最後から二番目の恋

2025年06月10日

「続・続・最後から二番目の恋」第9話 一緒にわちゃわちゃ生きていければ幸せ



 さて、冒険に出た双子たちは、ゼーゼー言いながらも子供の頃の夢を叶えたようです。
頂上で飲むコーヒー旨し!

「どんな気持ちですか?今」万里子
「・・・・・・う〜ん・・・
命の心配しなくていいのは嬉しいんだけどさ、
ちょっとピンときてないっていうか・・」真平
「はい」
「どうしていいのかわからないっていうのがさ、
正直なところ」
「うん」


「ず〜っと今日死ぬかもしれないと思って
生きてきたからね。40年近く」
「そうですね。
・・・・怖いですよね。
急に何かが変わるのは怖いです。
素晴らしいことでも怖いですよね」
「うん。怖いね」
「でも、良かったです」


 ず〜っと病気の自分、死と隣り合わせの自分としか向き合ってこなかったんだもん。それが無くなると、いい変化だとわかっていても怖さは生れる。急に目の前に「自由」が攻めてきたみたいで戸惑う。これからだよね。人生やっと半分まで来たところ。少しづつ健康な自分に慣れていけばいいさ。

 書初めの課題「生きる」「生きろ」と書いた万里子(内田有紀)。
シンプルでまっすぐな祈りが真平(坂口憲二)を支えてきたんだね。

 そして千明(小泉今日子)は万里子からの手紙と草案を受け取っていた。
万里子の手紙には成長していく自分への実感と喜び、そしてそこまで導いてくれた千明への感謝と愛情が詰まっていた。そんな瞬間に立ち会えた千明も誇らしかっただろうね。

 『すべての文字が私が選択した意志でできてます』という言葉が本当に素敵だと思ったよ。選ぶことも進むことも怖がっていた万里子が一人の人間として自分の意志で歩きだし、未来を選ぼうとしている。なんか泣けるぜ。

 それに対する千明の手紙も人間性が伝わってきてグッときたよ。
万里子の思いも行動もすべて受け止め、そして優しく背中を押してくれている。
さすが万里子が惚れ込んだ人だよ。

 自分の背中を見つめ一生懸命ついてきていた子が、いつのまにか一人の作家として自分を刺激し、感動させ、パワーをくれる存在になっている。
こんな嬉しいことないよね (´;ω;`)

『今までは仕事上の恋人だったけど、
今度は溶け合いたいです。
作品でひとつになりたい』


 やられたよ・・・最高のラブレターじゃんか。
草案は千明と万里子が往復書簡のように書き加え、その後「チーム千明」のみんなにも参加してもらい、さらに推敲することになったぞ。

 まさにチームのみんなで創り上げる作品。
万里子にとっても嬉しいやね。



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2025年06月03日

「続・続・最後から二番目の恋」第8話 泣いても笑っても愛おしい人生



 真平(坂口憲二)から長倉ファミリー(千明含む)に招集がかけられた。
隔離されたメンバーはもしや3人目ご懐妊では?等と予想して勝手に喜んでいたが、病気完治の報告だった。大きな病院でいろんな検査をしてもらった結果、脳幹部の腫瘍と思われた影は無くなったと言われたのさ〜!

 常に最悪の状況になるかもしれない未来を見すえながら、それでも必死に前向きに生きて来た真平。支えてきた知美さん(佐津川愛美)と子供達。やっと晴れ晴れとした気持ちで生きていけるね。

 心配や不安というネガティブな思いだろうと、ずっと抱えてきたら、その人の一部になっている。だからそれが無くなることに不安も感じている。それは当たり前さぁ・・ずっと無理をしないように疲れないようにって制限をかけた生活してきたんだから。それでも嗚咽を抑えるような「とにかく今は嬉しいです!嬉しい!」という言葉は大きい(´;ω;`) 人生が大きく変わるね。

 みんなに感謝を伝えながら、真平が一番に気遣ったのは万里子(内田有紀)。
双子という特別な繋がりゆえに真平が抱える死の恐怖をも万里子は共有してきてしまったんだね。万里子が感じてきた未来への不安や違和感は、真平のものでもあった。

