「ラムネモンキー」

2026年03月26日

『ラムネモンキー』第11話(最終話) 2026年の炭酸拳

『記憶は記憶であって事実ではない。
妄想癖のある中二病のオタクならなおさらだ。
もしかすると・・・
3人のおじさん達との冒険の日々も
すべて私の妄想で、
いつかはじけて消えるのかも。
炭酸の泡のように。
だってしょせんみんな、
永遠の中二病でしょ?』


 すべてはファンタジーなのかもしれない。
やっと取り戻せたと思った記憶はまた、
どこかへ飛んでいってしまうのかもしれない。
それでも3人のおじさんが取り戻せたものは大きい。
そして白馬が得たものも。

 マチルダからのプレゼント。
3人が開けるのはずいぶん遅くなっちゃったけど、
しっかり受け取ることができた。
人生はいつだって驚きに満ちていてすばらしい。


 さて、振り返ってみましょう。
会社に退職届を出し、自分も実刑覚悟で加賀見(高田純次)の汚職を証明するため裁判で罪状をすべて認めることにしたユン(反町隆史)は絵美(野波麻帆)に判を押した離婚届を渡した。

 ユン、本当にスッキリした顔になっていた。
自分を検察に売った部下に対しても「よくやった」と褒め、「負けるなよ」と励まし清々しい笑顔で去っていった。ユン、かっこいい大人になったね(´;ω;`)

 その後→ユンは1年5ヶ月の実刑判決を下されるも、絵美の愛情を取り戻し家族円満。

 そして映画の企画が白紙になったチェン(大森南朋)も潔く現場を去った。
変わったねぇ・・これが元カノに媚びて仕事を貰おうとしていた男かねぇ(笑)なんか己の人生の道筋がきれいに見えたって感じだね。

 その後→気を取り直した石渡会長(近藤芳正)から監督を命じられ現場に復帰。

 キンポー(津田健次郎)の家にもう三島さん(奥田恵梨華)は来なくなり、祥子さん(高橋惠子)は、また我がままに戻ってしまった。

 その後→すべてはキンポーの誤解だった。三島さん自ら指名するよう頼みに来てくれたぞ。食事にも誘えたし、キンポーにも春が来そう

 そして加賀見は収賄で逮捕。
ユンの兄・健人(松村雄基)も会社を辞めた。

 健人も辛かったのかもしれんね。
最近になってユンはマチルダ(木竜麻生)がいなくなったのは自分達のせいだと思い込んでいた理由を思い出した。マチルダが殺されると知った兄が「何かあったらお前らのせいだ!」と責めたからだったのさ。気の小さい人なんだよね。だから自分で終わらせることはできなかった。ユンが動いてくれたことを心の中では感謝していると思うよ。

「俺も逃げ続けてたんだ。
お前達に罪の意識をなすりつけて」


 すべては自分で選んだことだけれど、しがらみから解き放たれて、久しぶりに兄弟として腹を割って話すことができて良かったよ。ユンが勇気を出したおかげ。そしてマチルダのおかげだね。




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2026年03月19日

『ラムネモンキー』第10話 マチルダの帰還

 プリンではなく、ラムネを!

「37年前のことは無理でも、
俺は加賀見を牢屋に送ることができる」
「俺が道連れにすれば、
加賀見を有罪にできる」ユン

「俺は別にいいさ!
映画なんかまた作ればいい。
企画は俺の中にいくらでもあるんだ!
俺は天才だからな!」チェン

「僕は、ただ元に戻るだけだ。
母の介護は僕が頑張ればいい」キンポー

「へんてこなお父さんが三人もできた。
私はそれで十分」白馬(福本莉子)


「きれいに生きるか」ユン

 ラムネモンキーに乾杯!
みんな清々しい顔しとる。
いつかマチルダに会えた時に恥ずかしくないように。

 そして暗雲が立ち込めたと思ったら・・・
空から宇宙船が現れ・・・
にゃんとマチルダご帰還!

