朝ドラ「カムカムエヴリバティ」

2022年04月08日

「カムカムエヴリバディ」 最終週 2003-2025 第112話(最終回)

 最終回。
ひなた(川栄李奈)が講師を務めるラジオの英会話番組でテキストが読まれる形で、再会した安子(森山良子)とるい(深津絵里)、そしてこの家族と共に生きてきた人々のその後が伝えられました。

 しろたんとひなたは英語で伝えてくれたけど、面倒くさいから日本語で書きますヨ( ̄▽ ̄;)アハハ…
HPはこちら

 「Dippermouth Blues」の健一(世良公則)を訪ねた安子は「たちばな」のおはぎとも再会することができた。

 それは横須賀に本店があり、
健一さんがずっとひいきにしているお店のおはぎだった。

『何でも岡山の闇市でおはぎゅう売りょうった店のおやじに、商いの楽しさを教えてもろうたんがきっかけじゃあて。
その店の表に「たちばな」いう文字がはためきょうったんをうっすらと覚えとったんじゃあて・・・』健一

 やっぱり!
「たちばな」復興のため動き出した金太さん(甲本雅裕)がおはぎを託した少年。


 御菓子司 たちばな 代表・・・
あの子は高野信治さんという名前だったんだね。
創業五十周年を迎えたそうな。
しおりには

「どんなに辛く苦しいことがあっても、
甘くておいしいお菓子を食べれば、
きっと笑顔になれる。
そう信じて、皆様に笑顔になっていただけるような
お菓子をこれからも真心を込めてお届けいたします。」
と記されていた。

 彼は「たちばな」の心もしっかり受け継いでくれていた (´;ω;`)
そして、ずっと金太さんの信頼に応えようと頑張って生きてきたんだね。
金太さんも、算太(濱田岳)も喜んでいるはずだよ。


 安子が感激していると勇ちゃん(目黒祐樹)が店に飛び込んできた。
家で会う約束じゃったのに待っていられんかったらしい(笑

わしら、もうええ年なんじゃ。
早うせんと、いつどっちが 
スリーアウト試合終了!になるか分からんで!

『相変わらずじゃねぇ、勇ちゃん』安子

 (* ̄m ̄) ぷっ・・・
ほんにかわいいおじいちゃんじゃねぇ・・・
勇ちゃんは最期まで勇ちゃんだろうなぁ。


 勇ちゃんは、なんときぬちゃん(小野花梨)の孫・花菜(小野花梨)を連れて来てくれた。
きぬちゃんは今は美作市に住んでおり、長いこと入院しているそうな。
夫の力さん(小林よしひさ)が亡くなってから、めっきり弱ってしまったが、ラジオであの安子の告白を聞いて、
『急に目ょお輝かせて、安子ちゃんじゃあ言うて・・・』花菜
『絶対会いに行くいうて、きぬちゃんにそねえ伝えてちょうだい』安子

 きぬちゃんもいつも聞いていたとは・・・
「みんなあつまれ磯村 吟です」かなりの人気番組なのか?ご長寿番組だよねぇ・・・
「永六輔の誰かとどこかで」みたいな感じ?


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matakita821 at 19:06|PermalinkComments(4)

2022年04月07日

「カムカムエヴリバディ」 最終週 2003-2025 第111話

 2024年ひなた(川栄李奈)が講師を務めるラジオ英会話番組「Hinata's Sunny Side English」が始りました。パートナーはウィリアム・ローレンスさん(城田優)。

『それでは、
早速今日のレッスンを始めましょう』ひ
『A long time ago・・・』w

 ついにしろたん登場!!
いつか出てくると思っていたがここか〜!
頼りになる相方って感じ
そして「A long time ago・・・」から始まると、もしかしてこの朝ドラは英語のテキストの中の物語だったのかな・・と思ったり・・
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 さて・・・
2003年に戻りまして、ひなた、ついに安子確保!!
おばあちゃん・・もう逃がさへんで

 昔、安子(上白石萌音)がるいを背負ってあるいた道を、
今度はひなたに背負われて歩く・・・
まるで子守歌のように歌うカムカム英語のテーマ曲を聞きながら


Grandma.
Choose the path with least regrets.

(後悔のない道を選んでよ)
Choose the sunny side of the street.
(ひなたの道を歩いてよ)』ひ

 ひなたにこう言われちゃ、逃げられんべ。
るい(深津絵里)が子供に「ひなた」という名前をつけたというだけでも、その思いは伝わるはず。安子、後ろ姿だけじゃなく、ちゃんとるいに向き合っておくれ。


 ステージではるい(「ルイ・サッチモ・大月」・・・どういうセンスや?( ̄▽ ̄;)アハハ…)が紹介され、マイクの前に立った。
すると流れてきたトランペットの音は・・・

『ジョーの音や』小暮(近藤芳正)

 ジョー(オダギリジョー)も知らなかったらしく、ちょっとびっくりした表情をしていたが、すぐにピアノで合わせ始めた。ジョーのトランペットとジョーのピアノがセッションするという奇跡のライブ!(ノω;`)
トミーーー!!やりやがったな!
小暮さん感涙!
なんかこのままあの世にいっちゃうんじゃ・・って心配になったよ( ̄▽ ̄;)


 トミー(早乙女太一)も加わり、るいが歌い始めた。
そこに安子(森山良子)をおぶったひなた到着!
一瞬、歌が止まってしまった。
それでも思いを乗せて歌うるい・・・

 心の中が感動で満たされ、今すぐ安子の元へ走り出したい・・
るいの目が語っている・゚・(ノД`)・゚・
そして安子も、もう隠そうとはしていない。


 るいは安子の元へ。安子はるいの元へ。
やっと会えた。
お互いの涙と強いハグが全てを溶かしてくれたように思う。


お母さん・・・』るい
るい・・・』安子
I love you!
お母さん!
るい!

 安子はやっと、あの日のるいを抱きしめてあげることができた。
そしてるいは、あの日「I hate you!」と拒絶して閉めた扉を開けて、自分の中で育ててきたずっと伝えたかった言葉を言うことができた。ふたりの中で深い傷となった苦しみの記憶が笑顔で幸せな記憶に塗り替えられた。
良かった・・良かったよ・゚・(゚うェ´゚)・゚・


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matakita821 at 17:40|PermalinkComments(2)

2022年04月06日

「カムカムエヴリバディ」 最終週 2003-2025 第110話

 2022年、「英語講座」講師の仕事を受けるべきか迷い中のひなた(川栄李奈)は、映画村へ。そこで久しぶりに虚無さん(松重豊)に会えた。

おひな、そなたが鍛錬し培い身につけたものは、そなたのもの。
一生の宝となるもの。
されど、その宝は分かち与えるほどに輝きが増すものと心得よ。
御免!


 例によってポイントだけを伝えるスタイル。
でも、響くわ〜
いつだって虚無さんは背中で教えてくれる。
虚無さんは、ひなたにとって永遠の人生の師であり、理想の侍なんだよね。

 虚無さんって、いくつなのかわからんが( ̄▽ ̄;) もちろん現役。
撮影の合間に後進の指導をしているそうな。
たくさんの先輩の後を一生懸命追ってきたであろうひなた・・・
今度はひなたがその役割を務める、そんな時期に来ているのかもしれんねぇ。

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 時は戻り、2003年のクリスマス。
ライブは始まっております。

 にゃんと!劇伴担当の金子隆博さん登場!!
キャ─(๑ˊ͈ ꇴ ˋ͈)─ッ♡ 嬉しゅうございます!

