「新マチベン 〜大人の出番〜」

2007年08月06日

「新マチベン 〜大人の出番〜」第六回(最終回)

 教室から落下して倒れている校長(上田耕一)のそばで泣きじゃくる新城(室井滋)。
いったい何が起こったのか・・立ち尽くす徳永(渡哲也)。

 警察の事情聴取を受けた新城は逮捕され、徳永は弁護を名乗り出る。
面会に行くが「校長に信じてもらえずカッとなって、私が殺したの」
と言い張る新城に、徳永は誰かをかばっていると感じる。

 現場を検証する堺田(石坂浩二)と岡村(地井武男)は
新城のクラスの男子2人から、爆破予告メールは自分達が杉山のアドレスを使って
やったことだと告げられる。

 愛情というものに敏感な彼らは、新城に目をかけられてる杉山に嫉妬したんでしょうか・・
こんなことが、とんでもないことに発展して人の命が奪われてしまった。

 徳永は杉山の家へ行き、3人の間に何があったのかを知る。
信じてもらえなかった怒りを新城に向けて首を絞めているところに校長が来て
もみあってるうちに窓から落ちてしまったらしい。
「あんたが悪いんだよ。先生が俺の事信じなかったから・・
警察へ行くぐらいなら死ぬ。
本当に俺の事を信じてるなら警察で言うな。言ったら俺も死ぬからな」
そう言って新城の前から姿を消した杉山。

 「身代わりになる事が彼のためになるんですか?」徳永
「私は、杉山が自分から警察に来てくれる日を待ってるの」新城
「拘留期限が切れたら(あなたは)起訴されるんですよ。
杉山君はもっと苦しむことになる」
「私は決めたの、今度こそあいつを信じるって・・」新城

 自分が杉山を信じきることができなかった事が今度の事件を招いてしまったと
自分を責める新城。
かつて、校長先生が信じてくれたように、自分も杉山を信じたい、
信じられる人間なんだとわからせてあげたい、杉山のこれからの人生を思って、賭けに出たんですね。続きを読む

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matakita821 at 15:31|PermalinkComments(4)TrackBack(1)

2007年07月30日

「新マチベン 〜大人の出番〜」第五回

 ある私立高校の爆破予告がインターネットカフェからTV局やマスコミに発信され
学校には機動隊が入り、近所は騒然とする。
目撃者情報とアドレスから容疑者として在校生の杉山(17歳)が逮捕される。
徳永(渡哲也)は校長の大滝(上田耕一)の報道被害の相談にのることにする。

 校内では以前放火騒ぎを起こしてる杉山を退学にしないでかばった担任の新城(室井滋)が責められ、マスコミは生徒を捕まえては強引なインタビューをしようとしており、かなりの混乱振り。
 校長は世間を騒がせた詫びがしたいと記者会見を開くことを希望。
まだ杉山がやったとは限らないから待って欲しいという新城、
徳永もそこまでやる必要はないと止めたが・・
「最後をしめくくりたいんです。
この事件が私の38年間の教師生活を問うている・・私はそう思ってます」と
言われ、押し切られてしまう。

 堺田(石坂浩二)は「マスコミに顔をさらす怖さはあなたならよく知ってるじゃないですか」と止めるんだけど、意志の固い徳永。
間に入って困りながらコロコロを使ってる岡村(地井武男)が可笑しかったですね〜
 
 記者会見では、生徒の個人情報は教えられないとつっぱねた徳永に
記者達はいきり立ち、誘導にひっかかった新城が杉山の名前を出したことから
母親の所にマスコミは殺到。
容疑者扱いされ、その責任を問われる学校側と母親。
 新城は校長から「信じたい、それだけじゃだめだ」と言われるが、
どうしても杉山がやったとは思えない。
その態度が他の生徒達にはひいきに思え、生徒達からも責められる新城。続きを読む

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matakita821 at 17:04|PermalinkComments(2)TrackBack(1)

2007年07月22日

「新マチベン 〜大人の出番〜」第四回

 レグラン法律事務所の3人は、国選弁護の受付で自動車のフロントガラス3台分をバットで割った事件に出会う。
被告人は自分の名前も住所も黙秘して不明・・・
写真を見た途端、いつになく強引に自分が弁護をすると言い張る岡村(地井武男)。
 面会に行って岡村が被告人(板尾創路)に名前を聞いても無反応。
「忘れました」と言い張る留置番号21番に、
岡村は「私の事も覚えてませんか?」と尋ねる。

 21番についてわかったことは・・
・犯行については素直に認めている
・事件については話したが自分の身の上については逮捕後一ヶ月たっても明かさない
・家出人にも該当しないし、前科もない
・逮捕時のスーツ姿から会社員らしい
・携帯電話も名詞も持っていないから故意に捨てた?
熱心に推理する堺田(石坂浩二)と徳永(渡哲也)に対して、何だか挙動不審な岡村。
「ミステリーは一つじゃありませんね・・」堺田

 実は岡村は21番と面識があったため、この事件を引き受けたのだった。
音響機器メーカーに勤めていた岡村は15年前にリストラされ、その時、冷酷に会社を去るように宣告した相手が21番、長畑一成だった。 
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matakita821 at 23:31|PermalinkComments(2)TrackBack(1)

