ドラマ10「宙わたる教室」
2024年12月04日
「宙わたる教室」 第9話 恐竜少年の仮説
「勝手に終わらせてんじゃねーよ!
・・・科学部があんたの実験かどうかなんてどうでもいい。
俺はただ、俺たちの実験を続けたい。
俺たちの装置を使ってクレーターを作りたい。
それだけだ」柳田
みんなも同じ気持ちだよ (´;ω;`)
「あんたはどうしてぇんだ?
なあ?!・・・なあ!!」柳田
「・・・・・」藤竹
「ここは諦めたもんを取り戻す場所なんじゃねぇのかよ?!
なぁ・・本当の気持ちを聞かせてくれよ!」
「私も聞きたいです」名取
「先生」アンジェラ
「・・・・」長嶺
「・・・・・・諦めたくない。
・・・・楽しかった。君たちといるのが。
科学はこんなにも楽しいものなんだって・・
もう一度感じさせてもらいました。
・・・・君たちと、もっともっと・・
新しい景色が見たい」藤竹
「だったら、やるしかねーじゃん!
・・・なあ?」柳田
「うん」
「だいたいさ、あんたの実験が失敗か
どうかなんて、誰が決めたんだよ?」
「そうですよ。
先生がやろうとしていたのは、
誰もやったことのない実験ですよね?
だったら、失敗なんてないです」名取
「本当だよね」アンジェラ
「そうだよ」長嶺
「あんたの仮説、俺たちが証明してやるよ。
だから俺たちをもっとその気にさせろ」柳田
「・・・・・・
もう締切まで10日もないですからね」
「わかってるよ」柳田
「わかりました。
皆さん、覚悟はいいですね」
「あったりめえだろ!
俺たちで日本の科学界に殴り込もうぜ!」
みんな、藤竹の想像以上に強くたくましく成長していた。
藤竹の植えた科学の芽は、しっかり根付き育っていた。
そして、大空に向かってさらに伸びていこうとしている。
ここは「諦めたものを取り戻す場所」。
科学部のみんなのおかげで藤竹も取り戻すことができた。
ただ知りたい学びたいと科学の世界で純粋に探求する心を。
あの頃のドキドキする思いを。
ウワァァ━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━ン!!・・・
もう後半、涙が止まらなかったっての!
振り返ってみましょう・・・
あれから柳田(小林虎之介)は学校にも来なくなり、
科学部は空中分解。
物理実験室に来る者はいなかった。
憔悴している藤竹(窪田正孝)を気遣い、木内先生(田中哲司)が飲みに誘った。断る気力もなかったのかゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 珍しく同意。
ここで初めて藤竹の「実験」への思いが語られました。
続きを読む
・・・科学部があんたの実験かどうかなんてどうでもいい。
俺はただ、俺たちの実験を続けたい。
俺たちの装置を使ってクレーターを作りたい。
それだけだ」柳田
みんなも同じ気持ちだよ (´;ω;`)
「あんたはどうしてぇんだ?
なあ?!・・・なあ!!」柳田
「・・・・・」藤竹
「ここは諦めたもんを取り戻す場所なんじゃねぇのかよ?!
なぁ・・本当の気持ちを聞かせてくれよ!」
「私も聞きたいです」名取
「先生」アンジェラ
「・・・・」長嶺
「・・・・・・諦めたくない。
・・・・楽しかった。君たちといるのが。
科学はこんなにも楽しいものなんだって・・
もう一度感じさせてもらいました。
・・・・君たちと、もっともっと・・
新しい景色が見たい」藤竹
「だったら、やるしかねーじゃん!
・・・なあ?」柳田
「うん」
「だいたいさ、あんたの実験が失敗か
どうかなんて、誰が決めたんだよ?」
「そうですよ。
先生がやろうとしていたのは、
誰もやったことのない実験ですよね?
だったら、失敗なんてないです」名取
「本当だよね」アンジェラ
「そうだよ」長嶺
「あんたの仮説、俺たちが証明してやるよ。
だから俺たちをもっとその気にさせろ」柳田
「・・・・・・
もう締切まで10日もないですからね」
「わかってるよ」柳田
「わかりました。
皆さん、覚悟はいいですね」
「あったりめえだろ!
俺たちで日本の科学界に殴り込もうぜ!」
みんな、藤竹の想像以上に強くたくましく成長していた。
藤竹の植えた科学の芽は、しっかり根付き育っていた。
そして、大空に向かってさらに伸びていこうとしている。
ここは「諦めたものを取り戻す場所」。
科学部のみんなのおかげで藤竹も取り戻すことができた。
ただ知りたい学びたいと科学の世界で純粋に探求する心を。
あの頃のドキドキする思いを。
ウワァァ━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━ン!!・・・
もう後半、涙が止まらなかったっての!