 親離れを迎えた万里子だったけど、同じく真平も新たなステージに向かう時が来ているんだろうね。和平さん(中井貴一)の乾杯の言葉に泣けた (。•́ωก̀。)…

「よく頑張った。
よく生きてくれた。
真平がさっき、あのぅ・・・病気が治ったって言ったけど
俺は治ったんじゃなくて、治したんだと思う。
お前と知美ちゃんと二人で病気を治したんだ。
もちろんおっちゃんやそうも、それを手伝ってくれた。
家族の愛が病気に勝ったんだ」


 報告を聞いて静かに感動している和平さんの背中をさすってあげたり、胸いっぱいでなかなか挨拶できない背中をポンポン叩いてあげる千明(小泉今日子)、二人を見ているとまさに阿吽の呼吸で長年連れ添った夫婦のようだった。

 さて、すべてをリセットしたい衝動にかられたのでしょうか〜?
断捨離を始めようとしたが一人ではにっちもさっちもいかず千明に助けを求めた(ら和平もついてきた)典子(飯島直子)だったが〜

 千明に「無理してなしにしなくてもいい、それ(過去と現在)も含めて、あんたという人間ができあがったわけでしょ?」と言われ腑に落ちた模様( ̄▽ ̄;) やっぱりさ〜一人で考え込むより、友のひとことさ。

「見た目の整理より、心の整理・・かな」

 でもね、見た目の整理をすると心も整理されるよ(笑
まずね、3人暮らし仕様のままだから〜一人ぐらし用に変えましょうよ。
捨てるもん捨てて、自分好みに変えるのさ〜ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ




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2025年05月27日

「続・続・最後から二番目の恋」第7話 ときめきに、年齢制限なんかない



 さて、『ナガクラ』に関係者様御一同が集合した夜から数日後、
千明(小泉今日子)の家で女子会が開かれた。
メンバーは啓子(森口博子)、祥子(渡辺真起子)、典子(飯島直子)、万里子(内田有紀)、えりな(白本彩奈)、知美(佐津川愛美)、律子(石田ひかり)。

 えりなにはちょっと刺激が強いかな〜と思うし、
なんで律子も?とも思うぞ( ̄▽ ̄;) まぁいい。来る者は拒まずの千明ハウスさ。

 一方、和平(中井貴一)は成瀬先生(三浦友和)を『ナガクラ』に呼び出してサシ飲み。で、どちらでも話題になったのが千明と和平との関係。

「そういうアレじゃない・・っていうのは・・
どういうアレなの?」成瀬
「いや、どういうアレって言われても・・・
いや、何かこう・・・
・・・説明するのが難しいっていうか」和平
「(結婚の約束とかしている)そういうアレでは
ないってことだね?」
「そういう・・・アレじゃない・・って
訳でも・・・ないっていう・・」


 女子会の方で口火を切ったのは、もちろん律子( ̄▽ ̄;)
でも、実はメンバーもみんな理解している訳ではない。

「付き合ってるとか、付き合ってないとか、
そういう感じじゃ・・・ないんだよね」千明


 本人達も、もうわかんないよね。
なんというか〜既成の概念を越えた存在?

「え?ナニ?
もしかしてプロポーズとかしてる?」成瀬


 一応しているんデスヨ〜
コレは2014年に放送された「続・最後から二番目の恋」最終回での二人の会話でございます。

「お前、悔しかったらしてみろよ。
私にプロポーズ!」千明
「いいですよ。俺と結婚しろ。吉野千明」和平
「嫌だね〜へへへ・・・」
「断りやがって」

「でも、吉野千明。これだけは言わしてもらう」
「何だよ?」
「ちょっとお前の耳の穴かっぽじって、よく聞け」
「よし、聞こうじゃねぇか」
「他の男と結婚することだけは絶対に許さねぇ。
分かったか?!」
「分かりました!そんな予定も ございませんが。
フフフ・・・残念」
「よし、よし!分かった。よし。残念だな」
「ジャガジャン!」
「ジャガジャンだな」
「っていうか、もう長倉!オイオイオイ・・・
何かギュッて抱き締めるとかそういうことできねぇのかよ?そろそろ」
「バカだね」
「バカじゃねぇよ。バカかな?バカか?」


