ミッドナイトタクシー第19話

2026年07月02日

夜ドラ「ミッドナイトタクシー」第5週 ep.19



 畑中君(佐久間悠)が持っていた紙は、死なせてしまった患者さんの『退院したらやりたいことリスト』。「ストリートミュージシャン」以外は、

「仕事帰りにコンビニで晩酌したい」
「Lサイズのポップコーン食べながら
映画館で一日中映画を見る」
「電車に乗って、
特に目的もなく遠くまで行きたい」

その他は見えなかった・・( ̄▽ ̄;)

 『償い』という訳でもないけれど、そういう気持ちでやっていた。
そしたら、そんな時に象子に再会してしまった。

 不思議な巡り合わせ。
人生にはたまに、そんな偶然があるんだと思う。
それがプレゼントなのかびっくり箱なのかはわからないけれど。

 畑中君は来週裁判があるので、裁判所までの送り迎えを頼みたいと言ってきた。

「それは・・・客として言ってる?
それとも畑中君として言ってる?」
「・・・・俺として言ってる」
「だったらごめん。引き受けられない」

「あぁ・・なんで?
あぁ・・・殺人犯を乗せるなんて嫌か。
しかもそれが初恋の人だったら尚更」
「・・・」
「蘭さんは、僕のこと好きじゃなかった?」
「・・・わからない。
私にとって畑中君は・・・
分からない」
「ごめん・・・言い過ぎた」


 畑中君は降りていった。
ミュージシャンのギターケースにお金を入れたかったけど財布の中にお金は無かった。しかたなく「牛丼無料券(5枚綴)」を置いたのだが、「肉食べないんですよ」と言われ財布に戻す畑中君。
その背中を劇伴が優しく見送ったけど・・・

 リストに書いてあった「ストリートミュージシャンにちょっと多めのお金をあげて驚かせたい」は叶えてあげられなかった。裁判の日、せめて初恋の人に送迎してもらえれば耐えられるかもしれないと思ったのかな。あんな余計な言葉を言う畑中君ではなかった。かなり追い詰められている。

 でも、畑中君の人生の大事な局面に立ちあえるほど象子(古川琴音)の中に彼への確かな思いがある訳ではない。同情や勢いで受けていい話じゃない。象子にとって学生時代唯一笑顔で思い出せる存在の人であったとしても。だからこそ。

 「わからない」それが正直な気持ちなんだと思う。「恋」とも「友情」とも名付けられない。あえて名づけずに置いておいた思いなのかもしれない。
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matakita821 at 15:31|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加