映画

2014年09月13日

「小さいおうち」 2014年 監 山田洋次

 前情報を入れずに見てみました。おもしろかったわ〜見て良かった。
原作も買ってきちゃった〜\( ̄▽ ̄)/ これから読むぞ。
HPはこちら

 健史(妻夫木聡)とその一家が亡くなった大叔母・タキばあちゃん(倍賞千恵子)を見送り、遺品整理をする場面から始まります。
健史に残された箱には写真と封を開けてない手紙、何冊かの大学ノートが入っていた。

 それは健史に勧められ、タキが書いていた自叙伝だった。
健史はタキばあちゃんの家に来るたびにごちそうになり、ばあちゃんの書いた自叙伝を読ませてもらうのを楽しみにしていた。
健史がその自叙伝を読み進めている時間と、ノートに書かれている過去の時間が織り成されるように描かれます。

 
 18才の布宮タキ(黒木華)は親戚のつてで女中奉公のために山形から東京へと出てきた。
1年ほど小説家先生のお宅で仕えた後、東京郊外の平井家で奉公することになった。
平井家は玩具会社に勤める旦那様(平井雅樹(片岡孝太郎))と時子奥様(松たか子)と恭一ぼっちゃま(秋山聡)の三人暮らしだった。
タキには2階奥の女中部屋が与えられた。

 昭和10年に建ったという坂の上にある赤い瓦屋根のモダンでかわいらしいお家・・・タキはこの家が大好きだった。
美しく優しい時子奥様はきさくなお方でいろんな事を教えて、かわいがってくれた。
タキはこの家で旦那様や奥様に仕え、ぼっちゃんのお世話をできることが嬉しかった。

 恭一(秋山聡)が小児麻痺になった時も毎日おんぶして遠く離れた日本橋までマッサージに通った。
半年ほど治療院に通ったのち、マッサージはタキの仕事となった。

 黒木華さんのことは、朝ドラの『純と愛』で初めて知りました。
日本人らしい涼やかで穏やかな顔の子だな〜と思いながら見ていました。
その後「リーガルハイ」でおもしろい個性だな〜と注目し現在に至る・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
繊細な演技力というか、セリフがない時にも注目してしまう女優さんですわ〜

 タキの様子を「仕える」と書きましたが、平井家にいるタキは主従関係を感じさせないほど自然でした。
それは時子の人柄と二人の相性もあると思うけど、タキの働き方がでしゃばらず屈従を感じさせずほどよい距離感の気持ちいい仕事ぶりだったから。
気が利くことを感じさせない頭のよさと身軽さ・・・黒木華さんは主役でありながらも映画全体の中でもしっとりとバランスよく存在していました。

 そして時子を演じた松たか子さんもぴったりだった。
「み〜んな好きになっちゃうの。あの人のこと。時子さんの結婚が決まった時自殺しかけた人もいるの。嫌だったの。あの人が結婚するのが。独占したかったの」と同級生の睦子(中嶋朋子)に語らせたように無邪気な人たらし的雰囲気があり、花のように惹きつけられる。立居振舞も凛として美しかった。


 ここからはラストの内容も書きますのでご注意を。
小さいおうち Blu-ray
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2014年09月10日

「誰も守ってくれない」 2009年 監 君塚良一

 見なきゃな〜と思いつつ月日が流れ・・・BSプレミアムで放送してくれたのでやっと見ることができました。怖い映画でした。でも、ラストに確かな希望が残りました。
映画WEB SITEはこちら

 オープニング、学校の中でいつもの日常を笑顔で過ごす船村沙織(志田未来)の姿と、船村家に捜査令状を持った刑事達が踏込んでくる様子が交互に描かれる。
ある日、突然、18歳の兄直人(飯嶋耕大)が小学生の姉妹を刺殺した犯人となったのだ。
ただ呆然とするしかない母親・・・
警察から中学校に連絡がいったのか、沙織も家に帰される。

 東豊島署の刑事・勝浦(佐藤浩市)と三島(松田龍平)は、上司の坂本(佐野史郎)から容疑者家族の保護を命じられ船村家へ。
「家族の保護って何スか、それ」勝浦
「何で容疑者の家族守らなきゃならないんですか?守るのは被害者の方でしょ」三島

 でも、船村家に行き、すぐにその理由がわかった。
逮捕を嗅ぎつけたマスコミがあっと言う間に家の周りを取り囲み実況を開始。
やじ馬も集まり騒ぎ始めていた。
警察は家族への事情聴取のためにマスコミの執拗な追求に耐えられず自殺する加害者家族を守らねばならない。
罵声の飛ぶ中連行される直人の姿はビニールシートで隠されてはいたが隙間から映され晒された。

 その後の船村家の様子がすさまじかった。
自分の息子が本当に殺したのかもわからないまま、刑事達に取り囲まれる父・礼二(佐藤恒治)と母・澄江(長野里美)。ご近所からの苦情の電話が鳴っている・・

「まさかうちの子が・・・!」澄江
「信じられません・・・」礼二
「何かの間違いです!直人が人を殺すなんて・・・」澄江
「お子さんが普段どういう生活を送っていたかご存じでしたか?」刑事
「私は・・・あの子をきちんとしつけていました・・」礼二

 そこに家庭裁判所の職員が入って来る。
坂本から直人は未成年だけど実名で報道される恐れがあること、
そうなると苗字から家族もマスコミに追いかけられることになるので保護のために離婚するよう指示があった。

誰も守ってくれない スタンダード・エディション [DVD]
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2014年08月17日

「きっと、うまくいく」 2009年 印 監 ラージクマール・ヒラーニ

 ボリウッド映画、初体験です。
いや〜楽しかった〜!
3時間ってちょっと長すぎるべ!とは思ったけど、終ってみれば、ほどよい充実感?
笑いあり、友情あり、親子愛あり、男女のラブあり、ハラハラドキドキあり、涙あり、
感動アリ、とにかく何でもアリの痛快活劇。まるで福袋みたい。
でも、すっきりしていて清々しい。

 インド映画って言うと全編ミュージカルで、しょっぱなから主人公が歌い始めて
花柳糸之社中みたいのが後ろで踊り続けるのかと思っていたけど、
ちゃんとストーリーもあるしぃ〜( ゞ( ̄∇ ̄;)当たり前だろ!)、
シンプルな作りなんでわかりやすいし、心情は歌で説明してくれるしぃ〜
コレは癖になるかも・・・
HPはこちら

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 飛行機の離陸を待っていたファルハーン(R・マダヴァン)は大学の同窓生チャトゥル(オーミー・ヴェイドヤー)から大学時代の親友・ランチョー(アーミル・カーン)の消息を掴んだという電話を受け、仮病を使って飛行機から降り、同じく親友のラージュー(シャルマン・ジョーシー)と共に大学へ向かった。

