メリーポピンズ

2015年07月29日

「ウォルト・ディズニーの約束」 2013年 米 / 英 / 豪 監督 ジョン・リー・ハンコック

『東の風が吹き、霧がかかる。
不思議なことが起きそうな予感・・・・
何とも言えない胸騒ぎ・・・前にもあったような・・・
そんな気がする・・・』


 奇跡はいつでも東風と共にやってくる。
これはウォルト・ディズニーの物語ではなく、『メアリー・ポピンズ』の原作者、
P.L.トラヴァースことヘレン・リンドン・ゴフ とその父親の物語。

 原作の『メアリー・ポピンズ』も読んでますし、映画の『メリー・ポピンズ』も大好きで何度も見ているので非常に興味深く見ました。
トラヴァースさんにとって『メアリー・ポピンズ』の主人公は子供たちでもメアリー・ポピンズでもなくミスター・バンクスだったんだね。


 さて、映画は1961年、パメラ・L・トラヴァース(エマ・トンプソン)が『メリー・ポピンズ』の映画化について話し合うためイギリスから嫌々ロサンゼルスに旅立つ場面から始まる。

 このトラヴァースさん、子供は嫌いだし、偏屈で頑固、とにかく何にでも反発するひねくれ者ときたもんだ。
まぁ、ナーバスになっているせいもあるんだけど、それには理由があった。
トラヴァースにとって『メアリー・ポピンズ』は命とも言える大切な作品。
それを経済的理由で売り渡してしまったようで罪の意識を感じているのさ〜
そのせいで封印してきた家族の思い出が蘇り彼女を苦しめていた。


 映画『メリー・ポピンズ』の脚本確認作業現場とオーストラリアのクイーンズランド州でトラヴァース(ギンティ)が過ごした子供時代が交互に描かれます。
彼女がペンネームに使っていた「トラヴァース」は父の名前だった。

 子煩悩なトラヴァース・ゴフ( コリン・ファレル)は日常の生活にファンタジーが存在することを教えてくれた人だった。父にとってギンティはおとぎ話のお姫様であり、妖精や魔法はいつもすぐそばに存在し、想像は自分を幸せにしてくれるものだった。

 しかし、トラヴァースは弱い人でもあった。職を転々とし、プレッシャーから酒に逃げる夫に3人の子供を抱えた妻のマーガレット(ルース・ウィルソン)は疲れを感じていた。不安定な生活の中、母と父の苦しみを感じながらもギンティは父と過ごす時間が大好きだった。


 現実に必死で対応しようとしてもがいている父にとっても、娘のギンティと想像の世界に羽ばたくことは救いだったのでしょう。
美しい自然の中でファンタジーに遊ぶ二人の世界は光輝いていた。
それは現在のトラヴァースにとって大切な思い出だったが、同時に痛みも伴っていた。


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matakita821 at 21:51|PermalinkComments(4) このエントリーをはてなブックマークに追加