古舘寛治
2023年02月24日
「舞いあがれ!」 第21週 新たな出発
月曜日 第97話
二人が告白しあった日から半年がすぎ、今日は二人の結婚式。
はやっ!
まさか月曜日にあの予告のウェディングドレス姿が披露されるとは。
仏前で二人は浩太(高橋克典)に結婚の報告。
「お父ちゃん、無事に結婚式を挙げることができました」舞
「舞さんを大切にします」貴司(赤楚衛二)
真っ白なウェディングドレス姿見てもらいたかったんやろな。
三人だけの大切な時間。貴司でよかった。
お父ちゃんも嬉しそうやで (´;ω;`)
披露宴会場(?)は、やはり「ノーサイド」一択(笑
舞(福原遥)ったら、そこにもウェディングドレスで来たから長い裾引きずって真っ黒になっちゃうんじゃ?って、いらん心配したぞ。
「ノーサイド」にはオールキャスト勢ぞろい。
五島列島組はもちろん、IWAKURA組からは笠やん(古舘寛治)と章兄ちゃん(葵揚)ら。
そして航空組代表として由良先輩(吉谷彩子)と倫子(山崎紘菜)。
由良先輩はアリゾナでパイロットをしているそうな。
頑張って夢叶えたんだね。相変わらず凛としてはる。
凛子はフランス人の同僚と婚約中ですってよ!
彼からもらった個性的な指輪が想像を掻き立てるわね〜(笑
かわいい妹分・舞の面倒を見ている姿が二人らしかった。
舞にとっても心から尊敬でき、甘えられる存在なんだろうな。
さて、遅れて到着した悠人(横山裕)。
にゃんと佳晴(松尾諭)が連れて来た。久留美(山下美月)の指示らしいが。
晴れの席に自分が行って雰囲気壊しては・・て気使って出ない気だったのかな?
みんなも悠人を見て驚いてはいたが、顔を見られてほっとしてたで。
やっぱりお兄ちゃんがおらな!
てか、いつのまにか佳晴が兄貴分みたいになっているのに笑ったぞ。
助けてもらった恩というか恥ずかしい所みられた相手だから、逆に楽なのかな。
嬉しそうに酔っぱらって章兄ちゃんに抱えられていく笠やんにも、ぐっときたわ。
気持ちいいお酒だったのがわかるよ。
そして賑やかな「ノーサイド」を一人出ていく悠人に気づいた久留美。
買ってきたビールを手渡したぞ(in 柏木公園)
「これから何やったらええんやろなぁ・・・
俺にできることは金稼ぐことぐらいで・・・」悠人
「お金稼げるってすごい才能やと思いますけど。
うちのお父ちゃんには一つもない才能です」
「うれしかったなぁ・・・
大事な友達と大事な友達が家族になりました。
めっちゃうれしくて・・・ちょっと・・・さみしいです」久留美
こんなことを言える相手は悠人だけ。
そして悠人が素直に弱音を吐ける相手も久留美だけなんだよね。
気づけば会場のあちこちでカップル誕生しとる。
山田(大浦千佳)と藤沢(榎田貴斗)。なんとなく気づいてはいたよ(笑
一太(若林元太)と百花さん(尾本祐菜)。うまくいってるのね〜♬
悠人と久留美。そうなるだろうな〜とは思っとった。
そしてまさかの佳晴と「ノーサイド」のママ・道子さん(たくませいこ)。
道子さんって結婚しているのかと思ったよ。
あるいは離婚経験者 ( ̄▽ ̄;)
佳晴、道子さんにはみっともないとこ一杯見られているから、ありのままの自分を見せられそう。佳晴の栄光も挫折も絶望もすべて知っている。
佳晴、こういう店で珈琲入れたりするの合ってるかも。
道子さんならうまく佳晴の手綱握りそうだし。
帰り道、岩倉家の新しい表札を見て勝(山口智充)が雪乃さん(くわばたりえ)につぶやいとった。
「『うめづいわくら』や」勝
「ホンマやなぁ・・・」雪乃
「浩ちゃん、きれいかったで。舞ちゃんの花嫁姿」
(´;ω;`)ウッ…
IWAKURAが大変な時、いよいよになったら一緒に漫才でもやろ!と勝さんが誘っていたコンビ名が「うめづいわくら」やった。
こんな形で実現するなんてなぁ。あの頃は思ってもみなかったよねぇ。
そして、ばんば(高畑淳子)の前で安堵の涙を流すめぐみ(永作博美)にもらい泣き。
(´•̥ ω •̥` ) うまい!うますぎるよ永作さん。
耐えていたものがぐわっと開くのがわかった。
パイロットの夢を諦めさせてしまったという思いもあったろうし、
嬉しくて、ほっとして、心から娘の幸せを願う喜びの涙だね。
そしてリフォームした二階に新居をかまえた舞と貴司。
「今日な、ええ一日やったやんか」貴司
「うん。ホンマに幸せな一日やった」舞
「ずっと忘れたないやろ」
「うん」
「この幸せ、歌の中に閉じ込めよう思っててな、さっきから考えてんねん」
「こういう歌にしたなるような幸せ、これからいっぱいあったらええな」
「うん。幸せになろ」
「うん」
指切りする二人の初々しくてかわいいこと。
「この一瞬を永遠に」。
このドラマの、こんなふうにまっすぐに素直に描くところが好き。
二人の真ん中にある灯を一緒に見ているような気持ちになる。
火曜日 第98話
舞と貴司の新婚生活
お揃いのエプロン付けて二人で台所に立っております。
(*´艸`*) ザ・新婚(笑
貴司も愛妻弁当持ってデラシネに出勤か〜

IWAKURAのブログも少しづつ閲覧者数が増えてきており、
(♡´艸`)ウフフ♡ てな感じの舞の元に土屋(二宮星)が慌てて走ってきた。
笠やんが腰いわしてしもうたらしい。
すぐに病院へ連れて行ったが、ぎっくり腰は動けないからなぁ。
舞の連絡を受け嫁に行った娘さんが迎えに来てくれたが、なんかよそよそしい雰囲気。
そしてめぐみ社長の元に笠やんから退職したいという電話が入ったのさ〜
まぁ、そんな遠くない時期には辞めるつもりだったらしいが、今回のことで決心がついたらしい。
翌日、朝礼で笠やんは正式に退職を伝えた。
引き継ぎきっちりしてから辞めるとは言っていたが、みんなやっぱり寂しさが隠せない。
退職後の生活を土屋さんに聞かれて「家族サービス」と応えていた笠やんだったが、奥様は去年亡くなられて一人暮らしだった模様。
子育ては奥さんまかせだったから一人娘とは何を話したらいいかわからなくて疎遠な感じになっているそうな。お孫さんと一緒に作ろうと思ってプラモデルをたくさん買っているのに、それも伝えられていないらしい(章にいちゃん談)
悲しい。
IWAKURAという家族の頼れるお父さん的存在だった笠やんなのに。
あの情熱やあったかさが娘には伝わっていなかったなんて。
でもお互いにコミュニケーションの仕方がわかっていないだけで、きっかけがあれば繋がれると思うんだけどな〜
続きを読む
二人が告白しあった日から半年がすぎ、今日は二人の結婚式。
はやっ!
