海に眠るダイヤモンド

2024年12月02日

「海に眠るダイヤモンド」第6話 希望の種 

 思いを確認しあった朝子(杉咲花)と鉄平(神木隆之介)。

「鉄平・・私、
お婿さんになる人とコスモス植えたいけん。
持っといて」朝子
「はい!」鉄平


 手渡された種の入った袋。
でも、その種は、やっと今、玲央(神木隆之介)によって植えられ芽を出した。
なぜいづみ(宮本信子)が持っていたのか。
二人で植えることは叶わなかったのか。

 閉山になった端島の写真に鉄平の姿はなかった。

「私も知らないの・・・
彼が・・・鉄平が・・どうなったのか」


 どういうこと?
坑内火災に遭って遺体が見つかっていないということ?
それとも行方不明になったの?
火災の原因が鉄平にあって耐え切れず消えた?
もしかしたら鉄平は生きているかもしれない?

 1963年、炭鉱閉山のニュースが相次ぐ中、端島の勢いは衰えなかった。
正月。リナ(池田エライザ)の妊娠を機に進平(斎藤工)は両親に結婚することと荒木家での同居を伝えた(実際はリナの戸籍を取り寄せることはできないし、進平の妻の死亡届は出していないので入籍はできず内縁関係)。

 多分、あの事は進平とリナが二人きりになっても話されなかっただろう。
あの男の遺体は本当に海流が沖へと運んでくれた。
あれからリナを捜しに来た者はいない。
進平の「端島なら、なんとかなる」という言葉は本当だろう。端島にいる限り、二人の秘密は隠しおおせる。
 
 リナは「荒木リナ」として生きていくことになった。
罪の意識を奥に押し込んで。
慣れない幸せに戸惑いながら。
リナにとっては初めての家族に守られた穏やかな時間が始まった。


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matakita821 at 16:07|PermalinkComments(2)

2024年11月25日

「海に眠るダイヤモンド」第5話 一島一家

「進平さん・・・死んじゃうかと思った」
「・・・(首を振る)」
「ごめんね・・ごめん・・」


 このふたりは人間としてギリギリの淵でどうしようもなく求めあっている。
二人なら一緒に生きられる、というよりも一緒に死ねるのかもしれない。
リナ(池田エライザ)の「死んじゃうかと思った」は「愛している」。

 妻の死を認めようとしなかった進平(斎藤工)が
リナにだけは「栄子は死んだ」と伝えた。

「もう誰も愛さない」
「愛さない」
「独りで生きていく」
「生きていく」


 ふたりだけにわかる思いの確認。
リナのために殺すことにためらいは無く、
「海流が沖へ流すと助からん」ことを伝える、
弟への嘘も上手な進平。

 でもきっとこのふたりに平穏な日々は来ない。
ジンクスは繰り返される。
多分、進平は死ぬのだろう。
進平のいない端島にリナの居場所はない。

 てことは・・・玲央(神木隆之介)はリナの孫なのか?
じゃあなぜ朝子(いづみ)は玲央に拘るのか。
鉄平とは結ばれなかった。結ばれなかったからこそ宝物を捜すように玲央を求めたのかと思ったが、そんなもんじゃないんだね、きっと。もっと深くて大きなもの。郷愁だけではなく、端島ですごした幸せな時間、島を出てから捨てて来たものを取り戻したかったのか、あるいは贖罪?

