2025年03月24日
「御上先生」 last episode （最終回）- Puppets can't control you -
6年前、自殺した槙野（岡田将生）の部下の葬儀の夜が始まりだった。
「あのさ・・・その後悔は多分一生続く。
槙野のせいじゃないよって言うのは簡単なんだけど、
言われても槙野辛いだけだよね。
この先ずっと、今槙野が思っている以上に苦しいと思う。
支えるから。生きてくれ」御上
「・・・え？俺とお前、そんな関係だっけ」槙野
「バカ、これからなるんだよ」
「全部僕達の責任だから。
自分の命を自分で消してしまう人がいる。
そこまで追い込んでしまう人がいる。
教育行政官の責任じゃないかって思うんだよね。
線香あげて自己満足とかありえない。
ただの弔い合戦じゃ意味がないんだよ」御上
「・・・・・・」
「日本の教育が、生き残るための戦いだ。
そうだろ？」
痛みと後悔で繋がった二人。
でも、その思いは行動となり、未来へと向かっている。
冴島先生（常盤貴子）からの、そして槙野が中岡（林泰文）が密談に使う店に仕掛けた盗聴器での塚田（及川光博）との会話で不正の全貌が明らかになるデータは揃ったが、不正入学者は千木良（�眄个△�り）の他に現役生もいる。記事にする前に神崎（奥平大兼）は、まず千木良と話すことにした。
一色先生（臼田あさ美）に相談したのは、やっぱり千木良だったんだね。
でも彼女は悩むだけじゃなく努力を続け、現在は成績上位になっている。それでも自分が許せない。千木良は神崎の「一緒に考えたいんだよ」という言葉を拒否したけど、今彼女が決断を下すのは難しいよね。この件が記事になると彼女だけでなく妹の未来にも影響が出る。議員の父は辞めることになる。家族の、そして他の不正入学した生徒の運命がかかっている。
いつもオカミのサポートに徹している是枝先生（吉岡里帆）の千木良への言葉が沁みた。
「許せないの。
千木良さんの人生は千木良さんが選んでいい。
なのに学校は千木良さんから、その自由を奪った。
でもそれは、それに気づくことができなかった私にも責任がある。
千木良さん、後悔のない選択肢がないのはわかってる。
でも起こってしまったことは変えられないんだよね。
これからの時間でしかどうにもならない」
「悔しいです。でも諦めたくない」千木良
「私も諦めない。
それしかできないけど、一緒に最後まで」
是枝先生も母親に方向を決められてしまったからね。
でもその状況の中で、今、教師としてできることは何かを必死に考えてきたんだと思う。無理やり与えられた場所だったかもしれないけれど、苦しくても、その現実を受け止め、未来を作っていくしかない。説得力のある言葉だった。是枝先生も、オカミに目覚めさせられた1人なんだよね。
「あのさ・・・その後悔は多分一生続く。
槙野のせいじゃないよって言うのは簡単なんだけど、
言われても槙野辛いだけだよね。
この先ずっと、今槙野が思っている以上に苦しいと思う。
支えるから。生きてくれ」御上
「・・・え？俺とお前、そんな関係だっけ」槙野
「バカ、これからなるんだよ」
「全部僕達の責任だから。
自分の命を自分で消してしまう人がいる。
そこまで追い込んでしまう人がいる。
教育行政官の責任じゃないかって思うんだよね。
線香あげて自己満足とかありえない。
ただの弔い合戦じゃ意味がないんだよ」御上
「・・・・・・」
「日本の教育が、生き残るための戦いだ。
そうだろ？」
痛みと後悔で繋がった二人。
でも、その思いは行動となり、未来へと向かっている。
冴島先生（常盤貴子）からの、そして槙野が中岡（林泰文）が密談に使う店に仕掛けた盗聴器での塚田（及川光博）との会話で不正の全貌が明らかになるデータは揃ったが、不正入学者は千木良（�眄个△�り）の他に現役生もいる。記事にする前に神崎（奥平大兼）は、まず千木良と話すことにした。