まさか月曜日にあの予告のウェディングドレス姿が披露されるとは。
仏前で二人は浩太(高橋克典)に結婚の報告。
「お父ちゃん、無事に結婚式を挙げることができました」舞
「舞さんを大切にします」貴司(赤楚衛二)
真っ白なウェディングドレス姿見てもらいたかったんやろな。
三人だけの大切な時間。貴司でよかった。
お父ちゃんも嬉しそうやで (´;ω;`)
披露宴会場(?)は、やはり「ノーサイド」一択(笑
舞(福原遥)ったら、そこにもウェディングドレスで来たから長い裾引きずって真っ黒になっちゃうんじゃ?って、いらん心配したぞ。
「ノーサイド」にはオールキャスト勢ぞろい。
五島列島組はもちろん、IWAKURA組からは笠やん(古舘寛治)と章兄ちゃん(葵揚)ら。
そして航空組代表として由良先輩(吉谷彩子)と倫子(山崎紘菜)。
由良先輩はアリゾナでパイロットをしているそうな。
頑張って夢叶えたんだね。相変わらず凛としてはる。
凛子はフランス人の同僚と婚約中ですってよ!
彼からもらった個性的な指輪が想像を掻き立てるわね〜(笑
かわいい妹分・舞の面倒を見ている姿が二人らしかった。
舞にとっても心から尊敬でき、甘えられる存在なんだろうな。
さて、遅れて到着した悠人(横山裕)。
にゃんと佳晴(松尾諭)が連れて来た。久留美(山下美月)の指示らしいが。
晴れの席に自分が行って雰囲気壊しては・・て気使って出ない気だったのかな?
みんなも悠人を見て驚いてはいたが、顔を見られてほっとしてたで。
やっぱりお兄ちゃんがおらな!
てか、いつのまにか佳晴が兄貴分みたいになっているのに笑ったぞ。
助けてもらった恩というか恥ずかしい所みられた相手だから、逆に楽なのかな。
嬉しそうに酔っぱらって章兄ちゃんに抱えられていく笠やんにも、ぐっときたわ。
気持ちいいお酒だったのがわかるよ。
そして賑やかな「ノーサイド」を一人出ていく悠人に気づいた久留美。
買ってきたビールを手渡したぞ(in 柏木公園)
「これから何やったらええんやろなぁ・・・
俺にできることは金稼ぐことぐらいで・・・」悠人
「お金稼げるってすごい才能やと思いますけど。
うちのお父ちゃんには一つもない才能です」
「うれしかったなぁ・・・
大事な友達と大事な友達が家族になりました。
めっちゃうれしくて・・・ちょっと・・・さみしいです」久留美
こんなことを言える相手は悠人だけ。
そして悠人が素直に弱音を吐ける相手も久留美だけなんだよね。
気づけば会場のあちこちでカップル誕生しとる。
山田(大浦千佳)と藤沢(榎田貴斗)。なんとなく気づいてはいたよ(笑
一太(若林元太)と百花さん(尾本祐菜)。うまくいってるのね〜♬
悠人と久留美。そうなるだろうな〜とは思っとった。
そしてまさかの佳晴と「ノーサイド」のママ・道子さん(たくませいこ)。
道子さんって結婚しているのかと思ったよ。
あるいは離婚経験者 ( ̄▽ ̄;)
佳晴、道子さんにはみっともないとこ一杯見られているから、ありのままの自分を見せられそう。佳晴の栄光も挫折も絶望もすべて知っている。
佳晴、こういう店で珈琲入れたりするの合ってるかも。
道子さんならうまく佳晴の手綱握りそうだし。
帰り道、岩倉家の新しい表札を見て勝(山口智充)が雪乃さん(くわばたりえ)につぶやいとった。
「『うめづいわくら』や」勝
「ホンマやなぁ・・・」雪乃
「浩ちゃん、きれいかったで。舞ちゃんの花嫁姿」
(´;ω;`)ウッ…
IWAKURAが大変な時、いよいよになったら一緒に漫才でもやろ!と勝さんが誘っていたコンビ名が「うめづいわくら」やった。
こんな形で実現するなんてなぁ。あの頃は思ってもみなかったよねぇ。
そして、ばんば(高畑淳子)の前で安堵の涙を流すめぐみ(永作博美)にもらい泣き。
(´•̥ ω •̥` ) うまい!うますぎるよ永作さん。
耐えていたものがぐわっと開くのがわかった。
パイロットの夢を諦めさせてしまったという思いもあったろうし、
嬉しくて、ほっとして、心から娘の幸せを願う喜びの涙だね。
そしてリフォームした二階に新居をかまえた舞と貴司。
「今日な、ええ一日やったやんか」貴司
「うん。ホンマに幸せな一日やった」舞
「ずっと忘れたないやろ」
「うん」
「この幸せ、歌の中に閉じ込めよう思っててな、さっきから考えてんねん」
「こういう歌にしたなるような幸せ、これからいっぱいあったらええな」
「うん。幸せになろ」
「うん」
指切りする二人の初々しくてかわいいこと。
「この一瞬を永遠に」。
このドラマの、こんなふうにまっすぐに素直に描くところが好き。
二人の真ん中にある灯を一緒に見ているような気持ちになる。
火曜日 第98話
舞と貴司の新婚生活

お揃いのエプロン付けて二人で台所に立っております。
(*´艸`*) ザ・新婚(笑
貴司も愛妻弁当持ってデラシネに出勤か〜


IWAKURAのブログも少しづつ閲覧者数が増えてきており、
(♡´艸`)ウフフ♡ てな感じの舞の元に土屋(二宮星)が慌てて走ってきた。
