「続・続・最後から二番目の恋」第5話 そっか年取るって悪くないかもねきこりのテレビ日記 #229

2025年05月14日

「しあわせは食べて寝て待て」第7話

「やっと出ていける。
・・・・・・出ていけたら・・
絶対帰ってくるもんかって
思ってたんですけど・・・・」弓ちゃん
「うん・・」さとこ
「けど・・・」


 「行ってきます」と言ってバスに乗り込んだ弓ちゃん。
出ていけることになって初めて、自分が育ったこの団地、あの部屋、そして家族のことを受け入れることができたのかな。

 弓ちゃん(中山ひなの)の合格と旅立ち。
多分、弓ちゃんは家族よりも早く合格をさとこ(桜井ユキ)に知らせたと思う。「さとこ」という場所に出会えたおかげで家と学校で息が詰まりそうだった弓ちゃんは、生き続けることができた。そして自分の「次(未来)」を考えることもできたんだと思う。

 座ったらもう、前だけを見ていた。
旅立てる場所があるから進んでいける。
その覚悟が伝わってくる横顔だった。
さとこは弓ちゃんの「起点」になれたんじゃないのかな。



 すっかり団地の皆様に馴染んでいるさとこ。
外でお茶をしている鈴さん(加賀まりこ)達に合流。
そして今日も今日とて、そんなお仲間の一人から台所の水漏れ修理を頼まれる司(宮沢氷魚)。

 こういう歴史ある団地に住んでいると若いもんはどうしたって
使われるのかしらね〜( ̄▽ ̄;)
年配の方が多いから知らない業者を家に入れるのも不安だろうし、司なら無料だしな〜

 さて、その帰り、さとこは鈴さんから今使っている部屋をあげると言われた。
昔、300万で購入したので、さとこの支払う家賃が300万に達したら、そのまま譲渡してくれるというのさ〜

 ありがたいけどさ、簡単に返事はできないよね。
一生ここに住むかどうかわからんしさ〜言うたらなんだけど譲渡には鈴さんの安否確認も含まれていると思われ・・・ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ それに贈与税発生するんじゃ?

 おりしも団地では12年に一度の大規模修繕計画が出ており、次の12年後は修繕じゃなくて建替えになるじゃろと推定されておる。その時に同じ場所に住める保証はない。

「いろんな面倒なことを引き受けてでも
ここに住みたいと思えるかどうか・・・」司
「そうでないと、お部屋は頂けませんね」さとこ
「・・・・僕には無理だなぁ・・」


 まだ司には居場所を定めることが、重しのように感じられるのかな。
でも正直な気持ちだと思う。





 最近、自炊をサボりがちなのか昼のお弁当が塩にぎりだけのさとこのことを、社内外の皆さんが心配しております。移住話を諦めたことがアレだったんじゃ・・とヒソヒソ。

 そんなさとこを豆腐料理専門店に誘った青葉さん(田畑智子)。
お金はかかるけどね、たまには人の作った美味し〜い料理食べないとさ。こういうちょこちょこと小さいお皿に乗っているおかず見るだけでテンション上がるよね〜

 そこで話題に上ったのが、さとこがSNSでフォローしている「ウズラさん」。
「ウズラさん」はスーパーの見切り品で美味しそうなイタリアンを作って投稿しているそうな。定年退職されて一人暮らしをしている60代の女性らしい。にゃんと、さとこと同じ団地に住んでいるんだって〜(怖いですね〜すぐにこうやって住居を特定できるのよ〜ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ)

 買物も調理も楽しんでいるのが伝わってくるウズラさん(宮崎美子)。
自分の作ったものを「美味しそう〜」と思って食べられるのって幸せだよね。

 青葉さんは、今『50代からの女性の一人暮らし』という本を企画しており、ウズラさんに取材を申し込むことにしたぞ。同じ団地に住むというアレでさとこも協力することに。

 青葉さんのウズラさんへのメッセージ。
さすがにいい文章だったね。
さりげなく負担にならないような配慮とウズラさんへの敬意が感じられて、

 さて、移住が決まった八つ頭君(西山潤)とりくさん(北乃きい)。
いろいろとお世話になった唐社長(福士誠治)に感謝を伝えるために食事会を開きたいので場所の相談に乗って欲しいとさとこを訪ねて来て・・・鈴さんが自分ちで食事会を開催すると強引に決定。鈴さん賑やかなの大好きだもんね〜

 当日はなぜか青葉さんと社長という組み合わせ(古い付き合いなのか、気の置けない会話に笑える)。八つ頭君、最初に会った頃よりコミュニケーション能力各段に上がってる〜立派に挨拶する姿にこっちまで笑顔になっちゃったよ〜りくさんとの付き合いを経て精神的にも充実しているのね。