振り返ってみましょう・・・
あれから柳田(小林虎之介)は学校にも来なくなり、
科学部は空中分解。
物理実験室に来る者はいなかった。
憔悴している藤竹(窪田正孝)を気遣い、木内先生(田中哲司)が飲みに誘った。断る気力もなかったのかゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 珍しく同意。
ここで初めて藤竹の「実験」への思いが語られました。
続きを読む
matakita821 at 19:12|Permalink│Comments(4)
2024年11月27日
「宙わたる教室」 第8話 メテオライトの憂鬱
空中分解した実験、部員達の思い。
越えられないほどの傷と痛み、深い挫折感。
たぶん柳田は藤竹の過去の傷だ。
柳田と向き合うためにも藤竹は
過去の自分自身と対決することになるんだろうな。
『メテオライト』って隕石のことなんだね。
「遠い宇宙を漂っていた岩石や星の欠片が地球の引力により引っ張られる。たいていは途中で燃え尽きてしまうけど、地上に落下したのが隕石」なんですと。何度も燃え尽きた柳田(小林虎之介)。でも今度は消そうとしても消えない情熱が火の玉となるんじゃないのかな。みんなの力と合わさって、きっと想像もつかなかったほどの大きな衝撃を与える。それは藤竹(窪田正孝)も同じ・・・であって欲しい。
大会出場まで、あと一ヶ月ちょい。
柳田の勢いは止まらない。
難しい専門書を読むために努力し、頭の中は実験のことでいっぱいだ。
「重力可変装置」は柳田のアイディアを長嶺さん(イッセー尾形)が形にし、ボックスの振動を最小限にすることに成功。藤竹もびっくりする結果を見せた。
「すごい・・・えっ・・・コレ大会出場・・・
いや、口頭発表の15校も夢じゃないですよ。
皆さん、大学の研究にも引け取らないですよ」
伊之瀬先生(長谷川初範)が友人でNASAエイムズ研究センター主任研究員のラングレーさんを伴いJAXAの相澤(中村蒼)を訪問。ちょうど鉢合わせしちゃった石神教授(高島礼子)は先生をけん制しとった。
伊之瀬先生、何を考えているんだろう?
スカウトとかじゃないよねぇ・・
NASAと協力し合う橋渡し??
石神教授を排して相澤が研究に打ち込める環境を整えてくれないかなぁ。
子供達の相手をしている相澤、楽しそうだったね。
石神は「油を売っている」とか一刀両断していたけど、ホントにこういう子供達の好奇心や憧れが研究への第一歩だよね。石神め、過干渉の母親かよ。藤竹先生を「取るに足らない不要な小石」だってよ( ゚д゚)ケッ そんなに拘るってことは藤竹のことを恐れてるんだろうが〜!
続きを読む
越えられないほどの傷と痛み、深い挫折感。
たぶん柳田は藤竹の過去の傷だ。
柳田と向き合うためにも藤竹は
過去の自分自身と対決することになるんだろうな。
『メテオライト』って隕石のことなんだね。
「遠い宇宙を漂っていた岩石や星の欠片が地球の引力により引っ張られる。たいていは途中で燃え尽きてしまうけど、地上に落下したのが隕石」なんですと。何度も燃え尽きた柳田(小林虎之介)。でも今度は消そうとしても消えない情熱が火の玉となるんじゃないのかな。みんなの力と合わさって、きっと想像もつかなかったほどの大きな衝撃を与える。それは藤竹(窪田正孝)も同じ・・・であって欲しい。
大会出場まで、あと一ヶ月ちょい。
柳田の勢いは止まらない。
難しい専門書を読むために努力し、頭の中は実験のことでいっぱいだ。
「重力可変装置」は柳田のアイディアを長嶺さん(イッセー尾形)が形にし、ボックスの振動を最小限にすることに成功。藤竹もびっくりする結果を見せた。
「すごい・・・えっ・・・コレ大会出場・・・
いや、口頭発表の15校も夢じゃないですよ。
皆さん、大学の研究にも引け取らないですよ」
伊之瀬先生(長谷川初範)が友人でNASAエイムズ研究センター主任研究員のラングレーさんを伴いJAXAの相澤(中村蒼)を訪問。ちょうど鉢合わせしちゃった石神教授(高島礼子)は先生をけん制しとった。
伊之瀬先生、何を考えているんだろう?
スカウトとかじゃないよねぇ・・
NASAと協力し合う橋渡し??
