佐々木希
2022年01月21日
「カムカムエヴリバディ」 第12週 1963-1964
1月17日(月)第53話
ジョー(オダギリジョー)のコンテスト出演衣装ができあがってきました。
やっぱりあの赤いスーツお買い上げだったのね(笑
『最初は出えへんつもりやったんや。コンテスト。
でも夢ができたから。いつかアメリカに行くって。
サッチモちゃんと2人で。
きっと勝つよ。
これ着てコンテスト出て必ず優勝する』
『はい』るい(深津絵里)
ジョーの部屋には柔らかな薄日が差していた。
ジョーがあまりにもピュアで、なんだかお母さんに認めて欲しい子供みたいで切なくなる。でも、るいとジョーは同じ夢を見ているんだよね。
HPはこちら
さて、竹村クリーニングのラジオからパーソナリティ磯村(浜村淳)の声が響いております。
話題がジョーの参加するコンテストになり平和夫婦(村田雄浩・濱田マリ)も仕事の手を止めて聞き入っとる。
もちろん、るいもドキドキしながら注目しております。
優勝候補の名前が次々あがるけど・・・ジョーの名前が出ないわ〜( ̄▽ ̄;)
『大本命は・・・トミー北沢
この人は非常に華があります。テクニックも頭一つ抜けてます』
るい、身じろぎもせず・・・
『そのトミー北沢のライバルと目されているのが大月錠一郎』
るいが、よっしゃ!という感じでラジオに接近(笑
『私はこの人のプレーがとても好きでね。トミー北沢が太陽ならば・・・』
そこにジョーがやってきた!
『うわさをすれば』平助
『あぁ大月君、今、あんたのことラジオで言うてんで』和子
『えっ?』ジョー
『大月錠一郎はまさに月!
闇夜に浮かぶお月様のような彼の音が私は好きでねぇ。
しかし、どちらの実力が上かと言えばトミー北沢やと思います。
光り輝く太陽の前では闇夜の月などは全く勝ち目はないですね。
ズバリ!優勝は光り輝くトミー北沢でしょう!』
磯村はん・・・一瞬持ち上げてから突き落としたね (ΦдΦ)
ジョーはすっかり自信を失ってしまいました。
平和夫婦の気まずそうな表情でふたりがどんな感じかよくわかる(笑
で、どんよりしているお二人さんに西山(笑福亭笑瓶)が映画の割引券を差し出した。
モモケン(尾上菊之助)の「棗 黍之丞シリーズ」最新作
総天然色『妖術七変化 隠れ里の決闘』。
(伴虚無蔵(松重豊)も出演。大役!妖怪にされてしまった侍・左近!)
気が進まなさそうな二人やったが和子達に勧められ見に行くことに。
ホットドッグを食べようとするジョーの胸にハンカチを巻いて予防するるい(笑
で、残ったおっちゃんとおばちゃんは相変わらずラジオを聴きながら仕事しとるんだが、磯村がこの映画のことを酷評。
『日本の映画史上まれに見る駄作なんです』 ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
『ええんかいな。大月君、こないなけったいな映画
大事なコンテストの前に見てしも〜て〜〜』和子
『今更言うても・・・しゃあないやないかぁ〜〜』平助
確かにね〜B級感漂うというか〜安いというか〜
(でも、ここまでケナされると逆に見て見たくなるよ。
あの昔の特撮に出て来たような死神軍団みたいのも気になるし)
「棗 黍之丞シリーズ」って正統派時代劇じゃなかったんかい・・
なんでオカルト系にいっちゃったんだろ・・
でも、昔の東映映画って演出おどろおどろしかったもんね。『さそりシリーズ』だって素っ頓狂な展開あったよ( ̄▽ ̄;)アハハ…
るいは、なんだろ、変な映画・・てな感じで飽きているんだが・・・
何故かジョーはハマっている(笑
夢中で見ているジョーを不思議そうに見ているるい(笑
すごい集中しとる・・・
もしかして映画館来たの初めてなのかな・・
そしてモモケンの決めセリフの場面が来たら・・
もはやホットドッグもおろしてしまった(笑
『暗闇でしか 見えぬものがある。
暗闇でしか 聴こえぬ歌がある。
黍之丞 見参!』
憑りつかれたように画面から目が離せないジョーを
大丈夫かしら?と心配そうに見つめるるい・・(笑
黍之丞のセリフにグッと来たようです。
磯村に『闇夜の月は太陽に勝てない』的なことを言われ落ち込んどったが(トミー(早乙女太一)がジョーにコンプレックスを抱いているように、ジョーも正統派トミーにコンプレックスを感じていたんだね)、黍之丞のおかげでふっ切れ、スイッチが入ったのさ〜!