一色先生（臼田あさ美）に相談したのは、やっぱり千木良だったんだね。
でも彼女は悩むだけじゃなく努力を続け、現在は成績上位になっている。それでも自分が許せない。千木良は神崎の「一緒に考えたいんだよ」という言葉を拒否したけど、今彼女が決断を下すのは難しいよね。この件が記事になると彼女だけでなく妹の未来にも影響が出る。議員の父は辞めることになる。家族の、そして他の不正入学した生徒の運命がかかっている。
いつもオカミのサポートに徹している是枝先生（吉岡里帆）の千木良への言葉が沁みた。
「許せないの。
千木良さんの人生は千木良さんが選んでいい。
なのに学校は千木良さんから、その自由を奪った。
でもそれは、それに気づくことができなかった私にも責任がある。
千木良さん、後悔のない選択肢がないのはわかってる。
でも起こってしまったことは変えられないんだよね。
これからの時間でしかどうにもならない」
「悔しいです。でも諦めたくない」千木良
「私も諦めない。
それしかできないけど、一緒に最後まで」
是枝先生も母親に方向を決められてしまったからね。
でもその状況の中で、今、教師としてできることは何かを必死に考えてきたんだと思う。無理やり与えられた場所だったかもしれないけれど、苦しくても、その現実を受け止め、未来を作っていくしかない。説得力のある言葉だった。是枝先生も、オカミに目覚めさせられた1人なんだよね。
少しづつ変わっていった蝶の映像。
鳥に守られるように儚げな様子だった蝶たちが、それぞれの色と輝きを持って飛び立っていく。
美しくて泣けてきたよ。
そして行われた御上の特別授業。
『考える力とは何か』に向かう為にの『戦争はいけないことですか？』そして『正しい戦争はあるか？』という問い。考えて、ひとつの答えを導く難しさ。考えることによって生まれる新たな疑問。
「答えの出ない質問がこの世にはたくさんある。
ハゲワシと少女 貧困とテロ 安楽死
それを考え続けることは、ものすごくキツイことだよね。
考える力っていうのは答えを出すためだけじゃない。
考えても考えても答えが出ないことを
投げ出さず考え続ける力のことだ。
・・・・・考えよう」御上（松坂桃李）
『答えの出ない質問を持っている』と発言した千木良。
考えて考えて・・・
彼女は今の自分自身にできる決断をしたんだね。
「神崎あのね、私、嬉しかったよ。
私がここにいることを無視しないでくれて。
でも神崎、これから新聞記者になるんだよね？
もし私のような立場の人がいた時に・・・・
報道しないって選択肢、あるの？」
「・・・・・ないと思う」神崎
「そうだよね。
そんなの新聞記者じゃないもんね」
「・・・・でも、いるってことを絶対忘れない」
「苦しいよ・・
この話をしているこの瞬間も、
家族を売っているっていう罪悪感で消えてなくなりたい。
辛すぎて・・・息ができない・・
でも、私の為にこの事実をもみ消されても、
同じだけ苦しいのもわかってる。
逃げ場なんてない。
だとしたら、逃げないしかない。そうですよね？
だから神崎、
私にはできないことをやって。
報道は何かってことだけを考えて」
「わかった。約束する」神崎
苦しんで苦しんで考えて考えて、責任と覚悟を持って決断をする。
こんな生徒の姿を見たら、溝端先生（迫田孝也）も動かざるを得ないよね。
てか、この授業に参加する時点で溝端先生も決めていたんだと思う。
これが自分が生徒達のために教師としてできることだと。
自らの関与を告白し、音声データを神崎に託して去っていった。
（その後、自ら警察に出頭）
人間として、千木良と神崎に教えられたんだと思う。
自分自身をさらけ出し、己の罪に真摯に向き合う姿に、言葉に、感動しかなかったよ。
