋」第9話 一緒にわちゃわちゃ生きていければ幸せ
さて、冒険に出た双子たちは、ゼーゼー言いながらも子供の頃の夢を叶えたようです。
頂上で飲むコーヒー旨し!
「どんな気持ちですか?今」万里子
「・・・・・・う〜ん・・・
命の心配しなくていいのは嬉しいんだけどさ、
ちょっとピンときてないっていうか・・」真平
「はい」
「どうしていいのかわからないっていうのがさ、
正直なところ」
「うん」
「ず〜っと今日死ぬかもしれないと思って
生きてきたからね。40年近く」
「そうですね。
・・・・怖いですよね。
急に何かが変わるのは怖いです。
素晴らしいことでも怖いですよね」
「うん。怖いね」
「でも、良かったです」
ず〜っと病気の自分、死と隣り合わせの自分としか向き合ってこなかったんだもん。それが無くなると、いい変化だとわかっていても怖さは生れる。急に目の前に「自由」が攻めてきたみたいで戸惑う。これからだよね。人生やっと半分まで来たところ。少しづつ健康な自分に慣れていけばいいさ。
書初めの課題「生きる」を「生きろ」と書いた万里子(内田有紀)。
シンプルでまっすぐな祈りが真平(坂口憲二)を支えてきたんだね。
そして千明(小泉今日子)は万里子からの手紙と草案を受け取っていた。
万里子の手紙には成長していく自分への実感と喜び、そしてそこまで導いてくれた千明への感謝と愛情が詰まっていた。そんな瞬間に立ち会えた千明も誇らしかっただろうね。
『すべての文字が私が選択した意志でできてます』という言葉が本当に素敵だと思ったよ。選ぶことも進むことも怖がっていた万里子が一人の人間として自分の意志で歩きだし、未来を選ぼうとしている。なんか泣けるぜ。
それに対する千明の手紙も人間性が伝わってきてグッときたよ。
万里子の思いも行動もすべて受け止め、そして優しく背中を押してくれている。
さすが万里子が惚れ込んだ人だよ。
自分の背中を見つめ一生懸命ついてきていた子が、いつのまにか一人の作家として自分を刺激し、感動させ、パワーをくれる存在になっている。
こんな嬉しいことないよね (´;ω;`)
『今までは仕事上の恋人だったけど、
今度は溶け合いたいです。
作品でひとつになりたい』
やられたよ・・・最高のラブレターじゃんか。
草案は千明と万里子が往復書簡のように書き加え、その後「チーム千明」のみんなにも参加してもらい、さらに推敲することになったぞ。
まさにチームのみんなで創り上げる作品。
万里子にとっても嬉しいやね。
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2025年06月03日
「続・続・最後から二番目の恋」第8話 泣いても笑っても愛おしい人生
真平(坂口憲二)から長倉ファミリー(千明含む)に招集がかけられた。
隔離されたメンバーはもしや3人目ご懐妊では?等と予想して勝手に喜んでいたが、病気完治の報告だった。大きな病院でいろんな検査をしてもらった結果、脳幹部の腫瘍と思われた影は無くなったと言われたのさ〜!
常に最悪の状況になるかもしれない未来を見すえながら、それでも必死に前向きに生きて来た真平。支えてきた知美さん(佐津川愛美)と子供達。やっと晴れ晴れとした気持ちで生きていけるね。
心配や不安というネガティブな思いだろうと、ずっと抱えてきたら、その人の一部になっている。だからそれが無くなることに不安も感じている。それは当たり前さぁ・・ずっと無理をしないように疲れないようにって制限をかけた生活してきたんだから。それでも嗚咽を抑えるような「とにかく今は嬉しいです!嬉しい!」という言葉は大きい(´;ω;`) 人生が大きく変わるね。
みんなに感謝を伝えながら、真平が一番に気遣ったのは万里子(内田有紀)。
双子という特別な繋がりゆえに真平が抱える死の恐怖をも万里子は共有してきてしまったんだね。万里子が感じてきた未来への不安や違和感は、真平のものでもあった。
親離れを迎えた万里子だったけど、同じく真平も新たなステージに向かう時が来ているんだろうね。和平さん(中井貴一)の乾杯の言葉に泣けた (。•́ωก̀。)…
「よく頑張った。
よく生きてくれた。
真平がさっき、あのぅ・・・病気が治ったって言ったけど
俺は治ったんじゃなくて、治したんだと思う。
お前と知美ちゃんと二人で病気を治したんだ。
もちろんおっちゃんやそうも、それを手伝ってくれた。
家族の愛が病気に勝ったんだ」
報告を聞いて静かに感動している和平さんの背中をさすってあげたり、胸いっぱいでなかなか挨拶できない背中をポンポン叩いてあげる千明(小泉今日子)、二人を見ているとまさに阿吽の呼吸で長年連れ添った夫婦のようだった。
さて、すべてをリセットしたい衝動にかられたのでしょうか〜?
