「四十九日のレシピ」

2011年03月10日

「四十九日のレシピ」 第4回(最終回) 家族の処方箋

 ((*´∀`*)) いい四十九日法要だったよね〜
オッカがくれた四十九日間は良平と百合子を、また家族として結びあわせてくれた。
そして、前向きに生きていく力をくれました。

 四十九日を二日後に控えていたけれど、オッカ(風吹ジュン)の年表は多くの余白を残していた。
そんな時、オッカの古くからの友人であり、リボンハウスの主催者である聡美(吉行和子)と話す機会が持てました。

「乙美さんとよく言ってたんですよ。
私たちは『テイク・オフ・ボード』だって。
跳び箱の踏み切り板ってあるでしょ?
思いっきり走って来て、板を踏み切って、箱を飛び越えたら、
もう過去を思い出さなくていい。
親が子を支えるように、みんな誰かの踏み切り板になって、
次の世代を前に飛ばしていく。

私は、一人身なんです。
誰とも繋がっていない人生。そう思う人もいるでしょう。
でも、私は信じているんです。
私と関わったことを『テイク・オフ・ボード』にして、
きっと誰かが前に進んでいるって」

 たとえ子供を産まなくても、人と繋がっていくことはできる。
そう信じていると伝える聡美先生の言葉は、静かに百合子(和久井映見)の心に沁みていったんじゃないでしょうか。
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matakita821 at 00:05|PermalinkComments(14)TrackBack(0)

2011年03月03日

「四十九日のレシピ」 第3回 別れ道

「今頃気づいても遅いね。
私がダメだったの。私が・・・」百合子(和久井映見)
「そんなことないぞ。お前だけがダメだったなんて。
そんなことはない!」良平(伊東四朗)

『お父さん、よくできました
写真の中の笑顔の乙美さんが、そう言ってるようでした。

 子供を亡くした時ですら、万里子(笛木優子)に優しい言葉をかけてげられなかったこと、そして、いつも笑顔で接してくれた乙美(風吹ジュン)に憎まれ口ばかりきいていたことに、深い後悔を感じていた良平ですが、少しづつ変わってきている。

 乙美が万里子から受け継いだものを、そして乙美が残していってくれたものを、大切にして残された日々を生きていきたいという思いが感じられます。

 そして、百合子も・・・
『どう生きればいいのか、どこへ行けばいのか、何も答えを出せないまま、オッカの望んだ四十九日の大宴会が一週間後に迫っていました』
 答えは出せないけれど、ふんぎりはついたようで・・・
百合子の目も明日という未来にに向き始めているようです。
百合子の静かな決意が感じられる顔を見ていると、こちらの心まで震えてきます。
 毎回書くけど、じんわりといいドラマなんだよなぁ・・・
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matakita821 at 16:07|PermalinkComments(4)TrackBack(6)

2011年02月24日

「四十九日のレシピ」 第2回 二人のあしあと

 (ρ_;) 今回もじんわりと泣かされちまっただよ・・・
オッカに背中を押されて歩き出した百合子を応援したい気持ちになりましたわ〜
HPはこちら。レシピカードも見られますよん。

 良平(伊東四朗)との暮らしが始まり・・・
眠れない百合子(和久井映見)は、母万里子(笛木優子)が大事にしていた白い石を握って眠るのでした。
『オッカ・・もう一度話せるなら、聞きたいことがあります。
あなたは幸せでしたか?』

 通いのイモ(徳永えり)も加わった3人の日々に慣れてきた頃、
新しい仲間が増えました。
日系ブラジル人の青年パウロ・ジ・アラウジョ・ドス・サントス(長っ!)(渡部豪太)。
四十九日の宴会の助っ人としてイモがスカウトしてきたんだって。
 リボンハウス繋がりみたいなんで、彼も実は複雑な過去があるのかね?
良平に日本名「ハルミ」をつけてもらって、すごく嬉しそうでした。
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matakita821 at 00:05|PermalinkComments(8)TrackBack(7)

2011年02月15日

「四十九日のレシピ」 第1回 思い出の味

 「迷ったら川に行くといいよ。答えが見つかるから」オッカ

やっぱり、見つかった。
何か、泣かされちまったわ・・(ノω・、)
HPはこちら。レシピも見ることができるよう・・

 母乙美(風吹ジュン)が亡くなり、娘の百合子(和久井映見)は実家に戻って来た。
乙美は継母で、小百合は乙美のことを乙美母さん、縮めて「オッカ」と呼んでいた。
ぶっきらぼうな父親良平(伊東四朗)とは衝突することが多く、
乙美が緩和剤となってくれていたみたい。

 実は、小百合は夫の浩之(宅間孝行)と離婚する決意を固めていた。
子宝に恵まれず、義母の介護をしながら10年間も不妊治療をしてきたけど年齢のこともあり諦めた矢先、夫に愛人がいることが発覚。
相手は夫の会社の事務員で幼稚園の子供がいるシングルマザー。
しかも浩之の子を妊娠中。
 「百合を愛している。でも百合を取るか、あいつを取るか決められない」と言われた百合子の結論だった。

 良平は妻乙美が亡くなって以来、生きる気力を失っていた。
百合子の産みの母は、百合子が幼い時に病死。
その後、結婚した乙美とは33年間仲良く暮らしてきたが、素直にその思いを表現できないことも多く、乙美の死の責任を感じているようです。
 突発的に薬(睡眠薬かなんか?)を飲んで死のうとするんだけど、それもできず・・・
「死ぬ度胸もない・・・」

 そんな時、乙美が働いていた更生施設「リボンハウス」にいる
通称「イモ」・井本幸恵(徳永えり)が熱田家に現れる。
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matakita821 at 23:55|PermalinkComments(12)TrackBack(8)