闇の中を必死に生きて来た者だからこそ作り出せる音楽、奏でることができる音がある!そうはっきり思えた。なんかヒーローものを見た後の男の子がその気になる現象と同じような気もするが、それでいいのです。ジョーとはそういう男なのですから。
映画館を出た後もチケットを見つめながら無言で歩き続けるジョー(心の中でトランペットへの思いをどんどんたぎらせているのよ)に、妙なもん見せちゃったな〜と気まずいるい。
ところが・・・
『勝つよ。
サッチモちゃんのために戦うよ』ジョー
『・・・(うなづいて微笑む)』るい
黍之丞に成りきっとるね・・( ̄▽ ̄;)
ほとんどの人にとってつまらないものだとしても、誰かにとっては一生の宝になるような光明を与えてくれるものになることがあるから面白いよね。そして自分にはよくわからんけど(笑)そんなジョーをあるがまま受け止めるるい。
しっかり結ばれた手と手。
そしてコンテスト当日。
時間も迫っているのにジョーが慌ててるいの所にやってきた。
にゃんと衣装のシャツにケチャップ付けとる!!
子供か!!(笑
怒りながら一生懸命汚れを落とするい・・・
素直に謝っておろおろしとるジョー・・(笑
すっかり夫婦のようやな。
とにかくジョーは会場に行かせて、シャツはるいが届けることに。
『大月さん、頑張ってください。
きっと勝って・・・ください』
笑顔で応えたジョーなのでした。
も〜〜!なんか二人がかわいくてかわいくてたまらん!
一話終わるごとに、どうかこの二人の幸せが続きますように・・ (-人-;) と祈っております・・・
1月18日(火)第54話
今回も圧巻の15分でした。
ジョーのシャツを洗い、仕上げ、届けるるい、
それを待っているジョー、
『若大将』の席が取れず、しかたなく「世紀の駄作」『妖術七変化 隠れ里の決闘』を見る羽目になった平和夫婦、
映画の中で死闘を繰り広げる棗 黍之丞と左近、
ジョーとトミーそれぞれの演奏、そしてセッションの場面が
重なり合い、せめぎ合い、息詰まるような濃密な刹那となり、
斬りこむようにクライマックスへと向かっていく。
も〜今日も完璧ですやん!!
特に好きな場面をあげていきますわね
・ 演奏前、青ざめた顔をしているジョーにトミー(早乙女太一)が発破をかけたぞ。
『お前まで、そのありさまやったら・・・楽勝やな』
『・・・トミー。負けへんよ』ジョー
『そう来んとな・・( ̄ー ̄)ニヤリッ』
も〜〜トミーったら〜ジョーの緊張をほぐしてあげたのね。
弱弱しい「負けへんよ」だったけど頂きました!(笑
きっと今までジョーのこんな強気な発言聞いたことないはずだから、トミー内心小躍りしてたんじゃないのぉ。
・ 出場者の品定めをしとる笹川社長(佐川満男)とご令嬢の奈々(佐々木希)に
飲み物をサービスするベリーちゃん(市川実日子)が一言だけ言って去って行く(笑
『言うとっけど、ダークホースがいてるえ』
ヾ(*´∀`*)ノ いいぞお!ベリーちゃん!(笑
・ 観念してあんぱんを食べ始める和子さんを優しい目で見つめる平助さん。
この二人が映画を見ている生き生きとした表情
(唖然→仰天→意外と魅せるで→!!→えぇえーー?!→やるじゃん!)が
いいスパイスになっとった。
・ 息せき切ってジョーにシャツを手渡したるいと受け取って笑顔になるジョーの無言の時間。
この二人に言葉はいらない。口に出さないことで伝えあっている。
・ ジョーの演奏を見守るるいの誇らしげな、心配そうな、輝く瞳。
・ 演奏しながら、闇の中で出会った煌めきを思い出し、自分だけの世界を創り上げていくジョー。幼い頃のジョーにとって「Dippermouth Blues」は闇夜に浮かぶ灯りだった、そこで出会った音楽と演奏者たちに生きる力をもらった、そして光そのものの存在だったパワフルで温かい定一さん(世良公則)・・・闇の中にいたからこそわかる光の輝きと美しさをジョーは今、感じている。
・ 「今」という時間を燃やし尽くしているトミーとジョー。
心から演奏を楽しんでいる。
もうどっちが勝っても満足だよね。
・ 演奏を聴いた小暮さん(近藤芳正)の嬉しそうな顔!
・ 舞台の上からほっとした表情でるいを見つめるジョー、
感動して泣きそうになっているるい。
(*≧▽≦ノノ゙☆.+゚ブラボゥーーー!!
