「慶次郎縁側日記 3」 第7回 意地きこりのテレビ日記 #234

2025年06月10日

「続・続・最後から二番目の恋」第9話 一緒にわちゃわちゃ生きていければ幸せ



 さて、冒険に出た双子たちは、ゼーゼー言いながらも子供の頃の夢を叶えたようです。
頂上で飲むコーヒー旨し!

「どんな気持ちですか?今」万里子
「・・・・・・う〜ん・・・
命の心配しなくていいのは嬉しいんだけどさ、
ちょっとピンときてないっていうか・・」真平
「はい」
「どうしていいのかわからないっていうのがさ、
正直なところ」
「うん」


「ず〜っと今日死ぬかもしれないと思って
生きてきたからね。40年近く」
「そうですね。
・・・・怖いですよね。
急に何かが変わるのは怖いです。
素晴らしいことでも怖いですよね」
「うん。怖いね」
「でも、良かったです」


 ず〜っと病気の自分、死と隣り合わせの自分としか向き合ってこなかったんだもん。それが無くなると、いい変化だとわかっていても怖さは生れる。急に目の前に「自由」が攻めてきたみたいで戸惑う。これからだよね。人生やっと半分まで来たところ。少しづつ健康な自分に慣れていけばいいさ。

 書初めの課題「生きる」「生きろ」と書いた万里子(内田有紀)。
シンプルでまっすぐな祈りが真平(坂口憲二)を支えてきたんだね。

 そして千明(小泉今日子)は万里子からの手紙と草案を受け取っていた。
万里子の手紙には成長していく自分への実感と喜び、そしてそこまで導いてくれた千明への感謝と愛情が詰まっていた。そんな瞬間に立ち会えた千明も誇らしかっただろうね。

 『すべての文字が私が選択した意志でできてます』という言葉が本当に素敵だと思ったよ。選ぶことも進むことも怖がっていた万里子が一人の人間として自分の意志で歩きだし、未来を選ぼうとしている。なんか泣けるぜ。

 それに対する千明の手紙も人間性が伝わってきてグッときたよ。
万里子の思いも行動もすべて受け止め、そして優しく背中を押してくれている。
さすが万里子が惚れ込んだ人だよ。

 自分の背中を見つめ一生懸命ついてきていた子が、いつのまにか一人の作家として自分を刺激し、感動させ、パワーをくれる存在になっている。
こんな嬉しいことないよね (´;ω;`)

『今までは仕事上の恋人だったけど、
今度は溶け合いたいです。
作品でひとつになりたい』


 やられたよ・・・最高のラブレターじゃんか。
草案は千明と万里子が往復書簡のように書き加え、その後「チーム千明」のみんなにも参加してもらい、さらに推敲することになったぞ。

 まさにチームのみんなで創り上げる作品。
万里子にとっても嬉しいやね。





 そして長倉和平(中井貴一)だよ。
タコパをやると言ってみんなを集め、市長選のことを発表!と思ったら、千明が先に言っちゃった(笑

 和平、断っちゃったんだね。
確かに長倉和平はナンバー2、あるいはナンバー3で実力を発揮する男。
でもここにきて大博打に出るかと思ったが・・・・(笑

 後継者を頼まれ、鎌倉のこと、自分のこと、いろんな夢を見た時、自分が選ぶべきものが見えたそうな。

「ここでさ、お前達と一緒に生きて、
娘がこんな素敵な大人になってくれて、
おまけに吉野さんが隣にいてくれる。
何か、俺、幸せだな〜って・・・
自分に大きな変化を起して、
それを壊したくない。
ここが俺の夢なんだな・・って思ったんだ。
それで・・・断るという選択をしました」


 あら!さらっと千明への思いを伝えたよ!
長倉和平らしい言葉、そして選択だね。
この普通の日常を守り、大切にして生きてきた。
だからこその結論。最高じゃないか。

 しっかり悩み、考え、人生で初めて自分の未来を選ぶというドキドキワクワクを経験した和平さん。かっこいいぞ!

