世良公則

2022年03月31日

「カムカムエヴリバディ」 第22週 2001-2003 第106話

『ハリウッド映画「サムライ・ベースボール」の製作と主な配役が発表されました』

 そして主演のマット・ロリンズ来日!
条映映画村を訪問!
道場で初顔合わせのマットとモモケン(尾上菊之助)!

 ずっと内容が気になっていた「サムライベースボール」はSF時代劇だそうな。
マット演じるアメリカ人が、ある日突然江戸時代の弱小藩にタイムスリップ。その藩主を演じるのがモモケン。で、虚無さん(松重豊)の役どころは、その藩主が最も信頼している無口な家老。

 無口設定だから、喋らなくても不自然じゃナーイ!(笑
もう佇まいだけで魅せてくれる虚無さんなのでベシャリは必要なし!
殺陣を見せる場面はあるんだろうね?


 映画村内には手作りの告知ポスターが(榊原さん作ったのかしら?)貼られ、村民の注目を集めております。

 二代目 桃山 剣之介・・・父から受け継いだ意志

映画の日本の主役とも
言える役どころを演じるのは

条映の旗頭 桃山剣之介!
活躍に乞うご期待!


 気になるあの人ピックアップ!では、
もちろん虚無さんが!

 条映の屋台骨を支える 伴 虚無蔵

斬られ役ひと筋
条映時代劇の屋台骨を支え続けた虚無蔵が
アメリカスタッフに溺愛され出演決定!!


 条映スタッフの愛を感じるわぁ・・・
だってホントに望まれて望まれて出演決まったんだもんね。


 そしてにゃんと!
美咲すみれ(安達祐実)も出演 。

「黍之丞シリーズおゆみちゃんこと美咲すみれ
マットを発見する女役で出演!」


 まーー多分きっと一瞬で消える役とは思うが・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
さすがすみれ、狙った獲物は逃さない。
コレをきっかけに海外進出も考えていると思われ・・(笑


 そして条映でモモケンと虚無さんの記者会見が行われた。
たくさんのフラッシュを浴びる二人・・・

『虚無さん。まぶしいでしょう。
暗闇にいたんじゃあ見えないものもあるんですよ』モモ
『・・・・』虚無

 「暗闇でしか見えないものがある」・・・
それはまさに虚無さんの生き方だったのかもしれない。
決して陽が当たらなくとも地道に日々鍛錬し己の剣の道を磨き続ける。
「来るとも分からぬ機会」が来なくとも、暗闇を歩いて行くと。

 でも陰と陽は表裏一体。
突然ひなたの道を歩くことになった虚無さんだけど、歩いて欲しいと望むたくさんの声に導かれた結果。スターとは自分で望んでなるものじゃない。望まれて愛されて引っ張られて、気づけばスターになっている。

 轟監督(土平ドンペイ)男泣き。助監督の畑野さん(三谷昌登)も嬉しくて涙が止まらない。ひなたも誇らしげに見つめていたよ。

 虚無さんのことだから撮影が終われば、またいつもの鍛錬の日々に戻ると思う。もしかしたら海外のオファーが来るかもしれんが断るかもなぁ・・・
でも、それも人生。我らが虚無さんらしいよね。
だから今はそのまぶしい光を思いっきり浴びて、ひたなの道をを堂々と歩いて欲しい。

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matakita821 at 18:18|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年03月21日

「カムカムエヴリバディ」 第21週 1994-2001 第98話

 帰宅したるい(深津絵里)をひなた(川栄李奈)の歌が迎えた。

『♬ Come,come,everybody
How do you do, and how are you? ♬』

『「Yasuko」って・・・?』ひ
『ひなたのおばあちゃんや』るい
『やっぱり。
こんな昔から聴いてたん?ラジオの英語講座』
『うん。毎日の日課やった』
『ふ〜ん・・・』
『そうそう。確か平川先生いわはった。
去年・・・亡くならはったそうやけど・・・』
『えっ?』

 平川先生・・・亡くなられてからも日本全国の英語の赤ちゃんをまわってはるんや・・伝えたいという気持ちがあれば大丈夫。赤ちゃんなんだから失敗を恐れずにどんどん英語を使ってみよう。英語は楽しいものなんだよって教えてくれる。

『♬ Come,come,everybody
How do you do, and how are you? ♬』ひ
『♬ Won't you have some candy?
One and two and three,four,five? ♬』ひ・る

