バニラな毎日
2025年03月14日
夜ドラ「バニラな毎日」 第32夜(最終夜)
「・・・・お母さん・・・
昔、よく家出してたよね?」葵(蓮佛美沙子)
「・・・・うん。そうだったかもね」母(筒井真理子)
「すごい悲しかったんだよね」
「・・・・・ごめんね」
「・・・お腹すいてない?」
「うん。すいたかもね」
葵はあの時と同じような完璧なホットケーキを母のために焼き始めた。
葵の中にも、母の中にも、あの時の記憶が蘇った。
できあがったホットケーキを運ぼうとしたら、
母が、もう食べ始めていた。
「・・・え?」葵
「おいしい」
「今、何て言った?」
「・・・つい美味しそうで」
「美味しい?」
「うん。も〜何度言わせるのよ」
「何回だって言ってよ。
お母さんのその言葉がずっと聴きたかった・・」
「ごめんね・・・なんでだろうね・・ごめんね」
ずっと聞きたかった言葉。
そして欲しかった笑顔。
お母さんは想像の中で佐渡谷さんがしてくれたように、
葵の頬を愛おしそうに触れてくれた。
「完璧なホットケーキ」・・・
それは味でも形でもない。
大好きな人のために作る思い。
その人のことを考えながら作る時間。
そして食べてくれた後の幸せそうな笑顔。
それを見られて幸せになれる自分。
葵にとって深い傷だったように、
お母さんにとっても痛みの記憶だったあの場面が、
今、幸せなものに塗り替えられている。
「お母さんもね、
あの時のホットケーキ思い出すのよ。
いい香りがして、完璧なホットケーキ。
美味しそうだった。
何でこんないい子がいるのに、
私は何て自分勝手な母親なんだろうって。
ごめんね・・
あの時のホットケーキ食べたかったな」
「・・・でも今食べてる」
お母さんは葵にも食べさせてくれた。
私はお菓子でもご飯でも、誰かのために作る料理って
心を食べてもらっていると思っている。
だから心を開いていない相手の作る料理はなかなか口に運べない。
そんな相手と一緒に食べるという行為も辛い。
「食べる」ってホント不思議だ。
いつも生活の中心にあって、人の心にすら深く影響する。
葵はずっとあの時のホットケーキをお母さんに食べて欲しいと思っていたけれど、お母さんもずっと一緒に食べたかったと思っていたんだね。「美味しい」と思えるこの一瞬が過去の悲しみも痛みも溶かして包んでくれる。
葵が思いを行動に移せたのは、たくさんの人達に支えられ勇気をもらった自分自身を信じられるようになったから。遅すぎるなんてことないね。生きていればこんなふうに笑い合える日がくる。本当に良かった (´;ω;`) 葵もお母さんも、また少し自由になれた。
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昔、よく家出してたよね?」葵(蓮佛美沙子)
「・・・・うん。そうだったかもね」母(筒井真理子)
「すごい悲しかったんだよね」
「・・・・・ごめんね」
「・・・お腹すいてない?」
「うん。すいたかもね」
葵はあの時と同じような完璧なホットケーキを母のために焼き始めた。
葵の中にも、母の中にも、あの時の記憶が蘇った。
できあがったホットケーキを運ぼうとしたら、
母が、もう食べ始めていた。
「・・・え?」葵
「おいしい」
「今、何て言った?」
「・・・つい美味しそうで」
「美味しい?」
「うん。も〜何度言わせるのよ」
「何回だって言ってよ。
お母さんのその言葉がずっと聴きたかった・・」
「ごめんね・・・なんでだろうね・・ごめんね」
ずっと聞きたかった言葉。
そして欲しかった笑顔。
お母さんは想像の中で佐渡谷さんがしてくれたように、
葵の頬を愛おしそうに触れてくれた。
「完璧なホットケーキ」・・・
それは味でも形でもない。
大好きな人のために作る思い。
その人のことを考えながら作る時間。
そして食べてくれた後の幸せそうな笑顔。
それを見られて幸せになれる自分。
葵にとって深い傷だったように、
お母さんにとっても痛みの記憶だったあの場面が、
今、幸せなものに塗り替えられている。
「お母さんもね、
あの時のホットケーキ思い出すのよ。
いい香りがして、完璧なホットケーキ。
美味しそうだった。
何でこんないい子がいるのに、
私は何て自分勝手な母親なんだろうって。
ごめんね・・
あの時のホットケーキ食べたかったな」
「・・・でも今食べてる」
お母さんは葵にも食べさせてくれた。
私はお菓子でもご飯でも、誰かのために作る料理って
心を食べてもらっていると思っている。
だから心を開いていない相手の作る料理はなかなか口に運べない。
そんな相手と一緒に食べるという行為も辛い。
「食べる」ってホント不思議だ。
いつも生活の中心にあって、人の心にすら深く影響する。
葵はずっとあの時のホットケーキをお母さんに食べて欲しいと思っていたけれど、お母さんもずっと一緒に食べたかったと思っていたんだね。「美味しい」と思えるこの一瞬が過去の悲しみも痛みも溶かして包んでくれる。
葵が思いを行動に移せたのは、たくさんの人達に支えられ勇気をもらった自分自身を信じられるようになったから。遅すぎるなんてことないね。生きていればこんなふうに笑い合える日がくる。本当に良かった (´;ω;`) 葵もお母さんも、また少し自由になれた。
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2025年03月13日
夜ドラ「バニラな毎日」 第31夜
「何か・・問題でもあったんじゃないの?」母
ネガティブだわ〜( ̄▽ ̄;)
娘が会いに来てくれたんだから、美味しいせんべいとお茶でも出して一緒に食べればいいのよ〜いろいろあった末に訪ねてくれたんだろうからさ〜
さて、ケーキは完成!
みなさんをねぎらうためか、つい自嘲発言をしてしまう葵(蓮佛美沙子)
「ほぼ、皆さんに頼りっきりで・・・
ごめんなさい。パティシエ失格ですね」
「そういう言い方、大嫌いです。
何で頼ったらダメなんですか?
助けが必要な時、助けてって言ったら、
何でダメなんですか?」結杏
「・・・・・」葵
「白井さんが思う他人って、
そんなに意地悪なんですか?」
よく言った!結杏ちゃん(和合由依)。
このメンバーで今、それが言えるのは結杏ちゃんだけ(笑
ストレートに入ったよ!
葵の心にズシンと届いたはず。
「そもそもパティシエの力は
テクニックじゃないって言ってましたよね?
瞬間を見逃さない総合的な感覚が大切だって」結杏
「・・・・・」葵
「白井さんは私達の動きを、
うまくコントロールしてましたよ」順子
「白井さんはプロデューサーですね。
アイドル業界もプロデューサーの
まとめ方次第で変わるんです」優美(伊藤修子)
「みんなの言う通り!
