お別れホスピタル

2026年04月12日

「お別れホスピタル 2」後編 あなたと話したい 


 終末期の緩和ケアを求め入院した千代子さん(阿川佐和子)。
間質性肺炎を発症し呼吸するのも苦しそうだが酸素マスクを外しがち。
千代子さんLOVEの旦那さん・サブちゃん(柄本明)はお見舞いに来る度、愛おしそうに話しかけている。が、そのサブちゃんの持ってきたカステラの誤嚥で窒息しそうに。すぐに対応したが吐き出せず、吸引開始したら出血したのを見て、サブちゃんが大声で阻んだ。

「やめろ〜!チーちゃん苦しがってる!
殺す気か!こんなの虐待だ〜!!」


 いやいやいやいや、アンタが虐待だろうよ。
カステラなんてもってくるからでしょうがー!

 一命は取り留めたが、娘・由美さん(松岡依都美)と
サブちゃんのショックは大きい。

「命って、一つしかないんですよね。
一つしかないから、怖いんです」三木(仙道敦子)
「・・・・」
「でも・・だから・・絶対に守ります」


 「(父が)怒るのは不安だから」
そして自分も不安だと吐露した由美さん。
大切な家族に確実に死が近づいてきている。
生きていて欲しい。
でも今の母親にとって生きることは苦しみ続けること。
助けてもらっても助けてもらっても、次の苦しみがすぐに来る。

『明日死んでしまうのも怖い。
でも苦しみがずっと続くのも怖い。
私達はこんなにも不安に弱い』


 苦しみが続くならいっそ・・と割り切れるならまだいい。
でも家族だから、家族だからこそ複雑な思いで見守るしかない。

 人口呼吸器を付けて延命治療をするか、娘さんに確認する広野(松山ケンイチ)と歩(岸井ゆきの)。千代子さん本人は延命治療を望んでいたが、それは死を受け止められないであろうサブちゃんのためだった。

「生きてそこにいるということが、
ご家族にとって幸いになったりしませんか?」広野
「意識がなくても?
それは私達のエゴじゃないですか?
母を苦しめるだけじゃないですか?」由美


 いい関係を築いてきたとは思えない私と母だが、私もやっぱり由美さんと同じ判断をすると思う。苦しんでいる母親を見たくない。結局自分のためなのかもしれないが、美味しいものを食べたら母親にも食べさせたいと思うように、痛みや苦しみについても取り除いてあげたいと、本能的に思う。

「疲れちゃった・・・
もう頑張りたくない・・
・・・・やっと言えた・・」千代子


 広野達にそう伝えた1週間後、容態は急変。
苦しみを緩和するためモルヒネを打つ時がきた。
もう会話はできなくなる。
消えていく命を見送るしかない。


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matakita821 at 14:51|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2026年04月05日

「お別れホスピタル 2」前編 生きてる意味なんて必要ですか?


 2019年。
シーズン1最終話から半年ほど経過した終末期病棟でございます。
咽頭がんで休職していた赤根さん(内田慈)も療養を経て復帰。

 良かったよぉ・・(´;ω;`)
心強いったらありゃしない。

 ナースコールの鬼・大土谷さん(きたろう)も無言で喜びを表現。
ニヤニヤが止まらない(笑
からかう歩(岸井ゆきの)に照れてティッシュ投げつけとる。
 
 さて、他の患者さんはどうかな。
ここに入院している患者さんは、挨拶をしても、カーテンを開けても、ほとんどの方が反応を示さない。それでも声をかけ続け、様子に変わりがないか観察し、看護師として見守り続ける。

 奥様の久美さん(泉ピン子)さんが亡くなられた後も水谷さん(田村泰二郎)の病状に変わりはなく、意識が戻ることはない(シーズン1 第2話・第4話)。でも久美さんが安心して任せてくれたとおり、髪が伸びた水谷さんに気づく歩と広野(松山ケンイチ)。きっと久美さんはあの世で安心しているよ。

