「それでも、生きていく」

2011年09月16日

「それでも、生きていく」 第11話(最終話) 光の方に向かって・・・

 まぁ、この二人らしい最終回だったような・・・
終わってみて、この物語は文哉でもなく、響子でもなく、やっぱり洋貴と双葉のものだったんだな〜と再確認したという・・・

 しかし、双葉がそこまで責任を背負うことないように思うけどなぁ・・・・
このドラマを見ていて思ったのは、「家族の責任」ということ。
家族が殺人者になってしまったこと、そして自分の罪に全く向き合おうとしないこと、何の反省もしていないこと。
それは家族全員が背負うべきものなんだろうか・・・

 駿輔(時任三郎)は、これからの人生を文哉が罪を認識し、償いへと向えるよう支えて生きていくことに決めた。
もし、私の子供が罪を犯したら、私も、そういうふうに育ててしまった自分の責任を感じ、共に償いの道を探していくと思う。
多分、20歳を過ぎていても、30歳になっていても、そういう気持ちになると思う。
それは親として自然に湧き上がる思いではあるんだけど、それに疑問を感じる自分もいる。
罪ははあくまで本人が背負うものであって、肩代わりすることはできない。家族はそれを支えることしかできない。

 これは私の家族に対する思いが希薄だから思うんだろうか・・・
親なら、家族なら、共に罪を背負うのが当然なんだろうか・・・
って、気づけば、わたしゃ、被害者家族よりも加害者家族サイドで見てるよ・・・
(´∀`;)
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2011年09月09日

「それでも、生きていく」 第10話 対決の果てに

 双葉の飛び蹴りが決まった・・・・(゚ロ゚」)」
警察署へと向かう文哉(風間俊介)の背中に飛び蹴りした後、双葉はいつまでも殴り続けた。
できるものなら、この痛みで人間性を取り戻して欲しいと願いながら。

 でも、戻ることはないと思う。
双葉(満島ひかり)が気付かなかっただけで、文哉はずっと今の文哉だったのだから。
心をなくしてしまった人間・・・それがたまたま兄だった。だからこそ信じたくなかった・・
ま、ここで、人間性を取り戻したら、逆にドラマ的に混乱呼ぶし・・・・(´∀`;)

 振り返ってみましょう・・・
洋貴(瑛太)から逃げた文哉は自分の母親雅美の実家がある因島へと向かいました。
で、その村上家にたどり着いた文哉は納戸で母の思い出の品を探すのでした。

 娘の死後、三崎家とはまるっきり縁が切れたのか、文哉が15年前に起こした事件も知らなそうな祖父母たち・・・
コレは、ありえないんじゃ・・・(´゚д゚`)
あれだけの事件なら、マスコミは当時、母親の実家にも絶対行ってるだろうし。
てか、今回、警察の影が全く見当たらないのにも首をかしげたぞ。

 そして、駿輔( 時任三郎)から双葉たちの母親の実家の場所を聞いた洋貴も因島へ。
双葉も別ルートから、兄を追って因島に到着しております。
狭い島なのか(文哉には会えないのに)すぐに双葉に会えた洋貴は、彼女が持ち出したナイフを取り戻しました。
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2011年09月03日

「それでも、生きていく」 第9話 心はどこにある?

 「心って、大好きな人からもらうものだと思うんです。
僕は亜季から心をもらいました。父から心をもらいました。母から心をもらいました。
人を好きになると、その人から心をもらえるんですよね。
それが、心なんですよね。
遠山さん・・・あなたからももらいました。ちゃんとあなたからもらったの、僕、持ってます。
だから・・・何ていうか、復讐より大事なものがあるんじゃないかって・・思って・・・」洋貴

