光石研

2026年01月17日

『探偵さん、リュック開いてますよ』第2話 サステナブルボーイ meets 地底人

 ただのユルさとシュールが売りのドラマかと思ったら違ったゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
工作されたファンタジーみが結構好きだぞ。
ちょっといい話的アレもあったし。
いろんなテイストの配合がちょうど良し。


 今回もいろんなキャラが登場。
まず「地底人」ね( ̄▽ ̄;)
洋輔(松田龍平)の想像する「地底人」って、ダースベーダーじゃ?
たいよう君(宇陽大輝)の思う「地底人」が一般的なやつ(笑
地底で生活しているから、目が光っちゃうのよね。
そして銀色のスーツ。
「マグニ・マグナ」の演奏って地底人ぽいから、ずっと流してたら地底人が上がってくるかもよ。

 子役って好きじゃないんだけど、たいよう君、惹きつけられるキャラだった。揺り椅子に座っている姿なんて、ずっと見ていられるワ。また出てくるかな。

 そしておじさん達の懺悔を受け止める14歳でオリンピック出場を諦め引退した少女・由香里様(川上凛子)。なんかおじさん達が膝まづくのも納得の存在感(笑
私も、ぜひ懺悔させて頂きたい。
そして汚れた心を浄化して頂きたい。

 「町一番の臆病者」として勇気汁を抜かれた室町(水澤紳吾)。
いや、普通にあんなおじさんから抽出された勇気汁飲むの怖いでしょうよ。だから、あの勇気汁を飲む決断した段階で、もう勇気出ているのでは?( ̄▽ ̄;)

 てか、室町さんも洋輔とドンパなのね。
射的屋って・・こんな田舎でやってけるのか?

 どこに誰が住んでいるのかはHPのココ
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matakita821 at 20:03|PermalinkComments(2)

2025年12月15日

「ぼくたちん家」最終回 この世に私に関係ないものなんてない



 さぁ、3人でギター工房のある長野へ。
ほたる(白鳥玉季)は緊張で目がイッちゃってるし、玄一(及川光博)は心配でソワソワ落ち着かない。策(手越祐也)だけが冷静。いてくれて良かったよ(笑

 工房長さん(井上肇)が、若いからとか女の子だからという理由でシャッター降ろす人じゃなくて良かった。定時制高校に通いながら働くことも受け入れてくれたし、ほたるも働きたい気持ちを確信し、しっかり伝えられた。

 前回ラストに森の中で荒ぶっていた少年は、
工房長さんの孫・和樹(柊木陽太)だった。
彼が怒っていたのは自分自身。
他の人達とは違う自分に対してだった。

 きっと昔の玄一や策みたいな居心地の悪さを感じているんだろうな。他の子と同じになれない自分にイラ立っているんだろうなと思ったら、やっぱりそうで、一人で悩んで苦しんでいた。

 帰り道、ほたるは道の駅で長野のキーホルダーを買った。
ともえ(麻生久美子)が買えなかった最後の一個が長野のだったもんね。
これも縁だね。

 ともえが警察に出頭する日、大家さん(坂井真紀)は力になってくれそうな松さん(土居志央梨)を呼んでくれた。二人を前に改めて横領の経緯と逃亡の理由を説明したともえだったが、話しながら自分の嘘に気づいていた。

「横領したのはお金の心配させない母親になりたかったから」
「逃げてたのは夢叶えるため」


「結局やめたかっただけ。
 母親も、経理の契約社員も。
 全部ぶっ壊して、全部やめたかっただけ。
 すいません。ホント、最低です」


 大家さんと松さんが、ちゃんと「最低です」と言ってくれて良かった。
最低だけど、二人にも覚えのあること。
社会や世間から求められている役柄を演じることに疲れて自由になりたい。それと逃亡がリンクしちゃったんだな。

「こうやって話せてたら良かったのかな」ともえ
「私ももっとおせっかいすれば良かった」大家


 そうだよね。誰かにこの鬱憤を話せていたら、聞いてもらえていたら、少しは違った選択もあったかもしれない。でも、それは長い旅を終えたともえと、忘れていた自分自身と再会できた大家さん、今のふたりだから言えること。過去の自分に後悔はあると思うけど、あの頃の自分もやっぱり自分なんだよね。

「もう・・・
取返しつかないかもしれないけど・・・
それでも壊しちゃったもの・・・
ちょっとづつ直していきたです」


 できるさ。
遅すぎることなんてない。
気づいた時が始まりの時さ。
いつだって始められる。



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matakita821 at 18:28|PermalinkComments(6)

2025年12月01日

「ぼくたちん家」第8話 翼をください

『もしもし、お母さん、私ね・・・
段ボールでギター作ってみたんだけど、
何かヘンテコで。
これ、ギターなのかギターじゃないのか、
よく分かんなくて。

ギターとギターじゃないの間とか、
家族と家族じゃないの間とか、
親と親じゃないの間とか、
名前がついてないものっていっぱいあるけど、
そういうの、
名前が付いてるものと同じぐらい
大事にしてもいいよね』