 ケンさん命(ケア・ワーカーの南)(長村航希)の幸村さん(根岸季衣)(シーズン1 第2話・第4話)は、ご機嫌ななめ。ケンさんの心が別の女にいってしまったと嘆き悲しんどる。もちろん否定するが聞いちゃくれない。幸村さんが思いこんだケンさんの恋人とは看護師の山田(円井わん)。とんだとばっちり( ̄▽ ̄;)今後いぢめられるの決定(笑

 そして大土谷さんの隣に入院した100歳の安斎さん(伊東四朗)。
県議会議員を8期務め、その間毎朝駅前で演説していたそうで、ほとんどの時間は寝ているのだが〜目が覚めたら、そこは1980年代。デカい声で演説が始まってしまうということで、大土谷さん怒りの連続ナースコール。

 認知症傾向もあるらしいが、人はやはり自分の一番輝いていた時間の記憶は残るものなんだろうか。生き生きと活動していた自分。誰かのために役立てて働けていた自分。

 末期のすい臓がんで入院している桜田さん(YOU)。
ベストセラー作家だそうな。
一時、テレビにも出演されていた有名人。
日々、繰り返す痛みと戦い続けている。

「死にたい・・・
こんなの生きてる意味ない・・・」





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matakita821 at 16:07|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年02月25日

『お別れホスピタル』 第4話(最終話) 未来のわたし

『これが、私。
ここは一度来たら
元気になって退院していく人は、ほぼいない。
そういう場所だ。
でも、私たちは死ぬことの手助けをしている訳じゃない。

ここは病院だ。
人が生ききるための場所だ』


 ここは死に向かっているかもしれないけど、死とともに生きる患者さんたちと一緒に生きている私たちの職場だ。死を意識しながら患者さんも家族も、改めて人生を見つめ直す。本当の自分自身と向き合わざるを得ない。逃げてきた人も、そうじゃない人も。残された時間の中で。

 権利証を食べて逝った池尻さん(木野花)。それは捨てきれなかった欲なのかもしれないけれど、これが私の生き方だよ!という強い意志とエネルギーを感じた。池尻さんの人生が鮮明に残った。捨て鉢になっていた大土屋さん(きたろう)の赤根さんへの声にならなかった言葉・「生きろ」。奉仕する側・される側ではなく、患者さん達の叫びやため息、伝えたい思いを受けながら看護師も自分の人生を見つめ、悩み、力を貰いながら、同じように必死に生きている。

 生きていくってなんだろう。
死んでいくってなんだろう。
そう問いかけ続けながら。

 振り返ってみますか・・・

 リハビリを頑張り、ベルとバラと再会する池尻さん。
生き生きとしていたね〜。
その場面を見ていたら歩(岸井ゆきの)は気づいちゃった!

 にゃんと、いつも歩をツネるのは、
わんこにしているようなかわいがいりだった!(笑
そういえば岸井さんってわんこ顔だもんねゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ

 体調を崩してお見舞いに来ていなかった久美さん(泉ピン子)が久々に現れたが、広野(松山ケンイチ)に会うと「仮病だった」と謝った。

「お父さん見てるのが辛くて・・・
こうして生きていることを望んでたのかなって思ったら・・・
一日でも長くって言ったの私なのにね」
「・・・・僕はその時の気持ちでいいと思います」広野
「・・・そうね」


 見守る側の思いは日々揺れ動いている。
そばに居続けた時間、自分自身の体調や感情によっても変わる。そして自分の変わる心を責めてしまい、求めていたものに確信が持てなくなっていく。広野の言葉は救いになったと思うよ。

 そしてナースコールで自分を呼び出し続ける大土屋さんにいつになくキレる赤根さん(内田慈)。何かを感じた歩がカラオケに誘うと(赤根さん、歌うま!)ライブっぽくカミングアウト。

「え〜では、ここで私からみなさんにお知らせがあります!」
「えっ?なになに〜?!」歩
「えっへへ・・え〜〜私、癌になりました。
下咽頭癌、ステージ3です!
え〜なので、しばらく治療に専念します」


 明るく前向きに必ず仕事に復帰する、息子が第一志望の大学に合格したからそのためにも稼がなきゃならない、人生にはハードルがあった方が馬力が出る、看護師だから医療を信じていると話す赤根さんだったが・・・

