朝ドラ「舞いあがれ!」

2023年03月31日

「舞いあがれ!」 最終週 私たちの翼

 月曜日 第122話

『空飛ぶクルマを開発中の「ABIKILU」では、より進化した試作2号機アビキュラ2号の完成が急がれていました』

 目標は今年(2020年)中に有人飛行。
安全性と信頼性をしっかり検証するために最低でも500回の飛行試験が必要だった。
そのためデータ整理をしてくれるバイトさんを探していたんだが・・・
舞が朝陽君を連れて来た!

 朝陽君は現在、浪速大学で航空宇宙工学を専攻しており、惑星探査ドローンの勉強をしているんだって〜

 いや〜あの朝陽君と舞が一緒に仕事をするようになるなんてね〜
感慨深いわ〜「ABIKILU」でアビキュラ2号を見た途端にオタクっぽい発言をして刈谷先輩たちを喜ばせていたぞ。


 一方、ばんば(高畑淳子)は「デラシネ」の店番に馴染んでおります。
写真集を見せながら五島の様子や文化を伝えたりして楽しそう。
子供たちにも慕われて、「秘密基地」は受け継がれている模様。

 小学生の頃、毎日のように通っていた駄菓子屋のおばあちゃんを思い出したよ。
そこのおばあちゃんと何気ない会話を交わす時間が好きだった。
ばんばもきっとそんな存在。
ほどよいフィット感で寄り添ってくれるみんなのおばあちゃん。

 ばんば、五島に帰りたいんだろうなぁ・・・
五島の写真集を切なそうに見つめていた。
めぐみ(永作博美)の社長業引き継ぎは順調みたいだから、もうすぐ帰れるかしら。


 貴司(赤楚衛二)は、おっちゃん(又吉直樹)にやっと会えた。

 パリイのアパルトマンの一室。
飾り気はないけれどおっちゃんらしさの感じられる居心地良さそうな空間。
貴司のために淹れてくれた珈琲、カップが欠けとるが清潔で愛用しているんだろうな。


 自分の第二歌集「連星」(結構読み込んだ痕あり)を見つけた貴司は

「感想は言わんといて。けなされても褒められても辛い」貴司
「褒められても辛いんかいな」八木
「うん・・・
自分でええと思ってへんもん褒められんのしんどいねん。
こんなんでええんかなって迷いながら本出して・・・
それが今までよりずっと褒められて・・・
歌一個も作られへんようになって・・・

僕・・・また逃げてしもたんかもしれへん。
海の底に潜っても潜っても花一個も見つけられへんのは
結婚して幸せになったからって思ってしもて」


 貴司、そんな前からしんどかったんか・・・
でも、芸術に携わる人はもしかしたらずっとそんな感じなのかな。
自分の作品に満足できず否定し、迷い、もっともっとと自分自身の中を探り続ける。


「おっちゃんは、昔自分が息するためだけに詩ぃ書いてた。
せやけど学生の時な、その詩ぃをあげたいて思う人ができた」
「おっちゃんが詩集贈った人?」
「・・・強い人でな。
本気で世界を変えたい言うていつも闘うてた。
世界中を飛び回ってな。
けど随分前に自分で生きんのやめよった」
「その人はおっちゃんの恋人?」
「・・・・」

「しんどなったらな、会いに行くねん。
忘れんために探しに行くんや。
その人がおったことある場所にな」
「会えんの?」
「知り合いのおらん街独りぼっちで歩いてたら
声が聞こえる時がある。
昔と変わらん優しい声がな。
そっと会いに来てくれるんや」
「おっちゃんは今も・・・その人のために詩ぃ書いてんねんな」
「ほな、ちょっと行ってくるわ。
ここにおってええで」


 おっちゃんの孤独。
でも、それは辛くも重くもない。
さっと羽織って外に出られるコートのように気軽で優しくておっちゃんと一体になっている。
おっちゃんは本物の「デラシネ(根無し草)」。
でもデラシネであることがおっちゃんの救いであるのかもしれない。

 おっちゃんは貴司の質問には答えなかった。
それはおっちゃんにとって大切なことではないから。
孤独で自由でロマンチストなおっちゃん。
おっちゃんは死ぬまで詩を書きながらさすらい続けると思う。

 自分自身のために紡ぐ言葉、誰かのために見出す言葉、
そこに迷いはなかった。
でも、貴司は目に見えない多くの人達のために言葉を求めてしまったのかもしれない。そして自分を見失ってしまった。
原点に戻って、今、自分自身のために・・・
いや、ここで言葉をすべて手放してみたらどうだろう。
何も考えず、ただこの場で感じてみたらどうだろう。


 目が覚めて気づいたおっちゃんからのメッセージ。

『呼ばれたから行くわ。
パリでしばらく暮らしたらええ。
誰の声が聞こえる?
話したいこと見つかったら言葉にしてみ』


 貴司にとっておっちゃんは灯台のように温かく導いてくれる人。
そして言葉とともに自由に生きる人。
貴司はデラシネではないし、なろうともしていない。
でもこの二人は魂で分かり合えているような。

 最終週、なんだか一話一話が愛おしく感じられる。
この朝ドラのヒロインは舞だけど、わたしゃ貴司という人間が一番気になる。
このパリで何を見出すのか、すごく楽しみ。




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matakita821 at 20:17|PermalinkComments(0)

2023年03月24日

「舞いあがれ!」 第25週 未来を信じて

 月曜日 第117話

 舞(福原遥)は引越しの終わった刈谷先輩(高杉真宙)と玉本先輩(細川岳)の会社「ABIKILU」を訪ねましたぞ。製造中の「空飛ぶクルマ」を目の当たりにして目を輝かせとった。

 「空飛ぶクルマ」って巨大ドローンなんだね。
そこに人も乗れるという。
荷物だって運べるだろうし、救急医療にも使えるかも。
あ、別にヘリコプターでいっか ( ̄▽ ̄;)


岩倉、見とけ。
来年には、きっと有人飛行にたどりついてみせる
」刈谷
「来年ですか?」舞
「ああ。誰もが気軽に自由に空を行き来できる未来を俺たちが作る


 コレが単なるビッグマウスに聞こえないのよ。かなり難しい試みなのは素人の私でもわかるけど、刈谷先輩なら一縷の希望から広げてくれそうなんだも。
てか、しっかり年齢を経た渋い刈谷先輩を魅せてくれる高杉さん、すごいぞ。


 なんか舞がすごく輝いている。
家庭も育児も仕事も充実していい感じで回っているのが伝わってくる。


 一方、貴司(赤楚衛二)は・・・実はスランプに陥っていた。
連載のエッセー原稿も遅れた模様。
リュー(川島潤哉)から第三歌集の話が出たが表情が暗い。

「歌、詠めてます?」リュー
「・・・・少しずつ・・」貴司
「うん。・・・なら、よかった」


 貴司LOVEのリューだもの。
この答え方の微妙な雰囲気感じたはず。

 これは作家なら誰もが通る道なのかな。
いつも短歌を書き留めていたノートが真っ白。
なんか貴司の中で言葉が流れておらず、滞っているような。


 ばんば(高畑淳子)は東大阪の生活にずいぶん馴染んできたみたい。
読書も日常になったらしく「デラシネ」で五島の写真集に見入っていた。

 舞は定期的に「ABIKILU」に足を運んでいるのかな。
ある時、刈谷先輩と玉本先輩が口論している現場に遭遇。

 玉本先輩を「うめづ」に誘って理由を聞いたところによると、
開発が遅れているらしい。
ホントだったら今月中に空飛ぶクルマの機体を浮かせて投資を呼び込む予定だったんだが、うまいこと飛ばない。

「開発が遅れると金がどんどんなくなっていく。
金がなくなるとスペアパーツも満足にそろえられへん。悪循環や」玉本


 情熱で何でも乗り切れると感じていたあの頃・・・
みんなで心をひとつにすれば夢は叶うと信じていた。

 今、新たな夢に向かって走っている刈谷たち。
夢は大きければ大きいほど乗り越える壁も高くなるし現実的な問題が足を引っ張る。

 この朝ドラはやっぱり一筋縄じゃいかないね。
今週を入れて、あと2週。
どこに、どう落ち着くんだろうか。


 火曜日 第118話

 笠やん先生(古舘寛治)の技術教室楽しそう♬
緊張しながらも子供たち、チャレンジを楽しんでいた。

 いい経験だよね。
金属加工を体験することで、ものづくりの可能性が広がるだろうし、工場は楽しくて創造的というイメージもってもらえそう。


 舞は笠やんに「空飛ぶクルマ」開発の件を話し、御園さん(山口紗弥加)に「こんねくと」として何か協力できないか相談をもちかけた。

 御園さんは例によって、え〜〜そんな夢みたいな話に乗るワケぇ?!てな感じだったけど、「ABIKILU」視察には行くそうな( ̄▽ ̄;)

 なんか・・・御園さんのことはどちらの脚本家さんも、もうどうすることもできないんだろうね( ̄▽ ̄;) 脚本家さんが交代し続ける時期に来ちゃったからさ。相変わらず、このシトって何やってんだろ??と思ってしまう。


技術教室と一緒で未来への投資やな」笠やん 

 技術教室に来た子供たちのことを「東大阪の宝やな」って言ってたもんね。
技術を残すためには次世代を育てていかんと。
子供たちにとっても工場にとっても可能性広がる機会だよね。




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matakita821 at 18:31|PermalinkComments(2)

2023年03月17日

「舞いあがれ!」 第24週 ばんばの歩み 

 月曜日 第112話

 一気に時間は飛んで、2016年8月、貴司(赤楚衛二)とめぐみ(永作博美)が見守る中、舞(福原遥)出産。無事女の子が生まれましたヨ〜

 会いに来てくれた勝おじいちゃん(山口智充)も雪乃あばあちゃん(くわばたりえ)も大感激。
うれし涙を流しながら舞に感謝する姿に、こっちももらい泣き(笑

 赤子の名前の候補、貴司が考えてきたで〜
真帆」「」「空乃」「星花」「美羽」「風夏」「」。

 そうして決まった名前は「歩(あゆみ)」。
舞の「何があっても負けんと前に進んでほしい」という願いと
貴司の「一歩一歩進んでくねん」という思いが込められている。


 って、久留美(山下美月)が様子を見に来たからびっくりしたよ。
アンタ、まだ長崎に行ってなかったの?( ̄▽ ̄;)
アレから8ヶ月は経っていると思うが〜
面接(一年に一回ぐらいしかしないの?)に受かって、この秋から長崎でフライトナースやるって言ってたけど〜

 そして佳晴(松尾諭)はどうなったのかしら?
道子さん(たくませいこ)と一緒に暮らしてんの?
まさかまだ久留美といるのかしら?


 舞の退院後、悠人(横山裕)が出産祝いをもって来てくれた。

「置物や。
この子が大人になる頃には、ちょっとした財産になってるはずや」


 また謎のプレゼントを ( ̄▽ ̄;)
でも、そのセンス嫌いじゃないわ〜


 そして視聴者に貴司情報を伝えてくれるお兄ちゃん。
貴司の二冊目の歌集「連星」は売れており重版出来ですってよ!
そのおかげで講演とか雑誌の仕事も増えたんだって〜
お返しに久留美の長崎行きが決まったことを教える舞。

 悠人と久留美、今までは偶然会った時に飲んで、お互いいろんな話をしていたらしいんだが、さすがに長崎と東大阪じゃ偶然は期待できなくなるよね。

 退院後、すぐに自宅でできる仕事を始める舞。
やっぱりねぇ・・・( ̄▽ ̄;)
でも、貴司がいる。

「舞ちゃん、もっと頼って。2人で親になったんやから」

 何も言わなくても主体的に動く貴司。コレだよ!
全国の妻であり母親である者が期待する理想の夫!(笑
一ヶ月健診でも歩ちゃんを抱っこしているのは貴司。
「手伝うよ」「協力するよ」「〇〇やっておいたよ」「言ってくれたらやるよ」なんて貴司の口からは決してでまへん!


 その後、久留美の送別会が舞たちの家で行われました。
なんか寂しいねぇ・・こんな時こそ「うめづ」でしょうよ( ̄▽ ̄;)


 そこに突然現れた男・悠人。

俺とつきあわへんか
「そんなん・・・何で今言うん。
これから離れ離れになんのに・・・」久留美
「もうたまたま会われへんねやろ?
じゃあ計画的に会うしかないやん」

「会いたいん?」
「そうじゃなかったら送別会の邪魔せえへん」
「何でいちいちひねくれんの。
・・・そこも・・好きやけど」
「・・・・」
「うん。つきあおっか」
「うん」


 交渉成立!おめでとうございます!
一本締め、よぉ〜〜パン!!
悠人らしい単刀直入しかない告白(笑
どんな時もクールなお兄ちゃんが久留美だけは離したらイカン!って思えたんだね。
お似合いだわ〜!
しかし、この人達は身内の前で告白するの好っきやな ( ̄▽ ̄;)


 それから2年。
歩ちゃんも成長し保育園に通っております。
『こんねくと』の経営も順調の模様。
そこにばんばが入院したとの報が!!

