映画

2020年11月23日

きこりのテレビ日記 #7  11月23日(月曜日)

 7時起床。もたもたと猫たちを外に出してなんとか7時15分の『澪つくし』55話(BSP)に間に合った。
ピロシキの連中と漁師のみなさんのケンカを納めるために惣吉(川口太郎)が入兆を訪問。最初はコワッパどもに阻止されるがQベー(津川雅彦)が現れ始めて家に入れてもらう。話はもちろんケンカのことからかをる(沢口靖子)との結婚へと及び漁師を辞めて婿入りするなら許したる!とのたまうQベーであった。いや〜どこまでも男らしくまっすぐな惣吉。ピロシキのクズチンピラ共とは大違い。この思い込みの強さと、かをると会った時間は多目に見積もっても2,3時間ほどだと考えるとストーカーっぽくもあるが、ストーカーかどうかは相手との合意による。相手の意志を無視したら犯罪だがストーカーじみた愛だろうと緊縛系だろうがお互い納得して突き進むのなら何でもアリだ。交渉決裂して出ていく惣吉と見つめ合い涙ながらに見送るかをるであった。

7時30分『エール』(早く『おちょやん』始らないかな〜(´−`) )
→7時45分『こころ旅

 朝ご飯を食べながら『北海道四季の彩り 冬の輝き』(録画)(BSP)視聴。
北海道に住んでいても北海道の自然や動物たちが出てくる映像が好きだ。シマエナガかわいい。十勝も出てきた。冬の方が動物たちは自由を感じているような。寒い時に外に出るのは嫌(わかさぎ釣りも娘を置いて5分でリタイア)だけどジュエリーアイス見てみたいなぁ。

 『Mnet Live』東方神起編(録画)(スカパー、Mネット)
東方神起に注目し始めたのが最近なんで知らない歌もあった。てか普通の歌番組でもMVと同じ演出するのね。

 11時過ぎウォーキングへ。風が強いので毛糸の帽子を装着。誰でも美人に見えるというキャスケットタイプだが黒板五郎にしか見えない。強風の中50分ぐらい歩いた。4.2キロ。
 その帰りに実家へ。母が私のワイヤレスイヤホーに興味を示したので付けて曲を聞かせてあげた。音量調節の仕方とか耳から落ちないのか、いくらぐらいするのか等珍しく質問攻めに。しかし途中でどうも話が噛み合わないことに気づいた。母は補聴器と思っていたらしい( ̄▽ ̄;)アハハ…なんで?私まださすがに補聴器使用する年じゃないけど?私の説明っていったい??コレは「イヤホン」と言って自分一人だけで音楽聴きたい時とかに付けるもので電話も出られるよと説明したがわかってくれたのかどうか・・まぁいいやと帰宅。

 『永遠に僕のもの』ルイス・オルテガ監督 2018年 アルゼンチン/スペイン (録画)(wowow)
 1971年、ブエノスアイレス。17歳の少年カルリートス(ロレンソ・フェロ)は盗みに入った邸でレコードをかけ一人で踊っている。彼には罪悪感も恐れもない。自由で美しい。ある日学校でラモン(チノ・ダリン)という青年を見つけた彼はケンカを売って仲良くなる。ラモンの父親も盗みで生計を立てており3人はチームで稼ぐことにした。ラモンもラモンの父親も普通の小悪党だから盗みに入る前には計画を立て恐怖を感じながら慌てて強奪作業に入る。でもカルリートスは違う。これは友達との遊びだ。ショーケースの美しい宝石を眺め、身に着けてみたり。『生きているんだ。楽しまなきゃ』と余裕。
 邦題はちょっとアレかも。原題の『天使』の方が合っている。天使は善を無意識に行っている。カルリートスも無邪気に欲しければ盗み邪魔だと思えば殺す。やっていることは人間界では悪とされていることだが大好きなラモンと一緒にいるための行動のひとつにすぎない。お金にも興味がない。カルリートスの感情が動くのはラモンに関する時だけ。ラモンと出会ってカルリートスは初めて人間らしい感情を持ったのかもしれない。演じるロレンソ・フェロが唯一無二の存在感を放っている。体形もお腹がちょっとぽこっと出ている幼児体形なところも天使っぽい。甘すぎず適度な湿り気をまといながら軽やかで汚れることがない。拘置所から逃げ出したカルリートスは列車の中で涙を流す。それはラモンを失ってしまった自分自身を憐れんでいるのか。初めて知った孤独の痛みなのか。誰もいなくなったラモンの家で過ごすカルリートスは置いて行かれた子どものようだ。ラスト、多分警官に囲まれていることに気づきながらラジオから流れる曲に合わせて踊るカルリートスは相変わらず美しく魅力的だ。でもオープニングの時と違ってその姿からは痛みさえも楽しもうとする凄みのようなものが伝わってくるのだった。モデルとなった『黒い天使』は終身刑を言い渡され現在も刑務所の中で生きているそうだが、私の中でカルリートスには踊りながら警官たちにハチの巣のように撃たれ血みどろの中美しい笑顔で死んでいるのです。

 20時『ウチ、断捨離しました!』BS朝日
今回も結構なモノの量で、コレ、やましたさんが来る日まで片づけるなんて無理でしょ・・と、げんなりしたけど、一か月の悪戦苦闘の末方向性が見えた感じ。子ども達を経済的に支えようとすれば一緒にいる時間は無くなり体もクタクタ。もっと一緒にいてあげたいけどできない。部屋の中を片付ける気力もない。もどかしさと申し訳なさと苦しさで依頼者が悲鳴をあげているような心を現わしているのがあの家だった。あそこまですっきりしたら、今後さらに断捨離もしていきやすいと思われ。いや〜頑張った。何より子供たちが積極的に断捨離に参加した結果が大きいよね。料理をする余裕も生まれたし。料理ってその人の心だもんね。その料理を子供たちに食べさせてあげられることで依頼者さんの心のバランスも違ってくるような気がする。

 あ〜〜働きたくねぇ。早起きしたくねぇ (((ヽ(o`д´o*)ノシ)))ジタバタ

こたつ  

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2016年06月23日

「SHERLOCK(シャーロック)」 忌まわしき花嫁 2015年 監督 ダグラス・マッキノン 

 いや〜楽しかった!
本来の映像化はこちらが正しいんだろうけど、どうしても「SHERLOCK(シャーロック)」の二人がコスプレしてくれてるように思ってしまうワ〜

 舞台を19世紀のビクトリア朝時代に戻してのスペシャル版。
外見もシャーロックは短髪でオールバック、ジョンも口ひげを蓄えて原作の挿絵通り。
シャーロックはジョンのことを『ワトソン』と呼んでおりますョ。
あのエピソードに出演したあの人がこの役で、を確認しながら
いつもとはちょいと違った「SHERLOCK」を味わいました。