「全部うそ。
・・・・死んだらどうしよう」
「・・・・・」歩


 看護師だって人間だ。
死の恐怖に怯えながら、何とか戦おうとするひとりの患者になる。

 それはいつも穏やかで優しい福山さん(樫山文枝)も同じ。
激しい痛みに苦しみ、「助けて!」と叫びしがみつく。
目の前にぶらさがっている死の恐怖と戦っている。

 今後の治療方針を決める為に同居している息子さんと話し合いたいと伝えるも、福山さんにしてはめずらしくやんわりと拒否。



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matakita821 at 19:04|PermalinkComments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年02月18日

『お別れホスピタル』 第3話 サンタさんはいるの?

「あ・・あぁ・・・!
わかっています。これは私の勘違い。
でも・・・今、この子、私を見た」寛子(筒井真理子)
「おめでとう」池尻(木野花)


 生きていくことはサンタを信じることなのかもしれない。
サンタさんの真実を知ってしまっても、
それでもいつか来てくれると願うことで生きていける。

 クリスマス会の準備が始まった病棟。
しかし看護師に暴言を吐き続ける安田さん(木村祐一)、
ケアワーカーさんを泥棒呼ばわりする池尻さん(木野花)、
相変わらずのケンさん愛で南(長村航希)にチューを迫る幸村さん(根岸季衣)、
ナースコールの鬼・大土屋さん(きたろう)、
いろんな音や叫び声・怒声が飛び交っております( ̄▽ ̄;) 大変だぁ

 そんな中、変わらぬ優しい時間が流れている佐古ひとみさんの病室。
母親の寛子さんは10年前脳出血で倒れ運動機能の回復は見込めず意識が戻らない娘さん・ひーちゃん(大後寿々花)に、毎日声をかけ続けている。

『私たちが慌ただしいということは患者さんに活気があって、
意外と明るい日だったりする。
逆に妙に重苦しい日もあって・・・』


 寛子さんは寒くなると手足のこわばりが強くなる娘の状態を広野(松山ケンイチ)に相談。リハビリを増やすことにした。そしてリハビリの効果が出ず、また小さな脳梗塞を起した可能性もある池尻さん。苛立ちと失望、明日が見えない日々。

『時々、ハッとする。
私の目の前にいる人達は日々、風の中の蝋燭みたいな命と向き合っている。
頼りない命を前にして人は最期に何を望むんだろう』


 そうは思いながらも歩(岸井ゆきの)は寛子さんから「ひーちゃん、目覚ましますよね?」と聞かれた時、何も答えられなかった。

「ええ。そのうちきっと」赤根(内田慈)
「・・・きっと!」寛子

 歩の気持ちもわかるよなぁ。嘘を言えないというか、希望を持たせても叶わなかったら、さらに深く絶望してしまうんじゃ・・とか、いろいろ考えちゃうよね。

「サンタさん・・みたいなものよ。
子どもに『サンタさん来るかなあ?』って聞かれたら何て答える?」赤根
「・・・あぁ」歩
「『んなもんいない』なんて言ったら、世界からクリスマスが消滅するじゃない?で、子供が泣くでしょ」


 なるほど・・・サンタさんは子供たちの希望であり喜び。
ファンタジーでありながら現実でもある。
寛子さんはもう子供じゃないからサンタさんの真実を知っている。
それでも「サンタさんはいる」と言葉にしてもらえれば、希望を見出すことができる。たとえそれが、すぐに消えてしまう光だとしても。



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matakita821 at 18:35|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年02月11日

『お別れホスピタル』 第2話 愛は残酷

『「君じゃないと駄目なんだ」って、
あの言葉は呪いだったのかも。
52年間、
愛してたんだか憎んでたんだか、わからない。
でも私たちはこれで良かったんです』


 今日子さん(高橋惠子)はすっきりした笑顔で去って行った。
望まれて結婚、19才の時から旦那さんの一挙手一投足に気を使い、先回りして夫の願う通りになんでもやってきた。そういうもんなんだと受け入れて違和感を打ち消してきたのかもしれない。52年間。思考も行動も習慣化し、自分の本当の気持ちなんてわからなくなった。でも介護状態になった夫と過ごすうちに、自分はずっと不満だったんだ、この人のことなんて好きではないんだという気持ちが芽生えてしまった。