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ジョー(オダギリジョー)のコンテスト出演衣装ができあがってきました。
やっぱりあの赤いスーツお買い上げだったのね(笑
『最初は出えへんつもりやったんや。コンテスト。
でも夢ができたから。いつかアメリカに行くって。
サッチモちゃんと2人で。
きっと勝つよ。
これ着てコンテスト出て必ず優勝する』
『はい』るい(深津絵里)
ジョーの部屋には柔らかな薄日が差していた。
ジョーがあまりにもピュアで、なんだかお母さんに認めて欲しい子供みたいで切なくなる。でも、るいとジョーは同じ夢を見ているんだよね。
HPはこちら
さて、竹村クリーニングのラジオからパーソナリティ磯村(浜村淳)の声が響いております。
話題がジョーの参加するコンテストになり平和夫婦(村田雄浩・濱田マリ)も仕事の手を止めて聞き入っとる。
もちろん、るいもドキドキしながら注目しております。
優勝候補の名前が次々あがるけど・・・ジョーの名前が出ないわ〜( ̄▽ ̄;)
『大本命は・・・トミー北沢
この人は非常に華があります。テクニックも頭一つ抜けてます』
るい、身じろぎもせず・・・
『そのトミー北沢のライバルと目されているのが大月錠一郎』
るいが、よっしゃ!という感じでラジオに接近(笑
『私はこの人のプレーがとても好きでね。トミー北沢が太陽ならば・・・』
そこにジョーがやってきた!
『うわさをすれば』平助
『あぁ大月君、今、あんたのことラジオで言うてんで』和子
『えっ?』ジョー
『大月錠一郎はまさに月!
闇夜に浮かぶお月様のような彼の音が私は好きでねぇ。
しかし、どちらの実力が上かと言えばトミー北沢やと思います。
光り輝く太陽の前では闇夜の月などは全く勝ち目はないですね。
ズバリ!優勝は光り輝くトミー北沢でしょう!』
磯村はん・・・一瞬持ち上げてから突き落としたね (ΦдΦ)
ジョーはすっかり自信を失ってしまいました。
平和夫婦の気まずそうな表情でふたりがどんな感じかよくわかる(笑
で、どんよりしているお二人さんに西山(笑福亭笑瓶)が映画の割引券を差し出した。
モモケン(尾上菊之助)の「棗 黍之丞シリーズ」最新作
総天然色『妖術七変化 隠れ里の決闘』。
(伴虚無蔵(松重豊)も出演。大役!妖怪にされてしまった侍・左近!)
気が進まなさそうな二人やったが和子達に勧められ見に行くことに。
ホットドッグを食べようとするジョーの胸にハンカチを巻いて予防するるい(笑
で、残ったおっちゃんとおばちゃんは相変わらずラジオを聴きながら仕事しとるんだが、磯村がこの映画のことを酷評。
『日本の映画史上まれに見る駄作なんです』 ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
『ええんかいな。大月君、こないなけったいな映画
大事なコンテストの前に見てしも〜て〜〜』和子
『今更言うても・・・しゃあないやないかぁ〜〜』平助
確かにね〜B級感漂うというか〜安いというか〜
(でも、ここまでケナされると逆に見て見たくなるよ。
あの昔の特撮に出て来たような死神軍団みたいのも気になるし)
「棗 黍之丞シリーズ」って正統派時代劇じゃなかったんかい・・
なんでオカルト系にいっちゃったんだろ・・
でも、昔の東映映画って演出おどろおどろしかったもんね。『さそりシリーズ』だって素っ頓狂な展開あったよ( ̄▽ ̄;)アハハ…
るいは、なんだろ、変な映画・・てな感じで飽きているんだが・・・
何故かジョーはハマっている(笑
夢中で見ているジョーを不思議そうに見ているるい(笑
すごい集中しとる・・・
もしかして映画館来たの初めてなのかな・・
そしてモモケンの決めセリフの場面が来たら・・
もはやホットドッグもおろしてしまった(笑
『暗闇でしか 見えぬものがある。
暗闇でしか 聴こえぬ歌がある。
黍之丞 見参!』
憑りつかれたように画面から目が離せないジョーを
大丈夫かしら?と心配そうに見つめるるい・・(笑
黍之丞のセリフにグッと来たようです。
磯村に『闇夜の月は太陽に勝てない』的なことを言われ落ち込んどったが(トミー(早乙女太一)がジョーにコンプレックスを抱いているように、ジョーも正統派トミーにコンプレックスを感じていたんだね)、黍之丞のおかげでふっ切れ、スイッチが入ったのさ〜!