 そのまま二人ともぐでんぐでんに酔っぱらって
ソファで寄り添ったまま寝ちゃったんだよね。
だからお互い相手は憶えていないと思っている。
そしてそれでいいと思っている・・のかな?
今の、この、説明しようのないけれど心地いい関係が続けばそれでいいというか。

「『付き合ってるの?』『恋人なの?』って聞かれれば、『いや、違います』としか・・・
言いようがない。
まぁ、違う・・・違うんですよね。
でも一番大切な人であることは間違いない。
ずっとそばにいてもらいたいと思いますし、
幸せであって欲しいとも思っています。
結論を出したくないって言うのかな・・・
だから楽しいっていうか・・・」和平


 男子にも女子達にもわかってはもらえなかったが、千明も同じように思っているんだよね。
若い頃だったら、白黒ハッキリつけただろうけど、
今はこの形容しがたいけど楽しい関係がいいんだろうね。



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2025年05月20日

「続・続・最後から二番目の恋」第6話 どうせならファンキーに年をとりたい



 さて、唐突に決まった『事実婚の相手・長倉和平(中井貴一)』を伴った千明(小泉今日子)の帰郷。多分嘘とは思うが(前科アリ)父・隆司(小倉蒼蛙)の具合が悪くなり、うわごとで千明を呼んでいるから戻ってこいと母・有里子(三田佳子)から電話が入ったのさ〜

 この前、心配する母親に楽しそうに暮らしていることを証明しようと写真たくさん送ったのに、それが逆効果だったようで・・・
それでもスルーしようとする千明をマイルドに説得する和平さん。

「何度でも騙されてあげてください。
会いたいって言ってくれてる親がそこにいるんですから。
ここにいる長倉家のみんなは
おんなじこと思ってると思いますよ。
我々は早くに親を亡くした子供達ですから。
会いたくても・・・会えない」


 さらに千明の中にあるほんのちょっとの不安(万が一本当だったら)を指摘する万理子(内田有紀)。みんな千明のことわかりすぎ〜〜(笑
長倉ファミリー全員で背中を押すのでした。

 こんなん言われたら、行くっきゃないでしょうよ〜
婚約者を連れてね(笑

 いや〜信州に降り立った和平さん、
シュッとしててかっこ良かったわ〜
さすが中井貴一(笑

 家に行く道中で自分が通っていた小学校へ寄り、
思い出話をする千明。

 コレ、普通に恋人のスタンスでしょうよ〜
和平さん、興味津々で聞いとる。
友達ですら通ってた小学校になんて興味ないよゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ

「なんか大人になればなるほど、
おなじような経歴の人達の集合体になっていくんですね〜
なんかそれがつまんないな〜と思って」千明


 確かにね〜
同じようなグループの同じぐらいの感じって確認して安心したいのかも。
人間ってどうしても比べたくなるけど、比べたところでたいして変わんないよってメンバーと集っちゃうのかもね。

 ドラマの制作現場は、いろんな職種のいろんな経歴の人達が力を出し合ってひとつのものをつくる。それが楽しいそうな。

 きっと歩きながら他にもいろんな話をしたんだろうな〜
田舎に帰ってくると都会に住んでる者目線になり、ここに自分の居場所はないな〜と思う、でもかといって鎌倉が自分の居場所だという確信も持てない、揺るぎない根っこがあるとも思えない・・・そんなことをいろいろ考えてザワザワしてしまう。