 ドラマを見ていない人にはどうなんだろ?とは思うけどゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
ドラマファンにとってはシーズン4に繋がるいい時間になったと思います。
HPはこちら


Sherlock The Abominable Bride シャーロック 忌まわしき花嫁
 1985年、第二次アフガン戦争で負傷したジョン・ワトソン(マーティン・フリーマン)は『大英帝国から落ちこぼれた役立たずや怠け者が辿り着く肥溜め』ロンドンへ。
部屋探しをしていたら医師研修時代の仲間スタンフォード(もちろんドラマ版と同じ出演者)と再会し、同じく部屋を探しているというシャーロック・ホームズ(ベネディクト・カンバーバッチ)という男を紹介される。

 ワトソンとホームズとの出会いはドラマではバーソロミュー病院の実験室(?)みたいな所だったんだけど、こちらではくら〜い(って、この時代はどこも暗いやね)石造りの遺体安置所でホームズがアザの経過を調べるために遺体に鞭でビシビシやっている場面。

 窓からそれを見たワトソンが『えぇ〜〜?!』って目になっております(* ̄m ̄)プッ

 入って来たワトソンに気づいたホームズは鞭を投げてよこし、キャッチした彼にこう言った。
「見事な反射神経。合格。
いい下宿を見つけた。二人なら借りられる。
僕の趣味はバイオリンとパイプ。問題はないよな?」
「あ・・あぁ・・・・そうだな」
「それに君は話をさえぎられるのに慣れてる。うまくやれそうだ。
明日の夜7時に現地で。あ〜それから、僕はシャーロック・ホームズ。
住所はベーカー街221のBだ」

 決まった!
初対面で関係性が定まっちゃったよね〜
例によって言いたいことだけ言うとワンズワースの絞首刑を見に行ってしまいました。

  ラストの内容まで書いておりますので、楽しみにしている方は
読まない方がいいかも( ̄∇ ̄;)続きを読む

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2016年02月11日

「ジンジャーの朝 さよなら 私が愛した世界」 2012年 イギリス/デンマーク/カナダ/クロアチア 監 サリー・ポッター

 原題は『Ginger & Rosa』。
邦題は語りすぎちゃって、ちょっとアレだね。

 1962年冷戦時代のロンドンが舞台。
16歳のジンジャー(エル・ファニング)とローザ(アリス・イングラート)は、母親が同じ産院の隣同士のベッドで励ましあいながら出産して以来の付き合い。

 いつも一緒に行動し、何でも語り合い、笑いあい、危険な冒険も二人なら怖くなかった。
二人の世界はひとつだった。

 だが幼い頃に父親が家を出て行き、自分は捨てられたという思いがあるローザは満たされない愛情を外に求め奔放に行動するようになっていた。ジンジャーは頑張ってついて行こうとしていたが次第にローザに距離を感じるようになり、詩を書くことで自分を表現する喜びに目覚め、反核運動に意義を見出すようになっていった。

 いっつも一緒に居たら、回りも自分らもおんなじ人間と思いがちだけど、ソラ、自分らしさが育つと共に違いも出てくるよね。双子のようにひとつだった二人はその違いを意識するとともに不安と寂しさを感じるようになる。
感受性の鋭いジンジャーにとっては世界の揺らぎにも思える恐怖だ。

 しかし以前からジンジャーの父・ローランド(アレッサンドロ・ニヴォラ)に憧れを抱いていたローザは、彼が妻ナタリー(クリスティナ・ヘンドリックス)との生活に疲れ、別居するようになると積極的に彼と行動を共にするようになり、ジンジャーとの溝はますます深くなる。

 ここからはラストの内容にも触れますョ〜

ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界 [DVD]
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2015年09月03日

「ぼくを探しに」 2013年 仏 監督 シルヴァン・ショメ

 何の前情報もなく見たのですが大好きな世界でした。
見終わった後、自分の人生も愛おしく思えるような、じわ〜っと幸せが湧き上がってくる映画。

『すべては記憶の中にある。
そこは薬局か化学室のようで手に取るのが鎮静剤か毒薬かわからない。
                       by マルセル・プルースト』


 人間の心の中にある記憶。
それらは喜びをもたらしてくれるものもあれば、苦しみに繋がるものもある。
でも、闇にするのも光にするのも人間しだいなのかもしれない。
すべては自分の中にある。
こころの中の宇宙は無限に広がっている。
複雑だけど単純、単純なようで複雑。人間ってやっぱりおもしろい。

 映画の公式HPはこちら

ぼくを探しに [DVD]


 街を歩く男の軽快な足元から映画は始まる。
わたしゃ、『サタデー・ナイト・フィーバー』を思い出したよ(* ̄m ̄)
目線が低いのは赤ちゃんが見ているから。

 リズム感あふれる楽し気な背中・・・
彼は町の人気者。通りにいる仲間たちに挨拶しながら通り過ぎる。
男は映画館の『グランドキャニオン』というポスターに見入っている。
ママが優しく自分を抱き上げる。
言葉を話しそうになったのに気付いたママの呼びかけで男は振り返る。
その恐ろしい形相に恐怖で泣き叫ぶ赤ん坊の自分の声・・・

 ポール(ギョーム・グイ)は、また悪夢で目が覚めた。
これは彼の幼い頃の記憶。
両親は彼が2歳の時に亡くなった。
彼にとってママのアニタ(ファニー・トゥーロン)は美しくて優しいけど、プロレスラーだったパパ・アッティラ・マルセル(ギョーム・グイ)は野蛮で恐ろしいというイメージしか残っていない。

 さて、現在のポールは33歳。
ダンス教室を経営している叔母のアニー(ベルナデッド・ラフォン)とアンナ(エレーヌ・ヴァンサン)が彼を育ててきた。二人の夢はポールを世界一のピアニストにすること。
でもポールは毎年コンクールに出場しているが優勝できずにいた。

 両親の死を目撃したショックでしゃべれなくなっているポールはダンス教室の手伝いをしながら、叔母たちに保護されるように暮らしている。
叔母たちとピアノとダンス教室、それだけがポールの世界だった。
寂しくも平穏な日々・・・

 それが同じアパルトマンに住むマダム・プルースト(アンヌ・ル・二)と出会った時から変わっていく。
ここからはラストの内容にも触れますョ〜続きを読む

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2015年08月17日

「トランスアメリカ」 2005年 米 監督ダンカン・タッカー

 「家族」って考えるとすごく重いけど、必然的に出会った一人の人間とゆっくりと理解しあうと思うと、お互いにちょっとだけ自由になれるのかもしれない。

 誰かが言った。
『理解するということは相手と自分の違いを理解することだ』。
どんな相手でも自分と違いすぎる価値観の人間をあるがままに受け入れるのは難しい。
でもケンカしても罵り合っても、まっすぐに向き合える一瞬があればいいのかも。
めんどくさいけど捨てられない。知りたいけど知りたくない。
好きとは決して言えないのに、いつも心に引っかかっている。
家族って常にそういう矛盾を抱えているんだろう。
そんなことを思った映画でした。

