斎藤工
2024年12月16日
「海に眠るダイヤモンド」第8話 ダイヤモンド
「俺・・・なんかもっと・・こう・・
思いっきり笑って、
誰かのために泣いたり、
幸せになって欲しいって思ったり、
石炭が出て欲しいって
心の底から願ってみたいです・・・
ダイヤモンド・・・
俺も・・ダイヤモンドが欲しい!」玲央
その言葉の通り、ダイヤモンドを掴むために自分で行動した玲央(神木隆之介)。
やっと心からの笑顔が見られた。
いづみの鉄平を思う気持ちが玲央を動かし、玲央の行動が和馬(尾美としのり)や孫たちを動かし、そして賢将(清水尋也)と百合子(土屋太鳳)の子供へと繋いでくれた。妊娠に怯えていた百合子だったけど、あの時の子供はしっかりと育ったし、3人の子宝に恵まれたんだね。良かった。
端島に生きた人々の思いは消えない。
そして、端島は眠りから目覚めた。
黒いダイヤモンドを手にした鉄平は、そして島の人々は喜びの声を上げひとつになった。
でも、『端島が復活したら、必ず』という約束は叶えられなかった。
鉄平(神木隆之介)はリナ(池田エライザ)と誠とともに、誰にも告げず端島を出て行った。
進兄の死、誠の病気、出されていない婚姻届と出生届。
兄の死の責任を感じている鉄平なら自分の籍に入れ、リナ達の面倒を見ていく道を選ぶだろう。でも今度は端島にいたら生きていけない。鉄平の心は朝子(杉咲花)を求めているし、リナと魂が結びついているのは進平だけ。進兄(斎藤工)の代わりには誰もなれない。鉄平もリナもダイヤモンドを端島に置いてきた。そんな二人が一緒に生きていけるんだろうか。
1964年、火災による水没放棄から4ヶ月が過ぎ、他の炭鉱に異動したり、退職し島を離れるものも多かった。しかし鉄平達は新たに未開発の石炭層発掘を進めていた。
進兄、あのまま石炭と一緒に閉じ込められたんじゃなくて良かった。
仲間がすぐに引き返してくれたんだね。
でも助からなかった。
進兄は端島がずっと続くと心から信じていた。
だから婚姻届も誠の出生届も急がなかった。
生きていて欲しかったよ。
そしてあの黒いダイヤモンドを掴んで欲しかった。
続きを読む
思いっきり笑って、
誰かのために泣いたり、
幸せになって欲しいって思ったり、
石炭が出て欲しいって
心の底から願ってみたいです・・・
ダイヤモンド・・・
俺も・・ダイヤモンドが欲しい!」玲央
その言葉の通り、ダイヤモンドを掴むために自分で行動した玲央(神木隆之介)。
やっと心からの笑顔が見られた。
いづみの鉄平を思う気持ちが玲央を動かし、玲央の行動が和馬(尾美としのり)や孫たちを動かし、そして賢将(清水尋也)と百合子(土屋太鳳)の子供へと繋いでくれた。妊娠に怯えていた百合子だったけど、あの時の子供はしっかりと育ったし、3人の子宝に恵まれたんだね。良かった。
端島に生きた人々の思いは消えない。
そして、端島は眠りから目覚めた。
黒いダイヤモンドを手にした鉄平は、そして島の人々は喜びの声を上げひとつになった。
でも、『端島が復活したら、必ず』という約束は叶えられなかった。
鉄平(神木隆之介)はリナ(池田エライザ)と誠とともに、誰にも告げず端島を出て行った。
進兄の死、誠の病気、出されていない婚姻届と出生届。
兄の死の責任を感じている鉄平なら自分の籍に入れ、リナ達の面倒を見ていく道を選ぶだろう。でも今度は端島にいたら生きていけない。鉄平の心は朝子(杉咲花)を求めているし、リナと魂が結びついているのは進平だけ。進兄(斎藤工)の代わりには誰もなれない。鉄平もリナもダイヤモンドを端島に置いてきた。そんな二人が一緒に生きていけるんだろうか。
1964年、火災による水没放棄から4ヶ月が過ぎ、他の炭鉱に異動したり、退職し島を離れるものも多かった。しかし鉄平達は新たに未開発の石炭層発掘を進めていた。
進兄、あのまま石炭と一緒に閉じ込められたんじゃなくて良かった。
仲間がすぐに引き返してくれたんだね。
でも助からなかった。
進兄は端島がずっと続くと心から信じていた。
だから婚姻届も誠の出生届も急がなかった。
生きていて欲しかったよ。
そしてあの黒いダイヤモンドを掴んで欲しかった。
続きを読む
2024年12月08日
「海に眠るダイヤモンド」第7話 消えない火
「端島は終わったりせん。
ここで・・・三人で・・幸せに」
進兄、なんとか生きていてくれ!
リナと誠ちゃんの元へ帰るんだろうが!
火を止めるためにポンプを止めた鉄平。
それが進兄の死に繋がるなんて、あんまりだよ。
でもこのままで済ます鉄平じゃない・・
今まで見てきた私達は知っている。
でも、進兄の札を手に取った鉄平は・・・
まさか裏にして戻す訳ないよね?