2007年07月15日

「新マチベン 〜大人の出番〜」第三回

 さて、レグラン法律事務所で初めての給料が配られた。
「あれ?タバコ代じゃないですよね?」岡村(地井武男)
1000円・・・・徳永(渡哲也)もびっくり・・・
 前回の裁判は結局持ち出しだったし・・あと、もうけになるような仕事がなかったらしい。
「堺田さんにも働いてもらわないと〜」岡村
「私にふさわしい仕事がなくてね〜」堺田
そこに弁護士会から当番弁護で少年事件の弁護依頼が来る。
「私、子供苦手なんですけどね〜」
 しぶる堺田を何とか説得して仕事に行かせる二人。

 さて、堺田が面会した少年は米村大地(泉澤祐希)14歳、
スーパーでおにぎりや惣菜を万引きして警備員に捕まった。
どうやら常習者らしくて、それで警察に通報されたらしい。
 万引きの理由を尋ねる堺田に対して
「腹が減ったから・・それ以外に理由があんのかよ」とふてぶてしい態度だったが、
勾留されることがわかると、突然
「早く家に帰らないと!出してくれよ!ずっとここに居る訳に行かないんだよ!」
と懇願する大地の態度に普通の万引きではない何かを感じる堺田。

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matakita821 at 21:50|PermalinkComments(4)TrackBack(3)

2007年07月08日

「新マチベン 〜大人の出番〜」第二回

 突然「痴漢にあったというのは嘘です。(土井)を法廷に引きずり出すために嘘をつきました」といい始めた玲子(黒木瞳)に徳永(渡哲也)は休廷を要求する。
玲子の夫の川端(小日向文世)は法廷から去っていった。
「また、逃げるのっ!」玲子

 以前マンモス電機で新製品の開発に携わってきた夫は、ヒーターの異常発火による事故の責任を負わされ辞めさせられたのだった。
本当の責任者は土井のはずなのにすべてを夫に押し付けて辞めさせた、
 裁判でその事を公表したくて土井に近づいたそうな・・
娘は父親が事件の関係者だったことでいじめられて自殺してしまった。

 納得できない玲子は土井(鶴見辰吾)に何度も面会を申し込み、電話もかけたし手紙も送ったけどすべて拒否された。
「私にはあんなやり方で土井に近づくしかなかったんです。
それを先生が台無しにしたんです」
「なぜ先に本当のことを言ってくれなかったんですか?」徳永
「言ったら、何かしてくれましたか?!弁護士なんて信用できません!
先生のことも利用しただけです!」

 玲子の気持ちもわかるけど・・・
でも、そのために徳永を利用するなんてなぁ・・・
そこまで追い詰められていたってことなんだろうけど・・
 
 しかし、仕事の後、バーで三人で飲むのはいいけど、
千里ちゃんのカクテル講座の場面ははいらないように思うぞ・・
千里ちゃんを写さなきゃならない理由でもあるの?ってかんぐりたくなるわ〜続きを読む

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matakita821 at 22:25|PermalinkComments(8)TrackBack(4)

2007年07月01日

「新マチベン 〜大人の出番〜」第一回

 さて、司法修習終了式を迎えたおじさん弁護士達。

徳永源太郎(60歳)(渡哲也)
大手新聞社の社会部記者として働いていたがある事件で上司と対立したため53歳で退職。
5回目の挑戦で司法試験に合格。
妻は10年前に亡くなり、娘はそのことでわだかまりを持っている様子。
まじめで一本気な性格のため堺田の発言にムッとすることもしょっちゅう。

岡村重勝(61歳)(地井武男)
音響機器会社の技術者として働いてきたが45歳でリストラされ退職。
ガードマンをしながら15年かかって司法試験に合格した苦労人。
小回りが利いてこだわりのない性格。
徳永と堺田の間をうまく和ませてくれる。

堺田春樹(60歳)(石坂浩二)
父の代から続く画廊経営をしていたが、60を前に若き日の夢に再び賭けてみようと事務所を設立。
自由な発想の持ち主だが、けっこう言いたい放題のおぼっちゃま的なところもある。

 さて、こんな熟年世代の新人弁護士達・・・
まず、堺田が二人を事務所に誘うところから、もう3人の性格がはっきりでてましたね〜

 同年代ののよしみから親しげに話しかける岡村。
「事務所お決まりですか?この年だと難しくて・・」
あくまで距離を置くマイペースの徳永。
「簡単にはいかんでしょ。あせることはない。弁護士に定年はありませんから」と
 そんな二人のやり取りを遠くから観察しながら、ズバッと言う堺田。
「生きてるうちに見つかればいいですがねぇ〜
60を過ぎた新米弁護士を雇いたい物好きがいるとは思えませんからねぇ・・」

 ケンカ売っとんのか〜?!ぐぉるあぁ!!

 そこですかさず「うちで働きませんか?」
うまいわ〜、さすが長年高価な絵を売ってきただけあるわね・・・
 家族のために一刻も早く生活を安定させたい岡村はすぐに話しに乗るよ。
でも、「あなたの事務所で仕事をするつもりはありませんから」とつっぱねる徳永ちゃん・・

 あら〜また「熟年離婚」の性格に戻っちゃったかな?
そんな3人が電車内で遭遇した痴漢事件。
被害者は及川玲子(黒木瞳)(42歳)、
加害者とされる男は土井猛(鶴見辰吾)。
逃げた男を捕まえて警察に突き出したのは徳永だった。続きを読む

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matakita821 at 13:21|PermalinkComments(10)TrackBack(6)