「今夜ひとりのベッドで」

2005年12月23日

「今夜ひとりのベッドで」最終回

 さて、梓(奥菜恵)の工房の一大事だってんで、友(瀬戸朝香)との約束も
ほっぽりだして駆けつけた明之(本木雅弘)だが、工房には千佳しかいなかった。
「あいつをなぐりに行ってきます」の置手紙が・・・

 ほらね、梓こそ一人で生きてけるんだっちゅーの。
火事や泥棒に入られた訳じゃないんだから〜
どっちかっていうと妊婦の方が緊急でしょうよ。ふんとに、も〜

 倒れた友は病院へ運ばれる。大事にいたらなかったので玲子(羽田美智子)
に迎えに来てもらう。家にたどり着いた友を明之が待っていた。
冷静に食事を勧める友。
『許してくれるってこと?それともあきれすぎて怒る気にもならないとか・・?』
びくびく・・

 友から「ちゃんとお父さんになってくれる?」と言われ大喜びで婚姻届を差し出す。
「もう一度俺と結婚してください!」と頭を下げるが・・
「そういうことじゃないの。私、夫はいらないから。
子供には両親がいることが一番だよね。
でも、私もう、そうなれないの」
「じゃ、俺は何をすれば・・・」
「この子が生まれたら抱いてくれればいい。愛してくれればいい」
『友はとてもまっすぐで、俺の心はうなだれるしかなかった。
離婚届けはとっくに出していたのに、俺にとっては何だか今が離婚の瞬間みたいだった』

 友は明之との別れを通じて、実は自分自身も明之と同じようなものをもっている、
他の人に属すことのできない人間だとわかったのではないでしょうか。
でも、大事な人であることには変りないから、
お互いに無理することなく支えあえる関係、
あくまで子供ににとっての精神的経済的サポート役だけお願いするという形を
選んだようです。
 へんにつっぱる訳でもない素直で正直な選択だと思います。

 さて、何故か父親の所へと向かう明之。
『別にあの人に会いに来たわけじゃない。何か、遠くへ来たかっただけ。
それだけだから』
 着いてみると了(要潤)もいる。
了の母親は家を出て行ったらしい。
「浮気が20回超えたら出て行こうと思ったんだって・・
何で、冬に出て行くかねぇ・・・侘しさ増すじゃないの・・・」父
昔、自分が描いた明之の母親の絵を渡して、2人に焼酎を勧める。
「いいだろ?これ。愛があるよね・・。
泊まってけよ。で、愛について語り合うってのはどう?」
しかし、とっとと東京へと帰る明之と了。

 いいですね〜この個性的で味のある、しょ〜がね〜な〜と思わせながらも
気になる父親・・・岸部一徳さんしか出せないですよ。
枯れてんだか枯れてないんだかよくわかんないような、そしておちゃめなおっさん。
別れと出会いを得て、明之と了もほんの少し父親のことが理解できるように
なったみたいです。 続きを読む

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matakita821 at 16:48|PermalinkComments(4)TrackBack(8)

2005年12月17日

「今夜ひとりのベッドで」第九回

 いつものメンバーの前で、妊娠と一人で育てていくことを
告白した友(瀬戸朝香)に対して
「わかった!俺がその子の父親になる」俊介(佐々木蔵之介)
明之(本木雅弘)の動向が気になる梓(奥菜恵)
衝撃からなかなか立ち直れない明之。

 友と2人っきりになって
「おめでとうございます。妙なもんだね・・離婚してからこいういうこと・・」明之
「言いに来た私がいけなかったわ」友
そそくさと帰る友。

 まあ、明之らしい反応といえばそうなのですが・・
寂しい反応というか・・・後悔した友の気持ちわかりますね〜
俊介みたいに言われても困るけど。

 明之が事務所で考え込んでいると携帯が鳴る・・・
何故か自分のではなく、梓のもの。(わざと?)迷いつつも届けに行く明之。
「これくらいのことしないと、もうここに来ないんじゃないかな〜と思って」
「アナタはどうするの?早く決めて。了は早かったよ、逃げるの」
『友の中に芽生えた小さい命が梓を不安にさせることはわかっていた。
そして、俺もまた不安だった。俺は人を傷つけてばかりいる。
でも、この先一番傷つくのは、これから生まれてくる何の罪もない子供だ』