 この大学はインド中の優秀な者が集まる工科大学ICE(Imperial College of Engineering)で、ランチョーは首席で卒業した天才だった。ファルハーン達にとってランチョーは青春を共に過ごし人生を変えてくれた親友で、ランチョーのせいで万年2位に甘んじることになり、彼のいたずらで大恥をかかされたチャトゥルにとっては宿敵のような存在。

 その3人が一台の車に乗り合わせ、卒業以来姿を消してしまったランチョーを捜す旅に出ることに。
その現在と10年前の学生時代が織りなすように描かれます。そしてランチョーが姿を消した理由も徐々に判明する。

 『きっと、うまくいく』はランチョーの口癖で、関わり合った者たちはその言葉に励まされ、いつしか自分も「きっと、うまいく」と唱えながら積極的に生きていくようになる。
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2014年08月10日

「仕立て屋の恋」 ’89 仏 監 パトリス・ルコント

 上映は「髪結いの亭主」の後でしたが、その前に創られた作品です。
日本で公開されたのは1992年だから22年ぶりの再会でした。
見終わって、自分の好きなものを再確認したように思います。
残酷で美しいもの、そして異常さと純粋さが組み合わさったものに
わたしゃ惹かれる傾向があるんだな〜


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 主人公の仕立て屋・イール(ミシェル・ブラン)は、まぁ、変態と言ってもいいでしょう。
外見もなまっちろくて不気味、冷酷とも取れるような無表情、禿げ上がった頭、
彼独自の美意識が伝わってくる整えられた服装、
他人と距離を取るために生まれた折り目正しい態度、
歩いているだけで伝わってくる、どこか奇異な雰囲気。

 彼は町の嫌われ者だ。
何をした訳でもないのに、朝、清潔なスーツで出勤しようとしたらどこかの窓から
チョークの粉が降ってくる。
近くで若い女性の殺人事件が起こり、皆、イールが犯人だろうと思っている。
刑事に指示され、目撃者のタクシー運転手の前で何度も走らされるイールを当然のように見ている。

 彼は他人に何も求めない。
本当の自分をわかって欲しいなど微塵も考えていない。
友達が欲しいとも思わない。
唯一のふれあいは仕事場で飼っているはつかねずみを籠から出してあげる時だけ。
その姿もかわいがっているのか、観察しているのか窺い知れない。
実際、その中の一匹を選ぶと布に包み、散歩の途中で川に捨てていた。

 そんな彼の至高の時・・・それは向かいのアパートに住んでいる美しい女性・アリス(サンドリーヌ・ボネール)を盗み見ること。
仕事から戻り、着替えをし、ベッドに寝転がって読書をしたり、食事をしたり、
恋人のエミール(リュック・テュイリエ)とたわむれたり、疲れて眠りに落ちる・・・
そんなアリスをただ見つめる。
美しい音楽を聴きながら・・・・

 この音楽がね〜ブラームスの『ピアノ四重奏曲第1番ト短調』を主題にしているらしいんだけど、
この映画全体を包むように流れており、切なく美しく彩ってくれる。


 彼女の部屋の灯りが消えた後も、余韻を楽しむように目を閉じ、窓辺から動かない。
イールにとってはアリスの存在こそが音楽そのもの。
美しく、知的で、優雅で、こころを満たしてくれる。
見ているだけで、いや、見ていることがすべてだった。
だが、ある雷の夜、暗がりから見ているイールの存在にアリスが気づいた時から
孤独で静かだったイールの人生が変わり始める。

 ここからはネタバレアリですよ〜
シネマ・クラシック〜仕立屋の恋
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2014年08月05日

2014年7月に見た映画

7月は3本だけ。
でも、徐々に映画みたい欲が戻って来ています。

7月9日(水) 「マリーゴールドホテルで会いましょう」 
2012年 英 / 米 / アラブ首長国連邦 監ジョン・マッデン

いい映画でした。こんな映画が見たかった。
「人生」は最後まで人生なんだね。余生なんてない。
その気になれば人生はいつでも色鮮やかに蘇る。

歴史あるゴージャスなホテルで暮らそうとイギリスからインドのジャイプールにやってきた7人の男女が主人公。

夫を亡くし、夫が作った借金を返すために家を売ったイヴリン(ジュディ・デンチ)、

退職金で老後に住む家を買うつもりだったのに、娘の立ち上げた事業に出資したため大金を失ったダグラス(ビル・ナイ)とジーン(ペネロープ・ウィルトン)の夫婦。

人工股関節置換手術受けに来たミュリエル(マギー・スミス)。人種差別主義者でインドになんて来たくなかったがイギリスだと手術は半年後と言われしかたなく来印。
メイドとして人生を捧げて来た邸から高齢のためお払い箱になり迷走中。

高等法院の判事・グレアム(トム・ウィルキンソン)。
18歳まで父親の仕事の都合でインドに住んでおり、その時の恋人(ゲイであるため男性)に会うために仕事を辞めてやって来た。

恋多き人生を送ってきたマッジ(セリア・イムリー)。孫の世話に明け暮れる日々に嫌気がさして大金持ちの恋人を探しに来た。

ロマンスを求め続ける老人・ノーマン(ロナルド・ピックアップ)。

まぁ、熟年というか老年に入りかけておりますワ。
それぞれ、何かを背負っており、それでもひと時楽しもうと思ってはるばるインドを訪れた。
ところが着いてみたらHPとは大違い。寂れて埃だらけで客もいない。
経営者は頼りなげなお兄ちゃん・・
みなさん、着いたその日から失望を味わう訳だけど、それぞれ目的がありますんでね、気持ちを切り替え行動開始。コレは酸いも甘いも味わってきたこの世代だからかしらね。人生に残された時間が少ない事もわかっている。

ジーンだけがいつまでも文句を言って、全く外に出ようとしない。
インドもインドの人達も毛嫌いしているミュリエルも頑なな態度を崩さない。
元々の性格もあるんだろうけど、年取ると変化が怖くなるんだよね。で、拒絶してしまったりする。

そして、父親が作ったホテルを受け継いだ青年・ソニー(デーヴ・パテール)も焦りを感じている。
やる気と夢と希望だけは持っているが、ホテル経営のノウハウもわからないし資金もない。
母親に認めてもらうためにも結果を見せたいところだけど、まだ大人になりきれていないソニーは悶々とするばかり。

そんな8人が出会いを経て、関わり合いながら勇気を得て、互いに背中を押し合い、新しい明日を見つけていく。
諦めちゃだめなんだよな・・・その気になれば、扉はいつだって開くことができる。
ラストにイブリンがブログに綴った言葉が心に残った。

『リスクを嫌って冒険を避ける者は何もせず、何も得ない。
未来は現在と違う。分かるのはそれだけ。
人が恐れるのは現在そのままの未来。
だから変化を尊ぶのよ。
誰かが言っていたわ。”何事も最後は大団円”
不満がある時は覚えておいて。まだ途上なのよ』