 鈴さんと司が出してくれたのは土鍋で炊いた筍ご飯と鯛の潮汁、菜の花・そら豆・真鯛の天ぷら、白和え(さとこ作)。うまちょ〜!筍も米も貰い物、鯛は天然だけどアラを使っているそうな。美味しくて座も盛り上がりましたわ〜

 さて、ついにウズラさんとの対面の日がきた。
こういうSNS上の知り合いと実際に会ったことって私はないんだけど、ドッキドキだよね。いろんな意味で( ̄▽ ̄;)

 ここでもさとこがナイスサポート。
薬膳の知識でウズラさんに合ったお茶を選んだり、アンチコメントで落ち込み鬱病を患っていたことを話すウズラさんに、自分の経験も伝えてウズラさんが気まずさを感じないようにしてくれた。

 いつのまにか病気のこともサラッと伝えられるようになったね。
それだけさとこが自分自身にも体力的にも自信が持てるようになったってことなんだろうな。いろんな角っこが取れて、さとこ自身も生きやすくなったような。

 取材は断られてしまったけど、付き合いは続く模様。こっからだよね。
いつか本物の信頼関係が築けたら、ウズラさんの素敵な生活を青葉さんが紹介できるようになるのかも。

 帰り道、三人で会話をしている時、さとこは自分が放った「いろいろといい条件が重なったんですね」という言葉で記憶が蘇った。この言葉はそもそも鈴さんからもらったのだった。その通りいい条件が重なってさとこの生活は大きく変わった。

 なんだか腑に落ちたんだね。
さとこは鈴さんの申し出を受けることにした。

 鈴さんと司の会話が聞こえてくるここちよい昼寝。
人によっては近すぎる距離かもしれないけれど、
今の自分にはすごく心地いい。
この場所で生きてみよう・・・
縁の不思議さと面白さが感じられる回でした。

 って、鈴さんに伝えて喜んでもらえたのに・・・
鈴さんの娘を名乗る女性が部屋の譲渡に文句ありそうな雰囲気アリアリでさとこの前に出現。アンタ「負動産」って言ってたんじゃないんかい?
それでも他人に渡るとなったら、アレなのかい?

 第1話・第2話 第3話 第4話
 第5話 第6話 第8話 第9話(最終話)

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matakita821 at 17:16│Comments(4) このエントリーをはてなブックマークに追加 「しあわせは食べて寝て待て」 

この記事へのコメント

1. Posted by sannkeneko   2025年05月15日 17:03
こんにちは〜。
パックされたトビウオを初めて見まして。美味しそうなイタリアンになっちゃうんですね〜♪♪♪

>多分、弓ちゃんは家族よりも早く合格をさとこ(桜井ユキ)に知らせたと思う。
電話でなく直接。弓ちゃんはさとこと会って半年くらい?でも彼女の人生には本当に大切な時間で出会いだったんだと思う。
旅立ちのファッションがアレ?とか親はバスまで送ってくれないの?とか、そもそも”あの親”が良く学費やら何やら払ったわねぇとかブツブツ(笑)
で、八つ頭君とりくさんの移住も決まり放心状態のさとこのお昼は塩むすびだけ。事務所の皆さんは心配⇒冷たい視線を向けられる唐社長(笑)。

第4話?さとこをとろろ定食に誘った時もだけれど、青葉さんの言葉の選び方、素敵ですよね。
>さりげなく負担にならないような配慮とウズラさんへの敬意が感じられて
だからこそ(取材NGであっても)ウズラさんも会ってくれたんでしょうし。

それはそうと”部屋あげます”問題。家賃が300万になったら・・・だと不動産取得税とか固定資産税とか・・・こういうことを司が考えていないことがとっても不思議。鈴さんの娘さんも現れて・・・何だか圧が強そうで。
2. Posted by 桔梗   2025年05月16日 17:52
このドラマの特番があるそうで見なくちゃね。
この団地は、「団地のふたり」と同じロケ地という記事を見たけど、ドラマが違うとまた別物に見えてしまう。
緑があって広いのが気持ちいいよね。
団地のふたりのキャストがさりげなく登場しないかな・・。
それにしても、高齢化と老朽化問題。現実どうなっていくんだろう・・。
司みたいな人を雇用できないもんかね・・。クーポン券やお米などのお礼だけではね。
高齢者だけではないけど、安心して住めるような住まいを提供してもらえないだろうか。
ウズラさんとさとこが分かれるとき、部屋の場所を教えあったりするでなく、また偶然会えたらね・・みたいな感じで別れる距離感が好きだわ。
でもウズラさんの台所、ざるがいくつもあったりしてちょっとお邪魔してみたいな・・なんて思った(笑)。
あと二回で終わりなのかな?
日常生活のなかで相手への思い遣りやささやかな楽しみ、一緒に食べる、そんなやりとりが心地いいね。