 和平さんはいつも通り、心地よい笑い声とあいづちで聞いていた。
相変わらず邪魔にならず、ほどがよい(笑
これってすごいことなんだよなぁ・・・・


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2025年05月13日

「続・続・最後から二番目の恋」第5話 そっか年取るって悪くないかもね

「悪い酒だったのかな・・・」和平

 そうです(笑
まさか自分が騙されるなんてね。
自分を認められて褒められて誘ってもらえて。
行く気はなかったとしても、そりゃ嬉しいさ。

 お金引っぱられる前に教えててもらって良かったけど、傷つくよなぁ。
他人の言葉で舞いあがっていた自分が。
心の隙を突かれる自分であったことが。
騙せる人間と見定められたことが。
そして実は自分は辞めた後のことが不安だったんだと気づかされたことが。
悔しいし、悲しいし、腹立つよ。

 でもさ、コレ、若い頃にはなかった心境なんだけど、予想外のことが起きてショックを受けたり落ち込んだりすると、あぁ、いまだにこんな失敗して情けない恥ずかしいって、もちろん思うんだけど、その奥で自分はまだこんなふうに失敗できるんだな、そして心が動くし回復もできるんだな・・ってどこかでほっとしたりするんだよな。私だけかい?そして年取ってもいろんなことが起きるもんなんだな〜(じゃなくて自分が起こしてんのか?( ̄▽ ̄;))としみじみするというか。(一種の逃避だべか)だって若い頃は年を取ったら何も起こらないし心が乱されることもないんだろうな〜って思っていたから。面白いよね。

 千明ならきっと、こんなこともネタにして笑えるようになるよね。
年をとっても、いろんなことが起きるから退屈しないって。
悪い酒だったけど、いい酒でもあった。


 さて、えりな(白本彩奈)デスヨ。
海岸で知り合った青年・優斗(西垣匠)から和平がカフェで自分のことを甘えん坊キャラのように話していたことを知り、千明も交えて和平と3人の席をセッティング。父へ今の自分の素直な気持ちを伝えたぞ。

 いや〜コレ、千明が間にいてくれて良かったよね( ̄▽ ̄;)
和平がうまいこと言えない所を千明が解説してあげて、えりなが照れくさくて言えなさそうなとこを背中押してくれてさ。

 大人になったよねぇ・・シーズン1の頃は確かにマイルドではあったけどトゲも出しますよってキャラだったもんね。思春期でもあったし、父を思うが故に口に出せないこともあって溜ってしまうものがあったんだろうね。でも、さすが長倉ファミリー。しっかり父への愛情と感謝を伝えられた。 「人として好きだと思う」なんて最高じゃないですか〜いい子に育ったよ〜

 ある意味、えりなも自立して和平も子離れの時期が来ているのかな。
庇うべきか弱い存在だったひな鳥はもういない。
いつのまにかひとりの人間として父親に向き合えるほど成長していたんだね。
和平さん、嬉しいねぇ・・そして寂しいけど誇らしいね。
あの世で奥さんに会えたら、胸を張っていいよ。


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2025年05月06日

「続・続・最後から二番目の恋」第4話 人生に恋するためにここにいる

『前略 吉野有里子さま
お母さん、私は元気だよ
59歳で一人で生きてる娘が心配なのはわかる
分かるし私だって考えると不安なこといっぱいある
でもね、私、結構幸せだと思うんだ
こんな人たちに囲まれて
ちゃんと生きてます。  千明』


 誰もが抱く未来への不安、病気や死の恐怖、生きている意味。
なんとか前を向いて生きていこうと自分を奮い立たせても
それはきれいさっぱりとなくなることはない。
それでも一緒に受け止め、分かろうとしてくれたり、励ましてくれたり、叱ってくれたり、笑い飛ばしてくれたり・・・
そういう人が隣にいてくれたなら生きていける。
その温かさを感じながら、その人のためにも自分らしくありたいと思える。

 『幸せ』って、ほんの一瞬のきらめき。
でも幸せって感じられた自分を信じられることが幸せなんじゃないのかな。


 成瀬先生(三浦友和)、ついに亡くなられた奥様が千明(小泉今日子)そっくりだとカミングアウトしたわね〜今でも『世界一綺麗な人』だと思っているという先生。こんなふうに表現できるってことはもちろん外見もだけど心根の美しい人だったんだろうね。

 まぁ、普通に自分に気があるのかも・・と思っていた千明も熱視線の理由が腑に落ち、先生は別の病院を紹介すると言ったけど、かかりつけ医と患者としてのお付き合い継続を申し出た。

 なんか毎週書いているような気がするけど(笑)二人の会話がスッキリさっぱりしていて、ホント気持ちいい(笑)話し方に変な尾ひれがついていない。言葉が言葉としてきれいに成立しているから通じやすいし話が早い(笑)おなじく妙齢婦人として勉強になりマッス!