断捨離を始めようとしたが一人ではにっちもさっちもいかず千明に助けを求めた(ら和平もついてきた)典子(飯島直子)だったが〜
千明に「無理してなしにしなくてもいい、それ(過去と現在)も含めて、あんたという人間ができあがったわけでしょ?」と言われ腑に落ちた模様( ̄▽ ̄;) やっぱりさ〜一人で考え込むより、友のひとことさ。
「見た目の整理より、心の整理・・かな」
でもね、見た目の整理をすると心も整理されるよ(笑
まずね、3人暮らし仕様のままだから〜一人ぐらし用に変えましょうよ。
捨てるもん捨てて、自分好みに変えるのさ〜ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
続きを読む
2025年05月20日
「続・続・最後から二番目の恋」第6話 どうせならファンキーに年をとりたい
さて、唐突に決まった『事実婚の相手・長倉和平(中井貴一)』を伴った千明(小泉今日子)の帰郷。多分嘘とは思うが(前科アリ)父・隆司(小倉蒼蛙)の具合が悪くなり、うわごとで千明を呼んでいるから戻ってこいと母・有里子(三田佳子)から電話が入ったのさ〜
この前、心配する母親に楽しそうに暮らしていることを証明しようと写真たくさん送ったのに、それが逆効果だったようで・・・
それでもスルーしようとする千明をマイルドに説得する和平さん。
「何度でも騙されてあげてください。
会いたいって言ってくれてる親がそこにいるんですから。
ここにいる長倉家のみんなは
おんなじこと思ってると思いますよ。
我々は早くに親を亡くした子供達ですから。
会いたくても・・・会えない」
さらに千明の中にあるほんのちょっとの不安(万が一本当だったら)を指摘する万理子(内田有紀)。みんな千明のことわかりすぎ〜〜(笑
長倉ファミリー全員で背中を押すのでした。
こんなん言われたら、行くっきゃないでしょうよ〜
婚約者を連れてね(笑
いや〜信州に降り立った和平さん、
シュッとしててかっこ良かったわ〜
さすが中井貴一(笑
家に行く道中で自分が通っていた小学校へ寄り、
思い出話をする千明。
コレ、普通に恋人のスタンスでしょうよ〜
和平さん、興味津々で聞いとる。
友達ですら通ってた小学校になんて興味ないよゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
「なんか大人になればなるほど、
おなじような経歴の人達の集合体になっていくんですね〜
なんかそれがつまんないな〜と思って」千明
確かにね〜
同じようなグループの同じぐらいの感じって確認して安心したいのかも。
人間ってどうしても比べたくなるけど、比べたところでたいして変わんないよってメンバーと集っちゃうのかもね。
ドラマの制作現場は、いろんな職種のいろんな経歴の人達が力を出し合ってひとつのものをつくる。それが楽しいそうな。
きっと歩きながら他にもいろんな話をしたんだろうな〜
田舎に帰ってくると都会に住んでる者目線になり、ここに自分の居場所はないな〜と思う、でもかといって鎌倉が自分の居場所だという確信も持てない、揺るぎない根っこがあるとも思えない・・・そんなことをいろいろ考えてザワザワしてしまう。
和平さんはいつも通り、心地よい笑い声とあいづちで聞いていた。
相変わらず邪魔にならず、ほどがよい(笑
これってすごいことなんだよなぁ・・・・
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2025年05月13日
「続・続・最後から二番目の恋」第5話 そっか年取るって悪くないかもね
「悪い酒だったのかな・・・」和平
そうです(笑
まさか自分が騙されるなんてね。
自分を認められて褒められて誘ってもらえて。
行く気はなかったとしても、そりゃ嬉しいさ。
お金引っぱられる前に教えててもらって良かったけど、傷つくよなぁ。
他人の言葉で舞いあがっていた自分が。
心の隙を突かれる自分であったことが。
騙せる人間と見定められたことが。
そして実は自分は辞めた後のことが不安だったんだと気づかされたことが。
悔しいし、悲しいし、腹立つよ。
