くるり〜誰が私と恋をした?

2024年06月19日

きこりのテレビ日記 #168

 6月17日(月曜日) くもり

 『アンチヒーロー』last episode(最終話)正義(録画)(TBS)

 人は過ちを犯す。それはしかたのないことだ。
しかしその過ちに気づいた時、どんな選択をするかで未来は大きく変わる。
真実に向き合わず己の欲望を優先させた時、正義はゆがむ。
隠そうとしても己は知っている。
自分の中で闇が膨らみモンスターのように育ち、コントロールできなくなっていく。

 でも、選択の瞬間は常にある。
遅すぎるということはない。

 志水さん(緒形直人)から奪われた時間と人間としての誇り、それを思うともっと早く真実が明らかにされていたら・・と思うが、一度見失った真実を取り戻すにはそれだけの時間が必要だった。

「あの裁判から、ずっと考えていました。
法律とはいったい何なのか。
罪を償い、やり直すためにあるのが法律だと前まで思っていました。

 でも今は知っています。
罪をつぐなったからと言って許してくれるほど世の中甘くない。
公平でもない。
そんな不条理と戦うためにアンチヒーローが必要なのかもしれません。

 だから今度は僕が、
あなたを無罪にして差し上げます」赤峰(北村匠海)


 ハイ!二代目襲名決定!!おめでとうございます!ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ

 「罪」と「正義」、それは光の当たり方によって様相が変わってくるのだろうか。
その罪は本当に悪なのか。
その正義は誰のための正義なのか?

 悪の形をとる正義もある。
その正義に向き合うことは許されることなのか。
明墨も赤峰も自らに問いかけ続けながら法の世界に生き続けるのだろう(って、今回の件で弁護士資格はく奪されなきゃね( ̄▽ ̄;) )。
「アンチヒーロー」なんていない方がいい。でも彼らの力が必要な時もある。

 やっぱり緑川(木村佳乃)がこっち側じゃないと成功しない作戦だったよね。
長い闘いだった。
でも気づいてもらえない志水さんもいるかもしれない。
人が人を裁く限り。

 いや〜面白かったわ〜
最終回、また不気味なトーンで法廷を回す明墨(長谷川博己)が見られて満足満足。
かっこいいドラマだった。それぞれが役割をビシッと決めてくれてさ。
始まった時、何か理由があるんだろうけど罪のある人間を無罪にするってどうなの?と思ったが、人が人を裁くことの難しさ、人間の思いこみによる怖さや弱さ、時に危険だけど信念を持ち続ける尊さ、そんな人間のしぶとさ、いろいろと考えさせてくれたドラマだった。

 ベストメンバーだったけど、地味ながら常に明墨の斜め後ろぐらいの位置にいて確実に仕事をこなす青山さん(林泰文)が特に好きだったなぁ。彼らが今後どんなアンチヒーローぶりを魅せてくれるのか、「シーズン2」期待していますわ〜!



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matakita821 at 18:47|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年06月12日

きこりのテレビ日記 #167

 6月9日(日曜日)くもり

 ミー太に起こされて、7時起床。
猫達を外に出した後、珈琲飲んで、ワシも久しぶりにウォーキング。
その後、実家に寄り母の生存確認。まぁまぁ元気そうだが、私の誕生日に現金プレゼントを用意していたのを断ったら『家計簿を書き直さなきゃならない』『計算するのが大変』等ぐちぐち言われる等 ( ̄▽ ̄;)

 帰宅して土や肥料を買いに行った後、庭仕事2時間コース。
何度も書いているが、また書くが疲労感がハンパない。やっぱり「にんにく卵黄(疲労をやわらげ元気力を持続してくれるらしい)」注文するか?それとも以前飲んでいた「もろみ酢(必須アミノ酸9種が摂れるらしい)」?すぐに金で解決しようとするのが私の悪いところだが、実際どうなんだろ?という実験欲もあるのだ。

 『ラストルック〜世界を変えた一着〜』Holes / デザイナー川久保玲(録画)(NHK総合)

 チャンネル録画(決めたチャンネルの録画を24時間してくれる)をしていると、見る必要のない番組まで見ささるから、一時やめていたんだが、先月から再開。こんなふうに全く知らなかった番組に出会うこともあるので、やっぱり止められない。この番組は4月の再放送らしい。

 ファッションに特に興味がある訳ではないけれど見てみた。
「Holes」とは「コムデギャルソン」のデザイナー・川久保玲さんが発表した、あの穴空きルックのこと。1982年のことらしい。西洋では喪服のイメージがある黒であること、今までの女性の身体の線に沿った服が美しさであるとされていた常識を超えたものであること、何よりアンシンメトリーに空いた穴。全く知らんかったがファッション界に大きな衝撃をもたらし賛否両論(最初は否の方が大多数)だったそうな。

 私は弱い人間なので、こんなふうに世間を驚かせるだけじゃなく、もしかしたらデザイナーとして終わるかもしれないとわかっていても、自分自身を表現できる人に強く惹かれる。

 この作品に限らず、新しいものを生み出してやろうというのが、最初にあるのではなく、前進しつづけていたら新しいものを生み出していた的なことをおっしゃっていた。そして自由であるために仕事を持って生きるというのが大前提であり、その先にファッションがあり、デザイナーとしての自分があり、支えてくれる周りの人(スタッフや工場の人達)の存在があって作品を発表することができていると。すごく真っ当でカッコいい。

 彼女のデザインによって提示された今までの美に対する挑戦と新しい美、それは人形のような美しさではなく、その服と同じように自由で多様な感覚や感情とともに生きている女性の存在に気づかせてくれた。正直、コレはどうなんでしょうか?ってデザインもあったけど、それは私の感覚。確かなのは彼女の作品は常に前進しつづける彼女自身そのものであり、見た者に革命を起こさせるものであるということ。柔らかな心をもった戦士という印象。30分、充実した内容だったわ〜
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matakita821 at 17:10|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加