 わたしゃ演奏するジョーの手って、もしかしたら金子さん?って思いながら見てたんだけど、どうなんじゃろ・・


 まんじりともせず、ひなたからの連絡を待っているるい(深津絵里)。
空港に到着しているアニーさん(森山良子)とジョージ(ハリー杉山)。
やっと空港に着き、アニーを探すひなた。

 飛行機が出た頃にひなたから桃太郎(青木柚)に電話が入った。
やはり会えなかったらしい。
『ご苦労さんやったね。ありがとう』と伝えるるいが悲しい・・

 ひなたは居場所はわかっているから会いに行けると伝えたが、そうはならないことをるいはわかっていた。

『もう、ええんや。
お母さんのことや。アメリカへ帰ったらキャリアも何もかも捨てて・・・そのまま姿消す思う。そういう人やさかい。
私のお母さんは』るい

 安子が思わず吐露してしまった言葉。
そこから後を辿られないように断ち切る覚悟はできているはず。


 会場ではトミー(早乙女太一)とジョー(オダギリジョー)の演奏が始まった。
楽しそうに弾くジョー、生き生きと音色を響かせるトミーの姿に小暮さん(近藤芳正)泣きそう・・音が輝いているね。

 控室でその音を聞きながら鏡に向かうるい。

 映る自分自身を通して母を見つめているような・・
落胆というよりも、それが母という人なんだと腑に落ちるというか。
だからこそ母なんだというようような・・・
安子とるいは、やはり似ている・・・


 控室にいるるいの元に一子(市川実日子)が来てくれた。
って、桃太郎が行くよぅ頼んでくれたらしい(わかっとるのぅ)。

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matakita821 at 18:34|PermalinkComments(4)

2022年04月05日

「カムカムエヴリバディ」 最終週 2003-2025 第109話

 2022年、ひなた(川栄李奈)はアニーさん(森山良子)と同じ、キャスティングディレクターの仕事をしているようです。

 そして、どうやら『妖術七変化 隠れ里の決闘』のアメリカリメイク版に関わっている模様。監督は「サムライ・ベースボール」のミラー監督。そりゃ力も入るでしょうよ。

 「サムライ・ベースボール」も見たくなったけど、こっちの方が興味深い(笑
いったい誰が出演して、どういう感じになるんだろ?伝説のトンチキ映画にならなきゃいいが・・って、ソレはソレで面白そうだが(笑


 そして何ということでしょう?!
ひなたにNHKから2024年度の「英語講座」講師のお話が!

 その話を持ってきてくれたのが、大阪で安子(上白石萌音)が「カムカム英語」と出会うきっかけを作ってくれて、その後、いろいろと面倒みてくれるだけじゃなく、一緒にラジオを聞かせてくれた小川さんの奥さん(紺野まひる)のお孫さん(紺野まひる)なのさ〜!!

 ひなたはそんな事知らず、視聴者だけが大興奮というこの状況・・・
たまらん(笑

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 時は戻り、クリスマス・フェスティバル当日。
控室でひなたはアニーさんがゲストのラジオ番組「みんなあつまれ磯村 吟です」(番組タイトル初めて知ったよ (´∀ノ`*) )をつけていたんだが・・

 アニーさんが初めて見た映画のタイトルを聞かれた辺りから口調に迷いが出始めた。
ちょっと間があって「風と共に去りぬ」って答えていた。この作品が1939年公開だったことから、同年日本で公開された初代モモケンの「黍之丞」シリーズ第2作「棗 黍之丞 仁義剣」について磯村さん(浜村淳)が話を振ったのさ〜

『アニーさん、ご覧になりましたか?この映画』磯村
『・・・・・』アニー

 結構な無言だったよ。
気軽に話題をふったのに、まさかあんな展開になってしまうとは・・
磯村はんも忘れられない放送となったであろう・・( ̄▽ ̄;)アハハ…

 それは安子が稔さん(松村北斗)と一緒に見た映画。
複雑な思いで大阪まで会いに行き、稔さんと二度と会わない覚悟で過ごした忘れられない大切な時間。
さすがに嘘はつけなかった。
ここで嘘を言ってしまったら、稔さんへの思いを自分で汚してしまうことになる。
それだけはできなかったんだろうなぁ。

 アニーは日本語で話し始めた。
あのクリスマスに堰を切ったようにロバートさん(村雨辰剛)に英語で思いのたけを訴えた時のように。


やがて私たちは結婚しました。
ひと月もたたないうちに彼は出征しました。
娘を授かったことも知らずに。
彼は帰ってきませんでした。
遠い海に行ったきり戻りませんでした。
私は娘を連れて家を出ました。
貧しくて苦労もしましたけれど幸せでした。
あの日・・・
娘の顔に傷をつけてしまうまでは・・





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matakita821 at 17:23|PermalinkComments(4)

2022年04月04日

「カムカムエヴリバディ」 最終週 2003-2025 第108話

 オープニング・・・ちょっと初老な感じのるい(深津絵里)とジョー(オダギリジョー)が「Dippermouth Blues」にいる・・・
るいは、あのおまじないを唱えながらコーヒーを淹れており、ジョーは片隅でピアノを弾いている。
ふたりの朝ご飯なのかな?餡バタートーストとコーヒー。

 もしかして二人がこの店を引き継いだの?
相変わらず素敵な二人。髪が白っぽくなっているけどおしゃれでかわいいあばあちゃんのるい。昔から枯れてたけど、今はそれがさらに渋い魅力になっている初老のジョー。

 こんなご夫婦が営んでいる喫茶店に行きたいよ。きっとコーヒーも美味しいだろうけど、このお二人に会いたくて通っちゃうだろうなぁ・・そしてやっぱりジョーがいる店は現金のみなのね〜( ̄▽ ̄;)アハハ…


 海外から帰国したふうのひなた(川栄李奈)から電話が入ったぞ。
なんか頻繁に日本と海外を行き来している様子・・

 東京にも家があるみたいだが、ひなたはどんな仕事をしているんだろ?
もしかしたら映画に関係する仕事かな?とにかく元気にやっている。


 るいの『「朝ドラ」の時間やで』に促されてジョーがTVのスイッチ入れたら『カムカム』のオープニング(笑)今は、2022年春ということかしら?
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 時は2003年に戻りまして・・・
映画「サムライ・ベースボール」の公開(2004年1月)が近づいてきております。
ひなたも榊原さん(平埜生成)も映画関連のイベントの用意で大忙し。

 偶然ジョージ(ハリー杉山)と会ったひなたはアニーさん(森山良子)の近況を聞いた。彼女も東京やら大阪を飛び回っているそうな。ジョージにクリスマスジャズフェスティバルのチケットを託すひなたなのでした。

 その後、アニーはジョージからチケットを受け取ったが全く行く気なし。ひなたとも距離を置こうとしているみたい。
『明日、日本を出て二度と戻らないわ』だって。

 も〜〜頑固だな〜
そういうとこが安子っぽいんだよな〜


 ジャズフェスティバルはトミー(早乙女太一)とジョーが出演することで、当初よりもかなり大きなイベントになっとった。

 ポスターの「協賛企業」には「(株)たちばな」の名が!
最終回までに誰が社長さんなのか教えてくれるよね?