 えりな(白本彩奈)もそうだったようで。
優斗(西垣匠)に自慢してたと思ったら、突然のキス宣言。
偶然、そんなシーンを目撃してしまった和平は動揺しまくり(笑
覗いてたのもバレちゃったし〜

 なのに見られたとわかったのに食事に誘うとは・・・
えりなも中々肝の太いおなごだわい ( ̄▽ ̄;)
さすが長倉家の一族。

 あと2回。
もっとずっと長倉ファミリーを見つめていたいよ〜

 第1話 人生あがきながらけっこう楽しんでいる
 第2話 若さより輝く時だってあるんだぜ
 第3話 正しい生き方なんかどこにもない
 第4話 人生に恋するためにここにいる
 第5話 そっか年取るって悪くないかもね
 第6話 どうせならファンキーに年をとりたい
 第7話 ときめきに、年齢制限なんかない
 第8話 泣いても笑っても愛おしい人生
 第10話 大人って、立派じゃなきゃダメですか?
 第11話(最終話) いくつになっても、未来に恋していたい

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matakita821 at 15:06│Comments(2) このエントリーをはてなブックマークに追加 「続・続・最後から二番目の恋」 

この記事へのコメント

1. Posted by 桔梗   2025年06月12日 19:16
「何歳ですか?」と聞かれて、逆に「いくつに見える?」って聞く人いるじゃない。
めんどくさい人だな〜っていつも思う(笑)。
気を使って、若く言ったつもりが実際はもっと若かったとか・・。
和平さんめんどくさ〜ってすぐ思ったけど、和平さんは千明とはそんな会話のキャッチボールを楽しみたいんだね。
和平さんは長倉家のお兄ちゃんではあるけれど、いつの間にかお母さんみたいな存在なんだよね。
なんだかんだと皆が集まり、おしゃべりが続く心地よい場所・・「ここが俺の夢なんだな・・って」
この前、岡田さんのインタビュー記事を見たら。
初回放送は2012年1月で、ドラマの最初の構想は中井さん小泉さんで全く違うものだったんだって。
でも震災があったりして振り出しに戻って出来たのが「最後から二番目の恋」だったんだとか。
素敵な物語をありがとう。13年も経って続続編を作ってくれてありがとう。



2. Posted by きこり→桔梗さん   2025年06月13日 19:44
> 「何歳ですか?」と聞かれて、逆に「いくつに見える?」って聞く人いるじゃない。
> めんどくさい人だな〜っていつも思う(笑)。
私も大嫌い(笑)知らんがな・・って思う。
若く言って欲しいんだろうな〜って思うけど、わざと実際と思われる年齢の1歳か2歳だけ少なく言う(笑
> 和平さんめんどくさ〜ってすぐ思ったけど、和平さんは千明とはそんな会話のキャッチボールを楽しみたいんだね。
そうなんだね。も〜やぁね!って顔されるのも嬉しいんだろうね。
そういうくだらないどうでもいい話をしたいんだよ。
> 和平さんは長倉家のお兄ちゃんではあるけれど、いつの間にかお母さんみたいな存在なんだよね。
そうだよね。和平さんの人間性や在り方が長倉家の雰囲気を作っているんだよね。
優しく守ってくれている。
> なんだかんだと皆が集まり、おしゃべりが続く心地よい場所・・「ここが俺の夢なんだな・・って」
素敵な結論だったね。さすが長倉和平。
> この前、岡田さんのインタビュー記事を見たら。
> 初回放送は2012年1月で、ドラマの最初の構想は中井さん小泉さんで全く違うものだったんだって。
そうなんだね〜あの二人のため、長倉ファミリーのためのドラマ、あの形しかありえない感じだけど。やっぱり作家さんってすごいね。時代やできごとを受けて、さらにフィットする物語に作り上げる。
> 素敵な物語をありがとう。13年も経って続続編を作ってくれてありがとう。
続編ってたいてい、味もうすくてまぁまぁ・・ってのが多いと思うんだけど、このドラマはどのシーズンも充実しているんだよなぁ。ホント、また再会できて、感動をもらえて、感謝しかないよね。

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