きこりのテレビ日記 #279きこりのテレビ日記 #280

2026年01月14日

『テミスの不確かな法廷』 第2話 真実義務と誠実義務

「『真実』という漢字は左右対称、
シンメトリーです。
栗田奈央さん、八木一喜さんが、
かつてのように調和がとれた関係に戻ることを
願っています」安堂


 シンメトリーへの拘りは安堂(松山ケンイチ)の症状なのかと思ったら、ちゃんと意味があったんだね。シンメトリーになっている栗田奈央(山時聡真)と八木一喜の名前には、父親の感性と願いが込められていた。

 伝えることができず封じ込められていたふたりの真実、
それが裁判という場で明らかにされた。
様々な事実を隠蔽したまま、あった罪を無かったことにしたままでは、彼らが再出発をすることはできない。
真実を露わにすることでしか救いはない。
その思いからの小野崎(鳴海唯)の判断だった。

 小野崎の『ヨシ!』は被告人の真実をとことん調べ向き合うことで、彼らが未来に向けて一歩を踏み出す手伝いをすること。東京から逃げてきた形になったかもしれないけれど、今は『ヨシ!』と思える自分自身を応援できているんじゃないのかな。

 栗田には執行猶予が付き保護観察となった。
被告人も検察側も弁護側も、納得の判決。
安堂もこだわりをちょっとは楽しめたかしらん・・( ̄▽ ̄;)


 今回も真実が明かされるまでの流れが自然で腑に落ちる展開。
安堂も津村(市川実日子)も口にしていた言葉。
『学校は社会の縮図』
学校という閉じられた世界では限られた大人の行動が子供達に与える影響は大きい。そのことを知らない、知ろうとしない大人が多すぎる。

 いいことも悪いことも子供達は常に見ており感じている。そして自然と模倣することで力を示そうとしたり、大人達におもねようともする。その中でがんじがらめになっていく者も多い。今回、傷害事件の刑事裁判という形であり、被害者は入院し、結果的に学校側の隠ぺい体質がバレてしまったけど、子供達がこの渦の中から抜け出すいい機会だったと思う。




 安堂と小野崎の関係が面白い。
安堂にはそんな気はさらさらないんだが、小野崎に弁護の、そして人生のヒントを与えている。

「わからないことを分かっていないと、
分からないことは分かりません。
その上で真実を明らかにする『真実義務』と
被告人の利益を守る『誠実義務』、
二つの義務が衝突した場合、
どうするか決めるのは
弁護人の裁量次第。
司法修習で学んだことです」


 どちらを優先するか、あるいはどちらも守るか、
その選択によって弁護士としての道が見えてくる。

 安堂の言葉は、私情がまとわりつかないから、
言葉が言葉としてまっすぐに届く。
これは人としても裁判官としても、かなりユニークで誇っていい個性なんじゃないかな。

 第1話 裁判官忌避
 第3話 裁判官の資質
 第4話 伝説の反逆児
 第5話 書証主義と人証主義

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この記事へのコメント

1. Posted by sannkeneko   2026年01月15日 18:18
こんにちは。
新学期が始まって通学路等の歩道に積み上げられた雪が排雪されて見通しが良くなりました。が、道路がツルツルなのはどうしようもなく、気を遣う日々・・・こんな時に選挙?

>『学校は社会の縮図』
子どもは親の背中を見て・・・親がやっているから自分もやってしまう、法に触れることさえも。
>学校という閉じられた世界では限られた大人の行動が子供達に与える影響は大きい。
何と言っても学園側が黙認しているのだから。

『真実義務』を選べば小野崎は学園の顧問弁護士になる道もあったんですよね。
でも『誠実義務』を栗田を弁護することを選んだ。
ただ・・・法廷で「暴露」しちゃうと言うのが凄く引っ掛かりました。
何せ、当の父親は他界しているし、これから栗田の家庭はどうなってしまうのかと。
真実を知ったことで栗田も八木も変な負い目みたいなものを背負ってしまいそうで。
”かつてのような”関係とは違ってくるんじゃないかな・・・。

それはそうと天音のバディの彼女といい、小野崎といい、酒癖があまりよろしくないような。
・・・令和のヒロイン役はこういうのがトレンドなの?
2. Posted by きこり→sannkenekoさん   2026年01月16日 18:13
こんばんは〜
こんな時期に選挙なんて雪国のこと何も考えてないですよね。
高齢者は滑って転んだら大変だから外出も控えているし、選挙カーが通っても窓閉めてたら何も聞こえないし、外での演説聞いてたら凍えるっつーの(怒
> 子どもは親の背中を見て・・・親がやっているから自分もやってしまう、法に触れることさえも。
そうですよね。一番身近な存在である親のやることは正しいこと、やってもいいこと、あるいは自分達にはそれが許されている、そう思ってもしかたない。
> 何と言っても学園側が黙認しているのだから。
賭博を知っていながら隠ぺい一択。
この学校にいい未来が待っているとは思えないから小野崎、顧問にならなくて良かったんじゃ( ̄▽ ̄;)そもそも小野崎があの理事長とうまくやれるとも思えないし( ̄▽ ̄;)
> ただ・・・法廷で「暴露」しちゃうと言うのが凄く引っ掛かりました。
確かに。ここでしか伝えられなかったかもしれないけれど、マスコミもいたし。
八木君が守ろうとしたものが他人によって侵されてしまわなきゃいいけど。
> 何せ、当の父親は他界しているし、これから栗田の家庭はどうなってしまうのかと。
兄弟で力を合わせて生きていってくれたらいいけど・・・
> 真実を知ったことで栗田も八木も変な負い目みたいなものを背負ってしまいそうで。
> ”かつてのような”関係とは違ってくるんじゃないかな・・・。
これからの二人の成長にかかっているというか。
環境が大きく変わってしまうだろうけど何とか前向きに生きていって欲しいよ。
> それはそうと天音のバディの彼女といい、小野崎といい、酒癖があまりよろしくないような。
なんかヤダよねぇ( ̄▽ ̄;)一回ぐらいならいいけど、2回3回となると、人としてどうなんだ?ってのが気になってしまうわ〜

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