 って・・・
ガッチガチに緊張しているるい・・(*≧m≦)
いつもは緊張しないるいなのに、やっぱりあの場所のせいか?
それと安子に届けたいという思いがあるからかしら。





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matakita821 at 17:34|PermalinkComments(2)

2022年04月01日

「カムカムエヴリバディ」 第22週 2001-2003 第107話

『いよいよ年明けにハリウッド映画「サムライ・ベースボール」が公開されます。
この映画が長らく不振だった時代劇の救世主になることを、ひなたも条映の人たちも願っています』


 いや〜なんか映画村全体が活気づいてるって感じだね〜
ついにビッグウェーブが来るヨ〜〜!


 大ヒット祈願するひなた(川栄李奈)の前に久しぶりにアニーさん(森山良子)が現れた。
アニーはひなたが差し入れで持って行った回転焼きが美味しかったことを伝え、その美味しさの秘密を尋ねた。

 ひなたは母から教わったとおまじないを教えました。

Listen to the red beans.
Listen and keep an eye on them.
They'll let you know what to do.
Imagine the happy smiles of the people eating them.
Be delicious, be delicious, be delicious・・・
That feeling will flow into the beans
・・・』

 でも、みなまで聞かずアニーさんは道場を出て行ってしまった・・・
打合せの時間が迫っていたんだろうが・・・
すごく動揺していたし、絶対このおまじない知ってるふうだったよねぇ・・
やっぱり安子?
あるいは安子とすごく親しくて
彼女の居場所を知っている人だよね?

 もし安子なら「餡子のおまじない」に激しく心揺さぶられたはず。しかも、ひなたが英語で伝えてくれたことにも。
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 一方、るい(深津絵里)は桃太郎から雪衣さん(多岐川裕美)が倒れたと聞き、岡山にかけつけていた。
ベッドに横たわった雪衣さんは安子捜索に進展がないことを聞くと、うわごとのように謝った。

『ごめんなさい・・・
ごめんよぉ、るいちゃん。
ごめんなさい・・安子さん』

 雪衣さんが雉真家に奉公に来た時、安子達はいなかったので、てっきり再婚して家を出たんだと思っていたそうな。美都里さん(YOU)がるいを恋しがって泣いているのを見て、安子を「ひでえ人じゃ」と、「そねぇな薄情な嫁のことも、その嫁の産んだ子のことも忘れてしまやぁええんじゃ」そう思って一生懸命仕えたらしい。

 肉親の縁が薄かった雪衣さんにとって、奥様や旦那様、そして勇ちゃんは、大切な家族のような存在になっていったんだろうなぁ。女中だとはわかっているけれど、この家でずっとみんなと一緒に居たいと。

 ところが、そこにいきなりるいを伴った安子(上白石萌音)が戻ってきた。

『何でこの人ぁ、今更戻ってくるんじゃろう。
どねんつもりなんじゃろう。
何で勇さんとこねぇに親しげなんじゃろう。
何でかわいい娘ょう置いてまでおはぎゅう売り歩かにゃあいけんのんじゃろう』


 雪衣にとって生きる拠り所である場所が侵されたように感じたんだろうなぁ・・勇ちゃんへの恋心と相まって安子への怒りと憎しみがつのっていった。




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matakita821 at 17:47|PermalinkComments(2)

2022年03月31日

「カムカムエヴリバディ」 第22週 2001-2003 第106話

『ハリウッド映画「サムライ・ベースボール」の製作と主な配役が発表されました』

 そして主演のマット・ロリンズ来日!
条映映画村を訪問!
道場で初顔合わせのマットとモモケン(尾上菊之助)!

 ずっと内容が気になっていた「サムライベースボール」はSF時代劇だそうな。
マット演じるアメリカ人が、ある日突然江戸時代の弱小藩にタイムスリップ。その藩主を演じるのがモモケン。で、虚無さん(松重豊)の役どころは、その藩主が最も信頼している無口な家老。

 無口設定だから、喋らなくても不自然じゃナーイ!(笑
もう佇まいだけで魅せてくれる虚無さんなのでベシャリは必要なし!
殺陣を見せる場面はあるんだろうね?


 映画村内には手作りの告知ポスターが(榊原さん作ったのかしら?)貼られ、村民の注目を集めております。

 二代目 桃山 剣之介・・・父から受け継いだ意志

映画の日本の主役とも
言える役どころを演じるのは

条映の旗頭 桃山剣之介!
活躍に乞うご期待!


 気になるあの人ピックアップ!では、
もちろん虚無さんが!

 条映の屋台骨を支える 伴 虚無蔵

斬られ役ひと筋
条映時代劇の屋台骨を支え続けた虚無蔵が
アメリカスタッフに溺愛され出演決定!!


 条映スタッフの愛を感じるわぁ・・・
だってホントに望まれて望まれて出演決まったんだもんね。


 そしてにゃんと!
美咲すみれ(安達祐実)も出演 。

「黍之丞シリーズおゆみちゃんこと美咲すみれ
マットを発見する女役で出演!」


 まーー多分きっと一瞬で消える役とは思うが・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
さすがすみれ、狙った獲物は逃さない。
コレをきっかけに海外進出も考えていると思われ・・(笑


 そして条映でモモケンと虚無さんの記者会見が行われた。
たくさんのフラッシュを浴びる二人・・・

『虚無さん。まぶしいでしょう。
暗闇にいたんじゃあ見えないものもあるんですよ』モモ
『・・・・』虚無

 「暗闇でしか見えないものがある」・・・
それはまさに虚無さんの生き方だったのかもしれない。
決して陽が当たらなくとも地道に日々鍛錬し己の剣の道を磨き続ける。
「来るとも分からぬ機会」が来なくとも、暗闇を歩いて行くと。

 でも陰と陽は表裏一体。
突然ひなたの道を歩くことになった虚無さんだけど、歩いて欲しいと望むたくさんの声に導かれた結果。スターとは自分で望んでなるものじゃない。望まれて愛されて引っ張られて、気づけばスターになっている。

 轟監督(土平ドンペイ)男泣き。助監督の畑野さん(三谷昌登)も嬉しくて涙が止まらない。ひなたも誇らしげに見つめていたよ。

 虚無さんのことだから撮影が終われば、またいつもの鍛錬の日々に戻ると思う。もしかしたら海外のオファーが来るかもしれんが断るかもなぁ・・・
でも、それも人生。我らが虚無さんらしいよね。
だから今はそのまぶしい光を思いっきり浴びて、ひたなの道をを堂々と歩いて欲しい。

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2022年03月30日

「カムカムエヴリバディ」 第22週 2001-2003 第105話

 五十嵐(本郷奏多)は虚無さん(松重豊)に訴えた。
ひなた(川栄李奈)も通訳しながら援護。

「どこで何をして生きようとお前が鍛錬し、
培い、身につけたものはお前のもの。
一生の宝とせよ」。
俺が時代劇スターの夢を諦めた時に
虚無蔵さんがくれた言葉です。
この言葉を支えにアメリカで
たった一人生き抜くことができました。
この言葉が、俺を侍にしてくれたんです。
俺は日本の俳優の中で、誰よりも一番、侍というものを体現してるのは伴虚無蔵だと思います

私もそう思います!』ひ

虚無蔵さんという人が侍なんです!』五
めちゃくちゃ同感です!』ひ

 結構効いてきたで。押しの一手だ!