「空想が現実じゃないって誰が決めたのよ。
この宇宙にはいろんな時空が同時に存在してる。
夢や妄想は時空の壁が破れて、
もう一つの世界と溶け合った瞬間、
この世界が空想で、
空想が本当の世界。
かもしれない。
でしょ?」


いなくなったマチルダ。
目の前の現実と日常。
悲しみと不安から空想を求めた3人。
その空想が記憶に蓋をしてしまったけれど、だからこそ3人は生きてこられた。でも大切なものを忘れてしまった感覚がいつもあったんじゃないのかな。

『この世界が空想で、空想が本当の世界』。
ならば信じられるものを信じて歩いていった方がいい。
その思いが世界を変えるかもしれない。
でしょ?


 多胡(梶原善)から殺人の証言を得た四人は加賀見(高田純次)の元へ。
ユン(反町隆史)の兄やん(松村雄基)もお出迎えする中、面会を受け入れた加賀見は余裕しゃくしゃく。

 自分の欲望のために動いたことは無く、すべてはこの国のため。都市開発も町の人々のため。それを邪魔する者達(黒江の婆さん・マチルダ)の排除は大儀のために必要で、皆が嫌がる汚れ仕事をやってあげただけと言いやがった。さらにチェン(大森南朋)、キンポー(津田健次郎)、ユン、それぞれの個人情報や抱えている事情を掴んでいることを伝えながらやんわりと脅してきたぞ。

 大切にしている人たちが傷つけられ、大事にしていることも奪われてしまう状況にあること、口をつぐめばそれが守られるだけでなくボーナスももらえること、恐怖と共にリアルに突き付けられ、みんな黙ってしまった。

 そうだよね、そりゃそうなるさ。当たり前だよ。
自分だけの問題だったらいいけど、他の人達にまで被害が及ぶ。
家族を悲しませ苦しめることになる。
チェン監督の映画には今やたくさんの人達が関わっている。
彼らの喜びを奪い、未来にも影響を与えるかもしれない。

 そしてすっかりすべては加賀見の指図ってことに。
でも、チェンの映画の仕事は小野寺(中越典子)が頑張って取ってきてくれたんだと思うし(たまたま加賀見と知り合いだったけど)、ヘルパーの三島さん(奥田恵梨華)が加賀見の仲間ってことはないんじゃないのぉ?( ̄▽ ̄;)

「いいと思いますよ。
人はみんな幸せになるために生きてるんです。
自分の人生を守る権利がある。
恥ずかしいことじゃない。
・・・・です」鶴見(濱尾ノリタカ)



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matakita821 at 15:18|Permalink│Comments(2)│ このエントリーをはてなブックマークに追加

2026年03月12日

『ラムネモンキー』第9話 ニューハピネスタウン丹辺

「俺がやった。へっへっへ・・・
キッチリやり遂げて
白狼会の構成員にしてもらった。
みくびるんじゃねぇぞぉ。
へっへっへ・・・」多胡
「・・・・・・」
「あの女の先生は俺が沼に沈めたんだよ。
へっへっへ・・へっへっへ・・・」


 ( #゚д゚)=○)゚Д)゚・∵.

 キンポー(津田健次郎)のパンチが炸裂!
本当に怖いのは、こういう普段温和な優しい人なのよ。

 でも、ホントかねぇ・・
たこ八郎・・いやアホの八郎(梶原善)に、そんな人を殺して埋める度胸あるかな?殺したってことにして白狼会に入れてもらったんじゃ・・

 他の誰か(クラークとかさ)が殺したってんならわかるけど。
やっぱり、マチルダ(木竜麻生)亡くなっているのかな。
わたしゃ、偽装工作してどこかで生きているという思いが消せないよ。
そして3人と再会して欲しい。

 ビデオテープに映っていたのは、やはり若き日の加賀見六郎(高田純次)。
1988年12月6日。
黒江の婆さん(前田美波里)ちが火事になる3日前の映像。

 土地もちの黒江の婆さんに土地を売ってくれるよう土下座までして頼んだが、突っぱねられとった。その場には丹辺再開発のデベロッパー・新隆不動産社長と、トレンディーさん(三浦獠太)も居た。新隆不動産はバブル崩壊後、経営破綻し、ユン(反町隆史)のいる「多澤グループ」に吸収合併されたらしい。

