アニーヒラカワ

2022年04月05日

「カムカムエヴリバディ」 最終週 2003-2025 第109話

 2022年、ひなた(川栄李奈)はアニーさん(森山良子)と同じ、キャスティングディレクターの仕事をしているようです。

 そして、どうやら『妖術七変化 隠れ里の決闘』のアメリカリメイク版に関わっている模様。監督は「サムライ・ベースボール」のミラー監督。そりゃ力も入るでしょうよ。

 「サムライ・ベースボール」も見たくなったけど、こっちの方が興味深い(笑
いったい誰が出演して、どういう感じになるんだろ?伝説のトンチキ映画にならなきゃいいが・・って、ソレはソレで面白そうだが(笑


 そして何ということでしょう?!
ひなたにNHKから2024年度の「英語講座」講師のお話が!

 その話を持ってきてくれたのが、大阪で安子(上白石萌音)が「カムカム英語」と出会うきっかけを作ってくれて、その後、いろいろと面倒みてくれるだけじゃなく、一緒にラジオを聞かせてくれた小川さんの奥さん(紺野まひる)のお孫さん(紺野まひる)なのさ〜!!

 ひなたはそんな事知らず、視聴者だけが大興奮というこの状況・・・
たまらん(笑

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 時は戻り、クリスマス・フェスティバル当日。
控室でひなたはアニーさんがゲストのラジオ番組「みんなあつまれ磯村 吟です」(番組タイトル初めて知ったよ (´∀ノ`*) )をつけていたんだが・・

 アニーさんが初めて見た映画のタイトルを聞かれた辺りから口調に迷いが出始めた。
ちょっと間があって「風と共に去りぬ」って答えていた。この作品が1939年公開だったことから、同年日本で公開された初代モモケンの「黍之丞」シリーズ第2作「棗 黍之丞 仁義剣」について磯村さん(浜村淳)が話を振ったのさ〜

『アニーさん、ご覧になりましたか?この映画』磯村
『・・・・・』アニー

 結構な無言だったよ。
気軽に話題をふったのに、まさかあんな展開になってしまうとは・・
磯村はんも忘れられない放送となったであろう・・( ̄▽ ̄;)アハハ…

 それは安子が稔さん(松村北斗)と一緒に見た映画。
複雑な思いで大阪まで会いに行き、稔さんと二度と会わない覚悟で過ごした忘れられない大切な時間。
さすがに嘘はつけなかった。
ここで嘘を言ってしまったら、稔さんへの思いを自分で汚してしまうことになる。
それだけはできなかったんだろうなぁ。

 アニーは日本語で話し始めた。
あのクリスマスに堰を切ったようにロバートさん(村雨辰剛)に英語で思いのたけを訴えた時のように。


やがて私たちは結婚しました。
ひと月もたたないうちに彼は出征しました。
娘を授かったことも知らずに。
彼は帰ってきませんでした。
遠い海に行ったきり戻りませんでした。
私は娘を連れて家を出ました。
貧しくて苦労もしましたけれど幸せでした。
あの日・・・
娘の顔に傷をつけてしまうまでは・・





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matakita821 at 17:23|PermalinkComments(4) このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年03月29日

「カムカムエヴリバディ」 第22週 2001-2003 第104話

 オーディションは無事終了。
アニーさん(森山良子)はねぎらいと共にひなた(川栄李奈)を気遣った。

 やっぱり文ちゃん(本郷奏多)のことが気になって、集中できない時があったのをアニーさんは気づいてたのさ〜

 るい(深津絵里)にも言わなかったのに、思わずひなたはアニーさんに「別れた恋人と10年振りに再会したこと」を話していた。

『I understand.
Do you still love him?』A

(まだ好きなの?)