笠やんが腰いわしてしもうたらしい。
すぐに病院へ連れて行ったが、ぎっくり腰は動けないからなぁ。
舞の連絡を受け嫁に行った娘さんが迎えに来てくれたが、なんかよそよそしい雰囲気。
そしてめぐみ社長の元に笠やんから退職したいという電話が入ったのさ〜
まぁ、そんな遠くない時期には辞めるつもりだったらしいが、今回のことで決心がついたらしい。
翌日、朝礼で笠やんは正式に退職を伝えた。
引き継ぎきっちりしてから辞めるとは言っていたが、みんなやっぱり寂しさが隠せない。
退職後の生活を土屋さんに聞かれて「家族サービス」と応えていた笠やんだったが、奥様は去年亡くなられて一人暮らしだった模様。
子育ては奥さんまかせだったから一人娘とは何を話したらいいかわからなくて疎遠な感じになっているそうな。お孫さんと一緒に作ろうと思ってプラモデルをたくさん買っているのに、それも伝えられていないらしい(章にいちゃん談)
悲しい。
IWAKURAという家族の頼れるお父さん的存在だった笠やんなのに。
あの情熱やあったかさが娘には伝わっていなかったなんて。
でもお互いにコミュニケーションの仕方がわかっていないだけで、きっかけがあれば繋がれると思うんだけどな〜
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matakita821 at 18:11|Permalink│Comments(4)
2023年01月13日
「舞いあがれ!」 第15週 決断の時
月曜日 第67話
お父ちゃん(高橋克典)の葬儀は終わったけれど、めぐみ(永作博美)も舞(福原遥)も未だ呆然自失状態。家族同様の梅津家の皆さんも無念さと辛さを抱えとる。
ばんば(高畑淳子)と一緒に五島からかけつけてくれた貴司(赤楚衛二)の「しばらくこっちにおるから」という言葉が貴司らしくて有難かったよ。
「こがんなことになって・・・こがん辛いことってあるとやろうか・・・
母ちゃん、よう耐えられたねぇ・・」めぐみ
「父ちゃん死んだ時・・・めぐみがおったけん。
まだ中学生で・・・。
めぐみばちゃ〜んと育てんばっちそれだけば考えて夢中で働いとった」ばんば
改めて知る母の思い。
辛い中での救い。ほんの小さな救いかもしれんけど、心に深く刻まれる。
めぐみさん、一気に老けてしまった。
ここ数日の心労が表われている・・・
今にも倒れそうなのに倒れることもできない。
そして誰もが気になっている会社のゆくえだよ。
悠人(横山裕)は売るのが一番いい。それも早いうちにと伝えるが、めぐみも舞も、まだそんなことは考えたくもないのだった。
「お父ちゃんは工場売るつもりなかった。立て直すことだけ考えてた。
そのお父ちゃんの気持ち大事にしたいねん」めぐみ
「何か続けられる方法ない?」舞
「親父がおらんようなった今、状況は前より悪なってんねん」悠人
「もう・・ちょっとだけ・・・考えさして」
苦しみの中で絞り出すように答えためぐみ。
めぐみの気持ちは痛いほどわかる。
でも、悠人の言うとおりだと思う。手を打つなら早い方がいい。誰にとっても。
噂はすぐに広まるから大量の在庫を抱え、IWAKURAは危ないって言われていただろうし、社長が亡くなって責任の所在がはっきりしない会社と取引を継続するだろうか。タイミングを逃すと売ろうとしても買ってもらえなくなる。
悠人はいつも辛い役を買って出ているように思う。
めぐみを見る時の悲しみ押し隠し決意するような目。
これを言えばどんな思いをさせるのかもわかっている。
でも、この場ではっきり言える知識と判断力があるのは悠人だけなんだもの。
言うしかないさね (´;ω;`)
「悠人や、工場売った方がよかっち思っちょっとね」ばんば
「はい」悠人
「継ぐつもりや、なかとか?」
「ないです。俺の仕事は投資やし、この世界で一流になるために努力してきたんです。投資家として冷静に計算して、今、工場を売んのがベストやと判断した。
そんだけです」
「賢かね。
じゃばってん、人間やバカ力ん出ることもあっとぞ。
向かい風ん強かけんが強くなることもあっとさ」
「・・・それ、舞も言うてました」
「まぁ、よく話し合えばよか。邪魔したね」
去り際がきれい、さすがばんば。
悠人への「賢かね」には貴司への「変人たいね」と同じ温かさを感じた。
批判も誘導もせず、そのままの相手を受け入れる。
受け入れてもらったことで相手は安心してもう一歩進むことができる。
そして家族を信じていること、家族で話し合ったらいいと、大事なことだけは伝える。
めぐみが会社に復帰するとさっそく信金さんがやって来た。
支店長は悠人が会社を継がないことを確認すると、会社を畳む提案をしたが、今のめぐみには決断できない。それでも責任の所在をはっきりさせる為にめぐみが社長代行としてすべての責任を負うという書類へのサインを求めてきた。
判子を押す手が震えてズレてしまった・・・
これで莫大な借金をめぐみが背負うことに。恐ろしいことだよ。
社内でもIWAKURAはどうなるのか不安や憶測の話でもちきり。