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2025年04月29日

「続・続・最後から二番目の恋」第3話 正しい生き方なんかどこにもない

「私と結婚してください」

 もとい、

「私の後継者になってください。
鎌倉市長に立候補しませんか?」


 どんな球であろうと受け止めてきた安心と信頼の名キャッチャー・長倉和平(中井貴一)。はたして大リーグボール1号並の、この変化球を受け取れるのか?

 う〜む・・・ナンバー1で実力を発揮する人とナンバー2、あるいはナンバー3にいるからこそ実力が発揮できる人、それぞれ適材適所というものがあると思う。和平はナンバー2タイプと見ていたんだが・・・

 しかし、ここにきてピッチャーに転向もいいかもしれん。成瀬先生(三浦友和)仕切りによる初めての投球は大失敗して、とんでもないことになってしまったが ( ̄▽ ̄;) 投げてみて初めてわかることもあるし、キャッチャーとは違う景色を見てみるのも面白いかもしれん。
さぁ、どうする和平よ。


 長倉家に伝わる「和平エロ本号泣事件」の真相。
いや〜こんな味わい深いおじさんに育っているんだもん、ご両親もさもありなんだけど、素敵なお母様だったんだね。でも帰宅して食卓にあのエロ本が、しかも中身確認された状態で置かれてるって・・・和平少年死んだよね?(笑

 この前『上田と女がDEEPに吠える夜』でも性教育のことが語られていて、親として通らねばならないアレとしてもキツイわ〜と思いながら見ていたよ。性について子供と語り合うということは自分自身の性に対する考え方ももちろんバレる訳でゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 人と向き合うってことは自分自身とも向き合う事だから、こっぱずかしくもなる訳で・・・。うちは娘だから注意事項だけで済ませてきちゃったけど、息子だったら私には対応できなかっただろうなぁ。

 でもエロ本やアダルトビデオの世界は(もちろん女性も見るだろうが)基本男性のために創られたファンタジーであることを伝えるのは大事だよね。「知りたい」の先にある出会いが与える影響は大きいもの。若ければ若いほど。

 和平少年としっかり向き合ったお母様。
でもいつもと違う雰囲気の悲しそうな母の姿に衝撃を受けた和平少年のマイルドなトラウマにはなった模様。

 で、そっから名キャッチャー和平が育っちゃったという(笑
恋愛方面でも自分からは、いかない。相手から猛アタックされると傷つけてはいけないと受け入れがち?

「でもね、恋愛においてはね、
キャッチャーだけじゃダメなんですよ。
捕ったら投げる。投げたら捕るっていう、
こういう何ていうかな・・・キャッチボールだから。
人と人はキャッチボールだからね」


 剛腕投手・千明(小泉京子)のお言葉でございます(笑
で、うまいキャッチボールは人が見ていても面白い、心地よい。



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2025年04月22日

「続・続・最後から二番目の恋」第2話 若さより輝く時だってあるんだぜ

 やっぱり千明(小泉今日子)と和平(中井貴一)は
唯一無二の特別な関係だね。
あえてジャンルづけするとしたら家族以上恋人未満?