 火曜日 第113話

 ばんば(高畑淳子)は脳梗塞だった。
船着き場でお客さん降ろした後の、急にめまいがする、手がしびれるという言葉を聞いたミタコングが、いや、浦さん(鈴木浩介)が大きい病院に連れて行ってくれたそうな。

 脳梗塞はスピードが命だもんね。
浦さんの判断のおかげで大事に至らずにすんだよ。


 めぐみと舞が五島へ飛び、医師の話を聞くと、症状が軽かったので2週間ほどで退院はできるが手足の痺れは残ると言われた。
もう船に乗ることはできないし、
一人暮らしもさせない方がいいと告げられた。
その事はばんばも知っているらしい。



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matakita821 at 17:07|PermalinkComments(4)

2023年03月10日

「舞いあがれ!」 第23週 飛躍のチャンス 

 月曜日 第107話

 章兄ちゃん(葵揚)と尾藤君(久しぶり!)(中村凜太郎)の手伝いで
事務所設営完了!
『こんねくと』の看板も出して、ついに舞(福原遥)と御園さん(山口紗弥加)の新しい冒険が始動しましたぞ。

 舞達は「うめづ」でのいつもの東大阪の二代目会で会社設立の報告と概要を説明。
IWAKURAの子会社だけど資本金は二人で半分づつ出し、
銀行から融資も受けたそうな。

 しかし皆さん、舞がボランティアでやっていた時とは微妙に態度が変わったような( ̄▽ ̄;)
「そんなもん商売になるんかいな?」的ムード。
小堺さんのアレはたまたま大学側のニーズがあったからで、あんたらの力ではないんでは??との声も。
まぁ、皆さん会社経営の難しさを骨身に染みてわかっているからなんだろうが。


 早速、的場さん(杉森大祐)が顧客になってくれそうな人を紹介してくれた。
仙波さん(森下じんせい)はパンチングメタル工場の社長さん。
工場の技術を使い、写真を細かい孔径とピッチの狭さに特出したデザインパンチングで表現した作品を持って来た。

 しかし、あからさまに不安げ。
こんな女の子二人でやっているとこ、信用できるんかいな?
「まだお宅んとこで売るって決めたわけやないで」と念押ししとったし。


 まぁ、こんな感じだよね。
仕事の信頼は仕事で勝ち取っていくしかない。


 舞は仙波さんに天井に絵を浮かせることのできる箱型の照明を提案。
コンセプトは「日常に特別な時間を灯す」。

 仙波さんの好反応を得、試作品作りに入ることになったんだが、
設計をやってくれる人がいない。
照明器具の加工は様々な規定があって高度な技術が必要らしい。

 的場さんは職人上がりの社長さんで設計から加工まで何でもやってくれるという我妻さんの名を挙げたが、仙波さんは苦い顔。
なんでも難しい人で頼み方間違うとエライことになるそうな。

 案の定、「あかん。うちはやらへんで」と言われてしまった・・・

 なんか仙波さんがイマイチ信用できない(笑
舞たちにナメた態度取ってるのも(まぁ、おじさん達にとっては普通なんだろうが)アレだし、アイデアだけもらってうまいことやろうとしているのでは〜ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ との目で見てしまうナリ。

 何気に悠人(横山裕)と会っていることを舞に話していた久留美(山下美月)。
ゆっくり関係を育てているようだね。
お兄ちゃん、佳晴(松尾諭)ともよく飲みに行っているらしい。
意外な組み合わせだが、なんとなくわかるよね。


 火曜日 第108話

アホちゃう?
こんな見込みあらへんようなもんに試作も何もあるかいな。
的場さん、勘弁してぇな
」我妻(久保田磨希)


 我妻さんにランプの件を頼むと、うんざり顔でバッサリ!( ̄▽ ̄;)
しかし舞が専門的な話ができると知ったら、場所を変えて話を聞いてくれた。


 そこでも舞がIWAKURAの娘だと知ると、先制パンチ。

「ええご身分やなぁ。
あないな大きい工場となると娘に会社作って遊ばせとく余裕があんねんな」



 しかし舞にはかすりもしない(笑

遊びでやってません」舞
「さぁ、どやろ。
どこの工場も今、生き残るだけで精いっぱいや。
売れるかどうか分からんもん作ってる余裕なんかあらへんねん」我妻


 舞は「こんねくと」を作った理由と東大阪の工場全体が生き残るために「あたらしいこと」が必要だと説得。徐々に我妻さんの態度が変わって来た。

覚悟はあんねやろな
はい
中途半端に投げ出したら二度と仕事せえへんで。
いっぺんだけつきおうたげる

はい!


 男気があって頼りになりそうな我妻さん。
強烈な個性と、いかにも大阪のおばちゃんらしいファッション。
東大阪のものづくりを支えてきた自信と責任、そして懐の深さが伝わってきたよ。

「あたらしいこと」に臨むという舞の言葉に反応していた。
きっと我妻さんもパイオニア精神で必死に道を切り開いてきたんじゃなかろうか。

 いい出会いになりそう。
社長として新米の舞のこともいろんな方向から導いてくれるのでは〜。



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2023年03月03日

「舞いあがれ!」 第22週 冒険のはじまり 

 月曜日 第102話

 「オープンファクトリー」は大成功。
打ち上げも大盛り上がり!
そこにいきなり爆弾を投下する小堺さん(初登場!)

ええ気なもんやなあ。
東大阪の町工場がスクラムを組む?
スクラム組めんのはなぁ、体力のあるごっついやつらだけや。
俺らみたいな弱っちい工場からしたらな、あんたらみんな目障りやねん!
何やねん町工場代表ですみたいな顔しやがって・・・
みんながみんな自分らみたいに余裕があると思うなよ!


 しーーーーーん・・・・( oдo )
でも、そう言われりゃそうなんだよね。
厳しいと言いながらも参加できる工場は、まだいい。
スクラムの仲間に入れない工場にしてみたら、イヤミのひとつも言いたくなるよね。


 しかし我らが舞は驚くだけじゃなく、すぐに行動に移したぞ。
小堺さんの工場へ行き、金網の写真を貰って来た。
そして金網に関して各方面にリサーチ。
金網のフェンス以外の新しい使い道を考え、小堺さんにプレゼン。

 しかし小堺さんは頑なだった ( ̄▽ ̄;)
金網で自社製品作って売るなんて「無理や!」と一蹴。
売れるかどうかわからんもんに力を注ぐ気力はない模様。


 小堺さんの舞への「アホ」にすぐに反応し怒りを示す勝(山口智充)。
うちの娘にアホとは何や?!アホとは!

 フォローするように見せて、圧をかける雪乃さん(くわばたりえ)。
今のアホは冗談やんな?( o言o)

 二人とも最高!(笑
そうなんだよね〜もう舞は二人の娘なんだよね。
この舅と姑がいれば100人力だね。


 一方、貴司(赤楚衛二)の元にも新しい風が吹いてきていた。
リュー(川島潤哉)からだけどさ( ̄▽ ̄;)

 この前の短歌教室の記事の反響が大きく、あちこちの学校から教えに来て欲しいと問い合わせが来ているそうな。で、貴司に日本中を旅しながら短歌教室を開いてもらい、その時貴司が詠んだ短歌を連載したいっていうのさ。

 リューの嬉しそうな顔。
コレだよ!コレ!来たよ!ってホックホク(笑


 なのに貴司から出た第一声は・・

「家には帰れますか?」
帰れるよ。時々は」
・・・時々・・・


 リューが気の毒になるほどのテンションだだ下がり( ̄▽ ̄;)

 だってそんな長い間旅に出るなら「デラシネ」を閉めなきゃならない。
後ろで絵を描きながら二人の会話を聞いていた大ちゃん(中須翔真)の手が止まった。

 返事はちょっと待ってもらったんだが、リューは不満そうだった。
まぁ、史子だったら付き合っている人がいたとしても、すぐオッケーするだろうね( ̄▽ ̄;)
でも貴司は違う。舞と離れたくないし、今の生活に満足している。

 それに大ちゃんだよ。
昔の貴司と同じように、大ちゃんも居場所を失ってしまう。
貴司の時はもう大人になっていたし、八木のおっちゃん(又吉直樹)も店を閉めることが今の貴司に必要だとわかっていたから去っていけた。
でも大ちゃんはまだ中学生。
「デラシネ」が無くなったら無くなったで図書館とか行くのかもしれないけれど、なんかなぁ・・・


 家に帰ってきても金網の使い道をいろいろ考えて楽しそうな舞を
貴司が愛おしそうに見つめてるぅ〜〜


「町工場が減ってるんはひと事やないねんな。
金型屋さん、メッキ屋さん、材料屋さん。
みんなつながってて、どっか一つが潰れてしもたら
ほかの会社も危なくなる。
なんとかせな」舞


 ホントにそうだね。
他人事じゃない。
これは東大阪で工場を営む者みんなの問題なんだね。
いや〜舞はたいした器だよ。


 そんなことがありまして、小堺さんと曽根さんに呼び出された舞が「うめづ」に駆けつけると・・・

「会社、畳も思てな。
もう、ひし形金網ではやっていけへんねん」小堺


 小堺さん、何かほっとした顔している?と思ったら・・・
そういうことか。
うーーん・・・閉めどきというのもあるからなぁ。
無理して頑張っても借金増えるだけだしねぇ・・(´-ω-`)


 火曜日 第103話

「もう、ひし形金網ではやっていけへんねん。
50年歯ぁ食いしばって工場守ってきた親父には悪いけど、ここまでや。
・・・ちっちゃい頃から、親父のおやじの工場入り浸っててな、
金網が編まれていくとこ飽きんと見てた。
針金を機械で編むだけや。
簡単やと思うやろ?
ちゃうねん。
きれいに編むには職人の技術が要んねん。
うちの工場の職人な、みんな腕ようてな、
ええひし形金網作りよんねん。
・・・せやけどしゃあない。もう堪えきれへんわ」小堺


 自分とこで作る金網への深い愛情、誇り、職人さん達への強い信頼感。
ここで工場を閉めてしまったら、その職人さん達の磨き上げた技術も行き場を失ってしまう。受け継がれることもない。
舞には小堺さんの無念さも申し訳なさも痛いほどわかったさ。

 諦めない女・舞は自分の描いた新しい金網製品のスケッチを見せ、小堺さんの説得開始。
打ち上げの時小堺さんがぶん投げようとした「オープンファクトリー」の飛行機を差し出した。



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2023年02月24日

「舞いあがれ!」 第21週 新たな出発

 月曜日 第97話

 二人が告白しあった日から半年がすぎ、今日は二人の結婚式。

 はやっ!
まさか月曜日にあの予告のウェディングドレス姿が披露されるとは。


 仏前で二人は浩太(高橋克典)に結婚の報告。

「お父ちゃん、無事に結婚式を挙げることができました」舞
「舞さんを大切にします」貴司(赤楚衛二)


 真っ白なウェディングドレス姿見てもらいたかったんやろな。
三人だけの大切な時間。貴司でよかった。
お父ちゃんも嬉しそうやで (´;ω;`)


 披露宴会場(?)は、やはり「ノーサイド」一択(笑
舞(福原遥)ったら、そこにもウェディングドレスで来たから長い裾引きずって真っ黒になっちゃうんじゃ?って、いらん心配したぞ。


 「ノーサイド」にはオールキャスト勢ぞろい。
五島列島組はもちろん、IWAKURA組からは笠やん(古舘寛治)と章兄ちゃん(葵揚)ら。
そして航空組代表として由良先輩(吉谷彩子)と倫子(山崎紘菜)。

 由良先輩はアリゾナでパイロットをしているそうな。
頑張って夢叶えたんだね。相変わらず凛としてはる。
凛子はフランス人の同僚と婚約中ですってよ!
彼からもらった個性的な指輪が想像を掻き立てるわね〜(笑

 かわいい妹分・舞の面倒を見ている姿が二人らしかった。
舞にとっても心から尊敬でき、甘えられる存在なんだろうな。


 さて、遅れて到着した悠人(横山裕)。
にゃんと佳晴(松尾諭)が連れて来た。久留美(山下美月)の指示らしいが。

 晴れの席に自分が行って雰囲気壊しては・・て気使って出ない気だったのかな?
みんなも悠人を見て驚いてはいたが、顔を見られてほっとしてたで。


 やっぱりお兄ちゃんがおらな!
てか、いつのまにか佳晴が兄貴分みたいになっているのに笑ったぞ。
助けてもらった恩というか恥ずかしい所みられた相手だから、逆に楽なのかな。

 嬉しそうに酔っぱらって章兄ちゃんに抱えられていく笠やんにも、ぐっときたわ。
気持ちいいお酒だったのがわかるよ。


 そして賑やかな「ノーサイド」を一人出ていく悠人に気づいた久留美。
買ってきたビールを手渡したぞ(in 柏木公園)

「これから何やったらええんやろなぁ・・・
俺にできることは金稼ぐことぐらいで・・・」悠人
「お金稼げるってすごい才能やと思いますけど。
うちのお父ちゃんには一つもない才能です」

「うれしかったなぁ・・・
大事な友達と大事な友達が家族になりました。
めっちゃうれしくて・・・ちょっと・・・さみしいです
」久留美


 こんなことを言える相手は悠人だけ。
そして悠人が素直に弱音を吐ける相手も久留美だけなんだよね。


 気づけば会場のあちこちでカップル誕生しとる。
山田(大浦千佳)と藤沢(榎田貴斗)。なんとなく気づいてはいたよ(笑
一太(若林元太)と百花さん(尾本祐菜)。うまくいってるのね〜♬
悠人と久留美。そうなるだろうな〜とは思っとった。
そしてまさかの佳晴と「ノーサイド」のママ・道子さん(たくませいこ)。

 道子さんって結婚しているのかと思ったよ。
あるいは離婚経験者 ( ̄▽ ̄;)
佳晴、道子さんにはみっともないとこ一杯見られているから、ありのままの自分を見せられそう。佳晴の栄光も挫折も絶望もすべて知っている。

 佳晴、こういう店で珈琲入れたりするの合ってるかも。
道子さんならうまく佳晴の手綱握りそうだし。


 帰り道、岩倉家の新しい表札を見て勝(山口智充)が雪乃さん(くわばたりえ)につぶやいとった。

『うめづいわくら』や」勝
「ホンマやなぁ・・・」雪乃
「浩ちゃん、きれいかったで。舞ちゃんの花嫁姿」


 (´;ω;`)ウッ…
IWAKURAが大変な時、いよいよになったら一緒に漫才でもやろ!と勝さんが誘っていたコンビ名が「うめづいわくら」やった。
こんな形で実現するなんてなぁ。あの頃は思ってもみなかったよねぇ。


 そして、ばんば(高畑淳子)の前で安堵の涙を流すめぐみ(永作博美)にもらい泣き。
(´•̥ ω •̥` ) うまい!うますぎるよ永作さん。
耐えていたものがぐわっと開くのがわかった。
パイロットの夢を諦めさせてしまったという思いもあったろうし、
嬉しくて、ほっとして、心から娘の幸せを願う喜びの涙だね。


 そしてリフォームした二階に新居をかまえた舞と貴司。

「今日な、ええ一日やったやんか」貴司
「うん。ホンマに幸せな一日やった」舞
「ずっと忘れたないやろ」
「うん」
「この幸せ、歌の中に閉じ込めよう思っててな、さっきから考えてんねん」
「こういう歌にしたなるような幸せ、これからいっぱいあったらええな」
「うん。幸せになろ」
「うん」


 指切りする二人の初々しくてかわいいこと。
「この一瞬を永遠に」。
このドラマの、こんなふうにまっすぐに素直に描くところが好き。
二人の真ん中にある灯を一緒に見ているような気持ちになる。


 火曜日 第98話

 舞と貴司の新婚生活
お揃いのエプロン付けて二人で台所に立っております。

 (*´艸`*) ザ・新婚(笑
貴司も愛妻弁当持ってデラシネに出勤か〜


 IWAKURAのブログも少しづつ閲覧者数が増えてきており、
(♡´艸`)ウフフ♡ てな感じの舞の元に土屋(二宮星)が慌てて走ってきた。

 笠やんが腰いわしてしもうたらしい。
すぐに病院へ連れて行ったが、ぎっくり腰は動けないからなぁ。
舞の連絡を受け嫁に行った娘さんが迎えに来てくれたが、なんかよそよそしい雰囲気。

