伊藤修子

2025年02月07日

夜ドラ「バニラな毎日」 第12夜

 ひと山越えた優美さん(伊藤修子)に佐渡谷さん(永作博美)と葵(蓮佛美沙子)は、もうその迷彩服を脱いだらと伝えた。

 二人とも、この服装は優美さんの罪の意識の顕れ、
ファッションも楽しんじゃいけないと思って
戒めのために着ていると思ったようだが・・・

 いやいやいやいや、普通に好みでしょうよ( ̄▽ ̄;)
実は優美さんの推し「キューアミ(キューティ・アーミィ)」の衣装らしい。
急に雄弁にキューアミのことを語り始めた。

 良かった。
推し活できるんなら大丈夫(笑
神妙な顔をして店を後にして行ったけど、
優美さんの人生の第二章が始まるのかもしれない。
大好きなお母さんは心の中に戻ってきてくれた。
これからずっと優美さんを応援してくれるとはずさ〜


 後片付けをしながら勘違いを笑い合う二人。
もう葵もすっかり心を許している。

「ひとまず優美さん、
今日は少し楽になってくれましたかね?」葵
「あなたのルセットのおかげ。
あれで優美さんの心を開放したの」佐渡谷


 葵は新しいルセットを考えるのがすごく楽しかったらしい。
店の閉店の頃は精神的に辛くて新しいルセットなんて考える気にもならなかったんだろうね。それだけ葵の心に余裕が生まれてきたってことだよね。

 自分のルセットが優美さんの心に変化をもたらし、
明るく前向きになった姿を見ることができて、
自分が創り上げるお菓子の力を改めて実感できたんだね。
優美さんのためのルセットだったけど、
その喜びがちゃんと葵にも返ってきている。



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matakita821 at 16:28|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2025年02月06日

夜ドラ「バニラな毎日」 第11夜

『どこに行くの、優美ちゃん!
待って!行かないで!家にいてよ〜!』


 お母さんの声が聞こえ、優美さん(伊藤修子)の手は止まってしまった。
笑顔は消え、苦しそうな表情になった。

「ごめんなさい・・・」
「大丈夫ですか?」葵(蓮佛美沙子)
「すいません・・ちょっと手が・・・
・・・細かい作業慣れてなくて」
「肩の力抜くといいですよ。やりなおせるし」


 気を取り直して再び始めるもうまくいかない。

「あぁ・・・全然あかん・・」優美
「別にいいの。
お菓子作りってね、自由なのよ」佐渡谷
「・・・・そう。自由でいい」葵


 葵から「自由でいい」という言葉が出て、
なんだかこっちが泣きそうになったよ(´;ω;`)
大好きなお菓子の世界だったけど、それゆえにガッチガチに葵を縛る世界でもあったお菓子に対して、そんなふうに言えるようになったなんて。
葵自身も少しづつ自由になってきているんだね。


 二人の言葉に励まされ、優美さんは再び集中。
でも心の中ではお母さんの恨み節が響いている。
その声と自分を守ろうとする優美さん自身が戦っている。

「できた!」

 最後の一個、すんごいきれいにできてる〜!
粉砂糖を振ったら出来上がり。
二人の拍手を受けて優美さんやっと笑顔になった。
するとまた聞こえてきた。

『なんで優美ちゃん笑ってるの?
お母さんを置いていったのに、なんで?
ず〜っとお母さんのそばにいて』


「・・・ごめんなさい・・
ごめんなさい・・
ごめんなさい・・」優美




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matakita821 at 16:47|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2025年02月05日

夜ドラ「バニラな毎日」 第10夜

 さて、突然の秋山氏(木戸大聖)とのデート。
とっとと終わらせたいんだけど的に「で?」と急かす葵(蓮佛美沙子)ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ いくらなんでも冷たすぎじゃろ。

 秋山君は送り返されたバニラビーンズを受け取って欲しくて持ってきたのさ〜オペラを作っている時の葵の姿に感動させてもらったから、そのお礼なんだって。
しかしそんな言葉も品も突っ返す葵(笑

 まぁ、確かにね、高価すぎるもんもらっちゃうと、代わりに何かしなきゃならないんじゃ?とは思うよね。相手はそんなこと思ってなくても葵的には借り作った感が気持ち悪いんだろうね。

 てか、一束だけ頂いたそうな。
だからそれ以上はもらえないと固辞。

「これで好きなお菓子作ってください。
作り続けてください」秋山
「嫌です」葵


 なんかこんなふうにプレゼントで転ぶ女と思われたくないというか?
とにかくブロックブロック!(笑
怖いんだろうな。恋と向き合うことが。
自分がどんなふうになるかわからない。
大事にしていたお菓子と自分だけの世界に恋が入ってきたら・・・

「私は、そういうのに
付き合っている暇ないんです!
今・・・
この時間で私の睡眠時間削られたんです。
これ以上邪魔しないで」


 秋山君が一生懸命気持ちを伝えようとしているのに、取りつく島もありゃしない ( ̄▽ ̄;)
静、ファイティン!


 さて、葵は職場で「マンブラン(マンゴークリームを使ったモンブラン)」の存在を知り、お菓子って意外と何でもありなんだ〜と気づき、優美(伊藤修子)のための新しいモンブランを創作し始めた。

 やっぱり葵ってすごいよね。
発想を得て、すぐに行動する。
様々な配合を試してみて、最適の組み合わせを選び抜く。
経験とひらめきと技術。
想像した味と形を完璧に生み出す。
葵はお菓子を愛しているけど、きっとお菓子にも愛されているんだね。



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matakita821 at 17:49|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2025年02月04日

夜ドラ「バニラな毎日」 第9夜



「人を殺したことがあるんです」
「!・・・」葵(蓮佛美沙子)
「!・・・」佐渡谷(永作博美)

「・・・・ごめんなさい。
初対面の人には、この話しておくんです。
一応伝えておかないのは、ずるいと思って」


 いきなり始まったんで、録画失敗したかと思っちゃったが( ̄▽ ̄;)
多分、出会ってすぐにこの話を始めたんだろうね。
「殺した」が罪の意識からくるたとえ話なのか、
実際にそうなってしまったのかはわからないけれど、
彼女自身は自分は人を殺したと思いこんでいる。
そしてそんな人間が普通に生活していること、
さらにお菓子教室に来ていることにも苦しんでいる。

「そうね。
お菓子を作ってほっこりしてみない?」佐渡谷
「お菓子を自分で作って、
それを食べると・・・
一瞬いい気分になれるかも・・」葵
「人を救える・・ってことですか?」優美
「うん。私は救われたことがある」佐渡谷


 基本、ネガティブ返しというか・・・
いや、優美さんの心の手前でブロックして返す癖がついているというか。本当の優美さんが隠れて出てこない。表情も辛さが顔に張り付いている。

 それでも相変わらずあるがままを柔らかく受け止め、
お菓子を作る流れに持っていく佐渡谷さん。
葵もだんだん慣れてきたのか、前みたいに段取り重視進行・ついてこられない奴は置いていく!というのではなく、驚いてはいるけれど優美を尊重しようとしている。
やっぱりこのお菓子教室は葵の心のリハビリにもなっているんだよな。



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matakita821 at 13:10|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加