 その間にあるたくさんの名まえのついていないもの(理解できないもの、わからないもの含む)の中には、いろんな人の顔や、生き方や、思いが数限りなくつまっている。たとえ名前がついていなくても確かに存在するんだよね。


 さて、振り返ってみましょう。
玄一(及川光博)捕まっちゃった!と思ったら、お亀さんが見つかったので早く会わせてあげようという松さん(土居志央梨)の配慮でパトカー移動だった。
というのは表向きで松さん、玄一の名前を確認したかった模様。
で、即刻芸名なんちゃらは嘘だとバレた。
さらに松さんはほたる(白鳥玉季)が玄一に脅迫されているという疑惑の元「井の頭アパート」再訪。

 関所となってくれたのが大家さん(坂井真紀)。
松さんに事情を伝え(「はい」と「はいえ」を絶妙に使い分け)、うまいことコントロールしてくれた。

「まずは、ちゃんと見るところからでしょ」
「ちゃんと見て欲しいの。
見てたらわかると思うから」


 大家さん、最近お召し物も明るく楽しい感じになっていいよね〜
絵を描いているからか色彩的にも遊んでいる感じ。
そして松さん、意外と素直。
大家さんに言われた通り、玄一周辺をしっかり見つめております。
(この事は大家さんが玄一以外には告知)

 ず〜っと張り込みを続ける松さん(with 協力態勢で密着の大家さん)だったが、そもそも玄一はただの人がいいだけのおじさんなので、付け入る隙なし。それでも玄一周りの事情は見えてきたみたい。玄一の関係者に会い、話を聞いていくうちに自分の常識や思いこみを見つめ直す松さん。

「ほら、どう?ちゃんと見て分かったでしょ?」大家
「なんか普通でした・・・」松
「ねっ!」
「でもわかりません」
「えっ?」
さっぱり。
見てるだけじゃわからないことあると思うんです」


 その後、学校の策を尋ね、ニセパパに協力していたことを確認した松さんは、教師として間違っていると正論をぶつけとった。

「でも、どうするのが正しい先生なんですかね?」
「作田先生はどうして教師になろうと思ったんですか?」


 策はわからないことを知るのは面白いと教えてくれた理科の先生がいたことを伝えた後、こんなことも言っとった。

「レパートリーがあった方がいいな・・と。
学校嫌いな先生とか、勉強苦手な先生とか、
教室居心地悪いと思っている先生とか、
ゲイの先生とか・・・」


 すごく面白い発想だよね。
私は選択が許されない感じで育ったから、今はどんな場面でも選択肢を必ず用意してしまう。子供が多くの時間を共に過ごす身近な大人てある先生が、こんなふうに選択肢を用意してくれたら、ホッとするし救われると思うな〜。

 一方、公正証書作成の準備として共同生活を始め、お互いの習慣や嗜好を公表しあう玄一と策(手越祐也)。すぐに「おじさん」であることや「年上」であることや「収入差」を気にして譲歩したり卑下したりする玄一を叱る策。その掛け合いがめっちゃ楽しい。及川さんも手越さんもノッテるって感じ。


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matakita821 at 18:49|PermalinkComments(0)

2025年11月03日

「ぼくたちん家」第4話 なくなったってことは、あったってこと

「あれ?バッタ付いてますよ、足」玄一
「あっ、さっきの付いてきちゃったのか・・・
踏みつぶされそうだったんで
草むらに逃がしてあげたんですけど」策
「あぁ・・・」

「あっ、付いてます、バッタ」策
「え?あっ・・・えぇ?
・・・運命じゃないですか?ハハハ・・」玄一
「運命ですね」


 えぇーーー?!キタ?!
百瀬先生(渋谷凪咲)にご教授頂いた「コレって運命じゃないですか?!」作戦・・・「学校嫌い」「寒天ゼリー好き」では成立させようとするも失敗。しかし、ついに!
確かにバッタが付いてくるなんて滅多にないけど、運命だとしたら小さな虫すらかばう優しい二人が出会ったことかもね。



 そしてついに光石さんの本領発揮。
いや〜光石さん、この最最最低な父親役、あまりにもハマっていて自然で好感度急降下だろうよと思っていたが・・・

「ゲイに何がわかるんだよ!
子供も作れないくせに!
何でほたるだって、こんな奴がいいんだよ!
ゲイなんかがいいんだよ!
何で俺は普通なのに・・・
俺の子供なのに!
何で俺はちゃんと父親できないんだよ!
男が出来ないんだよ!
いっつも!いっつも!
何だよ・・・」