 梓のこんな小細工、もはや可愛いと思えないほどショックが大きい明之。
恋ってちょっとしたことで形が変ってしまうものなのね〜
もう情熱はなくなったけど、すぐに別れるって言うのはなんだかな〜
って感じですかね。続きを読む

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matakita821 at 17:28|PermalinkComments(6)TrackBack(6)

2005年12月11日

「今夜ひとりのベッドで」第八回

 さすがの明之(本木雅弘)も父親が危篤と聞いて熊本へ。
病院の前で了(要潤)と合流。競争するように病室へ行ってみるとベッドは空。
「うそだろ・・」了
「間に合わなかったみたいだな・・」明之
そこにのこのこと現われる父親(岸部一徳)ともに三人で食堂へ。
 了が明之の近況をチクると
「若い女に走って女房を捨てたんだ・・それはいけないな〜」
その言葉に一斉に攻撃を始める二人に対して、過去を語りだす父親。
 実はもともと了の母親と付き合っていた父親は、明之の母親に走って子供ができた
ため結婚したのだった。で、結婚中に了の母親とも会っていて・・・
「俺は愛人の子かよ!」
「おふくろと結婚したのに、なに愛人とも付き合ってんだよ!」

 あれまあ・・・
了の母親のことを父を奪った女と認識していたのに、実は自分の母親の方が略奪愛
だったとは・・ガーーーン!
それに、ただの女好き(まあそうだけど)と思っていた父親はいちおう
筋は通していたってわけで・・・。
 何か明之の憎しみほ焦点がボケてきちゃいますね〜ガラガラガラ〜

 しかし、岸部一徳さん、いいですね〜ぴったり。
死の棘」や「その男凶暴につき」いろんな場面で拝見していますが
この人の乾いて軽い感じがすごく好きです。
一見軟弱そうで、流れて生きている感じなのに実はすごく強いものをもっている、
ずるくて優しい男をやらせたら最高。

 一方友(瀬戸朝香)は弁天様の帰りに明之に電話をしてると、
また梓(奥菜恵)に会ってしまう。
「昨日、うちに傘忘れていったよ。お父さんとケンカしないようにね」(明之のお父さんのことにちゃんと私は関わってるのよ)
「ふーーーん」(そっち行ったんだ・・・)
強引に明之の忘れていった傘をもらっていくと言う梓に
「取ってしまったら、今度は取られるのがコワイの?」
「友永さんを取り返すってことですか?」
「大事なものを守るためにはそれなりの覚悟と強さが必要よ。
そうじゃないと私と同じ目に合うわ。気をつけてね」

 冷静に着実にジャブを決めていく友。コワイ相手です。
梓はジャブを避けるので精一杯。去勢をはってもバレバレです。
女のプライドは攻めによって守られるのでしょうか。
敗れたら・・・立ち直れません・・・。続きを読む

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matakita821 at 17:27|PermalinkComments(6)TrackBack(5)

2005年12月02日

「今夜ひとりのベッドで」第七回

 離婚届に判を押したら、早い早い、自分の荷物を詰めて、引越し。
久住兄弟に証人になってもらって・・・とっとと家を出ていく明之(本木雅弘)。
「じゃあね」
「じゃあね。今までいろいろとありがとうございました」友
「こちらこそありがとうございました」
その足で役所に提出。結婚指輪もはずして自由の身。

 クールですね〜
普通どっちか片方がぐだぐだするもんだけど、この2人はどっちもクールなのね〜
そんな友(瀬戸朝香)だからこそ、一緒にいられたのでしょうが。
俊介(佐々木蔵之介)もびっくりのあっさりさ。
 明之にとってはそんなに重いものだったのでしょうか。

 俊介と玲子(羽田美智子)は居酒屋でそんな2人のことを話し合う。
「お葬式と一緒みたいなもん?一段落して一人になったら悲しみが襲ってくるのよ」
(経験者は語る・)
 なぜか後ろの席に了(要潤)がいて、
「兄貴、離婚したの?!へ〜」
 一人になった友は玲子からの「泣きたい時は泣いてもいいんだよ」の
手紙を見て、涙を流す。