侍なら、時代劇を救ってください!』五

 よし!ほぼ落ちたゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 
最後の締めはアニーさんだ!
気持ちを表現するために正座し
手を前につき頭を深く下げました。
やはりここは日本のやり方でね。


 虚無さんは監督の前で五十嵐と殺陣を披露した。

 二人とも、あの日のオーディションが蘇る・・・
さらに凄みを増した虚無さんの剣。
そして虚無さんの剣を受けることで五十嵐も。


 スタッフの皆さん、大絶賛。
コレはもう虚無さんで決まりでしょう!

 虚無さんは、マジで『解せぬ』と言っていたけど、本当にすごい人ってのはそういうもんなのかもしれないね。
虚無さんにしてみたら、
普通にいつも通りやってみせただけ。
ハリウッドとかどことか関係ない。
やっぱり芯から侍なんだよなぁ・・・

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 さて、ついにアニーさん(森山良子)が「大月」の回転焼きを食べる時がきた!
スタッフの皆さん、結局忙しくて食べる暇が無かったようで、ジョージ(ハリー杉山)がアニーさんの部屋に持って来たのさ〜。

 回転焼きを半分に割って、
餡子だけをつまんで食べていた。
何かを感じているようにも見えるが・・・・
よく半分こして、るいと分け合って食べていたよなぁ。
そして「ひなた」という名前も気になっているようだし。

 安子みたいだが・・・
イマイチ安子だ!と言いきれない感じなんだよなぁ・・・
日本に住んでいたことは間違いないんだが。
アメリカで安子と親しくしていた友人で事情を聞いているのかな?まさか、アニーがきぬちゃんってことはないよね?ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ






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2022年03月29日

「カムカムエヴリバディ」 第22週 2001-2003 第104話

 オーディションは無事終了。
アニーさん(森山良子)はねぎらいと共にひなた(川栄李奈)を気遣った。

 やっぱり文ちゃん(本郷奏多)のことが気になって、集中できない時があったのをアニーさんは気づいてたのさ〜

 るい(深津絵里)にも言わなかったのに、思わずひなたはアニーさんに「別れた恋人と10年振りに再会したこと」を話していた。

『I understand.
Do you still love him?』A

(まだ好きなの?)

『I don't know・・
I never thought I'd see him again』H

(わかりません・・
また会うとは夢にも思わなかったから)


『Choose the path with least regrets.
It's your life, isn't it?』

(後悔のない道を選びなさい。
あなたの人生でしょ)


 ひなたへ向けた言葉がそのままアニーさんへ返ってくる。
アニーさんにも後悔しない道を選んで欲しいよ。
もし安子なら、今るいに会わなければ、もう機会はないかもしれないよ。


 すっかり打ち解けた二人は名前で呼び合う仲に。
母に言えないことでも話せる・・・
まるで孫とおばあちゃんじゃないか・・

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 ひなたが道場の掃除をしていたら、五十嵐(本郷奏多)が手伝い始めた。
ふたりで一緒に床拭きするのも、あの頃に戻ったようだねぇ・・・

『楽しかったなぁ・・・ここにいた頃。
死体役とか扮バイとか嫌で嫌でしかたなかったけど。
今、思い返してみたら・・・
うん・・幸せだったと思う。
若くて。ばかで。必死で。
俺の青春そのものだよ


『戻りたいて思ったりする?あの頃に・・
(あの頃の2人に)』ひなた
『そうだなぁ・・・
うん。そんなふうに思う時もあるよ』文
『・・・(私も)』
 
 辛くて苦しかった日々を懐かしく思えるのも、幸せだったと言えるのも、今が充実しているから。その「今」に繋がっている「過去」だから美しく思える。
五十嵐、頑張ってきたんだね。そしてひなたも。

 でも過去は過去。
五十嵐もひなたも、今は「あの頃のふたり」を愛おしい過去として穏やかに話しあえる。会ったことで心が揺れたひなただったけど、もう二人は別々の道を歩いていることを実感したんじゃないかな。そして、今の人生を大切にして欲しいとお互いに心から願っていることも。

 なんだか切ないね・・





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2022年03月28日

「カムカムエヴリバディ」 第22週 2001-2003 第103話

 五十嵐(本郷奏多)はアクション監督のアシスタントだった!
ひなたと別れた後、東京で父親の会社に勤め、それなりに忙しい日々を過ごしていたが「つまらなかった」そうな。朝は虚無さん(松重豊)からもらった木刀で素振りをし、夜はジョーからもらったトミー北沢(早乙女太一)のCDを聴いていた。

 トミーのトランペットに夢中になった五十嵐は『もっと広い世界があるのに何やってんだろ・・』と思う様になり、2年で会社を辞めて、勘当同然の身で一人アメリカへ渡ったんやて。

『もちろんハリウッドは太秦よりずっと厳しい。
言葉の壁も想像以上に大きいしね。
それでもアジア人で殺陣ができることは武器になると思った』

 そう思えたのは虚無さんに仕込まれ、ともに重ねてきた時間があるから。虚無さんとの日々が己を信じさせ、それが自信となって五十嵐を支えてきたんだと思う。

 そして同じく夢を失った人生の先輩としてジョーが手渡したCDが五十嵐に新たな夢を見させ、広い世界へと飛び立たせた。

 当時頑なとも思えたが、時代劇しか演らないと言い切っていた五十嵐。子供の頃に生まれた時代劇へのあこがれとときめきを守りたかったんだね。役者になることは諦めたが、別の方法で時代劇と繋がり続けた。
『志を失わなければ、きっとなれますよ』・・・その通りだった。
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『どんなことでも厭わないでやってたらニックが・・・あっ、ミラー監督が気に入ってくれた。
あの頃、見た夢は叶わなかったけど・・・
ようやく自分の道を見つけられたよ


 コレがグジグジ僻みっぽいこと言って拗ねていた五十嵐なんでしょうか〜?
スマートな雰囲気を身に付け、堂々とした姿でございます。


 ひなたもいろんな意味で衝撃を受けております。

『っていうか・・・
っていうか!っていうか!っていうか、文ちゃん、
めちゃくちゃ
  かっこようなってへん!?


 心の声が溢れ出てしまったわ〜〜( ̄▽ ̄;)アハハ…
っていうかーー「Bun Igarashi」て。
Bunshiroじゃ長くてアレだったのかしら?


