尾上松也

2022年01月25日

「ミステリと言う勿れ」 第3話(episode.2 後編)

 青砥警部(筒井道隆)達がSATと共に犬堂邸に踏み込んでから結構長い時間居たよね( ̄▽ ̄;)アハハ…SATさん、ご苦労様・・
そして迎えたバスジャック犯の皆さんはとてもクールでよろしかったわ〜
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 前回犬堂ガロと名乗っていたのは甲矢(従弟)で、本物の犬堂我路は熊田翔(永山瑛太)だった。甲矢が背中を見せた唯一の人間が熊田であり、ガロの署名がある飾ってある絵は左利きの人が描いたもの(甲矢は右利き)という整(菅田将暉)の推理で判明。

 実行犯役の2人は従弟で犬堂甲矢(久保田悠来)と乙矢(阿部亮平)。
我路は乗客たちの言動をじっくり観察するために乗客のフリをしたらしい。

 犯人は特定できたが、まだ罪を隠し持っている乗客達で遊ぶ我路。
一平(森永悠希)は眠っている愛珠(白石麻衣)の鞄から財布を盗んだ(元々盗癖あり)。めぐみ(佐津川愛美)は苦しそうな愛珠に助けを求められたが急いでいたので無視した。

 犯人は運転手の煙草森(森下能幸)と、整が発表。
落とした食べ物をゴミ箱に入れないで絨毯の下に隠した、その性癖から。
そして事件の詳細は公表されていないはずなのに『あんな生き埋めにされて』と言っていた。

『煙草森さん、あなたは人を殺したんじゃなくて、
「ただ片づけた」だけなんですよね?』整
『はい。そうです。分かってもらえますか?』煙草森

 愛珠が乗っているのに気づかず車庫に向かった煙草森は
急ブレーキをかけた時愛珠を発見。
しかしもう死んでいた。自分のせいで死んだのかどうかわからず
どっちにしろ会社に怒られるのは嫌だということで山に埋めた。 

『埋めたらなくなります。見えなくなればOKです!』

 しかし埋めてホッとしていたら愛珠が生き返った。
出て来られないように押さえていたら、死に向かう気配が伝わってきて
何とも言えない快感が襲ってきた。
それが忘れられず、終点で客が一人の時に眠らせて埋めた。

 いいキャスティングだった。
穏やかな狂い方がリアルだった。

 煙草森は逮捕。犬堂ファミリーもしょっ引かれることになったのだが、
整のカウンセリング効果か『バスジャックは無かった』ということで団結する乗客のみなさん。

 そして我路と整の間には友情が芽生えたようです。
常に冷静で鋭い観察眼と高い思考力を持つ似た者同士。
短い間だったけど、お互いを認めあったのかしら〜?

 整にとって観察と分析、そしてその結果を伝えることは
コミュニケーション手段になっているような気もするが、
そもそもの始まりは生きるためだったんじゃないか?
整の育った環境が知りたいわ〜

『整君、君、人の癖をまねるとこあるよね。
相手を怒らせるかもしれないから気をつけた方がいい』我路
えっ?!
『気づいてないの?
そういうのって普通子供がかまって欲しい時にやるんだけど、
小さい整君は・・・誰の気を引きたかったんだろうね?』

 美しいふたり。
整が人を見る目・・・責めるのでもなくジャッジしているのでもない、
子供の純真な澄んだ目。
だからこそ、その目で見られる大人は怖がる。

 我路にもそんな雰囲気がある。
汚れなき審判者。
警察にゆだねた煙草森が精神鑑定に持ち込まれると知り、刑をくだした。
彼には迷いも後悔もないはず。





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matakita821 at 15:59|PermalinkComments(0)

2022年01月18日

「ミステリと言う勿れ」 第2話(episode.2 前編)

 面白かった!好きだわ〜
バスジャックに巻き込まれた久能(菅田将暉)。
でも、いつも通り冷静で疑問に思う事は忖度なく聞いたり喋ったりするんで、周りの乗客はヒヤヒヤ(笑

 何で自己紹介させるんだろ?と思ったら、バスジャックが目的ではなく巷で起きている連続殺人事件の犯人を特定するためだった。バスジャック犯人は一人目の犠牲者・犬堂愛珠(白石麻衣)の兄弟、犬堂オトヤ(直情系)(雑用担当)(阿部亮平)と犬堂ガロ(プランニングと指揮担当)(久保田悠来)。
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 バスの中で突然始まった久能先生の「倫理」の時間。
テーマは「何で人を殺しちゃいけないのか?」。

『当たり前のことでしょ』めぐみ(佐津川愛美)
『自分が殺されたくないから』リラ( ヒコロヒー)
『残された家族が悲しむから』熊田(永山瑛太)
『捕まるから』淡路(森永悠希)→犯人から『捕まらなかったらやるのか?』と反論あり。

 などの一般的な返答に対して、
『いけないってことはないんですよ』と言い出し、
例によって、みなさんを内心ざわつかせる久能。

『罰則はありますけど、人を殺しちゃいけないって法律はないです。
なぜ人を殺しちゃいけないのか。いけなくはないんだけど・・
ただ、秩序のある平和で安定した社会を作るために便宜上そうなっているだけです』

 戦争になれば殺しはオッケーだし、たくさん殺した人ほど褒められる。
国が作った法律だけど、状況によっては許されるし、むしろ奨励される。
実際に殺しまくっている場所は世界中にあるんだから、犯人もそういう所に行けばいいと(笑

『ただし、そういう所では、あなたもさくっと殺されます。
あなたが殺されずにすんでいるのは、
ここにいるのが秩序を重んじる側の人達だからです。
どうして人を殺しちゃいけないんだろうなんてわざわざ考えることもない、
そういう人達だから、あなたは殺されずにすんでるんです。
つまりね、あなたは水泳大会にやって来て棒高跳びがしたい〜と
言ってるようなものなんです。
大変迷惑なんです。

だからあなたは棒高跳びの大会に出たらいいんですよ。
ただしその大会は何のルールもない、誰も順番を守らない、
あなたの棒をへし折りにくる敵もいる。
そんな大会です。それがあなたの出たい大会なんです。

だだし、もしそういう所には行きたくない、
自分だけが殺す側でいたいと思うなら、それはまた別の話です。
それは単に人より優位に立ちたいとか、人を支配したいとか、
つまり劣等感の裏返しでしかないからです。
「どうして人を殺しちゃいけないんだろう」なんてレベルの話じゃ、
そもそもないんですよ』

 はぁ〜〜(´・∀・`) なるほどねぇ〜
偶然だけど、この中にいる殺人犯を挑発したようだが、久能なら気にしないさ。
なんだコイツ・・という表情のみなさんとは違って、非常に興味深い目で久能を見つめていた熊田。
久能の口を封じようと襲ってきたオトヤから守ってあげていたぞ。





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matakita821 at 17:26|PermalinkComments(0)