「途上」って、素敵な言葉だよね

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2014年07月08日

2014年6月に見た映画

 6月に見たのは5本。それぞれ、そこそこおもしろかったぞ。

6月2日(月) 「チャールズ・スワン三世の頭ン中」 2012年 米 監 ロマン・コッポラ

結構おもしろかった。70年テイストの色鮮やかな飛び出す絵本を見ているようでした。

1970年代のカリフォルニア、グラフィック・デザイナーとして成功をおさめているチャールズ・スワン三世(チャーリー・シーン)は豪邸に住みモテモテの日々を送っていた。
でも恋人のイヴァナに去られてから人生下り坂。車の事故で病院に運ばれ、会計士(ビル・マーレイ)からは会社の経営状態が危ないと言われ、仕事もスランプ。
そしてイヴァナ(キャサリン・ウィニック)のことがいつまでも忘れられない。
で、様々な妄想にふけるのでした。

何か「アニー・ホール」をちょっと思いだしたかな。
ウディ・アレンの映画にもよく、夢とか妄想場面は出てくるけど、屈折しているし精神分析っぽい内容だよね。こちらは、もっと欲望に忠実というか、単純でイメージがどんどん広がっていく感じが楽しい。
70年代ファッションがおしゃれだし、ノリのいい音楽も耳に心地よい。
チャーリー・シーンはちょいくたびれた中年といたずらっ子の少年のミックス具合が魅力的。付きあったらめんどくさそうだけどさ。
特になにも残らないけど、気分転換にはなる映画かも( ゞ( ̄∇ ̄;)オイオイ)

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6月4日(水) 「悪魔の陽の下に」 1987年 仏 監 モーリス・ピアラ

ジェラール・ドパルデュー主演だし、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールをとったというので見てみました。
けど・・・よくわからなかった・・・σ(・´ω・`;)
感受性が鈍くなっているのでしょうか。これも老化か・・・
映画を見ても、ふーーん・・としか感じなくなってきました。恐ろしい事です・・・

北フランスのドニサン神父(ジェラール・ドパルデュー)は己の司祭としての力不足を深く悩み、自分の体が血だらけになるほど鞭打つ苦行を続けていた。
主任司祭・ムヌウ・スグレ神父(モーリス・ピアラ)の命でポーランクールに向かったドニサン神父(馬車を使わずに徒歩で行ったもんだから何日もかかり、結局間に合わず用事を果たせなかったという・・・)は道中、馬商人の姿をした悪魔(ジャン・クリストフ・ブーヴェ)と出会うが誘惑をしりぞけた。そのせいかわからんけど、その後、愛人を殺害してきた少女ムーシェット(サンドリーヌ・ボネール)の瞳を見ただけで罪を理解することができた。

ドニサン神父との出会いで自らの罪と向き合ったムーシェットは自殺。血まみれの彼女を神の元に返そうとドニサンは遺体を聖堂に運んだんだけど、そのセンセーショナルな行動のせいで田舎の修道院へ飛ばされてしまう。
んが、人々はドニサン神父を聖人と崇めたため、神父の苦悩はさらに深まっていく。
ある日、男が死にかけた息子のためにドニサン神父を呼びにくるが、着いた時にはもう亡くなっていた。
しかし、ドニサンがその息子の体を天に捧げるように持ち上げ祈ると、生き返った。
ホントの聖人になっちゃったんだけど、ドニサン神父の葛藤は終わらない。
その後、懺悔室の中で息を引き取るのでした。

おもしろくないこともないんだけど、よくわからない・・・
キリスト教のことをよくわかっている人が見たら、そうそう!って感じになるのかな〜?
神に仕える身で多くの人に救いを与えたドニサン神父だったけど、己が宗教に救われることはなかったってことか?(私自身も父親が宗教にハマっていたんで、宗教に関わって幸福になれると思えないんだが、そこんとこを知りたくてこの手の映画を見てしまう。でもいつも腑に落ちない)見てたら最初、この人、神父に向いてないんじゃ?とか思ったけど、ここまで自分を追い詰め苦しんだからこそ聖人になれたかもしれず・・・まぁ、なれてもますます苦しくなっただけだけどさ。すべては神のお導きでしょうか?

てか、ジェラール・ドパルデュー、巨大化しすぎだよ!
自分を鞭打って倒れる場面あったけど、オイオイ!アンタそれぐらいじゃびくともしないだろうよ・・ゞ( ̄∇ ̄;)とか思っちゃったわ〜
悪魔の陽の下に Blu-ray
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2014年05月06日

2014年4月に見た映画

 4月は旅行に行ったりしてたんで、5本しか見られなかったわ〜
その中ではコレは特別だ!って思えるものはなかったかな〜( ̄ー ̄;)

4月4日(金) 「バーニー みんなが愛した殺人者」 2013年 米 監リチャード・リンクレイター

 テキサスの田舎町・カーセージで葬儀屋の助手として働き、その温和で思いやりのある性格から町中の人々に愛されていたバーニー(ジャック・ブラック)が町一番の嫌われ者・富豪の未亡人マージョリー(シャーリー・マクレーン)を殺してしまう。
んが、町のみんなはこぞって彼を擁護。殺人すら肯定する流れになり、裁判でも無罪になったら大変ってことで地方検事のダニーは別の町での裁判を申請し認められる。犯人が嫌われすぎていて公正なジャッジができないという理由で申請が通ることはたまにあるそうだけど、犯人が愛されすぎちゃってってのは初めてらしい。

 これは実際にあった事件を元に作られた映画でメインキャストは俳優が演じ、挟まれるインタビューは実際にカーセージに暮らしていてバーニーとマージョリーを良く知っている住民のものなんだと〜!
いや〜みんなすごいズバズバマージョリーの悪口を言うから実際の住人とは思わなかったよ〜( ̄▽ ̄;)アハハ…死んでても、わたしゃここまで言えないワ。呪われそうだし。
こういう構成の作りで俳優さんが住民の体を取っているのかと思った。

 バーニーとマージョリーが親しくなったきっかけは彼女の夫のお葬式。
バーニーは自分が担当した葬儀の関係者を慰めたくて、葬儀の後いつも様子を見に行ったりしていたんだよね。性格が悪くて友達もいないマージョリーをあちこちへ誘いだしているうちに気難しい彼女も心を許すようになる。彼女の方から旅行に誘ったり、財産の管理もまかせるようになり、バーニーを自分の遺産相続人にする手続きも完了。

 しかし徐々に彼女はバーニーを召使のように扱うようになり、縛りもキツく、自由な行動は一切許さないようになる。逃げるのもダメ。仏のバーニーも精神的に追い詰められ、ついに彼女を撃ち殺してしまう。

 いや〜バーニーってさ、確かに誰に対しても優しいし思いやりにあふれているんだけどデキすぎ君ぽくてコワイと思ってしまったわ〜
安月給だというのに、いろんな人に贈るためプレゼント品を大量に購入しているのも病んでる感じだし〜