頼れる仲間がいて嬉しいって思えばいいの!」結杏母
響いたね・・・(´;ω;`)
そして、そんな仲間に出会えた幸せを噛みしめているはず。
「やった〜!」と言い直す葵がめっちゃ輝いていた。
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ネガティブだわ〜( ̄▽ ̄;)
娘が会いに来てくれたんだから、美味しいせんべいとお茶でも出して一緒に食べればいいのよ〜いろいろあった末に訪ねてくれたんだろうからさ〜
さて、ケーキは完成!
みなさんをねぎらうためか、つい自嘲発言をしてしまう葵(蓮佛美沙子)
「ほぼ、皆さんに頼りっきりで・・・
ごめんなさい。パティシエ失格ですね」
「そういう言い方、大嫌いです。
何で頼ったらダメなんですか?
助けが必要な時、助けてって言ったら、
何でダメなんですか?」結杏
「・・・・・」葵
「白井さんが思う他人って、
そんなに意地悪なんですか?」
よく言った!結杏ちゃん(和合由依)。
このメンバーで今、それが言えるのは結杏ちゃんだけ(笑
ストレートに入ったよ!
葵の心にズシンと届いたはず。
「そもそもパティシエの力は
テクニックじゃないって言ってましたよね?
瞬間を見逃さない総合的な感覚が大切だって」結杏
「・・・・・」葵
「白井さんは私達の動きを、
うまくコントロールしてましたよ」順子
「白井さんはプロデューサーですね。
アイドル業界もプロデューサーの
まとめ方次第で変わるんです」優美(伊藤修子)
「みんなの言う通り!
頼れる仲間がいて嬉しいって思えばいいの!」結杏母
響いたね・・・(´;ω;`)
そして、そんな仲間に出会えた幸せを噛みしめているはず。
「やった〜!」と言い直す葵がめっちゃ輝いていた。
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2025年03月12日
夜ドラ「バニラな毎日」 第30夜
さて、ヴィクトーと結婚することを報告した佐渡谷さん。
「別に浮かれポンチって訳じゃないのよ」
わかってるって!(笑
プロポーズする予定だったけど、ヴィクトーの方からしてきたんだって〜!
でも詳しいことは内緒。
葵(蓮佛美沙子)はお祝いのパーティ開催を宣言!
「私がケーキ作ります!」
さて、どんなケーキになるんじゃろ。
その後、秋山君(木戸大聖)と密会する佐渡谷さん(永作博美)の姿が。
ここは秋山君ちなのかしら?(カラオケボックスでした( ̄▽ ̄;))
なんか恋バナで盛り上がっております。
秋山っち、葵に会いたいけど無理っス!とか言ってたけど、
この前あんなにライブに感激したメッセージもらったんだから、
イケるイケるぅ。
しかし仕事の話を振るとトーンダウンする静。
「今は歌から逃げてる感じかな」
「あなたの人生長いからね。
ま、太陽でも浴びてゆっくりやってったらええワ」
「フフ・・・
いやいや、そういう訳にいかないんですよ。
マナミンがいなくなる訳だから、
僕が代わりに白井さんを支えないといけないでしょ」
このふたりの会話もえぇねぇ。
友達みたいな、兄弟みたいな。
秋山君が心を許して預けているのがよくわかる。
やっぱり佐渡谷さんは特別なおばちゃんやね。
続きを読む
「別に浮かれポンチって訳じゃないのよ」
わかってるって!(笑
プロポーズする予定だったけど、ヴィクトーの方からしてきたんだって〜!
でも詳しいことは内緒。
葵(蓮佛美沙子)はお祝いのパーティ開催を宣言!
「私がケーキ作ります!」
さて、どんなケーキになるんじゃろ。
その後、秋山君(木戸大聖)と密会する佐渡谷さん(永作博美)の姿が。
ここは秋山君ちなのかしら?(カラオケボックスでした( ̄▽ ̄;))
なんか恋バナで盛り上がっております。
秋山っち、葵に会いたいけど無理っス!とか言ってたけど、
この前あんなにライブに感激したメッセージもらったんだから、
イケるイケるぅ。
しかし仕事の話を振るとトーンダウンする静。
「今は歌から逃げてる感じかな」
「あなたの人生長いからね。
ま、太陽でも浴びてゆっくりやってったらええワ」
「フフ・・・
いやいや、そういう訳にいかないんですよ。
マナミンがいなくなる訳だから、
僕が代わりに白井さんを支えないといけないでしょ」
このふたりの会話もえぇねぇ。
友達みたいな、兄弟みたいな。
秋山君が心を許して預けているのがよくわかる。
やっぱり佐渡谷さんは特別なおばちゃんやね。
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2025年03月11日
夜ドラ「バニラな毎日」 第29夜
『彼の音楽、そして言葉は
心の奥底まで入り込んできた。
バカみたいに好きなものを追いかけて、
報われなくて、傷ついて、
ぶざまな私の生き方をそれでもいいと
そばで言ってくれている気がした。
すごかった。
私の作ったお菓子は・・・
この手がもっと自由に動けば・・できた?
違う。
この手を壊していなかったら、
こんなにも強くゆさぶられ、
こんなにも突き動かされることはなかった』
葵(蓮佛美沙子)は秋山君(木戸大聖)にラインを送ろうとしたけど、今の思いを自分の声で直接届けたくて録音メッセージを送った。
「秋山さんの作った歌に・・・
秋山さんの声に・・えぐられた。
いい意味でだよ。
最後の歌、好きです。
すごい好き!
出会えて良かった。
秋山さんの紡ぐ音楽のおかげで・・・
ありがとう」
葵の心が動いている。
愛に怯えていた葵の心が今、愛で満たされている。
手の負傷はパティシエとして致命的ともいえるできごとだったけれど、だからこそ秋山からのメッセージをまっすぐに受け止めることができた。大きなエネルギーが飛びこんで来て、心が激しく動いた。
かつての自分に戻るんじゃない。
あたらしい自分、パティシエとして新たな自分を作る。
今、葵は人生で一番わくわくしていると思う。
厨房で不自由な手でも作れるお菓子を模索する葵。
『この手だからこそ、私だからこそできること。
そんなのあるわけ・・・』
一瞬、弱気になった葵の前に佐渡谷の言葉が蘇った。
「大丈夫。私がいる」
人はやっぱり人に生かされるんだな (´;ω;`)
バニラの香りで落ち着こうとしていた葵が、ひらめいた!
今の自分にできる最高に美味しいアイスクリームを作ろう!
続きを読む
心の奥底まで入り込んできた。
バカみたいに好きなものを追いかけて、
報われなくて、傷ついて、
ぶざまな私の生き方をそれでもいいと
そばで言ってくれている気がした。
すごかった。
私の作ったお菓子は・・・
この手がもっと自由に動けば・・できた?
違う。
この手を壊していなかったら、
こんなにも強くゆさぶられ、
こんなにも突き動かされることはなかった』
葵(蓮佛美沙子)は秋山君(木戸大聖)にラインを送ろうとしたけど、今の思いを自分の声で直接届けたくて録音メッセージを送った。
「秋山さんの作った歌に・・・
秋山さんの声に・・えぐられた。
いい意味でだよ。
最後の歌、好きです。
すごい好き!
