ブラザートム

2006年06月25日

「てるてるあした」最終回

 やっと笹乃館へやってきた慶子(荻野目慶子)だったが
久代(草笛光子)の容態を聞いても「な〜んだまだ生きてたんだ」と
態度が悪い。
 さらに、久代に会うのもできればやめたいふうだし、照代(黒川智花)の部屋に
泊まる事にも拒否反応を示す。
 しかし、目を覚ました久代の元へ連れて行かれる慶子。
「照代を変えたのはあんただよ、30年前のあんただよ・・
あんたはもっと自分の事を好きにならなきゃいけない。
もっともっと自信を持たなきゃいけない。
だって、こんないい子を育てたんだから」

 笹乃館に来た慶子は子供に戻ったようにびくびくしていました。
そして、子供の頃の自分に対峙することを恐れていた。
それほど、慶子にとっては辛く苦しい思い出だったのでしょう。続きを読む

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matakita821 at 22:57|PermalinkComments(18)TrackBack(12)

2006年06月18日

「てるてるあした」第十回

 やす子(福田麻由子)が母親(荻野目慶子)だと気づいた照代(黒川智花)は
初めてその事を久代(草笛光子)と話し合う。
「あんたが家に来た時、最初は嫌がらせだと思った。
やす子は筋金入りの問題児だったからね。
嫌な事はいっさいしない。
気に入らないことがあると暴れだす。
私が見てきた中であんな強情な子は見たことがなかった」
「でも、久代さんのことは好きだったんじゃないの?」
「居場所がなかったからだろ・・
とにかく、私は力が足りなかった・・そりゃもう情けないぐらいね。
照代、私はもう長くない。
明日なのか、一ヵ月後なのかわからないけど。
だから私の代わりにがんばってほしいんだよ」

 久代の死が近いことを受け入れられない照代。
そりゃそうでしょう、照代にとっては今は大事な肉親となっていたんですから。
「死ぬなんて絶対許さない!認めない!」
やっとみつけた居場所がまたなくなってしまう・・・
 しかし、飛び出して自転車でささらの町の空気に触れているうちに、
久代のためにできることは何かと見つめ始める照代。続きを読む

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matakita821 at 15:02|PermalinkComments(10)TrackBack(14)