 1988年、再開発計画が丹辺市に立ち上がった。
その名も「ニューハピネスタウン丹辺」
30年後を見据えた21世紀型の都市。

 確かに21世紀って手塚治虫先生の『火の鳥 未来編』みたいな世界になると思っていたよ。世界は無機的になり、車は空を飛び、人々はガムみたいな簡易食が主食になったり・・なんてね。チェンも言ってたけど「2001年宇宙の旅」のさらに未来なんだも。SF文学の世界が実現しているって思うさ。

 説明会に来ていた市民の皆さんもヤバイほどすばらしい未来を託しとる。公害は無くなって、夢と希望に満ち溢れていて、誰もが幸せ・・・まるで桃源郷だよ( ̄▽ ̄;)
時間は繋がっているから、そんなに日常は変わんないんだよね。


 37年前と現在が繋がったね。
そしてビデオテープに同封されていたメモ。
「Don’t trust Clark(クラークを信じるな)」の「クラーク」はユンの兄・健人(松村雄基)だった。なんとなく腑に落ちるユン。

 学生の頃、優秀で正義感の強い健人はユンの自慢の兄だった。
マチルダは告発のためビデオテープのことを健人と先輩記者の龍波(冨家ノリマサ)に相談したんだろうが握りつぶされた。丹辺のクラーク・ケントは正義の人ではなく、正義ぶっていた俗物だった。

 この事件に関わった者は皆、甘い汁を吸って望んだ地位を得ている。
龍波とやらが現在「東陽新聞」の主筆になっているのもそういうことだろうし、健人も記者志望を翻して田澤グループに就職し出世していった。当時の丹辺市長も加賀見の後ろ盾で国政に打って出て当選。きっとチェンの父親も、キンポーの母親も買収されてリッチになった。

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matakita821 at 16:49|Permalink│Comments(2)│ このエントリーをはてなブックマークに追加

2026年03月05日

『ラムネモンキー』第8話 四人目のラムネモンキー

『上を向いて ガンバレ!』

 マチルダからの最後のメッセージ。
その言葉には、もうひとつの意味が隠されていた。

 部室の天井の「上」にあった��.12のテープ。
その映像の中にマチルダが殺された理由がある。

 そして狙われたユン(反町隆史)の妻と娘。
やっぱり現在の敵と過去の敵は同じ?
加賀見(高田純次)しかいないな・・( ̄▽ ̄;)

 4人目の映研部員、それは同級生で不登校だった黒江恵子(瑞島穂華)。
丹辺では知らぬ者はいない黒江の婆さん(前田美波里)の孫。

 3人の印象によると『何を考えているかわからん』『不気味な子』。
顔にも言葉にも出さないタイプ( ̄▽ ̄;)
そもそも4人いなきゃ部として認められないから名前だけ貸してもらった幽霊部員。

 でも映画製作中、敵のアジトのロケ地候補として黒江の婆さん家が上がり、その立派なお屋敷にマチルダ(木竜麻生)と3人は初めてお邪魔したのだった。流れで黒江さんにサントラを作ってもらうことになり、映画出演まで頼んだという・・
付き合ってみると黒江さんはとてもユニークで才能あふれる人だった。

 ピアノも上手いし、作曲もできる、立ち回りもすぐに覚えるし、型も決まってる。聡明で度胸もある人だった。

 外から見ているだけじゃわかんないもんなんだよね。
私も学生の頃、『大人しい人』=『つまんない人』と浅い判断をして、友達からその人の面白さを教えられるってよくあったよ( ̄▽ ̄;)

 あのみんなでマイケルジャクソンの日本公演を観に行って帰って来た夜、黒江の婆さん家は火事で焼けてしまった。原因は婆さんの煙草の火の不始末ということだった。その後、黒江さんは親戚に引き取られ、消息不明。

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matakita821 at 16:25|Permalink│Comments(2)│ このエントリーをはてなブックマークに追加

2026年02月26日

『ラムネモンキー』第7話 トレンディなクリスマスイヴ

「未散は結婚が決まっていた私を庇って、
身代わりになりました。
未散は、そういう女です。
それが本当の宮下未散です」


 ひとりの人間の本当の貌を知っている人がどれぐらいいるだろう。
どんなに親しい人でもすべてを知ることはできない。
向き合った一瞬の、憶えていたい顔を頼りに繋がっている。
それでもその一瞬が永遠になることもある。