「チーム・オカミ」協力の元、記事を書き上げた神崎は、まず父に渡した。
「自己嫌悪で吐きそうになりながら、その記事書いたよ。
でも、千木良が言ったんだ。
報道とは何かだけを考えろって。
だから、父さんもそれだけを考えて欲しい」
この息子の覚悟を受けて動かなきゃ親じゃないよ。
そして記者でもない。
そして冴島先生（常盤貴子）と弓弦（堀田真）も、まっすぐに向き合っていた。
言葉にして思いを伝えた母に、弓弦も子として素直な思いをぶつけていた。
「お母さん・・・私・・・殺しちゃった・・・
殺しちゃったの・・・」
「うん」
「殺しちゃったよお・・・」
泣きながら訴える弓弦の手に、自分の手を重ねる冴島。
過酷な環境で固まっていた心が、止まっていた時間が、今動き出した。
やっと親子に戻れた。
辛い旅路ではあるけれど、罪を背負いながら一生生きていく。
生き続ける。
料亭での成敗場面は、ちょっといかにもな感じで気恥ずかしくはあったけど、通らなきゃならん道だ。古代理事長（北村一輝）は、それでも勘違いしてたけどさ(￣▽￣;)
そして東都新聞に神崎の記事は掲載され、すべてが明るみとなった。
千木良は隣徳卒業ではなく高卒認定試験を受ける道を選んだ。
自分の力で大学に合格し、みんなと正々堂々と同期になりたいと話す千木良さんは、本当に強い子だしあっぱれだよ。
そうして3年2組卒業式の日。
教室に1人いる御上の前に現れた神崎は尋ねた。
「オカミ、俺のこと助けに来たんだよね？」
一色先生からお兄さんに似ている子がいると聞かされていた御上は、実際神崎に会ってみて本当にそっくりで驚いたそうな。
「もう兄さんは兄さん、神崎君は神崎君にしか見えないよ」御上
「考え続けることって、全然自分に優しくないね。
だけど絶対手放さないから。
あとひとつ。
俺、死なないから。何があっても」神崎
「それは・・絶対そうしてくれ」
神崎の心の成長、それはそのまま御上の救いとなった。
「死なないから」という言葉の大きさと重さ。
彼は本物の強さを身につけた大人になろうとしている。
そしてきっとまだまだ成長し続ける。
この難しい役を繊細に印象的な存在感で魅せてくれた奥平大兼さん。
すばらしかった（生徒役のみなさん、そうなんだけど）。御上との出会いを経て、傷つき倒れながらも何度も立ち上がり、前を向いて歩いて行こうとする姿、成長しようとするエネルギーに圧倒されたよ。このドラマの要であり、神崎コケたらみなコケる （ゞ(￣∇￣;)ｦｲｦｲ ）のプレッシャーもあっただろうに、よくぞ最後まで演じ切ってくれました。今後が楽しみですわ〜（生徒役のみなさん、そうなんだけど パート2）。
別れの時が迫り、御上から生徒たちへの最後の言葉を伝える時が・・・
みんないい顔しとる。
「この一年。
僕は一つのことだけを君たちに言ってきた。
『考えて 自分の頭で』と。
『考えて』と君たちに言う度に僕も考えた。
これはもう無理かもしれないと何度も思った。
この一年は僕が考えていたよりずっと困難な一年で
君たちはそのたび、信じがたい解決策を導きだしてきたね。
君たちは気づいていないかもしれないけど、
君たちが、うん・・・例えば東雲さんのために、
椎葉さんのために、千木良さんのために、
導き出した一つ一つの答えが、
国の大きな問題を白日の下に引きずり出した。
こんなことが可能なのだと君たちが僕に教えてくれた。
それは、
パーソナル イズ ポリティカル。
その言葉の見事な具現化だった。
でもね僕は思うんだけど、結果としての解決は素晴らしい。
でももっと素晴らしいのは、
君たちの中に今、人生かけて考えるべき答えの出ない質問が
数えきれないほどあるということだ。
その質問は時に投げ出したくなるほど大変で
絶望することもあるだろう。
でも、その時に思い出してくれたら嬉しい。
ここに、君たちの頭の中にあるということを。