でもさ、コレ、若い頃にはなかった心境なんだけど、予想外のことが起きてショックを受けたり落ち込んだりすると、あぁ、いまだにこんな失敗して情けない恥ずかしいって、もちろん思うんだけど、その奥で自分はまだこんなふうに失敗できるんだな、そして心が動くし回復もできるんだな・・ってどこかでほっとしたりするんだよな。私だけかい?そして年取ってもいろんなことが起きるもんなんだな〜(じゃなくて自分が起こしてんのか?( ̄▽ ̄;))としみじみするというか。(一種の逃避だべか)だって若い頃は年を取ったら何も起こらないし心が乱されることもないんだろうな〜って思っていたから。面白いよね。
千明ならきっと、こんなこともネタにして笑えるようになるよね。
年をとっても、いろんなことが起きるから退屈しないって。
悪い酒だったけど、いい酒でもあった。
さて、えりな(白本彩奈)デスヨ。
海岸で知り合った青年・優斗(西垣匠)から和平がカフェで自分のことを甘えん坊キャラのように話していたことを知り、千明も交えて和平と3人の席をセッティング。父へ今の自分の素直な気持ちを伝えたぞ。
いや〜コレ、千明が間にいてくれて良かったよね( ̄▽ ̄;)
和平がうまいこと言えない所を千明が解説してあげて、えりなが照れくさくて言えなさそうなとこを背中押してくれてさ。
大人になったよねぇ・・シーズン1の頃は確かにマイルドではあったけどトゲも出しますよってキャラだったもんね。思春期でもあったし、父を思うが故に口に出せないこともあって溜ってしまうものがあったんだろうね。でも、さすが長倉ファミリー。しっかり父への愛情と感謝を伝えられた。 「人として好きだと思う」なんて最高じゃないですか〜いい子に育ったよ〜
ある意味、えりなも自立して和平も子離れの時期が来ているのかな。
庇うべきか弱い存在だったひな鳥はもういない。
いつのまにかひとりの人間として父親に向き合えるほど成長していたんだね。
和平さん、嬉しいねぇ・・そして寂しいけど誇らしいね。
あの世で奥さんに会えたら、胸を張っていいよ。
続きを読む
そうです(笑
まさか自分が騙されるなんてね。
自分を認められて褒められて誘ってもらえて。
行く気はなかったとしても、そりゃ嬉しいさ。
お金引っぱられる前に教えててもらって良かったけど、傷つくよなぁ。
他人の言葉で舞いあがっていた自分が。
心の隙を突かれる自分であったことが。
騙せる人間と見定められたことが。
そして実は自分は辞めた後のことが不安だったんだと気づかされたことが。
悔しいし、悲しいし、腹立つよ。
でもさ、コレ、若い頃にはなかった心境なんだけど、予想外のことが起きてショックを受けたり落ち込んだりすると、あぁ、いまだにこんな失敗して情けない恥ずかしいって、もちろん思うんだけど、その奥で自分はまだこんなふうに失敗できるんだな、そして心が動くし回復もできるんだな・・ってどこかでほっとしたりするんだよな。私だけかい?そして年取ってもいろんなことが起きるもんなんだな〜(じゃなくて自分が起こしてんのか?( ̄▽ ̄;))としみじみするというか。(一種の逃避だべか)だって若い頃は年を取ったら何も起こらないし心が乱されることもないんだろうな〜って思っていたから。面白いよね。
千明ならきっと、こんなこともネタにして笑えるようになるよね。
年をとっても、いろんなことが起きるから退屈しないって。
悪い酒だったけど、いい酒でもあった。
さて、えりな(白本彩奈)デスヨ。
海岸で知り合った青年・優斗(西垣匠)から和平がカフェで自分のことを甘えん坊キャラのように話していたことを知り、千明も交えて和平と3人の席をセッティング。父へ今の自分の素直な気持ちを伝えたぞ。
いや〜コレ、千明が間にいてくれて良かったよね( ̄▽ ̄;)
和平がうまいこと言えない所を千明が解説してあげて、えりなが照れくさくて言えなさそうなとこを背中押してくれてさ。
大人になったよねぇ・・シーズン1の頃は確かにマイルドではあったけどトゲも出しますよってキャラだったもんね。思春期でもあったし、父を思うが故に口に出せないこともあって溜ってしまうものがあったんだろうね。でも、さすが長倉ファミリー。しっかり父への愛情と感謝を伝えられた。 「人として好きだと思う」なんて最高じゃないですか〜いい子に育ったよ〜
ある意味、えりなも自立して和平も子離れの時期が来ているのかな。
庇うべきか弱い存在だったひな鳥はもういない。
