村田雄浩
2022年01月21日
「カムカムエヴリバディ」 第12週 1963-1964
1月17日(月)第53話
ジョー(オダギリジョー)のコンテスト出演衣装ができあがってきました。
やっぱりあの赤いスーツお買い上げだったのね(笑
『最初は出えへんつもりやったんや。コンテスト。
でも夢ができたから。いつかアメリカに行くって。
サッチモちゃんと2人で。
きっと勝つよ。
これ着てコンテスト出て必ず優勝する』
『はい』るい(深津絵里)
ジョーの部屋には柔らかな薄日が差していた。
ジョーがあまりにもピュアで、なんだかお母さんに認めて欲しい子供みたいで切なくなる。でも、るいとジョーは同じ夢を見ているんだよね。
HPはこちら
さて、竹村クリーニングのラジオからパーソナリティ磯村(浜村淳)の声が響いております。
話題がジョーの参加するコンテストになり平和夫婦(村田雄浩・濱田マリ)も仕事の手を止めて聞き入っとる。
もちろん、るいもドキドキしながら注目しております。
優勝候補の名前が次々あがるけど・・・ジョーの名前が出ないわ〜( ̄▽ ̄;)
『大本命は・・・トミー北沢
この人は非常に華があります。テクニックも頭一つ抜けてます』
るい、身じろぎもせず・・・
『そのトミー北沢のライバルと目されているのが大月錠一郎』
るいが、よっしゃ!という感じでラジオに接近(笑
『私はこの人のプレーがとても好きでね。トミー北沢が太陽ならば・・・』
そこにジョーがやってきた!
『うわさをすれば』平助
『あぁ大月君、今、あんたのことラジオで言うてんで』和子
『えっ?』ジョー
『大月錠一郎はまさに月!
闇夜に浮かぶお月様のような彼の音が私は好きでねぇ。
しかし、どちらの実力が上かと言えばトミー北沢やと思います。
光り輝く太陽の前では闇夜の月などは全く勝ち目はないですね。
ズバリ!優勝は光り輝くトミー北沢でしょう!』
磯村はん・・・一瞬持ち上げてから突き落としたね (ΦдΦ)
ジョーはすっかり自信を失ってしまいました。
平和夫婦の気まずそうな表情でふたりがどんな感じかよくわかる(笑
で、どんよりしているお二人さんに西山(笑福亭笑瓶)が映画の割引券を差し出した。
モモケン(尾上菊之助)の「棗 黍之丞シリーズ」最新作
総天然色『妖術七変化 隠れ里の決闘』。
(伴虚無蔵(松重豊)も出演。大役!妖怪にされてしまった侍・左近!)
気が進まなさそうな二人やったが和子達に勧められ見に行くことに。
ホットドッグを食べようとするジョーの胸にハンカチを巻いて予防するるい(笑
で、残ったおっちゃんとおばちゃんは相変わらずラジオを聴きながら仕事しとるんだが、磯村がこの映画のことを酷評。
『日本の映画史上まれに見る駄作なんです』 ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
『ええんかいな。大月君、こないなけったいな映画
大事なコンテストの前に見てしも〜て〜〜』和子
『今更言うても・・・しゃあないやないかぁ〜〜』平助
確かにね〜B級感漂うというか〜安いというか〜
(でも、ここまでケナされると逆に見て見たくなるよ。
あの昔の特撮に出て来たような死神軍団みたいのも気になるし)
「棗 黍之丞シリーズ」って正統派時代劇じゃなかったんかい・・
なんでオカルト系にいっちゃったんだろ・・
でも、昔の東映映画って演出おどろおどろしかったもんね。『さそりシリーズ』だって素っ頓狂な展開あったよ( ̄▽ ̄;)アハハ…
るいは、なんだろ、変な映画・・てな感じで飽きているんだが・・・
何故かジョーはハマっている(笑
夢中で見ているジョーを不思議そうに見ているるい(笑
すごい集中しとる・・・
もしかして映画館来たの初めてなのかな・・
そしてモモケンの決めセリフの場面が来たら・・
もはやホットドッグもおろしてしまった(笑
『暗闇でしか 見えぬものがある。
暗闇でしか 聴こえぬ歌がある。
黍之丞 見参!』
憑りつかれたように画面から目が離せないジョーを
大丈夫かしら?と心配そうに見つめるるい・・(笑
黍之丞のセリフにグッと来たようです。
磯村に『闇夜の月は太陽に勝てない』的なことを言われ落ち込んどったが(トミー(早乙女太一)がジョーにコンプレックスを抱いているように、ジョーも正統派トミーにコンプレックスを感じていたんだね)、黍之丞のおかげでふっ切れ、スイッチが入ったのさ〜!
闇の中を必死に生きて来た者だからこそ作り出せる音楽、奏でることができる音がある!そうはっきり思えた。なんかヒーローものを見た後の男の子がその気になる現象と同じような気もするが、それでいいのです。ジョーとはそういう男なのですから。
映画館を出た後もチケットを見つめながら無言で歩き続けるジョー(心の中でトランペットへの思いをどんどんたぎらせているのよ)に、妙なもん見せちゃったな〜と気まずいるい。
ところが・・・
『勝つよ。
サッチモちゃんのために戦うよ』ジョー
『・・・(うなづいて微笑む)』るい
黍之丞に成りきっとるね・・( ̄▽ ̄;)
ほとんどの人にとってつまらないものだとしても、誰かにとっては一生の宝になるような光明を与えてくれるものになることがあるから面白いよね。そして自分にはよくわからんけど(笑)そんなジョーをあるがまま受け止めるるい。
しっかり結ばれた手と手。
そしてコンテスト当日。
時間も迫っているのにジョーが慌ててるいの所にやってきた。
にゃんと衣装のシャツにケチャップ付けとる!!
子供か!!(笑
怒りながら一生懸命汚れを落とするい・・・
素直に謝っておろおろしとるジョー・・(笑
すっかり夫婦のようやな。
とにかくジョーは会場に行かせて、シャツはるいが届けることに。
『大月さん、頑張ってください。
きっと勝って・・・ください』
笑顔で応えたジョーなのでした。
も〜〜!なんか二人がかわいくてかわいくてたまらん!
一話終わるごとに、どうかこの二人の幸せが続きますように・・ (-人-;) と祈っております・・・
1月18日(火)第54話
今回も圧巻の15分でした。
ジョーのシャツを洗い、仕上げ、届けるるい、
それを待っているジョー、
『若大将』の席が取れず、しかたなく「世紀の駄作」『妖術七変化 隠れ里の決闘』を見る羽目になった平和夫婦、
映画の中で死闘を繰り広げる棗 黍之丞と左近、
ジョーとトミーそれぞれの演奏、そしてセッションの場面が
重なり合い、せめぎ合い、息詰まるような濃密な刹那となり、
斬りこむようにクライマックスへと向かっていく。
も〜今日も完璧ですやん!!
