凶宅

2017年08月08日

「おそろし 三島屋変調百物語」 第二夜 凶宅

 「凶宅」・・・・恐ろしいサブタイトル・・・((((( ;゚Д゚))
人間も怖いけど、こういうモノが意志を持つってのも怖いョ〜〜
説得の余地ないもんね〜


 さて、「変調百物語」達成という目標を掲げた伊兵衛(佐野史郎)は
口入れ屋や読売や岡っ引きを使って「三島屋で不思議話募集中!お礼はしまっせ!」と広めさせました。
で、その窓口としておちか(波瑠)を選んだ。

 ま、どんな話が来るかわからないのにいちいち対応すんの面倒くさいから
まずおちかに対応させて、おもしろかった話だけ聞かせて〜ってことらしい。
その際、その話が真か嘘か、嘘だとしたらどの部分が嘘か、なぜそんな嘘をついたのかも調べよってさ。
大店のご主人の贅沢な道楽だぁね。
HPはこちら


 そうして現れた最初の語り部・・・おたか(小島聖)
しっとりとした美しい年増ですぞ。
彼女が持ってきた話は「おばけ屋敷」・・・

 それはおたかが6歳の頃。
日本橋北の小舟町の長屋に両親と姉・兄・弟と暮らしていた。
貧しいけれど家族仲良く幸せだった。
父の辰二郎(半海一晃)は流しの錠前職人をしていた。

 ある夜、辰二郎がみんなを集めて話始めた。
武家屋敷が多い安藤坂を歩いていたら風で飛ばされたと思われる小袖を見つけた。
虫干ししている屋敷があるってことは仕事にありつけるかもしれないと
喜んだ辰二郎は、その小袖を手に屋敷を訪ね、仕事がないか伺った。
すると立派な蔵の中から番頭さんと呼ばれている男(村上淳)が現れた。


 あらっ!こいつはおちかの回りをうろついていた妖しい奴じゃないの〜!
てことは、人ではない・・・・((;゚Д゚)
そうとも気づかぬ辰二郎はデカい仕事ができそうだとウホウホしとる。


 番頭は大きな木製の錠前を出してきて、この錠前の鍵を作るよう命じた。
錠前はこの蔵にずっとかかっていたものだそうな。
でも、今は開いているってことは鍵で開けたんじゃないの?その鍵はどうしのさ?と
辰二郎も尋ねたが番頭は答えなかった。

 辰二郎は何だか嫌な気がして心の中がざわざわ・・・こりゃ断った方がいいと思ったんだが大金が入ると思ったら引き受けていた。
番頭はその錠前を妻や子供には決して見せてはいけないと約束させ預からせた。

 話が決まると番頭は女中たちに虫干ししていた着物を片づけるよう命じていた。
コレは・・・・辰二郎を呼びよせるためにやっていたこと?
小袖もわざと垣根の上に置いておいた模様・・・


 こういう時、虫の知らせっていうか心の中で警告音が必ず出るはずなんだが・・・
欲にかられると、人はそれを無視してしまう。
ホラー映画でもよくある展開よね・・・( ̄∇ ̄;)


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matakita821 at 18:44|PermalinkComments(2)