慶次郎縁側日記3

2025年06月08日

「慶次郎縁側日記 3」 第7回 意地

「おのれの駄目さ加減に嫌気がさしていた。
同心としても一人の男としても・・・
このままでは皐月と向き合えぬ、そう思った。
それも独りよがりで、また皐月を傷つけた。
すまぬ。
意地になっていたのやもしれん。
だが、やり通したかった。
やり通してから皐月に頼みたかった。

一日も早く森口の家に戻ってきて欲しい。
皐月と八千代のいない家は私の家ではない。
頼む。戻って来てくれ!」晃之助
「はい」


 晃之助、よく言った!
男を魅せたね(´;ω;`)

 己の過ちが許せなかった晃之助(比留間由哲)。
捕まっても捕まっても空き巣をやめない男を改心させる!と心に誓い、成し遂げるまでは皐月に会いに行かないと決めたんだね。やっと成し遂げて無精ひげのまま皐月の元へ。

 こちらも意地を張っていた皐月(安達祐実)だったけど、真摯な旦那様の言葉と眼差しに向き合えて固まっていた心が一瞬でほどけたさ。自分が好きになったのは不器用すぎるほど実直な男だと思い出したよね。あの日、夜明けの道を駆けて晃之助の元へ行き「お嫁様にしてくださいませ!」と頼んだ時と同じ思い、いやそれ以上に深くて揺るぎない思いが湧き上がったはず。心からの微笑を交わし合うふたりにほっとしたよ。良かった良かった。

 てか、志乃さん(大谷直子)もさ〜皐月にべったり張り付かないでよね〜
なんか二人がモメてるの気づいていたくせに「あなたがいないと心細い」とか言っちゃってさー( `д´) ケッ! かまってちゃんなんだからよ〜左門さん(林隆三)もしっかりせぇよ!って。



 さて、指し物師・栄五郎(山田辰夫)の娘おちせ(前田亜季)が、晃之助に頼まれたと言って皐月のために注文した硯箱を届けに来た。それは晃之助が永五郎の弟子の直吉(本田大輔)に頼んだものだった。しかし、おちせはそれを持って帰ると言うのさ〜

「この硯箱には意地の匂いがしますから」

 どういうことさ?と思ったら・・・・
おちせと直吉は夫婦になる約束をしていたんだが、信濃屋さん注文の手箱に勝手に飾りを掘ったもんだから、親方激怒。作り直せと命じたら、直吉め、自分は親方とは違うとアーティスト気取りよ。言い合いの末、決裂。直吉は出て行き祝言の話もそれっきり。

 で、皐月のために創った硯箱にももちろん模様が入っていた。
さすが職人の娘・おちせは、それを見て親方に勝ちたい!感心させたいって意地だけで直吉が作ったと見抜いたのさ。そのことを直吉に告げ硯箱を突っ返したもんだから、こっちの二人まで決裂。

 それを聞いた晃之助はせっかく二人を繋げようと直吉に仕事を頼んだのに『心遣いにかける真似』をしたと皐月を叱責。いやいやいや、おちせが持って帰るって言ったんだから皐月にはどうすることもできないべさ。あんまりおちせおちせって言うもんだから皐月もイラッとして声を荒げてしまい、未だかつてない大喧嘩になってしもうた・・・( ̄▽ ̄;)


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matakita821 at 17:38|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2025年06月01日

「慶次郎縁側日記 3」 第6回 ふたり



 慶次郎(高橋英樹)が留守にしている間に、にゃんと根岸の別荘が盗人に入られるという事件が起こった。慶次郎が大事にしている本所の殿様から頂いた茶碗も手文庫の銭も佐七(石橋蓮司)の小遣いもやられた。しかし佐七は茶碗は自分が割ったし銭も自分が使ったと言い張るのだった。

 盗んだ男は優しい態度で近づき、佐七の話し相手になり、一緒に酒まで飲んで泊まっていったそうな。いつの世にも人のまごころに付け入る奴はいるんだね。昔は一人ぐらしだったのに、そんなヤカラに騙されるとは・・とあきれる慶次郎だったが・・