いつのまにかひとりの人間として父親に向き合えるほど成長していたんだね。
和平さん、嬉しいねぇ・・そして寂しいけど誇らしいね。
あの世で奥さんに会えたら、胸を張っていいよ。
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2025年05月06日
「続・続・最後から二番目の恋」第4話 人生に恋するためにここにいる
『前略 吉野有里子さま
お母さん、私は元気だよ
59歳で一人で生きてる娘が心配なのはわかる
分かるし私だって考えると不安なこといっぱいある
でもね、私、結構幸せだと思うんだ
こんな人たちに囲まれて
ちゃんと生きてます。 千明』
誰もが抱く未来への不安、病気や死の恐怖、生きている意味。
なんとか前を向いて生きていこうと自分を奮い立たせても
それはきれいさっぱりとなくなることはない。
それでも一緒に受け止め、分かろうとしてくれたり、励ましてくれたり、叱ってくれたり、笑い飛ばしてくれたり・・・
そういう人が隣にいてくれたなら生きていける。
その温かさを感じながら、その人のためにも自分らしくありたいと思える。
『幸せ』って、ほんの一瞬のきらめき。
でも幸せって感じられた自分を信じられることが幸せなんじゃないのかな。
成瀬先生(三浦友和)、ついに亡くなられた奥様が千明(小泉今日子)そっくりだとカミングアウトしたわね〜今でも『世界一綺麗な人』だと思っているという先生。こんなふうに表現できるってことはもちろん外見もだけど心根の美しい人だったんだろうね。
まぁ、普通に自分に気があるのかも・・と思っていた千明も熱視線の理由が腑に落ち、先生は別の病院を紹介すると言ったけど、かかりつけ医と患者としてのお付き合い継続を申し出た。
なんか毎週書いているような気がするけど(笑)二人の会話がスッキリさっぱりしていて、ホント気持ちいい(笑)話し方に変な尾ひれがついていない。言葉が言葉としてきれいに成立しているから通じやすいし話が早い(笑)おなじく妙齢婦人として勉強になりマッス!
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お母さん、私は元気だよ
59歳で一人で生きてる娘が心配なのはわかる
分かるし私だって考えると不安なこといっぱいある
でもね、私、結構幸せだと思うんだ
こんな人たちに囲まれて
ちゃんと生きてます。 千明』
誰もが抱く未来への不安、病気や死の恐怖、生きている意味。
なんとか前を向いて生きていこうと自分を奮い立たせても
それはきれいさっぱりとなくなることはない。
それでも一緒に受け止め、分かろうとしてくれたり、励ましてくれたり、叱ってくれたり、笑い飛ばしてくれたり・・・
そういう人が隣にいてくれたなら生きていける。
その温かさを感じながら、その人のためにも自分らしくありたいと思える。
『幸せ』って、ほんの一瞬のきらめき。
でも幸せって感じられた自分を信じられることが幸せなんじゃないのかな。
成瀬先生(三浦友和)、ついに亡くなられた奥様が千明(小泉今日子)そっくりだとカミングアウトしたわね〜今でも『世界一綺麗な人』だと思っているという先生。こんなふうに表現できるってことはもちろん外見もだけど心根の美しい人だったんだろうね。
まぁ、普通に自分に気があるのかも・・と思っていた千明も熱視線の理由が腑に落ち、先生は別の病院を紹介すると言ったけど、かかりつけ医と患者としてのお付き合い継続を申し出た。
なんか毎週書いているような気がするけど(笑)二人の会話がスッキリさっぱりしていて、ホント気持ちいい(笑)話し方に変な尾ひれがついていない。言葉が言葉としてきれいに成立しているから通じやすいし話が早い(笑)おなじく妙齢婦人として勉強になりマッス!
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2025年04月29日
「続・続・最後から二番目の恋」第3話 正しい生き方なんかどこにもない
「私と結婚してください」
もとい、
「私の後継者になってください。
鎌倉市長に立候補しませんか?」
どんな球であろうと受け止めてきた安心と信頼の名キャッチャー・長倉和平(中井貴一)。はたして大リーグボール1号並の、この変化球を受け取れるのか?