 五十嵐のことを知った榊原さん(平埜生成)は、ひなた(川栄李奈)を気遣い、今回の仕事を外れてもいいと言ってくれたが、公私のケジメはしっかりつけるひなたであった。

『もう10年も前のことやさかい』



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2022年03月25日

「カムカムエヴリバディ」 第21週 1994-2001 第102話

 ひなた(川栄李奈)は案内役の任務を立派に成し遂げました。
御一行様も榊原さん(平埜生成)も大満足やった。

 さて、昨日から全視聴者の熱視線を集めた、高齢のキュートな女性は、キャスティングディレクターのアニー・ヒラカワという名前だった。

『何かすてきな人やなぁ思て・・・』ひなた

 なぜかひなたを惹きつけてしまう・・・
やはり安子?・・・いやいやいや早計やろ。

 「ヒラカワ」と言えばカムカム英語の平川先生。
もしやミセス・ヒラカワ?・・あるいはその一族?

 そして安子が仕事上「アニーヒラカワ」という名前を使っている説。
偽名というか芸名というかビジネスネームというか・・・
アメリカで活躍した日本人って、こんなふうに英語と日本の苗字組み合わせて名乗るよね?ロッキー青木とか、ソニー千葉とかさ。

 別の人間になって生きようと思った時、自分にとっては大切だけど他人にはバレない偽名を作るはず。安子が英語という翼でアメリカに渡り、生きることができたは平川先生の「カムカム英語」のおかげ。だから彼女が「ヒラカワ」を名乗るってのも無くはない・・・
HPはこちら


 映画の主演は、みなさんご存知マット・ロリンズ!ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
江戸時代の日本が舞台なんやて。日本人の役者もかなり使うらしい。
アニーヒラカワさんが何人か選んで監督に推薦し、それ以外は大規模なオーディションで決められるそうな。

『戦のシーンとかあるみたいやから何百人規模やと思う。当然、立ち回りとかスタントとかできたら有利やからな。条映の俳優さんや大部屋さんらにもチャンスがあるで』榊原

 思い出すなぁ・・・
「妖術七変化 隠れ里の決闘」のオーディション。


 帰宅したひなたは、押し入れに仕舞っておいた五十嵐(本郷奏多)から贈られた風鈴を出してみた。

『アホやなぁ・・あんたは。
あともうちょっと我慢してたら、
スターになれたかもしれへんのに・・』

 そう思わずにいられないよね。
人生はタイミングだよなぁ・・・(o´д`o)=3

 その後、風鈴は窓辺で風に揺れていた。
やっぱり五十嵐のこと、忘れられないよなぁ・・・






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2022年03月24日

「カムカムエヴリバディ」 第21週 1994-2001 第101話

 すみれ(安達祐実)の離婚会見を見て、嫌な予感がしたひなた(川栄李奈)は外に出てみた。すると一恵(三浦透子)が泣きながら縋り付いてきた。

『多分榊原さん、酔っ払ったすみれさんに巻き込まれただけやと思うぇ』ひ
『(泣)そやったとしても・・・見たなかった。 
あんな優しい目ですみれさんのこと見てる榊原さん』一
『いや・・・誰でもすみれさんの寝顔見たらそんな顔になるて。
黙ってる時のすみれさんは天使なんやさかい』

 そうなのよ。黙ってさえいりゃ・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
やっぱりさ、芸能人は一般人とは違うのよ。
どうしたって惹きつけてしまう。そういう人だからこそ輝きで人を癒すことができる。
でも、すみれさんだって一恵のこと羨ましいと思ってるかもしれんで。


 そして遅ればせながら榊原(平埜生成)到着。
まぁ一応、家に電話入れたりして探してくれてたみたいや。

 って、すみれ背負ったままかい?(笑
しかも首からすみれのバッグさげて。


『ごめんな。すぐに追いかけられへんかって。
すみれさんは条映にとって大事な女優さんや。
僕が急に立ち上がって怪我させたら、えらいことやし。蕎麦屋に一人でほったらかすわけにはいかへんやろ?』榊原

 榊原さんの頭を叩くすみれ(笑

『えっ、痛・・』
バカねぇ!榊原、そういうとこよ!
そうやっていっつも頭の片隅に仕事があるとこ。
一恵なんて偉そうにお茶の指導なんかしてるけど、着物着てなきゃ、そこらへんの若い女とな〜んにも変わんないんだから。
たまにはまっすぐ自分のこと見てほしいのよ
』す

 思いがけずすみれの援護が・・
いいこと言ってくれるじゃん。
てか、すみれ、目が覚めてたんならとっとと降りんかい!(笑


『一恵ちゃん。一恵ちゃんと会うた頃から時代劇は衰退する一方で・・・』
『いや、そやから仕事の話は・・』ひ

『僕は万年係長から・・・
やっと名ばかりの課長になったけど、
その間に一恵ちゃんは・・・
お茶の先生になってた。
そやからずっと会われへんかった。
言われへんかった・・・』
『・・・・』一恵
僕は毎朝、一恵ちゃんのお茶が飲みたい。
お茶室のお茶やなくて、
台所で急須でお茶をいれてほしい


 ヤッターー!!ついにプロポーズ!!ヾ(≧∇≦*)/
なんや、榊原さん、そないな事気にしとったんかい?
お茶の先生やいうても、いつだって榊原さんの前ではただの一人の女だったのに。


 てか、乱れ髪の榊原さんを初めて素敵と思ったぞ(笑
これからは、そんな無造作ヘアの方がいいんじゃ。


 でもヒグマ背負って
バッグ首から下げて
汗だくで・・・
シュールすぎる(笑
思わず笑ってしまう一恵。


『そんな大事なことを、ひなちゃんちで。
そんな姿で』一恵
『ホンマですよ!榊原さん』ひ
『真面目も行き過ぎると滑稽よ!』す
『まぁ、ええわ。
一恵ちゃんが機嫌よう笑てくれたらそれで

 ソレ、一恵が一番欲しかった言葉だよ。
良かったなぁ・・・(´;ω;`) もう大丈夫や。


 そして、いろいろ察して飲みに誘うひなただったが(大人になったなぁ)、ハリウッドの話を知ったすみれは大勝負をかけようとしていた。

出演が決まるまで断酒するわ』す
『フフフッ・・・頑張ってください』ひ
私を誰だと思ってるの?美咲すみれよ

 なんかじーーんときたよ (ノ∀;`)
すみれさん、カッコいいぞ!
「女優!女優!女優!!」
いい役掴んでおくれ!





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2022年03月23日

「カムカムエヴリバディ」 第21週 1994-2001 第100話

 時は流れて1998年、冬。
ひなた(川栄李奈)の英語力はかなりのもんになっとった。こんな難しい表現もスイスイ・・・

Sadly, Japanese period dramas aren't as popular as they once were
「悲しいことに時代劇は衰退していく一方です」

 偶然会ったメアリー先生とも普通におしゃべりしとる。すごく上達したね!ってメアリー先生に褒められたぞ。

 アンタんとこでは
身につかんかったけどなゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ


But I believe. Someday my English ability will bring Japanese period dramas back to life!
「そやけど、私は信じてる。
いつか私の英語力が時代劇を沈滞から救いだすって!」

HPはこちら

 そして1999年。春になり、るい(深津絵里)とジョー(オダギリジョー)はアメリカへと旅立って行った。

 ショートヘアのるいが素敵すぎる。
そしてジョー、本場のホットドッグ食べられるんやねヽ(o゚∀゚o)ノ


 二人が留守の間は仕事が終わった後や休みの日になるが、ひなたが店を開けてくれる。
しかし・・・・
吉兵衛(堀部圭亮)の孫の小夜吉君が教えてくれたんだが、『およげ!たいやきくん』以来の大災難が訪れそうな予感。
『だんご三兄弟』襲来や!