『I don't know・・
I never thought I'd see him again』H

(わかりません・・
また会うとは夢にも思わなかったから)


『Choose the path with least regrets.
It's your life, isn't it?』

(後悔のない道を選びなさい。
あなたの人生でしょ)


 ひなたへ向けた言葉がそのままアニーさんへ返ってくる。
アニーさんにも後悔しない道を選んで欲しいよ。
もし安子なら、今るいに会わなければ、もう機会はないかもしれないよ。


 すっかり打ち解けた二人は名前で呼び合う仲に。
母に言えないことでも話せる・・・
まるで孫とおばあちゃんじゃないか・・

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 ひなたが道場の掃除をしていたら、五十嵐(本郷奏多)が手伝い始めた。
ふたりで一緒に床拭きするのも、あの頃に戻ったようだねぇ・・・

『楽しかったなぁ・・・ここにいた頃。
死体役とか扮バイとか嫌で嫌でしかたなかったけど。
今、思い返してみたら・・・
うん・・幸せだったと思う。
若くて。ばかで。必死で。
俺の青春そのものだよ


『戻りたいて思ったりする?あの頃に・・
(あの頃の2人に)』ひなた
『そうだなぁ・・・
うん。そんなふうに思う時もあるよ』文
『・・・(私も)』
 
 辛くて苦しかった日々を懐かしく思えるのも、幸せだったと言えるのも、今が充実しているから。その「今」に繋がっている「過去」だから美しく思える。
五十嵐、頑張ってきたんだね。そしてひなたも。

 でも過去は過去。
五十嵐もひなたも、今は「あの頃のふたり」を愛おしい過去として穏やかに話しあえる。会ったことで心が揺れたひなただったけど、もう二人は別々の道を歩いていることを実感したんじゃないかな。そして、今の人生を大切にして欲しいとお互いに心から願っていることも。

 なんだか切ないね・・





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matakita821 at 17:27|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年03月28日

「カムカムエヴリバディ」 第22週 2001-2003 第103話

 五十嵐(本郷奏多)はアクション監督のアシスタントだった!
ひなたと別れた後、東京で父親の会社に勤め、それなりに忙しい日々を過ごしていたが「つまらなかった」そうな。朝は虚無さん(松重豊)からもらった木刀で素振りをし、夜はジョーからもらったトミー北沢(早乙女太一)のCDを聴いていた。

 トミーのトランペットに夢中になった五十嵐は『もっと広い世界があるのに何やってんだろ・・』と思う様になり、2年で会社を辞めて、勘当同然の身で一人アメリカへ渡ったんやて。

『もちろんハリウッドは太秦よりずっと厳しい。
言葉の壁も想像以上に大きいしね。
それでもアジア人で殺陣ができることは武器になると思った』

 そう思えたのは虚無さんに仕込まれ、ともに重ねてきた時間があるから。虚無さんとの日々が己を信じさせ、それが自信となって五十嵐を支えてきたんだと思う。

 そして同じく夢を失った人生の先輩としてジョーが手渡したCDが五十嵐に新たな夢を見させ、広い世界へと飛び立たせた。

 当時頑なとも思えたが、時代劇しか演らないと言い切っていた五十嵐。子供の頃に生まれた時代劇へのあこがれとときめきを守りたかったんだね。役者になることは諦めたが、別の方法で時代劇と繋がり続けた。
『志を失わなければ、きっとなれますよ』・・・その通りだった。
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『どんなことでも厭わないでやってたらニックが・・・あっ、ミラー監督が気に入ってくれた。
あの頃、見た夢は叶わなかったけど・・・
ようやく自分の道を見つけられたよ


 コレがグジグジ僻みっぽいこと言って拗ねていた五十嵐なんでしょうか〜?
スマートな雰囲気を身に付け、堂々とした姿でございます。


 ひなたもいろんな意味で衝撃を受けております。

『っていうか・・・
っていうか!っていうか!っていうか、文ちゃん、
めちゃくちゃ
  かっこようなってへん!?


 心の声が溢れ出てしまったわ〜〜( ̄▽ ̄;)アハハ…
っていうかーー「Bun Igarashi」て。
Bunshiroじゃ長くてアレだったのかしら?


 五十嵐のことを知った榊原さん(平埜生成)は、ひなた(川栄李奈)を気遣い、今回の仕事を外れてもいいと言ってくれたが、公私のケジメはしっかりつけるひなたであった。

『もう10年も前のことやさかい』



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matakita821 at 17:49|PermalinkComments(4) このエントリーをはてなブックマークに追加