 うーむ、そんなものなのでしょうか。
友の涙の意味は、明之と離れてしまったことへの涙でしょうか?
それとも、また一人になってしまった自分への涙でしょうか。

 一方、明之は事務所で飾っていた友の写真や結婚指輪も机の中へ、
友の著書も棚の奥へと隠す。
『人は誰も傷つけずには生きていくことなんかできない。
でも、誰かを傷つけた人間はそれを後悔することはあっても、悲しんではいけない。悲しむことが許されるのは傷つけられた人間だけだ』

 明之にとって友という存在は「自分が傷つけてしまったかわいそうな人」
になっちゃったんでしょうかね。
明之という人は、「自分」という存在の実感のない人なのかも。
常に自分をコントロールするくせがついていて、本当の自分自身の感情が
わからなくなっているのかもしれません。
 この離婚が自分自身を発見するきっかけになるといいのですが。

 泣いている友の元へ心配して俊介が現われる。
「一人で泣くな」抱きしめる俊介。
でも、友の「私って幸せだね。玲子さんや俊介さんみたいな友達がいて・・」
という言葉に引き下がる(がっかり?)

 優しいな〜優しすぎて押しが弱いぞ!

 歩道橋の上で何かを吐き出すように叫び続ける明之。
『そうやって俺は、人生のリセットボタンを押した』

 自分でもどうすることもできない重たいものを抱えている明之。
離婚しても簡単には解消しないようです。

 事務所に帰ると梓(奥菜恵)が待っていた。
離婚を知ると「すごいね、私、略奪愛?」
「そういう訳でも・・・」
「どうせ離婚するなら私のことだけで離婚して欲しかった」

 こういう奴だよな〜
自分中心・・・でも、だからある意味一緒にいて楽なのかも。
でも、すっかり恋人きどりの梓に明之は引かないのでしょうか?続きを読む

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2005年11月25日

「今夜ひとりのベッドで」第六回

 携帯電話の偽装がばれて、「出てって!」と友(瀬戸朝香)に言われてしまった
明之(本木雅弘)。
 梓(奥菜恵)に「ばれました。ずるい友達は終わりです」
「わかりました」

 梓にメール打つなんて、一大事なのに余裕あるね〜、明之。
しかし、夫婦喧嘩をした場合、自分が出て行く人もいると思うんだけど、
友の場合は、明之を出すんだね〜

 玲子(羽田美智子)に呼び出され小料理屋で会う友。
「心配になっちゃって〜」
そこに、明之、俊介(佐々木蔵之介)ペアも現われるが、玲子に追い払われる。
 居酒屋難民になった明之と俊介、歩いているうちに梓とばったり会うが、
黙ってすれ違う。
『俊介がいなければ間違いなく振り返っていただろう・・』

 この玲子さん、謎ですよね〜
ホントに友のこと心配してるのかどうかも疑わしいし・・・
単なる興味本位なのか、天然なのか、実は恐ろしく悪い性格なのか・・・よくわからん。
 明之の心はどんどん梓の方に傾いていってますね。
梓の小悪魔的魅力よりも、明之自身の中にあるものが梓によって明らかになってきている、それを見たいがために梓と関わっているところがあるのかもしれません。

 明之の事務所に突然現われる梓。
帰そうとするが、胃の痛みで倒れ救急車で運ばれ入院するはめになる明之。
入院手続きも、必要な買い物もすませる梓。
 次の日、友が来て備品を揃えようとしたらもう揃っていた。
きちんとたたまれた買い物袋を見て女性の手を感じる友。