「二人暮らしを覚えたからでしょう。
二人ってのは、どういうんだか
一人の時より寂しい時があります。
どっちかいなくなった時のことを
思っちまうせいでしょうか・・」辰吉(遠藤憲一)


 そうだねぇ・・
一人で気ぃ張って暮らしている時には気づかなかった寂しさが、二人のうちの一人がいないと感じるようになってしまう。そうなるともう一人には戻れない。戻るのが怖い。知らない間に頼っているんだねぇ。

 そんな時、辰吉の女房・おぶん(邑野みあ)が女に土手から突き飛ばされ怪我を負った。おぶんは誰にも話さなかったが突き飛ばす瞬間、女は「恨むなら常蔵を恨みな!」と憎々し気に言ったのさ〜

 常蔵とは、おぶんの父親。
シリーズをずっと御覧の皆様はご存じだろうが慶次郎の娘・三千代に狼藉を働き死に追いやった男。悪行ざんまいの常蔵を恨んでいる人間はたくさんいるはず。

 まったくどこまで娘を苦しめりゃいいんだよ。
生きている間も散々苦労をかけ惨めな思いをさせて、やっと死んだと思ったら、その後も娘というだけで恨まれる。

 おぶんは女の着物の柄と鈴の音から、料理屋で働くおれん(小嶺麗奈)だと突き止め、後をつけたのだが、返り討ちに遭ってしまった。助けに現れた辰吉の前で開き直った態度のおれんの言い分は同じ常蔵の娘のくせに、おぶんだけが守られ幸せそうにしているのが許せない!だと。

 慶次郎が調べさせたところによると確かにおれんはおぶんの腹違いの姉だった。母親のお初(北原佐和子)は木綿問屋の娘だったが常蔵に騙され身ごもり、家を出たのち捨てられたのだった。病気がちの今はおれんに面倒を見てもらっているらしい。

 おぶんに見せた顔は悪鬼のようだったが、おれんは近所での評判も良く店でも働き者ということだった。母親は未だお嬢様気分の抜けない見栄っ張りなかまってちゃん。そんな母親のわがままにも黙って耐えているそうな。


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matakita821 at 18:21|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2025年05月30日

きこりのテレビ日記 #232

 5月25日(日曜日)雨・・・寒くて朝からストーブつけとる

 『慶次郎縁側日記 3』 第5話 可愛い女(録画)(NHK総合)


 久しぶりにグッとくる回だったもんだから、
ついつい長くなって別に記事書いちゃった( ̄▽ ̄;)
「時代劇」のカテゴリーの記事書いたの、すんごい久しぶりだよ〜

 記事はこちら

 21時 TBS 日曜劇場『キャスター』 episode.7 命か?違法手術か?


 いや〜崎久保(永野芽郁)の「正義」とやらが全くわからん( ̄▽ ̄;)
とりあえず、こんな私情や私怨だけで動く人は報道を辞めた方がいいと思われ・・・
そもそもなんでユキノちゃんにだけ拘って犯罪に加担してるんだか。
他にも移植を待っている子供達はたくさんいるだろうに。

 番組の中でヒステリックに個人的感情で公共の電波を使って進藤(阿部寛)を責めるのもおかしいし(普通にクビ案件)、最終的に進藤の計らいで法にのっとった移植手術が行われたけど、何も知らなかった崎久保は拉致されて臓器取られる女子高生の命のことは全く考えてなかったよね?よく進藤のことを「人殺し!」とか言うよな〜頭の中どうなってんの???

 そして、ラストに逮捕される父親を自ら映した崎久保で、お涙ちょうだいのつもり?報道マンとしてひと皮剥けた!みたいな感じになっているのが謎・・・( ̄▽ ̄;)
アンタも逮捕だよ!でも普通にお咎めナシで局にも残っている・・・

 何というか・・・・
昔、小学生ぐらいの時にやった『「いつ」「どこで」「だれが」「なにをした」』って遊び(細長い紙に「いつ」を適当に書いて(ex.真夜中、クリスマスイブにとか)、書いた部分を見えないよう折って隣に回す。次に回って来た紙に「どこで」の内容(ex.地球の裏側で、ジュリーの家でなど)を書き、「だれが」、「なにをした」も同じように書き、最終的に開いてどんだけおもしろい内容になっているか見せあう)があるんだけど、この脚本、そんなふうにして書いたような・・・