 るいに「カムカム英語」の時間が戻ってきた。
安子と過ごした幸せな時間・・・
そしてひなたと共に紡いでいく親子の時間が始った。
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 るいは勇(目黒祐樹)に安子(上白石萌音)と連絡を取っているのか尋ねてみたが、途絶えているようだった。

『義姉さんはそれまでの人生・・・
全て断ち切る覚悟でアメリカ行ったんじゃ思う。
るいが岡山出た時と一緒じゃのう。
義姉さんが親しゅうしょおったんは水田屋とうふのきぬじゃけど。いつじゃったかのお・・・きぬの旦那さんの里へ一家で帰ることになった言うて・・・』勇
『そうやったんや・・・』るい

『るい。すまなんだなぁ。
わしら大人が寄ってたかって小さかったるいを苦しめてしもうた』
違う。私が・・・決めたことなんや。
けど・・・やっと・・・
あの時、閉ざした戸を開けよういう気になった。
やっと・・・


 今までるいは「自分を捨てた母親」というスタンスで安子のことを考えてきたけれど、やっと自分が安子と決別する道を選んだんだと認めることができたんだね。そして自らが閉じた扉を開けて安子を求める決心がついた。

 長かったね・・苦しい道のりだった。
でもるいが歩いて来た人生と、ここに来て選んだ道がすごく腑に落ちる。良かった。本当に良かったよ(´;ω;`)


 勇はきぬちゃん(小野花梨)の居場所をつきとめてくれるそうな。雉真の会長さんがその気になれば、すぐに調べは付きそうじゃ。でも、あの頃、きぬちゃんは二番目の子どもが産まれたばかりだったから、どうして安子が突然旅立ったかまでは聞いてないかもしれないなぁ・・やっぱりアメリカで安子本人かロバートさん(村雨辰剛)に聞くしかないと思う〜




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matakita821 at 17:42|PermalinkComments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加

2021年12月24日

「カムカムエヴリバディ」 第8週 1951-1962

 12月20日(月)第36話

『わしと結婚してほしい。
わしゃあ、甲子園には行けなんだ。
大学野球も志半ばじゃった。
じゃけど進駐軍との試合に勝てたら、アメリカに勝てたら、
そん時ゃあ、兄さんも認めてくれる。
そねん思うて戦うたんじゃ。
これからは、わしが守りてぇ。おめえのことも、るいのことも』

 プロポーズされている時の安子(上白石萌音)の表情を見たら、
あ、コレ、全然ダメだわ・・と気づくと思うが〜〜(;´・ω・)ウーン・・・
勇(村上虹郎)としては精いっぱいの自分としての誠意で
進駐軍に勝ったら、兄(松村北斗)にも許してもらえる、
安子も納得できる・・と考えたんだろうが・・・
まぁ、兄嫁を弟がもらうってのも無い話じゃないしさ・・

 でも、安子にしたら野球の勝負とかどうでもいいっていうか〜ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
勝ったからどうとか言われても全くしっくり来ず・・・
ポカーーン・・てな感じだよね。
稔さんを殺したアメリカ軍に敵討ちを!って発想ないもの。

 コレ、すぐに返事しなかったのは安子も混乱しちゃったのかな?
ロバートさんと会っていなかったら勇と一緒になったのかな?
NOならすぐに返事しないと勇も期待してるよ〜〜
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 安子は心の友・きぬちゃん(小野花梨)に相談。
きぬちゃんはズバッと指摘してくれた。

『これまでが不自然じゃったんじゃ思うよ。
再婚もせんと雉真の家におって、
おはぎゅう売りながらるいちゃん育てるじゃなんて。
勇ちゃんのこたあ、好きじゃろう?』
『もちろんじゃ』安子
『じゃったら、何が問題なん?』

 そこに偶然ロバートさん(村雨辰剛)が現れ・・・
2人の話す様子を見ていた察しのいいきぬちゃんは「問題」に気づいたさ。

『安子ちゃん・・・
自分が、どねんしてんかはっきりさせんといけんよ』

 きぬちゃん、さすがじゃ。
いつだって安子の一番の味方で安子の気づかないことをきっちり教えてくれる。

 カウンターに並んで仲良く話す安子とロバートさんをマスター(世良公則)は嬉しそうに見守ってくれとる。
安子はロバートさんには夢を語ることができる。
ロバートさんは安子が何を大切にして何を生きがいにしているかを知っている。
そして、これから何がしたいかを安子に聞いてくれる。