 グチだけじゃなくて決意や気づき、不安、怒り、時には夢や希望、どうでもいい日常のこと、こんなに何でもお互いのことを受け止めあえる相手ってそうそういない。
もちろんセンスが似ているというのがあるんだろうが、
二人とも人生を真面目に面白がっている。
人との距離感もだけど、人生への距離感が一致しているのかな。
それと二人ともちゃんと相手の話を聞いている。
当たり前のことかもしれないけれど、人の話をちゃんと聞ける人って意外と少なかったりする( ̄▽ ̄;)

 食べて飲んで話して、お互いが心地よい。
見ているこっちまで清々するよ。

  
 さて、和平が「困ったことになりそうだ」と言っていた案件(笑
観光協会の通訳のバイトさん・早田律子(石田ひかり)。
ナーバスになっていたかと思うと大胆、
なんで和平に「私も未亡人なんです」って言った?
和まそうとする和平に「厳しく教えてください。ダメ出ししてください」。
まぁ、真面目な頑張り屋さんなんだろうけど、ちょっと面倒なタイプかも( ̄▽ ̄;)

「第二の人生のスタート」・・・
いや〜勇気がいるよね。
たいてい第二期って中年になってからだもん。
年をとれば取るほど新しいことにも場所にも臆病になる。
いい年だからこそめったなことはできない。
きちんとやりたい。
でも初めての場所、初めての人、失敗するかもしれない、迷惑をかけるかもしれない。怖くて怖くてたまらんよ。

 そんな中、一歩踏み出した律子。
でも彼女ならすぐに馴染めそう。

 一方、素敵なかかりつけ医に出会えた千明は、ドラマならではの偶然で、その成瀬先生(三浦友和)とカフェで相席に。
会話が弾み千明は先生が自分のことを「なんか意識しちゃってる感じ」と思ったらしいが、それは亡くなった奥様にクリソツだったから。

 でも二人の会話を見ていて、千明と話すのはすごく楽しいだろうな〜と思ったよ。
きちんとしていて、でも気さくてあったかくて、興味を持って自分の話を聞いてくれている(ホントに興味があるから)のがわかるから嬉しい。相槌に心がこもっているから、さらに話したくなる。人柄が伝わってくるんだよ。



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2025年04月17日

きこりのテレビ日記 #224

 4月13日(日曜日)雨 のち くもり 寒し 4度→8度

 6時半起床。
ミー太を外に出して(雨だからすぐUターン)、猫たちにご飯だして、
寒いから今朝は紅茶の気分だわ・・と熱い紅茶を飲みながら、『アンパンマン』見て(北海道は日曜朝7時から放送)(朝ドラ効果でこういう人多いかも)、日曜日のお楽しみ『シングル男のハッピーライフ』見ながら朝ごはん。ナレの作るテーブルいっぱいの名節料理美味しそう。私の方はまだお腹が本調子じゃないので卵粥。

 雨の日はみんなのんびり。
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 久しぶりに紙で読みたくなって買ったカポーティの『夜の樹』(文庫)。「ミリアム」を読み、どんより( ̄▽ ̄;) 主人公のミセス・ミラー、昔読んだ時は結構なおばあちゃんだと思っていたが、61歳だった。ぜんぜん若いじゃん!未亡人で友達もなく、カナリアのトミーといつも決まった流れの生活をくりかえす日々(私とほぼ同じだよ)。突然現れたミラー夫人と同じ名を持つミリアムという少女に生活を乱され、侵略されるような恐怖を味わい、自我崩壊寸前・・・という( ̄▽ ̄;)

 「ミリアム」については、いろんな解釈ができると思う。
名前が同じであることから、ミラー夫人自身が抱えてきた闇(解決できない葛藤)が具現化したもの、死が近づいてきたミラー夫人に人生の総決算の時期が迫っている証拠?孤独から生まれた幻覚、あるいは買い物中に見知らぬじいさんが挨拶を交わしてきたことから(ミリアムは以前はおじいさんと暮らしていたと言っていた)、実際に年寄りに寄生して生きる少女・・・等。どちらにしろ気が晴れる話ではない(笑

 って、読みながら私は山岸涼子先生の「雨の訪問者」を思い出していたぞ。
こちらも中年独身女性が突然現れた少女に生活のペースを乱される話なのだが、ハッピーエンドというかハッピーな未来を知らせに来てくれた少女だった。こちらは幼女だったが、「少女」という存在は「魔」と「聖」が共存するのかもしれんなぁ。

 21時 TBS 『キャスター』 episode.1 まさかの嘘が、はじまった!