トランスアメリカ [DVD]

 ロサンゼルスで一人暮らしをしているブリー(フェリシティ・ハフマン)は戸籍上はスタンリー・シュパックという男性だがトランスジェンダーで女性として生きている。
レストランの皿洗いとテレフォンアポインターの仕事で手術費用を貯め、一週間後に性別適合手術を受けることになっていた。

 そこに突然、息子のトビー(ケヴィン・ゼガーズ)から電話がかかってきた。存在をまったく知らなかったが学生時代に一度だけ関係を持った女性の子供らしい。
ニューヨークの拘置所にいるトビーは保釈金を出して欲しくて母親から話を聞いていた父親に電話をしてきたのだった。続きを読む

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2015年08月12日

「グリーン・カード」 1990年 米 監督 ピーター・ウィアー

 見るのは3回目かな〜劇場でも見ました。
熊のようなジェラール・ドパルデューも、ちょいと窮屈そうなものを抱えていそうなアンディ・マクダウェルも好きでした。
もう25年も前って・・・(*゚Д゚ノ)ノ かなりびっくり・・・

 なぜか昨日、この映画と「プリシラ」が見たくなってTSUTAYAに行ったけど、どちらもなかったのよ〜 _| ̄|○
マンガ本に圧されて、古くてあまり人気のない作品は消えていくのでしょうか〜
本屋と同じで棚を見ながら手に取って迷いながら選ぶのが楽しいのにぃ〜〜
(ε)ツタヤディスカスは止めちゃったしな〜(映画を見る時と見ない時の差がありすぎて〜)寂しいことです。

 「プリシラ」は大好きな映画なので、この際、密林でぽちっとやっちまったから(こうやってネットに頼るからどんどん棚からDVDが消えていくのね・・・でもわたしゃ待てないの)明後日には届くはず。
で、この映画はいつも空いてて人気作品でもここなら必ず残っているという地元のレンタル店にあったので借りてきたぞ。

 てか、昨日見るものがなくて録画しておいたものから無作為に選んだ映画、「あなたは私の婿になる」が同じような設定だったから笑ってしまった。
深刻なテーマでありながらアメリカでは、常にあるあるな話なのでしょう。
サンドラ・ブロックはいい女優だ。ますます好きになっただよ。

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 さて、こちらの映画も偽装結婚もの。
ブロンティ・パリッシュ(アンディ・マクダウェル)が結婚相手を求めたのは既婚者のみという条件のある広い温室があるアパートに住むため。
フランス人のジョージ・フォレー(ジェラール・ドパルデュー)はアメリカでの永住許可証(グリーン・カード)を得るため。

 ちゃんとそういう二人を引き合わせてくれる人がいて、会ったその日に結婚。
結婚証明書を受け取った二人はその後、二度と会わないはずだったんだけど、入国管理局の調査員がチェックのため自宅に来ることになり、ブロンティは慌ててコンタクトをとる羽目になる。

 調査員訪問の時間ギリギリに部屋に現れたジョージとは打ち合わせをするヒマもなく・・・慌てまくるブロンティに対して落ち着いて指示するジョージ。
彼のリードで面接はいい感じに進んだが、ブロンティが席をはずしている間に彼女の名前がうろ覚えなのがバレてしまう。
不審に思った調査員がジョージにトイレの場所を聞いたらもちろんわからない。
怪しまれた二人は再度別々に面接を受けることになり、そのため一緒に住みつじつまを合わせの練習をすることになった。

 ラストの内容にも触れますので、未見の方はご用心よ。続きを読む

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2015年07月29日

「ウォルト・ディズニーの約束」 2013年 米 / 英 / 豪 監督 ジョン・リー・ハンコック

『東の風が吹き、霧がかかる。
不思議なことが起きそうな予感・・・・
何とも言えない胸騒ぎ・・・前にもあったような・・・
そんな気がする・・・』


 奇跡はいつでも東風と共にやってくる。
これはウォルト・ディズニーの物語ではなく、『メアリー・ポピンズ』の原作者、
P.L.トラヴァースことヘレン・リンドン・ゴフ とその父親の物語。

 原作の『メアリー・ポピンズ』も読んでますし、映画の『メリー・ポピンズ』も大好きで何度も見ているので非常に興味深く見ました。
トラヴァースさんにとって『メアリー・ポピンズ』の主人公は子供たちでもメアリー・ポピンズでもなくミスター・バンクスだったんだね。


 さて、映画は1961年、パメラ・L・トラヴァース(エマ・トンプソン)が『メリー・ポピンズ』の映画化について話し合うためイギリスから嫌々ロサンゼルスに旅立つ場面から始まる。

 このトラヴァースさん、子供は嫌いだし、偏屈で頑固、とにかく何にでも反発するひねくれ者ときたもんだ。
まぁ、ナーバスになっているせいもあるんだけど、それには理由があった。
トラヴァースにとって『メアリー・ポピンズ』は命とも言える大切な作品。
それを経済的理由で売り渡してしまったようで罪の意識を感じているのさ〜
そのせいで封印してきた家族の思い出が蘇り彼女を苦しめていた。


 映画『メリー・ポピンズ』の脚本確認作業現場とオーストラリアのクイーンズランド州でトラヴァース(ギンティ)が過ごした子供時代が交互に描かれます。
彼女がペンネームに使っていた「トラヴァース」は父の名前だった。

 子煩悩なトラヴァース・ゴフ( コリン・ファレル)は日常の生活にファンタジーが存在することを教えてくれた人だった。父にとってギンティはおとぎ話のお姫様であり、妖精や魔法はいつもすぐそばに存在し、想像は自分を幸せにしてくれるものだった。

 しかし、トラヴァースは弱い人でもあった。職を転々とし、プレッシャーから酒に逃げる夫に3人の子供を抱えた妻のマーガレット(ルース・ウィルソン)は疲れを感じていた。不安定な生活の中、母と父の苦しみを感じながらもギンティは父と過ごす時間が大好きだった。


 現実に必死で対応しようとしてもがいている父にとっても、娘のギンティと想像の世界に羽ばたくことは救いだったのでしょう。
美しい自然の中でファンタジーに遊ぶ二人の世界は光輝いていた。
それは現在のトラヴァースにとって大切な思い出だったが、同時に痛みともなっていた。


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2015年05月24日

「ベルリン 天使の詩」 1987年 独/英/仏 監督 ヴィム・ヴェンダース

 おもしろかった。
わざわざ白黒で撮るって、なんか難解そうなイメージがあったけど、白黒って見やすいな〜って思ったぞ。目に優しいし(笑
天使目線だと白黒で、人間目線になるとカラーというわかりやすい作りになっております。

