ジェシー

2024年12月24日

「モンスター」 #11(最終話) 求める者たちへ

「あればあるほど豊かな人生になる?
お金なんていくらあっても足りないんじゃないですか?
どこで満足するんですか?
満足なんてできないんじゃないですか?」神波
「そんなことないよ。
いくらでもあった方がいいだろ」


「では、あなたにとっての豊かさって何ですか?
毒を垂れ流すのと引き換えに便利で効率的な製品を作ることですか?
その製品で多大な利益を得ることですか?
犯罪で資金を作ることですか?
居場所を失った人達に
自分の居場所はここしかないと思いこませることですか?
健康を害してまで賃金を得、
自分の居場所はここしかないと思いこまされ、
未来を閉ざすことですか?
自分達の価値観とは違う人間を排除することですか?
物事を自分の都合のいいように見たり信じたりすることですか?
自分の信念で動かず、
世の中の空気に動かされることですか?」神波

「そんな話はしていない!」
「そうだよ!」
「俺たちは幸せになりたいだけなんだから!」

「では、あなたにとって幸せとは何ですか?」
「幸せは幸せだよ」
「そうだ!」
「そうだ!」
「本当は何が幸せかわかってないんじゃないですか?
自分にとっての幸せや豊かさがわからなかったら
どうやって生きていくのかなんて決められないんじゃないですか?
一体、何のために生きているんですか?」


 神の流した涙は本物か。
神波先生(趣里)が大草先生(YOU)の所に来てから扱った案件全てに通じる言葉。
あなたが見ているものは本物ですか?
あなたが口にしている言葉、そして行動は
本当にあなた自身が望んでいるものですか?
ただ世間の空気や価値観を妄信しているだけじゃないですか?
風見鶏のように無責任に変わる考え、
風向きの変化に合わせ膨らむ欲望、
それがあなたという人間なんですか?
それがあなたの信じたいものなんですか?

 神波先生の言葉で何かが変わるだろうか。
いや、多分帝東電機はケロッとして巨大企業であり続けるだろう。
株価もいずれ元に戻る。
山遥村の人々は生き方を変えるだろうか。
変わる人もいれば変わらない人もいる。

 神波先生は世の中を変えたい訳じゃない。
それでも大海に小さな石を落とし続ける。
自分の言葉と自分のやり方で。
法律というアイテムを手に。
それが多分、神波先生の生きる意味。
幸せなのかもしれない。
ま、今後、アイテム変わるかもしんないけどね ( ̄▽ ̄;)

 粒来(古田新太)は引き続きサカミクリーンの代理人として、神波先生(趣里)は横沢さくらさん(前田敦子)と内海拓未さん(前原滉)の代理人として、共同で帝東電機に対して損害賠償請求を行うことにした。

 で、大草先生(YOU)の仕切りで、粒来が失踪した経緯の説明があったぞ。
14年前、サカミクリーン建設に反対する内海泰造さん(眼鏡太郎)の依頼を受け訴えようとしたら、建設計画は白紙になった。1年後、サカミクリーンの建設が始まったことを知り山遥村へ行ったら、内海さんが亡くなっていることが判明。何が起きているのか探ろうとしたらサカミクリーンから顧問弁護士を依頼され、反社のフロント企業だってことはわかっていたので弁護士登録を取り消し、アドバイザーとして内部に潜入。

 群馬に住むようになり従業員達の不調を知った。自分も血液検査の結果がよろしくない。環境汚染を疑った粒来は、いずれ健康被害を訴えるために従業員達の健康データを長期的に取り始めた。

 粒来の見立てによると帝東電機はもちろんサカミクリーンが反社であることも、有害な物質を処理させていたこともわかっていた。最近、帝東電機の技術が世界的に注目されたもんだから、サカミクリーンの産廃処理のシステムを買い上げて反社を追い出そうとしている。その結果資金源が失われそうになった反社は闇バイトや高額医療ツアーのあっせんを始めたんだって〜。全て繋がっているんだね〜




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matakita821 at 18:54|PermalinkComments(4) このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年12月17日

「モンスター」 #10 信じたい者たちへ 

「ところで、こちらのデータは、知らない、わからないを追求するために取っていたデータなのではないですか?」神波
「そうです」
「請けおっている、いくつかの産廃物のうち帝東電機のものを扱う従業員に健康被害が出ることを、最近になって突き止めたのではないですか?」
「そうです」
「つまり、本当に追及すべきなのはサカミクリーンではなく、帝東電機なのではないでしょうか?
以上です」