特に好きな場面をあげていきますわね
・ 演奏前、青ざめた顔をしているジョーにトミー(早乙女太一)が発破をかけたぞ。
『お前まで、そのありさまやったら・・・楽勝やな』
『・・・トミー。負けへんよ』ジョー
『そう来んとな・・( ̄ー ̄)ニヤリッ』
も〜〜トミーったら〜ジョーの緊張をほぐしてあげたのね。
弱弱しい「負けへんよ」だったけど頂きました!(笑
きっと今までジョーのこんな強気な発言聞いたことないはずだから、トミー内心小躍りしてたんじゃないのぉ。
・ 出場者の品定めをしとる笹川社長(佐川満男)とご令嬢の奈々(佐々木希)に
飲み物をサービスするベリーちゃん(市川実日子)が一言だけ言って去って行く(笑
『言うとっけど、ダークホースがいてるえ』
ヾ(*´∀`*)ノ いいぞお!ベリーちゃん!(笑
・ 観念してあんぱんを食べ始める和子さんを優しい目で見つめる平助さん。
この二人が映画を見ている生き生きとした表情
(唖然→仰天→意外と魅せるで→!!→えぇえーー?!→やるじゃん!)が
いいスパイスになっとった。
・ 息せき切ってジョーにシャツを手渡したるいと受け取って笑顔になるジョーの無言の時間。
この二人に言葉はいらない。口に出さないことで伝えあっている。
・ ジョーの演奏を見守るるいの誇らしげな、心配そうな、輝く瞳。
・ 演奏しながら、闇の中で出会った煌めきを思い出し、自分だけの世界を創り上げていくジョー。幼い頃のジョーにとって「Dippermouth Blues」は闇夜に浮かぶ灯りだった、そこで出会った音楽と演奏者たちに生きる力をもらった、そして光そのものの存在だったパワフルで温かい定一さん(世良公則)・・・闇の中にいたからこそわかる光の輝きと美しさをジョーは今、感じている。
・ 「今」という時間を燃やし尽くしているトミーとジョー。
心から演奏を楽しんでいる。
もうどっちが勝っても満足だよね。
・ 演奏を聴いた小暮さん(近藤芳正)の嬉しそうな顔!
・ 舞台の上からほっとした表情でるいを見つめるジョー、
感動して泣きそうになっているるい。
(*≧▽≦ノノ゙☆.+゚ブラボゥーーー!!
続きを読む
ジョー(オダギリジョー)のコンテスト出演衣装ができあがってきました。
やっぱりあの赤いスーツお買い上げだったのね(笑
『最初は出えへんつもりやったんや。コンテスト。
でも夢ができたから。いつかアメリカに行くって。
サッチモちゃんと2人で。
きっと勝つよ。
これ着てコンテスト出て必ず優勝する』
『はい』るい(深津絵里)
ジョーの部屋には柔らかな薄日が差していた。
ジョーがあまりにもピュアで、なんだかお母さんに認めて欲しい子供みたいで切なくなる。でも、るいとジョーは同じ夢を見ているんだよね。
HPはこちら
さて、竹村クリーニングのラジオからパーソナリティ磯村(浜村淳)の声が響いております。
話題がジョーの参加するコンテストになり平和夫婦(村田雄浩・濱田マリ)も仕事の手を止めて聞き入っとる。
もちろん、るいもドキドキしながら注目しております。
優勝候補の名前が次々あがるけど・・・ジョーの名前が出ないわ〜( ̄▽ ̄;)
『大本命は・・・トミー北沢
この人は非常に華があります。テクニックも頭一つ抜けてます』
るい、身じろぎもせず・・・
『そのトミー北沢のライバルと目されているのが大月錠一郎』
るいが、よっしゃ!という感じでラジオに接近(笑
『私はこの人のプレーがとても好きでね。トミー北沢が太陽ならば・・・』
そこにジョーがやってきた!
『うわさをすれば』平助
『あぁ大月君、今、あんたのことラジオで言うてんで』和子
『えっ?』ジョー
『大月錠一郎はまさに月!
闇夜に浮かぶお月様のような彼の音が私は好きでねぇ。
しかし、どちらの実力が上かと言えばトミー北沢やと思います。
光り輝く太陽の前では闇夜の月などは全く勝ち目はないですね。
ズバリ!優勝は光り輝くトミー北沢でしょう!』
磯村はん・・・一瞬持ち上げてから突き落としたね (ΦдΦ)
ジョーはすっかり自信を失ってしまいました。
平和夫婦の気まずそうな表情でふたりがどんな感じかよくわかる(笑
で、どんよりしているお二人さんに西山(笑福亭笑瓶)が映画の割引券を差し出した。
モモケン(尾上菊之助)の「棗 黍之丞シリーズ」最新作
総天然色『妖術七変化 隠れ里の決闘』。
(伴虚無蔵(松重豊)も出演。大役!妖怪にされてしまった侍・左近!)
気が進まなさそうな二人やったが和子達に勧められ見に行くことに。
ホットドッグを食べようとするジョーの胸にハンカチを巻いて予防するるい(笑
で、残ったおっちゃんとおばちゃんは相変わらずラジオを聴きながら仕事しとるんだが、磯村がこの映画のことを酷評。
『日本の映画史上まれに見る駄作なんです』 ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
『ええんかいな。大月君、こないなけったいな映画
大事なコンテストの前に見てしも〜て〜〜』和子
『今更言うても・・・しゃあないやないかぁ〜〜』平助
確かにね〜B級感漂うというか〜安いというか〜
(でも、ここまでケナされると逆に見て見たくなるよ。
あの昔の特撮に出て来たような死神軍団みたいのも気になるし)
「棗 黍之丞シリーズ」って正統派時代劇じゃなかったんかい・・
なんでオカルト系にいっちゃったんだろ・・
でも、昔の東映映画って演出おどろおどろしかったもんね。『さそりシリーズ』だって素っ頓狂な展開あったよ( ̄▽ ̄;)アハハ…
るいは、なんだろ、変な映画・・てな感じで飽きているんだが・・・
何故かジョーはハマっている(笑
夢中で見ているジョーを不思議そうに見ているるい(笑
すごい集中しとる・・・
もしかして映画館来たの初めてなのかな・・
そしてモモケンの決めセリフの場面が来たら・・
もはやホットドッグもおろしてしまった(笑
『暗闇でしか 見えぬものがある。
暗闇でしか 聴こえぬ歌がある。
黍之丞 見参!』
憑りつかれたように画面から目が離せないジョーを
大丈夫かしら?と心配そうに見つめるるい・・(笑
黍之丞のセリフにグッと来たようです。
磯村に『闇夜の月は太陽に勝てない』的なことを言われ落ち込んどったが(トミー(早乙女太一)がジョーにコンプレックスを抱いているように、ジョーも正統派トミーにコンプレックスを感じていたんだね)、黍之丞のおかげでふっ切れ、スイッチが入ったのさ〜!
闇の中を必死に生きて来た者だからこそ作り出せる音楽、奏でることができる音がある!そうはっきり思えた。なんかヒーローものを見た後の男の子がその気になる現象と同じような気もするが、それでいいのです。ジョーとはそういう男なのですから。
映画館を出た後もチケットを見つめながら無言で歩き続けるジョー(心の中でトランペットへの思いをどんどんたぎらせているのよ)に、妙なもん見せちゃったな〜と気まずいるい。
ところが・・・
『勝つよ。
サッチモちゃんのために戦うよ』ジョー
『・・・(うなづいて微笑む)』るい
黍之丞に成りきっとるね・・( ̄▽ ̄;)
ほとんどの人にとってつまらないものだとしても、誰かにとっては一生の宝になるような光明を与えてくれるものになることがあるから面白いよね。そして自分にはよくわからんけど(笑)そんなジョーをあるがまま受け止めるるい。
しっかり結ばれた手と手。
そしてコンテスト当日。
時間も迫っているのにジョーが慌ててるいの所にやってきた。
にゃんと衣装のシャツにケチャップ付けとる!!
子供か!!(笑
怒りながら一生懸命汚れを落とするい・・・
素直に謝っておろおろしとるジョー・・(笑
すっかり夫婦のようやな。
とにかくジョーは会場に行かせて、シャツはるいが届けることに。
『大月さん、頑張ってください。
きっと勝って・・・ください』
笑顔で応えたジョーなのでした。
も〜〜!なんか二人がかわいくてかわいくてたまらん!