 でも、実際誰に対しても裏表なく接してきたから住民たちもこぞって「あんないい人はいない!」って訴えるんだよね?
「まさかあの人が?!」じゃなくて「あの人がする訳がない」「あの人が殺すなら仕方ない」「見逃してあげてよ〜」的に意見が統一されるって、おもしろいっちゃーおもしろいけど不気味でもある。
これは田舎町特有なのか、この町が特殊なのか・・・

 てか、バーニーなら殺した段階でハッ!と思って自首するかと思ったんだけど、半年ぐらい死体を隠して普通に暮らしてたんだよね。彼女のお金を使って。
ジャック・ブラックは本当にいい人なんだろうな〜という中に、でももしかして・・?という1%の疑惑をうまく感じさせてくれたと思います。
ちょっと変わったタイプの映画でした。

 ずっと見ようと思っているのに見逃している「スクール・オブ・ロック」見ねばと思ったぞ。
「俺たちニュースキャスター」も町山さんが褒めてたしな。まず、こっち見てみるか?

バーニー みんなが愛した殺人者 [DVD]
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2014年04月01日

2014年3月に見た映画

 三月に見た映画は9本。ほとんど邦画じゃね〜

3月6日(木) 「街のあかり」 2006年 芬 監アキ・カウリスマキ

アキ・カウリスマキ監督の負け犬三部作の三番目らしい。
詳しい記事はこちら
私は「過去のない男」の方が好きかな〜

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3月7日(金) 「タイマグラばあちゃん」 2004年 日本 監督澄川嘉彦

BSプレミアムで録画したものを見ました。
以前TVをつけたら偶然放送していて途中から見始めたんだけど、画面に引き込まれてしまったんだよね。
今度は最初から見られて良かったわ〜

岩手県の早池峰山の麓にある開拓地「タイマグラ」に暮らすじいちゃんとばあちゃんが自然と共に生きていく15年の記録です。
じいちゃんの名は向田久米蔵さん、ばあちゃんの名は向田マサヨさん。
人里離れたこの場所に電気が通ったのは昭和の終わり頃らしい。
水道はなく沢から水を引いている。
戦後、この開拓地には何軒かの入植者がいたが徐々にこの場を離れ、残ったのは向田さん夫婦だけ。
最近になって大阪から奥畑さんという若者が住み始めた。

春、雪解けと共に大豆を煮て味噌玉を作る。畑を耕し種を植える。
夏は畑の世話をし、秋には収穫。
冬には大根やいもや柿を干して貯蔵食品を作る。豆腐も作る。
二人の毎日はゆるゆると忙しく充実している。

朝日と共に起き、働いては食べ、暗くなれば眠る。TVはあるけどほとんど見ない。
一日の仕事を終えた夜・・・ばあちゃんが編み棒を動かす音と時計の音、ストーブの上のやかんのお湯がしゅーしゅーする音だけが聞こえる。

ばあちゃんは「極楽だ」と言う。
「起きてぇ時起きて、寝てぇ時寝て、食べてぇ時に食べて、飲みたい時飲む。
極楽だぁ・・」

私も、この二人の生活が理想に思える。
仕事があって、生活が事足りて、穏やかな時間を生きている。
お二人ともすごくいい顔をされているんだよね。
年をとると地金が出てくるっていうか、本当の自分自身が否応もなく固まって来て、私なんて怖くなるけど、このじいちゃんとばあちゃんの姿を見ているとこちらまで無心になれるっていうかねぇ・・

アレが欲しいコレが欲しいとすぐにポチッとし、都会での買い物計画に胸躍らせる欲望優先の私の生活だけど、こういう生活をいつも夢みている。
もしかしたら、持たなければ持たないほど幸せになれるのかもしれない。

って、じいちゃん91歳だよ〜亡くなったのは92歳ぐらいなのかな〜半年ほど寝込んで亡くなったんだけど最後まで頭もしっかりしていたしトイレにも自分で行ってたらしい。
百姓貴族」のおばあちゃんも始末のいい亡くなり方だったらしいもんね。
90過ぎまで元気で、ある日ぽっくり亡くなる。
しかも農閑期で四十九日は春の種の巻き終わる頃。
さらに葬式用の写真も半年前に着物を着てぴったりの写真を撮ってあり、写真入れの一番上に入れてあったという・・
家族の『本当に迷惑のかけないばあさんだな!』という驚嘆の声に笑ったよ。

ばあちゃんは亡くなる2年ぐらい前に心臓を悪くして山を下りて入院し、一度お盆に帰省したけど山に戻ることはできなかった。
亡くなる前の『山のことはいつも夢にみる』という言葉が忘れられない。
心焦がれるほどの土地への思いは私にはないから。
羨ましさと切なさで胸が締め付けられる。

ばあちゃんから教えられた仕事が奥畑さん一家に受け継がれているのが嬉しかったなぁ・・
命は消えないんだね。

タイマグラ通信―映画『タイマグラばあちゃん』制作ノート (ハヤチネ叢書)
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2014年03月16日

「地獄でなぜ悪い」 2013年 日本 監 園子温

 いや〜!最高でした。
オープニングの「♪ 連続歯ぎしり Let's go〜♪」からの平田のナレーションによる映画バカどもの紹介で一気に引き込まれ、「愛のむきだし」の時と同じ激しいときめきを憶えました。
この映画は、やってくれる!すぐにわかりましたョ〜
HPはこちら

地獄でなぜ悪い スタンダードエディション [DVD]


 始まりは10年前。映画バカの集団、監督の平田(中山龍也)、フィックス横移動の御木(小川光樹)、手持ちカメラの谷川(青木美香)ら「ファック・ボンバーズ」はケンカ番長の佐々木(中田晴大)と出会い意気投合。将来アクションスターになる佐々木を主演に「永遠に刻まれる最高の一作」を撮る誓いをするのでした。

 おなじ頃、武藤組と抗争中の北川会の池上(堤真一)が数人の仲間と武藤組組長(國村隼)宅を襲撃。
・・・しようとして料理中の妻しずえ(友近)に殺られてしまう。
重症を負わされながらも生きのこった池上は帰宅した武藤の娘・10才のミツコ(原菜乃華)と出会い、血の海の中で凛々しくキュートに歌い踊る彼女に一目惚れ。
(この時のつつみんの初恋顔が最高!)
運命の女として心に焼き付けるのでした。

 抗争は首謀者の住田の命と引き換えに北川会を継ぐことにした池上と武藤の間で電話でクールに休戦決定。
しずえは過剰防衛でムショに10年入ることになった。
人気子役のミツコのCMは打ち切り決定。
そのニュースをショックと共に見つめる高校生の橋本公次(伊藤凌)。
彼らが10年後、不思議な運命の導きで集結し映画を撮ることになろうとは・・・