誰より楽しみにしていた人間がいるということを。
だって君たちの頭の中の答えの出ない質問は
未来そのものなんだ。
そして君たちが苦しみのなか選び取る答えは
きっと弱者に寄り添うものになる。
君たちならできるよ。
僕は、それを信じてる。
卒業おめでとう」
『信じてる』
オカミのその言葉ほど力強いものがあるだろうか。
その言葉が生徒達の誇りであり、苦しみの中の灯となる。
考え続けることは辛い。
でも考えることを止めた時から人は巨大な流れに巻き込まれ、自分を失っていく。その辛さ・醜さを教えてくれた人もいた。
『それは見過ごすほどの小さな変化の積み重ねだった。
きっとあの場所も少しづつしか変われない。
無謀な挑戦のかたわらに常にあなたがいた。
君がいなければ成し遂げられなかったことは
きっとあまりにも多い。
守るつもりが守られていたのも
こういう場合のセオリーってものなんだろう。
君は今、自分の罪を背負いきるために
ようやく取り戻した心を抱えて、そこに立っている。
何度でも立ち返る。
教育とは一体何だ。ｍ
そして
僕は行く』
教育現場も文科省もすぐには変わらない。
それでもわずかな蝶の羽ばたきを重ね続けることで変えていくしかない。
その羽ばたきが未来に繋がっていることを、
希望とともに信じて。
いや〜〜〜すごいドラマでした。
「考えて」
御上に言われる度に、ただ流されて思考停止している自分に気づき途方にくれました。
御上の差し出した「パーソナル イズ ポリティカル」、その言葉を実践し続ける生徒達の姿は私の中にもリアルに響き、新しい世界を見せ、考えさせる力を与えてくれた。そして人間の生きる力・成長しようとする力を信じさせてくれた。ドラマが伝えられるものの大きさ・その可能性を改めて感じさせてもくれたと思う。この衝撃は事件と言ってもいいかも。学園ドラマを越えた見ごたえのある人間ドラマでした。
スタッフの方達のキャストの皆さんへの深い信頼があってこその、この完成度。
充実した時間を貰えたことに心から感謝を伝えたいですわ〜
第1話 -destruction-
第2話 -awareness-
第3話 -beginning-
第4話 -fate-
第5話 -confidence-
第6話 -confession-
第7話 -delusion-
第8話 -strategy-
第9話 -joker-
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鳥に守られるように儚げな様子だった蝶たちが、それぞれの色と輝きを持って飛び立っていく。
美しくて泣けてきたよ。
そして行われた御上の特別授業。
『考える力とは何か』に向かう為にの『戦争はいけないことですか？』そして『正しい戦争はあるか？』という問い。考えて、ひとつの答えを導く難しさ。考えることによって生まれる新たな疑問。
「答えの出ない質問がこの世にはたくさんある。
ハゲワシと少女 貧困とテロ 安楽死
それを考え続けることは、ものすごくキツイことだよね。
考える力っていうのは答えを出すためだけじゃない。
考えても考えても答えが出ないことを
投げ出さず考え続ける力のことだ。
・・・・・考えよう」御上（松坂桃李）
『答えの出ない質問を持っている』と発言した千木良。
考えて考えて・・・
彼女は今の自分自身にできる決断をしたんだね。
「神崎あのね、私、嬉しかったよ。
私がここにいることを無視しないでくれて。
でも神崎、これから新聞記者になるんだよね？
もし私のような立場の人がいた時に・・・・
報道しないって選択肢、あるの？」
「・・・・・ないと思う」神崎
「そうだよね。
そんなの新聞記者じゃないもんね」
「・・・・でも、いるってことを絶対忘れない」
「苦しいよ・・
この話をしているこの瞬間も、