出会えて良かった。
秋山さんの紡ぐ音楽のおかげで・・・
ありがとう」
葵の心が動いている。
愛に怯えていた葵の心が今、愛で満たされている。
手の負傷はパティシエとして致命的ともいえるできごとだったけれど、だからこそ秋山からのメッセージをまっすぐに受け止めることができた。大きなエネルギーが飛びこんで来て、心が激しく動いた。
かつての自分に戻るんじゃない。
あたらしい自分、パティシエとして新たな自分を作る。
今、葵は人生で一番わくわくしていると思う。
厨房で不自由な手でも作れるお菓子を模索する葵。
『この手だからこそ、私だからこそできること。
そんなのあるわけ・・・』
一瞬、弱気になった葵の前に佐渡谷の言葉が蘇った。
「大丈夫。私がいる」
人はやっぱり人に生かされるんだな (´;ω;`)
バニラの香りで落ち着こうとしていた葵が、ひらめいた!
今の自分にできる最高に美味しいアイスクリームを作ろう!
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2025年03月07日
夜ドラ「バニラな毎日」 第28夜
佐渡谷さん(永作博美)は「エンガディナー(スイスの伝統菓子。くるみをクッキー生地で包んで焼いたものらしい)」を焼いていてくれた。
「何でだろう・・・
こんなに絶望しているのに美味しい」葵(蓮佛美沙子)
秋山君(木戸大聖)に引っ張られて来たことを伝えると、佐渡谷さんは彼の状況を教えてくれた。ライブ前で忙しいのはもちろんだけど、曲を創作することが怖い、以前一緒にやっていた仲間も戻ってこないと言っていたそうな。
「でも・・・・
やっぱり自分が一番不幸に感じる。
秋山さんは声を奪われた訳じゃない。
正直、何でこんなことになるのって・・
・・・・・治らないんです。
私の右手、もうダメなんです。
・・・・お菓子作りしかないのに。
他のことなんて何にもできなくなってもいい。
失ってもいい!
お金がなくても仕事が辛くても、
お菓子が作れないことよりマシだった」
「・・・・悔しいな。
悔しいよ!
つらいよね・・
悔しい!コノヤロー!
どこにいるんや、
その悪魔みたいな奴は?!
出てこい!ゴラァ!!
私がぶっ倒してやる!
ぶっ殺したる!フン!!」
佐渡谷が怒鳴ったところで葵の手が動く訳ではない。
でも、この人は本気で自分のために憤って悲しんでくれている。
それは、やっぱり救いになることだと思う。
ばかばかしい言い方だったかもしれんが、
葵が思わず笑ってしまうほど大きな力があったよ。
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2025年03月06日
夜ドラ「バニラな毎日」 第27夜
右手に感じた違和感・・・
葵(蓮佛美沙子)は確認するためにクリームを絞り続けるがうまくいかず、卵を割ってみるも思うように右手が使えない。
『何で?・・・何で?・・・』
お願い!という祈り声が聞こえるような青ざめた横顔。
焦り。バクバクするような心臓の音。
病院で検査を受けると、事故で頭を打った時に首の頚髄も損傷しており、右手が麻痺していると告げられた。さらに、リハビリで改善はするが完全に元に戻ることはないと。
店に戻ってきた葵は不自由な手を使いながらパウンドケーキを作った。
卵と粉を混ぜることもできない。
オーブンに入れた時から結果はわかっていた。
それでも焼きあがるのを待つ。
一口で食べるのを止めた。
これは葵の味ではないし、プロの味でもなかった。
辛い。
なんでだよ・・・何でこんなことに・・
お菓子の神様、ひどすぎる試練だよ・・・
続きを読む
葵(蓮佛美沙子)は確認するためにクリームを絞り続けるがうまくいかず、卵を割ってみるも思うように右手が使えない。
『何で?・・・何で?・・・』
お願い!という祈り声が聞こえるような青ざめた横顔。
焦り。バクバクするような心臓の音。
病院で検査を受けると、事故で頭を打った時に首の頚髄も損傷しており、右手が麻痺していると告げられた。さらに、リハビリで改善はするが完全に元に戻ることはないと。
店に戻ってきた葵は不自由な手を使いながらパウンドケーキを作った。
卵と粉を混ぜることもできない。
オーブンに入れた時から結果はわかっていた。
それでも焼きあがるのを待つ。
一口で食べるのを止めた。
これは葵の味ではないし、プロの味でもなかった。
辛い。
なんでだよ・・・何でこんなことに・・
お菓子の神様、ひどすぎる試練だよ・・・
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2025年03月05日
夜ドラ「バニラな毎日」 第26夜
さて、葵(蓮佛美沙子)は、佐渡谷さん(永作博美)とヴィクトー(マッシモ・ビオンディ)同席の元、母上(筒井真理子)と再会。両者ともに緊張しとる。
葵の話し方がかなり距離がある先生に対する生徒みたいで・・( ̄▽ ̄;)
会っていない時間が長かったからお互いにどんなふうに接したらいいのか探り探りって感じかしら。
葵の「甘いもの」というリクエストに対してお母さんが持ってきてくれたのは、手作りの大学イモ。葵も全く予想外だったみたい。
んーーー迷った末なのかな〜
わだかまりがある相手の作った食べ物を口にするって結構ハードル高いんだけど( ̄▽ ̄;) 葵が子供の頃好きだったのかな。中途半端なもん買っていって文句言われるのもアレだしと思ったのか。
佐渡谷さんが最初に食べて「美味しい!」と言ってくれて、ヴィクトーも喜んでくれたが葵の表情は硬く手を付けようとしない。佐渡谷さんが差し出してやっと試食。
「おいしい」葵
「白井さんの味付けのセンスはやっぱりお母さまの力よ。こんな美味しいの初めてだもの」佐渡谷
「この子は私に似ているのを嫌がるから・・」母
佐渡谷さん達がいなくなり密室に二人っきり(笑
この前お母さんが着替えだけ置いて帰ったのはおばあちゃんの世話があったからなんだね。お母さん、見舞いの花やお客さんがいて少しほっとしたみたい。誰も友達いないと思ってたのかしら?( ̄▽ ̄;)
で、そうなるでしょうよ・・だけど、秋山君(木戸大聖)を恋人と思って言わんくていい情報(娘は気難しいから云々)伝えた模様。でも、ネガティブ情報をばらまくのは昔からのことなのか、葵は静かにうんざりした表情をしとった。
お母さんは、きっと心の弱い人なんだと思う。
警戒心が強くて自分を守ろうとする気持ちがあるのかな。
それでも幼い頃の葵にとっては怖い存在で、そのイメージが大人になった今もこびりついている。今も葵の心に刺さっている『もうお母さんは必要ないのかもね』という言葉も、見放した訳ではなく、ダメな(と思いこんでいる)自分に対するものだったのかも。
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2025年03月04日
夜ドラ「バニラな毎日」 第25夜
葵(蓮佛美沙子)は右手骨折。入院となった。
電話中だった秋山君(木戸大聖)は、すぐに駆け付け、
