「熟年離婚」

2005年12月09日

「熟年離婚」最終回

 先週、また家族で楽しく食事中に洋子(松坂慶子)のトンデモ発言
で、いや〜なムードになってしまった豊原家。
幸太郎(渡哲也)の返事は「俺は絶対に認めない!」

 ま〜ね〜
幸太郎の態度は正しいと思いますよ〜
たった二ヶ月ですからね。ドラマの都合上とはいえ・・。
幸太郎の言っていたように、子供たちだって幸太郎だって辛い思いをして送り出したんだから、甘いっすよ。

 さてMr.ダンディー佐竹社長と洋子さん。
海外研修に行くかどうかまだぐだぐだと言っている洋子に
「今、アナタの前にはいろんな可能性が広がっている!
アナタのことが好きだ!!」

 すごいですね〜50代の告白。
いっそすがすがしいです。

 菊村(真中瞳)が国際ボランティアの試験の申し込み書類をもってくる。
今日中に申し込めば、一月から働けますよ!という誘いに
「今は家族が落ち着かないし」と断る幸太郎。

 いつのまにか家にあがりこんでる菊村さん。
もうそんな仲に?!
幸太郎に早急に答えを出させようとしますが、年よりはそんなに早く
決断しないのよ〜

 洋子のことを心配して職場にやってくる律子(高島礼子)に対して
「自分の環境が変っていくのが不安になったの。
知らない国へ行くとなったら家族と離れるのがつらくて・・」

 ふんとにも〜、この人はいつまで迷い続けるんでしょうか・・

 豊原家でまた楽しいお食事。
みどり(片岡那奈)からは、敦也情報が・・・
この前断った事務所からまた、契約の話が来て今度は結婚も子供も問題なし
なんだって・・・
 口々に洋子とよりを戻したらと言う子供たちに幸太郎は
「この二ヶ月考えて、やっと新しい気持ちになれた。今さら後戻りする気はない。
洋子と暮らした35年と同じくらいの大きな二ヶ月だった」

 ちょっと敦也問題はね〜
納得いかないでしょ・・・そんなうまい話ってあるのでしょうか?
世の中にはそんな話もあるかもしれませんが・・・これもドラマですし・・
それにしても、オイオイ!な展開でしょうが・・・
すぐにみどりのことを認めるんだったら、最初っから認めんかい!
それとも敦也君はそんなに才能あふれる青年なのかしら?

 洋子に電話をかけてこの前のことをあやまる幸太郎。
「お前は今、自分の選んだ道を歩いているんだ。
だから迷わずまっすぐ歩いてほしい」

 いい人じゃないですか〜
普通こんな元妻にここまで言ってあげないですよ。
まあ、立派過ぎて見ている熟年の方にはリアリティないと思うけど。
幸太郎の言葉でやっと海外研修に行くことに決める洋子。

おそっ!・・・アンタ、佐竹社長のお情けがなけりゃ、
とっくに確実にチャンスなくしてますよ。
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matakita821 at 21:39|PermalinkComments(2)TrackBack(3)

2005年12月03日

「熟年離婚」第八回

 職探しが難航している幸太郎(渡哲也)、昔の取引先を頼って
「橋にかかわっていければ・・」と頼み込む。
 帰りに建築関係の現場で働くみどり(片瀬那奈)の彼敦也に偶然会う。
「デビューできたとしても成功するとは限らない。
うまくいくとは限らない、そういう世界ですよね。
ちゃんとした職に就く気はないですか?」
「何の権利があって僕の生き方に干渉するんですか?!
自分だって仕事ばかりで子供に見向きもしなかったんでしょ」

 まあ、一生懸命やってるのに「ちゃんとした職に」とか言われるのも
ムカつくだろうけどさ・・・
この敦也さん、どうしてみどりがそこまで執着するのかよくわからんですよ。

 事務所が決まりそうな敦也は、みどりに借りたお金も返して、
事務所の方針で結婚は当分できそうもないと伝える。
みどりショーーーック!