 この映画が創られた時は、まだ『ベルリンの壁』はあったんだよね。
でも舞台となっているベルリンの人々の悩みや閉塞感は、この世界に生きている人間が抱えている普遍的なものなんじゃないかな。誰もが悩み、苦しみ、今与えられた生に疑問を持ち、何のために生きているんだろうと問いかけ続ける。
そして誰かを愛したい、愛されたいと望んでいる。


 ベルリン、廃墟となった教会の上から天使のミカエル(ブルーノ・ガンツ)が人間達を見つめていた。彼の耳には人間の内面の声が聞こえてくる。天使たちはこの世界の様々な場所に移動してその声を聞く。
天使の姿を見られるのは子供達だけ。

 時に悲惨な歴史に巻き込まれる人間を眼前にしながらも彼らに変える力はない。悲劇に向かうことがわかっていても見守るしかない。天使にできることは絶望に押しつぶされそうな人間の隣に寄り添い肩を抱くことだけ。そうすると希望を見出した人間は少し元気になる。

 天使の世界には色がないから白黒。
霊のような存在なので触ることもできないし、暑さ寒さも感じない。
お腹も空かないし、そもそも食べるという感覚もわからない。
いつものように親友の天使・カシエル(オットー・ザンダー)と会い、見たことを報告しあったミカエルは人間として生きることへの憧れを話すのでした。

ベルリン・天使の詩 コレクターズ・エディション(初回生産限定) [Blu-ray]
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2015年02月26日

「LIFE!」 2013年 米 監督ベン・スティラー

 おもしろかった!
人生の神髄に触れるのは難しい。
でも勇気を出して一歩踏みだせば、目の前の世界は広がり、輝いていく。
HPはこちら


LIFE!/ライフ 2枚組ブルーレイ&DVD (初回生産限定) [Blu-ray]


 主人公のウォルター・ミティ(ベン・スティラー)が家計簿をつけるところから始まる。
彼は雑誌「LIFE」の写真管理部に勤めて16年の42歳。
17歳の時に父が亡くなって以来、経済的精神的に母・エドナ(シャーリー・マクレーン)と妹・オデッサ(キャスリン・ハーン)を支えてきた。
真面目で誠実な仕事ぶりは冒険家で有名写真家のショーン・オコンネル(ショーン・ペン)の信頼も厚い。

 でも不器用な性格故、現実世界にうまく適応できているとは言えず、つい想像力の翼を広げ夢見ることで満足しがち。
1ヶ月前に入社した経理部のシェリル・メルホフ(クリステン・ウィグ)のことが気になっているが声をかけることができず、彼女が入会しているパートナー探しのサイト「e ハーモニー」に登録し、コンタクトを取ろうとするが勇気がでない。

 彼女の理想の男性は「冒険心と勇気と想像力がある人」。
自分とはかけ離れている。それでも迷った末「友達になる」的な「ウインク」メッセージを送ろうとしたのに、なぜか弾かれてしまう。不具合を報告するため管理人のトッドに電話すると、ウォルターのプロフィールに空欄が多いことを指摘された。「体験談」のところもゼロ。

「別に体験談を書くほどどこにも行ってないので」ウォルター
「では、何かスゴイことはしませんでしたか?」トッド
「・・・・・・・・」

 何もないのだった。
想像の中ではスーパーヒーローになりシェリルの犬を救い、しゃれたセリフをポンポン言えるのに現実世界では家と会社の往復で毎日特筆すべきことは何も起こらない。
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2015年02月15日

「グロリアの青春」 2013年 スペイン/チリ 監督セバスティアン・レリオ

 チリが舞台。
主人公は58歳のグロリア(パウリーナ・ガルシア)。
10年前に離婚。責任ある仕事を持っており、経済的には不自由していない。
子供達は自立しており、それぞれ自分の世界をもっている。
週末には熟年層向けクラブへ出向き、お酒やおしゃべりを楽しみ、気が合った男性とベッドを共にする。
一人の自由も寂しさも十分知っている女性。

 ある日、クラブで知り合った同じくバツイチ男性で実業家のロドルフォ(セルヒオ・エルナンデス)(60代後半家ら70代ぐらい?)と一夜を共にしたグロリアは、彼の真剣な求愛を受け入れ付き合うようになる。
んが・・・いろいろありまして・・・・
HPはこちら

グロリアの青春 [DVD]


 まぁ、恋愛問題に年齢は関係ないやね。
ジェラシーもあれば、家族の問題が二人の関係に影響を与えるのはどの年代でも同じ。

 私もそこそこの妙齢ですのでね、彼女の肉体面精神面、よくわかるものがある。
気力の衰えを実感するというか、それが精神全般や肉体にも大きく影響する。
めんどくさいからいいや・・で片づけてしまおうとする。私だけか?
生きる上で一番大切にしていることが「楽さ」ってどうよ?って気もするけど、
まぁ、人それぞれですからな・・(。・ ω<)ゞてへぺろ♡

 グロリアは女を捨てていない。
言うたら何だけど彼女は普通のおばさんョ。
特に美人でもないし、スタイルも太ってはいないけど熟年女性らしくぶよぶよではある。
それでもクラブに行く時はおしゃれをし、気の合う男性と出会ったら勝負に出る用意はちゃんとしている。

 欲望ももちろんあるだろうけど、生きている自分を実感したいのかもしれない。
一人でいると仕事があって友達がいても、自由な分だけ果てしもないような気もしてくるというか・・・

 オープニングでそんな姿を見た時、寂しい老女のアバンチュール?と思ってげんなりしそうになったけど、
そうではない。
グロリアはいろんなことをあきらめていないんだな〜と思ったら、彼女が好きになりました。

 それにいろんな事にすごく積極的。
ロドルフォの遊園地でもエネルギッシュに遊んでいたし、チャレンジすることを恐れない。続きを読む

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2015年02月13日

「ニュー・シネマ・パラダイス」 伊/仏 1988年 監督 ジュゼッペ・トルナトーレ

  この映画には映画と人生への愛が詰まっている。
本物の郷愁を感じることができた者は、そこに懐かしさだけではなく、
その時そこにあったすべてを取り戻すことができるのかもしれない。
エンニオ・モリコーネの音楽はこの映画そのもの。
一度聴いたら、永久に心を揺さぶり続ける。

ニュー・シネマ・パラダイス [Blu-ray]

 ローマにいる映画監督サルヴァトーレ・ディ・ヴィータ(ジャック・ペラン)は故郷にいる母からアルフレード(フィリップ・ノワレ)が亡くなったという知らせを受ける。
彼の脳裏に故郷・シチリアのジャンカルド村での日々が蘇った。

 第二次世界大戦中、サルヴァトーレはトト(サルヴァトーレ・カシオ)と呼ばれる少年だった。
父親はロシア戦線から帰還せず、母マリア( アントネラ・アッティーリ)と妹のリアの3人暮らし。帰らぬ夫を待つ母は不安と悲しみでイライラしていた。
トトは教会に場所を借りた「パラダイス座」で上映される映画に夢中だった。

 映写室と繋がっているライオンの口から客席に光が注ぎ、それがスクリーンに広がって映画になる。
まるで魔法・・・
トトは隙があれば魔法使いのアルフレードの様子を覗きに行き、いろいろ質問しては追い払われていた。

 コレね、教会で上映されるからフィルムが届くとその前に司祭さんが見て映倫チェックするんだよね。
で、男女が密着したりキスしようとしたら司祭がベルを鳴らす。
それを聴くとアルフレードはフィルムに紙を挟み、後でカットすることになっていた。

 映画館ではキスしそうな雰囲気になると観客全員が固唾を飲んで見守るんだけど、必ず不自然に場面が変わった。その度に観客たちはブーイング。
「もう20年、一度もキスシーンを見ていない!」


 щ(゚ロ゚щ) オーマイガーッ!! なんということでしょう!