 そしてめぐみ社長の元に笠やんから退職したいという電話が入ったのさ〜
まぁ、そんな遠くない時期には辞めるつもりだったらしいが、今回のことで決心がついたらしい。

 翌日、朝礼で笠やんは正式に退職を伝えた。
引き継ぎきっちりしてから辞めるとは言っていたが、みんなやっぱり寂しさが隠せない。

 退職後の生活を土屋さんに聞かれて「家族サービス」と応えていた笠やんだったが、奥様は去年亡くなられて一人暮らしだった模様。
子育ては奥さんまかせだったから一人娘とは何を話したらいいかわからなくて疎遠な感じになっているそうな。お孫さんと一緒に作ろうと思ってプラモデルをたくさん買っているのに、それも伝えられていないらしい(章にいちゃん談)

 悲しい。
IWAKURAという家族の頼れるお父さん的存在だった笠やんなのに。
あの情熱やあったかさが娘には伝わっていなかったなんて。
でもお互いにコミュニケーションの仕方がわかっていないだけで、きっかけがあれば繋がれると思うんだけどな〜





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2023年02月17日

「舞いあがれ!」 第20週 伝えたい思い

 月曜日 第92話 

 舞(福原遥)が口紅(リップ?)塗るところなんて初めて見た。
ちょっとドキッとしたぞ。
今週は女性としての舞の姿が見られるのかな。


 めぐみ(永作博美)たちに新しい出会いがあった。
「うめづ」でめぐみ達がお昼ご飯を食べている時、工場を継いだのに後ろ向きなことばっかり言っている的場君が雪乃さん(くわばたりえ)から説教をされていた。
 
 雪乃さんは苦境の中、工場を継いで成長させているめぐみを紹介したんだが、その会話に食いついたお客がいたのさ。

 毎報新聞社の御園さん(山口紗弥加)。大阪に転勤してきたばかりらしい。
すぐにIWAKURAにやって来て取材開始。
明るくてバイタリティのある方のようで聞き上手。
女性職人・土屋さん(二宮星)にも興味深々。

 山田(大浦千佳)なんて「ねじれこんだ」失恋話までしてしまったそうな(ネジだけに)。

 そして貴司(赤楚衛二)だよ( ̄▽ ̄;)
10首と言われたのに、まだ一首しかできてないらしい。

 なんか史子女史( 八木莉可子)頻繁に「デラシネ」に出入りしている模様。
リューに命じられた短歌作るのに悪戦苦闘する貴司の陣中見舞いという体を取っているが、隙あれば身の上話ぶっこんでくるし、自分をわかって欲しいという思いが強すぎる。


 史子は貴司で全部間に合わせようとしてんのかな?
友達、恋人、人生の師、家族。
背負わされる貴司も大変やで( ̄▽ ̄;)


 そこに物産展のお土産を渡しに舞登場。
二人が密着している雰囲気に一瞬たじろいじゃったわ。

 それでもいつも通り、できた短歌を見せて欲しいと舞は頼み、貴司も原稿用紙を渡した。そのふたりをロックオンする史子女史 ( ̄▽ ̄;)

『水底に 影を預けて 釣られゆきし 
 川魚らの 形群れおり』


 舞の顔を見ていたら、
あれ?なんかいつもと違うな・・って思っている感じだったが。


 カットイン史子。

『本歌どり(有名な歌の一部を使う)ですねぇ』

 舞が短歌のルールわからんのをいいことにマウント取り( ̄▽ ̄;)
私と梅津先生は短歌で繋がっているんですよ〜アピール。
「この調子で、あと9首頑張ってください」と嬉しそうだったが・・・どの立場から言ってんのかな?それに貴司は君の感想を求めてはいないぞ。てか、そもそも忙しいのわかってんなら来んなや。


 しゅん・・として去っていく舞を追いかけたそうな目で見つめる貴司。
そして舞の忘れた傘を(貴司に届けさせないよう)持っていく史子(笑
貴司への思いが高まっていることを伝えた後、

「今、梅津先生は歌人として一番大事な時期です。
すばらしい第一歌集を出していただくために
私も精いっぱい支えたいなって思ってます。
そやから先生のそばにおること悪く思わんといてくださいね」


 ヒャーーーー!
あくまで善意のサポーターを装いながらも、オマエは入ってくんなよ!との意思表示。
なんか柏木が貴司にマウント取ってた時思い出したぞ ( ̄▽ ̄;)

 史子も貴司が舞のこと思っているのはわかっていると思うけどね。
それでもやっと見つけた救命浮き輪に必死で掴まっている横を、小舟に乗った舞がす〜〜っと通り過ぎていくと思ったら、沈ませてやらずにはいられないんだろうね。

 正直当て馬になってしまうのはわかっているから、かわいそうだとも思う。彼女は自分自身の抑えても吹き出す闇を短歌で表現して見たらどうだろう( ̄▽ ̄;)
桑原さんは史子にどんな光を見出させるんだろうか。


 火曜日 第93話

 さすがに舞も史子女史に言われた件を久留美(山下美月)に話したんだね。

 持つべきものは友だよ。
久留美が視聴者の代わりに怒ってくれた( ̄▽ ̄;)


何で黙って引き下がんの?
「秋月さんな、貴司君の短歌のことよう分かってはんねん。
けど私は・・・今の貴司君にできることないねんな」舞


 貴司は短歌の知識があるから舞に短歌見せてたと違うぞ。
舞が舞だから、一番に読んで欲しいんじゃん。




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matakita821 at 18:39|PermalinkComments(2)

2023年02月10日

「舞いあがれ!」 第19週 告白

 月曜日 第87話

 雪乃さん(くわばたりえ)の知らせを受け、ネットニュースを見ためぐみ(永作博美)と舞(福原遥)は悠人(横山裕)の事件を知った。
IWAKURAの権利を戻してきた件を思い出し、想定内だったのかと思いつつ、本人に確認しようとするめぐみ達だったが連絡はつかなかった。

 いつもならめぐみの電話に出なくても舞の電話には出てくれるのに。
パートナーの高橋君とやらに責められても黙っていたということは、やはり確信犯なのだろうか。
誰かに陥れられたってことないのかな?


 悠人の件で取材の電話が入り、会社の前にも週刊誌の記者達が集まっている。
めぐみ社長は社員に説明をするために集まってもらった。

 この対応の早さはさすがだね。
連絡が取れないから情報も無く、伝えられることもほとんどないんだけど、社員に迷惑をかけていることを謝罪したいという社長の気持ちはしっかり伝わったよ。


 みなさん責めるどころか、会社がピンチの時に悠人が助けてくれたことをあげて心配し、IWAKURAの結束の強さを見せてくれた(´;ω;`) 有難い。有難いよ。この4年の間、みんなで苦境を乗り越えてきたんだもんね。
わたしゃ風評被害を心配したけれど、取引先のすずかけ工業さんも全く気にせずいつも通りの対応をしてくれた。良かった。信頼関係ができているんだね。


 自宅前にも記者達が張り込んでいるため、舞はデラシネに避難。
外はどしゃぶりの雨。

「お兄ちゃん、どこおるんやろ?ちゃんとごはん食べてるやろか。
誰か助けてくれる人おるんかな・・・
お兄ちゃん、昔から何でも一人でできたから。
誰かに助けてって言えてんねやろか・・・」
「・・・・」貴司(赤楚衛二)
「ごめん。もう閉店やんな」
「ええよ。僕も雨やむまでおるつもりやったし。
「ありがとう。雨・・・やむんやろか?」


 お兄ちゃん、子供時代から家族に気ぃ使っている感じだったもんな。
浩太さん(高橋克典)は仕事で忙しくて、めぐみは身体の弱い舞を常に気にして疲れていた。
甘えちゃダメだって自分で律してきたのかもしれない。
もしかしたら家庭に自分の居場所はないって思っていたのか・・・


 ふらふらと雨の中を濡れながら歩いていた悠人。
ここは・・・柏木公園なのかな?
倒れた悠人を雨が叩き続けていた。

 「雨」が効果的に使われていた回だった。

 どしゃぶりの雨の中、なすすべもなく倒れる悠人。
こんな時でも悠人はひとりで耐えようとする。
こんなに近くにいるのに悠人の声が舞達には届かない。
いつか雨がやんで晴れ間がのぞくように悠人の心が晴れる日もくるのだろうか。

 今回、悠人は一言も話さなかった。
なのに自分がしでかしてしまった事の大きさにおののき、打ちのめされ、自分自身に絶望しているのが伝わってきた。やっぱりすごい人だ。

 「もう帰り。雨が降りそうやで」という親として舞を気遣うめぐみの言葉。

 そして時間を気にする舞へ貴司からの「雨やむまでおるつもりやったし」という言葉。直接的なことは何も言わないけれど、いつだって貴司は相手には気を使わせず労わってくれる。
貴司は「言葉」というものを知ってる。
言葉を使わない方がいい時、言葉でしか伝えられない時。
常に「言葉」と向き合っている人なんだと思う。


 火曜日 第88話

 公園に倒れている悠人を誰が見つけてくれるの〜?と思ったら・・・
まさか久留美父(松尾諭)だったとは。

 酔っぱらいと思ったようだが、雨の中わざわざ声をかけるとは、
そんな行動が自然にできる優しいところがあるって初めて知ったよ。もっと世間相手にやさぐれているのかと思ってた( ̄▽ ̄;)


 自分ちにつれて行って布団に寝かせてくれた。
タイミングよく帰ってきた久留美(山下美月)が、すぐに対応してくれたぞ。

 目が覚めた悠人は迷惑料払って(2万ぐらい?( ̄▽ ̄;) )出て行こうとしたが、連絡を受けためぐみと舞が到着。

「悠人・・・うちに帰ろ」めぐみ
「2人には迷惑かけへん」悠人
何言うてんの!一緒に帰ろ、な?」


 かたくなな態度を崩さない悠人に久留美が喝。

おばちゃんも舞も、悠人さんのことどんだけ心配してたか・・・
その気持ちちょっとは考えてください。
大事な人がしんどい時に何もでけへんのってホンマにつらいんですよ。
支えてくれる家族がいてはるんやから頼ったらええやないですか


 久留美ちゃん、ずっとそんな気持ちで佳晴の面倒みてきたんだね。
お父ちゃんのしんどさを代わることはできないから自分にできることを・・って。
佳晴・・・わざわざ雨の中、回復にいいという(そんなん聞いたことないが)チョコを買ってきてくれた。そういうとこがあるから久留美も見捨てられないんだな。(DV彼氏に尽くす彼女っぽいけど( ̄▽ ̄;) )

 悠人を見た時のめぐみの、安堵、驚き、愛情、心配・・・複雑な気持ちを隠した上でのなんとも言えない表情。
「うちに帰ろ」という声の響き。
望月親子に悪態をつく悠人をビンタかと思ったら耳をぎゅーー!
すべてが抑えてはいたが、子を思う母の思いが伝わってきた。




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2023年02月03日

「舞いあがれ!」 第18週 親子の心

 月曜日 第82話

 悠人(横山裕)が美味しそうに「うめづ」でお好み焼き食べてるぅ〜
しかも、さすがカリスマ、貸し切りで?と思ったら違った。
貴司(赤楚衛二)の長山短歌賞受賞記念パーティのためだった。
いつものメンバー(岩倉家と梅津家)が集まり、図らずも悠人も参加することに。

 大吉先生が言ってたけど、ホントにぐっさんのクラッカー不発っぽくて、ひょろ〜んって一本ぐらいしか出てこなかった( ̄▽ ̄;)
焦っただろうな〜(笑


 雪乃さん(くわばたりえ)、貴司が短歌を創り始めた頃から雑誌やらいろいろ買い込んで短歌の勉強をしていたそうな。もちろん勝さん(山口智充)も。

 貴司がスナフキン生活をしたいと二人に言った時、「わからない」と応えたけれど、『お父ちゃんもお母ちゃんもな、お前のこと分かりたいねん』とも言っていた。
そのための努力を二人でずっと続けてきたんだね(´;ω;`)
そりゃ、息子が認められて嬉しいさぁ。


 素直に親に感謝する息子、それを笑顔で受け取る親、感激の涙、
舞の頑張り報告もあり、「そら、浩ちゃんも喜んでるわ」との声もあがり・・・

 なんか悠人にとっては辛い時間なのでは?と思った。
いつも通りクールな態度を保ちながらも、一瞬見せたせつなげな表情・・・
横山裕さん、さりげなくうまい。目が離せないよ。


 そこに現れた久留美(山下美月)。
にゃんと八神先生同伴。婚約者としてみんなに紹介したぞーー!

 でも、この八神先生・・・ちょっと心配なのよね〜( ̄▽ ̄;)
「うめづ」のことを普通に「こんな所」って言ったり、
「僕からプロポーズしたんです」とか
「気づいたら久留美ちゃんを愛してました」とか・・・
様子も知らないくせに舞と貴司をダブルデートに誘ってきたり・・
幼馴染って言ったら「若いドクター紹介しますよ」・・・

(まぁ、貴司は舞のこと好きなのはわかってるけど〜
先週から見つめる視線も熱いもんね〜溢れちゃってるもんな〜そして久留美は昔から貴司の思いに気づいてはいたけれど触れないようにしていたんだよね)

 な〜んかちょっと子供っぽいというかーーー
久留美が合わせてくれているから成立しているカップルなんじゃないのお?


 会の途中で店を出て行った悠人。
なんか電話きてたけど出なかった。どうしたんだろ?
まさか逃げているとか・・?
悠人の異変にめぐみ(永作博美)も気づいたね。何かあったと。


 そしてついに、
『IWAKURAで作った航空機エンジン用ボルトの品質試験の日を迎えました』

 場所は、なんと菱崎重工が先にボルトの試作品を頼んだ朝霧工業さんでさ!
なんでライバル社で?
メンバーは舞、社長、笠やん(古舘寛治)、章兄ちゃん(葵揚)。

 ぽっと出の町工場と航空機部品に特化した自分らの会社を並べられていい気持ちしてないよね( ̄▽ ̄;) 出迎えてくれたけど、なんかエラっそうだわ〜
荒金さん(鶴見辰吾)が来てホッとしたよ。
でも、もちろん舞も負けちゃいないけどさ(笑。


本日は弊社も自信を持ってお見せできる製品をお持ちしました。
正々堂々戦わせていただきます!