 まあ、そういう男だと思ったよ。
結婚は何年先になるかわからないなんて、中途半端な言葉。
まだはっきり別れると言ってくれたほうがマシですよ。

 菊村と会った幸太郎が期待していた就職が見送りになったと話すと、
ボランティアだが橋の補修工事に関われる仕事があるという情報が。
 体調の悪いみどりは敦也を家に呼び出す。
そこに洋子(松坂慶子)がやって来て、敦也を問い詰める。
さらに、幸太郎も帰ってきて・・・こりゃ、逃げるっきゃないでしょ・・

 私がみどりだったら、罠にかけたみたいでちょっといたたまれない感じですが・・

 しかし幸太郎「この問題は2人にまかせるしかない。これはみどりの人生だ。
みどりが自分で決めるしかない。アイツが父親としての責任を果たせない
男なら俺が守っていくつもりだ」
 な〜んか、このドラマのキャラクターって、その回によって人格が微妙に変っているような感じなんだよな〜
180度とかじゃなくて60度ぐらいっつーか・・
 まあ、幸太郎も洋子に対する場合と子供に対してじゃ言うことも違ってくるのかもしれないけど、何かスッキリしない感じが・・・。

 風邪で熱が出ていた洋子は豊原家で休む。
「お父さんに看病してもらったの初めてかもしれない。
お仕事って大変なんですね。お父さんは私より責任の重い仕事だったから大変だったのね・・・」

 そんなこと自分が実際に体験してみなくても、一緒に生活してたらわからないかな〜?
結局自分も幸太郎と同じで、相手の大変さなんて考えなかったってことなんじゃ・・・

 出勤した洋子は佐竹社長から海外研修をまたしても進められる。
「今は自分が一番やりたいことのために時間をつかうべきだと思います。
その時間を僕に預けてくれませんか?残りの時間をあなたと歩いてみたいんです」


 うーーむ、結局、洋子の自立はこの人の好意によって成り立っていたってことだよね?
佐竹さんが雇ってくれなかったら離婚して生活することも難しかったし離婚話を進めることもできなかった。
困った時の善意は本当にありがたいものだけど、こういう好意が前提になっている自立じゃ先行き不安だよな〜

 一人で子供を生んで育てる決心をしたみどり。
「お父さん、好きな人と別れるってつらいことだね・・」
どうすることもできず見守る幸太郎。

 お父さんにこういう話ができるなんて、もともと仲が良かったんでしょうね。
してみると、洋子以外とは心が通じてたのか?
働いていた時の幸太郎と家族はどんなふうだったのか回想とかで入れてほしいですね〜 続きを読む

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matakita821 at 16:40|PermalinkComments(0)TrackBack(2)

2005年11月26日

「熟年離婚」第七回

 豊原家に聡美(桜井幸子)親子が引っ越してくる。俊介(徳重聡)と仲のいい
健志を見て、舞は寂しそう。
その様子を見て律子(高島礼子)に善三(西村雅彦)と復縁するよう諭す幸太郎(渡哲也)。
「離婚してから後悔しても遅いんだぞ」
「お父さんは後悔してるの?」

 子供にとっては大好きなお父さんだもんね・・・
でも、律子の気持ちはそんなに簡単にリセットできないっすよ。

 善三は俊介の先輩の事務所にまで現われて、律子との仲を取り持ってもらいたいと訴える。
さらに、幸太郎が職探しをしているという情報を得ると、幸太郎に自分の会社の役員になって欲しいと頼む。
律子との話し合いの場を作って欲しいと泣きつく善三に
「男としての責任と夫としての誠意を見せるしかないんじゃないか・・・」

 むずかしいわ〜責任って?誠意って?よく考えると抽象的なんだよね〜
多分幸太郎にもわかっていないんだと思うわ〜
 しかし、善三、仕事が滞るから律子に戻ってほしいのでしょうか?
単に仕事のパートナーとしてだけの執着だったら、止めて欲しいですよね〜

 またしても、菊村に旅行に誘われる幸太郎。
「恋人でもない男女が一緒に旅行するのは・・・」
「だったら、なっちゃいますか・・?」
児玉(小野武彦)との飲み会にもついて来る。

 積極的ですね〜アメリカナイズされてるから?
こういうタイプには慣れていない団塊の世代に猛烈アタック!
押しに負けたら、ふらふらと婚姻届にもサインしちゃいそう?