 それが介護疲れからくるものなのか、彼女がずっと押し隠してきた本当の気持ちなのか、彼女自身にも今となってはわからないのかもしれない。

「これでもういいでしょ。早く逝ってください」

 最期に初めて今日子さんは旦那さんに本当の自分を見せたんだと思う。
旦那さんの愛情(執着?)には十分すぎるほど応える努力をしてきたという気持ちもあったろう。そして、その言葉を言うと夫の心臓が止まるだろうことも予想できた。

『人は愛に生きる・・・のかもしれない。
でも、それは美しいけど残酷で。
最後はどっちも抱えていくしかないんだ』


 愛なのか憎しみなのかわからない関係。
夫はただ単に自分のいう事を聞く人間をそばに置いておきたかっただけなのかもしれない、あるいは本当に今日子さん以外の女性は目に入らないくらい愛していたのかもしれない、愛し方が今日子さんの望んでいたものと違うだけで。

 それでも今日子さんは夫と過ごした52年の時間と、自分の一言で逝かせたあの瞬間を決して忘れずに生きていくんだと思う。「自分」というものを消した、奪われた時間だったのかもしれないけれど、それもまた必死に生きてきた自分の人生だもの。
今日子さんの覚悟が伝わってくるような笑顔だった。



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2024年02月05日

きこりのテレビ日記 #148

 2月3日(土曜日)晴れ

 いつもは500円〜900円台のワインを買うのだが〜先週、たまたま2,700円ぐらいの赤ワインを買ったら美味しくて、仕事の間中ずっと、家に帰ったらワインと〜まぐろのカルパッチョ〜〜軽く炙って〜、こじゃれた野菜散らして〜、ワサビ醤油と〜粉チーズ〜などと考えながら頑張った。で、帰宅後、その通りにした結果、睡魔に襲われ3時間ほど昼寝。さすがにいつもの時間には寝れず、リアタイ。

 22時 NHK総合『お別れホスピタル』第1話 死ぬってなんだろう

 思っていたよりもかなり重たい内容だった・・・
でも、次回も見ます。

 いろんな病状の患者が一緒の部屋で暮らす療養病棟。
高齢者がほとんどで退院する人は、ほぼいない。
おしゃべり好きな山崎さん(丘みつ子)、反対に誰ともほとんどコミュニケーションを取らない野中さん(白川和子)、認知症傾向のある太田さん(松金よね子)。

 こりゃ大変だ・・・( ̄▽ ̄;)てな喧噪の後の急変。さっきまで楽しそうに喋っていた山崎さんが亡くなり、その隣の野中さんも。そして合わせるように太田さんも亡くなってしまった静かな病室。てんでバラバラだった病室の三人が仲良くお茶会をしているのを想像しながら、一緒にクッキーを食べる歩(岸井ゆきの)。彼女の今いる世界が静かに伝わってくる演出だった。

 そしてちょっとした知り合いだった陽気なおじさん・本庄(古田新太)の入院と自殺。自由に生きてきた結果、家族を失ったと笑って話していた本庄さんが突然、死を選ぶ。かと思えば回復の見込みがなく息子も諦めた植物状態が続くと思われる夫の延命処置を希望し、幸せそうに寄り添う妻もいる。

 本人が書類ででも残さない限り、最期の選択は残された家族にゆだねられる。でも家族でもその考えは一致する訳じゃない。息子は生き続ける母のために人工呼吸器をつけない判断を提案するが、妻はそれでも生きていて欲しいと拒否する。当の本人の意志は確認できる状態じゃない。

 死を選んだ本庄さんの孤独と絶望は本人にしかわからない。
でも、落ちていた3本の吸い殻。もし煙草が一本しかなかったら、本庄さんは部屋に戻ったかもしれない。目の前にある「死」は瞬間で消えたりくっきりしたり・・死に向かう心は偶然の要素にも左右される。

 そんな職場から、呼び出された実家に行けば別の現実が待っている。
中学の時のいじめが原因で摂食障害と自傷行為を繰り返す妹・佐都子(小野花梨)は「死にたい」が口癖。そんな娘を持て余し歩に依存する母加那子(麻生祐未)。

 狂暴になり暴言を吐く佐都子に説教をし、「生きたくても生きられない人もいるだよ!」と叫んでしまう歩。

「そうだね・・・そういう人は死ぬのすごい辛いし、きっと怖いだろうね。
でも、生きるのが辛い人間にとっては楽になれて羨ましい。
そういう人は自分で自分を殺さずに死ねるんだから」佐都子
「・・・・・何言ってんの。
わかんないよ、死ぬとか。わかんないよ・・
つべこべ言わずに生きろよ!!