一話終わるごとに、どうかこの二人の幸せが続きますように・・ (-人-;) と祈っております・・・
1月18日(火)第54話
今回も圧巻の15分でした。
ジョーのシャツを洗い、仕上げ、届けるるい、
それを待っているジョー、
『若大将』の席が取れず、しかたなく「世紀の駄作」『妖術七変化 隠れ里の決闘』を見る羽目になった平和夫婦、
映画の中で死闘を繰り広げる棗 黍之丞と左近、
ジョーとトミーそれぞれの演奏、そしてセッションの場面が
重なり合い、せめぎ合い、息詰まるような濃密な刹那となり、
斬りこむようにクライマックスへと向かっていく。
も〜今日も完璧ですやん!!
特に好きな場面をあげていきますわね
・ 演奏前、青ざめた顔をしているジョーにトミー(早乙女太一)が発破をかけたぞ。
『お前まで、そのありさまやったら・・・楽勝やな』
『・・・トミー。負けへんよ』ジョー
『そう来んとな・・( ̄ー ̄)ニヤリッ』
も〜〜トミーったら〜ジョーの緊張をほぐしてあげたのね。
弱弱しい「負けへんよ」だったけど頂きました!(笑
きっと今までジョーのこんな強気な発言聞いたことないはずだから、トミー内心小躍りしてたんじゃないのぉ。
・ 出場者の品定めをしとる笹川社長(佐川満男)とご令嬢の奈々(佐々木希)に
飲み物をサービスするベリーちゃん(市川実日子)が一言だけ言って去って行く(笑
『言うとっけど、ダークホースがいてるえ』
ヾ(*´∀`*)ノ いいぞお!ベリーちゃん!(笑
・ 観念してあんぱんを食べ始める和子さんを優しい目で見つめる平助さん。
この二人が映画を見ている生き生きとした表情
(唖然→仰天→意外と魅せるで→!!→えぇえーー?!→やるじゃん!)が
いいスパイスになっとった。
・ 息せき切ってジョーにシャツを手渡したるいと受け取って笑顔になるジョーの無言の時間。
この二人に言葉はいらない。口に出さないことで伝えあっている。
・ ジョーの演奏を見守るるいの誇らしげな、心配そうな、輝く瞳。
・ 演奏しながら、闇の中で出会った煌めきを思い出し、自分だけの世界を創り上げていくジョー。幼い頃のジョーにとって「Dippermouth Blues」は闇夜に浮かぶ灯りだった、そこで出会った音楽と演奏者たちに生きる力をもらった、そして光そのものの存在だったパワフルで温かい定一さん(世良公則)・・・闇の中にいたからこそわかる光の輝きと美しさをジョーは今、感じている。
・ 「今」という時間を燃やし尽くしているトミーとジョー。
心から演奏を楽しんでいる。
もうどっちが勝っても満足だよね。
・ 演奏を聴いた小暮さん(近藤芳正)の嬉しそうな顔!
・ 舞台の上からほっとした表情でるいを見つめるジョー、
感動して泣きそうになっているるい。
(*≧▽≦ノノ゙☆.+゚ブラボゥーーー!!
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2022年01月14日
「カムカムエヴリバディ」 第11週 1962-1963
1月10日(月)第48話
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たこ焼きのおかげで、また話せるようになったふたり・・・
自分のシャツを干してくれているるい(深津絵里)に『またこぼさんようにしてくださいよ』と言われているジョー(オダギリジョー)も、
そんな自分の後ろ姿を見つめながら『(かき氷)溶けるよ』と言われているるいも幸せそう。
『・・・・特別なんや。僕にとっても。
僕にとっても「On the sunny side of the street」は・・・』
話の始め方が繊細な心遣いのできるジョーらしかった。
『僕の一番古い記憶は「on the Sunny Side of the Street」なんや。
今でも耳によみがえる。あのイントロの高らかなトランペット。
シンガーでもないおじさんがマイク奪って歌いだして・・・
みんな圧倒されてた。
英語やったし何言うてるかは僕には全然分からんかった。
けど・・・その時の僕には見えてた。
ひなたの道が。
これから自分が歩いていく道はサニー・サイド・オブ・ザ・ストリート、
明るい光に照らされてる。そんな予感でいっぱいやった』
やっぱりジョーは定一さん(世良公則)が面倒見ていた少年だった。
一番古い記憶が、定一さんが安子(上白石萌音)のために歌ったあの舞台・・・
多分、ジョーは戦災孤児なんやろな。
どっかからか逃げ出して来たのか、あるいは家も親も亡くして流離っていた時に「Dippermouth Blues」から聴こえた曲に引き留められたのか・・・
あの時の定一さんの歌の持つ力はすごかったもんね。
こんなふうに一人の少年の心に「ひなたの道」を見せたなんて、
定一さん知らないだろうなぁ。
今も元気で岡山であの店にいて欲しいな。
ジョーは、それはいつ頃のことかは知らなかったが
場所は進駐軍のクラブだと憶えていた。
『私ゃあ・・・私ゃあ・・・レコードでした。
岡山の喫茶店で聴いた・・・レコード。
小せぇ頃、何回か連れてかれました』るい
『誰に?』
『・・・・
ずっと・・・忘れとりました。
しゃあけど、サマーフェスティバルで大月さんのトランペット聴いて・・・
急によみがえりました』
上の2人が気になってしょうがない平助さん(村田雄浩)。
ラムネを二人分買って来て覗きに行こうと・・(*≧m≦)
『邪魔したりなや!』と言いつつも和子さん(濱田マリ)も様子が知りたくてたまらん(笑
二人とも娘が初めてボーイフレンド連れて来たみたいや。
るいの封じ込めていた記憶がジョーの穏やかな語りで次々と呼び覚まされる。
お母さんが持って来た進駐軍さんからもらったクリスマスプレゼントのお菓子・・
自分を見つめながら伝えた言葉・・・
『お母さん?』ジョー
『私の名前は父が付けたんじゃそうです』
『アメリカのルイ・アームストロングいう人から名前をもろたんじゃ。
ルイ・アームストロング?
トランペット吹きょうる人じゃ』安子
『やっぱりサッチモのルイやったんや』ジョー
『「ひなたの道を見つけて歩いていこうね、るい」
母は、そう言うたんです。
「On the sunny side of the street」を聴きながら・・・
せぇのに・・・せぇのに母は・・・私ゅう捨てました。
進駐軍さんと恋をして・・・
幼かった私ゅう置いて・・・アメリカへ行ってしもうた。
じゃから思い出しとうなかった。
優しかった頃の私だけを見てくりょおった頃の
母の笑顔を思い出しとうなかったんです』
『そうか。会いたいんやなぁ、お母さんに』ジョー
『な・・・何ゅう言よんですか?人の話ゅう聞きょおりました?』
いや、ジョーの『聞く力』と理解力、ハンパないと思う。
んが、『会いたい』という言葉に怒ったるいは、ジョーのシャツを外して
「生乾きのシャツ着て帰れ!」と(笑
でも、扉の外でその会話を聞いていた平和夫婦がうまいこと入って来て
晩御飯に誘ってくれた。ジョーも素直に受けたで。
テレビを前に食卓を囲む四人は家族みたいだった。
ジョーも家族の雰囲気が嬉しかったんやろなぁ。
そして平和ご夫婦も。娘ができたと思ったら婿まで。
4人全員にとって特別な時間になったはずや。
二人だけならあのまま、またケンカ別れになっていたかもしれん。
でも、おっちゃんとおばちゃんのおかげでるいも素直になれたんや。
家族ならではのさりげないフォローとプッシュ(笑
るいも初めて味わったやろなぁ。
食事を終えた後も・・・
『ほな、るいちゃん、そこまで送ったげ』
和子さん、グッジョブ!完璧や!