 トレンディーさん(三浦獠太)は、誰か(やべぇ奴)の命令を受けて、あの��12のビデオテープを捜していた。多分あのテープには映ってはいけないものが映り込んでいたんだろう。トレンディーさんは、そのテープを買い取ろうとマチルダに(木竜麻生)金を渡したが拒否された。それはマチルダが値上げ交渉をしようとしたのではなく、子供達にとって大切なものだったからじゃないだろうか。そして金で解決しようとした相手への反発。

 って、まさかここで加賀見(高田純次)が絡んできたりして・・・その過去の事件発覚でユン( 反町隆史)の事件はどっかいっちゃうとかさ。
でも、そうすっと・・・
やっぱりマチルダは殺されているのかな・・・

 てか、あの火事は放火だと思われ・・・
黒江の婆さん(前田美波里)も巻き込まれて亡くなったのかな。
もしやマチルダが黒江さんにテープを預けたんじゃ・・・

 揺れるおじさん達の心。
マチルダが女子大生パブをやっていたと知ったキンポー(津田健次郎)の失望。すっかり心折れちゃった。ホントに中学生のまま育ってないんだなぁ・・( ̄▽ ̄;) 理由や事情があると言った白馬(福本莉子)の方がわかっているよ。男の子と女の子じゃやっぱり受け止め方が違うんだよね。

 当時は見えていなかった、気づくこともなかった1988年のマチルダ失踪直前の謎。そのピースが集まり出している。
やっぱりさすが古沢良太さん。
物語の進行具合が自然で見ていてすごく心地いい。

 第1話 異世界が呼んでいる
 第2話 美少女ミンメイの謀略
 第3話 恐怖!地獄の番人ジェイソン
 第4話 タイマン上等!夜露死苦ビーバップ!
 第5話 秘密結社ジュピターの野望
 第6話 怪奇!毒ガス工場のゾンビ
 第8話 四人目のラムネモンキー
 第9話 ニューハピネスタウン丹辺
 第10話 マチルダの帰還
 第11話(最終話) 2026年の炭酸拳


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2026年02月19日

『ラムネモンキー』第6話 怪奇!毒ガス工場のゾンビ

「真実が遠のいたんじゃない。
俺たちはやっと真実の入り口に立ったんだ。
面白くなってきたぜ」


 三人を尾けてたのはマチルダ殺しの犯人絡み?
それともユン(反町隆史)の裁判絡み?

 てか、中年のおっさんを全力疾走させるのやめて〜
肉離れどころかアキレス腱切ったりするぞ。
次々とおっさんが討ち死にする中、ユンがギリギリまで走れたのは、多分ちょっと前までジムとか通っていたと思われ・・( ̄▽ ̄;)

 ランボーの真実。
戦友の娘さんを気にかけて、ずっと守っていたんだね。
暴行を受けたのもマチルダ(木竜麻生)絡みなんだろうな。
ちょいちょい出てくる目つきの悪い竿竹屋。
あのおっさんは何者なのか・・・
でも病院に駆けつけたマチルダが泣いていたってのはわかるけど、ユンのお父さんはなぜ来た?なんかそういう仕事してたのかなぁ・・

 しかしさ、子供の頃のイメージなんてホントわからんもんだよ。
子供ゆえの純粋な直観ってのもあるけれど、中二病の男子だからなぁ、想像と思いこみがとんでもない方向に突っ走る。でも、その夢から醒めるのは幸せなんだろうか。

 今やおっさんになった彼らにはランボーが誰にも言わず一人で抱えてきたもんが想像できる。無骨ながらも誠実に生きてきたであろうこともわかる。切ない。そして重い。でも、そんな男が命懸けで守ろうとしたマチルダの真実だけがわからない。

 最近、協力的になってきた鶴見巡査(濱尾ノリタカ)。
この人、最終回で実は・・・って展開になったりして・・



 第1話 異世界が呼んでいる
 第2話 美少女ミンメイの謀略
 第3話 恐怖!地獄の番人ジェイソン
 第4話 タイマン上等!夜露死苦ビーバップ!
 第5話 秘密結社ジュピターの野望
 第7話 トレンディなクリスマスイヴ
 第8話 四人目のラムネモンキー
 第9話 ニューハピネスタウン丹辺
 第10話 マチルダの帰還
 第11話(最終話) 2026年の炭酸拳

