きこりのテレビ日記 #257きこりのテレビ日記 #259

2025年09月23日

きこりのテレビ日記 #258

 9月22日(月曜日)晴れ 6度→24度

 5時半起床。
掛け布団を畳み、窓を開けると、ニャンズはすでにハッスルモード。

「あたしが一番最初に出るからね?」
「姐御、わかっとります・・」

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 本日仕事は休み(サボり)だが、
ちょっこしやることがあるので6時頃会社へ。
最近、朝の気温は一桁台( ̄▽ ̄;)
車で出かけたら、フロントガラスが真っ白で見えやしない。

 7時15分 NHKBS 朝ドラ再放送『チョッちゃん』139話


 疎開先でも頑張りとコミュ力を発揮しネットワークを作り、広げるチョッちゃん(古村比呂)。周りの人たちにもちろん助けられているが、村の一員として、日々、その存在感を大きくしていっているぞ。

 常子さん(栗田ひとみ)の寿退社、所長さんの心づくしの送別会、みささん(由紀さおり)の家事チャレンジ(笑)、仕出しの弁当のお土産を喜ぶみんな。そう言えば、私も小さい頃、父が会合でもらった仕出し弁当を見て歓喜の声を上げたもんだ。いいドラマは見ている者の記憶を自然と刺激する。そして穏やかに想像力を喚起させる。

 常子さんの祝言で歌うチョッちゃん。着ている留袖は多分、喜作さん(伊奈かっぺい)の奥様が貸してくれたのだろう。遠慮するチョッちゃん、いつもの笑顔で差し出す奥様の顔すら浮かんでくる。

 これまで色んな生活の場面で、その歌声で愛を伝え、家族に力を与えてきたチョッちゃん。このハレの場でも常子さんはもちろん出席した皆さんに感動を与えている。オペラ歌手になれなかったこと、才能を否定されたことはチョッちゃんの心の傷になっているかもしれんが、こうやってともに生きている人たちに与えているものは大きい。そしてチョッちゃんが得ているものも。

 7時30分 NHKBS 朝ドラ『あんぱん』126話


 一方こちらの朝ドラは強制想像というか、脳内補填をさせる系。朝ドラらしい日々の積み重ねのないいつも通りの雑な展開。もうチラ見しかしていないのでアレなんだが、やっと今週で終わる・・・とホッとしている。もちろん演じている役者さんたちには何の罪もない。本当にご苦労様でしたと言いたい。それでもこのドラマはワシの中で『半分、青い。』を超えてワースト1位になってしまったYO!3つ続けて朝ドラにハマれない日々が辛い。『ばけばけ』に期待するしかない・・・

 食事の後、庭仕事開始。
が、本日は「燃えるゴミの日」なので、9時ギリギリまで待って溜め込んでいた10ℓの袋に入れたものを8個出したナリ。でもまだまだある・・( ̄▽ ̄;)

 庭仕事は2時間半。
ずっとしっくりきていなかった畑が、雑草も無くなり、敷石を畑の真ん中に置き換えたら、いい感じになってきた。明日は苗の植え替えをしよう。



 9月23日(火曜日)秋分の日 晴れ 7度→21度

 5時50分起床。
本日は3匹でGO!
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 しかし10分ほどでケンカらしき声が聞こえて駆けつけると、
いつもの黒猫ちゃん・・・( ̄▽ ̄;) アンタも懲りないねぇ・・
私が玄関の戸を開けたのをきっかけにミー太は離れ
(なつとすずはとっくに逃亡)、家の中へ。
お互い怪我なく済んで良かったよ。

 その後、実家におかずを届けに行ったら、
久しぶりに母親とやり合ってしまい、
心を無にするため庭仕事2時間半。
しかし中々、「無」にはなれず( ̄▽ ̄;)
でも気分転換にはなった。

 『僕達はまだその星の校則を知らない』Episode Final(#11)(最終回)僕達の幸いを求めて(録画)(フジテレビ)


「校長先生から聞きました。
また裁判をやろう。
次の戦いも楽しみにしているとおっしゃっていたと。
訴えるのは脅したいというより、
本音でぶつかりたいからじゃないでしょうか。
そういう戦い、僕は苦手ですが、
理事長さんは得意なのでは?」
「ははっ・・・面白い。
やってやろうじゃないか」理事長


 にやりと笑った健治(磯村勇斗)に確かな成長を感じた。
学校にも、父にも、理事長にもビクビクしていた健治が、もがいている自分を、そしてもがいている誰かを冷静に受け止め、その状況に向き合い、自分の幸だけでなくお互いにとっての幸を見つけたいと思えるようになった。目の前の景色から「ムムス」だけじゃなく「フルル」や「リリラ」や「トルル」や「ポポム」を感じられるようになった。健治の世界がどんどん豊かになっていく。