これか?これが恐怖の大王なんか・・・?』ひなた

 いや〜小夜吉ちゃん、幼い頃の吉兵衛そっくり!
賢くて道理がようわかってる(笑
おじいちゃんもおばあちゃんもメロメロや。


 映画村でも外国人観光客を相手にひなたは大活躍。有難い存在だと榊原さん(平埜生成)も感謝してくれとる。

 そんなひなたに榊原さんが極秘情報を教えてくれた。
にゃんと、ハリウッドのチームが日本を舞台にした映画を撮ることになり、条映も協力することになったんだって〜!まずは何人かのスタッフが下見に来るんで、その時はよろしくってよ!

『いつですか?その視察団が来んの』ひ
『7月や』榊原
『えっ・・・( ̄┏_┓ ̄;)!!
7の月に・・・アメリカから視察団が・・・
これが恐怖の大王なんか・・・?

『大月さん、言うまでもあらへんけど、これは条映にとって、そして時代劇にとって、またとないチャンスや。絶対にミスしいひんよう万全の準備で臨もう!』
はい!

 いや〜コレはすごいことデスヨ〜
映画を見た外国の方がワンサワンサと日本に押し寄せるで〜!
まぁ、製作して上映されるまで3年ぐらいあるんだろうが・・

 そしてコレは恐怖の大王じゃないでしょうよ〜(笑
まぁ、責任の重さを考えると恐怖かもしれんが。





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2022年03月22日

「カムカムエヴリバディ」 第21週 1994-2001 第99話

 ひなたはラジオの「英会話入門」で英語を学ぶことにしました。

 でも、2階にいたら起きられないから居間で寝るって・・
アンタ、これから毎日ここで寝るの?( ̄▽ ̄;)


 でも、そのおかげでひなた(川栄李奈)は、るい(深津絵里)の小豆を煮るおまじないを初めて聞いたようだす。

『小豆の声を聴けぇ。
時計に頼るな。目を離すな。
何ゅうしてほしいか小豆が教えてくれる。
食べる人の幸せそうな顔を思い浮かべぇ。
おいしゅうなれ。
おいしゅうなれ。 
おいしゅうなれ。
その気持ちが小豆に乗り移る。
う〜んとおいしゅうなってくれる。
甘ぇあんこが出来上がる。
はっ!

 小豆を見つめるるいの表情が以前とは違っている。
穏やかで幸せそうになっとる。
幼い頃、安子と一緒に小豆の鍋を見つめていた時みたいに。

 そして「小豆のおまじない」が、るいからひなたへと伝えられる。笑顔とともに。
引き継ぐって、幸せとセットになっているんだね。
HPはこちら


 テキストを広げながら英会話入門に臨むひなただが・・・
ペラペラ〜〜のるいに焦りを感じるのでした(笑

 岡山から桃太郎(青木柚)帰宅。
そしてジョー(オダギリジョー)と一緒に・・・
トミー北沢がやって来た ヤァ ヤァ ヤァ!!

『サッチモちゃん!久しぶりやなぁ!』
あの劇伴とともに♬

 るいとも30年振りの再会。
そしてまた、この二人の人生の大切な時に立ち会ってくれるんだね。


 トミーの隣で正座に座りなおしたジョーから報告。

『るい。僕、また音楽活動を再開するよ』
『・・・?』るい
『ホンマや』トミー(早乙女太一)
『けど・・・ジョーさん、トランペットは・・・』

 ジョーは、あのおもちゃのピアノで「On the Sunny Side of the Street」を弾いてみせた。

『管楽器やる奴は多少は鍵盤もたしなんでる。
ジョーは元々ジャズのセンス抜群やから。
あとは練習次第や』トミー
『・・・ジョーさん・・・ホンマに?』るい
『うん。まぁ、ちょっと時間はかかるかもしれへんけど待ってて。
僕がアメリカに連れていくから』ジョー

 ジョーーーー!!!
ワ━━━━。°(゚´Д`゚)°。━━━━ン!!!!
なんて初々しい少年みたいな目で言ってくれるんや!
そしてるいのあふれ出る喜びの涙に、
おばちゃんももらい泣きじゃーい!!


『まぁ、当分はレッスン受けて、ライブハウスで腕磨いて、早う俺のトランペットに見合うとこまで上がってこいよ』ト
『ありがとう』ジョー
『ありがとうございます。トミーさん。
ジョーさんの治療のための積み立てがあります。
それを・・・
それをレッスン費用にしてください ( 涙』るい
『あぁ、ほら』布を渡すジョー
『台布巾やし』るい
『いや、でも・・ひ、ひなた。
ティッシュ、ティッシュ』
ハッハッハッハッ。
相変わらず共鳴し合ってるなぁ
』トミー

 そのセリフも久しぶりに聞いたよ。
この二人のこんな場面に立ち会えることが、
嬉しくてたまらないんだね、トミー・・・(´;ω;`)





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2022年03月21日

「カムカムエヴリバディ」 第21週 1994-2001 第98話

 帰宅したるい(深津絵里)をひなた(川栄李奈)の歌が迎えた。

『♬ Come,come,everybody
How do you do, and how are you? ♬』

『「Yasuko」って・・・?』ひ
『ひなたのおばあちゃんや』るい
『やっぱり。
こんな昔から聴いてたん?ラジオの英語講座』
『うん。毎日の日課やった』
『ふ〜ん・・・』
『そうそう。確か平川先生いわはった。
去年・・・亡くならはったそうやけど・・・』
『えっ?』

 平川先生・・・亡くなられてからも日本全国の英語の赤ちゃんをまわってはるんや・・伝えたいという気持ちがあれば大丈夫。赤ちゃんなんだから失敗を恐れずにどんどん英語を使ってみよう。英語は楽しいものなんだよって教えてくれる。

『♬ Come,come,everybody
How do you do, and how are you? ♬』ひ
『♬ Won't you have some candy?
One and two and three,four,five? ♬』ひ・る

 るいに「カムカム英語」の時間が戻ってきた。
安子と過ごした幸せな時間・・・
そしてひなたと共に紡いでいく親子の時間が始った。
HPはこちら


 るいは勇(目黒祐樹)に安子(上白石萌音)と連絡を取っているのか尋ねてみたが、途絶えているようだった。

『義姉さんはそれまでの人生・・・
全て断ち切る覚悟でアメリカ行ったんじゃ思う。
るいが岡山出た時と一緒じゃのう。
義姉さんが親しゅうしょおったんは水田屋とうふのきぬじゃけど。いつじゃったかのお・・・きぬの旦那さんの里へ一家で帰ることになった言うて・・・』勇
『そうやったんや・・・』るい