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2026年02月12日

『ラムネモンキー』第5話 秘密結社ジュピターの野望


「自分に聞け!
勝手に何もかも忘れやがって。
全部お前らのココにあるはずだ。
あの頃、何があったか。
中学生には分からなくても、
今のお前らには分かるはずだ。
それがいいことかどうかは知らないけどね」


 確かに大人になって、あの時のアレはそういうことだったんだろうな・・と腑に落ちることはある。散らばっていた過去の記憶の断片が何かのきっかけで集まり、クッキリとした形になる。あの頃の少年達には見えていなかったこと、見ようとしなかったこと、そして忘れてしまいたい記憶だったかもしれない事実が。

 キンポー(津田健次郎)は何を思い出したんだろう。
チェン(大森南朋)は映像の中に誰を見つけたんだろう。

 そして「ジュピター」の兄ちゃんだよ。
少年達にとっては部屋を貸してくれてラムネの差し入れをしてくれる映画好きの優しいお兄さんだったが、商売のためにアダルト産業を経てビデオ屋を選んだだけだった。商売人としての才覚も見る目もあった蛭田哲夫(生瀬勝久)は、バブルがはじける前に増やした店舗を大手に売って損することなく資産を増やし続け、現在は投資家として勝ち組のトップリーダーを自負している。

「このままじゃ先がないんだ。
それに早く気づかなきゃ!抜け出さなきゃ!
いいか?お前ら毎月通ってこいよ。
絶対にそこから抜け出させてやるから!
みんなで彼らを勝ち組にしてやろう!
素晴らしい人生を勝ち取ろう!」


 いやいやいやいや、誰も抜け出したいなんて思ってないから。
負けたとも思ってねぇし。
今回は若い世代の白馬(福本莉子)が言ってくれた。

「あなたたちは何をしてきたんですか?
上の世代が作った経済成長に乗っかって、
自分たちだけ勝ち抜けて、
30年この国が苦しむのを見て、
笑ってきたんですか?
勝ち負けなんか関係なくないですか?

みんなつつましやかに生きてきてて、
何が悪いんですか?
あなたにユンさん達を説教して欲しくないです。
あなたに教わりたいことなんか、
ひとつもないです!」


 みんな自分の持てる力で一生懸命努力して生きてきた。
幸せを「勝ち負け」で判断し切り捨てるのは、そして上から手を差し伸べるのは、勝ったと思っている人間にとっては痛快だろう。でも、そんなのはつまらない。ユン(反町隆史)が言ったように「真面目にひたむきに生きている人が一番尊敬されるべき」だと思う。それが子供っぽい幻想だとしても。3人の心の中に蘇ったマチルダに恥ずかしい生き方はしたくないもんね。

 で、無罪を主張する「プランA」を選んだことを伝えるも、説得され、そして家族のためにも裁判を早く終わらせたくて容疑の一部を認め執行猶予を狙う「プランB」にしたユン。

 なのに妻から迷いなく離婚届けを渡される・・・
元々冷え切ってたのかしら・・
貰っちゃダメだよ〜!返した方がいいよ〜!と思ったが、加賀見(高田純次)からの慰労金は200万。ユンの人生が200万かい?バカにしておくれでないよ。

 少しづつ近づいてきたような気がするマチルダ(木竜麻生)の真実。
でもわたしゃ、まだマチルダ生存説は捨ててないよ( ̄▽ ̄;)



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2026年02月05日

『ラムネモンキー』第4話 タイマン上等!夜露死苦ビーバップ!