 まぁ、まずは阿部ちゃんの圧倒的な存在感だよね。
進藤(阿部寛)が、局の皆さんにあんなに態度がデカいのは、たぶん「キャスター」が目的ではなく手段だから。キャスターという立場を利用して追求し制裁を加えたい存在がある。多分、羽生剛(北大路欣也)系。そのためならなんでもする覚悟ができている。お金を受け取ったのも、羽生側を油断させ情報を入手するためなのでは?

 進藤のやり方に反発し挑戦状を叩きつけた崎久(永野芽郁)。
でも「真実」とか「正義」とかを掲げて相手を詰める人ってけっこう危ないよねぇ・・( ̄▽ ̄;) 今後進藤の影響を受け変化していくんだろうが。

 一回目見終わっても、それほど強く惹かれた訳ではないけれど、阿部ちゃんなので、次回も見てみます。ところで阿部ちゃんの「あなた嘘をついていますね?」ってセリフ(来週も言うらしい)を聞くと「新参者」みがあって、おんや?と思ったのは私だけじゃあるまい。

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2025年04月15日

「続・続・最後から二番目の恋」第1話 人生あがきながらけっこう楽しんでいる

 『続・最後から二番目の恋』最終回から11年・・・
って、つい最近な気がするワ!( ̄▽ ̄;)
始まったと思ったらコロナ渦の2020年に戻り、そっから描くのかと思ったら、また2025年に戻った。

 千明もコロナに罹患し味わったことのない不安と恐怖を味わうが、長倉家のおかげで何とか乗り切れた模様。

『さみしくない大人なんていない
大人は自分の時間が有限なことも
今から大きな素晴らしいことが起きないことも知っているから

そして年を取れば取るほど
こんなに頑張って生きてきたのに・・・
何でこんなに社会に大切にされないんだろうと
生れてきて、やがて老いていくということは
何て切ないことなんだろうと思っているから

でも、こうも思うのだ
老後なのかセカンドライフなのか分からないけど
それを一緒に笑って、ネタにして、共に生きる人がいれば
それならば何とか乗り切れるんじゃないかなと

家族でも夫婦でも友人でも隣人でも・・
何でもいいけど誰かいてくれれば
気の合うやつが隣に』



 登場人物の皆様も順調に年を重ね・・・
千明(小泉今日子)は定年を一年後に控え「セカンドライフセミナー」なんぞに出席しとる。

和平(中井貴一)は定年後、「観光推進課指導監」として市役所で働いている。嘱託なのかな?立場は変わったけど相変わらず忙しく働いている。

万理子(内田有紀)は脚本家になっており、でも「千秋専属の」って書いてあったぞ。じゃ千秋が辞めちゃったらどうなるんだ?

真平(坂口憲二)、おかえり!!やっぱりこのドラマには坂口君がいないと。
知美(佐津川愛美)とどうなったんだっけか??と思っていたら、結婚して双子に恵まれとった。カフェは繁盛しているみたいだね〜

典子(飯島直子)は、息子も一人立ちして暇そう( ̄▽ ̄;)

えりなちゃん(白本彩奈)も24歳。小さい頃とおんなじ方が演じているんだね。
美大を卒業してカフェを手伝いながら作品を創っている模様。

 千明と和平は相変わらずお互いにツッコミつつ深い話もサラリとできるほどよい距離感を保っている。コロナの時は和平が一晩中見守っていてくれた。なんとも有難く嬉しい近くの他人。

 そして新メンバーとして
千明のかかりつけ医の成瀬(三浦友和)。
なんか電車に乗っている千明が見られたらうれしい的な描写があり、もしや恋?と思ったら、亡くなった奥さんと千明がそっくりだったのね。

 和平には通訳のバイトで入った律子さん(石田ひかり)。
和平と仲良しだった一条のおじいちゃんの娘。一条さんが亡くなり形見分けに『くらちゃんへ』と残したものを開けてみるとエロ系だったため、和平のことも父と同じようなエロ親父と思っているらしく過剰な反応が・・・( ̄▽ ̄;)

 それぞれ恋のライバルが現れるという訳やね。



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