 山田先生もお金が欲しかった訳じゃない。
「もっと誇りを持って働きたかった」
忙しいと書いて心を失くすゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 誇りも仕事を楽しむことも、余裕がなければ難しい。こなすだけで精一杯。心の声に蓋をして走り続けると失うものもある。そして健治が言った通り学院の「理事長」VSそこで働く「教師」という上下の関係性でのみ通じる言葉ではなく、人間同士として語り合いたくもあったんだと思う。

「僕は学校が嫌いです。
ぬめぬめ、べとべと・・・
多種多様の人類が無作為に集まる秩序のない場所。
でも・・・そう、
だからこそみんなもがこうとするんですね。
少しでもわかり合いたくて行動する。
言葉にする。
それは輝いてもいるけど、
ものすごく難しくて、
繊細で傷つくことの方がずっと多くて。

僕達はまだこの星で生きていくすべを何も知らない。
でも、それを探し続けることこそが、
僕達の幸なのかもしれない」


 裁判長からは訴訟をしてまで争うことだったのかとの疑問が出されたが、「学校」という生き物が動き出したら、そのうねりを、行先を変えるのは簡単なことじゃない。山田先生(平岩紙)が断言していたように「声をあげる」ことで見えたものがあったし、理事長(稲垣吾郎)も「裁判」という形でしか明らかにできない自分の中の声があったのだと思う。

 意外に腹が座っていた理事長は裁判という現実に真摯に向き合い、学校や自分がしてきた仕事の膿を出し、本来の自分自身を取り戻すことができた。お互いに、この学校を良くしたいという思いがあったからだよね。証人として立った生徒達も、傍聴した先生たちも、学校や仕事への愛情と誇りを新たな気持ちで手にすることができたんじゃないのかな。

「こんな面白い裁判って、またとあるだろうか」

 本当に。
裁判長、結構傍聴席でのフリートーク許してくれたしさ。
言葉も生きている。口から出されることによって、それぞれの言葉が重なり合うことによって広がる世界、始まる世界がある。そのことを生徒も教師たちも実感できたよね。目の前の現実に前向きに向き合えば世界は変えることができる。そこから一歩が始まる。

 なんだか健やかな涼風をもらったようなドラマでした。
一歩間違うと嘘くさい展開になりそうなところが、脚本、演出、キャストとスタッフ、すべてがほどよく動いて優しく刺さった。見て良かったと心から思えるドラマでした。




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matakita821 at 16:36│Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 テレビ日記 | 2025年ドラマ

この記事へのコメント

2. Posted by きこり→sannkenekoさん   2025年09月30日 18:45
いやいやいや、忙しい時にお気遣いなく〜
> 「虎翼」といい朝ドラが後半にグダグダになるのは仕方がないのかしら。戦争パートが必要なのはまだわかるとして、アンパンマン誕生からアニメになるまでに全然時間が足りない感じ。
時間が足りないというか〜漫画を描き続けたいという情熱が伝わってこなかったし〜そもそも作品を創る過程がほぼ描かれなかったので、ホントに漫画家に拘ってんの?というか・・・( ̄▽ ̄;)主役が崇とのぶ二人って感じだったので、どっちつかずというか〜
そもそも崇をなんであんなネガティブでイジイジしたキャラにしたのか・・
> 「ばけばけ」は・・・どうしてクレジットがあんなに小さいんでしょう(苦笑)
ホントに(笑
もう私はクレジット見るの諦めました(笑)写真に集中(笑
今のところ(2話までだけど)いい感じで見ています。いやなドキドキありますが・・(笑
朝と夜が寒いぐらいになって、北海道らしくなりましたよね。陽の落ちるのも早くなって。この前、一瞬ストーブ焚いちゃいましたよ(笑
秋ドラマ、お互いにいい出会いがあったらいいですね。
1. Posted by sannkeneko   2025年09月30日 17:05
お久しぶりです。そしてご丁寧にありがとうございます。先ほど気付きまして(-_-;)、大変大変失礼いたしました。

「虎翼」といい朝ドラが後半にグダグダになるのは仕方がないのかしら。戦争パートが必要なのはまだわかるとして、アンパンマン誕生からアニメになるまでに全然時間が足りない感じ。
「ばけばけ」は・・・どうしてクレジットがあんなに小さいんでしょう(苦笑)

やっと過ごしやすい気候になりましたね。秋ドラマでまたお話させてください。よろしくお願いします。

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