 これってやっぱりわざとですかね。
梓は友に自分の存在を知らせたいんでしょうか。
何か事が梓に都合のいいように回ってるって感じですか・・。

 明之は精密検査を受けることになるが、友に心配をかけたくなくて言えずじまい。
退院の日、食事の準備をしている友のもとへ「仕事があるから事務所に泊まる」と
言うメールが。落ち込んでる時に必ず現われる男、了(要潤)と会う友。
 しかし、自分の相談をしても、明之のことが頭を離れない友にいらだち又してもケンカに。
「アナタはホントのあいつのこと全然わかってないよね。
一瞬優しそうに見えてすごい冷たい目をする奴だってこと」
子供の時、初めて兄弟の対面をした日のことを語る了。
「明ちゃんはそんな人間じゃない!」
「知ってるのはアンタの知ってる顔でしょ。
あいつはアンタにホントの自分を見せないでごまかしてるだけ。
アイツは家族なんてものには、夢も希望も持ってなくて重いだけだと思ってるような奴なんだよ!」

 了の知っている了の目から見た明之と友の知っている明之は違うようです。
どちらも明之なのですが、本当の明之はどこにいるのか・・・不安になる友。続きを読む

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2005年11月18日

「今夜ひとりのベッドで」第五回

 警察まで了(要潤)を迎えに行った明之(本木雅弘)は、友(瀬戸朝香)のことで
意味深発言をした了になぐりかかる。
「オマエのことを弟と思ったことはない!だから友に、俺たち2人に近づくな!」
ふてくされた了は、
「もしかして、アズ(奥菜恵)にこれが最後だからって言われた?(ドキッとする明之)じゃ、それが始まりだよ」にこっ!

 うーむ、この了の言葉が十文字梓の怖さを物語ってますねー。
一度絡みとられたら逃げられない?

 さて、ガラスの猫を返しに梓の工房へ行った友だが、梓は涼しい顔で前に2人で作ったグラスを渡す。そして、そのことをさっそく明之にメールで連絡。

 ホントうまいな・・・共犯関係ってことで、特別な関係にもっていこうとしている。すっかり、コントロールされて梓の行動にどきどきしながら従う明之。
まあ、こういう恋愛上下関係は一度できちゃうと変わんないよね〜。

 次の日、お互い秘密を抱きながら何もなかったように話す友と明之。
しかし、微妙に言動をコントロールしながらの会話なので妙な雰囲気に。
『僕らは小さな嘘を数滴ずつ落としていく。
夫婦というコップがその水で充たされ溢れる事がないと勝手に信じて・・・』

 梓と友達の会話。
「女房もちは止めといた方がいいんじゃないの?こじらせると大変だよ」
「こじらせないもん。だって、心は自由でしょ。恋もガラスも自由で
予測がつかないからおもしろいんだなぁ・・・これが」

 なるほど、これが梓の恋愛観なのですね。
ルールが一つあればそれ以外は自由・・・梓の恋はゲームのような感覚なのでしょうか。でも、自由だからこそ苦しむ時もあると思うのですが。

 新作「グリーンペーパー」の装丁の仕事が進まない明之。
事務所でもんもんとしていると梓から電話が・・・
話している最中に地震が起こり、心配になった明之は梓の元へ。
 停電になった工房で「激情」に使われたガラスをかかえてうずくまっている梓。
「守ったよ。私と友永さんをつなぐ唯一のものだから」
ガラスが散らばっている場所から抱きかかえて避難させる明之。 
「ね、私達ズルイ友達になろ?」
結局工房で一晩過ごし、ケガをした梓を病院へ送ることになり、
友の父親のお墓参りに遅れてしまう。

 何で行くかなぁ〜
会わないとか言ってたのに電話にも出るし、会いに走っちゃってるし、
もう、完全に梓の考えるルートに乗ってますよ。
梓の、けなげな言葉につい、引っかかってしまう明之。
まあ、奥菜さんのあの目で見つめられたら、そうなるわな〜
 しかし、子供じゃないんだからさ、病院に送ったら置いていけばいいのに・・・
優しい男って困りもんだなぁ。
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matakita821 at 18:26|PermalinkComments(4)TrackBack(7)

2005年11月11日

「今夜ひとりのベッドで」第四回

 ケンカをした後、友(瀬戸朝香)は家には帰らなかった。携帯電源も切ってあるため連絡がとれない。一人ホテルに泊まった友のもとへ俊介(佐々木蔵之介)が
様子伺いにやってくる。