闇の中を必死に生きて来た者だからこそ作り出せる音楽、奏でることができる音がある!そうはっきり思えた。なんかヒーローものを見た後の男の子がその気になる現象と同じような気もするが、それでいいのです。ジョーとはそういう男なのですから。
映画館を出た後もチケットを見つめながら無言で歩き続けるジョー(心の中でトランペットへの思いをどんどんたぎらせているのよ)に、妙なもん見せちゃったな〜と気まずいるい。
ところが・・・
『勝つよ。
サッチモちゃんのために戦うよ』ジョー
『・・・(うなづいて微笑む)』るい
黍之丞に成りきっとるね・・( ̄▽ ̄;)
ほとんどの人にとってつまらないものだとしても、誰かにとっては一生の宝になるような光明を与えてくれるものになることがあるから面白いよね。そして自分にはよくわからんけど(笑)そんなジョーをあるがまま受け止めるるい。
しっかり結ばれた手と手。
そしてコンテスト当日。
時間も迫っているのにジョーが慌ててるいの所にやってきた。
にゃんと衣装のシャツにケチャップ付けとる!!
子供か!!(笑
怒りながら一生懸命汚れを落とするい・・・
素直に謝っておろおろしとるジョー・・(笑
すっかり夫婦のようやな。
とにかくジョーは会場に行かせて、シャツはるいが届けることに。
『大月さん、頑張ってください。
きっと勝って・・・ください』
笑顔で応えたジョーなのでした。
も〜〜!なんか二人がかわいくてかわいくてたまらん!
一話終わるごとに、どうかこの二人の幸せが続きますように・・ (-人-;) と祈っております・・・
1月18日(火)第54話
今回も圧巻の15分でした。
ジョーのシャツを洗い、仕上げ、届けるるい、
それを待っているジョー、
『若大将』の席が取れず、しかたなく「世紀の駄作」『妖術七変化 隠れ里の決闘』を見る羽目になった平和夫婦、
映画の中で死闘を繰り広げる棗 黍之丞と左近、
ジョーとトミーそれぞれの演奏、そしてセッションの場面が
重なり合い、せめぎ合い、息詰まるような濃密な刹那となり、
斬りこむようにクライマックスへと向かっていく。
も〜今日も完璧ですやん!!
特に好きな場面をあげていきますわね
・ 演奏前、青ざめた顔をしているジョーにトミー(早乙女太一)が発破をかけたぞ。
『お前まで、そのありさまやったら・・・楽勝やな』
『・・・トミー。負けへんよ』ジョー
『そう来んとな・・( ̄ー ̄)ニヤリッ』
も〜〜トミーったら〜ジョーの緊張をほぐしてあげたのね。
弱弱しい「負けへんよ」だったけど頂きました!(笑
きっと今までジョーのこんな強気な発言聞いたことないはずだから、トミー内心小躍りしてたんじゃないのぉ。
・ 出場者の品定めをしとる笹川社長(佐川満男)とご令嬢の奈々(佐々木希)に
飲み物をサービスするベリーちゃん(市川実日子)が一言だけ言って去って行く(笑
『言うとっけど、ダークホースがいてるえ』
ヾ(*´∀`*)ノ いいぞお!ベリーちゃん!(笑
・ 観念してあんぱんを食べ始める和子さんを優しい目で見つめる平助さん。
この二人が映画を見ている生き生きとした表情
(唖然→仰天→意外と魅せるで→!!→えぇえーー?!→やるじゃん!)が
いいスパイスになっとった。
・ 息せき切ってジョーにシャツを手渡したるいと受け取って笑顔になるジョーの無言の時間。
この二人に言葉はいらない。口に出さないことで伝えあっている。
・ ジョーの演奏を見守るるいの誇らしげな、心配そうな、輝く瞳。
・ 演奏しながら、闇の中で出会った煌めきを思い出し、自分だけの世界を創り上げていくジョー。幼い頃のジョーにとって「Dippermouth Blues」は闇夜に浮かぶ灯りだった、そこで出会った音楽と演奏者たちに生きる力をもらった、そして光そのものの存在だったパワフルで温かい定一さん(世良公則)・・・闇の中にいたからこそわかる光の輝きと美しさをジョーは今、感じている。
・ 「今」という時間を燃やし尽くしているトミーとジョー。
心から演奏を楽しんでいる。
もうどっちが勝っても満足だよね。
・ 演奏を聴いた小暮さん(近藤芳正)の嬉しそうな顔!
・ 舞台の上からほっとした表情でるいを見つめるジョー、
感動して泣きそうになっているるい。
(*≧▽≦ノノ゙☆.+゚ブラボゥーーー!!
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