石神教授を排して相澤が研究に打ち込める環境を整えてくれないかなぁ。
子供達の相手をしている相澤、楽しそうだったね。
石神は「油を売っている」とか一刀両断していたけど、ホントにこういう子供達の好奇心や憧れが研究への第一歩だよね。石神め、過干渉の母親かよ。藤竹先生を「取るに足らない不要な小石」だってよ( ゚д゚)ケッ そんなに拘るってことは藤竹のことを恐れてるんだろうが〜!
続きを読む
matakita821 at 18:01|Permalink│Comments(4)
2024年11月20日
「宙わたる教室」 第7話 浮遊惑星のランデブー
『LOGUE PLANETS・・・はぐれ惑星。
自由浮遊惑星とも呼ばれている。
惑星程度の質量でありながら
それらが形成された惑星系から
はじき出されたこの天体は
特定の恒星の重力に束縛されることなく銀河を漂っている』
まさに藤竹先生(窪田正孝)のような。
藤竹先生がやろうとしている研究というのは、
科学者としての生き方の模索なんだろうか。
どこか特定の場所に縛られることなく、
何の後ろ盾もなく、
たとえ潤沢な予算が無くても、
自由な発想と地道な努力で結果を出すことができる。
それは栄光のためではなく、
純粋な科学的探究心から生まれるものであると。
科学部の「火星のクレーター再現」は白熱しとる。
火星の再現時間は少しづつ伸びてきていた。
更にその時間を延ばし効率的にクレーターを再現するために、柳田(小林虎之介)と長嶺さん(イッセー尾形)は火星に弾を打ち込むための発射装置を作ることにした。
アンジェラ(ガウ)佳純(伊東蒼)は土の改良とデータ解析&記録。
いや〜みんなすばらしいね。
実験を進めながら知識を深め、その中で生れた疑問を解決し、そこからさらに生まれた発想を形にする。何度も何度もいろんな角度から見つめ直し実験を繰り返す。
そしてともに作業をするうちにお互いへの理解を深め、共同研究者としての信頼を育みながら大切な友ともなっている。これは上下関係がないからこそなのかな。藤竹先生は質問には丁寧に答えてくれるけど口出ししないし、彼らの伸びる芽を嬉しそうに見守っている。これって導く者と学びたい者にとって理想的な関係じゃないのかな。
一方、藤竹の大学の同期でJAXAの准教授・相澤(中村蒼)は明京大学と共同の「惑星探査しののめプロジェクト」のリーダーに選ばれた。こっちも火星なんだね。2028年度の打ち上げを予定しており、火星での、より高度なサンプル採集と地球へのリターンを目指すそうな。
続きを読む
自由浮遊惑星とも呼ばれている。
惑星程度の質量でありながら
それらが形成された惑星系から
はじき出されたこの天体は
特定の恒星の重力に束縛されることなく銀河を漂っている』
まさに藤竹先生(窪田正孝)のような。
藤竹先生がやろうとしている研究というのは、
科学者としての生き方の模索なんだろうか。
どこか特定の場所に縛られることなく、
何の後ろ盾もなく、
たとえ潤沢な予算が無くても、
自由な発想と地道な努力で結果を出すことができる。
それは栄光のためではなく、
純粋な科学的探究心から生まれるものであると。
科学部の「火星のクレーター再現」は白熱しとる。
火星の再現時間は少しづつ伸びてきていた。
更にその時間を延ばし効率的にクレーターを再現するために、柳田(小林虎之介)と長嶺さん(イッセー尾形)は火星に弾を打ち込むための発射装置を作ることにした。
アンジェラ(ガウ)佳純(伊東蒼)は土の改良とデータ解析&記録。
いや〜みんなすばらしいね。
実験を進めながら知識を深め、その中で生れた疑問を解決し、そこからさらに生まれた発想を形にする。何度も何度もいろんな角度から見つめ直し実験を繰り返す。
そしてともに作業をするうちにお互いへの理解を深め、共同研究者としての信頼を育みながら大切な友ともなっている。これは上下関係がないからこそなのかな。藤竹先生は質問には丁寧に答えてくれるけど口出ししないし、彼らの伸びる芽を嬉しそうに見守っている。これって導く者と学びたい者にとって理想的な関係じゃないのかな。
一方、藤竹の大学の同期でJAXAの准教授・相澤(中村蒼)は明京大学と共同の「惑星探査しののめプロジェクト」のリーダーに選ばれた。こっちも火星なんだね。2028年度の打ち上げを予定しており、火星での、より高度なサンプル採集と地球へのリターンを目指すそうな。
続きを読む
matakita821 at 18:07|Permalink│Comments(2)
2024年11月13日
「宙わたる教室」 第6話 コンピューター室の火星
『重力とは質量を持つすべての物体の間に相互に働く力である。
その力は、はるか無限のかなたにまで作用する。
どんなに遠く離れようとも完全に逃れることはできない』
「一つ聞いてもいいですか?