 阿部ちゃんが見たいから最後まで見届けるけど、いや〜久々のびっくり脚本案件だワ。

 5月26日(月曜日)くもり 

 最近首と背中の凝りが酷すぎて辛い。
毎晩肩・首用のマッサージャーを使って、ストレッチもしとる。
で、「テレビ体操」チャーンス!
本日は連続ラジオ体操の日だった。第一と第二の間の繋ぎの簡単な体操の段階でゼイゼイ言っちゃったよ ( ̄▽ ̄;) ここ4、5年行ってなかったが、いいあんま師さんを探さねば。

 『ダメマネ ーダメなタレント、マネジメントしますー』第6話 大炎上!おばはんは原色着るな!?(録画)(日本テレビ)


 『犀川(安田顕)の計画は順調』というより、犀川は機会を逃さないんだろうな。
偶然を、マイナスを、チャンスに変える。
『炎上』?よっしゃ、やったるで!的な?( ̄▽ ̄;)
4部にも、4部のメンバーにも情が湧いてきたと思われる美和(川栄李奈)。まだ俳優としての欲は蘇らないのかな?


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matakita821 at 21:29|PermalinkComments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加

2025年05月25日

「慶次郎縁側日記 3」 第5回 可愛い女

 なんか3話ぐらいまで、あれ?なんか違うよな〜とうっすらと馴染まないものを感じていたが、先週からしっくりくるようになり、今回は沁みたわ〜


 美人でモテモテだったおさき(17歳)(黒川芽以)はキスをすると子供ができるという言葉を信じ、職人の源次(長谷川朝晴)と所帯を持つはめになったが、コイツが仕事もできなきゃ才覚もない嫉妬深いDV夫。おさきを殴っては長屋で騒ぎを起こすというクズだった。しかしおさきには逃げた先の知恵もなく耐えるしかなかった。

 いつも友達のおしな(矢沢心)にぐちを聞いてもらったり慰めてもらって気を晴らしていたが、このおしなも考えなしに同心の森口(晃之助)(比留間由哲)に男になったフリをしてもらえばいいとアドバイスする始末。ある日、源次の暴力に耐えられなくなったおさきは晃之助に助けを求め、晃之助もそんなおさきを家にかくまうのだった。

 いや〜皐月(安達祐実)の留守にね〜( ̄▽ ̄;)
なんかシーズン3では皐月の母・志乃(大谷直子)が気鬱の病になり(ぴったり( ̄▽ ̄;) 病気のせいもありわがままになり女中もいつかない)、看病のためちょいちょい実家に戻っているだが、この時もそうだった。前回、晃之助から自分がいなくてもは大丈夫と聞き皐月はモヤモヤしてるっていうのに。(皐月はお前がいなくて寂しかったとか、やっぱりお前がいないとダメだと言って欲しいのだが、朴念仁の晃之助にそんなセリフ思いつくはずもなくこじれていく〜)。晃之助は仕事の一環としておさきを守っているつもりだが、うぶなおさきは一緒にいるうちにどんどん惹かれていく。

 それを察したおしづ(皐月のばあや的存在)(梅沢昌代)は辰吉(お手先)(遠藤憲一)に相談するんだが、「晃之助は行くところのない者を放り出せないと言ってるし、おさきはそろばんづくで動いている訳ではないからさ〜」と気にしない。

「それだから恐ろしいんです。
そろばんづくではないから」おしづ


 さすが年の功、わかっている。
そろばんづくなら、さすがににぶい晃之助でも気づく。それがないから、いつのまにか取り込まれっちまうんだよ〜
 
 ある雷の夜、晃之助は怯えているおさきを思わず抱きしめキスをしてしまうが寸でのところで思いとどまる(よく耐えた!)(ま、家の中におしづもいるしね( ̄▽ ̄;) )。怖くなった晃之助はおさきを根岸の慶次郎(高橋英樹)に預けるのさ〜


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matakita821 at 10:47|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加