 ストライキ、部分ストライキ、ロックアウト、ロックアウト破り・・・
いつの時代も経営者と労働者の間には暗くて深い河がある。
これは戦争だ。生きる為の。
でも必死に戦っても、いつのまにか上同士で話が決まっている。
負傷した兵士は虚しいばかり。
その怒りは痛みを感じないトップではなく、ちゃんとその下の痛みがわかる人間に向けられる。

 賢将(清水尋也)は、いけにえだ。
鉱員や組合長らにとっては敵の息子であり、戦わずして勝利を得た卑怯者でしかない。鉄平(神木隆之介)も職員ではあるが、家族は鉱員だし、負傷したということは敵側とはいえ同じ兵士と認められる。そして鉄平のように正直に思いを発表することは立場上許されない。責められ罵られる賢将の心の傷は誰にも見えない。



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matakita821 at 09:45|PermalinkComments(2)

2024年11月21日

きこりのテレビ日記 #198

 11月17日(日曜日)くもり のち 雨 ちとあったかい

 最近、よく見る場面。
「ワタシが先だっつーの!」
「いや、僕の方が先に・・来て・・」
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「何よ!やる気?いつでもかかってきなさいよ!」
「や、やるぞお・・」
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 お外に出れば、こっちのもん
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 『カムカムエヴリバディ名場面TOP10』前編(録画)(NHK総合)

 明日からついに『カムカムエヴリバディ』再放送が始まりますわね〜!
も〜この朝ドラはハマりすぎていたから楽しみではあるんだけど逆に見るのが怖い。なんか時が流れているから、あの時ほど感動できるんだろうか?とか思っちゃって( ̄▽ ̄;)
でも大丈夫だった。この名場面集見ているだけで瞬時に『カムカム』の世界に浸れ、心がうるうるドキドキ。どの場面もすばらしかった。15分の一秒一秒が輝いていた。

第10位 定一さんのサニーサイド
 いや〜まさか世良さんが歌ってくれるなんて知らなかったからさ〜も〜上がった上がった!かっこいいおじさん・定一の歌声にシビレたね。視聴者だけじゃなく安子の心にも響いていた。

第10位 ひなたの道
 ひなたとビリーの心の再会。大人の恋の始まり。
いや〜しゃれたラストだったよね〜ドラマでは2025年、その同じころに再放送の最終回を迎えるってのも今からドキドキするぅ〜

第9位 金太の夢
 ケンカ別れしながらも、ずっと算太(濱田岳)のことを心配していたお父ちゃん(甲本雅裕)。やっと会えて許し合うことができた。あの頃の家族の笑顔が蘇り・・・゚(゚`ω´ ゚)゚泣けて泣けて・・目薬さして仕事行ったもんだよ。

第8位 チャンバラとジャズセッション
 この回はテンション上がって叫び出しそうだった(笑)
ジョー(オダギリジョー)とトミー(早乙女太一)の、その瞬間を全力で生きている演奏と、黍之丞と左近の命がけの闘いが重なって、映像自体がセッションしていた。カッコいいしおしゃれだし〜緊張感でピリピリするような映像がたまらず何度もリピートして見た覚えがあるよ。

第7位 サンタのラストダンス
 コレは涙なしには見られない・・ゥヮ―。゚(PД`q*)゚。―ン
算太の人生に安子、るい、ひなたの人生も重なって・・・あのダンスに算太という男のすべてが詰まっていた。そしてこの時ジョーがおもちゃのピアノで伴奏してくれて、その後のジョーの人生も変わっていったんだよね。

第6位 黄金の海
 私は、この場面がベスト1かな〜
ジョーを抱きしめるるいと、るいに身を預けるジョー。
るいの中からあふれる愛がジョーを包んで癒して、そして二人の中に新しいものが生まれた瞬間。深い闇のかなたに美しく輝く光が見えた。とにかく 深津絵里様が神々しくて美しくて・・・るいの心の軌跡も伝わってくる場面だったよね〜

 『カムカムエヴリバディ名場面TOP10』後編(録画)(NHK総合)

第5位 試着室
 勇気を振り絞って額の傷を見せるるいと優しく抱きしめるジョー。
 わかっていたよ。ジョーならそんなこと気にしないって(´;ω;`)
 試着室のカーテンを閉める演出にうふっ・・ってなったね。