この実験は何の役に立つんですか?」丹羽
「さあ?わかりません。
でもいつか何かの役に立つかもしれない。
まぁ、今はそんなこと彼らは気にもとめていないでしょうけどね」藤竹
「・・・・・」
丹羽君のこころが飛んだ。
重くて固い殻に覆われていた心が、まるで今生まれたかのように輝いて浮かんでいる。
昼と夜、全く違う世界にいると思っていた二人が出会い、繋がり、影響を与え合い、そして認め合い、いつのまにかそれぞれの未来を応援している。目指す行先は違っても。
科学部の『火星のクレーター再現』は思っていた以上に難しい。
火星の環境、気温、気圧、中でも重力の再現は理屈だけではどうしようもない。
実験で使う「重力可変装置」には高さがあればあるほどクレーター成立率が上がる。
で、校内で一番天上が高いコンピューター準備室を借りようと藤竹(窪田正孝)が腰低くお願いしたのだが〜いつもそこを使っている部長の丹羽(南出凌嘉)は断固拒否。「情報オリンピック」優勝を目指しているそうで、そばでガチャガチャやられたら集中できないんだと。
いや〜こんな広い空間、一人で使わせてもらってるなんてすごいよね。
家のPCは壊れているからここじゃなきゃできないそうな。
顧問の先生にも態度デカいし、藤竹の科学部員から実験の内容を説明させて欲しいという頼みにも失笑対応。周りの人すべてを見下しているような。何でもここよりも偏差値の高い高校を目指しており合格確実と言われていたのが入試当日、家庭でアクシデントがあったせいで落ちてしまったらしい。
『自分はこんな場所にいる人間じゃない』という思いが、
『ここの奴らはクズ』となり、
そしてそんな場所にいる自分さえも嫌いになっているのでしょう。
続きを読む
その力は、はるか無限のかなたにまで作用する。
どんなに遠く離れようとも完全に逃れることはできない』
「一つ聞いてもいいですか?
この実験は何の役に立つんですか?」丹羽
「さあ?わかりません。
でもいつか何かの役に立つかもしれない。
まぁ、今はそんなこと彼らは気にもとめていないでしょうけどね」藤竹
「・・・・・」
丹羽君のこころが飛んだ。
重くて固い殻に覆われていた心が、まるで今生まれたかのように輝いて浮かんでいる。
昼と夜、全く違う世界にいると思っていた二人が出会い、繋がり、影響を与え合い、そして認め合い、いつのまにかそれぞれの未来を応援している。目指す行先は違っても。
科学部の『火星のクレーター再現』は思っていた以上に難しい。
火星の環境、気温、気圧、中でも重力の再現は理屈だけではどうしようもない。
実験で使う「重力可変装置」には高さがあればあるほどクレーター成立率が上がる。
で、校内で一番天上が高いコンピューター準備室を借りようと藤竹(窪田正孝)が腰低くお願いしたのだが〜いつもそこを使っている部長の丹羽(南出凌嘉)は断固拒否。「情報オリンピック」優勝を目指しているそうで、そばでガチャガチャやられたら集中できないんだと。
いや〜こんな広い空間、一人で使わせてもらってるなんてすごいよね。
家のPCは壊れているからここじゃなきゃできないそうな。
顧問の先生にも態度デカいし、藤竹の科学部員から実験の内容を説明させて欲しいという頼みにも失笑対応。周りの人すべてを見下しているような。何でもここよりも偏差値の高い高校を目指しており合格確実と言われていたのが入試当日、家庭でアクシデントがあったせいで落ちてしまったらしい。
『自分はこんな場所にいる人間じゃない』という思いが、
『ここの奴らはクズ』となり、
そしてそんな場所にいる自分さえも嫌いになっているのでしょう。
続きを読む
matakita821 at 17:38|Permalink│Comments(0)
2024年11月06日
「宙わたる教室」 第5話 真夏の夜のアストロノミー
「教室に火星を作れないかな?」名取
「でも・・うまくいくかな?」アンジェラ
「失敗なんてありえないです」藤竹
「どうしてだね?」長嶺
「まだ誰もやったことがないからです」
「やってみませんか?」名取
「そうね・・うん!」アンジェラ
「そうだな」長嶺
「よし!火星作ろぜ!」柳田
これが科学の発想だよね。
発表会会場で柳田の「火星を作るんだよ」という言葉を聞いた入賞校の生徒は「はあ?ナニ言っちゃってんの?」という嘲笑的反応だった。確かに柳田達に彼らと同程度の知識があったら思いつかなかったかもしれない。でも科学の入り口にたったばかりの柳田達だからこそあこがれに従い、偏見や思いこみに捉われない自由な発想を得ることができるし、実験に臨もうと思えたんじゃないかな?
