マリーゴールドホテルで会いましょう
2014年08月05日
2014年7月に見た映画
7月は3本だけ。
でも、徐々に映画みたい欲が戻って来ています。
7月9日(水) 「マリーゴールドホテルで会いましょう」
2012年 英 / 米 / アラブ首長国連邦 監ジョン・マッデン
いい映画でした。こんな映画が見たかった。
「人生」は最後まで人生なんだね。余生なんてない。
その気になれば人生はいつでも色鮮やかに蘇る。
歴史あるゴージャスなホテルで暮らそうとイギリスからインドのジャイプールにやってきた7人の男女が主人公。
夫を亡くし、夫が作った借金を返すために家を売ったイヴリン(ジュディ・デンチ)、
退職金で老後に住む家を買うつもりだったのに、娘の立ち上げた事業に出資したため大金を失ったダグラス(ビル・ナイ)とジーン(ペネロープ・ウィルトン)の夫婦。
人工股関節置換手術受けに来たミュリエル(マギー・スミス)。人種差別主義者でインドになんて来たくなかったがイギリスだと手術は半年後と言われしかたなく来印。
メイドとして人生を捧げて来た邸から高齢のためお払い箱になり迷走中。
高等法院の判事・グレアム(トム・ウィルキンソン)。
18歳まで父親の仕事の都合でインドに住んでおり、その時の恋人(ゲイであるため男性)に会うために仕事を辞めてやって来た。
恋多き人生を送ってきたマッジ(セリア・イムリー)。孫の世話に明け暮れる日々に嫌気がさして大金持ちの恋人を探しに来た。
ロマンスを求め続ける老人・ノーマン(ロナルド・ピックアップ)。
まぁ、熟年というか老年に入りかけておりますワ。
それぞれ、何かを背負っており、それでもひと時楽しもうと思ってはるばるインドを訪れた。
ところが着いてみたらHPとは大違い。寂れて埃だらけで客もいない。
経営者は頼りなげなお兄ちゃん・・
みなさん、着いたその日から失望を味わう訳だけど、それぞれ目的がありますんでね、気持ちを切り替え行動開始。コレは酸いも甘いも味わってきたこの世代だからかしらね。人生に残された時間が少ない事もわかっている。
ジーンだけがいつまでも文句を言って、全く外に出ようとしない。
インドもインドの人達も毛嫌いしているミュリエルも頑なな態度を崩さない。
元々の性格もあるんだろうけど、年取ると変化が怖くなるんだよね。で、拒絶してしまったりする。
そして、父親が作ったホテルを受け継いだ青年・ソニー(デーヴ・パテール)も焦りを感じている。
やる気と夢と希望だけは持っているが、ホテル経営のノウハウもわからないし資金もない。
母親に認めてもらうためにも結果を見せたいところだけど、まだ大人になりきれていないソニーは悶々とするばかり。
そんな8人が出会いを経て、関わり合いながら勇気を得て、互いに背中を押し合い、新しい明日を見つけていく。
諦めちゃだめなんだよな・・・その気になれば、扉はいつだって開くことができる。
ラストにイブリンがブログに綴った言葉が心に残った。
『リスクを嫌って冒険を避ける者は何もせず、何も得ない。
未来は現在と違う。分かるのはそれだけ。
人が恐れるのは現在そのままの未来。
だから変化を尊ぶのよ。
誰かが言っていたわ。”何事も最後は大団円”
不満がある時は覚えておいて。まだ途上なのよ』
「途上」って、素敵な言葉だよね
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でも、徐々に映画みたい欲が戻って来ています。
7月9日(水) 「マリーゴールドホテルで会いましょう」
2012年 英 / 米 / アラブ首長国連邦 監ジョン・マッデン
いい映画でした。こんな映画が見たかった。
「人生」は最後まで人生なんだね。余生なんてない。
その気になれば人生はいつでも色鮮やかに蘇る。
歴史あるゴージャスなホテルで暮らそうとイギリスからインドのジャイプールにやってきた7人の男女が主人公。
夫を亡くし、夫が作った借金を返すために家を売ったイヴリン(ジュディ・デンチ)、
退職金で老後に住む家を買うつもりだったのに、娘の立ち上げた事業に出資したため大金を失ったダグラス(ビル・ナイ)とジーン(ペネロープ・ウィルトン)の夫婦。
人工股関節置換手術受けに来たミュリエル(マギー・スミス)。人種差別主義者でインドになんて来たくなかったがイギリスだと手術は半年後と言われしかたなく来印。
メイドとして人生を捧げて来た邸から高齢のためお払い箱になり迷走中。
高等法院の判事・グレアム(トム・ウィルキンソン)。
18歳まで父親の仕事の都合でインドに住んでおり、その時の恋人(ゲイであるため男性)に会うために仕事を辞めてやって来た。
恋多き人生を送ってきたマッジ(セリア・イムリー)。孫の世話に明け暮れる日々に嫌気がさして大金持ちの恋人を探しに来た。
ロマンスを求め続ける老人・ノーマン(ロナルド・ピックアップ)。
まぁ、熟年というか老年に入りかけておりますワ。
それぞれ、何かを背負っており、それでもひと時楽しもうと思ってはるばるインドを訪れた。
ところが着いてみたらHPとは大違い。寂れて埃だらけで客もいない。
経営者は頼りなげなお兄ちゃん・・
みなさん、着いたその日から失望を味わう訳だけど、それぞれ目的がありますんでね、気持ちを切り替え行動開始。コレは酸いも甘いも味わってきたこの世代だからかしらね。人生に残された時間が少ない事もわかっている。
ジーンだけがいつまでも文句を言って、全く外に出ようとしない。
インドもインドの人達も毛嫌いしているミュリエルも頑なな態度を崩さない。
元々の性格もあるんだろうけど、年取ると変化が怖くなるんだよね。で、拒絶してしまったりする。
そして、父親が作ったホテルを受け継いだ青年・ソニー(デーヴ・パテール)も焦りを感じている。
やる気と夢と希望だけは持っているが、ホテル経営のノウハウもわからないし資金もない。
母親に認めてもらうためにも結果を見せたいところだけど、まだ大人になりきれていないソニーは悶々とするばかり。
そんな8人が出会いを経て、関わり合いながら勇気を得て、互いに背中を押し合い、新しい明日を見つけていく。
諦めちゃだめなんだよな・・・その気になれば、扉はいつだって開くことができる。
ラストにイブリンがブログに綴った言葉が心に残った。
『リスクを嫌って冒険を避ける者は何もせず、何も得ない。
未来は現在と違う。分かるのはそれだけ。
人が恐れるのは現在そのままの未来。
だから変化を尊ぶのよ。
誰かが言っていたわ。”何事も最後は大団円”
不満がある時は覚えておいて。まだ途上なのよ』
「途上」って、素敵な言葉だよね
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