病室でも目が覚めるまで付き添っていてくれた。
「右手の骨折だけで良かった・・」
本当にその通りなんだけど、葵にしてみたら、
なんでよりによって右手?って気持ちだろうなぁ。
「なんで手ついちゃったんだろう・・・
『パティシエは転ぶなら頭から』
『殴られたら足で返す』って言われてきたのに」
辛いよなぁ・・・
せっかくの再スタートだったのに。
そばにいる秋山も辛い。
自分が電話をかけたせいで・・と責任を感じとる。
事務所の人が迎えに来て、芸能人の顔になって帰っていったけど、かなり動揺しとる。復活ライブを控えとるのに、こっちも心配だよ。
秋山→佐渡谷さん経由で連絡が行き、結杏ちゃん(和合由依)とお母さん(中島ひろ子)がお見舞いに来てくれた。佐渡谷さん(永作博美)、すぐに動けないもんだから心配で堪らず、お母さんに頼んだ模様。佐渡谷さんらしいねぇ。
お母さんは相変わらず世話焼きで葵にもぐいぐいきてたんだけど、結杏ちゃん、普通にガンガン、ツッコミを入れとる。もうすっかり風通しのいい関係になっているみたい。なんだかホッとしたよ。
続きを読む
電話中だった秋山君(木戸大聖)は、すぐに駆け付け、
病室でも目が覚めるまで付き添っていてくれた。
「右手の骨折だけで良かった・・」
本当にその通りなんだけど、葵にしてみたら、
なんでよりによって右手?って気持ちだろうなぁ。
「なんで手ついちゃったんだろう・・・
『パティシエは転ぶなら頭から』
『殴られたら足で返す』って言われてきたのに」
辛いよなぁ・・・
せっかくの再スタートだったのに。
そばにいる秋山も辛い。
自分が電話をかけたせいで・・と責任を感じとる。
事務所の人が迎えに来て、芸能人の顔になって帰っていったけど、かなり動揺しとる。復活ライブを控えとるのに、こっちも心配だよ。
秋山→佐渡谷さん経由で連絡が行き、結杏ちゃん(和合由依)とお母さん(中島ひろ子)がお見舞いに来てくれた。佐渡谷さん(永作博美)、すぐに動けないもんだから心配で堪らず、お母さんに頼んだ模様。佐渡谷さんらしいねぇ。
お母さんは相変わらず世話焼きで葵にもぐいぐいきてたんだけど、結杏ちゃん、普通にガンガン、ツッコミを入れとる。もうすっかり風通しのいい関係になっているみたい。なんだかホッとしたよ。
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2025年02月28日
夜ドラ「バニラな毎日」 第24夜
新生『パティスリー ベル・ブランシュ』の
最初のお菓子教室の生徒さんは高校生の香澄さん(山下桐里)。
香澄さんは卵と乳製品アレルギーの弟のための特別なお菓子を作りたいそうな。
葵が提案したのは「バースデーバルフェ」。
香澄さんはパティシエを目指しているんだと。
「最高にいい仕事ですよ」葵
「どんなところが最高ですか?」香澄
「あ・・やっぱり、人を笑顔にできるところかな」
「魔法よね。私、白井さんに言ってるの。
パティシエは魔法使いやって。ね?」佐渡谷
「あぁ・・・私もなりたい!」香澄
「大変なこともあるけどお勧めします」葵
こんなふうに笑顔ではっきりとパティシエという仕事をお勧めするなんて、ちょっと前の葵(蓮佛美沙子)からは想像できないよね。今はパティシエという仕事を楽しんでいるし、パティシエであることを心から幸せに思っているのが伝わってくる。
充実した表情の葵を見て、佐渡谷さん(永作博美)も、もう大丈夫・・って思ったのかしら。閉店後のお店にやって来て、ある決意を伝えたぞ。
「私、おフランスに行ってまいりまーす!」
「!・・・・」葵
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最初のお菓子教室の生徒さんは高校生の香澄さん(山下桐里)。
香澄さんは卵と乳製品アレルギーの弟のための特別なお菓子を作りたいそうな。
葵が提案したのは「バースデーバルフェ」。
香澄さんはパティシエを目指しているんだと。
「最高にいい仕事ですよ」葵
「どんなところが最高ですか?」香澄
「あ・・やっぱり、人を笑顔にできるところかな」
「魔法よね。私、白井さんに言ってるの。
パティシエは魔法使いやって。ね?」佐渡谷
「あぁ・・・私もなりたい!」香澄
「大変なこともあるけどお勧めします」葵
こんなふうに笑顔ではっきりとパティシエという仕事をお勧めするなんて、ちょっと前の葵(蓮佛美沙子)からは想像できないよね。今はパティシエという仕事を楽しんでいるし、パティシエであることを心から幸せに思っているのが伝わってくる。
充実した表情の葵を見て、佐渡谷さん(永作博美)も、もう大丈夫・・って思ったのかしら。閉店後のお店にやって来て、ある決意を伝えたぞ。
「私、おフランスに行ってまいりまーす!」
「!・・・・」葵
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2025年02月27日
夜ドラ「バニラな毎日」 第23夜
さて、リニューアルオープンに向けて葵(蓮佛美沙子)は定番メニューを決定。
「フルーツタルト」「タルトタタン」「ミルフィーユ」「オペラ」。
さらに店内で食べてもらう用に「イートンメス」を提供。
で、試食会がてら佐渡谷さん(永作博美)と秋山君(木戸大聖)呼んで「スペシャリテ」についての意見を聞いてみた。
佐渡谷さんは「ショートケーキ」を提案したんだが、葵は一刀両断。
ショートケーキなんてどこでも売っているし、
ここはフランス菓子のお店ですからね〜♬
でも佐渡谷さんにしつこく迫られているうちにひらめいた。
「フレジエ!」
フランス版ショートケーキみたいなんですと。
でも、中に挟むのはバタークリームとカスタードクリームを合わせた結構重ためなアレなので、葵は日本人にも食べやすく工夫。バタークリームを入れないでカスタードクリームに溶かしバターを入れて泡立てた生クリームを入れるさっぱり系に変更。
作っている間に秋山君から、お店を再開するのはまだだと言っていたのに気が変わった理由を聞かれた葵は、素直に「逃げてたのかも」と答えていた。独立する時は自分のケーキの良さをわかってくれる人がいれば十分だと思っていたけど、売れ残りのケーキを捨てる度に心が削られていった。最後の方はもうこんな仕事辞めた方が楽だとまで思っていたそうな。
「佐渡谷さんを通して、いろんな人と出会って、
もちろん秋山さんも含めて。
で、やっぱり私にはこの仕事しかないって
ようやくわかりました」
遠回りしたかもしれないけれど、この気持ちに戻ってくるには
必要な時間だったんだよね。
葵のいるべき場所は、やっぱりここ。
葵がケーキを作っている姿は見とれるほど美しい。
それは心に溜まっていた余計なもんがなくなって、
以前よりもさらに真摯にケーキと向き合えているから。
ケーキと葵の透明でキラキラした時間が戻ってきた。
佐渡谷さんと秋山君もそんな葵を見て嬉しそう。
これから美味しいもんができあがるぞ〜って。
続きを読む