3. Posted by きこり→sannkenekoさん   2025年05月16日 18:35
こんばんは〜!
> パックされたトビウオを初めて見まして。美味しそうなイタリアンになっちゃうんですね〜♪♪♪
そうそう!丁寧に焼いている段階でめっちゃ美味しそうだった。
> 電話でなく直接。弓ちゃんはさとこと会って半年くらい?でも彼女の人生には本当に大切な時間で出会いだったんだと思う。
最初はラインでの会話オンリーだったけど、弓ちゃんにとって顔を見て話したい相手になっていたんだね。さとこと出会い、すべてにどうでもいいだった弓ちゃんが自分自身を大切に考えられるようになったし、自分の未来を見つめられるようになった。
> 旅立ちのファッションがアレ?とか親はバスまで送ってくれないの?とか、そもそも”あの親”が良く学費やら何やら払ったわねぇとかブツブツ(笑)
私も、あの服装は、おんや?と思った(笑
親の見送りは弓ちゃんが拒絶したのかしら。そしてそれをそのまま受け入れてしまう両親なんだろうね。
> で、八つ頭君とりくさんの移住も決まり放心状態のさとこのお昼は塩むすびだけ。事務所の皆さんは心配⇒冷たい視線を向けられる唐社長(笑)。
社長、頑張ったのに(笑
でもいい職場だよね。心配してもしつこくしないし。
> だからこそ(取材NGであっても)ウズラさんも会ってくれたんでしょうし。
そうなんだよね。メッセージで断っても良かったけど、あの文章を読んで、この人にはちゃんと会って断りたいと思ってくれたんだろうね。
> 不動産取得税とか固定資産税とか・・・こういうことを司が考えていないことがとっても不思議。鈴さんの娘さんも現れて・・・何だか圧が強そうで。
そうなのよ( ̄▽ ̄;)300万を分割で支払ったってことにして購入したってことにするのかな?でもその後固定資産税払わなきゃだよな〜とか。娘さん怖かったよね〜てか、一瞬、まさか鈴さん亡くなった?とか思っちゃったゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
4. Posted by きこり→桔梗さん   2025年05月16日 18:43
> このドラマの特番があるそうで見なくちゃね。
そうなのよ!私も見なきゃ!って思ってた。楽しみだよね〜
> この団地は、「団地のふたり」と同じロケ地という記事を見たけど、ドラマが違うとまた別物に見えてしまう。
え?そうなの?まったく違う団地だと思っていたよ( ̄▽ ̄;)びっくり。
撮り方が違うとこうも違うもんか。
> 緑があって広いのが気持ちいいよね。
いや〜こういう所なら私も住みたいよ。陽当たりもいいけど、一人暮らしなら広々と暮らせるよね。
> 団地のふたりのキャストがさりげなく登場しないかな・・。
通り過ぎるだけでもいいよね(笑
ふたり以外のおばさん達でもいいわ。
> 司みたいな人を雇用できないもんかね・・。クーポン券やお米などのお礼だけではね。
「雇用」ってなると司も嫌なんじゃないの?
今のお互い気楽に頼まれる感じが合ってるのかも。私なら、やらんけど(笑
> 高齢者だけではないけど、安心して住めるような住まいを提供してもらえないだろうか。
高齢者と幼児って相性いいからさ、子供連れで働いている人を入れて、高齢者のみなさんにみてもらったりとか( ̄▽ ̄;)高齢者のみなさんは日常の困りこと手伝ってもらうとかさ。お互いに有難い感じで住める場所にするとかさ。
> ウズラさんとさとこが分かれるとき、部屋の場所を教えあったりするでなく、また偶然会えたらね・・みたいな感じで別れる距離感が好きだわ。
私も思った(笑)これを機に連絡先とか聞かれたらヤダよ(笑
いつかまた会えるかもな〜ぐらいの距離感がいいよね。
> 日常生活のなかで相手への思い遣りやささやかな楽しみ、一緒に食べる、そんなやりとりが心地いいね。
普通の人の普通を大切にしている生活や喜びが描かれているのが好きだなあ。かろやかに繋がれる縁も心地よい。あと二回なんて寂しいな。

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