 ロバートさんとの間には「未来」へと繋がる「今」があるけど
勇との間には「過去」しかないんじゃなかろうか・・
勇は安子のこと、何も知らないんじゃないのかな・・

 ロバートさんは安子のおはぎが美味しいのは『あなたの子供の頃の思い出の味、悲しみの味、それから、るいちゃんへの愛情の味なのです(英語)』と伝えてくれた。
そして別れ際に、いつも通り花を買っているから奥様のためかと思ったら、安子へ。

『I'm very impressed by you.
You are an amazing woman.』
(あなたには感服です。あなたはすばらしい女性です)

『See you around, Yasuko.』
(では、また。安子)

『Take care ・・・Robert』
(はい、また。・・・・ロバート)

 安子、初めて「ロバート」と!
そしてロバートさんも初めて安子へお花を!!
2人の間だけに流れる特別な時間・・・に、
見ているこちらもにんまりしてしまったのだがーーーー
何ということでしょう!
勇が見ていた!!(;`Д´ノ)ノ
怖い顔でロバートを睨んどる!

誰?今の人。誰なら?』勇
違うんじゃ!』安子
違う?

 安子も普通に「テキスト作るの手伝ってる人だよ〜」って答えりゃいいものを、
あわわわわ・・ってしどろもどろになったもんだから、
勇も気づいてしまったワ( ̄▽ ̄;)
そして答えながら安子もわかったんだと思う、
ロバートさんは自分にとって特別な人なんだって。

 勇は家に帰らず、ヤケ酒。
ラジオから流れる英語を消せ!と騒ぎ、暴れるのでした。

 勇・・・振られたらストーカーになるタイプ?ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
かわいさ余って憎さ100倍になりそうで怖いんだけどーー

 安子は千吉(段田安則)に家を出る意志を伝えたさ。
それで千吉は何もかも理解した模様。
こっからの詰め方はさすが一代で財を築いた雉真繊維社長。
るいと離れないという安子に、赤ん坊のるいを任せた結果怪我を負わせたこと、この前医者にるいの傷を見せたこと、治る可能性はあるが手術を何回もせねばならず、かなりの費用がかかることを話した。

『おはぎの小商いで賄える額じゃねぇ。
途方もねぇ金がかかることじゃ。
雉真繊維の力がなかったら治してやれん。
それでも・・るいを連れて、この家を出る言んか。
本当に、それがるいのためじゃ思よんか。
雉真の子として生きていく。
それが、るいにとっては一番えんじゃ』

 千吉さんにとって「雉真の子」であるるいが一番かわいい。
安子はるいの母親にすぎない。
それでも千吉さんなりに安子の自由を認めてやらせてきたんだと思う。
じゃが家は出る、るいも連れて行くというのは決して許さない。
安子の「自由」はあくまで千吉の加護の元許されていた。
本当の意味で自由に日なたの道歩くにはまだまだ時間がかかりそうじゃ・・
安子の代では叶わんのかのぅ・・

 って、算太(濱田岳)も雪衣さん(岡田結実)に、ある意味プロポーズ。
算太の場合は雪衣さんの気持ちが勇にあるってわかっていての・・だが・・・
雪衣さん、どう答えたんじゃろ・・
安子が勇と一緒になるんなら辛いから算太と一緒になるのもアリかもしれんが、
安子が出ていくのなら・・・(  ̄〜 ̄;)ウーン…

 12月21日(火)第37話

 雉真家を出ていくなら、るいとは暮らせない・・・
従うしかなく、るいを泣きながら抱きしめる安子なのでした・・

 コレさ〜るいが男の子なら後継ぎだからって、しかたなくも納得できるけど、女の子なのにさ〜それにこれから勇が結婚したら子供生まれるじゃんね〜そしたらどうすんのよ?るいを母親から離して辛い思いさせる意味あるんかい?( -᷄ω-᷅)

 飲み屋でケンカして傷だらけになった勇が帰宅。
安子と勇の雰囲気から状況を察知していた雪衣さんは赤チンでお灸を・・
『無様ですね。
そねんことでお酒ょう飲んで暴れるじゃなんて。
雉真の坊ちゃんの面目丸潰れじゃね』

 この時、お、意外と雪衣さんと勇合ってるかも・・って思ったんだよね。
勇って、こういう言い方する人好きそうじゃん ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ

 出ていこうとする雪衣さんの腕を掴んだ勇じゃった・・

『ひでぇ人じゃね。
今も・・・たった今も安子さんのことを思うとるくせに』雪衣
『分かっとるんじゃったら出ていきゃあええが・・・
出ていけぇ…』

 出て行かなかったようです・・・( ̄▽ ̄;)
勇は雪衣さんの気持ちを知っていたんだね。そこに甘えた。
そして雪衣さんも自分に気持ちがないことをわかりながら結ばれることを望んだ。
勇への思いをスッパリ捨てたのかと思ったが、この時だけでいいと思ったのか・・
勇がロバートと一緒にいる安子を見なければ、この展開は無かっただろうなぁ・・・

 そして・・朝、勇の部屋から出て来る艶っぽい雪衣さんと
会ってしまった算太・・・
その日はよりによって「たちばな」再建のために信用金庫からお金を借りる相談をしに行く日・・・
安子は必死に貯めたお金の入った通帳と判子を算太に託した・・・

 _| ̄|● ・・・
こんな精神状態の算太に銭持たせちゃダメだぁ・・って心配していたよ・・・
信金に算太は現れることなく・・この町からも消えた・・

 算太・・・ひどいよ・・ひどすぎるよ・・
そりゃショックだったろうさ・・・雪衣さんのいるこの町から逃げたいと思うだろうさ、それなら通帳と判子置いてけよ!
アンタには仁義ってもんがないんかい?!
安子がどんな思いで貯めたと思ってるんじゃヽ(`Д´)ノ

 てか、安子も算太の様子が変だな〜とは思わなかったのかね?
信じきっとったのかもしれんが・・・
このドラマ、意外とみんな思い込みで行動しとるぞ。
勇も安子がどんな人間か知ろうとしていないし、
安子も算太が何を考えて生きているのか、
雪衣さんを好きだったことにも気づいていない。
みんな自分のことだけで精一杯な時代だったのかもしれんが・・・

 安子はお金を借りる話がまとまったら、おはぎを作る店で自分は算太とに暮らすが、るいはこの家に残るということを伝えた。

『これは、るいのためなんじゃ。
るいが幸せになるために必要なことなんじゃ』

 るいに納得できる訳がない。
自分は母親に捨てられたんだと思ってしまうよ・・・
なぜるいだけ残らねばならないのか、
「たちばな」再建が安子にとって幸せの大前提であること、
その幸せをるいにも味合わせたいがために頑張っていること、
せめて「たちばな」が軌道に乗ったら迎えに行くまでの辛抱だと、ちゃんと伝えてあげて欲しかった。

 きぬちゃんが言っていたように「いつかはわかってくれる」かもしれないが・・・
「今」のるいは孤独だよ。
ひとりで「カムカム英語」のテーマ曲をつぶやくように歌っているるいが不憫でならない。

 大阪で2人で暮らした時にるいに怪我をさせたことで安子は母親として自信を失い臆病になり、千吉さんの言葉に従うしかないと思ったんだろうが・・
自由に生活しているように見えても安子は他の朝ドラの主人公のような女傑タイプではなく、普通の気立ての良いおなごだからなぁ・・時代もあるし、自然と縛られとるものがあるんだろうなぁ。

 そして・・
算太出奔を知った安子は大阪に行ったことを突き止め、捜すために大阪へ。
慌てて荷物を詰めている安子をるいが不安そうに見とる。

『たちばなのお店のことで大事な用ができたんじゃ。
算太伯父さんが先に行っとるからお母さんも行かんと』安子
『早う帰ってきてね』るい
『もちろんじゃ』

 これもな〜はっきり算太がいなくなったから捜しに行くって言っちゃダメだったのかな〜
大人の事情は子どもに伝えるべきじゃない?伝えた方がいいよ〜
それとこの件、千吉さんは知っているのかい?
知らなかったら千吉さんも勇もるいを置いて安子が消えたと思うんじゃ・・

 広い大阪どうやって捜すんぢゃ・・
ロバートに頼るしかない。
安子はロバートが集めてくれた情報を元に算太の知り合いを尋ね歩き続けた。
見つからないまま日は過ぎて、疲労で憔悴した安子は雨の中自転車にぶつかって倒れてしまった・・・

 まさか・・このまま・・?
そんなーーー?!!
雉真家でカムカムのテキストをお守りのように見つめている
るいはどうなるんだよーー?!

 いろんな悪いタイミングが重なり過ぎた・・
もし、あの時勇に見られていなければ・・
もし、算太があの瞬間を見ていなければ・・
もし・・・ってどんどん遡りたくなるよ・・( ̄▽ ̄;)




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matakita821 at 18:06|PermalinkComments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加