この実験の提案をしたのが名取(伊東蒼)だというのが嬉しい。
科学部の存在と、科学の世界を部員とともに見つめてきた日々が彼女の心に羽ばたく勇気を培った。そして何よりの功労者は庄司さん(紺野彩夏)だよね。彼女の自由でエネルギーに満ちた前向きな言葉がみんなに刺さった。心の中に小さな爆発が起きたんだね。
藤竹(窪田正孝)の「学会発表をしてみませんか?」という言葉に戸惑う部員のみなさん。
『日本地球惑星科学会』というところが開催する学会では毎年全国から8,000人の研究者が集まるそうな。その中の全国の科学部が研究発表をする「高校生セッション」に挑戦してみないか?というのさ。
いったいどんなもんだか・・・わからんから何とも言えないよね( ̄▽ ̄;)
でも参加するには、まずテーマを決めなくっちゃ。
藤竹は部員たちに、そのテーマを見つけるよう促し、ヒントを得るために「関東科学研究コンテスト」で入賞した高校の展示を見に行こうと誘った。
ワルっぽい雰囲気の青年、外国人ぽいおばちゃん、気配を消している地味女子、おじいちゃんの四人組は奇異な目で見られ、みなさん内心ドキドキ。しかも発表内容を説明する生徒の言葉もちんぷんかんぷん。なんかすっかりテンションが下がってしまったわ〜( ̄▽ ̄;)
高校が夏休みの間の昼間は定時制生徒が補講で使うんだね。
いつもとは違って明るい教室。な〜んか落ち着かなくて名取が屋上で食事を取っていたら、同じ理由で庄司さん(紺野彩夏)がやってきた。彼女はキャバクラで働きながら娘を育てているシングルマザーらしい。名取さん、人間に対する恐怖心が少しづつ無くなってきているみたい。
すっかり自信を失っている部員達に藤竹は、まずは昨日見に行ったコンテストへの参加を提案。
否定的な反応の柳田(小林虎之介)、アンジェラ(ガウ)、長嶺(イッセー尾形)だったけど、臆せず「やってみたいです」という自分の考えを伝えた名取さんに、ハッとしたようです。
「諦める理由を探すの、もうやめたいなって・・」
科学部の日々の活動が確実に名取さんの心持ちに影響を与えている。
自分らしいものに向き合える喜びとかすかな自信が伝わってくるわ〜
続きを読む
「でも・・うまくいくかな?」アンジェラ
「失敗なんてありえないです」藤竹
「どうしてだね?」長嶺
「まだ誰もやったことがないからです」
「やってみませんか?」名取
「そうね・・うん!」アンジェラ
「そうだな」長嶺
「よし!火星作ろぜ!」柳田
これが科学の発想だよね。
発表会会場で柳田の「火星を作るんだよ」という言葉を聞いた入賞校の生徒は「はあ?ナニ言っちゃってんの?」という嘲笑的反応だった。確かに柳田達に彼らと同程度の知識があったら思いつかなかったかもしれない。でも科学の入り口にたったばかりの柳田達だからこそあこがれに従い、偏見や思いこみに捉われない自由な発想を得ることができるし、実験に臨もうと思えたんじゃないかな?