 いや〜昭和のやくざ映画さながらにドビュンドビュン血が滝のように出るわ出るわ。
テンション上りゅーー!!
武藤は「深作警察署」から出てくるし、ゆらゆら帝国の「美しい」は流れるしで
ガッツリ、ハートを掴まれました。

 これは映画への愛なのか?ひとつの決別なのか?
それとも園子温監督からの果たし状なのか?
どちらにしろ、こんな映画を創った園子温監督は憎み切れないろくでなしデスヨ。

 ここからはラストの内容にも触れますよん。
地獄でなぜ悪い  映画パンフレット 監督 園子温 キャスト 國村隼、長谷川博己、星野源、二階堂ふみ、友近、堤真一地獄でなぜ悪い


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2014年03月06日

「街のあかり」 2006年 芬 監 アキ・カウリスマキ

 この監督の映画何本も見ているのにラスト思わず、ええっ!って言っちゃったぞ。
でも、チャップリンの『街の灯』へのオマージュが込められているらしいから、これでいいのか・・・

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 警備員をしているコイスティネン(ヤンネ・フーティアイネン)は口ベタのため、友達もおらず、職場でもぞんざいに扱われている。
同僚に挨拶をすれば無視され、バーで女性に声をかければ軽蔑の目を向けられ、
そばにいる男からは「うせろ」と追い払われる。
すみで飲んでいたらトイレの戸が開いて顔にバン!

 水も餌も与えられず一週間も道に繋ぎっぱなしにされている犬(毎度おなじみ。いつも監督の映画に出演しているわんこ一族のパユ)のことを(同じく犬のことを気にしている少年の手前)注意しに行ったらボコボコにされる。
常に小さな失望が彼を襲う。
でも、だからとって鬱憤をためているとか世間に怒りを向けると言うようなことはなく(アキ・カウリスマキ監督の登場人物だからね)こんなものさと淡々と生きている。

 いつか警備会社を起こすという夢があり、講義も受けながら準備をしている。
でも、銀行に融資を申し込みに行けばクズ扱いされ、負け犬の自分を思い知らされる。

 そんな彼の話をまともに聞いてくれるのは屋台でソーセージを売っているアイラ(マリア・ヘイスカネン)だけ。
でも、コイスティネンは彼女の気持ちにまったく気づかない。
・・・・フリをしている・・んじゃないのかな〜と思ったな。
だってわざわざ「恋人とデートした」とかアイラに言ったりしているしーー
彼も心の底では彼女に近づきたい思いもあるんだけど、自分を入れてくれるクラブには入りたくないというか、彼女と仲良くやっていくのを良しとしないプライドみたいのがあるんじゃないのかな〜

 ある夜、カフェにいるコイスティネンにきれいな女(そんなすこぶるつきの美人さんじゃないですよ〜魚顔で普通っぽいんだけど独特の雰囲気がある)が近づいて来た。
「他に空いているのにどうして?」とコイスティネンが尋ねると「寂しそうだったから」と答えた。
この時の二人の会話がいつものように笑えたわ〜

「どうする?結婚するか?」コ
「いいけど知りあわなきゃ」女
「どうやって?」
「普通は男が映画に誘うわ」
「よく誘われるのか?」
「まぁね」
「映画行くか?」

 てな感じで御付き合いが始まるんだけど、実はこの女はミルヤ(マリア・ヤルヴェンヘルミ)といってヤクザのボス・リンドストロン(イルッカ・コイヴラ)の情婦だった。
宝石店を襲うためにボスに命じられて接近してきたのさ〜
ここからはラストについても書きますよ〜
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2014年02月27日

2014年2月に見た映画

 2月は最終回を迎えたドラマもあり、継続して書いているドラマの記事は2本になっちゃって・・
非常〜にさびしいぞ・・・(; ´_ゝ`) フッ ここまで少ないシーズンあったっけ?
でも、そのおかげがいつもより映画を見られる時間が増えました。11本見ました。

2月2日(日) 「隠された記憶」 2005年 仏/墺/独/伊 監 ミヒャエル・ハネケ

テレビ番組のキャスター・ジョルジュ(ダニエル・オートゥイユ)と出版社に勤める妻アン(ジュリエット・ビノシュ)の元に、彼らの家に出入りする者を写した映像と不気味な絵(何か血を吐いてるみたいな)が送られてくる。定期的に送られてくるそのビデオによって、ジョルジュの中に封印していた記憶が蘇る・・・

コレさ〜私はミステリー的に内容を追っていたので、ラストには、え〜?そういうことなの????と、もやもや・・
展開もジョルジュとアンが常に噛みあわない感じだし、過去の場面もチラッと挟まれるだけなので、わたしゃよくわからなくて地味〜にイライラしちまっただよ。
でも、良く考えたら最初から変だったんだよね。そしてその変さは最後まで変わらない。そういう意味ではずっと一貫している。見終わった後に改めて迷宮にいる自分に気付くというか・・・
見ている人にジャッジをまかせるというのともちょっと違う・・・
わかる奴だけわかればいい的な突き放しなのかなぁ・・・好きな映画ではなかったな〜。

隠された記憶 [DVD]


2月4日(火) 「ル・アーヴルの靴みがき」 2011年 仏/独/芬 監 アキ・カウリスマキ

何とも味わい深い映画です。見終わった後、自分の中にある眠っていたものが目覚めるような。
詳しい感想はこちら

ル・アーヴルの靴みがき 【DVD】


2月9日(日) 「殺人の告白」 2012年 韓国 監チョン・ビョンギル

ポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』で描かれた「華城連続殺人事件」、その犯人が時効成立後に名乗り出たらどうなるか・・
犯人しか知りえない事件に関する詳しい内容が記された告白本と共にマスコミに登場したイ・ドゥソク(パク・シフ、ずっと犯人を追い続けてきたチェ刑事(チョン・ジェヨン)、そして家族を殺された遺族たちはそれぞれ動き出す。

 いや〜コレ、シリアスドラマかと思ったら、最初はちょいちょい笑わせ的なアレがぶっこまれるんで、どういうつもりなのかな〜?もしかして実はコメディなのか?と戸惑いました。
慣れてきたら、今度はジャッキー・チェン的なカーチェイスと共にアクションシーンが始まるし、あれ?これってそっちなのかな〜?とか・・・( ̄ω ̄;) 韓国映画は深刻な内容でもさりげなく笑いの要素が入ってくるけど、コレは唐突にトーンが変わる感じだったから、びっくりしながら見たよ。すごく不思議な感じの映画だと思う。

でも、飽きる瞬間は全くなかったです。後半になるとさらにぐいぐい引き込まれました。
パク・シフは憎々しいほどの美しさ。均整のとれた肉体を披露するプール場面やガウン姿でのアクションシーンなどサービスショット満載。
刑事役のチョン・ジェヨンの自然で複雑な思いが感じられる存在感からも目が離せませんでした。
遺族の母親を演じた女性、どっかで見たよな〜と思ったら「ファン・ジニ」で御師匠さん役を演じたキム・ヨンエさんだったのね。母親としての深い悲しみと凛々しさが感じられる重厚な演技でした。