「フルーツタルト」「タルトタタン」「ミルフィーユ」「オペラ」。
さらに店内で食べてもらう用に「イートンメス」を提供。
で、試食会がてら佐渡谷さん(永作博美)と秋山君(木戸大聖)呼んで「スペシャリテ」についての意見を聞いてみた。
佐渡谷さんは「ショートケーキ」を提案したんだが、葵は一刀両断。
ショートケーキなんてどこでも売っているし、
ここはフランス菓子のお店ですからね〜♬
でも佐渡谷さんにしつこく迫られているうちにひらめいた。
「フレジエ!」
フランス版ショートケーキみたいなんですと。
でも、中に挟むのはバタークリームとカスタードクリームを合わせた結構重ためなアレなので、葵は日本人にも食べやすく工夫。バタークリームを入れないでカスタードクリームに溶かしバターを入れて泡立てた生クリームを入れるさっぱり系に変更。
作っている間に秋山君から、お店を再開するのはまだだと言っていたのに気が変わった理由を聞かれた葵は、素直に「逃げてたのかも」と答えていた。独立する時は自分のケーキの良さをわかってくれる人がいれば十分だと思っていたけど、売れ残りのケーキを捨てる度に心が削られていった。最後の方はもうこんな仕事辞めた方が楽だとまで思っていたそうな。
「佐渡谷さんを通して、いろんな人と出会って、
もちろん秋山さんも含めて。
で、やっぱり私にはこの仕事しかないって
ようやくわかりました」
遠回りしたかもしれないけれど、この気持ちに戻ってくるには
必要な時間だったんだよね。
葵のいるべき場所は、やっぱりここ。
葵がケーキを作っている姿は見とれるほど美しい。
それは心に溜まっていた余計なもんがなくなって、
以前よりもさらに真摯にケーキと向き合えているから。
ケーキと葵の透明でキラキラした時間が戻ってきた。
佐渡谷さんと秋山君もそんな葵を見て嬉しそう。
これから美味しいもんができあがるぞ〜って。
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2025年02月26日
夜ドラ「バニラな毎日」 第22夜
『パティスリー ベル・ブランシュ』を復活させる!
葵が今やりたいことは、
「自分のベストだと思うお菓子を
自分の手で作って、
自分の手でお客さんに渡したい!」
もちろん佐渡谷さんは喜んでくれた。
んが、ちょっとだけ葵(蓮佛美沙子)よりは冷静だったぞ。
心配していた通り、
葵はまだ大家さんに話しとらんかった・・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
「はよ、大家さんのとこ、行ってきなさい!」佐
「はい!」
大家さんも鬼やない。
必死で頼む葵にチャンスをくれた。
「ちゃんと店の経営ができるような
根拠を見せてくれるか?」
「根拠?」葵
「根拠」
「分かりました!根拠・・・」
「根拠」
続きを読む
葵が今やりたいことは、
「自分のベストだと思うお菓子を
自分の手で作って、
自分の手でお客さんに渡したい!」
もちろん佐渡谷さんは喜んでくれた。
んが、ちょっとだけ葵(蓮佛美沙子)よりは冷静だったぞ。
心配していた通り、
葵はまだ大家さんに話しとらんかった・・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
「はよ、大家さんのとこ、行ってきなさい!」佐
「はい!」
大家さんも鬼やない。
必死で頼む葵にチャンスをくれた。
「ちゃんと店の経営ができるような
根拠を見せてくれるか?」
「根拠?」葵
「根拠」
「分かりました!根拠・・・」
「根拠」
続きを読む
2025年02月25日
夜ドラ「バニラな毎日」 第21夜
葵(蓮佛美沙子)は迷っていた。
ベーカリー本社開発部からのスカウト・・・
受けるべきか・・・それとも・・・
『この温かい場所を守りたい。
だけど・・・』
気持ちはそりゃここにずっと居たいさ。
でも状況がね〜借金もあるしさ〜
自分への戒めとかもあるのかしら( ̄▽ ̄;)
だから踏み切れない。迷いがでる。
開発部の部長さんに会った葵は、会社に所属し売れる商品を開発する自信がないことを伝えた。そうだよね〜お店やっている時は多分ニーズよりも作りたいもの、作るべきものを出していたんだろうし。食べる人を想定して作ったのって佐渡谷さん(永作博美)とお菓子教室始めてからだもんね。
そこで部長さんは葵を新商品の試作会に誘ってくれた。
そこでは開発部の山田さんが新しく考えたパン『クリスマスデニッシュ』を作ることになっていた。5人ほどの作業員がおり、山田さんの説明の後、作り始めた。実際に作る過程で出る問題点や味の講評などをする場の模様。
面白いね〜アイデアが形になるんだもん。
生地にお高めのフランス産発酵バターが使われていることを知った葵はほっとしたような笑顔になった。発酵バターの鬼だからね〜( ̄▽ ̄;) 大量生産だから妥協も覚悟してきたと思われ・・
山田さんに誘われて、葵も試作品作りにチャレンジ。
やっぱり葵の作業する姿ってキリッとしてて漂う空気が違うよね。
『一球入魂』って感じゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
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ベーカリー本社開発部からのスカウト・・・
受けるべきか・・・それとも・・・
『この温かい場所を守りたい。
だけど・・・』
気持ちはそりゃここにずっと居たいさ。
でも状況がね〜借金もあるしさ〜
自分への戒めとかもあるのかしら( ̄▽ ̄;)
だから踏み切れない。迷いがでる。
開発部の部長さんに会った葵は、会社に所属し売れる商品を開発する自信がないことを伝えた。そうだよね〜お店やっている時は多分ニーズよりも作りたいもの、作るべきものを出していたんだろうし。食べる人を想定して作ったのって佐渡谷さん(永作博美)とお菓子教室始めてからだもんね。
そこで部長さんは葵を新商品の試作会に誘ってくれた。
そこでは開発部の山田さんが新しく考えたパン『クリスマスデニッシュ』を作ることになっていた。5人ほどの作業員がおり、山田さんの説明の後、作り始めた。実際に作る過程で出る問題点や味の講評などをする場の模様。
面白いね〜アイデアが形になるんだもん。
生地にお高めのフランス産発酵バターが使われていることを知った葵はほっとしたような笑顔になった。発酵バターの鬼だからね〜( ̄▽ ̄;) 大量生産だから妥協も覚悟してきたと思われ・・
山田さんに誘われて、葵も試作品作りにチャレンジ。
やっぱり葵の作業する姿ってキリッとしてて漂う空気が違うよね。
『一球入魂』って感じゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
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2025年02月21日
夜ドラ「バニラな毎日」 第20夜
パウンドケーキ完成!