そりゃそうなるよね。
そんな中、黙々といつも通りの仕事を続ける笠やん(古舘寛治)はさすがだよ。
帰宅した舞は下駄箱にあった浩太さんの靴を見つけ、堪らず泣き崩れてしまった。
「靴・・あんのに・・・
お父ちゃん、もうおらん・・・」
舞を抱きしめながら涙を流すめぐみさん・・・
その二人の泣き声を二階で悠人も聞いていたやろか。
いつも自分で靴を磨いていたお父ちゃん。
丁寧に大切に心をこめて磨いていた。
浩太さんの生き方そのもののように。
遺された靴がピカピカなのが余計に悲しかったよ(´;ω;`)ウッ…
火曜日 第68話
舞はめぐみを支えたいのに空回りする自分を感じていた。
「よ〜く探せば、でくっことやあるはずよ。
ばんばにでくっことや、これたい」ばんば
「お弁当?」舞
「およ。舞とめぐみの分」
「ありがとう」
ばんばの確かな生きる力が伝わってくる。
それが気力を失ってしまっためぐみや舞に少しづつ浸透してくる。
ばんばがいてくれて本当に良かった。
頼りにしていた経理総務課課長の古川さん(中村靖日)が辞め、
追い詰められためぐみは笠やんに相談にのってもらった。
めぐみは浩太さんの願いは会社を続けることだったから、そうしたいが自分に社長は無理だと伝えた。
「社長が先代から工場継いだ時な、俺は無理やと思てんで。
ネジのことな〜んも知らん若いやつがちっちゃい工場どこまで守れんねて・・・
もってせえぜえ1年、2年やろなて。
せやのに社長は2年どころか30年も守り続けて・・・
こないおっきい工場にした。大したもんや。
けどなぁ、そないに頑張れへんかったら社長はまだ元気やったかも分かれへん。
せやよってめぐみさん、無理することあらへんねん。
自分と舞ちゃんのこともよう考えて、な」
笠やん・・・(´;ω;`)ウッ…ありがとう。
浩太さんが亡くなって、いろいろ言う人もおったやろと思う。
無理して工場広げて会社潰したとか、経営者としてどうかとか・・
でも、苦労も努力もわかっている一緒に頑張ってきた笠やんから認められて、めぐみは心から嬉しかったと思う。報われたんじゃなかろうか。
そしてばんばのように、いつだって相手が負担なく道を選びやすいように、まるで清めてくれているような笠やん。
すばらしい相方と浩太さんは歩んできたんだねぇ・・
続きを読む
お父ちゃん(高橋克典)の葬儀は終わったけれど、めぐみ(永作博美)も舞(福原遥)も未だ呆然自失状態。家族同様の梅津家の皆さんも無念さと辛さを抱えとる。
ばんば(高畑淳子)と一緒に五島からかけつけてくれた貴司(赤楚衛二)の「しばらくこっちにおるから」という言葉が貴司らしくて有難かったよ。
「こがんなことになって・・・こがん辛いことってあるとやろうか・・・
母ちゃん、よう耐えられたねぇ・・」めぐみ
「父ちゃん死んだ時・・・めぐみがおったけん。
まだ中学生で・・・。
めぐみばちゃ〜んと育てんばっちそれだけば考えて夢中で働いとった」ばんば
改めて知る母の思い。
辛い中での救い。ほんの小さな救いかもしれんけど、心に深く刻まれる。
めぐみさん、一気に老けてしまった。
ここ数日の心労が表われている・・・
今にも倒れそうなのに倒れることもできない。
そして誰もが気になっている会社のゆくえだよ。
悠人(横山裕)は売るのが一番いい。それも早いうちにと伝えるが、めぐみも舞も、まだそんなことは考えたくもないのだった。
「お父ちゃんは工場売るつもりなかった。立て直すことだけ考えてた。
そのお父ちゃんの気持ち大事にしたいねん」めぐみ
「何か続けられる方法ない?」舞
「親父がおらんようなった今、状況は前より悪なってんねん」悠人
「もう・・ちょっとだけ・・・考えさして」
苦しみの中で絞り出すように答えためぐみ。
めぐみの気持ちは痛いほどわかる。
でも、悠人の言うとおりだと思う。手を打つなら早い方がいい。誰にとっても。
噂はすぐに広まるから大量の在庫を抱え、IWAKURAは危ないって言われていただろうし、社長が亡くなって責任の所在がはっきりしない会社と取引を継続するだろうか。タイミングを逃すと売ろうとしても買ってもらえなくなる。
悠人はいつも辛い役を買って出ているように思う。
めぐみを見る時の悲しみ押し隠し決意するような目。
これを言えばどんな思いをさせるのかもわかっている。
でも、この場ではっきり言える知識と判断力があるのは悠人だけなんだもの。
言うしかないさね (´;ω;`)
「悠人や、工場売った方がよかっち思っちょっとね」ばんば
「はい」悠人
「継ぐつもりや、なかとか?」
「ないです。俺の仕事は投資やし、この世界で一流になるために努力してきたんです。投資家として冷静に計算して、今、工場を売んのがベストやと判断した。
そんだけです」
「賢かね。
じゃばってん、人間やバカ力ん出ることもあっとぞ。
向かい風ん強かけんが強くなることもあっとさ」
「・・・それ、舞も言うてました」
「まぁ、よく話し合えばよか。邪魔したね」
去り際がきれい、さすがばんば。