『るい。すまなんだなぁ。
わしら大人が寄ってたかって小さかったるいを苦しめてしもうた』
違う。私が・・・決めたことなんや。
けど・・・やっと・・・
あの時、閉ざした戸を開けよういう気になった。
やっと・・・


 今までるいは「自分を捨てた母親」というスタンスで安子のことを考えてきたけれど、やっと自分が安子と決別する道を選んだんだと認めることができたんだね。そして自らが閉じた扉を開けて安子を求める決心がついた。

 長かったね・・苦しい道のりだった。
でもるいが歩いて来た人生と、ここに来て選んだ道がすごく腑に落ちる。良かった。本当に良かったよ(´;ω;`)


 勇はきぬちゃん(小野花梨)の居場所をつきとめてくれるそうな。雉真の会長さんがその気になれば、すぐに調べは付きそうじゃ。でも、あの頃、きぬちゃんは二番目の子どもが産まれたばかりだったから、どうして安子が突然旅立ったかまでは聞いてないかもしれないなぁ・・やっぱりアメリカで安子本人かロバートさん(村雨辰剛)に聞くしかないと思う〜




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2022年03月18日

「カムカムエヴリバディ」 第20週 1993-1994 第97話

 その日は終戦記念日だった。

 るい(深津絵里)とジョー(オダギリジョー)は健一さんが淹れた美味しいコーヒーを飲み、「On the Sunny Side of the Street」のレコードを聴かせてもらった。

 場所も違うし、レコードも安子(上白石萌音)と稔さん(松村北斗)が聴いたものではなかったけれど、「Dippermouth Blues」で聞く「On the Sunny Side of the Street」は特別だった。

 この場所が持つ力が、引き継がれてきた思いが、
るいの心を素直に昔の思い出へと向かわせてくれた。HPはこちら


 2人はあの神社に来ていた。
安子が何度も何度も祈ったあの場所に。
いや、きっと安子以外にもたくさんの人達が祈ったことだろう。


『よかったなぁ、会えて』ジョー
『うん』るい
『定一さんの息子さんとそれにお孫さんにまで』
『うん』
それとるいのお父さんとお母さんにも。
すごく腑に落ちた。
定一さんの店でデートして、サッチモ聴いて。
それで生まれてきた娘にるいって付けたんやって


 ジョーはるいの中にある思い出の点を線で繋いでくれる。
るいの代りに。


 その頃、ひなたはるいの写真を見付けようとして、昭和21年の英語会話のテキストを見つけた。そこには「Yasuko」「Rui」と名前が記されていた。

 終戦記念日のサイレンが鳴る中、ひなた(川栄李奈)は、その古いテキストを読みふけった。すると人の好さそうなおっちゃんが窓から声をかけてきた。
で、ひなたは何をしても英語が中々身に付かないとボヤいた。

『そんなはずありませんよ。
み〜んな英語の赤ちゃんなんですから』
『英語の赤ちゃん・・・?』ひ

 するとラヂオから玉音放送が流れ始め・・・
それを訳した英語も聞こえてきた。


 さて、皆さまご存知さだまさしさん演じる平川唯一さんが満を持して登場!
平川さんからひなたへ「カムカム英語」の講師になるきっかけが語られました。

『ある時、国際課の方から依頼されたんです。
ラジオの英語講座の講師をやってみないかと。
私はすぐにお引き受けしました。
あの頃の弱り切った日本を元気づけたかった。
ラジオを通して、英語を通して、明るく楽しい暮らしを取り戻してほしかった。そう思いましてね


 平川さんと向き合って「カムカム昔話」を聞くひなた((*´∀`*))
テーマ曲の「証城寺の狸囃子」も歌ったぞ。


日本を明るくするのにぴったりの曲です』平川

 外国の曲じゃなくて誰もが知っている日本の歌だったからこそ、日本人の心に響いて、おっ、なんか楽しそうだぞ、おもしろそうだぞって思わせてくれたんだよね。共に口ずさむことで、みんながカムカム仲間になれた。




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2022年03月17日

「カムカムエヴリバディ」 第20週 1993-1994 第96話

『算太さんと「たちばな」を建て直す。
あの頃の安子さんはその一心じゃった』雪衣(多岐川裕美)
『・・・・・』るい(深津絵里)

 雪衣さんが話す安子の姿、それもまたひとつの真実なんだよね。
るいの知らなかった安子。


『あの通帳、返しに来はったんやな。
10年前、偶然ひなたと出会て、
るいが京都にいること知って・・・
それから、仕事する度に貯めてたんやと思う。
謝りたかったんやと思うよ。
るいと、それからるいのお母さんに』ジョー

『それやったら・・・それやったらすぐに
そない言うてくれたらええのに・・・』るい
最後に、少しだけ欲しかったんと違うかなぁ。
家族と過ごす時間が。最後に少しだけ


 「最後に少しだけ」・・・(ノω;`) ジョー・・・どうしてそんなに優しく人に寄り添えるんだい・・ジョーがるいのそばに居てくれて良かった。この旅にはジョーが必要だよ。

 そして算太・・・
ずっと自分を許さなかったんだね。
でも、もっと早くに来て欲しかったよ。その「少しだけ」の時間は、るいやひなた達にとっても幸せな時間だったろうから。


 みんなで楽しく夕食を頂いている時、勇ちゃん(目黒祐樹)は突然泣き出してしまった。

あの日・・・るいが岡山ぁ出る言うた日。
わしにゃあ分かっとった。
るいが居場所を知らせる気も、
手紙やら電話やらよこす気もねえいうことを。
もう二度と岡山に帰って来る気がねぇいうことを。
それが、こねぇして元気な姿見せてくれて・・
(泣
旦那さんやら娘やら息子やら
連れてきてくれるたぁ・・・
うぅ・・・こ・・こねん嬉しいこたあねぇ
(涙』

 わかってたんだね・・・(´;ω;`)
それでもるいの気持ちを尊重して、見送ってくれたんだね。
そして多分口には出さずに来たけど、ずっと心配してくれていた。

 もしかしたら千吉さん(段田安則)が無理やり安子(上白石萌音)を捜したせいで、母子が別れる結果になってしまったと思って、あえて捜さずにいてくれたのかな。るいが雉真家とは離れて作った場所を壊すことになってはいけないと。


勇叔父さん。
長い間心配かけてごめんなさい
』るい

 ずっと気になっていたのはるいも同じ。
岡山には未練は無かっただろうが、何の連絡も入れずにきたことに罪悪感を感じてきただろう。お互いのために再会できて良かったよ。
でも鎧を脱いで再会するためには30年以上の時間が必要だったんだね。

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2022年03月16日

「カムカムエヴリバディ」 第20週 1993-1994 第95話

『るい・・・』算太(濱田岳)
『はい』るい(深津絵里)
『・・・すまなんだなぁ。わしが悪いんじゃ。
全てわしが・・・安子ぁ、な〜んも悪うねぇ』

 そこにジョー(オダギリジョー)が清子さん(松原智恵子)と吉右衛門(堀部圭亮)を連れて来た。

 大月家と橘家を繋ぐ唯一の存在、清子さん。
そして吉右衛門。
ここにみんなが揃うとは、なんと不思議なことじゃろう・・


『やっぱり。算太ちゃんやね?』清子
『あ・・・清子さんじゃ・・・
ケチ兵衛の奥さんの・・・
吉右衛門か?』算太
そうじゃ。
あんたがラジオを盗んだ朝に生まれた吉右衛門じゃ