この実験の提案をしたのが名取(伊東蒼)だというのが嬉しい。
科学部の存在と、科学の世界を部員とともに見つめてきた日々が彼女の心に羽ばたく勇気を培った。そして何よりの功労者は庄司さん(紺野彩夏)だよね。彼女の自由でエネルギーに満ちた前向きな言葉がみんなに刺さった。心の中に小さな爆発が起きたんだね。
藤竹(窪田正孝)の「学会発表をしてみませんか?」という言葉に戸惑う部員のみなさん。
『日本地球惑星科学会』というところが開催する学会では毎年全国から8,000人の研究者が集まるそうな。その中の全国の科学部が研究発表をする「高校生セッション」に挑戦してみないか?というのさ。
いったいどんなもんだか・・・わからんから何とも言えないよね( ̄▽ ̄;)
でも参加するには、まずテーマを決めなくっちゃ。
藤竹は部員たちに、そのテーマを見つけるよう促し、ヒントを得るために「関東科学研究コンテスト」で入賞した高校の展示を見に行こうと誘った。
ワルっぽい雰囲気の青年、外国人ぽいおばちゃん、気配を消している地味女子、おじいちゃんの四人組は奇異な目で見られ、みなさん内心ドキドキ。しかも発表内容を説明する生徒の言葉もちんぷんかんぷん。なんかすっかりテンションが下がってしまったわ〜( ̄▽ ̄;)
高校が夏休みの間の昼間は定時制生徒が補講で使うんだね。
いつもとは違って明るい教室。な〜んか落ち着かなくて名取が屋上で食事を取っていたら、同じ理由で庄司さん(紺野彩夏)がやってきた。彼女はキャバクラで働きながら娘を育てているシングルマザーらしい。名取さん、人間に対する恐怖心が少しづつ無くなってきているみたい。
すっかり自信を失っている部員達に藤竹は、まずは昨日見に行ったコンテストへの参加を提案。
否定的な反応の柳田(小林虎之介)、アンジェラ(ガウ)、長嶺(イッセー尾形)だったけど、臆せず「やってみたいです」という自分の考えを伝えた名取さんに、ハッとしたようです。
「諦める理由を探すの、もうやめたいなって・・」
科学部の日々の活動が確実に名取さんの心持ちに影響を与えている。
自分らしいものに向き合える喜びとかすかな自信が伝わってくるわ〜
続きを読む
matakita821 at 18:27|Permalink│Comments(2)
2024年10月30日
「宙わたる教室」 第4話 金の卵の衝突実験
『天体の衝突は時に様々な生物の絶滅の原因になる。
しかし同時に新しい別の何かの始まりでもある』
クラス内世代間の衝突。
長嶺省造(イッセー尾形)さんにしてみたら、学ぶ機会があるのに適当に怠けているとしか思えない他の生徒たち。恵まれた環境にいるのになぜ無為に過ごすのか、我慢できずにぶつけた思いに、当然起こる拒否反応 ( ̄▽ ̄;) お互いに見える姿は「小うるさい爺さん」であり、「回りのせいにばかりする不真面目な若いもん」だった。
でも妻・江美子さん(朝加真由美)の言葉を受け、改めて「若いもん」を見てみれば「手首の傷」「発達障害」「それぞれの悩み」と戦いながら一生懸命に生きている姿。
「人の苦しさは比べられるもんじゃないでしょ?」アンジェラ(ガウ)
自分は何を見てきたんだ・・というようにガックリと肩を落とす長嶺さん。
でも、新しい視点を持てるってすばらしいことだと思う。
視方が変わると世界が変わる。
お互いを知ること、理解し合うことで世界は繋がる。
長嶺さんの若い頃の話も貴重だったけど、「若いもん」の共感を得られたのは長嶺さんが奥さんのことを語ったから。自分のことではなく、生涯を共にしてくれた大切な江美子さんの話だからこそ、照れ屋の長嶺さんも正直に伝えられたんじゃないかな。いつもの頑固じじいじゃない顔を見せることができた。長嶺さんがいつもしつこいぐらい質問していたのは江美子さんに授業の内容を説明するためだった。あんなに学びたがっていた妻の代わりに学校に来ていたのだった。
妻のことを語り始める前、小さなため息をついて、見上げる・・ただそれだけで思いが伝わってきて・・・(´;ω;`)ウッ…家庭に工場の仕事に、妻に無理をさせすぎたこと、ヘビースモーカーの自分の煙を吸わせてしまったこと、そんな自分に怒っていること。嘆き。妻を語ることで長嶺さんという人間が見えてきた。そしてそんな長嶺さんと一緒に生きてきた江美子さんのことも。
クラスの皆さんの拍手。
柳田(小林虎之介)だけがしていなかったけど、心の中で『じいさん、やるじゃん』と思っていたはず(笑)授業中の長嶺さんの質問に相変わらず舌打ちをする柳田だったけど、以前とは違うまなざしになっている。それは長嶺さんもね。
続きを読む
しかし同時に新しい別の何かの始まりでもある』
クラス内世代間の衝突。