 「金のことしか考えていないゲスな父親」の殻が割れて、隠してきた自分への嫌悪感と罪悪感、劣等感、変われない変わろうとしない情けなさがこぼれ落ちた。それは玄一(及川光博)が『ゲイなんか』だから漏らすことができた思いなのかもしれないし、バカみたいにほたる(白鳥玉季)のために必死になっている玄一の純粋さにやられたのかもしれない。きっと、これも「運命」だね。

「だから、できることを毎日やるしかないんです。
そしたらなんか、いい感じ?になるので」玄一
「『いい感じ』?」仁(光石研)
「何て言うか・・・
生きてて・・・生きててもいい感じ?」
「できることって・・ナニ?」

「毎日、犬の散歩に行くとか、
笑って挨拶したり、
道を譲ったり、
虫、逃がしたり」
「は?虫??」
「別にたいしたことじゃなくてもいいんですよ。
自分のできることで。
お勧めです!そうやってコツコツやっていくの」
「は?!」
「人には人の・・恋と革命かなって」
「・・・なんだよ・・ソレ」

「・・・・俺にもできること・・
なんかあると思うか?」仁
「ありますよ」
「生きててもいい感じになるか?」
「なりますよ!なります!!」
「簡単に言うなよ!」


 仁の荒み切った心やゲスみが急に変わることはないかもしれないし、相変わらずゲイのことも拒絶していると思う。でもこの時、玄一と交わした言葉は、ふとした瞬間に蘇って仁の心を照らしてくれるような気がする。時とともに誰の言葉か、どんな状況だったかは忘れても、人生に絶望していた自分にまっすぐに向き合ってくれた存在の清々しさと温かさは残るんじゃないのかな。

 って・・光石さん、ここで退場かい?( ̄▽ ̄;)


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matakita821 at 15:47|PermalinkComments(0)

2025年10月13日

「ぼくたちん家」第1話 人間は恋と革命のために生まれてきたのだ

 うん、なんか好きだな。
日曜日は、わたしゃ、こっちだよ(って、TBSの方は何とな〜くその気にならなくて見ていないんだが)。

「ゲイってつらい?」ほたる
「え?・・えっ・・そっちは?」玄一
「じゃあ、ゲイで良かった?」
「う〜ん・・・まぁ・・・
良かったって思いたいな」
「どうするんですか?」
「何を?」
「どうしたら良かったって思えるんですか?」
「ん?う〜ん・・・・恋と革命?」


 男として生まれること、女として生まれること、ゲイであること、ストレートであることは、選べる訳じゃないので受け入れるしかないのだが〜〜それぞれ風当りの強さとか、選択したいのに選択すら許されないとか、いろいろ背負わなきゃならんもんは必ずある。頑張って折り合いをつけて生きてきても心の中に小さな砂粒みたいなもんは残るんだと思う。気づかないフリしてきたその砂粒を見つけた時、人はどうするんだろう。



「諦めることに慣れてここまで来たけど、
でも、今、アイス一緒に食べてるし。
うん・・・
欲しいものは、ちゃんと欲しがらないと
一生手に入らないから。
欲しがることにしてみます」
「家が欲しいんですか?」
「え?・・・うん、そう。家が欲しい!」


 恋心を意識した頃から感じて来た罪悪感。
いろんな場面で欲しい心を抑え込み、日本人らしく平和に無難に穏やかに生きてきた玄一(及川光博)。
なのにちょいちょいハジケてやべぇ人になっちゃうのは年齢のせい?
それとも抑え込んできた量が多すぎてパンクしちゃった?
カフェで叫んだり、いきなり人を訪ねたり、家買うように勧めたり、そりゃアンタ怖がられて当たり前だよ( ̄▽ ̄;)スイッチ入っちゃったのかな?

 まぁ、「意味がない」と言い切った索(手越祐也)の言葉が引っかかって、どうしても抜けないくさびみたいになったんだろうな。で、革命が起きた。

 50歳。いい年齢だよ。
人生100年とまでは言わないけれど、終わりが見えてくる時期。
心残りを少しでも手放して自由に生きて欲しい。
愛も家族も手にいれて欲しいけど、その道のりは・・・

 玄一の心の叫びは、ほたる(白鳥玉季)にも刺さった。
父親からも母親からも捨てられた自分は我慢するしかない。
まだ中学生なのに(高校生かと思っちゃったよ)漂う諦観。
それがちょっと変なゲイのおじさんに出会ったことで変わっていく。

 あの3千万は大丈夫なやつ?( ̄▽ ̄;)
一万円札、福沢諭吉と渋沢栄一まざってたよね?
どっかで拾ったのかな?

 そして中学校の教師・作田索。
熱くもなく冷たくもない温度がイイネ。
カミングアウトしているみたいだけど、職場でも?
未来のない恋愛に疲れてしまったのか、パートナーとケンカして出てきて車中泊中。


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matakita821 at 12:09|PermalinkComments(0)