 にんまりと微笑む粒来(古田新太)。
ヒントを出していたとはいえ、想定通りの展開。
それは娘の、神波先生の能力を信じていたから。

「さ〜て・・・
ここから本当のゲームの始まりだ!」粒来


 粒来が顧問弁護士になったのは、サカミクリーンが帝東電機の産廃処理を請け負わねばならない裏事情を知っていたから。
その為、群馬に住み、地道にデータを集め、機会を待った。
自分の身体を実験台にして。

 社員の健康データだけでは環境汚染の証拠にはならない。
有害物質は出ているはずなのに特定できない。
粒来の身体が語ってくれるのかしら?
命をかけた親子タッグのゲームの行方は?


 群馬から訪ねてきた妊婦・横沢さくら(前田敦子)は環境汚染の疑いがあるとして、地元の山遥村にある産廃処理場・サカミクリーンに賠償請求と営業停止の訴えを起こしたいと話した。

 んーーー個人でこういう訴えを起こすのは珍しいため、もちろん杉浦先生(ジェシー)は断る方向に持っていきたかったようだが〜神波先生(趣里)を止められないこともわかっている。だってサカミクリーンの顧問弁護士が粒来だったから。

 てか、そもそも弁護士費用払えるの?( ̄▽ ̄;)
神波先生が有名だから(実は粒来の誘導)って来たみたいだけど、有名どころは指名料もバカ高いってご存じないのかしら。勝てば賠償金で払おうと思ったって・・・世間知らずもいいとこだべ。

 それでも動いていた杉浦先生だったが〜
サカミクリーン建設に反対していた最後の一人・内海泰造さんが自殺(不審死)、サカミクリーンは反社のフロント企業、水質検査の結果もシロ、有害物質は見つからない、さくらの身の安全保障もできないとなり、珍しく神波に嚙みついたぞ。

「粒来先生相手に裁判やりたいだけですよね?
粒来先生とのゲームに勝ちたいだけですよね?
前は負けたから」杉浦
「・・・・」神波
「それだけなのに周りを巻き込んでいい訳?!
いい訳ないよね!
巻き込まないでくれる?!」


「・・・わかった。
杉浦先生のことは巻き込まない。
降りれば?杉浦先生は」
「裁判続けるっていうこと?」
「行ってきまーーす!」
裁判はゲームじゃないんだよ!


 珍しく腹式呼吸の発声 ( ̄▽ ̄;)
いつもは、語尾かすれがちなのに〜





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matakita821 at 16:53|PermalinkComments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年12月10日

「モンスター」 #09 価値の正体


「また群馬」

 群馬に呼ばれている神波親子。
すべては群馬から始まっているのか?

 粒来(古田新太)が出ていく直前のオセロゲームの結果は引き分けだった。
いつのまにか知恵と戦い方を会得した今の娘なら大丈夫と思ったのか。

 そして親子は群馬に集結。
もう引き分けで終わらせる訳にはいかない。
でも粒来の意図がわからない。

 平成13年(2001年)の、粒来(当時は神波を名乗っていた)が弁護士として関わったファイルを見ていた神波(趣里)は突然休みを取って人里離れた場所にある「四季の森美術館」へ。

 そこには「作者不明」「タイトル不明」のひまわりの絵が飾られていた。
「呪いの絵」と呼ばれている絵の前に座っていた男に、その絵の物語を聞かせてもらう神波先生。

 絵は亡くなった画家・市原重光(久松龍一)のアトリエで妻の詩織(佐藤玲)が発見し修復。ゴッホの作品かもしれないということで画商の岡村(松田陸)に委ねられ、鑑定に出した結果「ゴッホの絵である可能性は高い」と判断された。その後、ゴッホの回顧展が開催される予定の国立文化美術館に貸し出された絵は「題名不詳」「フィンセント・ファン・ゴッホ」作のものとして展示されたのち、IT長者の成沢大輔(渡邊圭祐)が140億円で購入。しかしその後、海外から贋作では?という声が上がり、美術界の流れを作っている重鎮・永山教授(工藤俊作)が「贋作だ」と公言したことにより、「ニセモノ」ということになった。手に入れた経緯を明らかにしなかった岡村に不信感を抱いた成沢は代金の返還を求め岡村を訴えた。

