日曜ドラマ「ぼくたちん家」
2025年11月03日
「ぼくたちん家」第4話 なくなったってことは、あったってこと
「あれ?バッタ付いてますよ、足」玄一
「あっ、さっきの付いてきちゃったのか・・・
踏みつぶされそうだったんで
草むらに逃がしてあげたんですけど」策
「あぁ・・・」
「あっ、付いてます、バッタ」策
「え?あっ・・・えぇ?
・・・運命じゃないですか?ハハハ・・」玄一
「運命ですね」
えぇーーー?!キタ?!
百瀬先生(渋谷凪咲)にご教授頂いた「コレって運命じゃないですか?!」作戦・・・「学校嫌い」「寒天ゼリー好き」では成立させようとするも失敗。しかし、ついに!
確かにバッタが付いてくるなんて滅多にないけど、運命だとしたら小さな虫すらかばう優しい二人が出会ったことかもね。
そしてついに光石さんの本領発揮。
いや〜光石さん、この最最最低な父親役、あまりにもハマっていて自然で好感度急降下だろうよと思っていたが・・・
「ゲイに何がわかるんだよ!
子供も作れないくせに!
何でほたるだって、こんな奴がいいんだよ!
ゲイなんかがいいんだよ!
何で俺は普通なのに・・・
俺の子供なのに!
何で俺はちゃんと父親できないんだよ!
男が出来ないんだよ!
いっつも!いっつも!
何だよ・・・」
「金のことしか考えていないゲスな父親」の殻が割れて、隠してきた自分への嫌悪感と罪悪感、劣等感、変われない変わろうとしない情けなさがこぼれ落ちた。それは玄一(及川光博)が『ゲイなんか』だから漏らすことができた思いなのかもしれないし、バカみたいにほたる(白鳥玉季)のために必死になっている玄一の純粋さにやられたのかもしれない。きっと、これも「運命」だね。
「だから、できることを毎日やるしかないんです。
そしたらなんか、いい感じ?になるので」玄一
「『いい感じ』?」仁(光石研)
「何て言うか・・・
生きてて・・・生きててもいい感じ?」
「できることって・・ナニ?」
「毎日、犬の散歩に行くとか、
笑って挨拶したり、
道を譲ったり、
虫、逃がしたり」
「は?虫??」
「別にたいしたことじゃなくてもいいんですよ。
自分のできることで。
お勧めです!そうやってコツコツやっていくの」
「は?!」
「人には人の・・恋と革命かなって」
「・・・なんだよ・・ソレ」
「・・・・俺にもできること・・
なんかあると思うか?」仁
「ありますよ」
「生きててもいい感じになるか?」
「なりますよ!なります!!」
「簡単に言うなよ!」
仁の荒み切った心やゲスみが急に変わることはないかもしれないし、相変わらずゲイのことも拒絶していると思う。でもこの時、玄一と交わした言葉は、ふとした瞬間に蘇って仁の心を照らしてくれるような気がする。時とともに誰の言葉か、どんな状況だったかは忘れても、人生に絶望していた自分にまっすぐに向き合ってくれた存在の清々しさと温かさは残るんじゃないのかな。
って・・光石さん、ここで退場かい?( ̄▽ ̄;)
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「あっ、さっきの付いてきちゃったのか・・・
踏みつぶされそうだったんで
草むらに逃がしてあげたんですけど」策
「あぁ・・・」
「あっ、付いてます、バッタ」策
「え?あっ・・・えぇ?
・・・運命じゃないですか?ハハハ・・」玄一
「運命ですね」
えぇーーー?!キタ?!
百瀬先生(渋谷凪咲)にご教授頂いた「コレって運命じゃないですか?!」作戦・・・「学校嫌い」「寒天ゼリー好き」では成立させようとするも失敗。しかし、ついに!
確かにバッタが付いてくるなんて滅多にないけど、運命だとしたら小さな虫すらかばう優しい二人が出会ったことかもね。
そしてついに光石さんの本領発揮。
いや〜光石さん、この最最最低な父親役、あまりにもハマっていて自然で好感度急降下だろうよと思っていたが・・・
「ゲイに何がわかるんだよ!
子供も作れないくせに!
何でほたるだって、こんな奴がいいんだよ!
ゲイなんかがいいんだよ!
何で俺は普通なのに・・・
俺の子供なのに!
何で俺はちゃんと父親できないんだよ!
男が出来ないんだよ!