 父親恋しさから情緒不安定になる舞、イライラがとまらない律子。
学校で使うハーモニカがないといって家に探しに戻るがそれは舞の嘘だった。
「パパと一緒にいたいの!パパのそばにいたいの!」

 かわいそうだけどね・・・

 律子が、事務所の外から善三をのぞいていると青山がやってきて
我が物顔で椅子に座る。思わず出て行ってどなる律子。
「何か目的なのよ!借金かかえてさえない中年男のどこがいいのよ?!」
「そう思うんなら、ほっといてくれたらいいじゃないですか」

 ホントにね〜どこがいいんですかね〜
執着だけでしがみついてもむなしいだけだと思うんだけど。

 佐竹社長と食事をする洋子(松坂慶子)。
ヨーロッパ研修旅行を断る。「私は今の状況で満足しているんです」
「僕はあなたの力になりたいんだ!」
そこにやって来た幸太郎と菊村カップル。
堂々と2人に挨拶する菊村。何となく気になる洋子。

 洋子さんは真剣に働きたいのでしょうか?
なんだかお仕事ごっこしたいだけなのでは?
せっかくのチャンスだと言うのに・・・
家族がどうのとか言っていましたが、自分が乗り切れないだけなんじゃ・・・続きを読む

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matakita821 at 22:07|PermalinkComments(4)TrackBack(3)

2005年11月19日

「熟年離婚」第六回

 ついに離婚届けに判を押した幸太郎(渡哲也)。
心配で食事を作って、豊原家にやってくる律子(高島礼子)とむりやり連れてこられた善三(西村雅彦)。
 常に強気な律子の態度に浮気の心配を口にするみどり(片瀬那菜奈)だが、
「あいえないわよ!あの人には私が必要なの」

 あら〜自信満々ですね〜
でも、ぼろぼろになったバッグを「善三だってがんばってるのに」と買い換えない
けなげな律子。でも、しっかり者すぎるのが、弱い善三には苦しいのかも・・・

 洋子(松坂慶子)から「離婚届を提出しました」という簡単な手紙が届く。
幸太郎は英会話教室の菊村とだんだん打ち解けてくる。

 この菊村さん、やたらと「バツ一同士」を強調したり、一緒に旅行に誘ったり、
かといって幸太郎が意識したような発言をすると、
「私達いくつ離れてると思ってるんですか〜?!」って、
アンタ、どういうつもり?傷ついた幸太郎をもてあそぶつもりかい?

 業者の青山が迎えに来て、Aスタイルの佐山と打ち合わせがあると言ってでかけた
善三。書類を忘れたので律子がAスタイルに届けると、そんな予定はなかった。
あやしいと思っていた青山との浮気を確信する律子。
 帰って来た善三を問い詰めるが、いいのがれようとするばかり。
次の日、律子は幸太郎に相談しているうちに泣き出し、「離婚」を口にする。

 あんなに信頼していたのに裏切られてしまって、心は正反対の状態に。
よっぽど安心していたんでしょうね。

 一方、聡美(桜井幸子)の元夫のストーカー行為がひどくなり、
俊介(徳重聡)は、聡美と健志の身を心配する。
 聡美の店で律子のことを相談する幸太郎と洋子だか、律子のことを
話しているうちに微妙にお互いを責める雰囲気に。

 「そんなことで簡単に他人に戻れるなんて・・・私が幸せだったのかもしれない」
って、アンタ、娘の不幸話で自分の幸せ確認かい?
どうも、この、洋子さん、結局世間知らずのおばさんなんじゃ・・としか・・・。