 粒来は岡村側の弁護士。
大草先生(YOU)に来た依頼を粒来に回した為、この事務所が相談場所だったのだが〜当時7歳だった神波先生もいつも一緒に来て内容を盗み聞きしていた。大草先生によると神波先生はこの頃から六法全書を呼んでいたそうな ( ̄▽ ̄;) そりゃ杉浦先生(ジェシー)勝ち目ないわな。

 出所を明かさなきゃ、不信感持たれて当然だよね。
手に入れたルートがあいまいだと怪しさしかないもん。
最初に絵を鑑定した鑑定士さん、鑑定書とかだしたのかな?
それに国立文化美術館も借りる前に改めて鑑定しなかったんかい?「簡易的な鑑定」しかしなかったって言ってたけど、簡易のレベルがわからん。そもそもそんなユルイ鑑定で展示していいんか?





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matakita821 at 18:28|PermalinkComments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年12月03日

「モンスター」 #08 数字の鎖

「検察の見立てを覆し、
裁判員を手なづけた上、
橘さんの戸籍偽造での裁判での
情状酌量にも繋がりかねない弁論でした。
お見事でした」藤吉
「恐れ入ります」神波


『チッ!食えねぇ弁護士だな。
父親にそっくりだぜ』

そんな藤吉検事(近江谷太朗)の心の声が聞こえてくるようだった(笑

「こちらに都合の良いストーリーを作り上げる。
使える材料は全部使って、でっちあげる」

「橘さんは子供の遊びに付き合っただけだから、
栗本さんは無実ってストーリーで説得できる?」杉浦
「できてもできなくても、
そのまま臨場感で巻き込む」
「臨場感?!」
「これは裁判員裁判。
裁判員は一般の人だから」
はあ?!
「使えるもんは全部使う」


 その通り、裁判が始まったばかりの頃は「闇バイトに手を出してイージーに罪を犯す少年」へ呆れ、不快感と怒りを露わにし、この子のためにも罰すしなければ!と正義感に燃えていた裁判員のみなさんは、橘さんの「無罪」という証言と神波の涙の訴えに引き込まれ、共感・同情し、こんな人が自分の罪を告白してまで証言したんだからこの子は無罪に決まっていると思わせる流れを作った。

 でも、この話に乗って、堂々と証言した橘さん(石野真子)も並のタマじゃないと思うぞ。『戸籍偽造』の罪に問われた後のことはやってみなきゃわからない。でも、橘さんは、その目と心でジャッジして、これは栗本君(坂元愛登)のためにもやってみる価値はあると判断した。そしてその役割を完璧に演じた。すごい人だよ。

 てか、橘さんに同情する体で堪えきれずに涙を流す神波先生(趣里)を見て、
『ええっ?!』となる杉浦先生(ジェシー)(笑

 「裁判は単なる勝ち負けのゲームじゃないんです!」にも
「え?」って声漏らしちゃうしーー(笑
アンタ、こっち側でしょうがー!!




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matakita821 at 17:11|PermalinkComments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年11月26日

「モンスター」 #07 愛の末路

「まぁ、いろいろあっても結局続編は作られるみたいだし。
ていうか商売なんだから、
そういうもんなんだろうけど、
酷い作品にしかならないよね?」杉浦
「いいじゃん。
酷ければ前作まで潰すことになる」神波
「えっ・・?」
「君街に死んで欲しかった前園さんの望みは
違う形で叶うことになる」
「あぁ〜〜〜そういうことか!」


 杉浦先生〜〜!( ̄▽ ̄;)
前園さんの願いは最初っから最後まで一貫してるんだってば。
サブタイトルの「愛の末路」・・・
前園さんはその「末路」に満足しているだろうか。
次々と生み出されるドラマ。
そのうちあんなに「君街」に夢中になっていた人達も忘れて、新しいドラマに夢中になる中、前園さんだけが「君街」の世界に浸かり続ける。ファンが消え忘れられれば、「君街」は自分だけのものになる。前園さんの夢が叶うのはもう少し・・・

 てか、遠回りすぎるんじゃ。
主演俳優が不祥事起こせば続編もないし、BD発売中止、配信もされない。
そっち狙えば良かったのでは〜?ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ

 今回は神波先生(趣里)担当じゃなかったから、寂しかったわ〜
杉浦先生(ジェシー)頑張っていたけど、やっぱり杉浦先生だな〜という戦い方でございました。

 ドラマの聖地(公園)で行なわれるトークショーで、コラボ饅頭を売っていた店員の前園里佳子さん(堀未央奈)が感電し救急車で搬送されるという事件が起こった。被害者の前園さんはトークショーを主催したテレビ局、役所の観光課、まんじゅうを売っていた「みやこし」を訴えたいと事務所に現れた。損害賠償金額は一億。

 放送後1年も経っているのにこの異常な人気。
そんなドラマって、あるかね?( ̄▽ ̄;)
しかし、最初に登場した公園の近所に住んでいるおばちゃんがファンの迷惑行為に怒っていたけど、ドラマの聖地あるあるなのかもね。




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2024年11月19日

「モンスター」 #06 変わらないもの

「うっ・・ううぅ・・・ううう・・
うわ〜〜〜〜ん!!あぁ〜〜〜!
うわ〜〜〜うっうっ・・・」

「子供か!」大草(YOU)


 3組の親子の闘い。
神波先生と粒来先生、
岡本病院元院長とオカモトプレミアクリニック院長、
そしてエマとマサルさん。
求めていたものは得られただろうか。

 自分の信じていた父が消えてしまった(消えるよう仕向けられた)と思い告訴したエマさん(秋元才加)。でも寄付は父の最期の意志であり希望だった。「医療の新たな概念を創造していく」という理念に心打たれたマサルさんは自分よりも、未来の人々のための医療に賭けた。それが自分にできる最期の仕事だと。

 そして自分が築き上げたものを娘に継いでもらうことしか考えてこなかった考えが間違いだと気づいた。それはある意味傲慢であったのかもしれない。エマさんならむしろそんなものなど無い方がいい。彼女ならひとりでも成し遂げられる。マサルさんは娘と次の世代に信頼という財産を残した。裁判取り下げは「負け」なのかもしれないけれど、エマさんは望んでいたものを手に入れた。

 そして輝久元院長(阿南健治)も気づかされた。
自分が恐れていたのは己のプライドが崩されること。
足りなかったのは息子を信じることだと。

「時として、本物というものは限りなく
いんちきに似た姿をして目の前に現れるものだ」


 とんでもなく胡散臭い姿で現れた粒来(古田新太)。
裁判の間、その表情は全く動かず内面を読むことはできなかった。
神波(趣里)のにんまりはアピールのための芝居かと思っていたけど、今度こそ勝てる!と思わず出た微笑だったんだろうか。でも昔と同じように鮮やかにひっくり返された。

 父は変わらない。
自分はまだまだ父に勝てない。
そのことが堪らなく悔しくて嬉しかったんじゃないのかな。
粒来は神波が唯一認めるモンスター。
老いた父よりもモンスターの方がいい。
でも、いつか必ず勝つ!そんな涙(笑

 モンスターは娘の成長を感じただろうか。
「おめでとうございます」と言われ、一瞬だけ見せた哀しげな目。でも法廷で戦うことでしか分かり合えない。多分、また法廷で。

 いや〜尊ちゃん(中川翼)が無事でよかったよ。
そしてこの二人の間にも特別な絆がある模様。
尊は神波の役に立てるのが心から嬉しいんだね。
そして神波もそんな彼を気遣っている。
なんかの事件がらみの知り合いなのかなぁ・・・





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2024年11月12日

「モンスター」 #05 信じたいもの

「私、思いつきで弁護士になったって
思ってたんですけど、
なんで今更、弁護士なのかわかりました。
この日を待ってたんだと思います」


 決して勝てなかったオセロ。
相手が娘でも容赦なく追い詰める。
勝っと思いこませて、どん底に突き落す。
父のやり方は忘れない。

「さ〜て・・・ゲームを始めるか」粒来

 この親子はやっぱり似ている。
二人とも、この初めてのゲームにワクワクしている。
でも求めていたのは対決なのか、
親子の対面なのか。
多分どちらも。
こういう形でしか会えないし、
こういう形でしか関わり合えない親子なんだろうな。

 今回の依頼人はアメリカから来たエマ・サトウ(秋元才加)。
癌になった父親のサトウマサル氏(石橋凌)が日本の「岡本プレミアクリニック」主催の代替医療ツアーに参加したのち、気力を失い治療も拒否し亡くなってしまった。
その病院がインチキな治療をしたことを証明して欲しいそうな。
損害賠償金額は30億!
裁判費用に制限なし!ドーン!