 火曜日 第83話

 さて、品質試験は多角的に行われます。
『細かい傷の有無』『ボルトの強度(強い力で引っ張り確認。今回のボルトは36500ニュートン以上の力に耐えられれば合格)(ちなみに朝霧工業さんは39000ニュートン越えたと鼻高々)』

 IWAKURAの品も38000ニュートン越えて朝霧さんたちビックリしとる。
今度は舞たちが鼻高々(笑
舞は自分たちだけの技術ではなく圧造も転造も東大阪の他の工場の機械を借りたと伝えた。

 ここで伝えなくてもよかったと思うが〜
まぁ、いずれバレると思うがゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ


 しかし朝霧工業さんから最もなご指摘が。
本発注を受けた場合大量のボルトを生産せねばならない。
その際も同じように他の工場が協力してくれるだろうか・・相手側にメリットがないのでは?と。

 確かにそうだよね。
試作品作れたからオッケーじゃないもんね。
受注した数を納期までに納めてもらわにゃ。


 てか・・・荒金さん・・・
「まぁ、私は全くの夢物語ということでもないと思いますよ」って・・・
もしや最初っからIWAKURAなんて相手にしていなかった?
朝霧工業さんの納期が遅れているからハッパをかけようとして他社にも頼んだ(しかも町工場)の?IWAKURAは当て馬・・?


 品質検査には数日かかるそうなので結果は後日だってよ。

 そんな一日を終え、舞が『デラシネ』に寄ってみたら・・
なんかイヤミみたいな男が貴司の写真撮っとった。スマホで。

 東京の出版社の編集さんらしいが・・・
リュー北條て・・・ペーター佐藤的な?
写真の映りばっかり気にして、今度髪型と服装のためにスタイリスト呼んで撮影するってよ。
そのことに貴司が違和感を唱えると『歌集売りたいなら作者の顔が大事よ?』

 うっわーーー!なんじゃコイツ!
こんな編集者と組んで歌集だしても納得いくもんが作れるとは思えん。
『キッズリターン』のモロ師岡さんタイプ( ̄▽ ̄;)
新人つぶしか!
貴司には貴司らしい道を歩いて欲しい。
たとえ遠回りだとしても。


 そして久留美にも試練が。
八神家と望月家の顔合わせがあり、お父ちゃん(松尾諭)は大ハッスル。
場所もお父ちゃんの希望で無理やり「ノーサイド」に決定。

 しかしやってきたのは母親(羽野晶紀)のみ。
で、『婚約はなかったことに』という展開さ。

 きっと事前に興信所で調べさせたんでしょうよ。
佳晴が働いていないことや離婚したことを理由に釣り合わないってさ。
八神先生も納得してるんだってさーーーー

 私ならムカムカしつつも、韓ドラ展開キターー!ってなりそうだけど、
久留美は動揺しつつも冷静に対応。

 いや〜やっぱりあのサンド野郎は信用できなかったよ。
なんだい?別れ話もママ任せかい?
ママが着飾ってご立派なお召し物なのもよけい腹立つ。
こんな奴、たとえ結婚したとしても久留美を守ってくれないだろうから、熨斗付けてお返ししますよ!でも、職場に居ずらいよなぁ・・・


 自分のせいで破談と知らされ、なんとか阻止しようと
お父ちゃんは頑張ったが・・・

 頑張りの方向がマズイ。
土下座からのタックルはいかんやろ・・( ̄▽ ̄;)
私が親でも、もし定職についておらずフラフラしている父親がいたら、やっぱりちょっと待て!とは思うぞ。娘夫婦にとり付くんじゃないかとかさーー心配になるよね。
それとよく知らんおじさんにタックルされたら、ぞーーっとして蹴り倒したくなるぞ。

 「ノーサイド」選んだのも『ラグビーの話ができる』『かっこええお父ちゃんでいてられる』て。
「ホーム」なら自分が有利だとでも思ったのかしら。
娘のために「アウェー」だろうとどこだろうと行く気はないんかい?
いつまで過去の栄光にすがってんの?
いいかげん目を覚まして欲しい。

 破談の理由はこじつけで、どっちにしろこのお母さんが気に入らなきゃダメになっただろうけど、こんな言葉言われるなんて久留美がかわいそうだよ。

 幼馴染三人衆、波乱の火曜日だった。



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2023年01月27日

「舞いあがれ!」 第17週 大きな夢に向かって 

 月曜日 第77話
 
 2013年8月。あれから4年が過ぎ、舞(福原遥)は営業部のエースとなっていた。

 いや〜自信あふれた説得力のある営業トーク!
お客さんの要望に応えられる技術があることをわかりやすくはっきり伝える。
そして相手を安心させる笑顔は変わっていない。
舞の4年間の過ごし方が見えるようなオープニングだった。


 IWAKURAの経営も順調。仕事もどんどん増えてきとる。
守りに徹してきためぐみ社長(永作博美)も少しづづ手を広げようと計画している。

 で、かつて辞めてもらった砂川さん達に戻ってもらおうとコンタクトは取ったんだが、今の仕事が順調で来てはもらえんらしい。もちろん梱包も人手不足。あのおばちゃん達に戻って欲しいとお願いしてみたが(一人は戻ってくれた)断わられたんだって〜

 そりゃそうだよね。
みんな一生懸命働く人達だもの。新しい職場でも重宝がられているはず。
でも、そこであきらめないのが舞さ( ̄▽ ̄;)
むしろ障害があると燃えるタイプ。


 おばちゃん達二人、入江さんと西口さん、舞の説得を受け入れ戻ってきてくれた!

 ホンマに有難いなぁ。
そしてIWAKURAがいい波に乗っているのを感じる。
活気が溢れ、みんな生き生きと働いている。
浩太さん(高橋克典)が元気だった頃のように。

 山田(大浦千佳)と舞が、すっかり仲のいい同僚として、お互いを気遣いながら働いているのがなんか嬉しかったよ。4年の間に培ってきたものがあるんだろうね。
そして山田、きれいになった気がするのだが〜あれから合コンの勝率はどうだったのか。


 八木のおっちゃん(又吉直樹)から「デラシネ」の鍵を預かった貴司(赤楚衛二)は古本屋をやりながら短歌の創作に励んでおり、短歌界の芥川賞と言われている「長山短歌賞」に応募しようとしていた。で、応募作品を選ぶのを舞に手伝ってもらっております。

 二人の四年間も伝わってきた。
こんなふうに舞が仕事終わりに「デラシネ」に寄って、貴司とおしゃべりしたり、短歌見せてもらったり、時には晩御飯一緒に食べたり。

 貴司にとっても充実した4年間だったみたいだね。
表情に大人のゆとりがあるというか、大吉先生も驚いていたけど色気がにじみ出ております(笑
そして舞を見つめる目が優しい!


 舞は社長に「航空機産業参入支援セミナー」へ行こうと提案。
航空機の部品作りたいという会社が集まるそうな。

 社長は「まだ無理や」と応えたが、ここでも舞は磨き上げた営業トークで説得。
品質保証のために必要な「JIS Q 9100」とかについても勉強を初めていた。

「お父ちゃんの夢やからな。気持ちも分かる。
そやけどな、やっぱりリスクが大きいんちゃうか?」社長
「山の頂上。お父ちゃんが言うてた。
一歩ずつ登っていったら、いつかは山の頂上にたどりつけるって。
お母ちゃん、IWAKURAにとっての山の頂上は、
航空機の部品、作ることやないの?
技術磨いて、工場大きくして・・・

私、どないしてもお父ちゃんの夢かなえたい。
航空機の部品、絶対作りたい。
お母ちゃん、一緒に行こう。一緒に山の頂上目指そ
」舞
「・・・分かった」


 力強く夢を語る舞の姿とお父ちゃんが重なって、心動かされたふうの社長やったが・・
取り合えず一緒に行くだけだと思うぞ。
だって、今の舞には何を言っても聞きゃーしないと思われ・・・( ̄▽ ̄;)

 まだ4年しか経ってないんだも、そんな新しいこと始めるの私は反対!
山の頂上て・・いきなりエベレスト目指すのは無謀やで。
自分の思いだけで突っ走るのはお父ちゃんと似ている。
やっと経営が安定してきたのに、ここで冒険することを、しかも設備投資やらなんやら大がかりになるチャレンジを社員たちが望むだろうか。
IWAKURAが傾いたのは浩太さんが夢に拘って工場広げたからでは?
取り合えず落ち着け!




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2023年01月20日

「舞いあがれ!」 第16週 母と私の挑戦 

 月曜日 第72話

 社長になっためぐみ(永作博美)は社員達に人員整理の結果、信金さんに融資の返済期限を延長してもらえたことを報告。しかしその期限は半年と短い。経営立て直しのために営業に力を入れる、そのために藤沢君(元からいる営業)と娘の舞(福原遥)と新規事業獲得に励むと伝えた。

 みなさんの反応の冷たいこと・・・
舞がパイロット内定を辞退したと覚悟と熱意を見せても、戸惑いと不安しか返ってこない。
ネジのことなんも知らんお嬢さんが入ったところで泥舟感は高まるばかり。それに舞の落ち着いた佇まいが非常事態なのにって逆に腹立つのかもしれんなぁ・・


 そして藤沢君(榎田貴斗)だよ。
営業先をリストアップしてくれたのはいいけど、ド素人の舞に丸投げ。
営業の基本ぐらい教えてくれてもいいじゃん!
ただがむしゃらに電話かけまくっても仕事獲得に繋がるとは思えん。
直接担当者に会いに行く時も紹介がてら舞を連れて一緒に回ればいいと思うんだが。
無駄な動きをしている暇はないのに、どういうつもり?
舞の味方したら他の従業員さん達に責められると思ってんのかしら。


 そして舞も舞だよ( ̄▽ ̄;)
ネジの知識も納期もわからんのに営業先でどんな話をしようってのさ?


 もちろん電話はスルーされるし、訪問しても堂々と居留守を使われてしまう。
そんな中、会って話を聞いてくれたのは、かつて岩倉螺子製作所が危機の際、特殊ネジの仕事を回してくれた「カワチ鋲螺」の森本さん。しかし仕事には繋がらなかった。

「今まで経営に関わってはれへんかったお母さんが社長になりはったんですわな。
厳しいこと申しますけどな、そない簡単に信用でけへんのですわ。
今、ご自身の会社がどんなレベルの製品やったら引き受けられんのかちゃんと理解してはりますか?未経験者が工場やっていくて、どだい無理な話なんですわ」


 厳しい言葉だが、ごもっとも。
商品のことなんも知らんのに相手を説得できる訳もない。
そして森本さんは忙しい中、わざわざ時間を取って舞に大事なことを教えてくれた。
これも浩太さん(高橋克典)が地道に築いてきた信頼関係があったからだよね。


 舞は笠やんに「ねじの転造と切削のこと」を教えて欲しいと頼んだ。
それを聞いた社員Aは「これからネジのお勉強か」て呆れとった。
ゆっくりかもしれんが舞は一歩一歩進もうとしている。

 舞のバイタリティは恐ろしいほど。
ゼロからのスタートでも怯まず挑んでいく。今までと同じように。


 てか、大吉先生は「山田がキーマン」って言ってたけど、どんどん増長する山田の態度が憎らしいったらありゃしない ( ̄▽ ̄;) 華丸さん「そろそろいい子にならないかなぁ」とボヤいとったが、急に善人になるのもアレだし、タイミングが難しいぞ。よっぽどの事がなきゃ減らず口もなくならないだろうしさ。

 舞から内定を辞退して二人で会社を立て直すと聞いたばんば(高畑淳子)はさすがに動揺したみたいだが、舞の前向きな言葉を受け止めてくれた。そして朝陽君(又野暁仁)に友達ができたこと、学校に行けるようになるかもしれないと教えてくれた。

朝陽君前に進んでるやん」舞
およ」ばんば
私も頑張る


 火曜日 第73話

 そして始まった「笠やんのやさしいネジ教室」。
めぐみも加わり、そして社員の一人・土屋さん(二宮星)も参加。
それを見た社員は今更・・てな感じだったけど、かまっちゃいられんのだわ。

 笠やんにしてみたら初歩の初歩だろうけど、社員が言うところの「素人」にもすごくわかりやすい内容だった!コレ、他の人にも絶対ためになると思うワ〜
新しい発見があるんじゃないかなぁ。

 『ネジが好きですから』と周りに同調することなくネジ講義に参加した土屋さん。いい職人になるだろうなぁ。「好き」って強いよねぇ?
章兄ちゃん(葵揚)を思い出したよ。

 そして相変わらず呆れ顔で通り過ぎる山田(大浦千佳)ではあったが、
舞の動向は常に気になる模様 ( ̄▽ ̄;)
最近舞と二人の場面多くなってきているよね?
やはり山田がキーマンなの?
山田が動けば山も動くのか??