う〜む・・・ナンバー1で実力を発揮する人とナンバー2、あるいはナンバー3にいるからこそ実力が発揮できる人、それぞれ適材適所というものがあると思う。和平はナンバー2タイプと見ていたんだが・・・
しかし、ここにきてピッチャーに転向もいいかもしれん。成瀬先生(三浦友和)仕切りによる初めての投球は大失敗して、とんでもないことになってしまったが ( ̄▽ ̄;) 投げてみて初めてわかることもあるし、キャッチャーとは違う景色を見てみるのも面白いかもしれん。
さぁ、どうする和平よ。
長倉家に伝わる「和平エロ本号泣事件」の真相。
いや〜こんな味わい深いおじさんに育っているんだもん、ご両親もさもありなんだけど、素敵なお母様だったんだね。でも帰宅して食卓にあのエロ本が、しかも中身確認された状態で置かれてるって・・・和平少年死んだよね?(笑
この前『上田と女がDEEPに吠える夜』でも性教育のことが語られていて、親として通らねばならないアレとしてもキツイわ〜と思いながら見ていたよ。性について子供と語り合うということは自分自身の性に対する考え方ももちろんバレる訳でゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 人と向き合うってことは自分自身とも向き合う事だから、こっぱずかしくもなる訳で・・・。うちは娘だから注意事項だけで済ませてきちゃったけど、息子だったら私には対応できなかっただろうなぁ。
でもエロ本やアダルトビデオの世界は(もちろん女性も見るだろうが)基本男性のために創られたファンタジーであることを伝えるのは大事だよね。「知りたい」の先にある出会いが与える影響は大きいもの。若ければ若いほど。
和平少年としっかり向き合ったお母様。
でもいつもと違う雰囲気の悲しそうな母の姿に衝撃を受けた和平少年のマイルドなトラウマにはなった模様。
で、そっから名キャッチャー和平が育っちゃったという(笑
恋愛方面でも自分からは、いかない。相手から猛アタックされると傷つけてはいけないと受け入れがち?
「でもね、恋愛においてはね、
キャッチャーだけじゃダメなんですよ。
捕ったら投げる。投げたら捕るっていう、
こういう何ていうかな・・・キャッチボールだから。
人と人はキャッチボールだからね」
剛腕投手・千明(小泉京子)のお言葉でございます(笑
で、うまいキャッチボールは人が見ていても面白い、心地よい。
続きを読む
もとい、
「私の後継者になってください。
鎌倉市長に立候補しませんか?」
どんな球であろうと受け止めてきた安心と信頼の名キャッチャー・長倉和平(中井貴一)。はたして大リーグボール1号並の、この変化球を受け取れるのか?
う〜む・・・ナンバー1で実力を発揮する人とナンバー2、あるいはナンバー3にいるからこそ実力が発揮できる人、それぞれ適材適所というものがあると思う。和平はナンバー2タイプと見ていたんだが・・・
しかし、ここにきてピッチャーに転向もいいかもしれん。成瀬先生(三浦友和)仕切りによる初めての投球は大失敗して、とんでもないことになってしまったが ( ̄▽ ̄;) 投げてみて初めてわかることもあるし、キャッチャーとは違う景色を見てみるのも面白いかもしれん。
さぁ、どうする和平よ。
長倉家に伝わる「和平エロ本号泣事件」の真相。
いや〜こんな味わい深いおじさんに育っているんだもん、ご両親もさもありなんだけど、素敵なお母様だったんだね。でも帰宅して食卓にあのエロ本が、しかも中身確認された状態で置かれてるって・・・和平少年死んだよね?(笑
この前『上田と女がDEEPに吠える夜』でも性教育のことが語られていて、親として通らねばならないアレとしてもキツイわ〜と思いながら見ていたよ。性について子供と語り合うということは自分自身の性に対する考え方ももちろんバレる訳でゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 人と向き合うってことは自分自身とも向き合う事だから、こっぱずかしくもなる訳で・・・。うちは娘だから注意事項だけで済ませてきちゃったけど、息子だったら私には対応できなかっただろうなぁ。
でもエロ本やアダルトビデオの世界は(もちろん女性も見るだろうが)基本男性のために創られたファンタジーであることを伝えるのは大事だよね。「知りたい」の先にある出会いが与える影響は大きいもの。若ければ若いほど。
和平少年としっかり向き合ったお母様。
でもいつもと違う雰囲気の悲しそうな母の姿に衝撃を受けた和平少年のマイルドなトラウマにはなった模様。
で、そっから名キャッチャー和平が育っちゃったという(笑
恋愛方面でも自分からは、いかない。相手から猛アタックされると傷つけてはいけないと受け入れがち?
「でもね、恋愛においてはね、
キャッチャーだけじゃダメなんですよ。
捕ったら投げる。投げたら捕るっていう、
こういう何ていうかな・・・キャッチボールだから。
人と人はキャッチボールだからね」
剛腕投手・千明(小泉京子)のお言葉でございます(笑
で、うまいキャッチボールは人が見ていても面白い、心地よい。
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