花火をしている親子を見つめていたジョー。
二人はおなじ「寂しさ」を抱えてる。
そんなるいに風鈴を買って手渡したジョー。
嬉しさを噛みしめるように風鈴を見つめた後、ジョーの後を追いかけるるい。
そんなふたりがかわいくて、静かに寄り添う心がひなたを歩いているようで・・・
この幸せが続いて欲しい!と思うんだけど、なんかヒヤヒヤする〜〜( ̄▽ ̄;)
まさかジョーも稔さんと同じようにどっか行っちゃうんじゃ・・・
そして子供を残していくんじゃ・・・
藤本さ〜ん・・頼むよーー!るいを幸せにしてやってよ〜〜!
そして、るいの記憶・・・
るいは捨てられたんじゃない、るいが安子を捨てたんだよ・・・(´;ω;`)
優しかった安子の眼差しは思い出したのに、自分が親子の縁を断ち切ったことは封印しているんじゃろか・・・
でも、人の記憶ってそういうものかもしれない。
(オダジョーの出演した映画『ゆれる』を思い出したよ)
るいからしたら、自分の入学式を忘れて外人さんと抱き合っていて、
その後、自分を置いて2人でアメリカに行った母だもんね。
(視聴者は見て知っているけど)安子の心の中は安子しか知らないし、
るいは誰からも説明受けてないんだから。
それに『I hate you!』って酷い言葉を投げつけたけど、
親子だから許される、また会いにくるだろうと思っていたのかもしれない。
なのに安子はそれっきりいなくなってしまった。
生きて入れれないほど辛かったから。
るいにとっては自分を捨てた母なんだよなぁ・・・
安子のためにも本当のことを思い出して欲しいし、自分は捨てられる子なんだと思っているるいに愛されていたんだと知って欲しいとも思う。
でも、あの時の真実を知ったら、るいはもっと自分を責めて苦しむとも思うし・・・
(ノД`)ハァ…・・・
どうしたらみんなで笑顔でひなたの道を歩けるんじゃろ・・
1月11日(火)第49話
お給料日後の休日、るいはレコード店に行って
「On the sunny side of the street」を買った。
レコードプレイヤーも買いたかったけど33,600円ナリ。今でもお高く思える値段だから、当時だと今の10倍ぐらいの感じかい?諦めよ・・と思っているるいを黙って見つめているジョーと、気づいてレコードを後ろに隠するい。
この二人に言葉はいらないんだよね。
沈黙の意味を分かち合えると言うか・・・
稔さんと安子は英語という言葉で絆を確認しあっていたけど
るいとジョーは沈黙、そして音楽が二人を繋いでいる。
で、「Night and Day」でレコードを聴くふたり。
るいは夢中でその世界に浸っとる。
記憶を蘇らせる「On the sunny side of the street」・・・
あんなにるいは怯えていたのに。
それが今は自分でレコードを買って味わっとる。
おばちゃん、嬉しいよ(´;ω;`)
ジョーのトランペットの音がるいの冷え切った記憶を優しくあっためてくれたんや。
土手を歩いていて子供たちが飛ばしたボールを投げ返した時、
るいは自然な笑顔になっていた。
力強くて相手を包みこんでくれるような、安子のような温かさのある。
本来のるいを取り戻してきている。
ジョーはるいにジャズ関連の雑誌を貸してくれた。
引き込まれるように読むるい。
るいの世界がどんどん広がっていく・・・
竹村クリーニング店の場面が、また違った風を感じさせ気持ちいい。
おっちゃんとおばちゃんのラジオを受けた、いつもの掛け合い。
近所の映画館の西山さん(笑福亭笑瓶)の呼びかけに明るく応えるるい。
ご近所さんみんながるいの家族みたいやね。
新しくかかる映画のポスターを見たら・・・
桃剣さん(尾上菊之助)はさらに立派な貫禄。
そしてるいが大阪に来た頃には斬られ役だった松重豊さんは共演者として名前が載る役者になっとる!頑張ったなぁ・・・
「伴 虚無蔵」・・・変わった名前やな( ̄▽ ̄;)
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たこ焼きのおかげで、また話せるようになったふたり・・・
自分のシャツを干してくれているるい(深津絵里)に『またこぼさんようにしてくださいよ』と言われているジョー(オダギリジョー)も、
そんな自分の後ろ姿を見つめながら『(かき氷)溶けるよ』と言われているるいも幸せそう。
『・・・・特別なんや。僕にとっても。
僕にとっても「On the sunny side of the street」は・・・』
話の始め方が繊細な心遣いのできるジョーらしかった。
『僕の一番古い記憶は「on the Sunny Side of the Street」なんや。
今でも耳によみがえる。あのイントロの高らかなトランペット。
シンガーでもないおじさんがマイク奪って歌いだして・・・
みんな圧倒されてた。
英語やったし何言うてるかは僕には全然分からんかった。
けど・・・その時の僕には見えてた。
ひなたの道が。
これから自分が歩いていく道はサニー・サイド・オブ・ザ・ストリート、
明るい光に照らされてる。そんな予感でいっぱいやった』
やっぱりジョーは定一さん(世良公則)が面倒見ていた少年だった。
一番古い記憶が、定一さんが安子(上白石萌音)のために歌ったあの舞台・・・
多分、ジョーは戦災孤児なんやろな。
どっかからか逃げ出して来たのか、あるいは家も親も亡くして流離っていた時に「Dippermouth Blues」から聴こえた曲に引き留められたのか・・・
あの時の定一さんの歌の持つ力はすごかったもんね。
こんなふうに一人の少年の心に「ひなたの道」を見せたなんて、
定一さん知らないだろうなぁ。
今も元気で岡山であの店にいて欲しいな。
ジョーは、それはいつ頃のことかは知らなかったが
場所は進駐軍のクラブだと憶えていた。
『私ゃあ・・・私ゃあ・・・レコードでした。
岡山の喫茶店で聴いた・・・レコード。
小せぇ頃、何回か連れてかれました』るい
『誰に?』
『・・・・
ずっと・・・忘れとりました。
しゃあけど、サマーフェスティバルで大月さんのトランペット聴いて・・・
急によみがえりました』
上の2人が気になってしょうがない平助さん(村田雄浩)。
ラムネを二人分買って来て覗きに行こうと・・(*≧m≦)
『邪魔したりなや!』と言いつつも和子さん(濱田マリ)も様子が知りたくてたまらん(笑
二人とも娘が初めてボーイフレンド連れて来たみたいや。
るいの封じ込めていた記憶がジョーの穏やかな語りで次々と呼び覚まされる。
お母さんが持って来た進駐軍さんからもらったクリスマスプレゼントのお菓子・・
自分を見つめながら伝えた言葉・・・
『お母さん?』ジョー
『私の名前は父が付けたんじゃそうです』
『アメリカのルイ・アームストロングいう人から名前をもろたんじゃ。
ルイ・アームストロング?