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2023年01月13日

「舞いあがれ!」 第15週 決断の時 

 月曜日 第67話

 お父ちゃん(高橋克典)の葬儀は終わったけれど、めぐみ(永作博美)も舞(福原遥)も未だ呆然自失状態。家族同様の梅津家の皆さんも無念さと辛さを抱えとる。

 ばんば(高畑淳子)と一緒に五島からかけつけてくれた貴司(赤楚衛二)の「しばらくこっちにおるから」という言葉が貴司らしくて有難かったよ。

「こがんなことになって・・・こがん辛いことってあるとやろうか・・・
母ちゃん、よう耐えられたねぇ・・」めぐみ
「父ちゃん死んだ時・・・めぐみがおったけん。
まだ中学生で・・・。
めぐみばちゃ〜んと育てんばっちそれだけば考えて夢中で働いとった」ばんば


 改めて知る母の思い。
辛い中での救い。ほんの小さな救いかもしれんけど、心に深く刻まれる。
 
 めぐみさん、一気に老けてしまった。
ここ数日の心労が表われている・・・
今にも倒れそうなのに倒れることもできない。


 そして誰もが気になっている会社のゆくえだよ。
悠人(横山裕)は売るのが一番いい。それも早いうちにと伝えるが、めぐみも舞も、まだそんなことは考えたくもないのだった。

「お父ちゃんは工場売るつもりなかった。立て直すことだけ考えてた。
そのお父ちゃんの気持ち大事にしたいねん」めぐみ
「何か続けられる方法ない?」舞
「親父がおらんようなった今、状況は前より悪なってんねん」悠人
「もう・・ちょっとだけ・・・考えさして」


 苦しみの中で絞り出すように答えためぐみ。
めぐみの気持ちは痛いほどわかる。
でも、悠人の言うとおりだと思う。手を打つなら早い方がいい。誰にとっても。
噂はすぐに広まるから大量の在庫を抱え、IWAKURAは危ないって言われていただろうし、社長が亡くなって責任の所在がはっきりしない会社と取引を継続するだろうか。タイミングを逃すと売ろうとしても買ってもらえなくなる。


 悠人はいつも辛い役を買って出ているように思う。
めぐみを見る時の悲しみ押し隠し決意するような目。
これを言えばどんな思いをさせるのかもわかっている。
でも、この場ではっきり言える知識と判断力があるのは悠人だけなんだもの。
言うしかないさね (´;ω;`)


「悠人や、工場売った方がよかっち思っちょっとね」ばんば
「はい」悠人
「継ぐつもりや、なかとか?」
ないです。俺の仕事は投資やし、この世界で一流になるために努力してきたんです。投資家として冷静に計算して、今、工場を売んのがベストやと判断した。
そんだけです


賢かね。
じゃばってん、人間やバカ力ん出ることもあっとぞ。
向かい風ん強かけんが強くなることもあっとさ

「・・・それ、舞も言うてました」
「まぁ、よく話し合えばよか。邪魔したね」


 去り際がきれい、さすがばんば。
悠人への「賢かね」には貴司への「変人たいね」と同じ温かさを感じた。
批判も誘導もせず、そのままの相手を受け入れる。
受け入れてもらったことで相手は安心してもう一歩進むことができる。
そして家族を信じていること、家族で話し合ったらいいと、大事なことだけは伝える。


 めぐみが会社に復帰するとさっそく信金さんがやって来た。
支店長は悠人が会社を継がないことを確認すると、会社を畳む提案をしたが、今のめぐみには決断できない。それでも責任の所在をはっきりさせる為にめぐみが社長代行としてすべての責任を負うという書類へのサインを求めてきた。

 判子を押す手が震えてズレてしまった・・・
これで莫大な借金をめぐみが背負うことに。恐ろしいことだよ。


 社内でもIWAKURAはどうなるのか不安や憶測の話でもちきり。
そりゃそうなるよね。
そんな中、黙々といつも通りの仕事を続ける笠やん(古舘寛治)はさすがだよ。

 帰宅した舞は下駄箱にあった浩太さんの靴を見つけ、堪らず泣き崩れてしまった。

靴・・あんのに・・・
お父ちゃん、もうおらん・・・


 舞を抱きしめながら涙を流すめぐみさん・・・
その二人の泣き声を二階で悠人も聞いていたやろか。

 いつも自分で靴を磨いていたお父ちゃん。
丁寧に大切に心をこめて磨いていた。
浩太さんの生き方そのもののように。
遺された靴がピカピカなのが余計に悲しかったよ(´;ω;`)ウッ…


 火曜日 第68話

 舞はめぐみを支えたいのに空回りする自分を感じていた。

よ〜く探せば、でくっことやあるはずよ。
ばんばにでくっことや、これたい
」ばんば
「お弁当?」舞
「およ。舞とめぐみの分」
「ありがとう」


 ばんばの確かな生きる力が伝わってくる。
それが気力を失ってしまっためぐみや舞に少しづつ浸透してくる。
ばんばがいてくれて本当に良かった。


 頼りにしていた経理総務課課長の古川さん(中村靖日)が辞め、
追い詰められためぐみは笠やんに相談にのってもらった。
めぐみは浩太さんの願いは会社を続けることだったから、そうしたいが自分に社長は無理だと伝えた。

「社長が先代から工場継いだ時な、俺は無理やと思てんで。
ネジのことな〜んも知らん若いやつがちっちゃい工場どこまで守れんねて・・・
もってせえぜえ1年、2年やろなて。
せやのに社長は2年どころか30年も守り続けて・・・
こないおっきい工場にした。大したもんや。

けどなぁ、そないに頑張れへんかったら社長はまだ元気やったかも分かれへん。
せやよってめぐみさん、無理することあらへんねん。

自分と舞ちゃんのこともよう考えて、な」


 笠やん・・・(´;ω;`)ウッ…ありがとう。
浩太さんが亡くなって、いろいろ言う人もおったやろと思う。
無理して工場広げて会社潰したとか、経営者としてどうかとか・・
でも、苦労も努力もわかっている一緒に頑張ってきた笠やんから認められて、めぐみは心から嬉しかったと思う。報われたんじゃなかろうか。
そしてばんばのように、いつだって相手が負担なく道を選びやすいように、まるで清めてくれているような笠やん。
すばらしい相方と浩太さんは歩んできたんだねぇ・・




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2023年01月06日

「舞いあがれ!」 第14週 父の背中 

 水曜日 第64話

 さて、悠人(横山裕)in (株)IWAKURA!
父(高橋克典)が築いた自慢の工場を案内する舞(福原遥)と、おいくら億円になるか品定めする悠人。でも、自分の商品ではないからか、すぐにリサーチ打ち切り。
「うめづ」に移動(豚バラお好み焼きの方が魅力らしい)。

 久しぶりに家族そろって晩餐。舞の作った豚丼を美味しそうに食べるお兄ちゃん・・・だったが・・・悠人が送ったビリケンもどきの話(にゃんとプレミアがついて購入時の10倍の値段がついているそうな)から、工場も売れば?という話になり・・・

 浩太さんにしてみたら、小さな工場を受け継ぎ、社員と苦戦しながら共に成長してきたという思いがある。社員も会社も自分の子供と同じ。
売るという発想にはなれんわな。


 家のことを思うからこそ冷静な判断で提案しとるのにという悠人と、
家族なのに何で自分の思いをわかろうとしないんや?という浩太・・
平行線だわね ( ̄▽ ̄;)


分からん親父やな
お前こそ、何で分かれへんね
「何でみんな損切りでけへんか教えたろか。
自分の失敗認めんのが怖いからや。
そやから親父も現実に向き合って工場売んの考えたらどうや」
「株なんかと一緒にすんな」
話にならん。金にかえられんとか甘いこと言うて、
結局、親父は現実見る勇気ないねん

「お兄ちゃん、やめて」舞
「お父ちゃんの気持ち、考え」めぐみ(永作博美)
はあ?俺が悪いん?心配して言ったってんねん!
いらんお世話や、帰れ!
言われんでも帰るわ!


 決裂・・・
悠人以外は「気持ち」や「こころ」が一番。
それはわかるが、息子の忠告を受け止める度量の広さも欲しいぞ。
今、社長になった浩太に現実を突きつけられるのは笠やんか悠人しかいないんじゃないの?
笠やんは職人だから経営状況まで把握していないだろうし。
気持ちを優先していたら、突然沈没ってことにもなりかねない。
そしたら従業員が再出発するための給料だって払えなくなってしまう。


 せっかく作っためぐみの手料理も誰もほとんど手を付けず・・
タッパーに保存。

 それでも舞の呼び出しには応じる悠人。
舞は工場を立て直す方法を一緒に考えて欲しいと頼むのだが〜〜

断る。
親父が今やらなあかんのは被害を最小限に食い止めることや。
これ以上借金が増えんうちに工場売んのが一番ええ


 例によって浩太側に立ち、一緒に働いている従業員達のためにも工場は売れないと訴える舞だったが・・・

「(工場で梱包の仕事しているのは)お前の自己満足やろ。
お前、来年にはパイロットになって家出ていくんやろ。
その後、工場がどうなんのか考えたことあんのか?
お前がやってることはその場しのぎの親切やねん。
どうせ手ぇ離すんやったら、はなから助けん方がええ。
無責任やぞ


 悠人は飼うことができない捨て犬に餌をあげるのは逆に残酷だし無責任だと考える。舞はそれでも目の前の捨て犬に餌をあげずにいられない。
妙な例えになっちゃったけど、どちらも優しいんだよね。
舞の優しさの方が伝わりやすいけど、悠人の優しさには痛みも含まれている。
そしてわかってはもらえないことの方が多い。
(「わかる奴だけわかればいい(@「あまちゃん」)」的な?)

でも悠人は舞が苦しむことも考えて言っていると思うぞ。

 どうしたもんだか・・・
柏木学生(もう学生じゃねぇし!)( 目黒蓮)に相談する舞なのでした。

 いや〜腐っても彼氏?ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
もう柏木の存在をすっかり忘れていたよ。
さて、柏木は舞になんとアドバイスするのでしょうか〜?


 木曜日 第65話

 う〜む・・・σ(´-ε-`) 柏木よぉ・・・
舞は「何かあったのか?」って電話で聞かれて「そうなのさ〜!家がとんでもないことになってさ、お兄ちゃんにはキッツイこと言われるし、もうどうすりゃいいんだか」って洪水のように話し始める私とは違うのよ。
遠慮しているわーーー
黙ってそばに居てくれたら話す気にもなるんだろうけど〜
知らないとはいえ「パイロットにはなるんだよな?」は言葉のチョイス間違えたのでは?昔の柏木っぽいけどさ。


 さて、経理総務課課長の古川さん(中村靖日)から浩太に再度のリストラ要請アリ。
太陽光発電のデカい仕事が決まりそうだけど、それだけで何とかなる状況ではない。
しかし浩太の答えはNO。

「これ以上、従業員は切られへんね」

 古川さんだって同僚を減らしたい訳じゃない。
苦渋の末の進言よ。
なのに、それを再考すらしてもらえないんじゃ古川さんにも愛想尽かされるかもよ。




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2022年12月28日

「舞いあがれ!」 第13週 向かい風の中で 

 月曜日 第61話

 お父ちゃん(高橋克典)が救急車で運ばれたとの報を受け、あわてて島を出発した舞(福原遥)・・・

 こんな時なのにちゃんと朝陽君(又野暁仁)に挨拶していくのが舞らしい。
朝陽君も名残惜しそうだった。
貴司(赤楚衛二)が居てくれて良かったよ。突然、二人ともいなくなったら、せっかく馴染んできた朝陽君も不安になるもんなぁ。


 病院に駆けつけると、意外とお父ちゃんは元気そうだった。
胃潰瘍とのことで1週間の入院らしい。

 浩太が普段している仕事はめぐみ(永作博美)がやってるのかな?
笠やん(古舘寛治)は現場を仕切るのに忙しいだろうし。
経理の古川さん(中村靖日)はそんなタイプじゃないしな〜


 舞からの報告を受けたばんば(高畑淳子)もホッ・・・
朝陽君は貴司と仲良く星を見ているそうな。

 電話を受けているばんばの後ろで美知留さん(辻本みず希)が台所仕事しながら、心配そうに見ていた。この家の、島の家族になってきているのが伺える描写。こういうのがあるとないとじゃ大違いだよ〜

 ここに至ってめぐみも舞に会社の窮状で浩太が奮闘し心身ともに疲労してしまったことを伝えたさ。やっぱり新工場の借金がキテいる模様。従業員の給料も、もう何ヶ月も家の貯金から出しているらしい。

 いや〜〜〜(ll゚д゚) それはもうかなりヤバい状態では・・・
会社のお金だけで回らなくなったら、もう坂道を転げ落ちる的な・・・


 浩太の留守の間もなんとか変わりなく稼働しているIWAKURA。
しかし、章兄ちゃん(葵揚)の様子がおかしい・・・

 もしや転職とか他の会社へ移ろうと考えている?
小さな工場の頃から支えてくれていた、今は「圧造部門」の主任。
そんな〜〜章兄ちゃん〜〜

 でも、3人目の子供産まれるって言うてたしなぁ・・・
責めることはできないが、これは痛い。痛いぞ。
まさか笠やんまでいなくなったりしないよね〜〜


 体調も大分戻り、舞と一緒に夢を語り合う浩太さん・・・

「飛行機の部品も作れる大きい工場建てたいてずっと思てて、やっとその入り口に立てたとこなんや。今は、きついけどな、ここを乗り越えたらグッと夢に近づけるわ。
舞かて大変な訓練乗り越えてパイロットの夢に近づいたんやろ。
それとおんなじや」


 夢を持つことはすばらしい。
その夢に向かって突き進むのも勇気のある立派なことだ。
でも、リーマンショックのせいで何もかもが変わってしまった。
どんなに乗務員の能力が高くても嵐の中では飛行できん。
ここはひとつ、手堅い部分だけ残して、後は思い切って撤退も・・あるのでは・・
会社が無くなってしまったら元も子もないからなぁ・・
浩太さんの体調もアレだしさ〜
大勢の従業員の生活背負っているから、方向転換も難しいのかもしれんが・・


 さて、悠人(横山裕)が病室に現れた。
(仕事(リサーチ)メインでお見舞いは、ついで ( ̄▽ ̄;))

「確実に成長する会社探しに来てんねん。
お客さんのお金預かって有望な会社に投資してお金増やすんが俺の仕事やからな。
うちは徹底した調査と分析が売りでな。
もうけるタイミングを見逃せへん。
リーマンショックも俺にとったら、絶好の稼ぎ時やったわ

「悠人・・・みんなしんどい思いしてんのに、
お前・・その言い方はあれへんやろが・・」浩太
「そら、ここらの町工場は痛い目見てるやろな。
まぁでも、ちゃんとしてるところは生き残るし、そうやないところは潰れる。
そんだけの話やろ


 容赦ないもの言いに磨きがかかったような (~_~;)
なんでここまで浩太に手厳しい?
そして天狗なのか?
「♬ 上りきったら〜あとは下り坂〜♬」(by 水原 範朝 「下り坂」@「王様のレストラン」)だぞ!
舞も浩太も唖然呆然・・・
てか、悠人の仕事の内容、初めてわかったワ ( ̄▽ ̄;)


 それでも頼れるのは兄だけ。
舞は会社の状況を話して助けてくれるよう頼んだ。

 でも、あんまり聞いちゃいないみたい。
そんなショボいネジ工場再生なんか俺の仕事じゃないってか?
浩太さん退院決まったが不安しかない。


 火曜日 第62話

 職場に復帰した浩太に経理総務課課長の古川さん(中村靖日)が本気の再建計画を銀行に示すためにリストラの申し入れ。それだけは避けたい浩太だったが、もはや迷う余地はない。
まず選ばれたのは商品こん包のパートのおばちゃん達3人。抜けた穴は舞がやりたいと申し出た。

 そんなやり取りがありまして・・・父と工場を見て回る舞。
社長としての父の姿が誇らしげな舞。

 いや〜こんな大変な状況なのに娘を楽しそうに案内しているとこ見ると、従業員イラッとくるんでない?( ̄▽ ̄;)

 舞が引き継ぐことになる仕事を、そのパートのおばちゃん達に教わるのだが〜〜
不良品を弾いて、200個梱包するという作業をまずやらせてみるおばちゃん達。

 もうリストラすることは伝えられているようで、険しい表情で舞の動作を監視する三婆。案の定、舞は傷の付いたネジに気づかすに梱包してしまった。

ちっちゃ〜い傷やけど機械の選別では見つけられへんかった傷や。
これを見逃せへんことがIWAKURAの品質を守ってんねん

「はい。すいません」舞
「こないなお嬢ちゃんにうちらの後釜が務まんねやろか?」
「素人でもできる仕事や思われてるから真っ先に切られんねやろ」
「うちらがどないな思いで働いてきたかも知らんと」


 最初っからできる訳ないけど、舞のゆるふわニット、結わえてもいないロングヘアにヒヤヒヤしたよ。梱包なら簡単だから自分にもできると思っているのがおばちゃん達にも伝わってしまった。働くことの厳しさを舞も実感したんじゃないのかな。

 浩太は信金の人に三名リストラしたことを伝えたが、IWAKURAの現状を認識しているとは判断されなかった。リストラの人数を増やすとか工場の機械を売るとか、もっと抜本的な改善策を示さなければ返済の猶予は認めないと宣告されてしまった。

 浩太としては苦渋の決断でパートさんに辞めてもらったから、これ以上どうせいゆうねん!という気持ちかもしれんが、私が銀行側でも、なにぬるいこと言うてんじゃ!ってなると思うぞ(わたしゃ晴れの日にも雨の日にも傘を貸さない業突く張りだよ)。生きるか死ぬか、もうそこまで来てるんじゃないの?