家族を売っているっていう罪悪感で消えてなくなりたい。
辛すぎて・・・息ができない・・
でも、私の為にこの事実をもみ消されても、
同じだけ苦しいのもわかってる。
逃げ場なんてない。
だとしたら、逃げないしかない。そうですよね？
だから神崎、
私にはできないことをやって。
報道は何かってことだけを考えて」
「わかった。約束する」神崎
苦しんで苦しんで考えて考えて、責任と覚悟を持って決断をする。
こんな生徒の姿を見たら、溝端先生（迫田孝也）も動かざるを得ないよね。
てか、この授業に参加する時点で溝端先生も決めていたんだと思う。
これが自分が生徒達のために教師としてできることだと。
自らの関与を告白し、音声データを神崎に託して去っていった。
（その後、自ら警察に出頭）
人間として、千木良と神崎に教えられたんだと思う。
自分自身をさらけ出し、己の罪に真摯に向き合う姿に、言葉に、感動しかなかったよ。
「チーム・オカミ」協力の元、記事を書き上げた神崎は、まず父に渡した。
「自己嫌悪で吐きそうになりながら、その記事書いたよ。
でも、千木良が言ったんだ。
報道とは何かだけを考えろって。
だから、父さんもそれだけを考えて欲しい」
この息子の覚悟を受けて動かなきゃ親じゃないよ。
そして記者でもない。
そして冴島先生（常盤貴子）と弓弦（堀田真）も、まっすぐに向き合っていた。
言葉にして思いを伝えた母に、弓弦も子として素直な思いをぶつけていた。
「お母さん・・・私・・・殺しちゃった・・・
殺しちゃったの・・・」
「うん」
「殺しちゃったよお・・・」
泣きながら訴える弓弦の手に、自分の手を重ねる冴島。
過酷な環境で固まっていた心が、止まっていた時間が、今動き出した。
やっと親子に戻れた。
辛い旅路ではあるけれど、罪を背負いながら一生生きていく。
生き続ける。
料亭での成敗場面は、ちょっといかにもな感じで気恥ずかしくはあったけど、通らなきゃならん道だ。古代理事長（北村一輝）は、それでも勘違いしてたけどさ(￣▽￣;)
そして東都新聞に神崎の記事は掲載され、すべてが明るみとなった。
千木良は隣徳卒業ではなく高卒認定試験を受ける道を選んだ。
自分の力で大学に合格し、みんなと正々堂々と同期になりたいと話す千木良さんは、本当に強い子だしあっぱれだよ。
そうして3年2組卒業式の日。
教室に1人いる御上の前に現れた神崎は尋ねた。
「オカミ、俺のこと助けに来たんだよね？」
一色先生からお兄さんに似ている子がいると聞かされていた御上は、実際神崎に会ってみて本当にそっくりで驚いたそうな。
「もう兄さんは兄さん、神崎君は神崎君にしか見えないよ」御上
「考え続けることって、全然自分に優しくないね。
だけど絶対手放さないから。
あとひとつ。
俺、死なないから。何があっても」神崎
「それは・・絶対そうしてくれ」
神崎の心の成長、それはそのまま御上の救いとなった。
「死なないから」という言葉の大きさと重さ。
彼は本物の強さを身につけた大人になろうとしている。
そしてきっとまだまだ成長し続ける。
この難しい役を繊細に印象的な存在感で魅せてくれた奥平大兼さん。
すばらしかった（生徒役のみなさん、そうなんだけど）。御上との出会いを経て、傷つき倒れながらも何度も立ち上がり、前を向いて歩いて行こうとする姿、成長しようとするエネルギーに圧倒されたよ。このドラマの要であり、神崎コケたらみなコケる （ゞ(￣∇￣;)ｦｲｦｲ ）のプレッシャーもあっただろうに、よくぞ最後まで演じ切ってくれました。今後が楽しみですわ〜（生徒役のみなさん、そうなんだけど パート2）。
別れの時が迫り、御上から生徒たちへの最後の言葉を伝える時が・・・
みんないい顔しとる。
「この一年。
僕は一つのことだけを君たちに言ってきた。
『考えて 自分の頭で』と。