艶があって生地がみっちりと焼きあがっていて美味しそう!
「さ、食べましょ。
最後のケーキを。
最後の晩餐ならぬ、最後の試食」佐渡谷(永作博美)
「はい!」葵(蓮佛美沙子)
想像以上の美味しさだったようで
3人ともひとくちひとくち大切に味わっております。
「明日の自分もわからないのに
こんなに幸せな気持ちになれるって
お菓子の力ってすごい」葵
葵は改めて佐渡谷と秋山(木戸大聖)に感謝を伝えたぞ。
出会ったばかりの頃、秋山にいろいろ指摘された時、葵は思いっきり反発していたけど、今ならわかる。自分は「愛」というものを無意識に避けてきたのだと。
「愛されないのが怖いから、
愛さないようにって心を閉じていたのかも。
・・・それがきっと、
お店にもでちゃってたんだろうね」
すっかり素直になった葵。
自分自身を理解するって難しい。
でもその表情からも固まっていた心が動き出して楽になったのがわかる。
「皆さんとここで出会えて良かった。
えーーと・・・サードプレイス?
私にとってもサードプレイスでした」
ここでもう借り手も決まってどうすることもできないのに「やめていいんですか?」「僕は嫌です!」と言い出す秋山。さらに「お金だったら少し援助できる」とまで。
いや〜わたしゃ、もしかして借り手って実は秋山で葵のためにプレゼント?とか、儲かってるだろうから店ごと買い取ってくれたりして?等と想像しちゃってたが(笑)そもそも葵が受け取る訳ないし、そこまでされるとちょっと怖いよね( ̄▽ ̄;)
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2025年02月20日
夜ドラ「バニラな毎日」 第19夜
突然の秋山(木戸大聖)乱入に、葵(蓮佛美沙子)だけでなく佐渡谷さん(永作博美)も驚いとった。今回はホントに佐渡谷さんが呼んだ訳ではないらしい。
そんなことは置いといて・・・
佐渡谷さんがバニラを入れ忘れたので、一袋だけ頂戴した秋山バニラビーンズをしまいこんだケースから取り出す葵。
材料を混ぜ合わせている佐渡谷を見ているうちに彼女と母親が重なり、葵の中に母親との思い出が蘇った。
ホットケーキを作っている母親・・・
呼びかけても答えてくれず消える母親・・
ずっと呼び続ける自分・・・
オーブンを見つめながら世界に入っている葵に気づいた佐渡谷さんは、秋山に目で『アンタ、どっか行ってなさいよ』と指示。こそ〜っと消える秋山であった。
いつもとは違う表情になっている葵に「何かあった?」と問いかけるも、葵は例によって「何もない」「大丈夫」と返すのみ。
「ここまで生きてきて・・・
大丈夫な人なんていないよ。
自分の本当の声、聞こえてる?」
「・・・・・・」葵
お茶を入れたカップを目の前に置き、
「よう頑張ったな」
「・・・・」
「本当に」
「・・・・」
これは葵が聞きたかった言葉。
佐渡谷さんは、人の心の扉を開ける鍵をもっている。
開いてきたら、後は静かに待つ。
徐々にその人自身の声が溢れだす。
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2025年02月19日
夜ドラ「バニラな毎日」 第18夜
佐渡谷さん(永作博美)がカウンセリングを受けていた理由を話そうとしたら・・・ザ・空気を読まないマン・Mr.秋山登場。
も〜!私だって聞きたかったのに〜( ̄▽ ̄;)
ところで秋山君(木戸大聖)は
何しに来たのかな?
店の借り手が決まって、厨房の道具を移動する準備をする葵。
ホントにここから離れちゃうんだね・・・
そこに佐渡谷から「最後にもう一人お願いしたい人がいるの」と連絡が入り、ホントにホントの最後のお菓子教室をすることに。
で、開始の時間になっても生徒さんが来ないんで心配する葵(蓮佛美沙子)に「連絡してみる〜」と消えた佐渡谷だったが、鳴ったのは葵のスマホ。
「今日の悩める子羊は・・・
もとい、最後の悩める子羊はぁ〜〜
白井さんってことでぇ〜!」
瞬時に拒否し、悩みなんてないし、
自分はカウンセリングを受ける人とは違うと言い張る葵だったが・・
脳内でお母さんから言われた言葉が響いとる。
『あなたに私は必要ないのかもね』
さらに秋山の言葉も・・・
『何でも自分ひとりでできるって
信じてませんか?』
戸惑っている時間なんかない。
佐渡谷さんは強気に出たぞ。
「オイ、白井!私が教えてやるから。
最後にアンタ自身が一つケーキを焼きなさい!」
「はい?」
「命令や!
いつも下でに出てやってたんやから、
ここは言う事聞いてもらわんとな!」
作るのは「パウンドケーキ」。
卵、バター、粉、砂糖、すべて同量の1パウンドを使うからパウンドケーキって言うそうな。「究極のシンプル」故にパティシエの腕が試されるんだって〜
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も〜!私だって聞きたかったのに〜( ̄▽ ̄;)
ところで秋山君(木戸大聖)は
何しに来たのかな?
店の借り手が決まって、厨房の道具を移動する準備をする葵。
ホントにここから離れちゃうんだね・・・
そこに佐渡谷から「最後にもう一人お願いしたい人がいるの」と連絡が入り、ホントにホントの最後のお菓子教室をすることに。
で、開始の時間になっても生徒さんが来ないんで心配する葵(蓮佛美沙子)に「連絡してみる〜」と消えた佐渡谷だったが、鳴ったのは葵のスマホ。
「今日の悩める子羊は・・・
もとい、最後の悩める子羊はぁ〜〜
白井さんってことでぇ〜!」
瞬時に拒否し、悩みなんてないし、
自分はカウンセリングを受ける人とは違うと言い張る葵だったが・・
脳内でお母さんから言われた言葉が響いとる。
『あなたに私は必要ないのかもね』
さらに秋山の言葉も・・・
『何でも自分ひとりでできるって
信じてませんか?』
戸惑っている時間なんかない。
佐渡谷さんは強気に出たぞ。
「オイ、白井!私が教えてやるから。
最後にアンタ自身が一つケーキを焼きなさい!」
「はい?」
「命令や!
いつも下でに出てやってたんやから、
ここは言う事聞いてもらわんとな!」
作るのは「パウンドケーキ」。
卵、バター、粉、砂糖、すべて同量の1パウンドを使うからパウンドケーキって言うそうな。「究極のシンプル」故にパティシエの腕が試されるんだって〜
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2025年02月18日
夜ドラ「バニラな毎日」 第17夜
『これで・・・
私達の不思議なお菓子教室は終わった』
いやいやいや、終わらないでしょ!