 突然、出かけた善三を尾けた律子は、デパートで青山にバッグを買ってやる善三の姿を見る。
 金策で奔走していたころから青山と付き合い始めたていたことを知り、さらにショックを受ける律子。

 これは、ひどいですよね〜
金策に苦しんでると思って妻が奔走してたのに女と付き合っていたとは・・・意外と器用だったんですね、善三さん。
 しかし、青山さん、奥さんと戦う気まんまんの典型的な愛人じゃないですか〜
「奥さんにも原因があるんじゃないですか〜」なんて・・
若さって恐ろしいわ・・・。続きを読む

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2005年11月12日

「熟年離婚」第五回

 洋子に何も言わずに帰ってきてしまった幸太郎(渡哲也)は律子(高島礼子)に責められる。「佐竹社長に仕事の世話をしてもらっていい?」と聞かれるが、
自分が何とかすると答えるのみ。せっぱつまった律子夫婦は洋子に頼んで
佐竹社長に仕事を世話してもらう。

 まあねぇ、会社がつぶれるかどうかの瀬戸際ですからね。
父親の面子になんてかまっちゃいられないか・・・

 佐竹、洋子、小林夫婦が話し合っている場面に喜久枝(草笛光子)が乗り込んでくる。
「亭主の面子をつぶして楽しい?!」
さらに、佐竹を見て「やっとわかったわ。離婚の原因」と勘違いをして去っていく。
家に帰ってからも喜久枝の勢いは止まらない。
「あ〜なさけない!どうしてそんな男になっちゃったのかしらね!」
幸太郎に非難の矛先が・・・

 恐ろしいわ・・・自分の感情の赴くままに人の職場にまで出かけていくなんて。
おまけに幸太郎を一番傷つけてるのは母親のあなたでは・・・

 聡美(桜井幸子)の元夫が子供の親権を渡せとやってくる。
そんな頃、俊介(徳重聡)は仕事に行く自分の代わりに健志を預かって欲しいと幸太郎の元へ連れて来る。
 最初は「そんなことはうちには関係ないんだ。聡美さんの問題だろう!」と
つっぱねようとした幸太郎だが、健志がかわいそうになってけっこう親身に世話をする。
 喜久枝は「あんまり情をかけると俊介に強いこと言えなくなるわよ」

 も〜けっこう反抗的なくせにやっぱり親に頼ってくるのね、俊介も。
でも、幸太郎もやはり暖かい人なのですね〜
しかし、喜久枝の言動にはムカムカするぞ。
子供を引き取りに来た聡美に離婚の理由とか聞いたりするし・・・
しまいに「理解できないわね〜聡美さんも洋子さんと同じね・・・」
全ては憎い嫁サイドの人間に見えるのでしょうか・・・コワ・・・。
 幸太郎の、先回りして失敗を経験させないようなやり方は喜久枝から
きていたのですね〜

 幸太郎は、喜久枝と話しているうちに、洋子が自分にだまって
喜久栄にお金と陶芸道具を送っていたことを知る。
幸太郎からだと思っていた喜久枝はいろんな意味でショック・・・・。
 洋子の職場を訪ねて二人で話し合う。
「私は何かないとつらいんです。だからお母さんにも楽しみをもってもらいたいと
思って・・・」
「言ってくれればよかったのに・・・」

 喜久枝の怒りの矛先を向ける場がなくなってしまったわ・・・
しかし、母親に送金する、そんなことすら話し合う時間もなかったのでしょうか。
ずっと待ち続けた洋子は、ある時期から話し合うという気を捨ててしまったのでしょうね。 続きを読む

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2005年11月05日

「熟年離婚」第四回

 洋子(松坂慶子)が出て行ってたった3日で、あっという間に乱雑になる家の中。
まだ幸太郎(渡哲也)は、離婚届に判を押す気になれない。
いちおう英会話教室に通ってはいるが、集中できずに講師の菊村に心配される。

 いつも思うんだけど、会社辞めたのに幸太郎びしっとスーツ着てますよね。
よくエプロンかけたまま外出している主婦がいるように、幸太郎もスーツというユニフォームを脱ぐことができないのでしょうか。つーか、どんな服着たらいいかわからない?

