きこりのテレビ日記 #231「続・続・最後から二番目の恋」第7話 ときめきに、年齢制限なんかない

2025年05月25日

「慶次郎縁側日記 3」 第5回 可愛い女

 なんか3話ぐらいまで、あれ?なんか違うよな〜とうっすらと馴染まないものを感じていたが、先週からしっくりくるようになり、今回は沁みたわ〜


 美人でモテモテだったおさき(17歳)(黒川芽以)はキスをすると子供ができるという言葉を信じ、職人の源次(長谷川朝晴)と所帯を持つはめになったが、コイツが仕事もできなきゃ才覚もない嫉妬深いDV夫。おさきを殴っては長屋で騒ぎを起こすというクズだった。しかしおさきには逃げた先の知恵もなく耐えるしかなかった。

 いつも友達のおしな(矢沢心)にぐちを聞いてもらったり慰めてもらって気を晴らしていたが、このおしなも考えなしに同心の森口(晃之助)(比留間由哲)に男になったフリをしてもらえばいいとアドバイスする始末。ある日、源次の暴力に耐えられなくなったおさきは晃之助に助けを求め、晃之助もそんなおさきを家にかくまうのだった。

 いや〜皐月(安達祐実)の留守にね〜( ̄▽ ̄;)
なんかシーズン3では皐月の母・志乃(大谷直子)が気鬱の病になり(ぴったり( ̄▽ ̄;) 病気のせいもありわがままになり女中もいつかない)、看病のためちょいちょい実家に戻っているだが、この時もそうだった。前回、晃之助から自分がいなくてもは大丈夫と聞き皐月はモヤモヤしてるっていうのに。(皐月はお前がいなくて寂しかったとか、やっぱりお前がいないとダメだと言って欲しいのだが、朴念仁の晃之助にそんなセリフ思いつくはずもなくこじれていく〜)。晃之助は仕事の一環としておさきを守っているつもりだが、うぶなおさきは一緒にいるうちにどんどん惹かれていく。

 それを察したおしづ(皐月のばあや的存在)(梅沢昌代)は辰吉(お手先)(遠藤憲一)に相談するんだが、「晃之助は行くところのない者を放り出せないと言ってるし、おさきはそろばんづくで動いている訳ではないからさ〜」と気にしない。

「それだから恐ろしいんです。
そろばんづくではないから」おしづ


 さすが年の功、わかっている。
そろばんづくなら、さすがににぶい晃之助でも気づく。それがないから、いつのまにか取り込まれっちまうんだよ〜
 
 ある雷の夜、晃之助は怯えているおさきを思わず抱きしめキスをしてしまうが寸でのところで思いとどまる(よく耐えた!)(ま、家の中におしづもいるしね( ̄▽ ̄;) )。怖くなった晃之助はおさきを根岸の慶次郎(高橋英樹)に預けるのさ〜




 自分に会いにこない晃之助に思いを募らせるおさきだったが、そこに様子を見に来たおしなのせいでとんでもないことに。商家の別荘にいるおさきの境遇に嫉妬したおしなは(もともとどこに行っても話題になるおさきを妬んでいた。自分より不幸そうだったから受け入れていただけ)おさきには晃之助に会ってもらえるよう文を書け、源次には二人が仲良く月見するそうだよと教えて、三人で修羅場になるようセッティング。晃之助は行かなかったけど、そのせいで源次は戻ろうとしないおさきを殺そうとしたのさ〜

 いや〜矢沢心さんが浅はかで安い感じをうまく出していた。
引き立てられる源次のあとから辰吉に支えられ出て来たおさきは、すまなそうに眼を伏せる晃之助を見つめ去っていこうとしたら、おさきが「堪忍して!おさきちゃんがあんまり幸せそうで、私悔しくて」と懺悔に来た。

「・・・・夜なのに明るいんだもの・・・
あんまり明るいからすっかり見えちまった。
おしなちゃんの気持ちも・・・旦那の・・本心も」おさき


 うぶですぐに人を信じるおさきという娘はもういない。
恋する切なさと苦しさ、人間の心の裏を知ってしまったひとりの女・おさきが悲しい。

 その言葉にハッとする晃之助。
彼もこの時、今まで知らなかった封じ込めてきた自分という人間を知ったんだね。

 その後、根岸を訪ね慶次郎に謝罪する晃之助の姿が・・・
おさきは辰吉の知り合いの親分に仕事を紹介してもらい藤沢へと旅立った。
源次はおさきが罪の許しを願い出たため無罪放免となった。

「義父上・・・
私は一度おさきをこの腕に抱きました。
あれは・・・おさきを守るためではなかった。
どうしようもなく惹かれたからです。

惹かれていく己の心が恐ろしく、
私はおさきを突き放した。
助けてやるという約束も忘れ・・・
おさきから逃げた。
私は卑怯です。
同心としても・・・男としても・・・」

「卑怯か・・・。
・・・そうかもしれん。お前も俺も。
なんとかしようと背負いこんでは、
支えきれずに放りだす。
助けるつもりが、かえって人を傷つける。
だが・・他にどうしようがあるのか、
俺にもわからん」慶次郎
「・・・(涙ぐみ礼をして去る)」

「晃之助!
しっかりと生きていくさ、おさきは。
俺たちの手なぞ借りずともな」
「・・・・・」


 そうなんだよ、今の晃之助は自分への罪の意識と失望で呆然としているけれど、おさきはきっとしたたかに今まで以上に自分らしく生きていくさ。恋を失ったけど自分の中にある強さにも気づいたはずだからね。

 見ながら、この人誰だっけ〜?(宇多田ヒカル?いや、まさか?)と思っていたんだがゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ 黒川芽以さんだったんだね〜
清潔感のある存在感、娘から女へと変わろうとする佇まい、奥に秘めた強さが伝わってくる、素敵なおさきでした。

 そして晃之助も、清廉潔白だった自分の中にある弱さや情けなさを知り、人間としても同心としても成長するきっかけになったんじゃないのかな。人間の心の複雑さ、美しさと醜さ、清と濁、許し・・・流されながらも必死に生きて行こうとする人間、自分もそのひとりなのだと。

 ふたりの会話を廊下で聞き、晃之助が帰った後、わざと庭掃除をさせる佐七(石橋蓮司)がいいやね〜いい相棒だよ。

 晃之助の元に戻った皐月はおしづからあらましを聞いたんだが〜
あの夜(お月見団子を届けに行った)、皐月と会った時、「すまぬ」と言った晃之助が『私の知らない、別の人の顔をしておいでだったのです』とショックを受けていた。

 あ〜ぁ・・・こりゃ荒れるね。
そもそもさ〜父親の左門(林隆三)がさ〜面倒くさい妻から逃げて世話を皐月に押し付けてっからでしょうが〜( ̄▽ ̄;) 慶次郎の所に相談に来ていたけれども〜まずアンタがどうにかしなさいよ〜

 そして晃之助もなコミュ力高くないしな〜
口下手というか〜朴念仁というか〜
ほんの一言でも皐月へ愛情を込めた言葉が伝えられたらね〜賢い皐月だもの、しつこくしないと思うよ〜でも皐月の中でも別の扉が開いちゃったみたいだからな〜

 いや〜面白い!再放送を楽しんでおります。
やっぱり時代劇っていいな〜と思った朝でございました。

 第6回 ふたり

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matakita821 at 10:47│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 「時代劇」 

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