『あぁ・・・雪か。あ・・・るい』
『はい。算太伯父さん』
メリークリスマス・・・』

 算太は紙袋に入ったプレゼントをるいに手渡して旅立った。
最後まで、るいの知りたかった過去を語ることは無かった。
あまりにも申し訳なくて、自分のしたことの罪の深さにおののいて、口に出すことができなかったのか。人は死の間際になっても正直になれる訳じゃない。自分が引きずってきた人生のしっぽをちらりとオブラートに包むようにして見せることしかできない。後悔や心残りとともに。
HPはこちら


 『算太の弔いは、モモケンこと桃山剣之介が静かに執り行ってくれました』

 算太のクリスマスプレゼントの中身は2冊の通帳だった。
ひとつは昭和24年、算太が戦争から帰ってきて橘再興のために安子(上白石萌音)が貯めたもの。昭和26年、算太が失踪し安子がいなくなった年にはかなりの金額が貯まっていた。
 もうひとつは昭和59年、算太が初めて「大月」に来て消えた年に作ったもので、それから頻繁に入金がされていた。

 算太は安子のお金を持ち逃げした罪を心の底ではわかっていただろうが、長い年月の間に風化させてしまったのかもしれない。それがるいに再会して蘇り、初めて使ってしまったお金を返す努力を始めたのか。

 って、手紙ぐらい入れてあげてよ!
そんな謎かけみたいに通帳だけ渡されてもわかんないよヽ(`Д´)ノ


 ジョーは家族みんなで岡山に帰ることを提案した。
『ひなたも桃太郎も、それから算太伯父さんも連れて。里帰りや』

 ついに・・・
自分の人生でどうしても埋まらない空白があるというのはどんな気持ちなんだろう。
これは、るいのこれからの人生に関わる、るいのルーツを捜す旅だね。
 




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2022年03月15日

「カムカムエヴリバディ」 第20週 1993-1994 第94話

 帰宅したひなた(川栄李奈)はサンタ黒須のおっちゃんが居間におり、びっくり。さらにるい(深津絵里)の叔父と聞き大喜び。
HPはこちら

 今まで身内というか親戚に会ったことないもんなぁ。そんな話題も出ないし出さなかっただろうし。無邪気にはしゃぐひなただったが、るいの表情は複雑。いきなり過去を突きつけられたみたいだもんな。

 算太(濱田岳)の口から出る「たちばな」「勇ちゃん」「岡山」・・・どれもるいが封印してきたものだ。その言葉を受けて自然とひなたと桃太郎(青木柚)は質問連発。さらにるいを困惑させる。
まるであの頃に戻ったような表情・・・


 気を使ったジョー(オダギリジョー)が話題を変えたぞ。

『伯父さんはダンサーなんですよね?』
『ああ、そうじゃ。 
そらぁもういろんなステージで踊りょうった』算
『ハハッ・・そや。踊って踊って。
もっかい見たいわぁ!
』ひなた

 算太はフォークに刺したパンを使ってダンスをしてみせた。
昔、安子(上白石萌音)に見せたように。
それでもるいの表情は硬いままだった。
2人だけで聞きたいことがいっぱいあるよね。


 朝、算太は懐かしい餡子のおまじないで目が覚めた。

「小豆の声を聴けぇ。
時計に頼るな。
目を離すな。
何ゅうしてほしいか小豆が教えてくれる。
食べる人の幸せそうな顔を思い浮かべぇ。
おいしゅうなれ。
おいしゅうなれ。
おいしゅうなれ。
その気持ちが小豆に乗り移る。
う〜んとおいしゅうなってくれる。
甘ぇあんこが出来上がる」
ハッ!
』るい

 るいは安子に教えてもらった通りにおまじないを唱えながら餡子を作っていたんだね。安子への葛藤はあるけれど、一緒に餡子を作った時間は幸せな時間として記憶に残っているのか。あるいは唱えることで母を身近に感じたい、理解したいと思ってきたのか。餡子と向き合うこの時間は、幸せな時間であるとともに苦しい時間でもあるのかもしれないなぁ。

『かわらんのぅ・・』と算太が鍋をのぞき込むと
るいは蓋をかぶせた。

『算太伯父さん・・・
どこへ行ってたん?あれから。
雉真の家から消えてから。
伯父さん、ホンマのこと教えて。
あの時伯父さんは何で姿消したん?
何でお母さんは、あないに慌てて
伯父さんを追って大阪へ行ったん?』るい
『そねん昔の話ぁ・・・もう・・ええじゃろう。
ワシもよう覚えとらん・・・』

 算太!また逃げるのかい?
るいの思いに応えてやってよ!
母親と離れて生きてきたるいが、どんだけ重たいもんを背負ってきたか。それは大人になっても、結婚しても、親になっても解消されるものではないよ。
アンタの役割は、今ここでるいに事実を教えてあげることだよ。





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2022年03月14日

「カムカムエヴリバディ」 第20週 1993-1994 第93話

 るいの期待の込められた。
その鼓動が伝わってくる眼差し。
まっすぐにジョー見つめている。


 トランペットは鳴らなかった。

『ひなた・・・桃太郎・・・
お父ちゃんな、昔、トランペッターやった。
ジャズバンドでプレーして・・・
レコードデビュー寸前までいった。
けど・・・謎の病気になって、挫折した。
それからや。
ひなたと桃太郎が知ってるとおりの
お父ちゃんになったんは』ジョー

 唐突な展開を理解できず
冗談と思うひなたと桃太郎。

 そりゃそうだよね。
今までそんなそぶり一切見せなかったんだから。

 ジョーの覚悟。
そして、一瞬の動揺はあったけど、
るいはすぐにそれを受け止め、
心の中でジョーに寄り添ったのが見えた。

HPはこちら

 るいは「妖術七変化」のポスターを剥がし、
その裏のジョーのサインを見せた(あぁ・・ついに!)

『関西一のトランペッターを選ぶコンテストで
優勝した時のサイン。
お父ちゃんは東京で
デビューすることが決まってたんや。
けど・・・』るい(深津絵里)

急にトランペットが吹かれへんなったんや。
日常生活は何の問題もなく送れるのに
まともな音が出されへん。
訳分からんやろ。
お父ちゃんも訳分からんかった。

名医っていわれる人やら
アメリカ帰りのお医者さんやら
さんざん訪ね歩いたけど、
みんな分かれへん治されへん言わはった。

その頃・・・
お父ちゃんとお母ちゃんは
結婚の約束をしてたけど・・・
それも諦めた。
トランペットとったら何にも残らへん。
そんな自分の人生に・・・
大事な人つきあわすわけにはいかへん思た

『いっぺんは別れたんや』

トランペット失って。
大事な人失って。
夢失って。
もう死のうかなぁと思った。
そやけど・・・お母ちゃんが・・・

るいが救ってくれた』ジョー(オダギリジョー)




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