 山梨から幸太郎の母の喜久枝(草笛光子)が退職のお祝いにやってくる。
洋子と仲の悪かった喜久枝の反応を恐れて律子(高島礼子)たちは離婚のことを
隠そうとするが、孫の口からばれてしまう。

 エネルギッシュで言いたい事ははっきり言うタイプの喜久枝とおっとりしていながら内に秘めるものある洋子では水と油・・・つーか誰もこの姑にさからえんぞ。

 神経性胃炎と風邪で熱を出して倒れた幸太郎は、菊村に家まで運ばれる。
電話に出た菊村に穏やかじゃいられない律子。
「財産目当ての愛人だったやっかいだぞ」とあくまで金の行方をきにする善三(西村雅彦)。
 単なる講師と生徒の関係とほっとする律子に菊村は
「私、豊原さんのことステキな男性だと思っています」

 あら〜さわやかじゃないですか〜菊村さん。
いっそのこと若くて優しくて自分を尊敬してくれる菊村と再婚したほうが幸せなんじゃ・・・喜久枝の攻撃にも負けなさそうというか、逆にうまく操縦しそうだし。

 倒れたことを律子から聞いて、そっと窓から幸太郎の様子をうかがう洋子。
喜久枝の自分をののしる声に、入るのをやめて去っていく。

 しかし、このおばあちゃん、幸太郎の母親ってことは少なくとも80歳にはなっているはずだが・・・いくつになっても息子はかわいいんだねえ・・
つーか、嫁は息子を奪った憎い奴なのかい?

 幸太郎の体調のこともあって、すっかり豊原家に住む気まんまんの喜久枝。
子供たちは、喜久枝の存在によって洋子がますます戻れなくなることを心配する。
 みどり(片瀬那奈)は勇気を出して鮎川に妊娠のことを告げるが
「ごめん、自信ないわ・・」「お金のことなら心配しないで」とフォローするが
やんわり拒絶される。

 一か八かの勝負にでたみどりでしたが、瞬殺・・・。敗者復活はあるか?

 みどりの相談に乗って、幸太郎の見舞いに来た洋子と子供たちは
久しぶりに洋子の手料理を味わい楽しく過ごす。
しかし、山梨に荷物を取りに行っていた喜久枝が急に帰って来たため洋子とご対面。
「私を追い出して幸太郎を独り占めして!35年間一生懸命働いてきた幸太郎を捨てるなんて!」
「私だって生きがいが欲しかったんです」
「女のくせに生きがいなんて!」
洋子の話をまるで聞く気なしの喜久枝。洋子が幸太郎のために作ったスープも
捨ててしまう。

 うぎゃーー、ひどすぎる。
喜久枝の愛情は逆に幸太郎の心も子供たちも傷つけているような気が・・・
いちおう私も嫁の立場なんで、見てたらムカムカしてきたぞ。続きを読む

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2005年10月29日

「熟年離婚」第三回

 あまりのショックに「いつでも判を押してやる!」と言った幸太郎(渡哲也)に
洋子(松坂慶子)は「わかりました。そうさせてもらいます」とはっきりと答える。

 うーん、こんだけの意志の強さがあったらもっと早くから幸太郎に
ガンガン言ってやればよかったのに・・・

 豊原家は妻は仕事、夫は家で待ち・・という以前と逆の生活に。
そんな時、幸太郎はみどり(片瀬那奈)が妊娠していることに気づく。
たまたま来ていた長女の律子(高島礼子)の紹介した病院へ行くことになり
幸太郎もついていく。結果は妊娠二ヶ月。