 太客来たーーー!
って、英語ができない(村尾さんからは「東大なのに?」とツッコミ有)杉浦先生(ジェシー)が神波先生がペラペラと対応している間も一生懸命腹痛の演技続行していたのが泣かせる〜(笑

 『代替治療』とは『西洋医学では治り難い病気を別の療法で治療する医学の総称』らしい。民間療法みたいなもん?信じる者は救われる的な ( ̄▽ ̄;)

 マサルさんが受けた治療は「P2カクテル」という何か花から抽出した物質を点滴するんだと。怪しすぎるべ。

 早速、あちこちの医師を訪ね「P2カクテル」についての効果や科学的根拠への見解を聴取。疑問や意見を迷いなくぶつける神波先生の隣で、いちいちヒヤヒヤを顔に出す杉浦先生(笑

 コレ、実際にもありそうだけど、代替治療だけ続けていて奇跡的に治った人もいれば、西洋医学と併用して代替治療受けていたり・・・その人の体質や病気のレベルにもよるだろうし、いろんなパターンありそうだから正確なデータ取るの難しいよね。両者が協力し合わないと。

 「岡本プレミアクリニック」院長の岡本久嗣(内村遥)は二代目。
先代の岡本輝久(阿南健治)が院長を務めていた「岡本病院」は保険診療の総合病院だったが経営的に苦しかった。久嗣が富裕層向け自由診療の代替医療へと方針を変え儲かっているらしい。

 で、その「岡本プレミアクリニック」に来た二人。
神波の潜入を制した杉浦先生が激しいお腹の痛みを訴えしゃがみこんだ。
その姿を歓喜に満ちた目で見つめる神波・・(笑









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2024年11月05日

「モンスター」 #04 空気の行方

 グラウンドのコーチを見つめる神波(趣里)
『神波先生って、何考えてんのかさっぱりわかんないな???』的表情で神波を見つめる杉浦先生(ジェシー)
で、出た言葉がコレ(笑

「友達、欲しくなったりしません?」
「・・・行ってきます」
「どこに?」
「(ニヤリ)」
「・・・あっ、街コン?」
「・・・・・・」
「絶対街コンですよね?その顔。
早歩きしているし・・・」
「ふふっ・・・」
「速くないですか?」


 追いかける杉浦先生がかわいい。

 神波先生は、この件が悪意から始まったのではないことに気づいていたんだろうな。そしていつものように問題の本質が見えていた。だから「本当かどうかわからないものに右往左往したり、得になりそうとか、刺激的だというだけで群がったり、ただ流されてみんなと同じ空気に乗っかってるだけなのに世の中を動かした気になる」奴らを整理して問題をはっきりわかりやすく提示した。選手を潰しかねない身体に無理をかける間違った練習方法、声を上げることのできない環境、「スポーツ特待生」の在り方。行動したのは本当に部と仲間のことを思い、サッカーに賭けている者たちだけだった。

 神波先生が弁護士としての仕事に求めているのは「正義」じゃない。知らんけどゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 余計なもんがふっついて本来の問題が隠されている状況や違う形に見せようとする人間の思惑や企みに光と風をあててスッキリさせ、問題を誰にでも見えやすく(わかりやすく)する。だって問題は問題として見つけてもらえなければ、ずっとそのままだから。

 これが暇つぶしのゲームなのかはわからないけれど、神波先生は法律で人を従わせることはできても、人間の心を変えることはできないことを知っているんだろうな。

 週刊誌にリークされた名門大学サッカー部の体罰。
その後、神宮寺(夏生大湖)を中心とした3年生部員が体罰を訴える動画を配信し集団訴訟を行うと発表。訴訟に参加しなかったのは『スポーツ特待生』の武田(本田響矢)だけ。大学側は神波にリークした部員Aの特定と体罰は無かったことの証明するよう求めてきた。

 相談に来た甘利コーチ(佐野岳)に天然な質問をする杉浦先生がツボだった(笑

「実際のところどうなの?
ホラ、監督が竹刀で叩くとか・・・」
「まぁ・・人は叩かないけどな」甘利
「なに叩くの?」
「グラウンド?地面」
「竹刀持ってるのは本当なんだ。
えっ・・・何で竹刀なの?」