 映写室にはそうやって切り取られたフィルムの断片が缶一杯になっていた。
トトはそれを頂戴し、父の写真と一緒に宝箱に入れていた。

 アルフレードは口は悪いけど情の熱い親父。
トトの母親に映画館に入れないよう頼まれていたけど、内心トトのことがかわいくてしょうがない。
トトを追い払っていたのはこの頃のフィルムには発火性があり危険だったから。
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2015年02月06日

「イヴ・サンローラン」 2010年 仏 監督 ピエール・トレトン

 公私共にイヴ・サンローランの生涯のパートナーだったピエール・ベルジェによって語られる、
写真とインタビューで構成されたドキュメンタリーです。
2002年のイヴ・サンローランの引退記者会見を経て、2008年の告別式、そしてピエール・ベルジュ氏にとって「魂の一部」であり「人生の一部」であった美術品や家具が競売業者によって回収されていく場面から始まる。

 「運命の偶然」で出会った作品たち、それは単なる美術品ではなく、イヴと過ごした時間と思い出そのもののはず。
でも彼自身もこの時、70代後半。自分が亡くなった後のイヴの愛したものたちの行く末を考えた末の決断だったのでしょう。

「私は何も信じていない。
だからこそ”物”を信じたいのかもしれない。
だが生命のない美術品に魂はあるのか?魂など信じない。
自分の魂も、美術品の魂も」


 コム・アギルの音楽が繊細で美しく心に響き、
イヴとピエールの愛と苦しみを切なく彩ってくれます。
HPはこちら

イヴ・サンローラン [DVD]

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2015年01月30日

「怪しい彼女」 韓国 2014年 監督 ファン・ドンヒョク

 いや〜楽しかった!
歌あり、LOVEあり、笑って泣けて切なくて、最後はスカッと決めてくれる。
うまいもんてんこ盛り。これが韓国ラブコメだよね。

 主演は『サニー 永遠の仲間たち』で高校生のナミを演じたシム・ウンギョン。
大らかでパワフルで明るくて・・・破天荒なところがかわいい、今まで見たことがないヒロインでしたわ〜
『サニー』の頃から、悪く言えば田舎臭い・・でもかわいいだけじゃない奥の深さを感じさせる子だな〜と思っていたのですが、歌もうまいし素敵なお嬢さんだったのね〜
『原石のような』とはよく使われる表現ですが、常に未来への成長を感じさせ輝いている!そんな印象でした。
すっかりファンになってしまいましたョ〜。

 聞くところによると韓国版『のだめカンタービレ』ののだめ役も演じたとか。
ぴったり!そちらも見てみたいな〜♪

 監督は『トガニ 幼き瞳の告発』のファン・ドンヒョク。
まったく違うジャンルの作品を全編フレッシュな魅力満載に創り上げてくれました。
HPはこちら

怪しい彼女 [DVD]

ここからはラストの内容についても書きますョ〜続きを読む

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2014年11月11日

2014年10月に見た映画

10月に見た映画は5本。
だって久しぶりに韓国ドラマにハマって大人借りとかしてたんだも〜ん(´>ω∂`)てへぺろ☆
全12巻借りて延滞ってありえないことしてたんだも〜ん(延滞金知りたいかしら〜?)
ま、今となってはいい思い出です(大嘘。もうしばらくレンタルしないことを誓います)

10月8日(水) 「サタデー・ナイト・フィーバー」 1977年 米 監督ジョン・バダム

WOWOWでトラボルタ特集をしておりまして何十年かぶりで見てみました。
昔、見た時にもこんな馬面のあんちゃんが主人公なの〜?!ってびっくりした記憶があるけど、今でも新鮮に驚いたワ。主役の顔じゃないよね〜?( ゞ( ̄∇ ̄;)オイオイ)
でも、ラストになると情も湧くというか応援したくなるというか・・・不思議な魅力のある人だよね。
中年になった今の方が好きだけどさ(何か体もだらしないぐらいの方がセクスィー。ピエール瀧さんなんて理想よ〜)

塗料店で働くトニー(ジョン・トラボルタ)の生きがいは土曜の夜に地元のディスコで踊ること。フロアで踊るトニーを女たちは熱い視線でみつめ、男たちも憧れの目で見つめる。トニーはこのディスコのキングだ。そこで年上のステファニーという女性に惹きつけられたトニーはダンスコンテストで優勝するためにパートナーになってくれるよう彼女に頼む。

いや〜専門家の人から見たら、このダンスは古いのかもしれないけど、彼の個性が感じられる独創的なダンスはエネルギッシュで生きるパワーに溢れている。今見ても魅力的。フロアにいる全員で同じ踊り踊るって何か変な感じだけど、この頃はこんな感じだったんでしょ?
(ディスコ嫌いなので無理やり連れてかれた2回しか体験なし)
ダンスナンバーも何度聴いたことか。踊るのは嫌いだけどディスコナンバーは大好きなのよ〜
ラジオのFMで特集した時に録音して、エンドレスにかけてたな〜
今回久しぶりに聴いてテンション上がったよ。やっぱりいい曲ばかり。

そうそう、トニーの黒パンツも衝撃的だった(笑)黒のビキニっぽいやつでさ〜
外人はこんなパンツ穿くのかとショックを受けたよ。
部屋にはブルース・リーとファラ・フォーセット、アル・パチーノのポスターが貼ってあったな〜
ごく普通の19歳の男の子なんだよね。

バッチリ決めた後に晩御飯のスパゲティ食べることになったもんだから、汚さないように子供みたいにテーブルクロスみたいのを体にぐるぐるまいてるのに笑ったよ。お母さんの前では子供なんだよね。
ディスコに行く以外は友達と車乗り回したり、敵対するグループに殴り込みかけにいったり・・・瞬間瞬間の興奮を求めて生きている感じ。これでいいのか?という疑問もありながら時間が流れるにまかせている。