第4位 「さびしいだろ、ばか」
 ぶっきらぼうだった五十嵐(本郷奏多)の告白、それを受けてのひなた(川栄李奈)のぽ〜〜に見ていてにんまりしちゃったよね。

第3位 「I Love You」
 会場に入ってきた安子を見たるいの時間が止まり、それでも歌おうとしたけれど、マイクを置いてお母さんのところに駆け寄る。「I hate You」が「I Love You」へ塗り替わる瞬間に立ち会えて心から嬉しくなったよ。

第2位 50年目の終戦記念日
 終戦記念日の奇跡。思いは繋がり、るいは父・稔の祈りのような言葉を聞く。このドラマではたまにファンタジックな場面があるけど、それまで丁寧に重ねてきた時間があるから、見ている側にしっくりと入ってくるんだよね。

第1位 「なんで泣いてるん?」
 稔さん(松村北斗)と別れる決意をして会いに行った安子。汽車で泣いている彼女を迎えた稔さん。さすが我らが稔さん、安子の悲しみに耐えている心に気づいてずっと見守っていたんだね。良かった・・安子の思いが報われた(´;ω;`)ウッ…当時は瞬間移動か?!とか特急に乗ったとか、松本清張ばりの推理をされる方がいて面白かった(笑

 このブログの『カムカムエヴリバディ』の記事


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matakita821 at 20:20|PermalinkComments(0)

2024年11月18日

「海に眠るダイヤモンド」第4話 沈黙

「奇跡は・・人が起こす」百合子

 長崎での被爆。
死んでしまった姉。
原爆症に苦しみながらも祈り続けた母。
その母の介護をしながら、自分もいずれこうなるのだと怯え続けた百合子(土屋太鳳)。

 神は何もしてくれなかった。
戦争でたくさんの人間が死んだ時も、原爆が落ちた時も、その後も。
どんなに祈っても必死に救いを求めても沈黙していた。
その恨みを朝子(杉咲花)にぶつけてきた百合子。

 でも戦争を始めたのも人間で、原爆を落としたのも人間だ。
戦争を始めた人間、勝つために国民をコントロールした人間、
負けが見えていても戦争を終わらせようとしなかった人間、
愛国心の名の元に他国民の命を消滅させる決断をした人間、

 そしてそんな決定に従うしかなかった人間たち。
戦争は人の考える力を奪う。
戦争を始めた人間たちが望んだのは何も考えず従うロボットだから。

 迷いを振り払い生きる人達。
戦争になんの疑問も抱かず息子が戦地に向かうのをばんざいで見送った一平(國村隼)。
飢えさせないために娘達を疎開させ空襲に遭わせてしまったハル(中嶋朋子)。
自分の信仰のために娘を長崎へ連れて行き死なせてしまった百合子の母。

 誰も悪くない。その時その時を必死に生きていただけだ。
終戦を迎えても、いや戦争が終わってからがさらなる苦しみの始まりだった。
みんな自分を責めながら、後悔の狭間で自分の罪と向き合いながら生きている。
戦争の愚かさを、失った命の尊さを、その罪を、忘れずに生き続けることでしか償えないから。



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matakita821 at 15:43|PermalinkComments(2)

2024年11月15日

きこりのテレビ日記 #197

 11月10日(日曜日)晴れ だけど寒い!−5度

 6時半頃、ミー太が起こしに来た。

「あの〜まだ起きないんですか?」
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「あの〜〜」
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 起きました ( ̄▽ ̄;)
昼間は消しているけど朝晩は、もうストーブ必須。
加湿器も稼働。ベストもスウェットからウールへ。
冬だワ〜〜

 でも、こんなに寒いのに、まだ咲いてくれとる。
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 21時 TBS『海に眠るダイヤモンド』第3話 孤島の花

 どんどん面白くなってくる〜
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matakita821 at 18:18|PermalinkComments(4)

2024年11月08日

きこりのテレビ日記 #196

 11月6日(水曜日)ついに−3度だよ〜

 『オクラ〜迷宮入り事件捜査〜』#05(録画)(フジテレビ)