 ケンカした後は距離をおいてお互いに考える時間をとろうとする。
友はすごく冷静な女性だと思います。俊介の愛情はそっと、つかず離れずに友を優しく見守ることでしょうか。

 今回俊介の口から友のデビュー作の小説の内容が語られました。
「家出が趣味の女の子」そんな題材を選ぶあたりと、明之が友には帰る実家も兄弟もいないと言っていた事から友は思いがけず深いものを抱えているのかもしれません。

 舞子(サエコ)の妊娠のことを知った了(要潤)は、友に相談する。
自分のことを「親父に似てるのかもしれない。勝手で感情の赴くままで」
「自分に自信がないのをお父さんのせいにしないの。あなたはあなたでしょ。
きっといいお父さんになるって!」
「何でアンタの前だと素直になれるんだろう。やっぱりアンタが理想の女性だな」
本気なのかうそなのか・・でも、唯一信用出来るのが友の言葉のようですが・・・
相変わらず2人の関係は謎です。

 明之(本木雅弘)は手紙で梓(奥菜恵)に別れを告げる。
そして、友の職場が終わるころプレゼントを持って迎えに行く。
食事をしながら梓のことを「がんばれって気持ちで抱きしめちゃいました」
「わかった、許そう。私もごめんね、了君のこと」

 本当にかわいい奥さんですね、友は。
いろいろ言いたいこともあるにもかかわらずに明之の言葉を受け入れようとしている。
でも理性的でものわかりよすぎて不思議な面も。
 だから逆に明之は、野生的で本能のままに生きているような梓に惹かれるのかもしれません。

 友の言葉を受けて決心し、舞子に結婚届けと指輪を渡そうとした了は、
実はお腹の子は不倫相手の子で相手が離婚したから、もう了は必要ないと言われてしまう。出て行く舞子を追いかけていくと、どっちかというとしょぼいおじさんが
トラックに舞子を乗せて消えていく。

 いや〜、やっとまっとうな生活をしようと決心してみたらこれですよ。
しかも、中年のおやじに持ってかれてしまうとは・・・
まさに男のプライドズタズタ・・・続きを読む

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2005年11月04日

「今夜ひとりのベッドで」第三回

 梓(奥菜恵)の作品を使って装丁に使う写真の撮影が工房で行われる。
何もなかったようにふるまう梓の様子に自分も平静を装うが内心どきどきの明之(本木雅弘)。しかし、俊介からは(佐々木蔵之介)に「何かあったろ?」
 
 一方異動でカウンター勤務になった友(瀬戸朝香)のもとへ了(要潤)が現われて
「(明之)アンタの前では元気なんだ・・・アズのことでいろいろあったからさ・・」と意味深な発言をして去っていく。

 いや〜ものごとは一人だけだと簡単なのですが、いろんな人間の思惑が交錯することによって勝手に複雑になっていきますね〜。
いちおう静観の姿勢をとりながら内心ビクビクの明之に比べてやはり梓は大胆ですな・・もう失うものはなにもないと開き直ってるのでしょうか。

 梓の工房から2人で出るところを了につかまった明之は梓と抱き合っている写真のことで「楽しみにしてたんだけどな〜。いくらで買ってもらえるか・・」
と言われるが、「ガキ。ハグぐらいでいちいち騒ぐかよ」と虚勢を。

 「ハグ」ときたもんだ・・ハグとかって言っちゃう人なんですね明之は・・・
冗談なのかいじわるなのか明之をつつく了ですが、やっぱり弟キャラですね。
取り澄ましている人を見ると兄だろうが誰だろうが、いじってみたくなるんじゃないのかな?

 朝、新聞を取りにきた明之は梓からの手紙を発見。通りかかった久住兄弟から
手紙を必死で隠そうとするが、玲子(羽田美智子)は
「浮気の兆候その1 妻よりも早く郵便物をとろうとする夫」続きを読む

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2005年10月28日

「今夜ひとりのベッドで」第二回

 先週録画するのを忘れてしまったので、ホームページで第一回のあらすじと相関図を見て学習しました。

 さて、明之(本木雅弘)は十文字梓(奥菜恵、しかしすごい名前)にいきなりチューをされてドキドキ・・『妻以外の女性とキスするのは久しぶりだ』

 さて、ときめいたのは久しぶりだから?それとも梓だから?