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2024年10月29日

「モンスター」 #03 幸せの形

 今回は神波先生(趣里)は、それほど興味を持てない案件だったのか、
『杉浦先生(ジェシー)で遊ぼう!』の巻。

 SNS上のやり取りで精子提供を受けた女性・長岡茉由(吉本実憂)が相手の男性・斉藤文哉(佐藤寛太)の東大卒という経歴詐称に対する訴えを起こした。しかし事務所に現れたのはその女性ではなく、同じく精子提供を受け妊娠した五条亜佐美(佐津川愛美)と、その夫・五条和彦(渋谷謙人)。和彦が無精子症で妊娠不可能であるため、SNSを頼って精子提供を受けたそうだが、事が大事になり自分たちのことがバレるのを恐れ、斎藤の弁護士となり示談を成立させ事件を終わらせよという依頼さ。

 なんか精子提供のやり取りが適当でこんなんズルしようと思えばいくらでもできるじゃん!とか思ったぞゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ たくさんの人に自分の精子を配りたいっていう趣味の人もいるかもしれないしさ〜。それに闇だと、衛生上の問題もどうなんでしょ。亜佐美の場合は医師の知り合いがいたから大丈夫だったけど、病院通さないで精子提供受ける場合は凍結しないで自分で運んで処置する場合もあるってドキュメンタリーで見たことあるし。亜佐美の場合は嫁としての義務というか夫の指示で始めたことだけど、どうしても子供が欲しい人の気持ちを利用するヤカラもいそうだよね。

 てか、「華麗なる一族」と呼ばれているらしい五条グループの御曹司なのに、お人柄がペラッペラというかヒナヒナというか・・・( ̄▽ ̄;) 無精子症って親にも知られたくないの?こんだけ学歴に拘るんなら自分が率先して精子提供者を選んで、提供の場にも立ち会ったらいいと思うんだけど、奥さんにまかせっきりって・・
 まぁ、「無精子症」という現実に向き合いたくないんだろうが、子供を持つって大変なことなのに話し合い放棄かい?そりゃ奥さんも元カレの精子使いましょ・・ってなるよ。

 そしてこの亜佐美も神波の事情聴取にしどろもどろ。
なぜ子供を持ちたいのか、なぜこのような危ない橋を渡り精子提供を受けたのか。彼女自身もイージーに生きて来たというか、自分で決断してきていないんだよね。




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2024年10月22日

「モンスター」 #02 嘘と選択

 アイドルグループ『ハッピー☆ラビット』のシホ(なえなの)が作詞の歌『僕の未来』が、以前所属していた事務所の社長・黒川(山中聡)が1年前に発表した『キミへの思い』の歌詞の盗作だと訴えられた。

 内容は、ほぼ同じ。
歌詞を盗んだのは確か。どちらかが。

 どっちの社長もうさんくさいよ( ̄▽ ̄;)
シホは自分が作った歌詞だと言っているが証拠となるようなものはなにもない。主張の仕方も中途半端。さらにこの事務所はちょっと前にも『ハッピー☆ラビット』の新曲ポスターデザインが他のグループのツアーポスターのパクリだと炎上していたらしい。

「コレ、引き受けない方がいいやつだ・・」杉浦(ジェシー)
「じゃあ、受けます!」神波(趣里)


 にんまり笑う神波がキュート(笑
難しくなけりゃゲームじゃない。
最も神波自身はハードだなんて全然思っていないみたい。

 『ハピラビ』のファン寺田(本多力)から情報を得る為、誠意を見せた神波。
私にはわかっていましたよ〜
寺田の心を開くには推しの完コピしかないって(笑
だから映像が出るのをワクワクして待っていたわ〜
いや〜めっちゃかわいいじゃないですか〜!
アイドルとしてイケるイケる!
神波のダンス完コピ映像、配信してよ〜

 裁判の鍵はシホの過去にあるが、展開が不利になろうと過去の封印を決して解かないシホ。
「盗作したアイドル」呼ばわりされることよりも整形がバレる(ブスと呼ばれていた自分を知られる)ことの方が嫌だった。

「顔と歌詞、どっちかを選ばないといけないなら、
顔の方が大事だから。
この顔になった後の人生だけでいいんです。
前の顔だったことも、
前の顔で過ごした場所も人たちも
前の顔で書いた歌詞も、
全部私の世界から消したいから」
シホ
「ふ〜〜ん・・」神波


 歌詞が載っている高校の卒業アルバムを提示すれば、
勝利確定だが、シホは断固拒否。
ノーマル思考の杉浦、神波を気遣っちゃったりして・・( ̄▽ ̄;)

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