ラストの笑顔は韓国らしいよな〜と思いました。日本版だとあんなに清々しい笑顔にはならないと思うワ〜
殺人の告白 [DVD]
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2014年02月20日

「嘆きのピエタ」 2012年 韓国 監 キム・ギドク

 何だかんだ言ってキム・ギドク監督の映画は初めて見ました。
ヴェネチア国際映画祭金獅子賞に輝いたというこの作品ですが、
わたしゃ、いまいちピンとこなかったかな〜
考えさせられるものではあったけど。
HPはこちら

 産まれてすぐに母親に捨てられ、30年間天涯孤独に生きてきたイ・ガンド(イ・ジョンジン)が主人公。
借金取り立てを生業とするガンドは支払えない債務者の体を傷つけ、保険金で払わせるという非道ぶりで有名だった。

 彼の管轄は経営難にあえぎ苦しむ小さな町工場主がいっぱい。
穴を空けたり、潰したりといういろんなジャンルの怪我を負わせることができる機械が揃っている。
ガンドは何の躊躇もなく債務者の手を潰し、
高所から突き落とし足を折らせる (llllll゚Д゚)ヒィィィィ
ずっとそうやって生きてきた。
それが楽しい訳でもなく哀しい訳でもない。生きていくためにやっていること。
動物のように生きてきたと言ってもいい。

 彼が動物と違うのは「憎しみ」という感情があること。
部屋の中には母親らしき女性の似顔絵を的にナイフが突き刺さっている。
で、その女性全般に向けられる憎しみのせいで女性と致すことができないらしい。
債務者の奥さんが「夫を障害者にしないで」と下着姿になっても、ブラをはぎ取って叩き続けるのみ。

 働いて、食べて、寝ながら自慰をして眠り、また起きる・・・の繰り返し。
そんなガンドの前に自分を捨てた母親だという女(チョ・ミンス)が現れる。

 って、最初は自分が何ものなのか一切言わないのさ〜
いきなり部屋に入ってきたと思ったら台所の洗い物を始めるという・・・ガンドもあっけにとられるさね。
さらにお掃除開始。
部屋のごみや風呂場にある汚物(肉を食べるときに解体したと思われる臓物?)を片付ける。
もちろんすぐにガンドにつまみ出されちゃうんだけどさ。

 ここからはラストの内容にも触れますョ〜
嘆きのピエタ [DVD]
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2014年02月16日

「過去のない男」 2002年  芬/独/仏 監 アキ・カウリスマキ

 「ル・アーブルの靴みがき」でアキ・カウリスマキ欲が高まったので見てみました。
やっぱり間違いないワ。
一貫して淡々と描かれる人々の生活がじ〜んと沁みてきて、見終わった後に前向きになれる。不思議だけど、好きな世界だな〜
HPはこちら

 夜行列車に乗り、ヘルシンキに着いた男が公園で夜が明けるのを待っていたら強盗にボッコボコにされてしまう。
病院に運ばれるも手当の甲斐なく死亡。
と、思ったら生き返った男は病院を抜け出し倒れていたところを川べりのコンテナに住む一家に救われ命びろい。
男は殴られたせいで記憶喪失になり、自分の名前も、どこから来たのかもわからなくなっていた。

 男を助けてくれた一家もいうなれば底辺で生きる人ですョ。
夫・ニーミネン氏(ユハニ・ニユミラ)は働いているけれど週二日のみ、子供も二人いるし、食べるものだって豊富にある訳じゃない。
それでも夫は当たり前のように男を助け、面倒をみてくれる。
奥さんのカイザ(カイヤ・パリカネン)は「恵まれているの。住むところも夫に職もあって」と明るく朗らか。

 周りには住む場所のない者や体が悪くて働けない者もいっぱいいる。
でもこの映画からは悲惨さは感じられない。
お互いにさりげなく助け合っているし、なければないでやるだけさというような、あるがままを受け入れているが故の清々しさとお気楽さのようなものがある。

 ニーミネンは男に言う。
「記憶がなくても心配ない。人生は後ろには進まん。進んだら大変だ」

 記憶って宝物になる場合もあるけど、お荷物になる時もある。
偶然なくしてしまった記憶だけど、なければないで生活を作って行けるもんで・・・

 男は警官のアンティラ(サカリ・クオスマネン)から凍死した男が住んでいたというボロいコンテナを借りて住むことになった。
アンティラの知り合いの男が無料で電気を引いてくれ(違法)拾ったジュークボックスを直してもらったおかげで音楽も聞けるようになった。

 この電気引いてくれた男との会話がイカしている。
「礼には何を?」男
「俺が死んだら情けを」
お互い納得。これがアキ・カウリスマキの世界さ〜

「過去のない男」オリジナル・サウンドトラック過去のない男 [レンタル落ち]

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2014年02月13日

「箱入り息子の恋」 2013年 日本 監 市井昌秀

 いや〜恋愛ものの映画で泣いたなんて何年ぶりだろ・・・(ノ∀;`)
でも、そんなわざとらしく泣かせてやろうなんて場面は一切ないのよ〜
恋に慣れていない初々しいお二人さんが、恋に出会い、ゆっくりと育てていく姿が何とも愛おしくて・・・
おばちゃん、自然と泣けちゃったよ〜
HPはこちら

 二つの家族がいる。

天滴(あまのしずく)家
お父さん・天雫寿男(平泉成) 隠居生活、息子がゲイなのでは?と疑っている。
お母さん・天雫フミ(森山良子) 専業主婦、息子の将来が心配
一人息子・天雫健太郎(星野源) 35歳=彼女いない歴、市役所勤め、童貞。

今井家
お父さん・今井晃(大杉漣) 会社社長、家庭でもワンマン
お母さん・今井玲子(黒木瞳) 専業主婦、夫に従順に生きてきたが・・・
一人娘・今井奈穂子(夏帆) 8歳の頃より視力が衰える病気になり現在は盲目。

 この二組の両親が代理お見合いの会に参加。
どちらも自分達がこの世を去った後の子供を心配してのことでした。

 先に天雫家の二人が居て会場でお声がかかるのを待っているんだけど、
誰ーーーも来やしない。
他のテーブルの賑わいを羨ましそーーに見つめる二人。
一応会場にいるみなさんにお子さんのプロフィールは配られていて、気に入った方がいればその両親に詳しい話を聞くってアレらしい。

 小声で確認し合う二人に笑っちゃったぞ。
「わかってますか?」フミ
「わかってるよ」寿男
「『貯金が趣味』は?」
「計画的」
「35にして実家暮らし」
「家族思い」
「彼女いない歴35年」
「仕事熱心」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・コレって詐欺じゃないのか?」
「解釈の問題です」