悠人への「賢かね」には貴司への「変人たいね」と同じ温かさを感じた。
批判も誘導もせず、そのままの相手を受け入れる。
受け入れてもらったことで相手は安心してもう一歩進むことができる。
そして家族を信じていること、家族で話し合ったらいいと、大事なことだけは伝える。
めぐみが会社に復帰するとさっそく信金さんがやって来た。
支店長は悠人が会社を継がないことを確認すると、会社を畳む提案をしたが、今のめぐみには決断できない。それでも責任の所在をはっきりさせる為にめぐみが社長代行としてすべての責任を負うという書類へのサインを求めてきた。
判子を押す手が震えてズレてしまった・・・
これで莫大な借金をめぐみが背負うことに。恐ろしいことだよ。
社内でもIWAKURAはどうなるのか不安や憶測の話でもちきり。
そりゃそうなるよね。
そんな中、黙々といつも通りの仕事を続ける笠やん(古舘寛治)はさすがだよ。
帰宅した舞は下駄箱にあった浩太さんの靴を見つけ、堪らず泣き崩れてしまった。
「靴・・あんのに・・・
お父ちゃん、もうおらん・・・」
舞を抱きしめながら涙を流すめぐみさん・・・
その二人の泣き声を二階で悠人も聞いていたやろか。
いつも自分で靴を磨いていたお父ちゃん。
丁寧に大切に心をこめて磨いていた。
浩太さんの生き方そのもののように。
遺された靴がピカピカなのが余計に悲しかったよ(´;ω;`)ウッ…
火曜日 第68話
舞はめぐみを支えたいのに空回りする自分を感じていた。
「よ〜く探せば、でくっことやあるはずよ。
ばんばにでくっことや、これたい」ばんば
「お弁当?」舞
「およ。舞とめぐみの分」
「ありがとう」
ばんばの確かな生きる力が伝わってくる。
それが気力を失ってしまっためぐみや舞に少しづつ浸透してくる。
ばんばがいてくれて本当に良かった。
頼りにしていた経理総務課課長の古川さん(中村靖日)が辞め、
追い詰められためぐみは笠やんに相談にのってもらった。
めぐみは浩太さんの願いは会社を続けることだったから、そうしたいが自分に社長は無理だと伝えた。
「社長が先代から工場継いだ時な、俺は無理やと思てんで。
ネジのことな〜んも知らん若いやつがちっちゃい工場どこまで守れんねて・・・
もってせえぜえ1年、2年やろなて。
せやのに社長は2年どころか30年も守り続けて・・・
こないおっきい工場にした。大したもんや。
けどなぁ、そないに頑張れへんかったら社長はまだ元気やったかも分かれへん。
せやよってめぐみさん、無理することあらへんねん。
自分と舞ちゃんのこともよう考えて、な」
笠やん・・・(´;ω;`)ウッ…ありがとう。
浩太さんが亡くなって、いろいろ言う人もおったやろと思う。
無理して工場広げて会社潰したとか、経営者としてどうかとか・・
でも、苦労も努力もわかっている一緒に頑張ってきた笠やんから認められて、めぐみは心から嬉しかったと思う。報われたんじゃなかろうか。
そしてばんばのように、いつだって相手が負担なく道を選びやすいように、まるで清めてくれているような笠やん。
すばらしい相方と浩太さんは歩んできたんだねぇ・・
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matakita821 at 18:52|Permalink│Comments(0)
2022年12月28日
「舞いあがれ!」 第13週 向かい風の中で
月曜日 第61話
お父ちゃん(高橋克典)が救急車で運ばれたとの報を受け、あわてて島を出発した舞(福原遥)・・・
こんな時なのにちゃんと朝陽君(又野暁仁)に挨拶していくのが舞らしい。
朝陽君も名残惜しそうだった。
貴司(赤楚衛二)が居てくれて良かったよ。突然、二人ともいなくなったら、せっかく馴染んできた朝陽君も不安になるもんなぁ。
病院に駆けつけると、意外とお父ちゃんは元気そうだった。
胃潰瘍とのことで1週間の入院らしい。
浩太が普段している仕事はめぐみ(永作博美)がやってるのかな?
笠やん(古舘寛治)は現場を仕切るのに忙しいだろうし。
経理の古川さん(中村靖日)はそんなタイプじゃないしな〜
舞からの報告を受けたばんば(高畑淳子)もホッ・・・
朝陽君は貴司と仲良く星を見ているそうな。
電話を受けているばんばの後ろで美知留さん(辻本みず希)が台所仕事しながら、心配そうに見ていた。この家の、島の家族になってきているのが伺える描写。こういうのがあるとないとじゃ大違いだよ〜
ここに至ってめぐみも舞に会社の窮状で浩太が奮闘し心身ともに疲労してしまったことを伝えたさ。やっぱり新工場の借金がキテいる模様。従業員の給料も、もう何ヶ月も家の貯金から出しているらしい。
いや〜〜〜(ll゚д゚) それはもうかなりヤバい状態では・・・
会社のお金だけで回らなくなったら、もう坂道を転げ落ちる的な・・・
浩太の留守の間もなんとか変わりなく稼働しているIWAKURA。
しかし、章兄ちゃん(葵揚)の様子がおかしい・・・
もしや転職とか他の会社へ移ろうと考えている?