『考えて』と君たちに言う度に僕も考えた。
これはもう無理かもしれないと何度も思った。
この一年は僕が考えていたよりずっと困難な一年で
君たちはそのたび、信じがたい解決策を導きだしてきたね。
君たちは気づいていないかもしれないけど、
君たちが、うん・・・例えば東雲さんのために、
椎葉さんのために、千木良さんのために、
導き出した一つ一つの答えが、
国の大きな問題を白日の下に引きずり出した。
こんなことが可能なのだと君たちが僕に教えてくれた。
それは、
パーソナル イズ ポリティカル。
その言葉の見事な具現化だった。
でもね僕は思うんだけど、結果としての解決は素晴らしい。
でももっと素晴らしいのは、
君たちの中に今、人生かけて考えるべき答えの出ない質問が
数えきれないほどあるということだ。
その質問は時に投げ出したくなるほど大変で
絶望することもあるだろう。
でも、その時に思い出してくれたら嬉しい。
ここに、君たちの頭の中にあるということを。
誰より楽しみにしていた人間がいるということを。
だって君たちの頭の中の答えの出ない質問は
未来そのものなんだ。
そして君たちが苦しみのなか選び取る答えは
きっと弱者に寄り添うものになる。
君たちならできるよ。
僕は、それを信じてる。
卒業おめでとう」
『信じてる』
オカミのその言葉ほど力強いものがあるだろうか。
その言葉が生徒達の誇りであり、苦しみの中の灯となる。
考え続けることは辛い。
でも考えることを止めた時から人は巨大な流れに巻き込まれ、自分を失っていく。その辛さ・醜さを教えてくれた人もいた。
『それは見過ごすほどの小さな変化の積み重ねだった。
きっとあの場所も少しづつしか変われない。
無謀な挑戦のかたわらに常にあなたがいた。
君がいなければ成し遂げられなかったことは
きっとあまりにも多い。
守るつもりが守られていたのも
こういう場合のセオリーってものなんだろう。
君は今、自分の罪を背負いきるために
ようやく取り戻した心を抱えて、そこに立っている。
何度でも立ち返る。
教育とは一体何だ。ｍ
そして
僕は行く』
教育現場も文科省もすぐには変わらない。
それでもわずかな蝶の羽ばたきを重ね続けることで変えていくしかない。
その羽ばたきが未来に繋がっていることを、
希望とともに信じて。
いや〜〜〜すごいドラマでした。
「考えて」
御上に言われる度に、ただ流されて思考停止している自分に気づき途方にくれました。
御上の差し出した「パーソナル イズ ポリティカル」、その言葉を実践し続ける生徒達の姿は私の中にもリアルに響き、新しい世界を見せ、考えさせる力を与えてくれた。そして人間の生きる力・成長しようとする力を信じさせてくれた。ドラマが伝えられるものの大きさ・その可能性を改めて感じさせてもくれたと思う。この衝撃は事件と言ってもいいかも。学園ドラマを越えた見ごたえのある人間ドラマでした。
スタッフの方達のキャストの皆さんへの深い信頼があってこその、この完成度。
充実した時間を貰えたことに心から感謝を伝えたいですわ〜
第1話 -destruction-
第2話 -awareness-
第3話 -beginning-
第4話 -fate-
第5話 -confidence-
第6話 -confession-
第7話 -delusion-
第8話 -strategy-
第9話 -joker-
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この記事へのコメント
1. Posted by sannkeneko 2025年03月25日 10:57
こんにちは！
御上と槙野の2トップはやっぱり豪華！
で千木良さん。