トランペット吹きょうる人じゃ』安子
『やっぱりサッチモのルイやったんや』ジョー
『「ひなたの道を見つけて歩いていこうね、るい」
母は、そう言うたんです。
「On the sunny side of the street」を聴きながら・・・
せぇのに・・・せぇのに母は・・・私ゅう捨てました。
進駐軍さんと恋をして・・・
幼かった私ゅう置いて・・・アメリカへ行ってしもうた。
じゃから思い出しとうなかった。
優しかった頃の私だけを見てくりょおった頃の
母の笑顔を思い出しとうなかったんです』
『そうか。会いたいんやなぁ、お母さんに』ジョー
『な・・・何ゅう言よんですか?人の話ゅう聞きょおりました?』
いや、ジョーの『聞く力』と理解力、ハンパないと思う。
んが、『会いたい』という言葉に怒ったるいは、ジョーのシャツを外して
「生乾きのシャツ着て帰れ!」と(笑
でも、扉の外でその会話を聞いていた平和夫婦がうまいこと入って来て
晩御飯に誘ってくれた。ジョーも素直に受けたで。
テレビを前に食卓を囲む四人は家族みたいだった。
ジョーも家族の雰囲気が嬉しかったんやろなぁ。
そして平和ご夫婦も。娘ができたと思ったら婿まで。
4人全員にとって特別な時間になったはずや。
二人だけならあのまま、またケンカ別れになっていたかもしれん。
でも、おっちゃんとおばちゃんのおかげでるいも素直になれたんや。
家族ならではのさりげないフォローとプッシュ(笑
るいも初めて味わったやろなぁ。
食事を終えた後も・・・
『ほな、るいちゃん、そこまで送ったげ』
和子さん、グッジョブ!完璧や!
花火をしている親子を見つめていたジョー。
二人はおなじ「寂しさ」を抱えてる。
そんなるいに風鈴を買って手渡したジョー。
嬉しさを噛みしめるように風鈴を見つめた後、ジョーの後を追いかけるるい。
そんなふたりがかわいくて、静かに寄り添う心がひなたを歩いているようで・・・
この幸せが続いて欲しい!と思うんだけど、なんかヒヤヒヤする〜〜( ̄▽ ̄;)
まさかジョーも稔さんと同じようにどっか行っちゃうんじゃ・・・
そして子供を残していくんじゃ・・・
藤本さ〜ん・・頼むよーー!るいを幸せにしてやってよ〜〜!
そして、るいの記憶・・・
るいは捨てられたんじゃない、るいが安子を捨てたんだよ・・・(´;ω;`)
優しかった安子の眼差しは思い出したのに、自分が親子の縁を断ち切ったことは封印しているんじゃろか・・・
でも、人の記憶ってそういうものかもしれない。
(オダジョーの出演した映画『ゆれる』を思い出したよ)
るいからしたら、自分の入学式を忘れて外人さんと抱き合っていて、
その後、自分を置いて2人でアメリカに行った母だもんね。
(視聴者は見て知っているけど)安子の心の中は安子しか知らないし、
るいは誰からも説明受けてないんだから。
それに『I hate you!』って酷い言葉を投げつけたけど、
親子だから許される、また会いにくるだろうと思っていたのかもしれない。
なのに安子はそれっきりいなくなってしまった。
生きて入れれないほど辛かったから。
るいにとっては自分を捨てた母なんだよなぁ・・・
安子のためにも本当のことを思い出して欲しいし、自分は捨てられる子なんだと思っているるいに愛されていたんだと知って欲しいとも思う。
でも、あの時の真実を知ったら、るいはもっと自分を責めて苦しむとも思うし・・・
(ノД`)ハァ…・・・
どうしたらみんなで笑顔でひなたの道を歩けるんじゃろ・・
1月11日(火)第49話
お給料日後の休日、るいはレコード店に行って
「On the sunny side of the street」を買った。
レコードプレイヤーも買いたかったけど33,600円ナリ。今でもお高く思える値段だから、当時だと今の10倍ぐらいの感じかい?諦めよ・・と思っているるいを黙って見つめているジョーと、気づいてレコードを後ろに隠するい。
この二人に言葉はいらないんだよね。
沈黙の意味を分かち合えると言うか・・・
稔さんと安子は英語という言葉で絆を確認しあっていたけど
るいとジョーは沈黙、そして音楽が二人を繋いでいる。
で、「Night and Day」でレコードを聴くふたり。
るいは夢中でその世界に浸っとる。
記憶を蘇らせる「On the sunny side of the street」・・・
あんなにるいは怯えていたのに。
それが今は自分でレコードを買って味わっとる。
おばちゃん、嬉しいよ(´;ω;`)
ジョーのトランペットの音がるいの冷え切った記憶を優しくあっためてくれたんや。
土手を歩いていて子供たちが飛ばしたボールを投げ返した時、
るいは自然な笑顔になっていた。
力強くて相手を包みこんでくれるような、安子のような温かさのある。
本来のるいを取り戻してきている。
ジョーはるいにジャズ関連の雑誌を貸してくれた。
引き込まれるように読むるい。
るいの世界がどんどん広がっていく・・・
竹村クリーニング店の場面が、また違った風を感じさせ気持ちいい。
おっちゃんとおばちゃんのラジオを受けた、いつもの掛け合い。
近所の映画館の西山さん(笑福亭笑瓶)の呼びかけに明るく応えるるい。
ご近所さんみんながるいの家族みたいやね。
新しくかかる映画のポスターを見たら・・・
桃剣さん(尾上菊之助)はさらに立派な貫禄。
そしてるいが大阪に来た頃には斬られ役だった松重豊さんは共演者として名前が載る役者になっとる!頑張ったなぁ・・・
「伴 虚無蔵」・・・変わった名前やな( ̄▽ ̄;)
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2022年01月07日
「カムカムエヴリバディ」 第10週 1962
1月3日(月)第43話
え〜〜ジャズ喫茶関連の皆さん、めでたくもタイトルバックで名前が表示されました(笑
「宇宙人」→ジョー(オダギリジョー)
「おしゃれな女」→ベリー(市川実日子)
「すかした男」→トミー(早乙女太一)
さて、ジャズ喫茶「Night and Day」に迷い込んだるい(深津絵里)は
トランペットを吹いている宇宙人に遭遇。
びっくりしながらも、彼のトランペットの音色に惹きつけられるのでした。
そしてジャズ喫茶の常連達の会話に巻き込まれるという・・・
ベリーにはジョーを狙ってると思われ絡まれるし( ̄▽ ̄;)
心の中でガンガンツッコミを入れるるいが楽しい。
きっと本来はそういう子なんやろな。
片桐さん(風間俊介)とも親しくなれたら
気安く喋れたんやろか・・・δ(・ω・`)ウーン…
なんかもう、あのときめきは戻ってこないかもしれんなぁ・・
ジョーと呼ばれていた宇宙人は、演奏を終えると
普通にるいの前の席に座りおしゃべり開始。
ジョーはクリーニング店でるいが名前を呼ばれたのを聞いて、すぐに「るい=ルイ・アームストロング」と理解した模様。
『サッチモのルイとちゃうの?』
名前がサッチモと同じ=ジャズ好き=それで店に来た と、解釈したようだが偶然なのだよ。
そして宇宙人の服にいつも付いとるケチャップの謎が解明された!
白い服着とるのに、何も気にせんとケチャップたらしながらホットドック食べとる!
今日も早速ケチャップ付けとるし・・・
『これじゃったんか!