どちらにしろ辛すぎる。
改めてこの端島はとんでもない危険の上に成立していたことがわかる。
鉱員たちは毎日本当に命懸けで降りて石炭を掘っていた。
あの幸せも笑顔も振興も、石炭があってこそだった。
まだまだ続くはずだったのに海の底に沈めさせねばならない。
火事が収まるとともに端島が終わる。
なんという選択だろう。
これ以上負傷者を出さない、
端島に生きる人達の命を守るための決断だったが、
端島が終わると、人々の生活も未来も消える。
命あってこそとは思うが、端島を絶望がおおっている。
1964年、進平とリナの子・誠は一歳となり、百合子(土屋太鳳)と賢将(清水尋也)も結婚1周年を迎えた。鉄平(神木隆之介)と朝子(杉咲花)は住民たちにはバレないよう交際を続けていた。
そんな中、夜中に島中に鳴り響くサイレン。
一番深い9片で起きた坑内火災は鎮火したかに見えたが、翌日、底に溜まっていたガスにくすぶっていた火が引火し爆発。火は燃え続けた。
消火活動は通気を良くしてガスを拡散、石灰散布・揚水ポンプを逆流させ放水を続けたがおさまらず、酸素を止める密閉消化に変更。
もし火が消えなかったら・・・
端島が終わる。
島民全員が不安と闘っていた。
続きを読む
2024年12月02日
「海に眠るダイヤモンド」第6話 希望の種
思いを確認しあった朝子(杉咲花)と鉄平(神木隆之介)。
「鉄平・・私、
お婿さんになる人とコスモス植えたいけん。
持っといて」朝子
「はい!」鉄平
手渡された種の入った袋。
でも、その種は、やっと今、玲央(神木隆之介)によって植えられ芽を出した。
なぜいづみ(宮本信子)が持っていたのか。
二人で植えることは叶わなかったのか。
閉山になった端島の写真に鉄平の姿はなかった。
「私も知らないの・・・
彼が・・・鉄平が・・どうなったのか」
どういうこと?
坑内火災に遭って遺体が見つかっていないということ?
それとも行方不明になったの?
火災の原因が鉄平にあって耐え切れず消えた?
もしかしたら鉄平は生きているかもしれない?
1963年、炭鉱閉山のニュースが相次ぐ中、端島の勢いは衰えなかった。
正月。リナ(池田エライザ)の妊娠を機に進平(斎藤工)は両親に結婚することと荒木家での同居を伝えた(実際はリナの戸籍を取り寄せることはできないし、進平の妻の死亡届は出していないので入籍はできず内縁関係)。
多分、あの事は進平とリナが二人きりになっても話されなかっただろう。
あの男の遺体は本当に海流が沖へと運んでくれた。
あれからリナを捜しに来た者はいない。
進平の「端島なら、なんとかなる」という言葉は本当だろう。端島にいる限り、二人の秘密は隠しおおせる。
リナは「荒木リナ」として生きていくことになった。
罪の意識を奥に押し込んで。
慣れない幸せに戸惑いながら。
リナにとっては初めての家族に守られた穏やかな時間が始まった。
続きを読む
「鉄平・・私、
お婿さんになる人とコスモス植えたいけん。
持っといて」朝子
「はい!」鉄平
手渡された種の入った袋。
でも、その種は、やっと今、玲央(神木隆之介)によって植えられ芽を出した。
なぜいづみ(宮本信子)が持っていたのか。
二人で植えることは叶わなかったのか。
閉山になった端島の写真に鉄平の姿はなかった。
「私も知らないの・・・
彼が・・・鉄平が・・どうなったのか」
どういうこと?
坑内火災に遭って遺体が見つかっていないということ?
それとも行方不明になったの?
火災の原因が鉄平にあって耐え切れず消えた?
もしかしたら鉄平は生きているかもしれない?
