きこりのテレビ日記 #273「じゃあ、あんたが作ってみろよ」第10話(最終話) 不器用な愛で、変われ!

2025年12月08日

「ぼくたちん家」第9話 前向きにあきらめます

 親なりすましについての事情聴取とほたるの児童相談所行きの件は、泥棒で本当の、元父親の市ヶ谷仁(光石研)が松さん(土居志央梨)に見つかったことで不問となった。

 「よく見るとお父さんでした」ってアレで納得してくれたのもスゴイけど(笑
松さんが言葉の裏を追求する人じゃなくて良かったよ(笑

 で、松さんが帰った後、みんなで仁からスーツケースを取り戻そうとする訳だが、コレが死んでも離さない勢い。

「でっかい車に、嫁と娘、
ジジババとでっかい犬と一緒に海!
サングラス、パッと外してカッコつける!
これが・・男の幸せ!
これで今度こそ、ちゃんと男になるんだよぅ!」


 いやいやいやいや・・・
自分で稼いだ金でやったらカッコいいかもだけど、
盗んだ金!しかも元妻が横領した金を盗んだやつだからね。
かっちょ悪いったらありゃしない ( ̄▽ ̄;)

 しかし「北風と太陽」じゃないけど、寝る場所(テント)とストーブ、食べものを用意してあげる大家さん(坂井真紀)。こういう何の見返りも求めない、普通の善意がじわじわとこの意固地な男の心に沁みていくのさ。

 玄一たち家族の楽しそうな姿を窓から覗く仁ったら、まるで「マッチ売りの少女」。でも仁が求めているものとは違うんだよね?


 大家さんを始めとする井の頭アパート住人の、アレではあるけれど一致団結した姿に対して、正論を言っちゃう自分のおもしろくなさに悲しくなってしまった亮太(井之脇海)は玄一(及川光博)の「落ち込んでいる時は生きものを見るといいですよ」というアドバイスに従って「杉の森動植物園」へ。

 亮太って素直なんだよね。
でも心にあそびがないっていうか・・・( ̄▽ ̄;)

「何で生きもの見るといいんですか?落ち込んだ時」亮太
「みんな好き勝手に生きてて、元気もらえるから?
走り回ってる子もいたら、
じっとしている子もいるし、
みんなと一緒にいる子もいれば、
ひとりで遊んでる子もいて。
どんな子もみんなかわいくて」玄一
「波多野さんも好き勝手に生きてますよね。
どうすれば好き勝手できるんだろう・・」


 玄一も好き勝手に生きている訳ではないと思うが・・
策(手越祐也)と出会えて、心に弾みがつき、自分を認めることやチャレンジできること、自分に許せることが増えているのかも。

 自分がどうしたいのかもわからないという亮太に、
玄一は「自分をよく見てみること」を提案。

 人から見た自分、自分がなりたい自分、本当の自分・・・
カフェで自画像を描いてみた亮太は、やっと自分の求めている自分がわかった。

「そっか・・・
外したかったんだ(指輪)・・ずっと」


 自分を守るためにつけた指輪だったけど、いつのまにかその指輪が世間の目を気にして偽った自分そのものになっていた。あるがままに自分を取り戻したい、そう思えたのかな。

 さて、玄一と策の家探しは続いております。
二人が求める理想の家は・・・

「俺たちの恋愛にも意味があるって証明してくれるような。
かすがいになってくれるような家。
『恋と革命』の家」玄一


 よくわかんないけど築年数とか条件聞いたら、結構難しそうだぞ。
でもどれも諦めたくないんだよね?




 あのギター屋さんに来ているほたる(白鳥玉季)は珈琲の木でできたギターを見つめております。
256,000円・・・中学生に手が出せる値段じゃねぇ・・
ほたるは「杉の森動植物園」主催の「生き物イラストコンテスト」の賞金30万を目指すことに。で、モデルにしたのが通りかかったまどか(渋谷凪咲)。

 まぁね、人間も生きものですからね。
うちの地元の動物園に昔、自由に出入りできる空の檻があって、『人間 ずるくてどうとか」って説明付看板がかかっていたワ。

 さて「ひびの不動産」には、また仁が来ております。
条件に合う物件が無く文句タラタラ・・
そこに来店した策と玄一も、お値段と理想との釣り合いが取れない。

 そんな3人を岡部(田中直樹)はビルの屋上へと連れていった。
そこから見える自分が売った物件の説明をする岡部は、家を愛し人を見つめる人で、心を込めて繊細に間を取り持ってきたのが伝わってきた。