 梓のところへいちおう侘びを入れに来た了(要潤)だが、
梓に結婚式場の請求書をつきつけられると、
「金ないの知ってるじゃない。払っておいてよ」
しまいには「お前は自分が大事、ガラスが大事、結婚に向いてなかったんじゃ」と
捨て台詞を残して去っていく。

 ひどーー、でも、ダーティな役も合ってますね、要さん。

 請求書を持って、明之のもとを訪れた梓。百万円で自分の作品を買ってよと。
いちおう拒絶した明之だったが、
「捨てられた花嫁がなんで結婚式場のお金払わなきゃならないの・・・」
と、あの大きな瞳で責めるように見つめられ何も言えなくなる。

 もう、罠にかかり始めているじゃないですかー。意外と簡単なんですね。

 その帰りに天神様に秘密を預かってもらおうと寄ってみると妻の友(瀬戸朝香)
も来ていた。手をつないで帰る2人。

 結婚7年目だというのにラブラブじゃないですかー。
梓の話をすると「やっぱり私たちが百万円払おう。彼女は被害者なんだから」
『妻はまっすぐでいい人である。だから僕は妻にしたんだと思う』

 なんでしょうか。世の中には妻むきの女と恋人むきの女がいるといいたいのでしょうか・・。
しかし、友さん百万肩代わりしようなんて、自分は幸せであるという余裕でしょうか?
 
 了の職場を訪ねた明之は、結婚式で了を連れ去った舞子(サエコ)が同じ職場にいることを知る。舞子と結婚する気もあるのかないのか、いいかげんな態度を見てケンカになってしまう2人。梓と何かあったのを敏感に感じた了は
「気をつけなよ!アイツ蝶ちょみたいな女だから」

 この2人は以前にももめたことがあるのでしょうか。
どうやら明之は父親を嫌っていて了はその父親似のようです。

 梓のもってきた作品の写真を見て装丁に使いたいとおもった明之は梓のもとへ。
素直に作品の感動を伝えた明之の言葉にうれしそうな梓を見て思わず抱きしめてしまう。そこに現われた了はその場面を写して逃げる。
おろおろして追いかける明之とニヤリとする梓。
この対照的な2人の態度・・・ちょっと来週たのしみですか。

 さて、おしゃれな世界で生きるおしゃれな大人の恋愛って感じですか・・・。
何かこういうのひさびさですね〜
 本木さんの独白がちょっとうるさいかな〜って気もしますが、
達者な役者さんばかりなので安心して見ていられるかも。

 瀬戸朝香さん、ほんわかしていて優しくて明るくて美しいという
大人の女性の見本のような役がぴったり。
了と過去に何かあったのでしょうか?
義姉という姿勢をくずさないところに逆に秘めたものを感じますね〜

 奥菜恵さん、
芸術家肌で、感情に素直で情熱と冷静さを併せ持っている魅力的な女性。
なおかつ小悪魔・・・こういう人に捕まったら逃げられないんじゃ・・・
って了は逃げたけど。

 要潤さん、
い〜ですね〜
金にも女にもだらしなさそうで、でも仕事はきちんとやってるんですね。
冷酷そうでいて実は熱い思いを隠していそうでアンバランスな雰囲気がいいっす。
やっぱ、かっちょいいわ〜

 サエコちゃん、
「ドラゴン桜」の時は今時の普通の女子高生という役だったけど、
きれいになりましたね。大人の女性になっていってるって感じですか。
多分、了みたいな男についていってもろくな事にはならないと思いますが・・・

 何かどろどろっていうんじゃなくて、いちおうみんな大人って感じで進んでるんで見やすいかも・・・。
しかし、奥菜恵さんってちっちゃいんですね。
テーブルの上に乗っても、もっくんよりちょっとしかでかくなってなかったから
ちょっとびっくり。まあ、そんなことはいいですが・・・

 とりあえず、来週も見たい気にはなりました。

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