でも、ステファニーとの出会いや一家の自慢だった兄が神父を辞めたこと、友人の事故死を経て、
トニーは生き方を見つめなおすようになる。

いや〜初めて見た時は私も若かったから何となく違和感だったんだけど、今回見直すとステファニーってかなり鼻持ちならないヤナ女だぞ。上昇志向が強いのはいいけど、今日は誰に会ったとか食事をしたとか有名人の名前を出して自慢するし、トニーがもの知らずだってあからさまにバカにするし。
まぁ、精一杯背伸びしていたんだなってわかるけどさ。再見してもやっぱり魅力的には思えない。
当時もラストの「友達から」ってのには「何だよ、ソレ!」ってツッコんだのを覚えてるわ( ̄w ̄)

でも、映画自体は何十年経とうと光り輝いている。
トニーのその後が気になって「ステイン・アライブ」まで見に行っちゃったけど、こちらは何だかな〜って感じの駄作でした。

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10月9日(木) 「恋は命がけ」 2011年 韓国 監督ファン・イノ

偶然、ソン・イェジン主演のものを連続して見ております。「復活」「魔王」に次ぐ復讐三部作フィナーレの「サメ〜愛の黙示録」とこちら。ソン・イェジンさんは知性と美しさのバランスがいい感じ。
気の強さがありながら、優しくて柔らかい雰囲気もあるもんね〜

この映画では幽霊が見える体質であるため、常にどんより暗〜い表情をしておりますが、後半はいつもの笑顔を見せてくれます。これまた偶然、同じように幽霊が見えるヒロインが活躍する「主君の太陽」も見ているんで、ちょっとごっちゃになったりして・・( ̄▽ ̄;)アハハ…

テクニックはそこそこだけど、個性がなくていまいち売れないマジシャンだったジョグ(イ・ミンギ)は客席にいた尋常じゃない暗さを漂わせている女性・ヨリ(ソン・イェジン)を見つけて一世一代のアイディアを思いつく。それはヨリを幽霊に見立てたホラーイリュージョン。大当たりさせたジョグはあっという間にスターにになる。

そしてジョグは人づきあいを避け、スタッフとの飲み会にも全く参加しないヨリのことが気になっていた。
実はヨリは高校生の時のバス事故で生死をさまよって以来亡くなった親友ジュヒの霊に憑りつかれており、幽霊の見える体質になっていた。さらにヨリが幸せになろうとするとジュヒの霊が邪魔をするため、友達とも会えず家族とも離れ孤独に過ごしていたのさ〜

なかなか「恋は命がけ」にならないな〜と思っていたら、ラスト30分ぐらいでジョグが本格的に身の危険を感じるはめに。「主君の太陽」もそうだけど、こういうホラーコメディって流行っているのかしらね?
出てくる幽霊はB級感アリアリで全く怖くないから大丈夫。韓国のラブコメはテンポが良くて、涙と笑いの配合が絶妙だけど、こちらも期待を裏切りません。涙あり笑いありホラーあり。ラストはもちろんハッピーエンドだから安心してご覧ください。

ただ、ちょっと恋人どうしとしてはソン・イェジンさんの方が貫録があるというか・・イ・ミンギさんは弟みたいに見えたかな〜

恋は命がけ [DVD]
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2014年11月04日

「まほろ駅前多田便利軒」 2011年 監督・大森立嗣

 前にも感想書いたんだけど、見るとまた書きたくなっちゃった。
映画→ドラマ→映画なんだけど新鮮に楽しめた。
多田と行天・・・再会と何となく始まった同居生活。
ひとつひとつの仕事に出会いながら、固まっていた二人の心が少しづつ緩んでいく。
距離は相変らずそのままで。

 人間同士の距離は簡単には縮まらない。距離の取り方はその人自身でもあるから。
キッチン」もそうだけど、ちょっとよそよそしいぐらいの距離が好きだ。
でも自然と心は動いてしまう。そんな関係がいい。


      「チワワのハナちゃん」

 多田啓介(瑛太)は、まほろ駅前で走って1分徒歩3分の場所で便利屋をやっている。
年も押し迫ったある日現れたのはチワワを預かって欲しいという中年の女性客。
生きものは扱わないんだけど今回だけという約束で引き受ける。1月4日の昼引き渡し予定。

 一回目に見た時には気づかなかったんだけど、ハナちゃんを散歩に連れて行ったお墓は子供のものなのかな。
震えているハナちゃんが心配でたまらなくなって動物病院に電話をしたのも、子供のことがあったから。生きものは怖い。久し振りに味わう温かさと怖さ。

 常連客の岡(麿赤兒)依頼のバス間引き運転チェックを終えた多田はハナちゃんを放しっぱなしにしていたことに気づく。
捜すと、バス停のベンチにハナちゃんを抱っこしている男がいた。
中学時代の同級生・行天春彦(松田龍平)。
行天が見せた小指の傷。それは多田が負わせたものだった。


 蘇る罪の意識。
瞬間的に拒絶反応が起き、泊めてくれと言う言葉をはねのけたけど、駅で降ろした後探しに行ってしまう。
ひょうひょうと出ていったけど、行天に震えているハナちゃんと同じものを感じたのか。
その命がはかなげに見えてほっておけなかったのか。

 多田の車に乗るとき、懐に入れていたものをベンチに残して行った行天。
包んでいた新聞紙がふわ〜っと開き包丁が光る。
それだけで行天の闇がくっきりと浮かぶ。
実家に寄ってきたと言っていたから父親を殺したかったのか。
妙に軽くて柔らかい雰囲気なのに重く暗いものを纏っている松田龍平はやっぱりうまい。
私は行天の方にまず惹かれたんだよね。


まほろ駅前多田便利軒 プレミアム・エディション(2枚組) [Blu-ray]まほろ駅前番外地 Blu-ray BOX(5枚組)【チラシ付映画パンフレット】 『まほろ駅前狂騒曲』 出演:瑛太.松田龍平.高良健吾ベスト オブ くるり/TOWER OF MUSIC LOVER2
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2014年10月04日

2014年8月・9月に見た映画

8月に見た映画は4本。9月はドラマも終わって時間に余裕ができたんで9本。
この記事は感想が短かったりそうじゃなかったりしますが、映画の途中経過やラストの内容についても書いたり書かなかったりしていますので、中途半端に知りたくないよ〜!って方はご注意を( ̄▽ ̄;)

8月3日(日) 「仕立て屋の恋」 1989年 仏 監 パトリス・ルコント

日本で上映されたのは1992年、今から22年前ですが全く古びた感じはなし。
この監督の独特の世界観が好きですわ〜
甘すぎたり優しすぎる恋愛は全く見る気になれないけど、ここまでいってくれるとあっぱれ!
生きている間、アリスがイールのことを忘れることはないでしょう。
詳しい記事はこちら

仕立て屋の恋 [DVD]

8月13日(水) 「きっと、うまくいく」 2009年 印 監 ラージクマール・ヒラーニ

この映画でボリウッドムービーに開眼。
映画を見る喜びに改めて気づかせてもらいました。
この映画を見ながらインドの人々も歌ったり笑ったり掛け声をかけたりしているんだろうな〜そして見終わった後晴れ晴れとして、また頑張ろうって思える。