 がんじがらめで逃げ場のない世界。
妹にしてみたら、あの母親の元で育っても、なんとかうまいことコミュニケーションが取れて、ちゃんと自立して、この家から離れて暮らしている姉への羨望と劣等感と怒りがある。でも、歩も実はギリギリの状態でなんとかやっている。

 誰もいなくなった病室には新しい患者が入院した。
欲が深く猜疑心も強く、家や土地の権利書を持ち込んで「誰にも渡さない!」死にたくな〜い!」と叫ぶ池尻さん(木野花)。
あの世には持っていけないんだが・・・( ̄▽ ̄;)

『誰だってその時は自分で決めたい。
でも、自分で決められないこともある。

自分で決めるのが一番いい?
そうとも限らないと思う。
死ぬって何だろう』


 常に「死」と向き合わねばならない職場。
そして「死」を意識した患者さんに寄り添わねばならない場所。
自分の死、そして大切な人の死、死を前にして人は改めて自分の人生、共に生きてきた人の人生を見つめなおす。「死」を考えることは「生」を考えることだと思う。矛盾しているかもしれないけれど本庄さんは自分らしく生きるために死んだのかもしれないし、佐都子の自傷行為は生きたいという思いの現れかもしれない。



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2024年02月04日

『お別れホスピタル』 第1話 死ぬってなんだろう

 思っていたよりもかなり重たい内容だった・・・
でも、次回も見ます。

 いろんな病状の患者が一緒の部屋で暮らす療養病棟。
高齢者がほとんどで退院する人は、ほぼいない。
おしゃべり好きな山崎さん(丘みつ子)、反対に誰ともほとんどコミュニケーションを取らない野中さん(白川和子)、認知症傾向のある太田さん(松金よね子)。

 こりゃ大変だ・・・( ̄▽ ̄;)てな喧噪の後の急変。さっきまで楽しそうに喋っていた山崎さんが亡くなり、その隣の野中さんも。そして合わせるように太田さんも亡くなってしまった静かな病室。てんでバラバラだった病室の三人が仲良くお茶会をしているのを想像しながら、一緒にクッキーを食べる歩(岸井ゆきの)。彼女の今いる世界が静かに伝わってくる演出だった。

 そしてちょっとした知り合いだった陽気なおじさん・本庄(古田新太)の入院と自殺。自由に生きてきた結果、家族を失ったと笑って話していた本庄さんが突然、死を選ぶ。かと思えば回復の見込みがなく息子も諦めた植物状態が続くと思われる夫の延命処置を希望し、幸せそうに寄り添う妻もいる。

 本人が書類ででも残さない限り、最期の選択は残された家族にゆだねられる。でも家族でもその考えは一致する訳じゃない。息子は生き続ける母のために人工呼吸器をつけない判断を提案するが、妻はそれでも生きていて欲しいと拒否する。当の本人の意志は確認できる状態じゃない。

 死を選んだ本庄さんの孤独と絶望は本人にしかわからない。
でも、落ちていた3本の吸い殻。もし煙草が一本しかなかったら、本庄さんは部屋に戻ったかもしれない。目の前にある「死」は瞬間で消えたりくっきりしたり・・死に向かう心は偶然の要素にも左右される。

 そんな職場から、呼び出された実家に行けば別の現実が待っている。
中学の時のいじめが原因で摂食障害と自傷行為を繰り返す妹・佐都子(小野花梨)は「死にたい」が口癖。そんな娘を持て余し歩に依存する母加那子(麻生祐未)。




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matakita821 at 15:30|PermalinkComments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加