 『オクラ』の中にスパイが?
わたしゃ、ずっと幾多室長(橋本じゅん)何か怪しいよな〜と思ったけど、警察裏帳簿のことは知っているけど加勢(中村俊介)と仲悪そうだからスパイはしなさそう。意外な人・・・宇梶さんか青木さん?( ̄▽ ̄;)

 てか捏造アジトに新山さん親子を隠すのはいいけど、あんなに堂々と舞台裏見せて大丈夫かい?仲間でもないのにさ。内情を知る人間を増やすのはバレリスク高めるよ〜新山さんも「自分のためにどうしてここまで」とか言ってたけど、いやいやいやいや・・・アンタ、この人達に証拠捏造されてハメられてたんですよ!甘いわ〜

 そして真犯人の芸能人の設定があまりにも安い雰囲気だし殺人の動機も安易でやんなっちゃったわ〜持ちつ持たれつみたいなこと言ってたけど、一芸能人に警察上層部を助けるだけの力あるのかね?コレ、得な取引だったの?そして、あのファイルって事件の経過をずいぶん詳細に内容が記されているけど、アレって一応犯人に話聞いたの?それとも倉庫で飛鷹(反町隆史)と不破(杉野遥亮)に話していたのを誰かが録音でもしていたのかね?そもそもあのファイルって今も更新され続けてんの?ちょっと内容が迷走してきているような・・・

 さて、飛鷹の始末を命じられた加勢だが〜
キャスティング的に反町が殺される訳もなく。きっと加勢があの世に逝ってしまうのでしょうゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ

 『海に眠るダイヤモンド』第2話 スクエアダンス(録画)(TBS)
 
 賢将(清水尋也)は朝子(杉咲花)が好きで、朝子は鉄平(神木隆之介)が好きで、鉄平はリナ(池田エライザ)が好き。そしてリナは進平(斎藤工)と?百合子は誰が好きなんだろう。スクエアに入らず見ているだけ?

 百合子(土屋太鳳)の家庭もいろいろあったみたいだね。
亡くなった姉、悲しみで神に救いを求めた母は百合子の存在を忘れている。端島を出ていきたいけど、出て行ったところで惨めな思いをするだけ。ここにいるから好き放題できる。精神的にも身体的にも逃げ場はない。台風が島ごと自分と住人達を飲み込んでしまえばいいと思っただろうか。でも朝子だって働きづめのこの島から出ることはできない。島の住人のほとんどが閉塞感を抱えている。

 台風が来れば船は来なくなり、水と食料は無くなり、電気も通らなくなる。島中を海水が暴れまわり何もかも破壊していく。人の命も奪う。自然の驚異に人間は耐えるのみ。鉱員住宅は狭くて風通しも悪くカビとの闘い。部屋は奪い合いで大雨になると便所から糞尿があふれ出す。それでもいづみ(宮本信子)にとっては島の姿を見るだけで心がかきむしられるような場所。いろんな感情が混ざり合った複雑な思いがあるのだろう。

 前回、いづみはリナか朝子か・・と思っていたんだけど百合子の可能性も出て来た( ̄▽ ̄;) 出て行きたかったけど出ていけなかった島、閉山して離れることになっただろうが、離れてみて心をあの島に置いてきたことに気づいたのか。
 
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matakita821 at 22:00|PermalinkComments(2)

2024年11月04日

「海に眠るダイヤモンド」第2話 スクエアダンス

 
 賢将(清水尋也)は朝子(杉咲花)が好きで、朝子は鉄平(神木隆之介)が好きで、鉄平はリナ(池田エライザ)が好き。そしてリナは進平(斎藤工)と?百合子は誰が好きなんだろう。スクエアに入らず見ているだけ?