 ならば文哉がもらった心はどこへ行ってしまったんだろう・・
自殺してしまったという母親が文哉の心を持って行ってしまったのか。

 亜季が殺されて、被害者家族として生きているうちに洋貴の心は死んでしまった。
でも、双葉と出会い、関わるうちにその心が戻ってきた。
その心は、父や母や亜季からもらったいろんなものが作ってくれていた。
そして、加害者家族として苦しみ続けてきた双葉からも・・・・
洋貴の心が戻ってきたように、文哉の心も戻ってくることがあるのだろうか・・

 振り返ってみますか・・・(´Д`) =3
文哉(風間俊介)に積年の思いをぶつけた響子(大竹しのぶ)は、どうしても聞きたかったことを尋ねました。
「どうして亜季だったの?ねえ!どうして?!」
「たまたま道で会ったから。別に誰でも・・・」文哉
「ねえ!逃げないで!逃げないで〜〜〜!!」響子

 問えば問うほど虚しくなる・・亜季が汚されてしまうような気がする・・・
そして、その虚しさを文哉がまったく理解できないということが絶望に繋がる。
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2011年08月26日

「それでも、生きていく」 第8話 それぞれの覚悟・・・

 文哉は人間の心を取り戻せるんだろうか・・・人間に戻ることができるんだろうか・・・
彼がどんなきっかけでその心を失ってしまったのかわからないけど、それは取り戻せる類のものなんだろうか・・・
もしかしたら、彼は最初っから持ってなかったんじゃないだろうか・・・と思わせるような展開でした。

 草間ファームに到着した洋貴(瑛太)と耕平(田中圭)は、文哉(風間俊介)が真岐(佐藤江梨子)を刺したことを知りました。
病院に運ばれた真岐の傷は思っていた以上に深く、手術を終えても昏睡状態から覚めませんでした。

 断定はできないけど、文哉がやったとしか思えない状況に駿輔(時任三郎)は打ちのめされる。
この・・・待ってる時間がねぇ・・・・・(  ̄〜 ̄;)
かつての被害者の兄、加害者の父、そして新たな加害者の父(小野武彦)・・・
娘が死ぬかもしれないほどの傷を負ったことを信じたくない、認めたくない五郎は、あえて感情を遮断しているのか、駿輔に対しても、ただ困惑した表情で接し、食事の心配までしていました。
 で、洋貴たちと一緒に真岐のためにパジャマを買いに行ったりしている駿輔。
洋貴達も変なメンバー・・と思ってたんだろうけど、とりあえず自分たちにできることをやろうとしていました。

 文哉の事件は三崎家、深見家にそれぞれ伝えられました。
双葉(満島ひかり)は『ふかみ』に居て、響子(大竹しのぶ)と食事をしていたんだけど、そこに文哉から電話が・・・
 文哉は自分の行動を双葉に肯定して欲しかったのか、一緒に逃げるつもりだったのか・・・
唯一すがることができる存在の双葉から「深見さん」を連発され、オマエはそっち側かよ・・と思ったのか・・・
「オマエが嫌だっていうから、こんなことになったんだ。双葉のせいで、また、人を殺した」と告げたのです。
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2011年08月19日

「それでも、生きていく」 第7話 心の闇について・・・

 何だかエライ騒ぎになっちゃったけど、真岐(佐藤江梨子)は刺されちゃったのかい?
と言っても、どうせ真岐が一人で騒いでごちゃごちゃやってるうちに刺さっちゃったんでしょ・・?
(どうしてもサトエリに優しくなれない私・・・・(∀) )
母親として子供を守りたい気持ちはよくわかるけど、あの、手のひら返しの激しさと最初っから疑って包丁持って文哉を詰問ってのを見ると、ちょっと文哉が気の毒になるぞ。

 そして、まだ草間ファームで働いていた紗歩(安藤サクラ)・・・・(´゚д゚`) すごいな・・・
わたしゃ、悠里に近づいて行ったから、誘拐でもして金をせびろうとしているのかと思ったら、普通にバトミントンしてあげてたから、コレまたびっくり。
気さくないい姉ちゃんじゃん・・・
 暴力衝動にかられた文哉(風間俊介)に手を金槌で叩かれたようだけど、それだけですんだなんてラッキーだよ。
アンタの今までの態度からいくと、頭かち割られる状況も十分あったからね。