いっつも!いっつも!
何だよ・・・」
「金のことしか考えていないゲスな父親」の殻が割れて、隠してきた自分への嫌悪感と罪悪感、劣等感、変われない変わろうとしない情けなさがこぼれ落ちた。それは玄一(及川光博)が『ゲイなんか』だから漏らすことができた思いなのかもしれないし、バカみたいにほたる(白鳥玉季)のために必死になっている玄一の純粋さにやられたのかもしれない。きっと、これも「運命」だね。
「だから、できることを毎日やるしかないんです。
そしたらなんか、いい感じ?になるので」玄一
「『いい感じ』?」仁(光石研)
「何て言うか・・・
生きてて・・・生きててもいい感じ?」
「できることって・・ナニ?」
「毎日、犬の散歩に行くとか、
笑って挨拶したり、
道を譲ったり、
虫、逃がしたり」
「は?虫??」
「別にたいしたことじゃなくてもいいんですよ。
自分のできることで。
お勧めです!そうやってコツコツやっていくの」
「は?!」
「人には人の・・恋と革命かなって」
「・・・なんだよ・・ソレ」
「・・・・俺にもできること・・
なんかあると思うか?」仁
「ありますよ」
「生きててもいい感じになるか?」
「なりますよ!なります!!」
「簡単に言うなよ!」
仁の荒み切った心やゲスみが急に変わることはないかもしれないし、相変わらずゲイのことも拒絶していると思う。でもこの時、玄一と交わした言葉は、ふとした瞬間に蘇って仁の心を照らしてくれるような気がする。時とともに誰の言葉か、どんな状況だったかは忘れても、人生に絶望していた自分にまっすぐに向き合ってくれた存在の清々しさと温かさは残るんじゃないのかな。
って・・光石さん、ここで退場かい?( ̄▽ ̄;)
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2025年10月27日
「ぼくたちん家」第3話 ゲイのお父さん。めちゃくちゃいいです
『もしもし、お母さん、
そろそろ進路決めなきゃいけなくて。
高校、どこ行くか。
選ぶって難しいね。
おにぎりの具とか、誰に秘密を話すかとか。
すっごい難しい。
でも頑張って選ぼうって思うよ。
私の周りの全部を大事にできるように。
まずは今日のお味噌汁の具から』
あの最悪父の娘として生まれたこと、
犯罪者となってしまった母と親子であること、
ゲイであること・・・・etc.etc.
生れた自分がいる場所や状況は選べない。
それでも人生は選択の連続だ。
選ばなければ始まらない。
目の前の状況から選ぶということは未来へ向き合うということ、自分自身と対話すること。選択することは生きることそのものなんだよね。
一人で生活してきたほたる(白鳥玉季)の選択。
トーヨコで出会った仲間を大切にする。
母・ともえ(麻生久美子)をあのアパートで待ち続ける。
自分を捨てた父親(光石研)との決別。
玄一に父親になってもらう。
母親の味を再現するために本みりんを買う。
そして今、どんな自分になりたいかを選択しようとしている。
そんなほたるに影響を受けたのか、玄一(及川光博)も選択を。
流れで索(手越祐也)に告白しちゃったぞ。
この前、別れたばっかだからな〜なんとも応えようがないよね〜
策はドライに見えるけれど、心の奥で家族を求めていたりするのかしら・・・期待しないようにしないようにしてきたみたいだけど、繊細で傷つきやすいのに頑張って鎧を付けて生きてきたのかなぁ。
そして玄一は、尽くし型というより基本優しくて心配性なのかな。
おせっかいおばちゃんみたいなとこあるぞ。
いいおばちゃんの方だけど(笑
おにぎりはまだいいけど(ソレも最初断ってたし)、内見にまで付き添うって・・( ̄▽ ̄;) ある意味心臓強いな。私ならおにぎりも一回断られたら、走って退散しちゃうぞ。
でも、結果オーライ。
「キャッキャウフフ」している男女のカップルを見て、素直に「羨ましいな〜」と口に出す玄一にちょっと好感抱いたふうだったよね?それだけだけどさ( ̄▽ ̄;)
今のところ玄一の立ち位置って、恋人というよりもお母さんやお父さんのような〜
策みたいにヒネたタイプにはクールな亮太(井之脇海)よりも、玄一みたいな素直で柔らかいおせっかいができる朗らかお母さんタイプの方がいいと思うんだけどな〜
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そろそろ進路決めなきゃいけなくて。
高校、どこ行くか。
選ぶって難しいね。
おにぎりの具とか、誰に秘密を話すかとか。
すっごい難しい。
でも頑張って選ぼうって思うよ。
私の周りの全部を大事にできるように。
まずは今日のお味噌汁の具から』
あの最悪父の娘として生まれたこと、
犯罪者となってしまった母と親子であること、
ゲイであること・・・・etc.etc.