 百合子(土屋太鳳)の家庭もいろいろあったみたいだね。
亡くなった姉、悲しみで神に救いを求めた母は百合子の存在を忘れている。端島を出ていきたいけど、出て行ったところで惨めな思いをするだけ。ここにいるから好き放題できる。精神的にも身体的にも逃げ場はない。台風が島ごと自分と住人達を飲み込んでしまえばいいと思っただろうか。でも朝子だって働きづめのこの島から出ることはできない。島の住人のほとんどが閉塞感を抱えている。

 台風が来れば船は来なくなり、水と食料は無くなり、電気も通らなくなる。島中を海水が暴れまわり何もかも破壊していく。人の命も奪う。自然の驚異に人間は耐えるのみ。鉱員住宅は狭くて風通しも悪くカビとの闘い。部屋は奪い合いで大雨になると便所から糞尿があふれ出す。それでもいづみ(宮本信子)にとっては島の姿を見るだけで心がかきむしられるような場所。いろんな感情が混ざり合った複雑な思いがあるのだろう。

 前回、いづみはリナか朝子か・・と思っていたんだけど百合子の可能性も出て来た( ̄▽ ̄;) 出て行きたかったけど出ていけなかった島、閉山して離れることになっただろうが、離れてみて心をあの島に置いてきたことに気づいたのか。

 第1話 地底の闇を切りひらく 
 第3話 孤島の花
 第4話 沈黙
 第5話 一島一家
 第6話 希望の種
 第7話 消えない火
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2024年10月24日

きこりのテレビ日記 #193

 10月24日(日曜日)まぁまぁいい天気 風強し

 21時 TBS『海に眠るダイヤモンド』第1話 地底の闇を切りひらく

 2018年の東京、夢も希望もない、生きることに疲れているホストの玲央(神木隆之介)。そんな彼に突然プロポーズをし、店で大盤振る舞いをしたり、長崎へと連れて行く謎の老婦人・いづみ(宮本信子)。

 そして1955年の長崎・端島に生きる人々。
炭鉱業のために生まれたこの小さな島には人々の生活に必要なもの、学校、病院、郵便局、食堂、床屋、購買部、ビリヤード場に映画館、派出所、すべてがあった。

 炭鉱夫の中には事情があってここに流れ着いた者もいた。
草笛リナ(池田エライザ)も同じような一人。
どこに行ってもうまくいかず、『根っこがちぎれた海藻みたいに漂って』居場所を求め転々と生きてきた孤独な女。

 職員クラブの管理人・町子(映美くらら)に『あんたに何があって、どこから逃げてきたのか知らんけどさ、私達あの戦争を生き延びたとよ。そう簡単には死ねんさ!』と言われていたが、戦争が終わってまだ10年。危険な炭鉱で働く男たちも島で働く女たちも、あの戦争と必死に戦い、とにかく生き残ったのだ。

 島にとって重要人物である製鉄会社社長の三島に逆らい、島を出ていく羽目になったリナに鉄平(神木隆之介)が言った言葉。

「リナさん、人生変えたくないか?
ここから、変えたくないか?」


 すべてに諦めていたリナが鉄平のまっすぐなまなざしとくもりのない言葉を受けて希望を掴もうと思うことができた。その言葉通り、いずみの人生は変わったのだと思う。

 その同じ言葉を玲央に伝えるいづみ。

「玲央、人生変えたくないか?
ここから、変えたくないか?」


 誰にでも人生を変える決断をする瞬間がある。
それは誰かの親切だったり、愛情だったり、おせっかいだったり、願いだったり、偶然のおかげだったりする。端島の生意気な口を利いていた若い炭鉱夫は命を救われ、自分の行いを恥じ、心を開き、仲間を得た。いづみが玲央に近づいたのは恩返しのため?それとも叶えられなかった祈りを成し遂げようとしているの?いづみの言葉は玲央に届いただろうか。

 そもそもいずみはリナなのか。あるいは鉄平を思っていた朝子(杉咲花)なのか。
鉄平とリナに進展はあるのか。
1974年に閉山するまでにあの島で何が起こるのか。
あそこで生きていた人達はどうなったのか。
ミステリー的な面白さもあるし、人間ドラマとしても期待できそう。
二役もさすがの神木隆之介様。声も顔もすべてが別人。
こちらも視聴決定。でも来週はお休みなのね〜( ̄▽ ̄;)