まだ15話あるでしょ!
てか、終わらせたくないでしょ、葵自身が。
『楽しい。それが一番!』
佐渡谷さんの、この言葉が刺さったのは
三沢君だけではないはず。
三沢君のうれし涙と、そしてお菓子を前にして、
葵の心も幸せで弾んでいる・・・
今回の生徒さんは三沢君(大八木凱斗)。
クレープを作りますよ〜
コレ、簡単そうに見えるけど何気に職人技が必要な気がするぞ。
三沢君は興味が次々に移って、
子供みたいに厨房にある道具を手に取って観察しとった。
新しいことにチャレンジするのが苦手なのかな?
2枚ほど焼いて失敗したら心が挫けてしまった。
「こういうの苦手なんですよ・・
こぅ・・複雑すぎて。追いつけなくて・・」三沢
「うんうんうんうん・・・
でもお菓子作りが複雑やってわかってるのがすごいよ。
・・・だから、もう一回だけやってみない?」佐渡谷
三枚目はかなりいい感じ。
「香りをかいでみて?
甘い香りがするでしょ?
それからバターの香りも」佐渡谷(永作博美)
「確かに」三沢
「香りや音の変化を楽しみながら作るの」
「・・・・」
「お菓子作りは五感を使うんです。
全部の感覚を研ぎ澄ます・・」葵(蓮佛美沙子)
香りってホント不思議な癒し効果があるよね。
そしてイメージが広がっていく。
そっからは三沢君、一気に集中してクレープを焼き始めた。
対象と向き合う力がすごい!
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私達の不思議なお菓子教室は終わった』
いやいやいや、終わらないでしょ!
まだ15話あるでしょ!
てか、終わらせたくないでしょ、葵自身が。
『楽しい。それが一番!』
佐渡谷さんの、この言葉が刺さったのは
三沢君だけではないはず。
三沢君のうれし涙と、そしてお菓子を前にして、
葵の心も幸せで弾んでいる・・・
今回の生徒さんは三沢君(大八木凱斗)。
クレープを作りますよ〜
コレ、簡単そうに見えるけど何気に職人技が必要な気がするぞ。
三沢君は興味が次々に移って、
子供みたいに厨房にある道具を手に取って観察しとった。
新しいことにチャレンジするのが苦手なのかな?
2枚ほど焼いて失敗したら心が挫けてしまった。
「こういうの苦手なんですよ・・
こぅ・・複雑すぎて。追いつけなくて・・」三沢
「うんうんうんうん・・・
でもお菓子作りが複雑やってわかってるのがすごいよ。
・・・だから、もう一回だけやってみない?」佐渡谷
三枚目はかなりいい感じ。
「香りをかいでみて?
甘い香りがするでしょ?
それからバターの香りも」佐渡谷(永作博美)
「確かに」三沢
「香りや音の変化を楽しみながら作るの」
「・・・・」
「お菓子作りは五感を使うんです。
全部の感覚を研ぎ澄ます・・」葵(蓮佛美沙子)
香りってホント不思議な癒し効果があるよね。
そしてイメージが広がっていく。
そっからは三沢君、一気に集中してクレープを焼き始めた。
対象と向き合う力がすごい!
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2025年02月14日
夜ドラ「バニラな毎日」 第16夜
「イートンメス」は完成。このお菓子はメレンゲが水分を吸ってしまうのですぐに食べなきゃダメと聞いて、早速食べ始める結杏ちゃん(和合由依)とお母さん(中島ひろ子)。
「うん。うわ〜!美味しいね〜!」母
「美味しい」結杏
「お〜いし〜い!」
スイーツでも何でも、美味しい時間を共有するってすごく特別なことだよね。
親としては子供が作ったものは何でも美味しいけど、今回は二人のいろんな感情が混じり合っているから余計味わい深いね。
そんな二人と葵(蓮佛美沙子)に「イートンメス」の思い出を語る佐渡谷さん(永作博美)。フランス人の彼と付き合っていたミス・佐渡谷は彼の誕生日にショートケーキを作ってあげようと思って苺を買ってきたんだが、家の前でコケて、苺は使いもんにならなくなってしまった。ふて寝していた佐渡谷さんに転がって傷んだ苺を使って彼が作ってくれたのが「イートンメス」なんだって〜
「ショートケーキも好きだけど、
イートンメスみたいにしっちゃかめっちゃかな
君も大好きだよ〜



と言ってくれたんだって〜
甘い思い出やね〜

そしてその時、佐渡谷さんは自分はきれいな苺を優雅に乗せているショートケーキじゃなくて、イートンメスなんや〜〜!と気づけたらしい。
「それからは、あまり無理しなくなった。
無理が一番ダメね。
誰かにどう見られたいとか
嫌われたくないとかで
自分を曲げるぐらいなら、
誰かを怒らせても貫いた方が
心の健康にはいい」
結杏ちゃんもお母さんもうなづいとった。
そうだよね。無理しても続かないのよ。
それに無理は必ず相手に伝わるもんね。
本人も辛いけど相手も辛いよ。
続きを読む
2025年02月13日
夜ドラ「バニラな毎日」 第15夜
さて本日、葵(蓮佛美沙子)と佐渡谷(永作博美)が結杏(和合由依)とお母さん(中島ひろ子)のために選んだお菓子は『イートンメス』。イギリスの伝統的なデザートで、フルーツとメレンゲクッキーとホイップクリームを使ったパフェ的なものらしい。
作業開始。
早速、結杏ちゃんを手伝おうとするお母さんにいちごジャム作りをさせ、引き離し作戦決行。結杏ちゃんは、すっかり慣れた手つきで葵発明の絞り器をセットしてメレンゲをかわいらしい形に絞っとる。器用だしホントセンスいい。
お次は焼きあがったメレンゲクッキーをぶっ壊すの巻。
せっかくきれいにできたのを壊すことに躊躇した結杏だったが、叩き始めると隠していた怒りの感情が湧き出てきた。見ていたお母さんは怖くなって止めたが・・・
「パティシエになんかなりたくない」
「?・・・なりたいから、こうやって」母
「なりたいなんて一言も言ってない!」
「・・・・」
「もう全部嫌。
お母さんが何でもいちいち口出してくるところも。
お母さんが・・・
私のこと何もできないと思っていることも」
「お母さん、そんなこと思ってないわよ」
「じゃあ何で信用してくれないの?
できないと思っているから、
全部先回りするんでしょ?」
続きを読む
2025年02月12日
夜ドラ「バニラな毎日」 第14夜
突然現れたお母さん(中島ひろ子)・・・
遅くなったから心配して迎えに来たらしい。
と言っても5時半。
9時10時ならまだしも・・( ̄▽ ̄;)
さっきまで弾んでいた結杏ちゃん(和合由依)の心の動きが止まってしまったみたい。
表情も硬いわ〜
お母さんは厨房の寒さを指摘し、急ぐんですけどムードを醸し出しとる。
今日は結杏ちゃんが主役なのに背後に立って管理体制。
段取りを聞くと自分が手伝って早く終わらせようと手を出してきて、それを阻止するとイライラしているのが伝わってくる〜。
こりゃ結杏ちゃん、葵たちにも申し訳ないしで集中できないよね。
さすがに佐渡谷さん(永作博美)、口を出したさ。
「自分でやらせては?