生れた自分がいる場所や状況は選べない。
それでも人生は選択の連続だ。
選ばなければ始まらない。
目の前の状況から選ぶということは未来へ向き合うということ、自分自身と対話すること。選択することは生きることそのものなんだよね。
一人で生活してきたほたる(白鳥玉季)の選択。
トーヨコで出会った仲間を大切にする。
母・ともえ(麻生久美子)をあのアパートで待ち続ける。
自分を捨てた父親(光石研)との決別。
玄一に父親になってもらう。
母親の味を再現するために本みりんを買う。
そして今、どんな自分になりたいかを選択しようとしている。
そんなほたるに影響を受けたのか、玄一(及川光博)も選択を。
流れで索(手越祐也)に告白しちゃったぞ。
この前、別れたばっかだからな〜なんとも応えようがないよね〜
策はドライに見えるけれど、心の奥で家族を求めていたりするのかしら・・・期待しないようにしないようにしてきたみたいだけど、繊細で傷つきやすいのに頑張って鎧を付けて生きてきたのかなぁ。
そして玄一は、尽くし型というより基本優しくて心配性なのかな。
おせっかいおばちゃんみたいなとこあるぞ。
いいおばちゃんの方だけど(笑
おにぎりはまだいいけど(ソレも最初断ってたし)、内見にまで付き添うって・・( ̄▽ ̄;) ある意味心臓強いな。私ならおにぎりも一回断られたら、走って退散しちゃうぞ。
でも、結果オーライ。
「キャッキャウフフ」している男女のカップルを見て、素直に「羨ましいな〜」と口に出す玄一にちょっと好感抱いたふうだったよね?それだけだけどさ( ̄▽ ̄;)
今のところ玄一の立ち位置って、恋人というよりもお母さんやお父さんのような〜
策みたいにヒネたタイプにはクールな亮太(井之脇海)よりも、玄一みたいな素直で柔らかいおせっかいができる朗らかお母さんタイプの方がいいと思うんだけどな〜
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2025年10月20日
「ぼくたちん家」第2話 愛とかいらないんで。親のフリだけしてください
ほたる(白鳥玉季)の「進路希望調査」には『好きなものを探す』と書かれていた。
「好きなもの」も「やりたいこと」もわからなかったほたるが初めて「未来」を見つめ始めた。これってすごい変化だよね。
階下に住む変なおじさんとの出会い。
契約書により無理やり始まった親子関係に引きずり込まれた感のある玄一(及川光博)だけど、これがお互いにとって新しい世界への扉に繋がってるんじゃないのかな。
しかし、ほたるはしっかりしとるのぅ( ̄▽ ̄;)
それがわかっているからこそ、母親のともえ(麻生久美子)も出奔できたし、お金を託せたのかも。スーツケースの中にあったお金の総計は3226万1570円=ともえが横領したとされる金額と同じ。でも、ともえはほたるに「私達のお金」と言っていた。もらえて当然のお金という意味?
ともえが逃亡し続けているのは、もしかして時効が過ぎるのを待っているのか?
でも『業務上横領罪は7年』『単純横領罪だと5年』ですと。
違いがわからんが・・結構長いぞ。
それとも真犯人が名乗り出てくるのを待っているとか?
てか、親がそげなことになってクラスで励ましと慰めの寄せ書きって・・・
キツいわ〜「善意」っちゅーもんは怖いね。
そりゃ、ほたる怒るべさ!