長嶺省造(イッセー尾形)さんにしてみたら、学ぶ機会があるのに適当に怠けているとしか思えない他の生徒たち。恵まれた環境にいるのになぜ無為に過ごすのか、我慢できずにぶつけた思いに、当然起こる拒否反応 ( ̄▽ ̄;) お互いに見える姿は「小うるさい爺さん」であり、「回りのせいにばかりする不真面目な若いもん」だった。
でも妻・江美子さん(朝加真由美)の言葉を受け、改めて「若いもん」を見てみれば「手首の傷」「発達障害」「それぞれの悩み」と戦いながら一生懸命に生きている姿。
「人の苦しさは比べられるもんじゃないでしょ?」アンジェラ(ガウ)
自分は何を見てきたんだ・・というようにガックリと肩を落とす長嶺さん。
でも、新しい視点を持てるってすばらしいことだと思う。
視方が変わると世界が変わる。
お互いを知ること、理解し合うことで世界は繋がる。
長嶺さんの若い頃の話も貴重だったけど、「若いもん」の共感を得られたのは長嶺さんが奥さんのことを語ったから。自分のことではなく、生涯を共にしてくれた大切な江美子さんの話だからこそ、照れ屋の長嶺さんも正直に伝えられたんじゃないかな。いつもの頑固じじいじゃない顔を見せることができた。長嶺さんがいつもしつこいぐらい質問していたのは江美子さんに授業の内容を説明するためだった。あんなに学びたがっていた妻の代わりに学校に来ていたのだった。
妻のことを語り始める前、小さなため息をついて、見上げる・・ただそれだけで思いが伝わってきて・・・(´;ω;`)ウッ…家庭に工場の仕事に、妻に無理をさせすぎたこと、ヘビースモーカーの自分の煙を吸わせてしまったこと、そんな自分に怒っていること。嘆き。妻を語ることで長嶺さんという人間が見えてきた。そしてそんな長嶺さんと一緒に生きてきた江美子さんのことも。
クラスの皆さんの拍手。
柳田(小林虎之介)だけがしていなかったけど、心の中で『じいさん、やるじゃん』と思っていたはず(笑)授業中の長嶺さんの質問に相変わらず舌打ちをする柳田だったけど、以前とは違うまなざしになっている。それは長嶺さんもね。
続きを読む
matakita821 at 18:44|Permalink│Comments(0)
2024年10月23日
「宙わたる教室」 第3話 オポチュニティの轍
「あそこに今も壊れたままの
オポチュニティがいるんですね。
・・・・寂しいだろな」名取(伊東蒼)
「そうですか?僕はそうは思わないです。
オポチュニティの活動限界は三ヶ月って言われていました。
15年も持ったのは想定外の幸運が重なったこともあるけど、
それだけじゃない。オポチュニティができるだけ長く旅を続けられるようにスタッフ達はあらゆる努力をした。彼らも一緒に長い旅を続けていたんです。
8ヶ月通信が途絶えたオポチュニティに最後のコンタクトを取った日、
ミッションに関わった大勢のチームメンバーが集まった。
短い信号を4回発信して、やっぱり反応なし。
マネージャーが『15年の任務ご苦労様』、そう言ってミッション終了を宣言した時、みんなで泣いたそうです。
火星の荒野でたった一人ぼっち。
オポチュニティの轍を孤独の象徴と捉える人もいるかもしれない。でも僕には、少しでも前に進もうって懸命に生きた証に思えるんですよ」藤竹(窪田正孝)
(´;ω;`)ウゥゥ・・・
家庭の中でも学校にいても寂しくて苦しくていたたまれなかった名取さん。
閉じこもりながら自分は生きているんだろうか、生きていていいんだろうか、問い続ける日々だったのかもしれない。リストカットして痛みだけに浸っている瞬間は辛さを忘れられる。腕についたリストカットの痕はグロイかもしれないけれど、私にはまるでオポチュニティの轍のように見えた。私は生きているの!と語っているような。
一人ぼっちに見えたオポチュニティを心から支えたスタッフがいたように、名取さんもひとりじゃない。そのことに気づけた夜だったね。°(°´ω`°)°。
今回の実験は火星の青い夕焼けを人工的に作るというもの。
鉄のさびを見て火星の土には酸化鉄が含まれていると気づいた柳田(小林虎之介)。こういう思いつきって科学者に必要な資質だよね。そして他にも様々な鉱物の粒子が混じっていることを調べた名取さん。ナイスサポート!名取さん科学部入部決定!科学部の轍が、そのまま名取さんの轍になるね。
なんだか初めて科学にロマンを感じた回だったなぁ・・
藤竹には生徒たちをどうしようとかって意志はないのかもしれないけれど、彼が持っている知識がいろんな人を救っている。誰のマネをするでもなく藤竹は藤竹のままで、ちゃんと教師になっているんだね。そして名取役の女優さん、何かいいわ〜。弱弱しいんだけどどこかに芯が見えて、ラストの笑顔の名取さんにちゃんと繋がっている。気になる女優さんだわ〜