いっつもシャツのおんなじとこにちいとるケチャップ。
あぁ・・・ほっといたら染みになるのに・・・
洗いてぇ・・・今すぐ洗いてぇ・・・(るい心の叫び)』
我慢できずジョーのシャツを回収。
ついでにお店の人の制服も預かって来たという商売上手なるいなのでした(笑
ジョーの人柄がわかってきたぞ。
あのイライラポーズに見えた指の動きはいつも心の中でトランペット吹いてたからなんだね。そして普段は長嶋茂雄タイプ。思いつきでしゃべるし、集中すると他を見とらん(笑
いいテンポの月曜日。
ジャズ喫茶場面のるいの驚きと、ポンポン出て来る心のツッコミ、ジョーとの噛み合わない会話、喧騒。
合間に挟まれる竹村夫妻(濱田マリ・村田雄浩)の、るいへの親心。
そうして帰宅した頃には、るいの傷はどこかにいっていたのです。
ジョーのトランペットに癒されたんかのぅ♬
1月4日(火)第44話
さて、ジャズ喫茶「Night and Day」にクリーニング済衣類を届けたるいは、オーナーの小暮(近藤芳正)の厳重なチェックを経て継続契約を取り付けました。
そして、そこに住んでいるジョーにも洗濯物を届けに行き、彼の生活を垣間見たのでした。
『何じゃあ・・・変わった部屋じゃなあ。
トランペットを吹くことと、レコードを聴くこと。
それだけが目的みてぇな部屋じゃ』
ジョーがあまりに雑にインスタントコーヒーを淹れようとするんで、思わず手を出してしまったるい・・・
『おじいちゃんが使ようったカップとおんなじぐれぇの大きさじゃ。
おじいちゃんは新しもの好きじゃったからなぁ。
インスタントコーヒーが出た時もすぐ飛びついて買うとったなあ・・・』
雉真家での空白の10年が伝わってくる初めてのるいの回想。
やっぱり千吉さん(段田安則)は、るいのことかわいがってくれてたんだなぁ・・
きっとおじいちゃんと過ごす時間だけがるいの憩いになっていたんだろうね。
インスタントコーヒーが初めて雉真家に来た時にも千吉さんは嬉しそうに見せて、るいも素直に好奇心を表現して、おじいちゃんのために淹れてあげたんだろうなぁ。
ジョーは、るいの淹れたコーヒーの美味しさに驚きながら飲んでいた。
この人、トランペット以外のことは全部適当にやってきたね?(笑
さらに・・・シャツに刺繍してある「宇宙人」にも気づいたのだが・・・
『あっ・・・いや、そりゃあ・・・その・・・ただの記号です』るい
『記号?』ジョー
『はい・・・』
『僕の?』
『はい・・・』
『宇宙人が?』
『・・・すみません・・』
『ええ?え〜!何か、かっこええなぁ!』
『よかった・・・変わった感性の人で』
(* ̄m ̄)プッ なんだろ〜
この2人、噛み合わないようでいて、すごく合っているような。
今までるいの心のツッコミと実際の発言ははっきり分離していたけれど、ジョーに対しては心の中も表に出る言葉も変わらない感じ。そしてジョーも素直(笑
さらに「サッチモ」とは何者か判明。
るいは、ルイ・アームストロングの顔を初めて知ったぞ(笑
そしてジョーの吹く「on the Sunny Side of the Street」を聴いているうちに・・・
どこかでこの曲を聴いたことがあると気づいた・・・
それは懐かしさなのか、悲しさなのか・・・遠い記憶・・
でも、どこでだったかは憶えていなかったようです。
まだ小学校入る前だったからなぁ・・・
それに安子と一緒に聴いたはずだから記憶を封印しているのかも。
ジョーの洗濯物を手に竹村クリーニングに帰ったるいを片桐(風間俊介)が待っていた。
店員として片桐に接する気丈なるいの後ろ姿、何か言いたそうだけど言えない片桐の様子から竹村夫妻は、この恋が終わったのだと察知した。片桐が帰った後、用事を作って二人はるいをひとりにしてくれた。
風間君、やっぱりうまいねぇ・・・
あの時あんな表情を見せてしまった自分を後悔しているのも、でもそれが今の自分なんだと気づいた上で会いに来ているのもわかる。
るいの目には涙が浮かんでいるようにも見えたが、堪えられたのはジョーのおかげかもしれん。預かってきた洗濯物、一枚一枚を手に取り確認していると、ジョーがどんなふうに過ごしているのかが見えてくる。彼のシャツの「宇宙人」と記した糸をほどき「ジョー」と刺繍したるい。もう彼は、謎の「宇宙人」ではなく、粗忽で、飲もうとするコーヒーさえこぼしてしまう、ルイ・アームストロングが大好きで、いつだってトランペットのことを考えている「ジョー」という男性になっている。
いつのまにかるいの心の中を灯すように存在していたジョー・・・
そのるいの心の流れがすごく自然で、さすが藤本さんだとうならされる。
安子(上白石萌音)にとってルイ・アームストロングは稔さん(松村北斗)が導いてくれた英語であり、未来と希望が込められた言葉(詞)だった。
るいはジョーの存在とともに心動かされる音楽として出会い、いずれ自分のルーツに辿りつくのだろうか。そして、そこに導いてくれるのは多分、ジョー。
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え〜〜ジャズ喫茶関連の皆さん、めでたくもタイトルバックで名前が表示されました(笑
「宇宙人」→ジョー(オダギリジョー)
「おしゃれな女」→ベリー(市川実日子)
「すかした男」→トミー(早乙女太一)
さて、ジャズ喫茶「Night and Day」に迷い込んだるい(深津絵里)は
トランペットを吹いている宇宙人に遭遇。
びっくりしながらも、彼のトランペットの音色に惹きつけられるのでした。
そしてジャズ喫茶の常連達の会話に巻き込まれるという・・・
ベリーにはジョーを狙ってると思われ絡まれるし( ̄▽ ̄;)
心の中でガンガンツッコミを入れるるいが楽しい。
きっと本来はそういう子なんやろな。
片桐さん(風間俊介)とも親しくなれたら
気安く喋れたんやろか・・・δ(・ω・`)ウーン…
なんかもう、あのときめきは戻ってこないかもしれんなぁ・・
ジョーと呼ばれていた宇宙人は、演奏を終えると
普通にるいの前の席に座りおしゃべり開始。
ジョーはクリーニング店でるいが名前を呼ばれたのを聞いて、すぐに「るい=ルイ・アームストロング」と理解した模様。
『サッチモのルイとちゃうの?』
名前がサッチモと同じ=ジャズ好き=それで店に来た と、解釈したようだが偶然なのだよ。
そして宇宙人の服にいつも付いとるケチャップの謎が解明された!
白い服着とるのに、何も気にせんとケチャップたらしながらホットドック食べとる!
今日も早速ケチャップ付けとるし・・・
『これじゃったんか!