 来週は、情報を得た洋貴(瑛太)と耕平(田中圭)、駿輔(時任三郎)らが草間ファームに集結。
洋貴は胸にナイフを忍ばせているけど、この騒ぎで利用する機会はないと思われ・・・倒れた拍子に自分に刺さらないか心配だよ。

 さて、振り返ってみますか・・・
文哉の担当看護師だった東雪恵(酒井若菜)を追いかけた洋貴は、彼女を連れて「ふかみ」へと戻りました。
で、待っていた響子(大竹しのぶ)と耕平と共に、彼女が知っていることを話してもらいました。

 雪恵が医療少年院にいた文哉と出会ったのは9年前、文哉が退院する1年前のことでした。
その時点で、文哉への治療はほぼ終了しており、「罪を悔い改め社会生活を送れる」と判断されていたらしい。
でも、文哉自身はそう感じていなかったようだし、側にいた雪恵も「更生している」とは考えなかったようです。
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2011年08月12日

「それでも、生きていく」 第6話 招かれざる客

 いやいやいや・・・ここまで嫌らしく壊れた女を演じることができる女優がいるでしょうか・・・
思わず殺したくなるような破壊力・・・やっぱ安藤サクラはスゴイよ。
「この人の金取って、何が悪いのかな・・・人殺しの金取って、何が悪いのかな!!
この人さ、ホントの名前、三崎文哉っていうの。
中学の時、7歳の女の子、殺してんの!女児殺害事件犯人の少年Aなんです!」

 この言葉の毒が、それぞれの心の奥に隠していた闇を引きずりだし、薄い膜一枚で保たれていた穏やな世界を変えていく。
何て簡単なんだろう・・・・
 でも、私だって自分の子が抱かれている相手が人殺しだと知ってしまえば、すぐに引き離すと思う。
「今の彼」をよく知っていると思えるならまだしも、真岐(佐藤江梨子)は家に戻って来たの最近だろうし。
てか、「人殺しだった」と聞かされて、自分は文哉のことを本当は何も知らなかったんだと気づいたんだと思う。

 さて、振り返ってみますか・・・
戻らない双葉(満島ひかり)を心配して隆美(風吹ジュン)が「ふかみ」にやって来ました。
で、響子(大竹しのぶ)と対面することになってしまったわ〜

 てか、この隆子、事件以来の対面だろうに何か無造作すぎるというか・・・(;´゚∀゚`)
双葉のことが知りたくて洋貴(瑛太)に会いにきたってのはわかるんだけど、
ぼーーーっとしすぎるというか〜〜何か言うことがあるようにも思うが〜
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2011年08月05日

「それでも、生きていく」 第5話 居場所を求めて・・・

 「私が言いたいことはひとつしかないの。
あたしが言いたいことは・・・ず〜っと、ひとつしかないの・・・
亜季を返してって。亜季を返してって・・・亜季を返してって・・・
あたしが言いたいことは、ひとつしかなかったの・・・」

 15年の間、心に蓋をして、亜季のことを考えないように生きてきた響子(大竹しのぶ)でしたが、表面上穏やかに取り繕えば取り繕うほど、心の中は深く黒くなる自分を意識し、苦しんできました。
「みんな、私と同じ目に合えばいいのと思って、ずっと生きてきました。
優しくされると、あんたに何がわかるのって思いました。
子供連れた母親見ると、疎ましく思いました。
前向きに生きようって言われると、死にたくなりました。
あぁ、ダメだダメだ、人を愛そう、前向きになろう・・・そう思った5分後にみんな死ねばいいと思ってました。
母親から子供取ったら、母親じゃなくなるんじゃなくて、人じゃなくなるのかもしれません」響子

