きこりのテレビ日記 #284『ラムネモンキー』第4話 タイマン上等!夜露死苦ビーバップ!

2026年02月04日

『テミスの不確かな法廷』 第5話 書証主義と人証主義


 「書証主義」と「人証主義」。
「書証主義」とは「弁護人や検察が出した書類を重視するやり方」。
落合(恒松祐里)は、こちらのタイプ。
 
 「人証主義」とは「被害者や被告人の尋問を重視するやり方」。
安堂(松山ケンイチ)は、こっち。尋問だけでなく関係する場所にも行って確認するし、被害者や被告人の言動に疑問が生じたら解決するまであらゆる方法で調べつくす。

 津村(市川実日子)に言わせると落合は『ザ・箱の中の裁判官』。

「裁判官のほとんどが箱に閉じこもっている。
世間というものを知らない。
自分達から遠ざけているようにも見える」


 狭い世界から出ようとせず、生の人間の声を聞こうとしない、関わろうとしないで頭の中だけで判決を下している。執行官の津村には、そう見えるらしい。

 経歴にキズがつくのを恐れているのか、自分の決定に落ち度はないと断言し、堂々と保身発言をする落合。危ういわ〜( ̄▽ ̄;)裁判官としての優秀さは件数をこなすことだと考えており、どの事件にも平等に時間をかけすぎる安堂に常にイライラしている。そして安堂は『箱の中から出がちな裁判官』

 まぁ、確かにね。安堂みたいに丁寧に調べてくれたら裁かれる身にしたら安心だけど、安堂が処理できなかった裁判は他の者が受け持つことになるからなぁ。もしこの支部の裁判官全員が安堂タイプだったら、未処理は膨大な量になるよね。

 どちらかに偏りすぎても別の問題が生れる。
この二人が協力し合えれば丁度いんでないの?( ̄▽ ̄;)

 でも落合にも落合なりの矜持があったんだね。

「裁判官は弁護人や検察官と違い、
被告人や事件関係者に法廷で初めて会います。
そして法廷以外では会わない。
私は自分が抱く感情を法廷には持ち込まない。
適切かつスムーズな判断が下せなくなるからです」


 落合とて人の子。
事前に会ってしまえば同情や怒り等の特別な思いを抱く時もあるのかもしれん。そうなると裁判官として冷静な判断ができなくなる。てことは、落合は実は情に流されやすい人間なのか?だからあえて「書証主義」を貫いている?

 でも、その鉄の鎧を着こんでいた落合が自分が決定を下した現場で津村が刺されたことから、しかたなく「人証主義」に足を踏み入れてしまう。


 弁護士の小野崎(鳴海唯)も公判中にうまいこと安堂を誘導し落合を巻き込んだぞ。古川検察官(山崎樹範)も引き込まれてしまい、立場の違う者達がなぜか歩調を合わせ、事件を探っていくことに。

 古川さんも真実を見つけるためなら協力してくれる柔軟なお方。なんかこんないい感じの山崎さんって初めて見るような( ̄▽ ̄;)

 内心、葛藤を感じながらも己のスタイルを貫こうとしていた落合が箱の中から飛び出したのは、保護されていた児童相談所からスアンさんがいなくなったと聞いてから。冷静に少女が捕まった時のニュース映像と彼女の所持品を確認し、大切にしていたペンダントを捜しに行くはずと推理し行動したのさ〜

 彼女の仕事のやり方は誰か(家族とか)の影響で、優等生の落合は一生懸命それを守ろうしたのかもしれん。でも実はじっくりと事件に向き合う安堂が羨ましかったの鴨な〜。

 調査だけでは揃わない事件のピース。
それでも無言を貫くスアンさんに珍しく落合が積極的に私見を述べ始めた。

「重い荷物は誰かに持ってもらう。
困難は分割してください。
『助けて』と声を上げて下さい。
声を上げ続ければ気づいてくれる人は必ずいます。
何よりあなたの『助けて』は、
グエンさんを助けることに繋がるのではないですか?」


 裁判官として人としての重みがある言葉はスアンさんにまっすぐに届いた。安堂が探してきたお守りのペンダントの力も相まって、スアンさんは公判で自分の境遇と罪を告白することができた。そして自分のためには言えなかった『助けて』をグエンさんのために口にすることができた。

 てか、わたしゃ、スアンさんの母親に怒りが治まらなかったよ。
自分が生んだのに出生届も出さず、戸籍も作らず、学校にも行かせず、認知症の祖母の面倒を見させる。祖母が亡くなったら別の場所でこき使う。まるで奴隷だよ。耐えきれなくなったスアンさんが出て行こうとすると「自分だけ普通に生きようなんて許さない!」って・・・亡くなったのは自業自得さ。

 グエンさん(ジュリウス)は、そんなスアン(石田莉子)を守ろうとしただけだった。そもそも立退き催告に至った大家の申立ても結構適当だった。もし落合がすぐに判子を押さず、本当にペットを飼っているのか、騒音を出しているのかを確認していれば、グエンさんは罪を犯さずに済んだのかもしれない。たとえ小さな事件だとしても裁判官の決定は相手の人生を大きく変えてしまうだけの力がある、そのことを落合も学んだんだろうなぁ。