「条件に拘るのとか、
妥協したくないのはわかりますけど、
でも、何かを諦めることって、
そんな悪いことばっかりじゃないかもです・・ってことです」


 諦める=挫折・負けのようにも感じる時があるけど、一旦空に放り投げるというか・・( ̄▽ ̄;) 手放して自由になるのもいいかもね。

 集めたキーホルダーを盗まれたともえ(麻生久美子)は、ほたるの元に帰ろうとしたのだが〜なんか帰れず近所をさまよっていた。で、「杉の森動植物園」で玄一に遭遇。

 キーホルダーを集めるという夢も叶えられず、「ただのダメな母親のまま」だから、ほたるに会いにいけないというのさ。

「もういっそ諦めちゃいますか?一緒に。
(家のこと)一回前向きに諦めてみようかな・・って思ったりして。
一緒にどうですか?
『せ〜の!』で一緒に。
理想の家と理想の母親?
前向きに諦めてみるんです」


 進むのと同じぐらい諦めるのって勇気がいることだと思う。
どっちも間違いじゃない。
悩んで考えて見つめて出した答えなんだもん。

 そして自分を見つめられない仁の代わりに
大家さんが見つめております。
「市ヶ谷仁の男のロマン」を見つけようと。

 大家さんの絵、すごく味があっていいわ〜
猫のにぼしちゃんの絵も良かったし〜
イラスト集欲しいぞ(笑

 そんな大家さんが、まだ迷っているともえをさす又で捕獲(笑
さらにみんなも「おかえりなさい」で捕獲。
ともえは、みんなに感謝した後、ほたると向き合い、頭を下げてしっかり謝った。

「許さないから。
お母さんのこと好きだけど、横領したこととか、
一人で逃げてずっと帰ってこなかったことは、
絶対許さない。
毎日『行ってらっしゃい』って言い合ったり、
こうやって『美味しいね』ってお味噌汁飲んだり、
寝る前に今日あったこと二人で喋って笑ったり。
私は楽しかったよ。それだけで」
「・・・・・ごめん・・・ごめんね!」


 なにげない日常、なんにもないことの幸せをほたるは、ちゃんと感じていた。どんなお母さんだって大好きだった。なのにともえは不足が許せなくて理不尽に思えて、なんか間違っちゃったんだね。キーホルダーを集めるのは夢だったのかもしれないが、ともえは「理想のお母さん」になるための時間稼ぎをしていたんだと思う。その夢を手放して、やっとあるがままの自分で娘と向き合う覚悟ができた。

 そして玄一も、前向きに諦める提案を策にしていた。

「家よりも、その中でどうやって暮らしていくかが大事だなって思って。
家を『かすがい』にとか言う前に。
今まで別れないように絶対に家買わないと!
家をかすがいにしないと!って頭がいっぱいで。
でも絶対別れたくないです。
別れません!」
「はい」

「それに『かすがい』は、もうたくさんできましたからね。
パートナーシップとか、一緒に過ごした思い出とか、
ここ、『井の頭アパート』とか。
ほたるさんとか。
そういうのは、ちゃんとありますから」
「はい」
「だから安心して、
一回前向きに諦めてみたいんです」


 立派な入れ物に入れば自分のグレードも上がったような安心した気持ちになるけど、中身が充実していれば、満足できていれば、入れ物はなんでもいいんだね。
ここが、この場所がふたりにとっていつのまにかかすがいになっていた。

 もう「井の頭アパート」でいんじゃない?
環境もいいし、ご近所さんとも仲いいし、理想の条件にも合ってるぞ。
ここで二人で楽しく暮らして、おつとめを終えるともえを待ち、たまに帰ってくるほたるを迎える。いろんな人が気軽に集えるあったかい場所。

 てか、ふたりの会話をず〜っと見つめているチャンとチャスがかわいすぎるべ。

 そしてやっと「男のロマン」を諦められた仁。
奪われたくなくてず〜っと体に括り付けていたスーツケースを返しに来た。

「重いし、コレ!
・・・な〜んか軽いワ!」


 結局、中身は誰も使わず。
横領したお金、そのまんま残っております。
コレを返せば情状酌量というか、何年もムショに入ることにはならんかも。

 そんな仁を久しぶりに「お父さん」と呼んだほたるは、仁&ともえと玄一を伴い、学校の三者面談へ。で、策は今後のことを確認。

ともえ→自首→あるものを大切に生きていく
仁→父親やめる→市ヶ谷仁のロマン求める
玄一→策と家をいつか→
ほたる→長野県のギター工房へ行く


「間違ってもひとりでも、
案外どこでもやっていけるんだって思えたから。
赤の他人なのに優しくして助けてくれる大人がいるって、
気持ちをわかってくれて
気にかけてくれる人がいるってわかったから。
ホント、みんなめちゃくちゃな大人ですよね。