小さな工場の頃から支えてくれていた、今は「圧造部門」の主任。
そんな〜〜章兄ちゃん〜〜
でも、3人目の子供産まれるって言うてたしなぁ・・・
責めることはできないが、これは痛い。痛いぞ。
まさか笠やんまでいなくなったりしないよね〜〜
体調も大分戻り、舞と一緒に夢を語り合う浩太さん・・・
「飛行機の部品も作れる大きい工場建てたいてずっと思てて、やっとその入り口に立てたとこなんや。今は、きついけどな、ここを乗り越えたらグッと夢に近づけるわ。
舞かて大変な訓練乗り越えてパイロットの夢に近づいたんやろ。
それとおんなじや」
夢を持つことはすばらしい。
その夢に向かって突き進むのも勇気のある立派なことだ。
でも、リーマンショックのせいで何もかもが変わってしまった。
どんなに乗務員の能力が高くても嵐の中では飛行できん。
ここはひとつ、手堅い部分だけ残して、後は思い切って撤退も・・あるのでは・・
会社が無くなってしまったら元も子もないからなぁ・・
浩太さんの体調もアレだしさ〜
大勢の従業員の生活背負っているから、方向転換も難しいのかもしれんが・・
さて、悠人(横山裕)が病室に現れた。
(仕事(リサーチ)メインでお見舞いは、ついで ( ̄▽ ̄;))
「確実に成長する会社探しに来てんねん。
お客さんのお金預かって有望な会社に投資してお金増やすんが俺の仕事やからな。
うちは徹底した調査と分析が売りでな。
もうけるタイミングを見逃せへん。
リーマンショックも俺にとったら、絶好の稼ぎ時やったわ」
「悠人・・・みんなしんどい思いしてんのに、
お前・・その言い方はあれへんやろが・・」浩太
「そら、ここらの町工場は痛い目見てるやろな。
まぁでも、ちゃんとしてるところは生き残るし、そうやないところは潰れる。
そんだけの話やろ」
容赦ないもの言いに磨きがかかったような (~_~;)
なんでここまで浩太に手厳しい?
そして天狗なのか?
「♬ 上りきったら〜あとは下り坂〜♬」(by 水原 範朝 「下り坂」@「王様のレストラン」)だぞ!
舞も浩太も唖然呆然・・・
てか、悠人の仕事の内容、初めてわかったワ ( ̄▽ ̄;)
それでも頼れるのは兄だけ。
舞は会社の状況を話して助けてくれるよう頼んだ。
でも、あんまり聞いちゃいないみたい。
そんなショボいネジ工場再生なんか俺の仕事じゃないってか?
浩太さん退院決まったが不安しかない。
火曜日 第62話
職場に復帰した浩太に経理総務課課長の古川さん(中村靖日)が本気の再建計画を銀行に示すためにリストラの申し入れ。それだけは避けたい浩太だったが、もはや迷う余地はない。
まず選ばれたのは商品こん包のパートのおばちゃん達3人。抜けた穴は舞がやりたいと申し出た。
そんなやり取りがありまして・・・父と工場を見て回る舞。
社長としての父の姿が誇らしげな舞。
いや〜こんな大変な状況なのに娘を楽しそうに案内しているとこ見ると、従業員イラッとくるんでない?( ̄▽ ̄;)
舞が引き継ぐことになる仕事を、そのパートのおばちゃん達に教わるのだが〜〜
不良品を弾いて、200個梱包するという作業をまずやらせてみるおばちゃん達。
もうリストラすることは伝えられているようで、険しい表情で舞の動作を監視する三婆。案の定、舞は傷の付いたネジに気づかすに梱包してしまった。
「ちっちゃ〜い傷やけど機械の選別では見つけられへんかった傷や。
これを見逃せへんことがIWAKURAの品質を守ってんねん」
「はい。すいません」舞
「こないなお嬢ちゃんにうちらの後釜が務まんねやろか?」
「素人でもできる仕事や思われてるから真っ先に切られんねやろ」
「うちらがどないな思いで働いてきたかも知らんと」
最初っからできる訳ないけど、舞のゆるふわニット、結わえてもいないロングヘアにヒヤヒヤしたよ。梱包なら簡単だから自分にもできると思っているのがおばちゃん達にも伝わってしまった。働くことの厳しさを舞も実感したんじゃないのかな。
浩太は信金の人に三名リストラしたことを伝えたが、IWAKURAの現状を認識しているとは判断されなかった。リストラの人数を増やすとか工場の機械を売るとか、もっと抜本的な改善策を示さなければ返済の猶予は認めないと宣告されてしまった。
浩太としては苦渋の決断でパートさんに辞めてもらったから、これ以上どうせいゆうねん!という気持ちかもしれんが、私が銀行側でも、なにぬるいこと言うてんじゃ!ってなると思うぞ(わたしゃ晴れの日にも雨の日にも傘を貸さない業突く張りだよ)。生きるか死ぬか、もうそこまで来てるんじゃないの?