 そこにやっと来てくれたのが今井夫婦だった。
でも、このお父さん、健太郎のさえない写真を見て一瞬でジャッジ。閉店ガラガラ〜
しかも反応があったのはコレだけ・・・
何とも寂しい結果を抱えて帰宅することに。

 肝心の健太郎ですが・・・
チラッと見えた役所でのデスクの上、引き出しの中、自宅での様子から、かなりのキチントさんであることがわかります。
真面目だけど口下手故、友達もいない。
役所でも昼飯の時間にわざわざ家に帰ってきて食べているもんだから、親も心配になるさね。
趣味は格闘ゲーム、ペットのカエルに餌をやっている時が癒しの時間。
悪い子ではないんだけど、特にひっかかる部分がないというか・・・
健太郎自身も人間嫌いとまではいかないけど、コミュニケーションを諦めているところがある。

 星野源ちゃんが、まーーーーホント〜に地味〜に演じてくれております。
細くて力のない目、そ〜っと生きているような佇まい。何となく生きてる感がさら〜っと伝わってきます。

箱入り息子の恋 DVDファーストラブ・エディション箱入り息子の恋 (ポプラ文庫 日本文学)箱入り息子の恋 オリジナル・サウンドトラック

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2014年02月11日

「中学生円山」 2013年 日本 監 宮藤官九郎

 団地シリーズ第二弾!(* ̄m ̄) 
団地生まれの団地育ち、「中学生円山」ですョ〜

 円山克也(平岡拓真)は妄想しがちな中学2年生。
チンコを舐めたいという欲求が生まれた日から自らトレーニングを課し、体を柔らかくするために毎日酢を飲み、レスリング部にまで入って努力を続けている。険しい道だ。
んが、トレーニング中にスイッチがピキッ!と入ると、妄想世界は鮮やかに動きだし、現実以上に克也を魅了するのだった。
HPはこちら

 いや〜この平岡君、クドカンのドラマ「11人もいる!」の四郎役の子だったんだね〜
ドラマでは、そんな印象に残ってなかったんだけど・・・
なんだろう、すごくほどよい感じで良かったわ〜
クラスでも目立たなくて、文系らしさもあって、
でも行き過ぎた気持ち悪さはなくて( ゞ( ̄∇ ̄;)オイオイ)、
幼さといぢめたくなるような弟感もあり、中学男子だからな〜って納得させてくれるものがある。

 映画の宣伝の時、クドカンがインタビューで平岡君の役のことで「お母さんに見られたくないことしかやってないです。映画の中では」って言ってたけど、私も見ててつい、母親目線になる時があったよ。
平岡君が自分の息子だったら母親が現場にいたら(居なかったらしいが)やりづらいだろうな〜とか( ̄w ̄)、
完成した映画を見た時、お母さんはどう思ったのだろうか〜とか・・ 
でも、素直に全力で「中学生円山」になっているのが清々しかったぞ。

 わたしゃね〜ツヨポンが苦手でね〜
ツヨポンには何の落ち度もないんだけど生理的にダメなんだワーー
という訳でツヨポン主演のドラマや映画の評価がどんなに高くても見る気しなかったんだけど、今回はクドカンだからさ、しかたなく譲歩しました( ゞ( ̄∇ ̄;)オイオイ)

 ラストの内容も書きますので、ご注意を。
中学生円山 ブルーレイデラックス・エディション [Blu-ray]中学生円山オフィシャルブック 中学生円山本 (TOKYO NEWS MOOK 361号)
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2014年02月06日

「ル・アーヴルの靴みがき」 2011年 仏/独/芬 監 アキ・カウリスマキ

 年末にwowowで録画しておいたものを見ました。
アキ・カウリスマキ監督の作品は久しぶりです。
「マッチ工場の少女」「コントラクト・キラー」「ラヴィ・ド・ボエーム」「白い花びら」までは見たかな〜
突き放したような淡々とした描き方、不幸過ぎて笑っちゃうというような
独特のユーモアセンスが好きでした。
主演俳優のマッティ・ペロンパーが亡くなってからは見なくなってしまった。
HPはこちら

12
この作品は「ラヴィ・ド・ボエーム」の
後日譚で、三人組の一人
作家だったマルセルを中心に
描いております。

いや〜「ラヴィ・ド・ボエーム」
見たはずなんだけどね〜(-_-;ウーン
うすぼんやりとしか
思いださんのよ〜
で、昔買ったパンフレット
読みなおしたんだけど、
それでも、もやがかかった
感じにしか記憶が戻らないわ〜

 で、「ル・アーヴルの靴みがき」デスヨ。
やっぱりこの監督の描く世界が好きだわ。
この監督さん、昔より優しくなったんでない?

 それと主役のおじさんが結構喋るからびっくりした。
アキ・カウリスマキ監督の映画に出てくる人って
寡黙な人が多かった印象だからさ〜。
あえて喋らないというコミュニケーション手段をとっているというか・・・

 今回のマルセルも物静かな方には入ると思うけど、お馴染さんとは普通に
おしゃべり楽しんでるし黙っていても心の中から語りかけている思いが伝わってくる。
昔は黙っていたら、本当に「無」って感じだったんだよな・・・
でも、独特の間と変なおかしみは相変らずで、飾り気のない画面を見ていて
何度もニヤリとしてしまったわ。
ル・アーヴルの靴みがき 【Blu-ray】

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2014年02月02日

2014年1月に見た映画

 1月に見たのは6本。全部wowowで放送したものだわん・・・
「TSUTAYA DISCAS」でレンタルした「箱入り息子の恋」と「殺人の告白」は12月からず〜っと引出しの中で眠っているーーーそろそろ見なくてわ・・・(;´▽`A``

1月17日 「ある殺人に関するテーゼ」 
2013年 アルゼンチン / スペイン 監 エルナン・ゴルドフリード

わりかし好きな映画です。
基本何本か録画してあると、映画のトーンが暗め(内容も撮り方も)で、ミステリーで、残酷なものを選びがちかも。詳しい感想はこちら

ある殺人に関するテーゼ [DVD]

1月19日(日) 「苦役列車」 2012年 日本 監 山下敦弘

これは輝かしい青春時代を過ごした人には全く響かない映画かも。
でも、私を含むコンプレックスの強いイケてない日々を過ごした者にはちょいおもしろく感じるんじゃないのかね。
見ていて「19歳の地図」を思いだしたよ。あっちの方が濃くてハードだけどさ。

これを青春映画とは呼びたくない。
多分、貫多本人にはそんな感覚がないと思うから。
映画用にマイルドに表現しているんだろうけど、ホントはもっと怒りや恨みや空虚さみたいな真っ黒いどろどろしたものがあるんだろうな。そこをもっと見せてもよかったかも。何か中途半端に感じた。でもこれ以上やったら、いくら森山未来君でも集客難しいか・・( ̄▽ ̄;)続きを読む