このアパートで一人暮らしを続けているのは母親を待ちたいから。
必ず戻ってきてくれると信じている。
そして真実を知りたいんだろうね。本当に横領したのか?そうなら、なぜそんなことをしたのか?責めるつもりなんてない。ただ知りたいだけ。
ほたるが玄一に父親になるよう頼んだのは、便宜上の理由が一番だろうが、秘密を一人で抱え続けることに疲れたのかもしれない。まだ15歳の子供だもの。
そして玄一が父親役を引き受けたのは、一人で生活を背負っているほたるが可哀そうになったってのもあるが、父性愛というか隣人愛?(笑)
「この子には・・・
生活とか、ごはんとか、お金のこととか、
そういうのじゃなくて、
何が好きかとか、誰が好きかとか、
できるだけそういうことで頭をいっぱいにして欲しいなって。
それで・・・だから・・
父親になろうと思いました」
ゲイであることを意識してから自分を出さず、気づかれないよう、とにかく周りに合わせて生きて来た玄一。秘密を持つ辛さはわかっている。だから少しでも人生を楽しめるよう助けることができたら・・って思ったのかな。
続きを読む
「好きなもの」も「やりたいこと」もわからなかったほたるが初めて「未来」を見つめ始めた。これってすごい変化だよね。
階下に住む変なおじさんとの出会い。
契約書により無理やり始まった親子関係に引きずり込まれた感のある玄一(及川光博)だけど、これがお互いにとって新しい世界への扉に繋がってるんじゃないのかな。
しかし、ほたるはしっかりしとるのぅ( ̄▽ ̄;)
それがわかっているからこそ、母親のともえ(麻生久美子)も出奔できたし、お金を託せたのかも。スーツケースの中にあったお金の総計は3226万1570円=ともえが横領したとされる金額と同じ。でも、ともえはほたるに「私達のお金」と言っていた。もらえて当然のお金という意味?
ともえが逃亡し続けているのは、もしかして時効が過ぎるのを待っているのか?
でも『業務上横領罪は7年』『単純横領罪だと5年』ですと。
違いがわからんが・・結構長いぞ。
それとも真犯人が名乗り出てくるのを待っているとか?
てか、親がそげなことになってクラスで励ましと慰めの寄せ書きって・・・
キツいわ〜「善意」っちゅーもんは怖いね。
そりゃ、ほたる怒るべさ!
このアパートで一人暮らしを続けているのは母親を待ちたいから。
必ず戻ってきてくれると信じている。
そして真実を知りたいんだろうね。本当に横領したのか?そうなら、なぜそんなことをしたのか?責めるつもりなんてない。ただ知りたいだけ。
ほたるが玄一に父親になるよう頼んだのは、便宜上の理由が一番だろうが、秘密を一人で抱え続けることに疲れたのかもしれない。まだ15歳の子供だもの。
そして玄一が父親役を引き受けたのは、一人で生活を背負っているほたるが可哀そうになったってのもあるが、父性愛というか隣人愛?(笑)
「この子には・・・
生活とか、ごはんとか、お金のこととか、
そういうのじゃなくて、
何が好きかとか、誰が好きかとか、
できるだけそういうことで頭をいっぱいにして欲しいなって。
それで・・・だから・・
父親になろうと思いました」
ゲイであることを意識してから自分を出さず、気づかれないよう、とにかく周りに合わせて生きて来た玄一。秘密を持つ辛さはわかっている。だから少しでも人生を楽しめるよう助けることができたら・・って思ったのかな。
続きを読む
2025年10月13日
「ぼくたちん家」第1話 人間は恋と革命のために生まれてきたのだ
うん、なんか好きだな。
日曜日は、わたしゃ、こっちだよ(って、TBSの方は何とな〜くその気にならなくて見ていないんだが)。
「ゲイってつらい?」ほたる
「え?・・えっ・・そっちは?」玄一
「じゃあ、ゲイで良かった?」
「う〜ん・・・まぁ・・・
良かったって思いたいな」
「どうするんですか?」
「何を?」
「どうしたら良かったって思えるんですか?」
「ん?う〜ん・・・・愛と革命?」
男として生まれること、女として生まれること、ゲイであること、ストレートであることは、選べる訳じゃないので受け入れるしかないのだが〜〜それぞれ風当りの強さとか、選択したいのに選択すら許されないとか、いろいろ背負わなきゃならんもんは必ずある。頑張って折り合いをつけて生きてきても心の中に小さな砂粒みたいなもんは残るんだと思う。気づかないフリしてきたその砂粒を見つけた時、人はどうするんだろう。
「諦めることに慣れてここまで来たけど、
でも、今、アイス一緒に食べてるし。
うん・・・
欲しいものは、ちゃんと欲しがらないと
一生手に入らないから。
欲しがることにしてみます」
「家が欲しいんですか?」
「え?・・・うん、そう。家が欲しい!」
恋心を意識した頃から感じて来た罪悪感。
いろんな場面で欲しい心を抑え込み、日本人らしく平和に無難に穏やかに生きてきた玄一(及川光博)。
なのにちょいちょいハジケてやべぇ人になっちゃうのは年齢のせい?