いっつもシャツのおんなじとこにちいとるケチャップ。
あぁ・・・ほっといたら染みになるのに・・・
洗いてぇ・・・今すぐ洗いてぇ・・・(るい心の叫び)』
我慢できずジョーのシャツを回収。
ついでにお店の人の制服も預かって来たという商売上手なるいなのでした(笑
ジョーの人柄がわかってきたぞ。
あのイライラポーズに見えた指の動きはいつも心の中でトランペット吹いてたからなんだね。そして普段は長嶋茂雄タイプ。思いつきでしゃべるし、集中すると他を見とらん(笑
いいテンポの月曜日。
ジャズ喫茶場面のるいの驚きと、ポンポン出て来る心のツッコミ、ジョーとの噛み合わない会話、喧騒。
合間に挟まれる竹村夫妻(濱田マリ・村田雄浩)の、るいへの親心。
そうして帰宅した頃には、るいの傷はどこかにいっていたのです。
ジョーのトランペットに癒されたんかのぅ♬
1月4日(火)第44話
さて、ジャズ喫茶「Night and Day」にクリーニング済衣類を届けたるいは、オーナーの小暮(近藤芳正)の厳重なチェックを経て継続契約を取り付けました。
そして、そこに住んでいるジョーにも洗濯物を届けに行き、彼の生活を垣間見たのでした。
『何じゃあ・・・変わった部屋じゃなあ。
トランペットを吹くことと、レコードを聴くこと。
それだけが目的みてぇな部屋じゃ』
ジョーがあまりに雑にインスタントコーヒーを淹れようとするんで、思わず手を出してしまったるい・・・
『おじいちゃんが使ようったカップとおんなじぐれぇの大きさじゃ。
おじいちゃんは新しもの好きじゃったからなぁ。
インスタントコーヒーが出た時もすぐ飛びついて買うとったなあ・・・』
雉真家での空白の10年が伝わってくる初めてのるいの回想。
やっぱり千吉さん(段田安則)は、るいのことかわいがってくれてたんだなぁ・・
きっとおじいちゃんと過ごす時間だけがるいの憩いになっていたんだろうね。
インスタントコーヒーが初めて雉真家に来た時にも千吉さんは嬉しそうに見せて、るいも素直に好奇心を表現して、おじいちゃんのために淹れてあげたんだろうなぁ。
ジョーは、るいの淹れたコーヒーの美味しさに驚きながら飲んでいた。
この人、トランペット以外のことは全部適当にやってきたね?(笑
さらに・・・シャツに刺繍してある「宇宙人」にも気づいたのだが・・・
『あっ・・・いや、そりゃあ・・・その・・・ただの記号です』るい
『記号?』ジョー
『はい・・・』
『僕の?』
『はい・・・』
『宇宙人が?』
『・・・すみません・・』
『ええ?え〜!何か、かっこええなぁ!』
『よかった・・・変わった感性の人で』
(* ̄m ̄)プッ なんだろ〜
この2人、噛み合わないようでいて、すごく合っているような。
今までるいの心のツッコミと実際の発言ははっきり分離していたけれど、ジョーに対しては心の中も表に出る言葉も変わらない感じ。そしてジョーも素直(笑
さらに「サッチモ」とは何者か判明。
るいは、ルイ・アームストロングの顔を初めて知ったぞ(笑
そしてジョーの吹く「on the Sunny Side of the Street」を聴いているうちに・・・
どこかでこの曲を聴いたことがあると気づいた・・・
それは懐かしさなのか、悲しさなのか・・・遠い記憶・・
でも、どこでだったかは憶えていなかったようです。
まだ小学校入る前だったからなぁ・・・
それに安子と一緒に聴いたはずだから記憶を封印しているのかも。
ジョーの洗濯物を手に竹村クリーニングに帰ったるいを片桐(風間俊介)が待っていた。
店員として片桐に接する気丈なるいの後ろ姿、何か言いたそうだけど言えない片桐の様子から竹村夫妻は、この恋が終わったのだと察知した。片桐が帰った後、用事を作って二人はるいをひとりにしてくれた。
風間君、やっぱりうまいねぇ・・・
あの時あんな表情を見せてしまった自分を後悔しているのも、でもそれが今の自分なんだと気づいた上で会いに来ているのもわかる。
るいの目には涙が浮かんでいるようにも見えたが、堪えられたのはジョーのおかげかもしれん。預かってきた洗濯物、一枚一枚を手に取り確認していると、ジョーがどんなふうに過ごしているのかが見えてくる。彼のシャツの「宇宙人」と記した糸をほどき「ジョー」と刺繍したるい。もう彼は、謎の「宇宙人」ではなく、粗忽で、飲もうとするコーヒーさえこぼしてしまう、ルイ・アームストロングが大好きで、いつだってトランペットのことを考えている「ジョー」という男性になっている。
いつのまにかるいの心の中を灯すように存在していたジョー・・・
そのるいの心の流れがすごく自然で、さすが藤本さんだとうならされる。
安子(上白石萌音)にとってルイ・アームストロングは稔さん(松村北斗)が導いてくれた英語であり、未来と希望が込められた言葉(詞)だった。
るいはジョーの存在とともに心動かされる音楽として出会い、いずれ自分のルーツに辿りつくのだろうか。そして、そこに導いてくれるのは多分、ジョー。
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2021年12月28日
「カムカムエヴリバディ」 第9週 1962
12月27日(月)第41話
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るいは竹村クリーニングでの生活に慣れてきたようです。
仕事も染み抜きを任されるようになりました。
お客さんを待っている間は読書を楽しむ余裕もできた。
そんな中、気になるお客さんがいた。
名前は片桐春彦さん(風間俊介)。
万年筆をポケットに入れたままシミを作ってしまった彼の仕事ぶりや性格・環境などを想像するるいなのでした。
と、そこに「宇宙人(オダギリジョー)」来店!
どうやら一ヶ月ぶりらしい。
気さくに話しかけるるいを全く相手にせず、
イライラポーズで待つ宇宙人・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
支払いのお札はシワシワ。
数えもしないでまとめて渡すタイプ(笑
そしてまた大量の洗濯物を預けていく・・・
『一貫性のねぇ服の数々。
どのシャツにもちいとる胸のケチャップ。
何か、今回は丸首シャツが多いなあ・・・うん?』
ポケットに何か入っとる・・
そしてまた名前を聞きそびれてもうた。
『何じゃろう・・・見るんが怖ぇ・・・・
ナット?
・・・にしては、妙な形じゃなあ。何かの部品じゃろうか?
やっぱり工場で働きょおる人?』
それはラッパ的な楽器のマウスピースでした。
もしや彼はマスター(世良公則)が戦後に面倒を見ていたあの少年?
やっとるいと出会うのかな?
あの少年はバンドマンのトランペットの手入れしていなかったかい?
仕事が終わり、和子(濱田マリ)を手伝い、夕食の準備をするるいは娘のようでした。(和子さんと平助さんのるいに向ける愛情の形を見ていると、もしかしたらお二人はお子さんを亡くされたのかな・・とか思ったり)
るいはお鍋のおかずを取り皿に取る時、一端お玉に入れて、それから箸で丁寧に移していた。私ならお玉でガーーッと入れちゃうところだが、やっぱりるいは育ちがいいんだね。
るいは衣類から垣間見える人々の日常も一緒に預かるようなクリーニング店の仕事が好きになったみたいだね。
『本当におもしれぇ仕事ですねぇ。
洗濯もんの数だけ人生がある思うたら、
何か汚れた服もいとおしゅう思えてきます』るい
『おおきに。
るいちゃんにそない言うてもらえたら、
この仕事やっとって良かった思えるわ』平助(村田雄浩)
『ホンマやね』和子
岡山に居た時のるいは、多分、人間嫌いの傾向があったんじゃなかろうか。
別れを伝えたい友達もおらんかったから、同級生とも距離を置いていたと思われ・・
それが今は、人間やその暮らしや行動に興味が湧いてきている。
普通に好奇心が発動しているのが嬉しくなるのぅ・・
読書好きのるいが、今読んでいるのは、O・ヘンリー作「善女のパン」。
読みながら自分が「パン屋を営む主人公マーサ」になり、彼女が思いを寄せる男性は片桐春彦さんになっとる。
いつも古いパンふたつだけを買っていく男性・・
彼は貧しい画家で、お金がないから買えないけれど、ここにあるもっと美味しいパンが食べたいはず。「私の作った、このおいしい食事を一緒に楽しめたら・・」、そう夢想するようになったマーサはいつしか地味な服から華やかなブラウスに着替え、彼の来店を待つようになっていた。
マーサのように、るいもお気に入りのブラウスを着て、彼を待っております。
んが、やって来たのは「こわもての田中(徳井優)」。
クリーニングに出したら一張羅の背広のポケットに穴が空いたとか言うて恫喝してきたのさ〜
るいが最初から空いていた穴だと言っても聞きゃーしない。
背広代の他に慰謝料払えと息巻いたで。
怯えるるいの前に現れたヒーローは 片桐春彦!