 工場では、まだ笠やんが働いていた。
「うめづ」で信金から言われたことを伝え、ボヤく浩太さん。

「機械売るっちゅうことはやで、夢を売るっちゅうことやろ。
いろんな新しいもん作る夢・・・」浩太
売ったらええがな。
あんたが工場継いだ時、あんな立派な機械なかったやんか。
亡くなったおやじさんと違て、アンタ、経営も下手くそでなぁ。
愛想尽かした従業員が1人減り2人減り・・・
結局、ちっちゃい工場で俺と二人っきりで働いたやんか。

俺はな、あの頃も悪なかったと思うで。
機械は売ったかてかまへん。
あのちっちゃい工場にかて、でっかい夢があったんやから


 笠やん・・・(´;ω;`)ウッ…
そうだね、場所じゃないよね。心意気だよ。そして確かな技術だよ。
経営者と職人とでは求めるもんが違うかもしれんが、納得できるいいもんを作りたいという思いは同じ。腕と情熱があれば、お客さんの細かいニーズに対応できる。IWAKURAは、そうやって成長してきたんじゃんか。職人として何度も窮状を乗り越えてきた笠やんの力強い言葉が沁みたよ。


 おばちゃん達が辞める日、心から頭を下げる浩太、感謝の思いを伝えるめぐみ。

お嬢ちゃん、これだけは覚えとき。
商品こん包の仕事は最後のとりでや。
私らが不良品一個ほこり一個でも見逃したら
そのまま、お客さんとこへ届いてしまう。
ここのネジは、ええネジなんや。
職人さんらが心込めて作っててな。
そのネジを、たった一個の不良品のせいで台なしにはでけへん。
そう思てこれまで気張って働いてきたんや。
社長、頼むで。この工場潰さんといてな


「はい。必ず立て直します。
その時は、またお願いします」浩太


 おばちゃん・・そんな思いで働いてくれていたんだね (´;ω;`)
三婆なんて言ってスマンかった。心から謝罪するよ。
職人さん達への厚い信頼、会社の商品への強い愛情、それを自分たちが守るという誇りとともに働いている、こんなすばらしい従業員に辞めてもらわねばならんとは・・・辛い。辛すぎるよ。

 浩太よ、このおばちゃん達の無念さと最後の希望に応えるためにも、もうなりふりかまっている場合じゃないよ。




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2022年12月23日

「舞いあがれ!」 第12週 翼を休める島

 月曜日 第56話

就活が難航していた舞(福原遥)も、ついに内定がもらえたぞ。
しかもあの「ハカタエアライン」!(笑

 吉報はすぐにばんば(高畑惇子)の元へも届き、島中のみなさんが喜んでくれとる。なんと、ハカタエアラインは五島への直行便が出ているんだって!

「舞ちゃんの飛行機と祥子さんの船ば乗り継いで島に来る・・・ロマンやねぇ」豪(哀川翔)
「あっ!PRひらめいちゃった。
『祖母と孫がつなげる航路 ようこそ知嘉島へ』」信吾(鈴木浩介)


 ソレ、最高じゃん!( ´∀`)b

 舞達Aグループは全員就職先も決まり、卒業を控えた晩、
お疲れさん会に、にゃんと水島(佐野弘樹)も合流!
柏木(目黒蓮)が呼んだそうな(ヨシヨシ)

 みんなへの餞の言葉がリアルすぎて(笑)、しーん・・となっちゃったけど、
相変わらずの水島節が聞けて嬉しかったぞ。
自分で作った総菜を持ってきて、みんなにふるまってくれた。食べる様子を伺い、「美味しい!」という声にホッとする姿に今の場所でしっかり生きているんだなぁって思った。
落とされて良かったと思える日がきっとくる。人生ってそういうことがある。


 航空会社への入社まで3ヶ月ぐらい?
その間を利用して柏木は語学留学するそうな(さすがお坊ちゃま)。
ちょっとの間、マイ&ヒロは遠距離恋愛さ。

 「遠く離れても俺たちは大丈夫だ」「うん、大丈夫」と言い合う二人に早速フラグが・・(笑
きっと柏木不在の間に舞にいろんなことが起こるんでしょうよ( ̄▽ ̄;)


 未来への希望溢れる舞と仲間たちでしたが・・・
(株)IWAKURAではリーマンショックの暗雲がじわりじわり・・・
急に発注が先月の半分以下になり、支払いが回らない予感・・・
冬のボーナスも一人3万円と寂しい限り。
新しく入った社員達の中には不満が収まらない者もいる。
そんな社員達をなだめる笠やん(古舘寛治)と章兄ちゃん(葵揚)だったが・・・

 章兄ちゃんとこ三人目が生まれるらしい。
古株だから他の社員さんたちよりはお給料もらっているだろうが、ボーナスが少ないのは厳しいなぁ。
家のローンとか教育費とかいろいろあるもんなぁ・・

 てか、笠やんがどっかに引き抜かれたり、亡くなったり(ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ)したら終わりだよね。
あるいは笠やんが止めるのも聞かず大量に社員が辞めたりとか・・
不安しかない・・・そしてお兄ちゃん(横山裕)は大丈夫なんかい?


 火曜日 第57話

 舞は突然「預言者の妹」になったぞ。
雪乃さん(くわばたりえ)情報で知ったんだが、悠人(横山裕)が「リーマンショックを予測した若き天才投資家」として雑誌のインタビューに答えていたのさ〜。

『グローバル金融危機を予測するためには常に世界中にアンテナを張って、膨大なノイズの中から真に重要な情報を選び出す分析力が必要です。大切なのは他人ではなく自分を信じることです。自分の能力と判断を信じることができれば迷わず行動できるはずです』

 情報を得られなかった自分と工場は危機に瀕している。悠人の記事を読みながら複雑な表情を浮かべる浩太(高橋克典)。

 工場の経営状況・・・かなり大変なことになっている模様。一回でも支払いが滞ったら積み重ねて来た信用は無くなってしまう。借金を増やしながらも、なんとか回していくか、規模を縮小するか、借金を最小に留め会社を終わらせるか・・・社長として最も難しい判断をせねばならない時が来ているのかも。

 リーマンショックの波は舞の元にも。
就職先のハカタエアラインが経営悪化のため新入社員の入社一年延期決定。
その通知が舞にも届いた。

 ε-(ーдー)ハァ・・・やる気満々で希望に燃えていたのに・・・
その後のことは来年2月に改めて連絡をくれるみたいだが、このまま無かったことになるんじゃ・・・
中澤(濱正悟)も半年延期になったそうな。
お別れ会で嬉しそうに妻子の写真を見せていたのにさ・・・


 ガックリきていた舞だったが由良先輩(吉谷彩子)から呼び出しがあり、気力回復。

 由良先輩、相変わらず颯爽としてブレなくて、しゅてき。
パイロットになる夢を持ち続け、その費用を貯めるために設計事務所で働いている。
由良先輩なら必ず成し遂げてくれる。
おかげで舞のモチベーションも戻ったみたい。


 でも、急に1年間空いちゃったから舞もどうしたらいいのかわからないんだよね。
カラ元気を出して頑張っている舞をめぐみ(永作博美)たちも心配していたんだが、ばんば(高畑惇子)から捻挫したとSOSが入り、舞が手伝いに行くことに。

 ばんばには申し訳ないが、ナイスタイミングゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
困った時には五島、そしてばんばと仲間たちだよ。
どうやら信吾さんの熱意が通り、島の留学制度が始まったようで、ばんばの家でも受け入れることにしたらしい。


 現れた男の子はかなりマイペースみたい。
さてさて、ばんばと舞、男の子、どんな暮らしになるのかしら・・

 って、五島には、にゃんと貴司(赤楚衛二)も来ているそうな。
きっと貴司にとっても五島は故郷みたいな場所になっていると思われ・・・
ばんばに会って、報告したり、一緒の時間を過ごすことで、今の自分を見つめることができているんだろうなぁ。貴司との連絡手段が手紙だけってのも、らしくてイイネ(笑
そして縁のある人とは自然と繋がるようになってんのよ。
(柏木とは舞が時差で遠慮したため繋がらず)




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2022年12月16日

「舞いあがれ!」 第11週 笑顔のフライト

 月曜日 第51話

 さて、柏木からの教官チェンジ提案。
舞は「ちょっと考える時間をくれませんか?」と答えたのだが、
どうしても舞とサンダー(吉川晃司)を引き離したい柏木(目黒蓮)。

「もう時間がない。
早く教官を替えて訓練に集中しないと最終審査に間に合わないかもしれない」


 急かす急かす( ̄▽ ̄;)
舞が「大河内教官のこと勘違いしてた。もうちょっと(教官の元で)頑張りたい」と伝えたのに、勝手に山下教官に話通してやがる。

 いや〜とんでもなく危ない男発覚・・・
彼女のことは俺が考えてやらなければって思ってんのかね?
女子供扱いかい?恋愛感情が暴走?
柏木がこのままだと、ここで(航空学校)でお別れだわね( ̄▽ ̄;)


 そんな事がありまして・・・舞の二回目のソロフライト。
ブリーフィングの時、サンダーは何か言いたそうにしていたけど実施を許可。

 多分天候に少々難ありで、途中でちょっと大変かもな〜って感じだったんだろうけど、あえてフライトさせて学ばせようとしたんかねぇ。

 ところが少々どころじゃなかった。
風向きが変わり、急遽帯広空港に戻るよう指示を出し上空で待機させていたんだが、横風が強まり、帯広空港に戻ることもできなくなった。サンダーは釧路空港への着陸を指示。

『私一人でって・・・・そんなん・・・
燃料はある。大丈夫。けど、もし・・・
釧路も風が強くて降りられへんかったら‥』


 舞の心臓バクバク・・・
不安や恐怖と必死に闘い、頑張って冷静を保ち、フライト方向を見極めようとする姿に緊張マックス!緊迫感がグイグイと伝わってくる。
いや〜福原さん、ホントうまいと思うワ〜
パイロットってのはこの孤独に耐えられるだけの強さがないとダメなんだね。


 ところが・・・

「岩倉学生、聞こえるか?」
「・・・はい」
「右を見ろ。釧路まで私が誘導する」


 キャーーーーーー!!➸( ˙-˙=͟͟͞͞)♡ス˝キュン
聞こえましたヨ〜〜私にもあの曲が!
来るの早えぇな・・とは思ったけど(笑
私の性格的に逆に邪魔だよ・・とも思ったけれども(笑


 このラストにもちろん朝ドラ受け班も大盛り上がり。
鈴木アナが言いたくてたまらない顔をしていた(笑

「かっこいいね・・」大
「コレ、ホントですよね?夢とかじゃなくて」鈴木アナ
「惚れてまう・・惚れてまう案件です、コレは!」華
「いや、マーヴェリックでしたね」大
マーヴェリックでしたわ・・・流れましたね、あの曲が。
デンジャー・ゾーンが!
」華
「金曜日お会いしてますのでね、釧路空港でのシンバルキックまで見えてます」大
「いや〜すごかった、コレ。恋は止まらないよ。『恋をとめないで』」華


 すばらしい朝ドラ受け(笑
半年前には死んだ目で、もごもご朝ドラ受けしてたのにゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ

 って、地上でハラハラしながら見守る柏木。
このことでサンダーに責任問題とか突き付けなきゃいいが。


 火曜日 第52話

 大河内教官の誘導に従い、釧路空港が近づいてきた。
そして着陸態勢に入ったよ!

「岩倉学生」
「はい」
「自信を持て。落ち着いてやればできる」


 今までの失敗を省み、今飛んでいる空と向き合った舞は
風を掴み、着陸の体感をついに自分のものにした。
センターラインにきれいに着陸!

よくやった。
これまでで一番の着陸だった
」サンダー


 「よくやった」頂きましたよ〜!!
サンダーの誉め言葉は柏木への「悪くない」が最上級だと思ったのに、
「よくやった」だよ〜!!花丸だよう!

 ほっとしたのと、思っていた通りの着陸ができたこと、
教官から認めてもらえたこと、いろんな感動で涙する舞にもらい泣き。
美しい涙だよ・・・(´;ω;`)


 舞に足りなかったのは経験と自信。
今回のこの経験は舞にとって一生忘れられない体験だったし大きな成長に繋がったと思う。かわいい子には旅をさせろ・・だね。違うか( ̄▽ ̄;)


 感謝とともに改めて、この前の「(自分は)適正のない生徒を落とすためにいる」という言葉の意味を尋ねる舞。

「あの言葉、教官の本心ですか?」
「本心だ。
パイロットの適性のない学生をいち早く見極め落とすことも私の仕事だ。
水島にはその適性がなかった。

 だが、パイロットになれなくても彼の人生が終わったわけではない。
大切なのは彼がこれからどう生きるかだ。
彼は、また別の道を歩んでいける」


 水島はちゃんと頭を下げて大河内教官に感謝の気持ちを伝えていたんだね。
水島が学んでいるうちにパイロットに本気でなりたいと思うようになったのは事実だと思う。
でも、家業を継ぐ道から逃げてきた水島は、落とされてどこかでホッとしたところもあったんじゃなかろうか。
これで実家に戻るしかないという覚悟ができた。
落とされたのは適正が無かっただけ。
彼の人間性や人生が否定された訳じゃない。


「岩倉学生。
審査や訓練ばかりにとらわれて大事なことを見失うな。
なぜパイロットになりたいか思い出したか?
目指すべきものは、そこにあるはずだ」


 今回の件でサンダーが生徒ひとりひとりの人生を背負い、
しっかりと向き合ってきたことが舞にも伝わったと思う。


 で、帯広に戻ってきた舞を待ち構えていた柏木が
走り寄って抱きしめっ!