時間がないって言っても数分の差ですから」
「結杏は体が冷えやすいんです。
体調が悪くなって辛いのは結杏なんですよ〜」母
「(結杏に)パティシエになりたいんでしょう?」佐渡谷
「もちろん応援してますよ。
だからここに来させたんです。
この子は器用だし、
パティシエやるべきだと思ってます」
「お母さん・・時間ないから」結杏
結杏ちゃんとお母さんは一緒にお茶を飲んで試食することもなく、うまくできたマカロンを葵たちに置いて、慌ただしく帰っていった。
車で来ているなら、そんな急かさなくてもいいんじゃないのぉ?
せっかくの機会だったのに。
きっとお母さんは自分のペースを崩されるのが嫌なんだろうな。
結杏ちゃんの健康を守るためにお母さんなりに決めたスケジュール(何時にご飯食べて、お風呂いれて、寝かせて、体調に乱れがないことを確認する)を遂行することが第一になっている。
結杏ちゃんの車椅子生活が産まれた時からだとしたら、その頃からずっとお母さんは悩みながら苦戦しながら、結杏ちゃんの時間割を完成させてきた。自分がこの子を守らなければと必死にやってきたのだろう。でもお母さんにとっては未だに赤ちゃんのような娘かもしれんが、結杏ちゃんは心も体も成長してきている。きっと外の世界でチャレンジしながらできることを増やし自分なりの自信も育ててきたんじゃないのかな。自分でも感じて誇らしくも思っているはず。お母さんの赤ちゃん扱いが芽生えた自立心の妨げになっている。
二人を見送ってマカロンを食べながら話し合う葵(蓮佛美沙子)と佐渡谷さん。
やっぱり結杏ちゃんの表情が変わったことに気づいていた。
「結杏ちゃん、パティシエになりたいなら、
親の言葉なんか無視して
もっと貪欲になってもいいのに」葵
「好きなことに対して邁進するって、
そんな簡単じゃないわよ〜」佐
「でも結杏ちゃんが明日香の所に通ってるっていうのは、
もしかしたら白井さんが言うように、
どこか本音が言えないとか、
我慢しすぎるとか、あるのかもね・・
周りに対してとか、お母さんに対してとか」佐
続きを読む
遅くなったから心配して迎えに来たらしい。
と言っても5時半。
9時10時ならまだしも・・( ̄▽ ̄;)
さっきまで弾んでいた結杏ちゃん(和合由依)の心の動きが止まってしまったみたい。
表情も硬いわ〜
お母さんは厨房の寒さを指摘し、急ぐんですけどムードを醸し出しとる。
今日は結杏ちゃんが主役なのに背後に立って管理体制。
段取りを聞くと自分が手伝って早く終わらせようと手を出してきて、それを阻止するとイライラしているのが伝わってくる〜。
こりゃ結杏ちゃん、葵たちにも申し訳ないしで集中できないよね。
さすがに佐渡谷さん(永作博美)、口を出したさ。
「自分でやらせては?
時間がないって言っても数分の差ですから」
「結杏は体が冷えやすいんです。
体調が悪くなって辛いのは結杏なんですよ〜」母
「(結杏に)パティシエになりたいんでしょう?」佐渡谷
「もちろん応援してますよ。
だからここに来させたんです。
この子は器用だし、
パティシエやるべきだと思ってます」
「お母さん・・時間ないから」結杏
結杏ちゃんとお母さんは一緒にお茶を飲んで試食することもなく、うまくできたマカロンを葵たちに置いて、慌ただしく帰っていった。
車で来ているなら、そんな急かさなくてもいいんじゃないのぉ?
せっかくの機会だったのに。
きっとお母さんは自分のペースを崩されるのが嫌なんだろうな。
結杏ちゃんの健康を守るためにお母さんなりに決めたスケジュール(何時にご飯食べて、お風呂いれて、寝かせて、体調に乱れがないことを確認する)を遂行することが第一になっている。
結杏ちゃんの車椅子生活が産まれた時からだとしたら、その頃からずっとお母さんは悩みながら苦戦しながら、結杏ちゃんの時間割を完成させてきた。自分がこの子を守らなければと必死にやってきたのだろう。でもお母さんにとっては未だに赤ちゃんのような娘かもしれんが、結杏ちゃんは心も体も成長してきている。きっと外の世界でチャレンジしながらできることを増やし自分なりの自信も育ててきたんじゃないのかな。自分でも感じて誇らしくも思っているはず。お母さんの赤ちゃん扱いが芽生えた自立心の妨げになっている。
二人を見送ってマカロンを食べながら話し合う葵(蓮佛美沙子)と佐渡谷さん。
やっぱり結杏ちゃんの表情が変わったことに気づいていた。
「結杏ちゃん、パティシエになりたいなら、
親の言葉なんか無視して
もっと貪欲になってもいいのに」葵
「好きなことに対して邁進するって、
そんな簡単じゃないわよ〜」佐
「でも結杏ちゃんが明日香の所に通ってるっていうのは、
もしかしたら白井さんが言うように、
どこか本音が言えないとか、
我慢しすぎるとか、あるのかもね・・
周りに対してとか、お母さんに対してとか」佐
続きを読む
2025年02月11日
夜ドラ「バニラな毎日」 第13夜
次の生徒さんはパティシエを目指している高校生の結杏さん(和合由依)。マカロンを作りたいそうな。で、車椅子と聞き、慌てて店内の仕様や厨房の使い方を検索する葵(蓮佛美沙子)。
「あのおばさん、
絶対なにも考えてない・・」
お客さん用の入り口はバリアフリーになっているものの狭くて車椅子が通れない、厨房から入ってもらう?スロープはどれぐらいの長さや角度?板でスロープを作ってみるも幅が足りない・・・そもそも厨房は葵が使いやすい設計になっているから高さが会わないはず。初めてのことに葵もかなり戸惑っとる。でも生徒さんに心地よく過ごしてもらいたい、楽しくお菓子を作って欲しいという思いが伝わってくる。
その頃、おばさん(永作博美)は
秋山(木戸大聖)から葵のことで相談を受けていた。
「今の所(秋山には)興味がない」と聞きショックを受ける秋山氏。
いや〜誰が見てもそうだよね ( ̄▽ ̄;)
睡眠時間と比較されるようじゃねぇ・・・
なんとなく挙動不審ではあるけれど、
それは秋山を意識してのことか、
急激に接近してくる人間に対する警戒心なのか、
葵自身もわかってないんじゃないかねぇ。
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