 10月22日(火曜日)くもり 秋らしい空

 『嘘解きレトリック』第3話(録画)(フジテレビ)

「先生・・月がきれいですね」鹿乃子

 かわいい物語だね (♡´艸`)
左右馬(鈴鹿央士)の嘘は端崎(味方良介)を守るための嘘。
そして鹿乃子(松本穂香)の気苦労を減らすための嘘。
どっちにしろ端崎は傷ついたし、鹿乃子はぐるぐると思い悩んだけど、優しい嘘は明らかになっても温かな毛布のようにくるんでくれたから笑顔になれた。

 左右馬って実は人の心が読めるんじゃ?ってぐらい洞察力があるね。
そして品があるから、隠しているけど実はええとこの坊ちゃんなんじゃ?


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matakita821 at 16:22|PermalinkComments(2)

2024年10月21日

「海に眠るダイヤモンド」第1話 地底の闇を切りひらく


 2018年の東京、夢も希望もない、生きることに疲れているホストの玲央(神木隆之介)。そんな彼に突然プロポーズをし、店で大盤振る舞いをしたり、長崎へと連れて行く謎の老婦人・いづみ(宮本信子)。

 そして1955年の長崎・端島に生きる人々。
炭鉱業のために生まれたこの小さな島には人々の生活に必要なもの、学校、病院、郵便局、食堂、床屋、購買部、ビリヤード場に映画館、派出所、すべてがあった。

 炭鉱夫の中には事情があってここに流れ着いた者もいた。
草笛リナ(池田エライザ)も同じような一人。
どこに行ってもうまくいかず、『根っこがちぎれた海藻みたいに漂って』居場所を求め転々と生きてきた孤独な女。

 職員クラブの管理人・町子(映美くらら)に『あんたに何があって、どこから逃げてきたのか知らんけどさ、私達あの戦争を生き延びたとよ。そう簡単には死ねんさ!』と言われていたが、戦争が終わってまだ10年。危険な炭鉱で働く男たちも島で働く女たちも、あの戦争と必死に戦い、とにかく生き残ったのだ。

 島にとって重要人物である製鉄会社社長の三島に逆らい、島を出ていく羽目になったリナに鉄平(神木隆之介)が言った言葉。

「リナさん、人生変えたくないか?
ここから、変えたくないか?」


 すべてに諦めていたリナが鉄平のまっすぐなまなざしとくもりのない言葉を受けて希望を掴もうと思うことができた。その言葉通り、いずみの人生は変わったのだと思う。

 その同じ言葉を玲央に伝えるいづみ。

「玲央、人生変えたくないか?
ここから、変えたくないか?」


 誰にでも人生を変える決断をする瞬間がある。
それは誰かの親切だったり、愛情だったり、おせっかいだったり、願いだったり、偶然のおかげだったりする。端島の生意気な口を利いていた若い炭鉱夫は命を救われ、自分の行いを恥じ、心を開き、仲間を得た。いづみが玲央に近づいたのは恩返しのため?それとも叶えられなかった祈りを成し遂げようとしているの?いづみの言葉は玲央に届いただろうか。

 そもそもいずみはリナなのか。あるいは鉄平を思っていた朝子(杉咲花)なのか。
鉄平とリナに進展はあるのか。
1974年に閉山するまでにあの島で何が起こるのか。
あそこで生きていた人達はどうなったのか。
ミステリー的な面白さもあるし、人間ドラマとしても期待できそう。
二役もさすがの神木隆之介様。声も顔もすべてが別人。
こちらも視聴決定。でも来週はお休みなのね〜( ̄▽ ̄;)

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 第5話 一島一家
 第6話 希望の種
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matakita821 at 15:00|PermalinkComments(0)