 鬱屈した思いは普通に暮らしている人達への嫉妬となり、憎しみへと変わり、この世界が壊れてしまえばいいと思ったかもしれません。
人として生きて行くためにその思いを必死で押し隠してきた響子でしたが、洋貴の働きかけによってバランスが崩れ、溢れでてしまった。
 でも、響子が自分自身の人生を取り戻すためにはこれで良かったと思うのです。
鬼のように恐ろしいものを抱えている自分、亜季を殺した男と同じものを持っている自分、そんな自分を直視し、認めるたことで死を意識した響子でしたが、その場所に立って、初めて見えたものがあったのではないでしょうか。
 そして、その事が赦しに繋がるのかもしれません。

 「亜季を返してもらう」という言葉の意味は、15年の間、自分の心の中で消してしまっていた亜季の存在を以前のように心の真ん中に置いて、生きていきたいということだと思うのです。
その為には、亜季を殺した「少年A」に会い、少年の口からあの時の真実を明らかにさせねばならない。続きを読む

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2011年07月29日

「それでも、生きていく」 第4話 明かされた真実・・・

 文哉と双葉は隆美(風吹ジュン)の子じゃなかった・・・
じゃあ、誰の子なんだろ・・
駿輔(時任三郎)の態度見てたら、駿輔とは血が繋がってるみたいだよねぇ?
駿輔の兄弟の子供とかなのかな?

 文哉(風間俊介)が昔、双葉(満島ひかり)のことを殺そうとしたのは、その出生の秘密のせいなのか・・・
秘密を知らせたくなくて殺そうとしたのか・・・
両親のどちらかが殺人を犯しているとか・・・?

「この家に人殺しは入れません!
7歳の子供を、女の子を殺したの。まともな人間じゃないの。何をするかわからないの。まともじゃないの!まともじゃないのよ」隆美
「お母さん・・お兄ちゃん、家族だよ」双葉
「家族なんかじゃない!」隆美
「私たちが受け入れるしかないんだよ」双葉
「無理!!」隆美
「私だってやだよ。怖いし。でも、お姉ちゃんの言う通りだよ。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだし、家族は家族だし。しょうがないじゃん」灯里(福田麻由子)
「灯里、違うの。あのお兄ちゃんはね、母さんの子供じゃないの。あの子はね、母さんが産んだ子供じゃないの」隆美

 なぜ灯里に兄のことや事件のことをちゃんと伝えようとしないのかと思っていたら、灯里は「加害者家族」ではなかったからなんですね。続きを読む

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2011年07月22日

「それでも、生きていく」 第3話 お母さんだから・・・

 さて、洋貴(瑛太)は双葉(満島ひかり)とのお祭りデートふうに歩いてるとこで、、母・響子(大竹しのぶ)に会ってしまったわけだ・・・・
もちろん、紹介することなんてできない。

 コレ、響子は加害者家族の顔も把握しているのかと思ってたんだけど、あえて知ろうとしていなかったのかもしれないね。
顔を知ってしまうと「憎い加害者家族」が自分と同じ「人間」になってしまうから。
 響子は成長した亜季の姿を重ねたのか、洋貴のガールフレンドとしての双葉に母としての優しさを見せました。

 ぎこちない親子の会話・・・
「あの人、俺のこと許してないんで・・・僕が妹を置いてでかけたこと」洋貴
何年か前、そのことを響子に謝ったら「大丈夫・・」という応えが返ってきたそうな・・・
「大丈夫な時に「大丈夫」って言わないでしょ」洋貴

 その後、双葉から、家族が事件後ずっと無言電話や加害者家族である密告チラシをばら蒔かれる嫌がらせを受けてきたと聞いた洋貴は、母の仕業だと確信する。

 その通り。
響子は興信所に三崎家の居場所を調べさせ、無言電話もさせていた。
そして、その事は耕平(田中圭)も知っていた。

「オマエ、知ってて、それほっといたの?何で止めなかったんだよ?」洋貴
「それが母さんの生きがいだからだよ。
亜季が殺されてから、母さんが日本中から何て言われたか知ってる?
母親のくせに、何であんな小さな子から目を離したんだって。
何で娘殺されて、まだ死んだことも理解できないような母親を責めたりするんだろうね。
生きてるのが不思議なぐらいだよ。
誰も知んないし、教えてくんないもんな。子供が殺された後の生き方なんて。
だから今、あの家族に嫌がらせすることだけが、母さんの生きがいなんだよ」耕平