法律知識を盾に堂々と立ち向かい、田中を追い払ってくれました。
弁護士の卵なんだってさ〜
助けてくれた彼に、すっかりポ〜〜ッ(〃∇〃 )となってしまったるいじゃが・・・
おばちゃん、心配よ〜〜
『僕も好きです・・・・O・ヘンリー』・・・
この言い方がさぁ〜〜わざと『・・・・』って空けてるところがさぁ〜
手練れっぽくない?怪しいわ〜
もしや「こわもての田中」とグル?!(昭和の女の落とし方?)
もちろん、誠実な青年もアリ・・だが〜〜
てか、どっちとも取れる風間君(笑)・・・いいキャスティングだ〜
そして「こわもての田中」・・・
算太(濱田岳)の借金の取り立てで来てたけど・・
今はクリーニング屋荒らしかい?( ̄▽ ̄;)アハハ…
田中も生きるために頑張ってるのね。
そしてるいが読んでいた「善女のパン」・・・
原題は「魔女のパン」ゆうらしい。
どんな話?って調べて見たら、思い込みで画家の彼のためにマーサが行動した結果、彼の怒りを買い、罵倒され・・
恋は消えた・・って物語だった・・・( ̄▽ ̄;)ひゃーー
こえぇ・・ワ。風間君キレるんかい?
しかも「魔女」って、O・ヘンリーさんもさぁ・・
まぁ、酷い目に遭った彼にしてみたら、マーサは魔女か・・
さて、どんな展開が待っているのかのぅ。
ツイッターでは風間君とジョー、どっちがるいの将来の伴侶?って盛り上がっていたが、最初悪印象から恋に発展するってのがラブコメの定石だからぁ〜(ラブコメじゃねぇし)
宇宙人の方に100万ルピーかなぁ〜♬
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るいは竹村クリーニングでの生活に慣れてきたようです。
仕事も染み抜きを任されるようになりました。
お客さんを待っている間は読書を楽しむ余裕もできた。
そんな中、気になるお客さんがいた。
名前は片桐春彦さん(風間俊介)。
万年筆をポケットに入れたままシミを作ってしまった彼の仕事ぶりや性格・環境などを想像するるいなのでした。
と、そこに「宇宙人(オダギリジョー)」来店!
どうやら一ヶ月ぶりらしい。
気さくに話しかけるるいを全く相手にせず、
イライラポーズで待つ宇宙人・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
支払いのお札はシワシワ。
数えもしないでまとめて渡すタイプ(笑
そしてまた大量の洗濯物を預けていく・・・
『一貫性のねぇ服の数々。
どのシャツにもちいとる胸のケチャップ。
何か、今回は丸首シャツが多いなあ・・・うん?』
ポケットに何か入っとる・・
そしてまた名前を聞きそびれてもうた。
『何じゃろう・・・見るんが怖ぇ・・・・
ナット?
・・・にしては、妙な形じゃなあ。何かの部品じゃろうか?
やっぱり工場で働きょおる人?』
それはラッパ的な楽器のマウスピースでした。
もしや彼はマスター(世良公則)が戦後に面倒を見ていたあの少年?
やっとるいと出会うのかな?
あの少年はバンドマンのトランペットの手入れしていなかったかい?
仕事が終わり、和子(濱田マリ)を手伝い、夕食の準備をするるいは娘のようでした。(和子さんと平助さんのるいに向ける愛情の形を見ていると、もしかしたらお二人はお子さんを亡くされたのかな・・とか思ったり)
るいはお鍋のおかずを取り皿に取る時、一端お玉に入れて、それから箸で丁寧に移していた。私ならお玉でガーーッと入れちゃうところだが、やっぱりるいは育ちがいいんだね。
るいは衣類から垣間見える人々の日常も一緒に預かるようなクリーニング店の仕事が好きになったみたいだね。
『本当におもしれぇ仕事ですねぇ。
洗濯もんの数だけ人生がある思うたら、
何か汚れた服もいとおしゅう思えてきます』るい
『おおきに。
るいちゃんにそない言うてもらえたら、
この仕事やっとって良かった思えるわ』平助(村田雄浩)
『ホンマやね』和子
岡山に居た時のるいは、多分、人間嫌いの傾向があったんじゃなかろうか。
別れを伝えたい友達もおらんかったから、同級生とも距離を置いていたと思われ・・
それが今は、人間やその暮らしや行動に興味が湧いてきている。
普通に好奇心が発動しているのが嬉しくなるのぅ・・
読書好きのるいが、今読んでいるのは、O・ヘンリー作「善女のパン」。
読みながら自分が「パン屋を営む主人公マーサ」になり、彼女が思いを寄せる男性は片桐春彦さんになっとる。
いつも古いパンふたつだけを買っていく男性・・
彼は貧しい画家で、お金がないから買えないけれど、ここにあるもっと美味しいパンが食べたいはず。「私の作った、このおいしい食事を一緒に楽しめたら・・」、そう夢想するようになったマーサはいつしか地味な服から華やかなブラウスに着替え、彼の来店を待つようになっていた。
マーサのように、るいもお気に入りのブラウスを着て、彼を待っております。
んが、やって来たのは「こわもての田中(徳井優)」。
クリーニングに出したら一張羅の背広のポケットに穴が空いたとか言うて恫喝してきたのさ〜
るいが最初から空いていた穴だと言っても聞きゃーしない。
背広代の他に慰謝料払えと息巻いたで。
怯えるるいの前に現れたヒーローは 片桐春彦!
法律知識を盾に堂々と立ち向かい、田中を追い払ってくれました。
弁護士の卵なんだってさ〜
助けてくれた彼に、すっかりポ〜〜ッ(〃∇〃 )となってしまったるいじゃが・・・
おばちゃん、心配よ〜〜
『僕も好きです・・・・O・ヘンリー』・・・
この言い方がさぁ〜〜わざと『・・・・』って空けてるところがさぁ〜
手練れっぽくない?怪しいわ〜
もしや「こわもての田中」とグル?!(昭和の女の落とし方?)
もちろん、誠実な青年もアリ・・だが〜〜
てか、どっちとも取れる風間君(笑)・・・いいキャスティングだ〜
そして「こわもての田中」・・・
算太(濱田岳)の借金の取り立てで来てたけど・・
今はクリーニング屋荒らしかい?( ̄▽ ̄;)アハハ…
田中も生きるために頑張ってるのね。
そしてるいが読んでいた「善女のパン」・・・
原題は「魔女のパン」ゆうらしい。
どんな話?って調べて見たら、思い込みで画家の彼のためにマーサが行動した結果、彼の怒りを買い、罵倒され・・
恋は消えた・・って物語だった・・・( ̄▽ ̄;)ひゃーー
こえぇ・・ワ。風間君キレるんかい?
しかも「魔女」って、O・ヘンリーさんもさぁ・・
まぁ、酷い目に遭った彼にしてみたら、マーサは魔女か・・
さて、どんな展開が待っているのかのぅ。
ツイッターでは風間君とジョー、どっちがるいの将来の伴侶?って盛り上がっていたが、最初悪印象から恋に発展するってのがラブコメの定石だからぁ〜(ラブコメじゃねぇし)
宇宙人の方に100万ルピーかなぁ〜♬
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