 最後にスアンさんにかけた言葉からは落合の人間性が伝わってきた。
現実に沿った優しさと励ましというのかな。

「これからもつらい現実に直面することはあると思います。
その時は『助けて』と声をあげて下さい。
そして・・・
そのペンダントにコレを補充しておいて下さい。
死ぬのはいつでもできますから、
生きることを諦めないで下さい」

「・・・コレ、ラムネですか?」スアン
「その件に関しては・・・
黙秘します」


 なんだよお、落合、面白いな。
そういうとこ、もっと出してよ〜
まぁ、これからも裁判官としての落合のスタイルは変わんないんだろうけど、落合の中がもっと深くなったというか厚くなったというか、裁判官という仕事に面白さを感じているんじゃないのかな〜

 そして死刑執行された事件の再審が認められたことは、今まで一度もないそうなんだが、その二度目の再審請求に安堂が関わることになるんだね。逮捕から7年という異例の早さで執行された死刑。その判決を下したのは安堂の父・結城次長検事(小木茂光)。裏になにかあるのかねぇ・・・そして山路先生(和久井映見)も関係者なの?

 第1話 裁判官忌避
 第2話 真実義務と誠実義務
 第3話 裁判官の資質
 第4話 伝説の反逆児
 第6話 再審請求審
 第7話 裁判所主導の職権主義
 第8話(最終話) 向き合う覚悟

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matakita821 at 18:04│Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 ドラマ10「テミスの不確かな法廷」 

この記事へのコメント

1. Posted by sannkeneko   2026年02月05日 15:49
こんにちは〜。
昨日、今日と小春日和というか温かくて、期日前投票も済ませてきました。
でも今日の夜からまたお天気が・・・札幌に出かけたいのにp(`Д´*)三(*`Д´)q

「書証主義」がみちおで「人証主義」が千鶴。真面目で堅物で融通が効かないところも一緒。キャラクターが「イチケイ」と重なってしまってもう既視感が・・・。
ただ、それはそれとして津村の”裁判官のほとんどが箱に閉じこもっている”発言。ニュースで”どうしてこんなに軽い罪なの?”ってことがちょいちょいありますよね。あと、”どうしてこれが危険運転に認定されないの?”とか。まあ法律が現実に追い付いていない面もあるにせよ、箱に閉じこもっているのは判事だけではなさそうな気もしますけど。

それにしても小野崎も上手くなったよね(笑)。安堂の興味を引き付け、色んな意味で吹っ切れた(笑)門倉を巻き込み、古川検事も同調。
>なんかこんないい感じの山崎さんって初めて見るような( ̄▽ ̄;)
「コトー」の三上先生とか良かったじゃないですか!あと、あと、あと・・・あれ(・。・;

>てか、わたしゃ、スアンさんの母親に怒りが治まらなかったよ。
>「自分だけ普通に生きようなんて許さない!」って
母もネグレクトされてきたのでしょうけれど、だからといって・・・。
母親の死でスアンがやっと自由になったことも悲しすぎる。
グエンは懲役の後、強制送還・・・でもスアンを助けられたことを後悔しないんじゃないかな。

>最後にスアンさんにかけた言葉からは落合の人間性が伝わってきた。
>現実に沿った優しさと励ましというのかな。
落合の基本的なスタンスは変わらないとは思うけれど、裁くのはAIじゃなくて人。今回の事件で彼女の見る景色は違ってくるんじゃないかな。

ところでオリンピックで二週間お休みですって。再審請求が・・・。
2. Posted by きこり→sannkenekoさん   2026年02月06日 18:22
こんばんは〜♬
私も今日、期日前投票すませてきました。
今朝はこちらも珍しく雪が積もって焦ったのですが15cmぐらいでした。
> キャラクターが「イチケイ」と重なってしまってもう既視感が・・・。
裁判官のキャラも出尽くしているのでしょうか〜( ̄▽ ̄;)
こっちはまぁ、二人ともマイペースと言えばマイペース。そばについている書記官が大変そう。
> ニュースで”どうしてこんなに軽い罪なの?”ってことがちょいちょいありますよね。
あります。前例にない判決を出しにくいってのもあるのかもしれないけど、この事件でこの判決?甘いよ!世間知らずか!と思う事も。
> あと、”どうしてこれが危険運転に認定されないの?”とか。
そうそう!危険運転に認定するのにそんなにハードル高いのかな。遺族は絶対納得できないよと思うこと多いよね。犯罪の低年齢化とか安易な殺人とか時代とともに状況は変わってきているんだから変えられるところは変えて欲しいよね。
> それにしても小野崎も上手くなったよね(笑)。
誰よりも安堂のことを理解している(笑
> 「コトー」の三上先生とか良かったじゃないですか!あと、あと、あと・・・あれ(・。・;
なんか裏がある系が多い印象(笑
だから今回もそうでしょうよと思ったら違った(笑
> 母親の死でスアンがやっと自由になったことも悲しすぎる。
そう、親を殺さなければ自由になれないって・・しかも殺したことを一生背負っていく。
>今回の事件で彼女の見る景色は違ってくるんじゃないかな。
少しづつ、書類だけの世界から人間と向き合うスタイルに変わっていくのかな。
> ところでオリンピックで二週間お休みですって。
そんなーー!!2週間もって休みすぎ(´;ω;`)オリンピックに全く興味がない私のような人種はどうすごせば・・・

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