親のしたことで究極の選択を迫られて、それなのに家族を売っているとか追い込まれて。いつから気が付いたのか知らないけれど、苦しみ続けた高校生活だったんだろうなと思うと、卒業間近での決断だけれど、やっと解放されたのかな。
被害者の彼女がこんなに・・・とは思うけれど。
「考えて」「そうだね」
それが生徒たちだけでなく、是枝や溝端も変えていった。
＞てか、この授業に参加する時点で溝端先生も決めていたんだと思う。
SDカードを持っていたくらいだからね。覚悟は決めていたんだよね。
スカッととは違うけれど、一味も二味も違った学園ドラマでした。
御上と槙野の2トップはやっぱり豪華！
で千木良さん。
親のしたことで究極の選択を迫られて、それなのに家族を売っているとか追い込まれて。いつから気が付いたのか知らないけれど、苦しみ続けた高校生活だったんだろうなと思うと、卒業間近での決断だけれど、やっと解放されたのかな。
被害者の彼女がこんなに・・・とは思うけれど。
「考えて」「そうだね」
それが生徒たちだけでなく、是枝や溝端も変えていった。
＞てか、この授業に参加する時点で溝端先生も決めていたんだと思う。
SDカードを持っていたくらいだからね。覚悟は決めていたんだよね。
スカッととは違うけれど、一味も二味も違った学園ドラマでした。
2. Posted by きこり→sannkenekoさん 2025年03月25日 16:31
こんにちは〜♬
> 御上と槙野の2トップはやっぱり豪華！
そうそう！槙野が生徒達にジェラシー抱いてるのも良かったね（笑
結局、自分も教師目指し始めたし。
> で千木良さん。
> 親のしたことで究極の選択を迫られて、それなのに家族を売っているとか追い込まれて。いつから気が付いたのか知らないけれど、苦しみ続けた高校生活だったんだろうな
辛すぎるよね。誰にも言えなかっただろうし誰にも真相を聞けなかっただろうし。
冴島先生は生徒を庇う為罪を無かったことにしてしまったけど、余計に苦しませる結果になったように、明らかにして良かったと思う。
千木良さんの中では背負っているものがあるだろうけど。
> 「考えて」「そうだね」
> それが生徒たちだけでなく、是枝や溝端も変えていった。
出会いだよね。この先生だから、そしてこの生徒たちだから、そして今だったから。
必然だったのかもしれんねぇ
> スカッととは違うけれど、一味も二味も違った学園ドラマでした。
新しかったですなぁ・・・
まさか始まる前はこんなドラマだとは思いもしなかったよ〜
作り手側も思い切ったと思うけど、だからこそたくさんの視聴者の心を動かしたんだもんね。生徒達の今後の活躍が楽しみですなぁ
> 御上と槙野の2トップはやっぱり豪華！
そうそう！槙野が生徒達にジェラシー抱いてるのも良かったね（笑
結局、自分も教師目指し始めたし。
> で千木良さん。
> 親のしたことで究極の選択を迫られて、それなのに家族を売っているとか追い込まれて。いつから気が付いたのか知らないけれど、苦しみ続けた高校生活だったんだろうな
辛すぎるよね。誰にも言えなかっただろうし誰にも真相を聞けなかっただろうし。
冴島先生は生徒を庇う為罪を無かったことにしてしまったけど、余計に苦しませる結果になったように、明らかにして良かったと思う。
千木良さんの中では背負っているものがあるだろうけど。
> 「考えて」「そうだね」
> それが生徒たちだけでなく、是枝や溝端も変えていった。
出会いだよね。この先生だから、そしてこの生徒たちだから、そして今だったから。
必然だったのかもしれんねぇ
> スカッととは違うけれど、一味も二味も違った学園ドラマでした。
新しかったですなぁ・・・
まさか始まる前はこんなドラマだとは思いもしなかったよ〜
作り手側も思い切ったと思うけど、だからこそたくさんの視聴者の心を動かしたんだもんね。生徒達の今後の活躍が楽しみですなぁ