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2014年01月30日

「みなさん、さようなら」 2012年 日本 監 中村義洋

 おもしろかった〜!
かねてより、阿部ちゃんものにハズレなしと公言しておりますが、コレを見終わった後、濱田くんものにもハズレなし!と確信したよ。
濱田君・・・12歳でも違和感なかったぞ。恐ろしい子・・・( ̄▽ ̄;)
HPはこちら


 1981年、団地で生まれ小学校の卒業式を終えた12歳の渡会悟(濱田岳)は、これから団地から出ないで生きていくことに決め、実行する。
学校の先生が学校生活の意義や楽しさを熱心に伝えても、その意志は変わらなかった。
そして母親のヒーさん(大塚寧々)も同意。
「団地の中だけでも生きていけるわよ」

 オープニングの団地生活のモダンさと便利さを見せる映像「団地への招待」・・・
これを見ていると、ホント、ひとつの町だよね。
商店街には何でもあるし、友達だっていっぱいいる。
団地だけで暮らしていけそうな気がする〜

  悟が決めた一日のスケジュール 

午前5時起床 乾布摩擦。
午前6時 ラジオ講座の基礎英語。
午前7時 朝食
午前7時半 母出勤後洗い物・部屋の掃除、朝のランニング(構内一周)
午前9時 筋力トレーニング
午前10時 読書

午後3時 同級生の帰宅をチェック
午後5時 ケーキ購入(団地内にある「タイジロンヌ」。3年後就職予定)
午後6時 夜のパトロール(団地内の同級生の家に灯りがついているか確認)
午後7時半 夕食

 いや〜大したもんだよ。
私だったら、親が仕事行った後のらくら起きてきて、一日中漫画読むかゴロゴロしているかだと思うけど・・・
さて、定期的に団地内の同級生の数がカウントされますョ〜
「卒業一年目 107ー4=103人」

 この年、悟には、二つの出会いがあった。
いじめで学校に行けずサボっていた薗田憲明(あだ名・オカマラス 将来の夢・歌手)同級生に会う度に卒業文集の自己紹介の画が出てくるんだけどナイス!)(永山絢斗)と極真空手の創始者・大山倍達先生さ〜
TVの画面で見た大山先生のストイックで勇ましい姿に魅入られた悟はお母さんに著作を買ってきてもらってトレーニングを開始する。
「団地のみんなは俺が守る!」

 ここからはラストの内容にも触れますんでご注意を。

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2014年01月23日

「ある殺人に関するテーゼ」 2013年 アルゼンチン / スペイン   監・エルナン・ゴルドフリド

 こういう見ている者の想像力を引きだす映画好きだな〜
『瞳の奥の秘密』の雰囲気が好きで、同じリカルド・ダリン主演なので見てみました。
wowowの紹介ページはこちら

ある殺人に関するテーゼ [DVD]

 アルゼンチンの、あるロースクールで教鞭を執る元弁護士のロベルト(リカルド・ダリン)はスペインにいる友人の息子ゴンサロ( アルベルト・アンマン)をゼミに迎えた。
ロベルトはかつてゴンサロの母親と不倫関係にあった。
ゴンサロは自分の子供では?という疑惑とともに、彼のどこか傲慢な性質がひっかかったロベルトは、大学の構内で起きたレイプ殺人事件の犯人がゴンサロではないかと思い始める。
被害者のヴァレリ・ディナターレは大学近くのカフェで働く女性で、ホルマリンを注射後、レイプされ、残虐に殺害されていた。

 その理由はゴンサロが殺人を蝶にたとえて、見つからなければ罰せられない的に殺人を肯定したこと。
被害者の女性が蝶のネックレスをしていたこと。
そのネックレスは殺害後に付けられたものでメッセージ性が感じられたこと。
そして犯人が残した「彼女に似た女は殺す」というメモ。
被害者の女性はどこか、ゴンサロの母親に似ていた。

 そういう訳でロベルトはコネを利用して捜査状況を聞きに行ったり、検死報告や遺品を確認したり、被害者の妹ラウラに会いに行ったり、ゴンサロを尾行したりして、独自に捜査を始める。
てか、彼の心の中ではすでにゴンサロが殺人犯って決定しているんだよね。
その考えを確認するために調べているにすぎない。

 ここからは、ラストの内容も書きますのでご注意を〜続きを読む

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2013年12月08日

2013年11月に見た映画

 11月に見たのは4本。少なっ・・・12月はどうじゃろ・・・(ll^ω^)
なんか常に気持ちだけが忙しくてーー
今年は夫の実家に行かないから、仕事終わったらおせち作りながらゆっくり映画見られるはず〜

11月9日(土)、11月25日(月)  「舟を編む」 2013年 監督 石井裕也

いい映画でした。
行天でも、ミズタクでもない松田龍平の新しい顔が、また愛おしくなりましたわ〜
感想はこちら
舟を編む 通常版 [DVD]

11月10日(日) 「細雪」  1983年 監督 市川崑

1950年の阿部豊監督版を見たばっかりで、こちらも見直したいと思っていたところにタイミング良くBSで放送がありました。
何回目になるだろう。でも最後に見たのが3,4年前のせいか、阿部版を見たばかりのせいか、印象が変わったぞ。

前に見た時は四人ともそよそよと優雅に見えたんだけど、そうでもなかったというか・・(´∀`;)
阿部版と比べると、女たちの物言いがかなりキツク感じたわ〜
生身の女らしく感情が豊かで、怒ったり泣いたりすねたり、その周りで男たちがうろうろ・・

創られた時代もあるのか、阿部版の女性たちは四女の妙子以外は表だって主張をしないで、うまく男性を操縦していた感じだけど、市川版は女性特有の嫌な面もはっきり見せて、直接的に男たちを動かしているように見えたワ。
どちらが「細雪」っぽいかといえば安倍版なんだけど、市川版の世界も好きなのよね。

陰影のある画面と対比するように広がる自然の鮮やかな色、うっとりするような着物や帯、化粧した女たちの美しさ。
歩く時の着物がすれるかすかな音、帯をしめた時のきゅっという音、廊下を足袋でしとしととあるく音、襖を閉める音・・・
色と音が効果的に使われていて、独特の美学があるもんね。

長女の鶴子役は最初は山本富士子さんでキャスティングしていたけど舞台があるので岸恵子さんになったそうな。
岸さんはビジュアルがいかにも洋風だし、しゃべり方もシャキシャキしている印象だから、細雪っぽくはないちゃーないんだけど、やっぱり岸さんは素敵。女性である嫌らしさもうまく見せながら女性として生きる楽しさや満足感が伝わってきた。
吉永小百合さんの雪子は自分の美しさをわかっていて、表情で男性をさりげな〜く惑わそうとする雰囲気が良かった。
この人、喋らない方がいいのかも・・・ごほごほ・・・

阿部版とは違うラストにしみじみ・・・
細雪 [DVD]

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