工場では、まだ笠やんが働いていた。
「うめづ」で信金から言われたことを伝え、ボヤく浩太さん。
「機械売るっちゅうことはやで、夢を売るっちゅうことやろ。
いろんな新しいもん作る夢・・・」浩太
「売ったらええがな。
あんたが工場継いだ時、あんな立派な機械なかったやんか。
亡くなったおやじさんと違て、アンタ、経営も下手くそでなぁ。
愛想尽かした従業員が1人減り2人減り・・・
結局、ちっちゃい工場で俺と二人っきりで働いたやんか。
俺はな、あの頃も悪なかったと思うで。
機械は売ったかてかまへん。
あのちっちゃい工場にかて、でっかい夢があったんやから」
笠やん・・・(´;ω;`)ウッ…
そうだね、場所じゃないよね。心意気だよ。そして確かな技術だよ。
経営者と職人とでは求めるもんが違うかもしれんが、納得できるいいもんを作りたいという思いは同じ。腕と情熱があれば、お客さんの細かいニーズに対応できる。IWAKURAは、そうやって成長してきたんじゃんか。職人として何度も窮状を乗り越えてきた笠やんの力強い言葉が沁みたよ。
おばちゃん達が辞める日、心から頭を下げる浩太、感謝の思いを伝えるめぐみ。
「お嬢ちゃん、これだけは覚えとき。
商品こん包の仕事は最後のとりでや。
私らが不良品一個ほこり一個でも見逃したら
そのまま、お客さんとこへ届いてしまう。
ここのネジは、ええネジなんや。
職人さんらが心込めて作っててな。
そのネジを、たった一個の不良品のせいで台なしにはでけへん。
そう思てこれまで気張って働いてきたんや。
社長、頼むで。この工場潰さんといてな」
「はい。必ず立て直します。
その時は、またお願いします」浩太
おばちゃん・・そんな思いで働いてくれていたんだね (´;ω;`)
三婆なんて言ってスマンかった。心から謝罪するよ。
職人さん達への厚い信頼、会社の商品への強い愛情、それを自分たちが守るという誇りとともに働いている、こんなすばらしい従業員に辞めてもらわねばならんとは・・・辛い。辛すぎるよ。
浩太よ、このおばちゃん達の無念さと最後の希望に応えるためにも、もうなりふりかまっている場合じゃないよ。
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お父ちゃん(高橋克典)が救急車で運ばれたとの報を受け、あわてて島を出発した舞(福原遥)・・・
こんな時なのにちゃんと朝陽君(又野暁仁)に挨拶していくのが舞らしい。
朝陽君も名残惜しそうだった。
貴司(赤楚衛二)が居てくれて良かったよ。突然、二人ともいなくなったら、せっかく馴染んできた朝陽君も不安になるもんなぁ。
病院に駆けつけると、意外とお父ちゃんは元気そうだった。
胃潰瘍とのことで1週間の入院らしい。
浩太が普段している仕事はめぐみ(永作博美)がやってるのかな?
笠やん(古舘寛治)は現場を仕切るのに忙しいだろうし。
経理の古川さん(中村靖日)はそんなタイプじゃないしな〜
舞からの報告を受けたばんば(高畑淳子)もホッ・・・
朝陽君は貴司と仲良く星を見ているそうな。
電話を受けているばんばの後ろで美知留さん(辻本みず希)が台所仕事しながら、心配そうに見ていた。この家の、島の家族になってきているのが伺える描写。こういうのがあるとないとじゃ大違いだよ〜
ここに至ってめぐみも舞に会社の窮状で浩太が奮闘し心身ともに疲労してしまったことを伝えたさ。やっぱり新工場の借金がキテいる模様。従業員の給料も、もう何ヶ月も家の貯金から出しているらしい。
いや〜〜〜(ll゚д゚) それはもうかなりヤバい状態では・・・
会社のお金だけで回らなくなったら、もう坂道を転げ落ちる的な・・・
浩太の留守の間もなんとか変わりなく稼働しているIWAKURA。
しかし、章兄ちゃん(葵揚)の様子がおかしい・・・
もしや転職とか他の会社へ移ろうと考えている?
小さな工場の頃から支えてくれていた、今は「圧造部門」の主任。
そんな〜〜章兄ちゃん〜〜
でも、3人目の子供産まれるって言うてたしなぁ・・・
責めることはできないが、これは痛い。痛いぞ。
まさか笠やんまでいなくなったりしないよね〜〜
体調も大分戻り、舞と一緒に夢を語り合う浩太さん・・・
「飛行機の部品も作れる大きい工場建てたいてずっと思てて、やっとその入り口に立てたとこなんや。今は、きついけどな、ここを乗り越えたらグッと夢に近づけるわ。
舞かて大変な訓練乗り越えてパイロットの夢に近づいたんやろ。
それとおんなじや」
夢を持つことはすばらしい。
その夢に向かって突き進むのも勇気のある立派なことだ。
でも、リーマンショックのせいで何もかもが変わってしまった。
どんなに乗務員の能力が高くても嵐の中では飛行できん。
ここはひとつ、手堅い部分だけ残して、後は思い切って撤退も・・あるのでは・・
会社が無くなってしまったら元も子もないからなぁ・・
浩太さんの体調もアレだしさ〜
大勢の従業員の生活背負っているから、方向転換も難しいのかもしれんが・・
さて、悠人(横山裕)が病室に現れた。
(仕事(リサーチ)メインでお見舞いは、ついで ( ̄▽ ̄;))
「確実に成長する会社探しに来てんねん。
お客さんのお金預かって有望な会社に投資してお金増やすんが俺の仕事やからな。
うちは徹底した調査と分析が売りでな。
もうけるタイミングを見逃せへん。
リーマンショックも俺にとったら、絶好の稼ぎ時やったわ」
「悠人・・・みんなしんどい思いしてんのに、
お前・・その言い方はあれへんやろが・・」浩太
「そら、ここらの町工場は痛い目見てるやろな。
まぁでも、ちゃんとしてるところは生き残るし、そうやないところは潰れる。
そんだけの話やろ」
容赦ないもの言いに磨きがかかったような (~_~;)
なんでここまで浩太に手厳しい?