いろんなめちゃくちゃな大人がいることが
よくわかりました。
だから私も何にでもなれる気がするし、
一人でもどうとでもなる気がします。
何があっても生きていける気はします。
だから、皆さん、
どうもありがとうございました。
私、卒業したらひとりで長野に行きます」


 いろんなことがあったけど、やっぱり一番めざましく成長したのはほたる。周りの大人達が寄りそい温かく見守ってくれたのもあるけれど、いつのまにか揺るがないしっかりした根っこが育っていたし育てていた。
 そしてそのほたるに引っ張られるように回りの大人たちも過去の自分から脱皮し、愛しく思える自分へ変わっていけた。いくつになっても人は変われるし、新たな幸せを見つけることができるんだよね。

 夕暮れ時、家に向かう途中の丘みたいなところで、しみじみと語り合う玄一と策が良かったなぁ。二人の生き方みたいにのんびり、ゆったり。第1話で玄一とほたるが同じように歩きながら語り合う場面を見て、このドラマ、なんかいいなぁ・・って思ったんだよね。

 そうして三人で長野へ。
てか、あのあらぶっている少年は何なの?
怖いんですけど・・・( ̄▽ ̄;)

 第1話 人間は恋と革命のために生まれてきたのだ
 第2話 愛とかいらないんで。親のフリだけしてください
 第3話 ゲイのお父さん。めちゃくちゃいいです
 第4話 なくなったってことは、あったってこと
 第5話 私がもらえなかったお金、3226万1570円
 第6話 両想いってことで、いいですか?
 第7話 ハッピーエンドまであと3歩
 第8話 翼をください
 最終回 この世に私に関係ないものなんてない

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この記事へのコメント

1. Posted by 桔梗   2025年12月08日 21:33
後1話なんだね。淋しいわ。
途中から見たんだけど、最初の情報で同性愛の話みたいに書いてたし。あの人のイメージもあって・・。
でも見てみたら、ミッチーも手越君もイメージと違うし・・ほのぼのとしたいいドラマでした。
最後の歌もいいよね。
毎回、いい台詞があって・・きこりさんが書いてくれてるので、忘れても大丈夫!
ほたる役の子の名前をどこかで見たなと思ってたら、再放送中の「とと姉ちゃん」に出てる5歳位の女の子の名前と同じで・・。
芸歴長いのね。色々でてるけど今回覚えました。
月々高いローンをくんでマンション買うよりここがいいじゃんって思ってたけど・・皆ここに住んだら、ややこしいことになるか・・・。
大家さんにあんなに親切にされたらほれてまうよね。でも仁とは結婚したくない(笑)
大家さんの洋服素敵だよね。性格も素敵だし。
2. Posted by きこり→桔梗さん   2025年12月09日 15:15
> 後1話なんだね。淋しいわ。
そうなのよ〜このドラマは第1話からハマったのよね。
> でも見てみたら、ミッチーも手越君もイメージと違うし・・ほのぼのとしたいいドラマでした。
このミッチーすごくいいよね。ちょっと面倒くさいけど(笑)かわいくて。策が心を許すのもよくわかる。
> 毎回、いい台詞があって・・きこりさんが書いてくれてるので、忘れても大丈夫!
久しぶりにセリフを書き留めたい!って思ったドラマかも。
脚本家さん新人さんらしいけど、すごく面白いよね。
どの登場人物にも愛を感じるし(あの憎らしい仁ですら)シビアさと優しさがほどよく成立していて、描きすぎないところも好み。
> ほたる役の子の名前をどこかで見たなと思ってたら、再放送中の「とと姉ちゃん」に出てる5歳位の女の子の名前と同じで・・。
あら、そうなのね。どっかで見たことあるような〜ってずっと思ってたよ(笑
子役と女優の中間で難しいお年頃なのかもしれないけれど、フレッシュで印象的だったよね。
> 月々高いローンをくんでマンション買うよりここがいいじゃんって思ってたけど・・皆ここに住んだら、ややこしいことになるか・・・。
ややこしそうだけど、気楽ではある(笑
大家さん生きている限り、みんなで一緒に住むのもいいかも。
> 大家さんの洋服素敵だよね。性格も素敵だし。
そう。一瞬疑っちゃったけどいい人だった(笑
あの服をしっくり着こなしてらっしゃるのも素敵だよね〜
絵もいろんな作品見たい!

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