第1話 夜八時の青空教室
第2話 雲と火山のレシピ
第4話 金の卵の衝突実験
第5話 真夏の夜のアストロノミー
第6話 コンピューター室の火星
第7話 浮遊惑星のランデブー
第8話 メテオライトの憂鬱
人気ブログランキング
ドラマランキング
にほんブログ村
にほんブログ村
matakita821 at 17:00|Permalink│Comments(0)
2024年10月16日
「宙わたる教室」 第2話 雲と火山のレシピ
今回は嫌な事件(何だよ?!あの女子高生。思いこみで怒鳴り込みかよ?執拗に池本さん責めやがって!疑うならどっちかというと昼間の生徒の方だろ!ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 退学させないと訴えるとかいう親も親だよ (#ΦдΦ) )もあったけれど、アンジェラ(ガウ)と池本さん(山崎七海)が教室に戻ってこられて良かった。生活の忙しさから学校に通うことを諦めかけていたアンジェラだったけど、改めて教室の存在や学びたい思いを確認したんじゃないかな。
藤竹(窪田正孝)から指導的な熱い言葉が出る事はないけれど、答えを自分自身で見つけさせようとするのは研究者だからなのかな。答えを出すことを決して急がず、冷静にデータを集め判断するけど心の声も無視しない。そして彼は聞く力が大きいね。相手の話を聞いた後も余白を作ってくれるから自然と相手も話してしまう。話すことで相手も自分自身を見つめ直すことができるんだよね。
そして柳田(小林虎之介)、男気があるじゃないか〜!
藤竹とアンジェラが話している時は気を使わせない感じで離れて気配消すし、繊細な心遣いのできる子だよね。アンジェラもだけど柳田も社会で揉まれてきたせいか、自分が行動することで状況を変えようという覚悟がある。
中々成功しなかった噴火実験はアンジェラの持っている生活の知識のおかげで成功。もしかしたら彼らは藤竹が持っていないものをたくさん持っているのかもしれないね。藤竹はそのことを彼らに気づかせようとしているのかな。
第1話 夜八時の青空教室
第3話 オポチュニティの轍
第4話 金の卵の衝突実験
第5話 真夏の夜のアストロノミー
第6話 コンピューター室の火星
第7話 浮遊惑星のランデブー
第8話 メテオライトの憂鬱
人気ブログランキング
ドラマランキング
にほんブログ村
にほんブログ村
matakita821 at 17:00|Permalink│Comments(0)
2024年10月10日
「宙わたる教室」 第1話 夜八時の青空教室
『空はなぜ青いのか?』
素朴な疑問は知りたいという真摯な思いであり、学びの出発点。その思いへ繋がる道を照らしてもらえれば、さらに知りたいという思いは広がっていく。
「ここには何だってあります。
教師にできるのは場所を用意して待つ。ただそれだけです。
ここは諦めたものを取り戻す場所ですよ」
柳田岳人(小林虎之介)が文字を読めない・理解できないように見えたのは両親による勉強強要のトラウマなのかと思ったら、発達障害の一種の「ディスレクシア」だった。それを聞き、無念の涙を流す岳人。自分の今までの人生は何だったのか。不良品と罵られ傷つき自分自身でもそう思ってきた日々は何だったのか。両親を責めても周りを恨んでも時間は戻らない。
自暴自棄になり道を踏み外しそうになった岳人だったけど、「知りたい」という思いの方が勝り(不良仲間が学校で暴れるのを阻止するためでもあったけど)藤竹(窪田正孝)の元へ。彼は自分自身で未来を選んだんだね。彼は育て方によってはかなりの逸材になりそうな予感。
さて、謎の男・藤竹デスヨ。
惑星科学の研究者で、ナントカ大学の助教に指名されるも辞めて渡米。
戻って来たと思ったら定時制高校の教師に。
「やりたい実験があって」って話してたけど、鈴木先生も「教育理念の実験がしたい」とか言ってたが、それと似たような感じ?研究者ではない生徒たちの中にあるものを引き出そうとしているの?淡々とした中にも信念が感じられるけど、まぁ、一種の変わりもんだぁね。変人レベルとしては低いけどゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ このドラマは視聴決定デス。
第2話 雲と火山のレシピ
第3話 オポチュニティの轍
第4話 金の卵の衝突実験
第5話 真夏の夜のアストロノミー
第6話 コンピューター室の火星
第7話 浮遊惑星のランデブー
第8話 メテオライトの憂鬱
人気ブログランキング
ドラマランキング
にほんブログ村
にほんブログ村
matakita821 at 17:00|Permalink│Comments(0)