 う〜ん、いい年して父親に産婦人科についてこられちゃねー、つらすぎるわ。
でも、幸太郎は娘が心配だからよそ目が気にならないんだろうね。
「まず相手の男と話をしないと。父さんが何とかするから」
またしてもみどりの気持ちより、自分の意志を先行させてしまう。
愛情からなんだろうけど、どんどん勝手に進んでいかれたらそら腹立つわね〜。

 さて、豊原家では長女の夫の善三(西村雅彦)も加わって家族会議。
離婚に際しての洋子からの条件が読み上げられる。
「家や土地の権利は放棄するが、長年の主婦労働の権利として、退職金の半分をもらいたい」退職金を狙っていた善三は失望が隠せない。
 幸太郎は、冷静に「わかった。洋子の要望どうりでいい。だが、せめてみどりの問題が片付くまで待てないか」と言う。

 男らしいじゃないですか〜!
でも、洋子にしてみたらなりふりかまわず止めて欲しいのでしょうか?
この洋子、みどりにも「お母さんにできることがあったら何でも言って」とか言ってますが、な〜んかあんまり愛情が感じられないような・・・
 エキサイトしがちなドラマを見続けたせいで、抑制された演技というものにものたりなさを感じるようになってしまったのでしょうか。
 
 一方、みどりの相手のアパートを訪ねる幸太郎だが、
相手のあまりのしょーもなさに怒りでつかみかかってしまう。
 疲れきって家に帰って来た幸太郎は俊介(徳重聡)が聡美(桜井幸子)のもとへ
行こうとしているのに気づき「まだいいように使われてんのか!あの女に」と
渇を入れるが「男なら弱いものを守ってやれって教えたの親父だろ!」
と言われてしまう。
 されに、みどりにもどなられたあげく「目標があるうちはがんばれってお父さんの口癖だよね」と責められる。

 家族全員から、過去の言動を持ち出されて責められる幸太郎。
でも、何も言い返せないということは、幸太郎の言葉は現実に則したものではなかったということなのでしょうか・・。
 それにしても、娘に対してよりも息子に対しての方が感情的になってしまう幸太郎。男親が息子に期待する気持ちというのはそんなに強いものなのでしょうか。

 今度は聡美の店にやってきた幸太郎、その店で職場の歓迎会から流れてきた社長の佐竹と一緒の洋子と会ってしまう。
幸太郎は、帰宅してきた洋子に離婚の原因は佐竹の存在だろうと
発言して洋子を怒らせてしまう。
 キレた洋子は「私はあなたの何ですか?!心の通わない相手が一緒にいるより別れたほうがいいです。土曜日に出て行きます!」

 佐竹と会ったのに退職した幸太郎には渡す名刺もない。
ちょっと屈辱・・・でしょうか。それに、原因は自分ではなくて他に好きな人ができたと考えるほうがわりきりやすい?どっちでも傷の深さは同じか・・・。
 洋子のこの態度は、本音は「心を通わせたい、通わせたかった」ということなのでしょうか。

 洋子の引越しの日、幸太郎の机の上に渡せなかった指輪を見つけた律子は、
渡すよう言うが、渡すことはできなかった。
「じゃ・・・」「それじゃ」
洋子がいた部屋の机の上には家の鍵と離婚届の入った封筒だけが置いてあった。
『35年間つれそった妻とのあっけない別れでした』

 いや〜私が甘すぎるのでしょうか。
いちおう35年間一緒の釜のめしを食った仲間じゃないですか。
なのに手紙らしきものもなし・・・?
そのわりに思わせぶりなことを言ったり、それほど覚悟ができているふうでもないし・・・
洋子の恨みはそれほど深かったのでしょうか。
 何かもっと自分は妻側に立っちゃうかな〜とか思っていましたが、
回を重ねるごとに洋子の言動に違和感というかストレスすら感じるように。
むしろ、渡哲也の方を応援したくなってきたぞ。 