それとも抑え込んできた量が多すぎてパンクしちゃった?
カフェで叫んだり、いきなり人を訪ねたり、家買うように勧めたり、そりゃアンタ怖がられて当たり前だよ( ̄▽ ̄;)スイッチ入っちゃったのかな?
まぁ、「意味がない」と言い切った索(手越祐也)の言葉が引っかかって、どうしても抜けないくさびみたいになったんだろうな。で、革命が起きた。
50歳。いい年齢だよ。
人生100年とまでは言わないけれど、終わりが見えてくる時期。
心残りを少しでも手放して自由に生きて欲しい。
愛も家族も手にいれて欲しいけど、その道のりは・・・
玄一の心の叫びは、ほたる(白鳥玉季)にも刺さった。
父親からも母親からも捨てられた自分は我慢するしかない。
まだ中学生なのに(高校生かと思っちゃったよ)漂う諦観。
それがちょっと変なゲイのおじさんに出会ったことで変わっていく。
あの3千万は大丈夫なやつ?( ̄▽ ̄;)
一万円札、福沢諭吉と渋沢栄一まざってたよね?
どっかで拾ったのかな?
そして中学校の教師・作田索。
熱くもなく冷たくもない温度がイイネ。
カミングアウトしているみたいだけど、職場でも?
未来のない恋愛に疲れてしまったのか、パートナーとケンカして出てきて車中泊中。
続きを読む
日曜日は、わたしゃ、こっちだよ(って、TBSの方は何とな〜くその気にならなくて見ていないんだが)。
「ゲイってつらい?」ほたる
「え?・・えっ・・そっちは?」玄一
「じゃあ、ゲイで良かった?」
「う〜ん・・・まぁ・・・
良かったって思いたいな」
「どうするんですか?」
「何を?」
「どうしたら良かったって思えるんですか?」
「ん?う〜ん・・・・愛と革命?」
男として生まれること、女として生まれること、ゲイであること、ストレートであることは、選べる訳じゃないので受け入れるしかないのだが〜〜それぞれ風当りの強さとか、選択したいのに選択すら許されないとか、いろいろ背負わなきゃならんもんは必ずある。頑張って折り合いをつけて生きてきても心の中に小さな砂粒みたいなもんは残るんだと思う。気づかないフリしてきたその砂粒を見つけた時、人はどうするんだろう。
「諦めることに慣れてここまで来たけど、
でも、今、アイス一緒に食べてるし。
うん・・・
欲しいものは、ちゃんと欲しがらないと
一生手に入らないから。
欲しがることにしてみます」
「家が欲しいんですか?」
「え?・・・うん、そう。家が欲しい!」
恋心を意識した頃から感じて来た罪悪感。
いろんな場面で欲しい心を抑え込み、日本人らしく平和に無難に穏やかに生きてきた玄一(及川光博)。
なのにちょいちょいハジケてやべぇ人になっちゃうのは年齢のせい?
それとも抑え込んできた量が多すぎてパンクしちゃった?
カフェで叫んだり、いきなり人を訪ねたり、家買うように勧めたり、そりゃアンタ怖がられて当たり前だよ( ̄▽ ̄;)スイッチ入っちゃったのかな?
まぁ、「意味がない」と言い切った索(手越祐也)の言葉が引っかかって、どうしても抜けないくさびみたいになったんだろうな。で、革命が起きた。
50歳。いい年齢だよ。
人生100年とまでは言わないけれど、終わりが見えてくる時期。
心残りを少しでも手放して自由に生きて欲しい。
愛も家族も手にいれて欲しいけど、その道のりは・・・
玄一の心の叫びは、ほたる(白鳥玉季)にも刺さった。
父親からも母親からも捨てられた自分は我慢するしかない。
まだ中学生なのに(高校生かと思っちゃったよ)漂う諦観。
それがちょっと変なゲイのおじさんに出会ったことで変わっていく。
あの3千万は大丈夫なやつ?( ̄▽ ̄;)
一万円札、福沢諭吉と渋沢栄一まざってたよね?
どっかで拾ったのかな?
そして中学校の教師・作田索。
熱くもなく冷たくもない温度がイイネ。
カミングアウトしているみたいだけど、職場でも?
未来のない恋愛に疲れてしまったのか、パートナーとケンカして出てきて車中泊中。
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