クリスティ

2011年02月21日

2011年 DVD鑑賞日記 その5

2月14日(月) 「デクスター」 シーズン3 (2008年米ドラマ) 1話・2話

「デクスター」を見るのは久しぶり。
それにしても、このオープニングのタイトルバックはすばらしい。
髭を剃り、ハムを切り、目玉焼きを作る。食べる。
オレンジを切る。果汁が飛び散る。
そしてデンタルフロスを使う。靴紐を結ぶ。シャツを着る。
そんな日常的な動作が撮り方で殺人を連想させるものに変わる。
このドラマを表現しきってる。気持ちいいものじゃないけどね。

例によって、しょっぱなから波乱が始まっております。
「ハリーの掟」を破り、殺人鬼ではない人間を殺してしまったデクスター。
その相手は、刑事で検事補の弟。
さらにリタの妊娠。
デクスターが父親になるとはね〜
父親像を探し求めるうちに、また「ハリー」と対決することになるんだろうなぁ・・
デクスター シーズン3 コンプリートBOX [DVD]

2月15日(火) 「デクスター」 シーズン3 3話・4話

「新しい掟」と共に父親になる決意をしたデクスター。
4話では一世一代の演技でリサにプロポーズ。
感動的ですらあったぞ。
それが笑える(ここで笑えるって、人としてどうかと思うが)。

どんな人間も演技している。
このドラマが支持されているのは、それを皆が自覚して、その演技に不安を感じながら生きているからか?
今回は、殺さないで問題解決。デクスターも成長しております。

2月18日(木) 「パーマネント野ばら」 (2010年 監督・吉田大八)

菅野ちゃんの演技があまり好きではないんで、どうじゃろ・・?と思いながら見たのですが、わりかし良かった。
小さな港町に昔からある美容室『野ばら』に集う女たちの話。
10点満点で5.5点。
いつまでも少女のような、純粋で壊れそうな雰囲気の菅野ちゃんが
ストーリーにぴったりだった。

なおこ(菅野美穂)の、ひとりだけ透明な雰囲気が謎だったんだけど、ラストになって納得。
みっちゃん(小池栄子)やともちゃん(池脇千鶴)の優しさが沁みた。
戦う「女の子たち」が愛おしくなる。

小池栄子は見る度に好きになる女優さんだ。
この年代で、度胸があって、血が熱くて、カラッとしていて優しい女を演じさせたら天下一品だと思う。
それにしてもお母さん役の夏木マリが最高(ビジュアルもね)。
黙って煙草を吸う姿に女の歴史が感じられるね。さすがだよ・・・
パーマネント野ばら [DVD]続きを読む

このエントリーをはてなブックマークに追加
matakita821 at 00:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0)