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2005年10月21日

「熟年離婚」第二回

 さて、離婚話をカミングアウトした後、洋子(松坂慶子)は
「新居が見つかるまでは家庭内別居ということで・・」と宣言する。
幸太郎(渡哲也)には、離婚したい理由がさっぱりわからない。

 いや〜すごい堅い決心ですね〜
次の日から食事も作らなきゃいっさいの面倒もみない、単なる同居人扱い。
すごいっすねぇ・・・よっぽど恨んでいるのでしょうか。
なかなか、ここまで思い切ることはできないと思うのですが・・・

 台所で、初めて食事の用意をする幸太郎だが、うまくいく訳もない。
ゴミ出しをしても、分別が出来ていないと近所の爺様に指導されてしまう。
 今まで仕事一筋で、会社じゃいい位置にいたのに、主夫界ではまったくの素人、
一から教えていただきますというぐらい腹をくくらなければ無理でしょ。

 幸太郎の退職金を狙っている長女の夫善三(西村雅彦)は、離婚されたら割り当て分が減るとばかりに、フォローに来て、料理の仕方や掃除の仕方を指導し始める。

 いや〜なんかこのこずるい夫役の西村雅彦さん・・・何だか嫌な役で、見ていると悲しくなってしまいます。もちろん、達者な方なのですが・・・

 洋子は部屋探しや仕事のことで帰りが遅いのに、夕食の準備をして待っている幸太郎。今までとまるっきり逆の生活になってしまう。
手には「定年後の居場所を作る」という本が・・・。(うう・・・)
 しかし、帰って来た洋子には「余計な事しないでください」とピシャリ。
離婚の理由を聞くが、「長い時間をかけて少しずつ重なっていったの・・。(自分の)両親が来た時も、ほったらかしだった」と過去の一例をあげるが、
幸太郎は「仕事が忙しかった」と過去を振り返る気などまるでなし。
「私はあなたの部下じゃないんですから、自由にさせて下さい!」と言われてしまう。

 うーーむ。
やはりね、急に話し合おうとしてもだめなんですよ。
話し合い方の歩調みたいのが合うのにも時間がかかるんですから。
あくまでも過去にあったことを言いつのる洋子に対して、
過去よりも未来のことを考えようという幸太郎では、まるで正反対。
まあ、幸太郎もちょっと都合がよすぎるじゃござんせんか・・・とは思いますが。
 娘(片瀬那奈)からも反省したほうがいいよと言われるしまつ。

 頭の中が、会社中心仕様でずっと来てるからねー、
ほら男性の脳と女性の脳は違うらしいから、そんなに簡単に切り替えられないんじゃないですかねー。

 さて、主夫となり、掃除に励んでいた幸太郎は娘の部屋で彼氏との熱愛写真を発見してカーーーーッ!しかし、思い立って日曜に昔のようにバーベキューパーティを
企画するが誰も参加しない・・・。(寂しい、寂しすぎる)
 そこで、長女の家に行って見たら、
自分以外のメンバーが揃って長男(徳重聡)の恋人紹介パーティが開かれていた。
ガーーーン!!
 怒りにまかせて、連れ子が成長すれば実の親子じゃないんだからうまくいくわけない!と暴言を。そこでまた洋子が昔の話を持ち出してモメモメに。

 いやー桜井幸子さんも、この一族の一員になるのがためらわれる修羅場。
しかし、幸太郎の先へ先へと回って(幸太郎の言う)失敗を避けさせようという
やり方、いかがなものでしょう。
 そんなもん、やってみなきゃわからないじゃん!と見ながら思わず感情的になっていきます。

 ところで、このドラマの間に渡さんが出演しているCMが次々と流れ、
深刻でサビシー場面なのに、日本酒飲んで盛り上がっていて、
オイオイ気楽に酒なんか飲んでいていいんかい?!と憤ったり
「予想のつかない世の中だから!」と保険の宣伝をしている渡さんを見て、
確かに急に離婚話されるんだから、そうだよなーと思ったり、
これって、どうなんでしょうかね・・・何かまぎらわしくないかい?