「僕は君を許さない。
どんなにいい人になっても、
どんなに感謝されても、
僕だけは君を許さない!
昔も、今も、これからも!
ずぅ〜〜〜っと絶対にだ!!
それだけは忘れるな!」


 許さない人がいて、目の前で罵ってくれて、
佃さん(東根作寿英)良かったと思うよ。
どんなにいい人と言われるようになっても
たくさんの人から感謝される存在になったとしても、
傷つけられた人間は50歳を過ぎても忘れない。

 だから佃さんは昔の記憶を無かったことにして生まれ変わろうと、別の人間になろうと努力してきた。「いい人」ではなかった記憶を押し隠しながら。キンポーはずっと逃げてきた過去の自分自身と向き合わせてくれた。佃さんの人生も、まだまだこれからなんだと思う。

 怒りとともに思い出した記憶。
漫画家になれなかったんじゃない。努力して働いているお母さんの姿がカッコ良くて、家業を継ごうと自分自身で道を選んでいたんだね。そして認知症を患っている母との生活に疲れていたキンポー(津田健次郎)だったけど、どんなにお母さんを好きだったか尊敬していたかも思い出した。キンポーもまた自分の人生を取り戻したんだよね。

 なんだかわかるなぁ。
思いこんでいること、心にこびりついていること、それがちょっとしたきっかけで蘇った記憶で、あれ?本当はこうだったんだ、と違う面が見える。そして今まで拒否してきたことが、すとんと受け止められるようになっている。探していたパズルのピースが急に見つかってしっくりくるような感覚。そんな瞬間を古沢良太さんは切なく新鮮に描いて見せてくれた。やっぱりすごいよ。

 キンポーのことを謝りながらも開き直るユン(反町隆史)とチェン(大森南朋)に笑ってしまった。

「いや、でも、しょうがないんですよ。
あなたは立派な大人になったけど、
俺らまだ中二病なもんで」


 そして三人での決めポーズ。
この三人は一生、中二病さ。
でも、それでいいのさ。

 また書き始めた漫画。
ユンとチェンが読んだ感想は「衝動がない」。
それはキンポーもあの頃からわかっていた。どうしても書かずにはいられない、表現せずにはいられない「衝動」が自分にはないと。漫画家は自分の夢ではない。諦めとも違う悟りのような感覚かな。

 そしてマチルダ(木竜麻生)の言葉が背中を押してくれた。

「あなたの人生はあなたのものだから。
本当にやりたいことをやったらいい」


 本当にマチルダは殺されたのかなぁ。
いろんなもん背負ってたみたいだけど、マチルダも自分の人生を守るため行動したはず。リブートして生きてんじゃないの?

 って、「映画研究部」に部室を与えてくれたビデオ屋の店長って、マチルダに執着してたのかい?それで店の一部貸してくれてたのか〜
はたしてご存命なのかねぇ・・・



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2026年01月29日

『ラムネモンキー』第3話 恐怖!地獄の番人ジェイソン


 ジェイソンにも一分の魂・・・( ̄▽ ̄;)
入院して息もたえだえなのに、昔のようにユンたちを罵るジェイソン。
確かに間違って天才だと思いこみ調子にのったチェン(大森南朋)は『惨めな人生』を送っている。借金取りに追いかけられ、ポストには電気代やら各種の督促状しか入っていない。うまいこと仕上げたつもりの企画書を元カノのつてで採用してもらおうとするも、キッパリ断られる。なのに復縁をしてあげてもいいよ的な事言って自爆。

 でもジェイソンに罵られているうちにチェンの本気の負けん気が蘇ってきた。
部活の体罰で免職になったジェイソン(石倉三郎)。
中学生のチェンにとっては理不尽に暴力をふるう「悪」そのもの。

 いたよね〜こういう先生。
ビンタとか普通にしてたよね ( ̄▽ ̄;) 誰誰君はビンタされて鼓膜破れたとかさ〜
あとあからさまにひいきしたりとか、生徒を裁判で吊るし上げる先生とかさ〜。
昭和にはいい先生もいたけど、とんでもねぇ先生も普通にいた。

 でも50を過ぎた今ならわかる。
ジェイソンも頑張って『怖い先生』をやっていた弱い人だったんだと。その加減がわからずに破滅してしまったが、彼なりに教師として生徒達への思いもあった。

 ジェイソンとの再会で中学生の頃の訳わからない情熱に再会し、50過ぎたおっさんになっている自分自身と向き合ったチェンは頑張って160キロ出してみた結果、『スタート地点には戻ってきた』という評価を頂きました。それで十分だよね。50代、まだまだこれから。