1963年、炭鉱閉山のニュースが相次ぐ中、端島の勢いは衰えなかった。
正月。リナ(池田エライザ)の妊娠を機に進平(斎藤工)は両親に結婚することと荒木家での同居を伝えた(実際はリナの戸籍を取り寄せることはできないし、進平の妻の死亡届は出していないので入籍はできず内縁関係)。
多分、あの事は進平とリナが二人きりになっても話されなかっただろう。
あの男の遺体は本当に海流が沖へと運んでくれた。
あれからリナを捜しに来た者はいない。
進平の「端島なら、なんとかなる」という言葉は本当だろう。端島にいる限り、二人の秘密は隠しおおせる。
リナは「荒木リナ」として生きていくことになった。
罪の意識を奥に押し込んで。
慣れない幸せに戸惑いながら。
リナにとっては初めての家族に守られた穏やかな時間が始まった。
続きを読む
2024年11月18日
「海に眠るダイヤモンド」第4話 沈黙
「奇跡は・・人が起こす」百合子
長崎での被爆。
死んでしまった姉。
原爆症に苦しみながらも祈り続けた母。
その母の介護をしながら、自分もいずれこうなるのだと怯え続けた百合子(土屋太鳳)。
神は何もしてくれなかった。
戦争でたくさんの人間が死んだ時も、原爆が落ちた時も、その後も。
どんなに祈っても必死に救いを求めても沈黙していた。
その恨みを朝子(杉咲花)にぶつけてきた百合子。
でも戦争を始めたのも人間で、原爆を落としたのも人間だ。
戦争を始めた人間、勝つために国民をコントロールした人間、
負けが見えていても戦争を終わらせようとしなかった人間、
愛国心の名の元に他国民の命を消滅させる決断をした人間、
そしてそんな決定に従うしかなかった人間たち。
戦争は人の考える力を奪う。
戦争を始めた人間たちが望んだのは何も考えず従うロボットだから。
迷いを振り払い生きる人達。
戦争になんの疑問も抱かず息子が戦地に向かうのをばんざいで見送った一平(國村隼)。
飢えさせないために娘達を疎開させ空襲に遭わせてしまったハル(中嶋朋子)。
自分の信仰のために娘を長崎へ連れて行き死なせてしまった百合子の母。
誰も悪くない。その時その時を必死に生きていただけだ。
終戦を迎えても、いや戦争が終わってからがさらなる苦しみの始まりだった。
みんな自分を責めながら、後悔の狭間で自分の罪と向き合いながら生きている。
戦争の愚かさを、失った命の尊さを、その罪を、忘れずに生き続けることでしか償えないから。
続きを読む
長崎での被爆。
死んでしまった姉。
原爆症に苦しみながらも祈り続けた母。
その母の介護をしながら、自分もいずれこうなるのだと怯え続けた百合子(土屋太鳳)。
神は何もしてくれなかった。
戦争でたくさんの人間が死んだ時も、原爆が落ちた時も、その後も。
どんなに祈っても必死に救いを求めても沈黙していた。
その恨みを朝子(杉咲花)にぶつけてきた百合子。
でも戦争を始めたのも人間で、原爆を落としたのも人間だ。
戦争を始めた人間、勝つために国民をコントロールした人間、
負けが見えていても戦争を終わらせようとしなかった人間、
愛国心の名の元に他国民の命を消滅させる決断をした人間、
そしてそんな決定に従うしかなかった人間たち。
戦争は人の考える力を奪う。
戦争を始めた人間たちが望んだのは何も考えず従うロボットだから。
迷いを振り払い生きる人達。
戦争になんの疑問も抱かず息子が戦地に向かうのをばんざいで見送った一平(國村隼)。
飢えさせないために娘達を疎開させ空襲に遭わせてしまったハル(中嶋朋子)。
自分の信仰のために娘を長崎へ連れて行き死なせてしまった百合子の母。
誰も悪くない。その時その時を必死に生きていただけだ。
終戦を迎えても、いや戦争が終わってからがさらなる苦しみの始まりだった。
みんな自分を責めながら、後悔の狭間で自分の罪と向き合いながら生きている。
戦争の愚かさを、失った命の尊さを、その罪を、忘れずに生き続けることでしか償えないから。
続きを読む
2024年11月04日
「海に眠るダイヤモンド」第2話 スクエアダンス
賢将(清水尋也)は朝子(杉咲花)が好きで、朝子は鉄平(神木隆之介)が好きで、鉄平はリナ(池田エライザ)が好き。そしてリナは進平(斎藤工)と?百合子は誰が好きなんだろう。スクエアに入らず見ているだけ?
百合子(土屋太鳳)の家庭もいろいろあったみたいだね。
亡くなった姉、悲しみで神に救いを求めた母は百合子の存在を忘れている。端島を出ていきたいけど、出て行ったところで惨めな思いをするだけ。ここにいるから好き放題できる。精神的にも身体的にも逃げ場はない。台風が島ごと自分と住人達を飲み込んでしまえばいいと思っただろうか。でも朝子だって働きづめのこの島から出ることはできない。島の住人のほとんどが閉塞感を抱えている。
台風が来れば船は来なくなり、水と食料は無くなり、電気も通らなくなる。島中を海水が暴れまわり何もかも破壊していく。人の命も奪う。自然の驚異に人間は耐えるのみ。鉱員住宅は狭くて風通しも悪くカビとの闘い。部屋は奪い合いで大雨になると便所から糞尿があふれ出す。それでもいづみ(宮本信子)にとっては島の姿を見るだけで心がかきむしられるような場所。いろんな感情が混ざり合った複雑な思いがあるのだろう。
前回、いづみはリナか朝子か・・と思っていたんだけど百合子の可能性も出て来た( ̄▽ ̄;) 出て行きたかったけど出ていけなかった島、閉山して離れることになっただろうが、離れてみて心をあの島に置いてきたことに気づいたのか。
第1話 地底の闇を切りひらく
第3話 孤島の花
第4話 沈黙
第5話 一島一家
第6話 希望の種
第7話 消えない火

人気ブログランキング
ドラマランキング
にほんブログ村
にほんブログ村