そして天狗なのか?
「♬ 上りきったら〜あとは下り坂〜♬」(by 水原 範朝 「下り坂」@「王様のレストラン」)だぞ!
舞も浩太も唖然呆然・・・
てか、悠人の仕事の内容、初めてわかったワ ( ̄▽ ̄;)
それでも頼れるのは兄だけ。
舞は会社の状況を話して助けてくれるよう頼んだ。
でも、あんまり聞いちゃいないみたい。
そんなショボいネジ工場再生なんか俺の仕事じゃないってか?
浩太さん退院決まったが不安しかない。
火曜日 第62話
職場に復帰した浩太に経理総務課課長の古川さん(中村靖日)が本気の再建計画を銀行に示すためにリストラの申し入れ。それだけは避けたい浩太だったが、もはや迷う余地はない。
まず選ばれたのは商品こん包のパートのおばちゃん達3人。抜けた穴は舞がやりたいと申し出た。
そんなやり取りがありまして・・・父と工場を見て回る舞。
社長としての父の姿が誇らしげな舞。
いや〜こんな大変な状況なのに娘を楽しそうに案内しているとこ見ると、従業員イラッとくるんでない?( ̄▽ ̄;)
舞が引き継ぐことになる仕事を、そのパートのおばちゃん達に教わるのだが〜〜
不良品を弾いて、200個梱包するという作業をまずやらせてみるおばちゃん達。
もうリストラすることは伝えられているようで、険しい表情で舞の動作を監視する三婆。案の定、舞は傷の付いたネジに気づかすに梱包してしまった。
「ちっちゃ〜い傷やけど機械の選別では見つけられへんかった傷や。
これを見逃せへんことがIWAKURAの品質を守ってんねん」
「はい。すいません」舞
「こないなお嬢ちゃんにうちらの後釜が務まんねやろか?」
「素人でもできる仕事や思われてるから真っ先に切られんねやろ」
「うちらがどないな思いで働いてきたかも知らんと」
最初っからできる訳ないけど、舞のゆるふわニット、結わえてもいないロングヘアにヒヤヒヤしたよ。梱包なら簡単だから自分にもできると思っているのがおばちゃん達にも伝わってしまった。働くことの厳しさを舞も実感したんじゃないのかな。
浩太は信金の人に三名リストラしたことを伝えたが、IWAKURAの現状を認識しているとは判断されなかった。リストラの人数を増やすとか工場の機械を売るとか、もっと抜本的な改善策を示さなければ返済の猶予は認めないと宣告されてしまった。
浩太としては苦渋の決断でパートさんに辞めてもらったから、これ以上どうせいゆうねん!という気持ちかもしれんが、私が銀行側でも、なにぬるいこと言うてんじゃ!ってなると思うぞ(わたしゃ晴れの日にも雨の日にも傘を貸さない業突く張りだよ)。生きるか死ぬか、もうそこまで来てるんじゃないの?
工場では、まだ笠やんが働いていた。
「うめづ」で信金から言われたことを伝え、ボヤく浩太さん。
「機械売るっちゅうことはやで、夢を売るっちゅうことやろ。
いろんな新しいもん作る夢・・・」浩太
「売ったらええがな。
あんたが工場継いだ時、あんな立派な機械なかったやんか。
亡くなったおやじさんと違て、アンタ、経営も下手くそでなぁ。
愛想尽かした従業員が1人減り2人減り・・・
結局、ちっちゃい工場で俺と二人っきりで働いたやんか。
俺はな、あの頃も悪なかったと思うで。
機械は売ったかてかまへん。
あのちっちゃい工場にかて、でっかい夢があったんやから」
笠やん・・・(´;ω;`)ウッ…
そうだね、場所じゃないよね。心意気だよ。そして確かな技術だよ。
経営者と職人とでは求めるもんが違うかもしれんが、納得できるいいもんを作りたいという思いは同じ。腕と情熱があれば、お客さんの細かいニーズに対応できる。IWAKURAは、そうやって成長してきたんじゃんか。職人として何度も窮状を乗り越えてきた笠やんの力強い言葉が沁みたよ。
おばちゃん達が辞める日、心から頭を下げる浩太、感謝の思いを伝えるめぐみ。
「お嬢ちゃん、これだけは覚えとき。
商品こん包の仕事は最後のとりでや。
私らが不良品一個ほこり一個でも見逃したら
そのまま、お客さんとこへ届いてしまう。
ここのネジは、ええネジなんや。
職人さんらが心込めて作っててな。
そのネジを、たった一個の不良品のせいで台なしにはでけへん。
そう思てこれまで気張って働いてきたんや。
社長、頼むで。この工場潰さんといてな」
「はい。必ず立て直します。
その時は、またお願いします」浩太
おばちゃん・・そんな思いで働いてくれていたんだね (´;ω;`)
三婆なんて言ってスマンかった。心から謝罪するよ。
職人さん達への厚い信頼、会社の商品への強い愛情、それを自分たちが守るという誇りとともに働いている、こんなすばらしい従業員に辞めてもらわねばならんとは・・・辛い。辛すぎるよ。
浩太よ、このおばちゃん達の無念さと最後の希望に応えるためにも、もうなりふりかまっている場合じゃないよ。
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matakita821 at 18:58|Permalink│Comments(0)