 マチルダ(木竜麻生)に付きまとっていた男って、父親とかじゃないのかな。
で、その父親から逃れるために死んだ体にしているとかさ。

 ところでキンポー(津田健次郎)の「『13日の金曜日』のジェイソンはチェーンソー使ってなくて、チェーンソー使ってるのは『悪魔のいけにえ』」というツッコミに笑ってしまった。そっか〜(笑)私もごっちゃになっていたよ。



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2026年01月22日

ラムネモンキー』 第2話 美少女ミンメイの謀略



 マチルダを探しながら、三人とも「自分探し」しちゃっているのかな。
勝ち組だと思っていたけど転落し、今は思いがけない場所にいる。
思い通りの人生を歩いていたと思ったら勘違いだった。
穏やかに生きているつもりでも試練は常にある。
あの頃抱いていた未来の自分のイメージとはかけ離れている。
ミンメイ(西田尚子)にとっても。

 過去に、しかも中学生の頃に思っていたことなんて、本人でもよくわからない。
感情やら想像やら思いこみがごっちゃになって、記憶だか印象だか夢かすらわからなくなっている(ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 私だけか?)。大人と子供の中間であがいている、そんな時期だ。今だから語れる「ミンメイとマチルダの決闘」の真実も、ミンメイから見た真実でしかない。

 オタクだから軽蔑されていると思っていた映研のこともミンメイは羨ましく思っていた。でもあの頃はそんなこと言えなかった。おばさんになったからこそ素直になれるし過去の自分を肯定できる。おじさんになった今でも「クソ真面目でいつも一生懸命」だったユン(反町隆史)が残っていることを教えてくれて、「勝手に終わらないで!最後までカッコつけろ!」と叱咤激励してくれたミンメイ。ユンと再会して彼女の中にも、あの頃の凛とした自分が蘇ったんじゃないかな。

「マチルダに相談できてたら、
人生違ってたかもって。
見つけてよ。
マチルダ殺した奴」


 ユン達の心に鮮明な印象を残したマチルダ。
なにか背負っていたようだが、
大らかで前向きで、人生を生きていく覚悟もあったのかな。
素敵な女性だったんだね。
でもきっとこれからマチルダのいろんな面に向き合うことになるんだろうな。
おじさん達に、覚悟はあるのかな?



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2026年01月15日

『ラムネモンキー』第1話 異世界が呼んでいる



「僕らは何を書き換えたんだ?」
「俺たちは何を忘れちまったんだ?」
「思い出せ!思い出せ!思い出せ!思い出せ!」


 見つかったのはマチルダが愛用していたペン。
あの白骨は大晦日にいなくなったマチルダなのか?
それとも子供達にはわからないように姿を消しているだけ?

 大手商社の部長にまでなりながら贈賄容疑で起訴された、ユンこと吉井雄太(反町隆史)。
まぁまぁの作品を生み出した映画監督だけどパワハラ的なアレで降ろされちゃったチェンこと藤巻肇(大森南朋)。
漫画家を目指していたが実家を継ぎ理容師になり、今は認知症の母と暮らしているキンポーこと菊原紀介(津田健次郎)。

 51歳、いい年齢ですよ。いいとこまで行ったのに落とされたユンとチェン。地元でなんとなく暮らしてきたキンポー。工事現場で頭蓋骨が見つかったのをきっかけにキンポーの呼びかけで卒業以来37年ぶりの再会。

 都合よく塗り替えられた記憶。
先生は宇宙船に乗ってイスカンダルの近くの星に帰った?
映画研究会で作った映画は大反響で町中の人が上映会に殺到した?

 いい大人になった3人が忘れてきたもの、置いてきた大事なもの・・・
それを見つけることができるのかしら〜?
現状ドツボにハマっている3人が新しい遊びを見つけ逃避しているようにも見えるし、突破口を見つけるかもしれんし。

 それほどハマった訳ではないが古沢良太さんを信じて来週も見るわ。
てか、80年代はもう「異世界」なのね・・
( ̄▽ ̄;)つい最近のように思うのに・・
そして「アホの八郎」「ランボー」「ビーバップ」「トレンディーさん」「魔女」・・・個性的な人が多い地域だったのね。あんな広い場所を多分無料で部室として貸してくれたビデオショップの店長、いい人。余裕のある時代だったんだね。




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