 Σ(~ロ~;) オイオイオイ!ここは学校だぞ。
しかも舞はまだ、アンタと付き合うって言ってないからな。
(乂' 3 ')ブー!! パッション柏木、イエローカード!


 でも、舞ははっきりと柏木に
「大河内教官の下で最後まで訓練頑張りたいです」と伝えられた。
柏木も納得したみたい ( ̄▽ ̄;) ハハハ…

 その後、訓練は順調に進み、最終審査が一週間後に迫ったある日。
中澤(濱正悟)からメンバーに離婚発表が・・・
皆、呆然。
しかし凛子(山崎紘菜)からは積極的に奥さんと話そうともせず、自己完結し離婚を決めたことへの叱責が。

 凛子の指摘した通り、そういうとこだぞ。
もし別れたくないんなら、すぐに会いに行くとか〜、会ってもらえなくても必死に気持ちを訴えるとか(まぁ、それはそれで面倒な奴かもしれんが)、常に相手の出方を見て、そっちがそうなら俺もって流れで決める感じが奥さんにしてみたら悲しいんじゃないかい?この人の本気はどこにあるんだろう?って疲れちゃったのかもね。

 てか、凛子はなんであんなに怒るのかね?
前に離婚の相談している時にも思ったけど、なんか凛子と中澤の撮り方(関わり方)がまるで付き合ってるかのような・・ただ単に凛子が姐御っぽいだけなの?

 本日「あさイチ」にゲスト出演した中澤学生・・・
ドラマと全然ちがうーーーー!!ビックリ。
なんかすごくスッキリしたお顔(笑
人は髪型とメガネでかなり変わるのね〜





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matakita821 at 17:33|PermalinkComments(4)

2022年12月09日

「舞いあがれ!」 第10週 別れと初恋

 月曜日 第46話

「岩倉。俺・・・お前のこと・・」柏木(目黒蓮)
「・・・・・」舞
「・・・いや、ごめん。何でもない。
じゃあ、明日」
「・・・え・・・何なん…?」


 ホント!何なんだよ?!(笑
無邪気な笑顔で去ってくなっつーの!
いくら恋愛方面にうとい舞でも「これは・・告白?」ってなったと思うぞ。
しかも大事な試験の前日にこげな爆弾投下してからに。
どうしてくれる?


 舞は試験の緊張と柏木の言いたかったことが気になって眠れやしない。
フライト練習中にサンダー大河内(吉川晃司)と柏木が入れ替わったり入れ替わらなかったりして舞を翻弄する夢を見てぐったり。

 一方、妻からの封書を開けた中澤(濱正悟)は、出て来た離婚届に動揺しまくり。

 でも、なんで凛子(山崎紘菜)に相談してんの?( ̄▽ ̄;)
まぁ、吉田学生(醍醐虎汰朗)はまだ子供というか男女のあれこれに疎そうだしな。
水島(佐野弘樹)に言ったところでちゃかされるだけだろうし。
柏木は・・・違うよね。
でも、凛子からもプリソロチェックに集中しろ!とカツ入れられただけだった。


 朝ごはん、いつものように柏木の前の席に座らない舞を見て、何かあったと気づく皆さん( ̄▽ ̄;)
挙動不審の舞、離婚問題でテンションダダ下がりの中澤、凛子も変な感じ。
沈んだ雰囲気をどうにかしようと水島が円陣組みを提案。
舞は即、賛同。気持ちを入れ替えたい中澤も同意。実は結構緊張していた柏木もすぐ参加表明。

全員、合格するぞ!」舞
お〜!」全員


 円陣組んだけど何て発すればいいかわからずモタモタしていると
「恥ずかしいから早くしろ」と訴えた柏木に (* ̄m ̄)プッ
周りは「いいぞ!いいぞ〜!」って囃し立てながら笑顔で見守っていたから、みんな、このチームの熱さと結束の強さを分かっているのかね?


『プリソロチェックとは学生が今後、一人での飛行訓練ができるかを審査することです。いつもの担当教官とは別の教官が行います』

 なるほど。
舞のチームを担当する教官から「何かありますか?」と
問われたサンダーは

「情けはいりません。厳しく審査してください」

 そして始まった試験。
トップバッターは柏木。サンダーと担当教官、そして次に受ける舞も後ろに乗っております。
さすが柏木。模範的フライト。
教官も「適切なタイミング」「冷静な判断」と高判定(舞のぞきこみ情報)。

 お次は舞。
まずまずのフライト。
しかし着陸の時右にズレてしまい、すぐにやり直し。
しかし、二度目もセンターラインからズレてしまった〜〜

 すぐにやり直す判断をしたのは良かったと思うが〜
教官はあまりいい評価くれなかったような〜(柏木のぞきこみ情報)


 火曜日 第47話

 プリソロチェックの審査結果発表!!

柏木学生 もちろん合格!
岩倉学生 合格!本人もビックリ(バランスを崩した時点でやり直した判断が評価された)
水島学生 不合格 → 三日後再審査


 水島学生の審査の時、柏木が後ろに乗っていたんだが、水島は管制官からの待機要請が聞き取れなかったのに、わかったフリでやりぬこうとしたらしい。

 それはマズイな・・・柏木の過信よりも危険だよ。

 この事態を受け、柏木は積極的に動いた(変わったね〜)。
再審査に備える水島を手伝い、管制官とのやりとりの練習をしてくれたぞ。

 一方、舞はサンダーの情に訴える作戦に。

「水島学生はこれまで本当に頑張ってきたんです。
着陸なんて私より全然上手ですし・・・
プレッシャーには少し弱いところがあるかもしれませんけど、
これからだんだん慣れてくると思います。
水島学生の再審査よろしくお願いします」

勘違いするな。
努力をしてもパイロットになれない学生はいる。
私がここにいるのはそういう学生を落とすためでもあるんだ。
審査に私情は不要だ
」大河内


 舞はこの言葉でサンダーに反感を抱いたようだが、
サンダーは間違っていないと思うぞ。
サンダーだって私情入れたら全員合格させたいはずだよ。

「信じられへん」って言っていたけど、
ここで水島を合格させる方が信じられないよ( ̄▽ ̄;)
厳しい鬼の目でパイロットの適正を見極めるのが仕事だもの。
凛子が言っていた通り
「どれだけ努力しても届かない人もいるの。それくらい厳しい世界にいるの」
ってことなんだろうね。

 それにあんまり水島が必死になっている姿見たことないような( ̄▽ ̄;)
影ではやっていたのかい?
そりゃここまできて悔しいだろうけど、
いつも余裕ぶっこいた体で過ごしていたようにしか・・・


 結局、水島は再審査でも不合格でフェイル決定。
退学し寮を去ることになった。
こんなことになったのに、まだおちゃらけて気持ちを隠そうとする水島・・・

「なぁ・・素直に悔しいって言えよ。
・・・俺は・・・俺は・・悔しい」柏木
「ふざけんな。何でお前が泣いてんだよ」水島

お前は親父から逃げたくてここに来たんだろ?
でも、今は違う。
ここで必死に頑張ってるうちに本気でパイロットになりたいと思った。
そうだろ?

「・・・だから何だよ。
結局、俺はのこのこ親父んとこに帰る。
いくら本気になっても駄目なんだって分かっただけなんだよ」

お前は駄目なんかじゃない!
親父の代わりに言ってやる!俺が言ってやる!
お前は絶対駄目なんかじゃない

「何だよ・・・やめてくれよ・・くそ!
俺だって悔しいよ!
せっかくここまで来たのに・・・悔しいよ!


 抱き合って泣く二人にドアの所で立ち聞きしていた他のメンバーももらい泣き。

「水島さん・・・」舞
「みんなごめん・・・こんなところで終わって、ごめん」水島
「謝らんといてください。
私らここ出ても仲間です。ずっと仲間なんです!


 正直、突然の熱血学園ドラマ展開におばちゃん戸惑ったけど、
気づいたら一緒に泣いていたよ(笑
あんなにクールだった柏木が仲間のために、こんなに自分をぶつけてくるなんて。
成長したね (´;ω;`)

 そして水島、おちゃらけ時代はもう終わったよ。
こっからは本気と書いてマジでいくのさ。
泣きながら本当の水島を目覚めさせてくれた柏木のためにも。




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matakita821 at 18:08|PermalinkComments(0)

2022年12月03日

「舞いあがれ!」 第9週 私らはチームや

 月曜日 第41話

 北海道入りし、帯広のフライト課程を控えている舞(福原遥)の元に貴司(赤楚衛二)からはがきが届いた。貴司は今、福井の漁港で働いているそうな。

『もうちょいいろんなとこ行って、自分の言葉を探そうって思ってます』

 裏には短歌が書かれていた。

『トビウオが飛ぶとき 他の魚は知る 水の外にも 世界があると』

 舞のファイトに貴司が勇気をもらっていることが伝わってきた。
トビウオは舞であり、貴司でもあると思う。
その一歩が自分自身の成長であり、心が繋がっている友の刺激にもなっている。

 『自分の言葉を探す』ってのもいい言葉だ。
その表現が自分が生きていることの証明になるような、そんな言葉。
貴司の前向きで穏やかな勢いが嬉しいねぇ。


 さて、フライト課程開始の朝、またしても中澤学生(濱正悟)が恐ろしい噂をメンバーに聞かせた。自衛隊時代は戦闘機のパイロットで情け容赦なく学生をフェイル(能力がない人間を退学させる)してしまう鬼教官。

「人呼んで帯広の雷様。「サンダー大河内」」中澤

 フライト課程では3人一組となって担当教官による指導を受けるそうな。
舞のグループは水島(佐野弘樹)と柏木(目黒蓮)。
凛子(山崎紘菜)は吉田(醍醐虎汰朗)と中澤。

 で、視聴者の皆さんご存じの通り、舞たちの教官はサンダー大河内(吉川晃司)。
靴音を響かせて登場(笑

 一方、凛子たちの教官・山下は相当クセが強い。
中途半端なルー大柴ふう話し方と独特ルールのコミュニケーションで別の意味で辛い。

 早速、明日のフライトのために「プロシージャー」の確認。
「プロシージャー」とは操縦席に乗り込んでから飛行するまでにチェックする項目のことで、にゃんと182個もあるんだって!陽が暮れちゃうよ!

 舞から指名されたんだが、途中で度忘れ。
その後にやった柏木は完璧。サンダーからは「悪くない」とのお言葉が。

 多分「悪くない」が最上位から3番目ぐらいなんじゃ?
だから一般的には「ご立派!」という意味と思われ。


 落ち込む舞だったが、舞よりもヒドイのがいた。
水島さ。わりかしすぐ止まった。
普通に教官に「次、何でしたっけ?」とか聞いてるし( ̄▽ ̄;)
度胸は認めるワ。


 学生たちは翌日の天気情報を元に訓練空域を決定せねばならない。
舞たちのとこは、舞の提案を柏木が「不完全」とジャッジ。
完璧な訓練計画を練るために気象の解析は自分がやると申し出た。

 凛子たちのとこは凛子と中澤が意見対立。
どうなるんだ?と思ったら中澤が「ここは女性に譲るとしよう」と終わらせ凛子の怒りを買っていた。

 いや〜〜中澤、きっとそういうとこだぞ。奥さんをイライラさせてるのは。
相手を尊重するように見せかけて(誰も見ないけど)上からのエラっそうな態度。


 夜になっても舞は「プロシージャー」の確認練習をしていた。
凛子も誘ったけど「なるようになるって」と断られた。

 いや〜「なるようになる」ってのはデキる人の言葉だよね。
十分練習して自信があるからこその「なるようになる」だもんね。


 で、水島を誘って練習始めたんだが、イマイチ練習に乗り気じゃなさそう。

 水島、お前こそもっとやらなきゃダメだろ!
何なんでしょ・・・この人、ホントにパイロットになりたいのかね?
実家継ぎたくないもんだから、ここに逃げてきてんじゃ。


 ここは柏木の部屋でもある。
で、水島が電話するために外に出たら、さっきまで迷惑そうにしていたのに柏木が手伝ってくれた。
さらに舞の不安が高まっているのを見ると・・・

「明日のフライト、俺は楽しみだけどな」柏木
「え?」舞
「だって飛ぶために来たんだろ?」


 この言葉で緊張がほどけ、飛ぶ楽しみを思い出すことができた。
柏木、いい奴じゃん。そして実は人の心の動きに敏感に対応できる。
舞が緊張で実力が発揮できないことや自分で自分を追い詰めている姿を見て、なんとか視点を変えてあげようと思ったんだろうね。
柏木もトビウオだった。


 火曜日 第42話

 ついに初フライトの日。
まず自分達の訓練計画を説明する「ブリーフィング」をして、教官のオッケーが出たら、訓練場へ行き、自分達が乗る機体の点検、そして搭乗。

「では、最初に岩倉学生から操縦を行う。搭乗開始」大河内

 なぜいつも舞を最初に指名する?サンダーよ( ̄▽ ̄;)
できる子からやらせて緊張をほぐしてよ〜〜


 見ているこっちまでドキドキしながら固唾を飲み見守ったよ。
舞はプロシージャーもバッチリ。
滑走路を走る時、センターから何度かズレたけど、上昇!

 緊張でこわばる舞の身体と目、
それを乗り越えようと勇気を振り絞り向き合う姿、
そして無事飛び立ち、水平飛行を保っている時、初めてほっとして
飛んでいることに感動し涙ぐみそうになる舞に、おばちゃん感動したよ(´;ω;`)


 しかし左へ旋回ができず、高度が落ちてきて操縦交代を命じられた。
水島の番だけど酔っちゃって無理。
舞は気が抜けた状態。
柏木も気持ち悪そうだったけど頑張った。

 交代って一回飛行場に戻るのかと思ったら、あんな狭い機内で入れ替わるのね。ビックリだよ。それに最初っから素人に操縦させるんかい?なんかあったら教官は横から無理やり操縦するのか?って心配したけど、自動車教習所の車と同じで教官側にもちゃんと操縦桿があった (;´∀`)‐3 ホッ(当たり前だろ!)