 幸太郎は、元同僚に「妻の復讐だな。今まで通り、外で働いて家では何もしないで給料だけはこんでりゃいいんだよ」と言われるが納得できない。
 家に帰ると、娘の鞄の中から避妊具を発見、またカーーーッ!!
具合が悪くて横になっている娘に説教を。

 まーーー、これは、日本人のこの年代のお父さんだったらこういう反応でしょうよ。
二十歳すぎた娘を問い詰めるっつーのもアレだけど・・・
 
 昔、ブルック・シールズの主演していた映画で「エンドレス・ラブ」というのが
あったんですが、その中で主人公のブルックと男の子が始めて自分の家(親が家に居る状況でそうなるってのがまず理解できんが・・・)で愛し合う場面があるんですが、
そこに彼女の両親が通りかかって「あら・・・」って感じになるんですが、
夫婦で微笑みあってその場から去っていくのです。
 その場面を見た時、『ひぇーー!!やっぱ外人は違うな〜』とびっくりしたもんです。まあ、それは置いといて・・・

 そこに帰って来た洋子にまた「お前の育て方が云々・・」とやってしまったものだ
から、またしても戦いが・・・
この2人、どんな事も自分達の話にしちゃって娘や息子のこと、真剣に考えとんのか?という気も・・・。
 幸太郎の口から思わず「俺の35年間はいったい何だったんだ・・・」
「明日にでも離婚届を持って来い!いつでも判子を押してやる!」と。

 あ〜あ〜言っちゃったよ。洋子の思う壺だったりして・・・
渡さん、仕事一途で生きてきた不器用なお父さんを好演しています。
何か頑固さがすごいリアルで、見てたらたまにぶっ飛ばしたくなりますが
いいんじゃないですかー。
 松坂慶子さん・・・というよりも、この洋子という女性の生き方には
まるっきり同調できませんが、こういう人多いのかもなーと思わせます。
 高島礼子さん、夫をうまく操縦してがんばっている普通の女房役、いい感じです。
どんな役をやってもこの人の強い意志が感じられます。

 見ていると悲しい気持ちになりますが、来週も見ます。
 

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2005年10月14日

「熟年離婚」第一回

 さて、「熟年離婚」まあまあのスタートではないでしょうか・・。
しかし「熟年」という言葉「平成」と同じぐらい私の中ではしっくりこない言葉です。

 ドラマは豊原幸太郎(渡哲也)の語りで進んでいきます。
定年退職の日、枕元には妻からの「35年間お疲れ様」のメッセージが・・・
「38年間だろう・・」ともうすでにすれ違いが。
妻は結婚してからの年数で35年とカウントしていたのです。

 渡哲也は、いかにも頼りになりそうな上司という感じ。退職の挨拶の後、部下達が
エレベーターの前まで見送るし、元同僚もわざわざ駆けつけるという人物。
 妻の洋子(松坂慶子)は専業主婦で子供三人を育てた、料理上手でいかにもいいお母さんという雰囲気。
 かなりふくよかになられたようですが・・・これは役づくりのため?
いったいいくつの設定なんだ?よくわからん。50代ぐらい?
長女の高島礼子といくつ違うんだろ・・・

 事前に長女に離婚の意志をそれとなく伝えたあったので、子どもたちは集まって相談を。しかし、父親を思いやってのことではなく、みんな自分が父親の相手をしたくないという理由から母親を引きとめようとしているらしい。

 しかも、長女の夫(西村雅彦)は自分の仕事の資金繰りがうまくいかないため、
父親の退職金を狙っている。

 この西村雅彦さんの役・・・妻の両親を心配しているような口ぶりだけど、
実はどうでもよくて退職金だけが心配という設定・・・
あまりにもありがちというかどうでもいい役というか・・西村さん、やはり三谷さんのもとを離れたのは失敗だったんじゃないかしら?続きを読む

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