原題は「三匹のバカ」。でもバカになるってすばらしい!
詳しい記事はこちら

きっと、うまくいく [Blu-ray]

8月15日(金) 「百万円と苦虫女」 2008年 監 タナダユキ

娘が帰省中に見始めたんで、一緒に視聴。
10点満点で6.5点かな〜

ひょんなことから前科持ちとなった佐藤鈴子(蒼井優)が地方でバイトをしながら生活し、100万貯まる度に移動していく物語。
蒼井優さんも良かったけど、バイト先で出会う人々が登場時間は短いけど皆しっかり描かれていて映画を支えていると思いましたわ〜
特に笹野高史さんとピエール瀧さんが好きだったな〜

って、その前科持ちになる原因が (゚┏Д┓゚ ;) ええええーー?!って感じだったよ。
安易にバイト先の友達(それほど親しくもない)と同居することを決め、その彼女が恋人も一緒に同居するって勝手に決めても受け入れる、当日友達がバックレて会ったばかりの性格悪そうな友達の彼と同居することになっても受け入れるってねぇ・・(^ー^; )
はっきり言えない性格と運の悪さが災いしてってアレだろうけど、もうちょっとアンタしっかりしなさいよ!って、しょっぱなから腹立ったワ〜

でも、鈴子にとっては前科という荷物を持つことが開き直ることに繋がったのかもしれない。
自分を見つめ直し、この人生でやっていかなきゃならないんだという覚悟ができたというか。
移動し、バイト先を変える度に鈴子はたくましくなり、人生を軽やかに歩けるようになっていく。
いじめに遭っている弟もだけど、自分の人生立て直すのは自分しかいないんだよな。

ラストで亮平(森山未來)の思いが鈴子に伝わって欲しかったけど、出会うために別れるんだもんね。
これで良かったのかも・・・

誰でも、自分を知らない新しい場所で人生やり直したいって思いはあると思う。
でもリセットしてもリセットしても残るもの、捨てきれないものがある。
逃げるためではなく、あらたな出会いを求めて旅立てるようになった鈴子の後ろ姿が希望に満ちていたわ〜

百万円と苦虫女 [DVD]
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2014年09月22日

「トト・ザ・ヒーロー」 1991年 白/仏/独 監 ジャコ・ヴァン・ドルマル

 wowowがTSUTAYAと連携した「発掘良品」というコーナーで見ました。
いつのまにかDVD化されてたのね〜
3回目の視聴です。この映画は見れば見るほど好きになる。
そして劇場で見てから23年・・・主人公のトマ老人の年齢に近付き始めたせいか、さらに味わいは深くなり心に響くようになった気がします。


 老人ホームで暮らすトマ老人(ミシェル・ブーケ)の日常は退屈。
朝起きて、食事をして、薬を飲んで、煙草を吸い、大嫌いな老人達と過ごし、あっと言う間に夜が来て、また朝になる・・・でも実はトマ老人はある男の殺人計画をめぐらし続けていた。

『殺すぞ。・・・君を殺す。アルフレッド。
バカな警察はどう推理するかな。
”キャンデーで窒息死”?”カーテンで絞殺”?”背中を撃たれて溺死”?
私は疑われない。これだけ歳月がたち誰が私を覚えてる?
君にもわかるまい。
第一、”殺人”ではない。
私が生まれた日に、君が奪ったものを返してもらう。私の人生を!全人生を!

私が誰でなぜ殺すのか君にはわからない。
だが私は覚えている。すべてをね。アルフレッド。
君は私の人生と愛を奪った。おかげで私の人生はからっぽ。
これという事が何一つ起こらない人生だった。何一つ。』


 アルフレッドとは、幼い頃向かえの家に住んでいたアルフレッド・カント。
トマは生まれた病院も日にちも同じアルフレッドと自分は病院の火事の時取り違えられたと信じ、本当の自分の人生を取り戻そうとしていたのだ。

 世捨て人のように静かに暮らすトマの現在と
めまぐるしく繰りひろげられる脳内の妄想、
そして忘れられない過去の記憶が優しい走馬灯のように描かれます。


 トマは裕福なカント家を見る度に取り違えられた運命に憤りを感じたけれど、
家庭の中にはいつも歌声と笑顔が溢れていた。
陽気で子煩悩なパイロットのパパ(クラウス・シンドラー)、いつもいい匂いがして優しいママ(フェビエンヌ・ロリオー)、『洗濯機から産まれてきた』愉快な弟・セレスタン(パスカル・デュケンヌ)、トランペットが上手で美しい姉のアリス(サンドリーヌ・ブランク)と過ごす日々は輝いていた。

 その象徴がパパの弾き語りで歌われるシャルル・トレネの『ブン』。
明るくリズミカルで、その歌を聴くとチューリップの花までが踊ってしまう。
人生の喜びが伝わってくる歌です。


 8歳のトマ(トマ・ゴデ)の夢はTVドラマの名探偵・トトになることだったが、
探偵が活躍する必要はなさそうだった。
だがある嵐の夜、カント氏の依頼で英国からジャムを運ぶために飛んだパパの飛行機は行方不明になってしまう。悲嘆にくれたママはスーパーで肉を万引きするほどダメージを受けてしまう。
すべてはカントが無理やりパパを飛ばせたせいだ。
探偵トトが悪人カントを倒し、ママとアリスを守らねば!

 その後、父が乗っていた機体が発見され、ママは遺体確認のため海外へ。
その間夏休みのキャンプへ行くと嘘をついて家に残ったアリス(サンドリーヌ・ブランク)とトマは二人だけの自由な時間を過ごす。

 アリスを演じるサンドリーヌ・ブランクが鮮やかに記憶に残ります。
小悪魔的でありながら清らか、蝶のように軽やかで優しく、蠱惑的。
トマは自分が取り違えられてると信じているので、彼にとってアリスは姉ではなくて恋人なんだよね。
そんな訳で二人がじゃれあう場面は近親相姦的雰囲気も漂いドキドキ・・・
でも、神聖で美しい特別な時間・・・・


 ここからは、ラストの内容も書きますのでご注意を。
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2014年09月13日

「小さいおうち」 2014年 監 山田洋次

 前情報を入れずに見てみました。おもしろかったわ〜見て良かった。
原作も買ってきちゃった〜\( ̄▽ ̄)/ これから読むぞ。
HPはこちら

 健史(妻夫木聡)とその一家が亡くなった大叔母・タキばあちゃん(倍賞千恵子)を見送り、遺品整理をする場面から始まります。
健史に残された箱には写真と封を開けてない手紙、何冊かの大学ノートが入っていた。