 娘を失った悲しみだけじゃなく、そんな苦しみも背負って響子は生きてきたんですね。
三崎家への嫌がらせだけが、響子をこの世に留めさせる、小さな小さな支えだった。続きを読む

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2011年07月15日

「それでも、生きていく」 第2話 想い、絶たれて・・・

 さて・・・三崎文哉(風間俊介)を殺害の邪魔をした双葉(満島ひかり)は、洋貴(瑛太)に「自分が少年Aの妹です」と正体を明かしました。
でも、双葉が兄の姿を見たのは15年ぶりらしい。
逮捕後、文哉は家族と会おうとせず、医療少年院退院後も連絡を絶ってしまったため、三崎家の誰も居場所を知らなかったそうな。

「兄のこと本気で殺そうとしてたんですか?」双葉
「本気ですよ。あなたがあんながばったりしなかったら」洋貴
「かばうっていうか・・・・」双葉
「もう、いいっスよ。どっちみち、あなた、僕の敵ですから」洋貴

 そんな言葉を投げつけた洋貴に双葉は自分の携帯番号を書いた紙を渡しました。
償いの気持ちなのか・・・それとも兄の真実を知りたかったのか・・・

 兄が連行されて行った時、双葉はまだ10歳。
なぜ急に兄がいなくなってしまったのか、なぜ両親が苦しそうな顔をしているのか、なぜカメラを持った人達が押しかけて来たのか、理解できなかったでしょう。
「兄の自白」の意味もわからない・・・
突然、祖父母の家に預けられることになり、徐々にTVのニュースで状況を知ったけど、実感がわくはずもない・・・
兄のことは「加害者家族」としては受け止めながらも、自分の中では宙ぶらりんで、忘れることも、乗り越えることもできずにいたんじゃないでしょうか。続きを読む

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2011年07月08日

「それでも、生きていく」 第1話 禁断の出会い・・・

 (-_-)・・・う〜む・・・おもしろいと言っちゃアレなのかもしれんが、続きが見たくなる第1回目だった。
瑛太と満島ひかり、この二人を主演に起用したのは大正解だよね。
二人が醸しだす繊細な雰囲気がすばらしいワ。
そして、深見家と三崎家のそれぞれの家族のキャスティングも手堅いから、安心して見ていられるし〜
 HPはこちら〜

 1996年夏、深見洋貴(瑛太)の妹、7歳の亜季(信太真紀)が同級生の三崎文哉(風間俊介)に殺害された。
家族全員が亜季の死の衝撃と悲しみに耐える中で、父達彦(柄本明)に不信感を募らせた母響子(大竹しのぶ)は家を出ていき、その後離婚。
 事件から15年経ち、洋貴は、父親の達彦(柄本明)と共に湖の畔で貸しボート屋を営んでいた。
父を嫌い、家を出て行った弟の耕平(田中圭)は結婚を機に婿養子となり、現在は日垣姓を名乗っており、響子も日垣家に同居していた。

 事件当時、亜季の世話を頼まれていたにも関わらず、友達とエロビデオを借りに行っていた洋貴は妹の死の責任を感じ、今でも罪の意識から逃れられずにいた。
そして、達彦も娘の死の責任に苛まれ続けていた。

 病気や事故で亡くなっても耐えられないのに、殺されたという事実がさらに深く残された家族を苦しめる・・・
なぜ、殺されたのか・・・
なぜ、救うことができなかったのか・・
その時の自分を責め、家族を責め、世間を責め、この世界を責める。続きを読む

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