 フライト後は「デブリーフィング」という名の反省会。
もうみんな抜け殻状態だけど気力をふりしぼったぞ。

 食事の時間だが食欲ゼロでサラダだけ取る舞。
テーブルにつこうとしたら、他のみんなもサラダだけでぐったり・・・
あの柏木ですら。

 なんかこのドラマ見て、パイロットさん達を見る目が変わったよ。
こんな大変な訓練をクリアーしてきたのね〜って。


 子供らの心配をする梅津家と岩倉家の両親たちの姿にほっこり。
めぐみからのメールに心配かけまいと「うまくいった」と返信する舞・・・

 で、サラダしか食べてないからお腹が空いて眠れない。
談話室みたいなとこでカップ麺食べてたら、吉田学生もカップ麺持って現れた。

「今日のフライトさ、緊張したけどちょっと楽しかった」吉田
「楽しかった?」舞
「うん。いつか自分で飛ばしてみたいって憧れて、
さいろいろ勉強して、今日初めてこの手で操縦して・・・
緊張したけど楽しかった」

「・・・私も、ホンマ一瞬やったけど楽しいて思た。
あぁ、この景色が見たかったんやって
」舞
うん


 吉田君が、あの飛べた時の一瞬の喜びを舞に思い出させてくれた。
トビウオたち、跳ねてます。


 そしてそんな二人の会話を朝ドラ名物立ち聞きする柏木(手にカップ麺)。
素直に初フライトの感動を共有しあう二人が羨ましかったのか。
もしかして柏木はパイロットになることを義務のように感じているのかしら。




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matakita821 at 13:04|PermalinkComments(4)

2022年11月25日

「舞いあがれ!」 第8週 いざ、航空学校へ!

 月曜日 第36話

 航空学校入学試験まで、あと三ヶ月。
舞(福原遥)は、受験勉強、大学の授業(大学に2年以上在学し一定の単位数を取得しないと航空学校への入学資格が得られない)、バイト(学費稼ぎ)・・・ヨレヨレになるほど頑張っております。

 そしてついに一次試験の日が来ました!
お父ちゃん(高橋克典)とお母ちゃん(永作博美)からお守りの授与。

 良かったなぁ・・こうやって笑顔で送り出してもらえて。
二人は、心から舞の新しい夢を応援してくれとる。


 試験は全国から集まったパイロット志望の学生たち500人以上が、半年かけて3回にわたる試験に挑み入学できるのは72名と、かなりの難関。
一次試験は筆記、二次試験では健康診断や心理テストなど様々な適性検査、三次試験は面接。

 ひゃーーーー!想像以上に厳しい!
半年かけてってのも緊張がずっと続いてヤダねぇ( ̄▽ ̄;)


 しかし舞は無事二次まで合格し、三次試験へ。
面接とかって舞は初めてだよねぇ・・・
対策を立てる暇もなかったようで、緊張のあまりズレた発言をしてしまいヤバい雰囲気になったが、最後のパイロット志望動機を語る場面で挽回。

 素直で健やかにパイロットへの夢を情熱的に語る姿は、ほんに好感が持てたわ〜
なにより何色にも染まっていないというか、この子ならスポンジみたいに情熱の力で吸収しそうって感じよ。


 結果はもちろん合格!
貴司(赤楚衛二)と久留美(山下美月)が「うめづ」でお祝いしてくれたぞ。

 舞と久留美の仕事の話を聞いて、貴司引け目を感じるんじゃ?って思ったけど、おばちゃんの大きな勘違いだったわ。

 なんか貴司の中にゆるぎないものができてきたみたい。
僕はこの生き方でいく、ゆうような。
旅に出た先でバイトとかしながら短歌を詠んで、また戻って来る。
そんないい周期ができているんだね。

 でも、まだまだ旅の途中。
いつか勝負に出て欲しいなぁ。


 合格発表後、1年の待機を経て、ついに宮崎の航空学校へ行く時が来た。
お母ちゃん達も晴れやかな笑顔で餞の言葉をくれた。

「これからやで。
自分のやりたいこと貫くっちゅうんはホンマ大変なことやよってな。
今まで経験したことのない壁にぶつかって
何べんもくじけそうになるかも分かれへん。
けどな、夢をかなえるには一歩一歩諦めんと進んでいくしかあれへんねん」浩太
うん」舞
「しんどなった時はいつでも電話してきてええんやで」めぐみ
「ありがとう」
舞が空飛ぶの楽しみにしてるよって!」浩太


 お父ちゃん自身が夢に向かっていくうえで実感している言葉だから重みがあるよね。
お父ちゃんとお母ちゃんはいつだって舞の一番の味方やな。


 で、学校の前で面接の時に一緒だった、感じ悪い男と再会。
なんかエリート意識丸出しというか、試験官に対しても乗馬ワード知ってて当たり前みたいな不遜な態度だったもんね〜人の悪口なんて言わない温厚な舞が久留美達に思わず愚痴ってしまったほど腹立たしい言動だった柏木(目黒蓮)さ。

 いや〜大吉先生が「完全にあの二人はくっつくで。いずれ」「大きなフラグが立ちましたよ」とおっしゃってたが、ね〜〜!!
ヒロインにめっちゃ感じ悪い奴と再会→恋仲へ・・は王道だよね〜
ま、舞はそんなんでもないだろうが柏木はいずれ夢中になるねゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
舞のことお花畑とか言ってたけど、ああいうクールガイは落ちたら早いよ(笑

 てか、華丸さんの「あいつだけコロコロ持ってなかったよ」
「もう馬に乗って来たんでしょ!」大吉

 に、笑っちゃった。ほんに、良く見てるわ〜
全部荷物送っちゃったのかしら?
スマートなシティボーイは手ぶらかい?
いつデレるか楽しみ(笑


 火曜日 第37話

 さて、航空学校は全寮制。
舞も女子寮へ。同室は矢野倫子さん(山崎紘菜)、25歳。

 え〜〜勝手にベッドも上で机も陽当たりいい方取っちゃって・・
早いもん勝ち?舞だから大人しく受け入れたたけど、私なら異議申し立てるぞ。


 宮崎では4ヶ月間基礎知識を学び、クリアできた者だけがフライト課程に進める模様。
クラスは18人。
6人づつのチーム分けがされ、何かと一緒に課題に取り組むそうな。

 舞の「Aチーム」は凛子と、
ちょっとウザいお調子者・水島祐樹(佐野弘樹)、23歳
見るからにキチントさん・中澤真一(濱正悟)、25歳
引っ込み思案ぽいけど授業中はハキハキ・吉田大誠(醍醐虎汰朗)、21歳。
そして感じ悪いプロ・柏木。

 昼食を取りながら自己紹介って流れになったが柏木が拒否。
なんでしょ・・( ̄▽ ̄;) なんもわざわざ空気をケバ立たせなくてもさーー

 てか、何でみんなそんなに勉強できるの?予習しているから?
舞だって予習はしていると思うが、なんかレベルが違いすぎる。
急に「できない子キャラ」になってしまった・・・まぁ、優秀な人たちが集まっているからアレなんだろうけど・・・
他所で修行した人たちばっかりなんじゃないのお?


 もちろん舞も自分なりに工夫して専門用語を覚えようと部屋でも必死に勉強をしている。
そんな中、気になるのが毎晩おしゃれして外出する凛子さん。
勉強しなくて大丈夫なのかしら?と心配する舞だったが、授業中しどもどする舞とは違って常に教官の質問にすべて堂々と答える優秀な凛子・・

 わたしゃ、出かけるフリしてどっかで勉強してるんじゃ?と勘繰ったが違った。
後をつけた舞が見たのは男子学生の部屋に通っている姿だったが、先輩に勉強を教わっているだけだった。化粧しておしゃれしていたのは、緊張感を保ち自分に気合を入れる為だってよ 。


 ( ̄▽ ̄;) へーーーそうなんだ〜
女子寮には男子が出入りするのは絶対禁止なのに女子が男子寮を訪ねるのはいいんだ?
コレって差別では?ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ

 凛子さんって、なんか女性であるってことをすごく意識しているような感じ。でも、女性である喜びを謳歌しているというよりは、私は女だけど、悪い?というようなネガティブな思いを感じる。

 凛子は成績をあげたいという合理的な理由で先輩男子学生の所に通っていたのさ〜
冷たいかな〜と思えた凛子でしたが、余計なことを言わないだけで悪意は全くない様子。舞のことも勉強に誘ってくれたぞ。


 舞の強みは、この素直さとコミュニケーション能力だね。
それに遅れているように見える勉強も舞のことだからじわじわと追いついてくるはず。

 てか、やっと「なにわバードマン」のみんなの顔が区別つくようになったのに(名前は一部のみ)、また新しいメンバーの顔憶えなきゃならん・・
( ̄▽ ̄;) 試練だわ〜
なんか印象に残る事件でも起こしてくれりゃ憶えるんだけど。





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matakita821 at 19:38|PermalinkComments(0)

2022年11月18日

「舞いあがれ!」 第7週 パイロットになりたい!

 月曜日 第31話

 舞(福原遥)の「大事な話」に驚くめぐみ(永作博美)と浩太(高橋克典)。
さらに航空大学を受験し、合格すれば、大学を中退し、この春から通うために勉強を始め、資金も貯めていると聞き、唖然・・・

「あんた、ずっと飛行機作りたい言うてきたやん。
お父ちゃんも楽しみにしてんねんで。
お父ちゃんが作った部品を舞が作る飛行機に載せるんやって。
もう少しやなぁて・・・
親の勝手な期待かも分かれへんけど、
舞は子供の頃から手先が器用で工作好きやったやろ。
飛行機作りたいいう夢聞いた時、舞に向いてる、ええ仕事やなぁと思てな。
ずっと応援してきた。
せやから大学はちゃんと卒業してほしい。それまでに考えたらええやん。
一回人力飛行機で飛んだだけやろ。そやのに・・・」めぐみ


「一回だけでも分かる。
お母ちゃんだって、お父ちゃんと出会って大学中退したんやろ。
その気持ちに間違いなかったんやないの?
お母ちゃんが反対なんは分かった。
けど諦めることはでけへん」舞


 ありゃーーーその事とこの事は違・・・・・違わない・・か?
でも自分が中退したからこそ、卒業して欲しいという思いがあるんじゃないの?
浩太さんと一緒になったことはもちろん後悔なんてしていないだろうけど、生活していたら、あの時勉強しておけば良かったという思いは誰もが抱く後悔だと思う。

 それに模型飛行機に乗った時の初めての感動に引きずられているだけなのかもしれない・・とも思うよなぁ。
スワン号とお客さんを乗せて飛ぶ旅客機のパイロットは違うだろうし。


 「ノーサイド」に逃げ込んだ舞だったが、ママから久留美(山下美月)と共に親の思いを諭され帰宅・・・
そこに悠人(横山裕)から電話が。

 例によってかわいい妹をおちょくる兄だったが、舞からめぐみに放った言葉の後悔を聞くと驚いとった。

「びっくりしたやろな。
舞がそんなことを主張するん初めてやろ。
遅れてきた反抗期、どこまで続くか見ものやな」


 反抗期というか、自立の時期なのかな。
子供ならいつか親と闘う時が来る。闘うことでしか得られない自分というのもあると思う。闘わず諦めると一生引きずってしまう(私だよ!あの頃は闘う気力も無かったのよ〜 ( ̄▽ ̄;))。


 めぐみ達も舞の言動に驚き戸惑ってはいたが、怒って反対している訳じゃない。
まだまだ男社会と思われるパイロットの世界、そんな所で苦労し傷つく娘を心配していたのさ〜。

「舞にできるやろか・・」めぐみ
「う〜ん・・・」浩太
「大変な仕事なんやろねぇ」
「いや、そらそやろ。
大勢の命預かって飛ばなあかんねから」
「舞は、そんなまだ人のいてへん道をがむしゃらに切り開いていくタイプやあれへん。頑張ってパイロットになれたとしても、そのあとしんどい思いすんのとちゃうやろか・・・」


 苦労は買ってでもしろと昔から言われているが、親としては、ほどよい苦労はさせてもいいが、命懸けのしんどい思いはさせたくないゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
航空大学に入れても、そこで挫折したら舞はどうしたらいいのか・・・


 そんな話をしていたら、「うめづ」のおばちゃん(くわばたりえ)が泣きながら飛び込んできた。

どないしよ!貴司が・・・貴司が!

 どうした?貴司。
3日も家に戻らず連絡もない言うてたもんなぁ・・・
耐えられず、心が求めるどっかへ呼ばれていったのかなぁ・・・


 火曜日 第32話

 なんと貴司は3日前に会社に退職届を出していたことが判明。
心配に堪らなくなった雪乃さん(くわばたりえ)が会社に電話して発覚。
携帯も繋がらないし、そりゃ取り乱すのも当然さ。
それを聞いた舞と久留美も心当たりを探しまわり、「デラシネ」が閉店したことを初めて知った。

 雪乃さんが会社に行って貴司のことを聞いてきたが、前の日まで普通に働いていたということ以外なにもわからなかった。事故に巻き込まれた可能性もあるため、居ても立っても居られず警察に届けるという雪乃さんを、そんな事したら帰りづらくなると止める勝さん(山口智充)。

 突然のことに何も気づかなかった自分を責める舞たち・・・
貴司はサインを出していたと勝さんを責める雪乃さんの声が胸に響く。

「ちゃう・・・
私、何も知らんかったんやない・・・
貴司君、何か変やなって心のどっかで気ぃ付いてた。
そやのに、自分のことで頭いっぱいで・・・」舞


 そこに着信を見た貴司から電話がかかってきた!
なんと今、五島におるそうな。

「舞ちゃんからうちのおかんに言うてくれへん?
ちゃんと生きてるから心配せんといてて」貴司
「そんなん自分で言うた方がええ。心配してはるから」舞
「今は話できへん。
・・・もう限界なんよ。
せやから舞ちゃんから伝えてほしい」
「分かった。けど教えて。五島にしばらくおんの?」
「分かれへん。
けど見てみたかった景色があんねん。絵葉書の・・・」

 それだけ言って切れたしまった。

 そういえば、小学生の頃、舞が五島から送った絵葉書、
いつまでも見てたもんなぁ・・
そこは舞がいるなにやら遥かかなたの美しい場所。
舞が帰ってきてからは、舞を元気にしてくれた不思議な場所。

 いつしか貴司君の中で行ってみたい特別な場所、「デラシネ」と同じように、そこに行けば救われるかもしれないと思える場所になっていたんだろうか。
なんだかわかるような気がする。心がそこを求めている。なにもかも無くしたと思った時呼ばれる景色というのがあると思う。


 てか貴司、ばぁばの所へ行きんさい!
そして受け止めてもらいなさい。




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matakita821 at 19:56|PermalinkComments(0)