 それは健史に勧められ、タキが書いていた自叙伝だった。
健史はタキばあちゃんの家に来るたびにごちそうになり、ばあちゃんの書いた自叙伝を読ませてもらうのを楽しみにしていた。
健史がその自叙伝を読み進めている時間と、ノートに書かれている過去の時間が織り成されるように描かれます。

 
 18才の布宮タキ(黒木華)は親戚のつてで女中奉公のために山形から東京へと出てきた。
1年ほど小説家先生のお宅で仕えた後、東京郊外の平井家で奉公することになった。
平井家は玩具会社に勤める旦那様(平井雅樹(片岡孝太郎))と時子奥様(松たか子)と恭一ぼっちゃま(秋山聡)の三人暮らしだった。
タキには2階奥の女中部屋が与えられた。

 昭和10年に建ったという坂の上にある赤い瓦屋根のモダンでかわいらしいお家・・・タキはこの家が大好きだった。
美しく優しい時子奥様はきさくなお方でいろんな事を教えて、かわいがってくれた。
タキはこの家で旦那様や奥様に仕え、ぼっちゃんのお世話をできることが嬉しかった。

 恭一(秋山聡)が小児麻痺になった時も毎日おんぶして遠く離れた日本橋までマッサージに通った。
半年ほど治療院に通ったのち、マッサージはタキの仕事となった。

 黒木華さんのことは、朝ドラの『純と愛』で初めて知りました。
日本人らしい涼やかで穏やかな顔の子だな〜と思いながら見ていました。
その後「リーガルハイ」でおもしろい個性だな〜と注目し現在に至る・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
繊細な演技力というか、セリフがない時にも注目してしまう女優さんですわ〜

 タキの様子を「仕える」と書きましたが、平井家にいるタキは主従関係を感じさせないほど自然でした。
それは時子の人柄と二人の相性もあると思うけど、タキの働き方がでしゃばらず屈従を感じさせずほどよい距離感の気持ちいい仕事ぶりだったから。
気が利くことを感じさせない頭のよさと身軽さ・・・黒木華さんは主役でありながらも映画全体の中でもしっとりとバランスよく存在していました。

 そして時子を演じた松たか子さんもぴったりだった。
「み〜んな好きになっちゃうの。あの人のこと。時子さんの結婚が決まった時自殺しかけた人もいるの。嫌だったの。あの人が結婚するのが。独占したかったの」と同級生の睦子(中嶋朋子)に語らせたように無邪気な人たらし的雰囲気があり、花のように惹きつけられる。立居振舞も凛として美しかった。


 ここからはラストの内容も書きますのでご注意を。
小さいおうち Blu-ray
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2014年09月10日

「誰も守ってくれない」 2009年 監 君塚良一

 見なきゃな〜と思いつつ月日が流れ・・・BSプレミアムで放送してくれたのでやっと見ることができました。怖い映画でした。でも、ラストに確かな希望が残りました。
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 オープニング、学校の中でいつもの日常を笑顔で過ごす船村沙織(志田未来)の姿と、船村家に捜査令状を持った刑事達が踏込んでくる様子が交互に描かれる。
ある日、突然、18歳の兄直人(飯嶋耕大)が小学生の姉妹を刺殺した犯人となったのだ。
ただ呆然とするしかない母親・・・
警察から中学校に連絡がいったのか、沙織も家に帰される。

 東豊島署の刑事・勝浦(佐藤浩市)と三島(松田龍平)は、上司の坂本(佐野史郎)から容疑者家族の保護を命じられ船村家へ。
「家族の保護って何スか、それ」勝浦
「何で容疑者の家族守らなきゃならないんですか?守るのは被害者の方でしょ」三島

 でも、船村家に行き、すぐにその理由がわかった。
逮捕を嗅ぎつけたマスコミがあっと言う間に家の周りを取り囲み実況を開始。
やじ馬も集まり騒ぎ始めていた。
警察は家族への事情聴取のためにマスコミの執拗な追求に耐えられず自殺する加害者家族を守らねばならない。
罵声の飛ぶ中連行される直人の姿はビニールシートで隠されてはいたが隙間から映され晒された。

 その後の船村家の様子がすさまじかった。
自分の息子が本当に殺したのかもわからないまま、刑事達に取り囲まれる父・礼二(佐藤恒治)と母・澄江(長野里美)。ご近所からの苦情の電話が鳴っている・・

「まさかうちの子が・・・!」澄江
「信じられません・・・」礼二
「何かの間違いです!直人が人を殺すなんて・・・」澄江
「お子さんが普段どういう生活を送っていたかご存じでしたか?」刑事
「私は・・・あの子をきちんとしつけていました・・」礼二

 そこに家庭裁判所の職員が入って来る。
坂本から直人は未成年だけど実名で報道される恐れがあること、
そうなると苗字から家族もマスコミに追いかけられることになるので保護のために離婚するよう指示があった。

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2014年08月17日

「きっと、うまくいく」 2009年 印 監 ラージクマール・ヒラーニ

 ボリウッド映画、初体験です。
いや〜楽しかった〜!
3時間ってちょっと長すぎるべ!とは思ったけど、終ってみれば、ほどよい充実感?
笑いあり、友情あり、親子愛あり、男女のラブあり、ハラハラドキドキあり、涙あり、
感動アリ、とにかく何でもアリの痛快活劇。まるで福袋みたい。
でも、すっきりしていて清々しい。

 インド映画って言うと全編ミュージカルで、しょっぱなから主人公が歌い始めて
花柳糸之社中みたいのが後ろで踊り続けるのかと思っていたけど、
ちゃんとストーリーもあるしぃ〜( ゞ( ̄∇ ̄;)当たり前だろ!)、
シンプルな作りなんでわかりやすいし、心情は歌で説明してくれるしぃ〜
コレは癖になるかも・・・
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 飛行機の離陸を待っていたファルハーン(R・マダヴァン)は大学の同窓生チャトゥル(オーミー・ヴェイドヤー)から大学時代の親友・ランチョー(アーミル・カーン)の消息を掴んだという電話を受け、仮病を使って飛行機から降り、同じく親友のラージュー(シャルマン・ジョーシー)と共に大学へ向かった。

 この大学はインド中の優秀な者が集まる工科大学ICE(Imperial College of Engineering)で、ランチョーは首席で卒業した天才だった。ファルハーン達にとってランチョーは青春を共に過ごし人生を変えてくれた親友で、ランチョーのせいで万年2位に甘んじることになり、彼のいたずらで大恥をかかされたチャトゥルにとっては宿敵のような存在。

 その3人が一台の車に乗り合わせ、卒業以来姿を消してしまったランチョーを捜す旅に出ることに。
その現在と10年前の学生時代が織りなすように描かれます。そしてランチョーが姿を消した理由も徐々に判明する。

 『きっと、うまくいく』はランチョーの口癖で、関わり合った者たちはその言葉に励まされ、いつしか自分も「きっと、うまいく」と唱えながら積極的に生きていくようになる。
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